JPH0543191A - 自走式作業機械のアウトリガ装置 - Google Patents

自走式作業機械のアウトリガ装置

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JPH0543191A
JPH0543191A JP19922691A JP19922691A JPH0543191A JP H0543191 A JPH0543191 A JP H0543191A JP 19922691 A JP19922691 A JP 19922691A JP 19922691 A JP19922691 A JP 19922691A JP H0543191 A JPH0543191 A JP H0543191A
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JP
Japan
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outrigger
float
ground
self
traveling
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Application number
JP19922691A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyazawa
洋 宮沢
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0543191A publication Critical patent/JPH0543191A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のアウトリガ装置における垂直シリンダ
のような台車フレームの上方に突出する部分をなくする
とともに、フロートの地盤中へのめり込みや床の踏み抜
きを防止する。 【構成】 アウトリガボックス11に、接地部14を備
えたアウトリガビーム12を張出し、格納可能に嵌合さ
せてアウトリガ本体6,7を構成し、このアウトリガ本
体6,7を平行リンク8,9を介して走行台車1に取付
け、このアウトリガ本体6,7を水平状態のまま上下移
動させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレーン、高所作業車等
の自走式作業機械において作業時に走行台車を地面から
持ち上げて荷重支持の安定性を高めるためのアウトリガ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自走式作業機械のアウトリガ装置
としては、いわゆるX型とH型とが一般に知られてい
る。
【0003】クレーンを例にとって説明すると、いずれ
のタイプも、クローラ式またはホイール式の走行台車の
前後両側において台車フレームの下面にアウトリガボッ
クスを取付けるとともに、このアウトリガボックスにア
ウトリガビームを張出し、格納可能に嵌合させ、このア
ウトリガビームの先端に接地体を設けて構成している。
【0004】この場合、X型においては、アウトリガボ
ックスを台車フレームに対し長さ方向の一端側を支点と
して上下方向に回動可能に取付けるとともに接地体とし
てフロートのみを設け、使用時(張出し時)にアウトリ
ガボックスを垂直シリンダにより下向きに回動させてフ
ロートを地面に押し付ける構成としている。
【0005】一方、H型においては、アウトリガボック
スを台車フレームに固着するとともに、アウトリガビー
ムの先端に垂直シリンダ、この垂直シリンダの下端にフ
ロートを設けて接地体を構成し、垂直シリンダの伸長作
動によってフロートを地面に押し付ける構成としてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のアウ
トリガ装置によると、X型の場合はアウトリガボックス
を、H型の場合はフロートをそれぞれ垂直シリンダによ
って真上から地面に押し付ける構成であるため、垂直シ
リンダが台車フレーム上方に突出する。
【0007】このため、ブームを立ててクレーンの近く
で吊り作業を行なう場合にこのシリンダの突出部分が邪
魔になったり、建築中のビル内等のような狭隘な現場で
の使用時に上記突出部分が視界の妨げとなって現場内の
見通しが悪くなったりする問題があった。
【0008】なお、アウトリガ装置全体を走行体フレー
ムのできるだけ低い位置に設けることにより、シリンダ
ストロークを小さくして上方突出長さを短くすることが
考えられるが、こうすると台車の全高が高くなり、走行
安定性が低下する等の弊害が生じるため得策でない。
【0009】また、軟弱な地盤や床上での作業時に、フ
ロートが地盤中に深くめり込んだり床を踏み抜いたりし
やすいため、フロート下に敷板を敷設しなければならな
いという面倒があった。
【0010】そこで本発明は、従来のアウトリガ装置に
おける垂直シリンダのような台車フレームの上方に突出
する部分をなくするとともに、フロートの地盤中へのめ
り込みや床の踏み抜きのおそれのない自走式作業機械の
アウトリガ装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アウ
トリガボックスに、接地部を備えたアウトリガビームを
張出し、格納可能に嵌合させてアウトリガ本体を構成
し、このアウトリガ本体を走行台車に対し、平行リンク
により、上記接地部が接地して走行台車を押し上げる作
用位置と、接地部が地面から離れる格納位置との間で上
下方向に移動可能に取付け、かつ、このアウトリガ本体
を上記二位置間で移動させる手段を設けてなるものであ
る。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1の構成
において、接地部として、アウトリガビームの下面にフ
ロートを水平軸まわりに回動可能に取付け、このフロー
トとアウトリガビームとの間に筒状の弾性体を、上端が
アウトリガビームに、下端がフロートにそれぞれ密着す
る状態で設けてなるものである。
【0013】
【作用】このように平行リンクの回動運動によってアウ
トリガ本体を水平状態のまま上下方向に移動させるた
め、駆動手段は平行リンクを回動させるだけのものでよ
い。従って、この駆動手段を走行台車のフレームから上
方に突出しない状態、すなわち従来のアウトリガ装置の
垂直シリンダのように作業や視界の邪魔になるおそれの
ない状態で設置することが可能となる。
【0014】また、軟弱な地盤や床上での作業時に、接
地部がめり込んだ時点からアウトリガ本体の下面全体が
接地するため、それ以上にめり込んだり床を踏み抜いて
しまったりするおそれがなくなる。
【0015】一方、請求項2の発明によると、接地部と
してのフロートが、地面から離間した状態で弾性体によ
って水平状態に拘束される。このため、アウトリガビー
ムをアウトリガボックス内に格納する際に、フロートが
水平軸まわりに揺動してアウトリガボックスと干渉する
おそれがない。しかも、接地状態ではフロートが弾性体
の弾性変形により接地面に合わせて傾動し、安定した接
地状態を確保することができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。この
実施例ではクローラ式作業機械を適用対象として例にと
っている。
【0017】図1〜図5において、1はクローラ式走行
台車、2は台車フレーム、3,3は左右のクローラであ
る。なお、図1,2中、4は台車フレーム2の中心部に
設けられた旋回台で、この旋回台4上に図示しない上部
旋回体が旋回自在に搭載される。
【0018】この走行台車1において、台車フレーム2
の前後両側にアウトリガ装置5が設けられている。
【0019】このアウトリガ装置5は、左張出し用およ
び右張出し用の両アウトリガ本体6,7と、この両本体
6,7を一体として台車フレーム2に対し上下移動可能
に取付ける上下一対の平行リンク8,9と、上下移動手
段としての駆動シリンダ10とによって構成されてい
る。
【0020】両アウトリガ本体6,7は、それぞれアウ
トリガボックス11と、このアウトリガボックス11に
張出し、格納可能に嵌合されたアウトリガビーム12
と、このアウトリガビーム12を張出し、格納する張出
しシリンダ13(図4に示す)と、アウトリガビーム1
2の先端部に設けられた接地部としてのフロート14と
から成り、互いのアウトリガボックス11,11同士が
一体に結合されている。
【0021】両平行リンク8,9は、上下に平行に配置
された状態で前後方向の一端が台車フレーム2に、他端
が台車フレーム2に近い側のアウトリガ本体6または7
のアウトリガボックス11にそれぞれ左右方向の水平軸
15,16まわりに回動可能に連結され、この両平行リ
ンク7,8の平行運動により両アウトリガ本体6,7が
水平状態のまま一体に上下移動、すなわち図1,2およ
び図3の実線で示すようにフロート14が支持面Gから
離間した非作用位置と、図3の仮想線で示すようにフロ
ート14が接地して台車1を支持面Gから押し上げる作
用位置との間で移動しうるようになっている。
【0022】駆動シリンダ10は、チューブ端が台車フ
レーム2に、ロッド端がアウトリガボックス10に、そ
れぞれリンク連結用の水平軸15,16を用いて取付け
られ、アウトリガ本体6がこの駆動シリンダ9の縮小状
態で非作用位置に、伸長状態で作用位置にそれぞれセッ
トされる。
【0023】このように、平行リンク8,9を駆動シリ
ンダ10によって上下回動させ、これによりアウトリガ
本体6,7を水平状態のまま上下方向に移動させる構成
であるため、駆動シリンダ10を、図示のように台車フ
レーム2から上方に突出しない状態、すなわち従来のア
ウトリガ装置の垂直シリンダのように作業や視界の邪魔
になるおそれのない状態で設置することが可能となる。
【0024】また、軟弱な地盤や床上での作業時に、フ
ロート14が支持面Gにめり込んでも、その時点からア
ウトリガ本体6,7の下面全体が接地するため、それ以
上に深くめり込んだり床を踏み抜いてしまったりするお
それがなくなる。
【0025】フロート14は、図5に示すように、アウ
トリガビーム12の底板に対し、Uボルト17と逆U字
形の連結輪18とによって多方向に回動可能に取付けら
れ、図5の(ロ)に示すように支持面Gの傾きに合せて
傾動しうるようになっている。
【0026】また、フロートビーム底板とフロート14
との間に、ゴム等の弾性材料からなる円筒状の弾性体1
9が、荷重が作用しない状態(アウトリガ非作用状態)
で上端面がビーム底板に、下端面がフロート14にそれ
ぞれ接触(望ましくは密着)する状態で設けられてい
る。
【0027】この構成によると、アウトリガ非作用状態
で弾性体20によってフロート14の水平状態に拘束さ
れるため、アウトリガビーム12をアウトリガボックス
11に格納する際にフロート14が揺動してアウトリガ
ボックス11と干渉するおそれがなくなる。しかも、ア
ウトリガ作用状態では、荷重によって弾性体19が弾性
変形するため、図5(ロ)の支持面Gに合わせたフロー
ト13の傾動機能が確保される。
【0028】ところで、自走式作業機械においては、ク
ローラまたはタイヤのみが走行時の接地部分となるた
め、たとえばクレーンでの吊り荷走行時(荷を吊った状
態での走行時)やフォークリフトでの大重量運搬時の安
定性に欠けるきらいがあった。
【0029】そこで、図6に示すようにアウトリガビー
ム12の先端部にキャスター20を設け、アウトリガビ
ーム12を張出し、かつ、クローラまたはタイヤが浮上
がらない程度にキャスター20を接地させた状態で走行
することにより、走行安定性を飛躍的に向上させること
ができる。
【0030】また、キャスター20のみが接地する状態
とすれば、台車中心まわりの回転(所謂その場回転)を
人力によって行なうことが可能となる。
【0031】図6中、21はキャスター取付枠、22は
このキャスター取付枠21をアウトリガビーム12に着
脱可能に取付けるボルトである。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、平行
リンクの回動運動によってアウトリガ本体を水平状態の
まま上下方向に平行移動させる構成としたから、駆動手
段は平行リンクを回動させるだけのものでよいものとな
る。従って、この駆動手段を走行台車のフレームから上
方に突出しない状態、すなわち従来のアウトリガ装置の
垂直シリンダのように作業や視界の邪魔になるおそれの
ない状態で設置することが可能となる。
【0033】また、軟弱な地盤や床上での作業時に、接
地部がめり込んでもその時点からアウトリガ本体の下面
全体が接地するため、それ以上に深くめり込んだり床を
踏み抜いてしまったりするおそれがなくなる。
【0034】一方、請求項2の発明によると、接地部と
してのフロートが、地面から離間した状態で弾性体によ
って水平状態に拘束される。このため、アウトリガビー
ムをアウトリガボックス内に格納する際に、フロートが
水平軸まわりに揺動してアウトリガボックスと干渉する
おそれがない。しかも、接地状態ではフロートが弾性体
の弾性変形により接地面に合わせて傾動し、安定した接
地状態を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるアウトリガ装置が装備
された走行台車を示す平面図である。
【図2】同一部切欠側面図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】同アウトリガ装置の一部垂直断面図である。
【図5】(イ)(ロ)はフロート取付部分を示す異なる
二状態の拡大断面図である。
【図6】アウトリガビームの先端部にキャスターを取付
けた実施例を示す図4相当図である。
【符号の説明】
1 走行台車 2 台車フレーム 5 アウトリガ装置 6,7 アウトリガ本体 8,9 平行リンク 10 アウトリガ本体を二位置間で移動させる手段とて
のシリンダ 11 アウトリガボックス 12 アウトリガビーム 14 フロート 19 弾性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトリガボックスに、接地部を備えた
    アウトリガビームを張出し、格納可能に嵌合させてアウ
    トリガ本体を構成し、このアウトリガ本体を走行台車に
    対し、平行リンクにより、上記接地部が接地して走行台
    車を押し上げる作用位置と、接地部が地面から離れる格
    納位置との間で上下方向に移動可能に取付け、かつ、こ
    のアウトリガ本体を上記二位置間で移動させる手段を設
    けてなることを特徴とする自走式作業機械のアウトリガ
    装置。
  2. 【請求項2】 接地部として、アウトリガビームの下面
    にフロートを水平軸まわりに回動可能に取付け、このフ
    ロートとアウトリガビームとの間に筒状の弾性体を、上
    端がアウトリガビームに、下端がフロートにそれぞれ接
    触する状態で設けてなることを特徴とする請求項1記載
    の自走式作業機械のアウトリガ装置。
JP19922691A 1991-08-08 1991-08-08 自走式作業機械のアウトリガ装置 Pending JPH0543191A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5677839A (en) * 1994-12-02 1997-10-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha On-vehicle electronic control device and a method of detecting a failure thereof
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