JP6764656B2 - 作業機のサスペンション装置 - Google Patents
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Description
また、その一方で、走行安定性を維持する必要上、自走式作業機の全高を可能な限り低く抑えたいという要求がある。
その技術思想は、左右のサスペンションシリンダの各々の他端(下端)を各輪の転舵の中心軸に沿って左右のキングピンの上端部に取り付けることによって、左右のサスペンションシリンダの各々の他端(下端)をアクスルビームの左右の端部に取り付けていた従来型の懸架装置に比べ、車両の荷重を支える各々のサスペンションシリンダの他端(下端)と此れに対応する車輪との間の水平離間距離であるモーメントの腕の長さを短縮し、アクスルビームに作用する曲げモーメントを軽減してアクスルビームの実質的な耐久性を向上させる点にある。
例えば、前軸,中間軸,後軸を有する総車軸数3のクレーン車に特許文献2に開示される懸架装置を適用した場合、車体フレームの前後方向における略中間位置に配置された中間軸を支えるサスペンションシリンダを取り付けるためのサスペンションシリンダ取付ブラケットが車体フレームよりも上方に突出することになるので、中間軸のサスペンションシリンダ取付ブラケットが、車体フレーム上の旋回体の回転によって旋回体の下面と干渉する恐れがあり、また、この干渉を防ぐために車体フレームと旋回体との間に大きなクリアランスを設定すると、作業機の全高が高くなって走行安定性が損なわれるといった不都合が生じてしまう。
前記前軸を支える左右のサスペンションシリンダと前記後軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端が、前記車体フレームよりも上方に突出して側方に延出する左右のサスペンションシリンダ取付ブラケットを介して前記車体フレームに取り付けられる一方、これら左右のサスペンションシリンダの各々の他端が各輪の転舵の中心軸に沿って左右のキングピンの上端部に取り付けられると共に、
前記中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端が、前記車体フレームの側面に取り付けられる一方、これら左右のサスペンションシリンダの各々の他端が各輪の転舵の中心軸から内側にオフセットして前記中間軸のアクスルビームの左右の端部に取り付けられ、
前記車体フレームが、其の上面を覆う頂板、および、其の側面を覆う左右の側板を備えると共に、前記頂板が、前記中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端の取付箇所で前記左右の側板を越えて側方に延出してサスペンションシリンダ取付部を形成し、前記中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の前記一端が、其の上端面が前記サスペンションシリンダ取付部の下面に当接すると共に其の内側端面が前記左右の側板に当接し且つ其の外側端面が前記頂板から側方に突出しない大きさの中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケットを介して前記車体フレームの側面に取り付けられていることを特徴とする構成を有する。
また、これらのサスペンションシリンダの各々の一端(上端)が車体フレームよりも上方に突出して側方に延出する左右のサスペンションシリンダ取付ブラケットに取り付けられ、その取付位置がアクスルビームに比べて相対的に上方に移動することになるので、左右のサスペンションシリンダの伸縮ストロークが保証される。
一方、車体フレームの前後方向における略中間位置に配置された中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端(上端)は、車体フレームの側面に取り付けられ、これら左右のサスペンションシリンダの各々の他端(下端)が各輪の転舵の中心軸から内側にオフセットして中間軸のアクスルビームの左右の端部に取り付けられるので、車体フレームの前後方向における略中間位置に配置されたサスペンション構造の構成要素が車体フレームの上面を超えて上方に突出することはなく、車体フレーム上の旋回体が回転しても旋回体の下面とサスペンション構造の構成要素が干渉することがないので、車体フレームに密接させて旋回体を取り付けることが可能となり、作業機の全高を低く抑えて走行安定性を確保することができる。
中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の他端(下端)は中間軸のアクスルビームの左右の端部に取り付けられているため、中間軸のサスペンションシリンダの他端(下端)と車輪との間の水平離間距離であるモーメントの腕の長さは前軸や後軸の場合に比べると相対的に長くなるが、この中間軸は車両の重量の一部を支えるために付加されたものであり、この中間軸の増設によって各軸に作用する荷重は2軸の自走式作業機の場合と比べて相対的に軽減されているので、中間軸のアクスルビームに作用する曲げモーメントによって中間軸のアクスルビーム等の耐久性に支障が生じることはない。
そして、この3軸目以降の中間軸を設置することで、クレーン車等を初めとする自走式作業機が取り扱いの対象とする吊荷や積載物の大型化による高重量化に対処することができる。
中間軸の取付には、例えば、中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端(上端)の取付箇所で左右の側板を越えて側方に延出する車体フレームの頂板をサスペンションシリンダ取付部とし、中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端(上端)を、其の上端面がサスペンションシリンダ取付部の下面に当接すると共に其の内側端面が車体フレームの左右の側板に当接し且つ其の外側端面が頂板から側方に突出しない大きさの中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケットを介して車体フレームの側面に取り付けるといった構造が適用でき、このような構造を適用することにより、車体フレームの上面を超えてサスペンション構造の構成要素が上方に突出することを確実に防止することができる。そのうえ、車体フレームに密接させて旋回体を取り付けることが可能であり、作業機の全高を低く抑えて走行安定性を確保することができる。
車体フレームの頂板と一体に形成されたサスペンションシリンダ取付部の下面と車体フレームの側板の双方に当接させて中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケットが車体フレームに固着されるので、中間軸を支える左右のサスペンションシリンダを車体フレームの両側に強固に取り付けることができる。
また、これらのサスペンションシリンダの各々の一端(上端)が車体フレームよりも上方に突出して側方に延出する左右のサスペンションシリンダ取付ブラケットに取り付けられ、その取付位置がアクスルビームに比べて相対的に上方に移動することになるので、左右のサスペンションシリンダの伸縮ストロークが保証される。
一方、車体フレームの前後方向における略中間位置に配置された中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端(上端)は、車体フレームの側面に取り付けられ、これら左右のサスペンションシリンダの各々の他端(下端)が各輪の転舵の中心軸から内側にオフセットして中間軸のアクスルビームの左右の端部に取り付けられるので、車体フレームの前後方向における略中間位置に配置されたサスペンション構造の構成要素が車体フレームの上面を超えて上方に突出することはなく、車体フレーム上の旋回体が回転しても旋回体の下面とサスペンション構造の構成要素が干渉することがないので、車体フレームに密接させて旋回体を取り付けることが可能となり、作業機の全高を低く抑えて走行安定性を確保することができる。
中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の他端(下端)は中間軸のアクスルビームの左右の端部に取り付けられているため、中間軸のサスペンションシリンダの他端(下端)と車輪との間の水平離間距離であるモーメントの腕の長さは前軸や後軸の場合に比べると長くなるが、この中間軸は車両の重量の一部を支えるために付加されたものであり、この中間軸の増設によって各軸に作用する荷重は2軸の自走式作業機の場合と比べて相対的に軽減されているので、中間軸のアクスルビームに作用する曲げモーメントによって中間軸のアクスルビーム等の耐久性に支障が生じることはない。
この3軸目以降の中間軸を設置することでクレーン車等を初めとする自走式作業機が取り扱いの対象とする吊荷や積載物の大型化による高重量化に対処することができる。
中間軸の取付には、例えば、中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端(上端)の取付箇所で左右の側板を越えて側方に延出する車体フレームの頂板をサスペンションシリンダ取付部とし、中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端(上端)を、其の上端面がサスペンションシリンダ取付部の下面に当接すると共に其の内側端面が車体フレームの左右の側板に当接し且つ其の外側端面が頂板から側方に突出しない大きさの中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケットを介して車体フレームの側面に取り付けるといった構造が適用でき、このような構造を適用することにより、車体フレームの上面を超えてサスペンション構造の構成要素が上方に突出することを確実に防止することができる。そのうえ、車体フレームに密接させて旋回体を取り付けることが可能であり、作業機の全高を低く抑えて走行安定性を確保することができる。
また、車体フレームの頂板と一体に形成されたサスペンションシリンダ取付部の下面と車体フレームの側板の双方に当接させて中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケットが車体フレームに固着されるので、中間軸を支える左右のサスペンションシリンダを車体フレームの両側に強固に取り付けることができる。
図1に示されるように、この実施形態のクレーン車1は、エンジンやトランスミッション等を配置した車体フレーム2と、車体フレーム2の上に旋回可能に設置された旋回体3、および、旋回体3に基部を枢着されて垂直面内で俯仰する多段式のブーム4と、同じく旋回体3に固設された作業用兼運転用のキャビン5を備え、車体フレーム2の四隅には、姿勢安定用のアウトリガー6が設けられている。
図1に示される通り、この実施形態のクレーン車1は3軸6輪のクレーン車であって、左右の前輪7,7、左右の中間輪8,8、左右の後輪9,9を備える。
また、図4は車体フレーム2に取り付けられた各軸のサスペンション構造を示した正面図であり、この内、図4(a)は車体フレーム2に左右の前輪7,7を取り付けるための前軸の周辺構造を示した正面図、図4(b)は車体フレーム2に左右の中間輪8,8を取り付けるための中間軸の周辺構造を示した正面図、図4(c)は車体フレーム2に左右の後輪9,9を取り付けるための後軸の周辺構造を示した正面図である。
頂板10の略中央部には旋回体3を回転可能に取り付けるための円形状の旋回体設置孔12が設けられる一方、頂板10の後方部には、エンジンやトランスミッション等を設置するためのパワートレイン設置部13を形成するための間隙が、前後に長く画成されている。
パワートレイン設置部13に設置されるエンジンやトランスミッション等の設置に関しては公知であるので、ここでは特に説明しない。
また、車体フレーム2の下面側は適所に肉抜きを施した底板14によって図3に示されるようにして被覆され、頂板10と左右の側板11,11と底板14によって強固な応力外皮構造を有する車体フレーム2が形成されている。
また、アクスルビーム16の移動はトルクロッド20とラテラルロッド41によって上下方向にのみ許容され、左右のナックルアーム17,17の操舵角度は、此れらを接続するタイロッド21によって同期される。
そして、前軸7を支える左右のサスペンションシリンダ22,22の各々の一端(上端)は、図2および図4(a)に示される通り、車体フレーム2の頂板10の上面よりも上方に突出して側方に延出する左右のサスペンションシリンダ取付ブラケット23,23を介して車体フレーム2に枢着される一方、これら左右のサスペンションシリンダ22,22の各々の他端(下端)は、各前輪7,7の転舵の中心軸に沿って左右のキングピン18,18の上端部に枢着されている。
図4(a)に示される通り、左右のサスペンションシリンダ22,22の各々の一端(上端)の枢着位置は、頂板10の上面高さと同等、もしくは、其れよりも僅かに高い。
従って、サスペンションシリンダ22の他端(下端)の取付位置をアクスルビーム16よりも外側に位置するキングピン18とし、水平離間距離D1の値を減らすことによって、アクスルビーム16の端部にサスペンションシリンダ22の他端(下端)を取り付けた場合に比べ、アクスルビーム16に作用する曲げモーメントを軽減してアクスルビーム16の実質的な耐久性を向上させることができる。
サスペンションシリンダ22の他端(下端)の取付位置をキングピン18とすることにより、アクスルビーム16の端部上面にサスペンションシリンダ22の他端(下端)を取り付けた場合と比較してサスペンションシリンダ22の他端(下端)の取付位置が上方に移動することになるが、サスペンションシリンダ22の一端(上端)の取付位置を規制するサスペンションシリンダ取付ブラケット23の側も車体フレーム2の頂板10の上面より上方に移動させているので、サスペンションシリンダ22の伸縮ストロークが保証される。
前記と同様、アクスルビーム25の移動はトルクロッド42によって上下方向にのみ許容されている。
そして、後軸24を支える左右のサスペンションシリンダ29,29の各々の一端(上端)は、図2および図4(c)に示される通り、車体フレーム2の頂板10の上面よりも上方に突出して側方に延出する左右のサスペンションシリンダ取付ブラケット30,30を介して車体フレーム2に枢着される一方、此れら左右のサスペンションシリンダ29,29の各々の他端(下端)は、各後輪9,9の転舵の中心軸に沿って左右のキングピン27,27の上端部に枢着されている。
図4(c)に示される通り、左右のサスペンションシリンダ29,29の各々の一端(上端)の枢着位置は、頂板10の上面高さと同等、もしくは、其れよりも僅かに高く、前軸15のサスペンションシリンダ22,22の各々の一端(上端)の枢着位置の高さと同等である。
従って、サスペンションシリンダ29の他端(下端)の取付位置をアクスルビーム25よりも外側に位置するキングピン27とし、水平離間距離D1’の値を減らすことによって、アクスルビーム25の端部にサスペンションシリンダ29の他端(下端)を取り付けた場合に比べ、アクスルビーム25に作用する曲げモーメントを軽減してアクスルビーム25の実質的な耐久性を向上させることができる。
サスペンションシリンダ29の他端(下端)の取付位置をキングピン27とすることにより、アクスルビーム25の端部上面にサスペンションシリンダ29の他端(下端)を取り付けた場合と比較してサスペンションシリンダ29の他端(下端)の取付位置が上方に移動することになるが、サスペンションシリンダ29の一端(上端)の取付位置を規制するサスペンションシリンダ取付ブラケット30の側も車体フレーム2の頂板10の上面より上方に移動させているので、サスペンションシリンダ29の伸縮ストロークが保証される。
また、アクスルビーム32の移動はトルクロッド36とラテラルロッド37によって上下方向にのみ許容されている。
車体フレーム2の頂板10は、図3に示されるように、少なくとも、中間軸31を支える左右のサスペンションシリンダ38,38の各々の一端(上端)の取付箇所において左右の側板11,11を越えて側方に延出し、此の部分によって、サスペンションシリンダ取付部39,39となる張り出し部を形成している。
そして、中間軸31を支える左右のサスペンションシリンダ38,38の各々の一端(上端)は、図4(b)に示されるように、其の上端面40aがサスペンションシリンダ取付部39の下面に当接すると共に其の内側端面40bが側板11に当接し、且つ、其の外側端面40cが頂板10から側方に突出しない大きさの中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケット40,40を介して車体フレーム2の側面11,11に取り付けられている。
このように、車体フレーム2の頂板10と一体に形成されたサスペンションシリンダ取付部39の下面と車体フレーム2の側板11の双方に当接させて中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケット40を車体フレーム2に溶接等の手段で固着することにより、車体フレーム2の長手方向の中央寄りに位置する中間軸31を支える左右のサスペンションシリンダ38,38の一端(上端)を車体フレーム2の両側に強固に取り付けることができる。
また、サスペンション構造の構成要素の一種であるサスペンションシリンダ38,38や中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケット40が車体フレーム2の頂板10を越えて上方に突出することもなくなるので、旋回体3の回転時におけるサスペンション構造の構成要素と旋回体3との干渉が解消され、車体フレーム2に密接させて旋回体3を取り付けることが可能となって、クレーン車1の全高を低く抑えて走行安定性を確保することができる。
そして、図4(b)に示される通り、左右のサスペンションシリンダ38,38の各々の他端(下端)は、各中間輪8,8の転舵の中心軸であるキングピン34,34から内側にオフセットして、中間軸31のアクスルビーム32の左右の端部上面側に取り付けられている。
図4(b)に示される通り、左右のサスペンションシリンダ38,38の各々の一端(上端)の枢着位置は頂板10の下面側であり、従って、前軸15のサスペンションシリンダ22,22の各々の一端(上端)の枢着位置や後軸24のサスペンションシリンダ29,29の各々の一端(上端)の枢着位置に比べて取付位置の高さが低い。
この中間軸31に関しては、サスペンションシリンダ38の他端(下端)の取付位置をキングピン34よりも内側に位置するアクスルビーム32の端部としているので、モーメントの腕の長さとなる水平離間距離D2は前軸15の場合のD1や後軸24の場合のD1’に比べて長くなる。しかし、中間軸31に作用する軸重は前軸15に作用する軸重や後軸24に作用する軸重よりも軽くなるように設計されているので、中間軸31のアクスルビーム32に作用する曲げモーメントが過大となることはなく、例えば、アクスルビーム32に作用する曲げモーメントの大きさを前軸15や後軸24の場合と同等の範囲に収めることができる。
そして、走行に際しては、通常、前軸15のみに駆動力を伝達し、また、前軸15と後軸24の双方に対して一定の割合で駆動力を分割して伝達することも可能である。
従って、前軸15のサスペンションシリンダ22と後軸24のサスペンションシリンダ29は同一仕様のものを利用することができ互換性がある。
このように、サスペンションシリンダ22,29,38の長さに関連する仕様つまり枢着点間の離間距離を同一化することにより、各軸に共通する同一仕様のサスペンションシリンダの使用が可能となって、生産工程での部品管理が容易化される。
また、此れらの仕様が同一であるため、結果的に、サスペンションシリンダ22,29,38の各々を前軸15,中間軸31,後軸24の何れに取り付けても問題が生じることはなく、組立工程で生じる可能性のあるサスペンションシリンダの組み違いも防止されることになる。
総車軸数が3を超えるクレーン車の場合にあっては、クレーン車の最も前方に位置する軸が前軸、また、最も後方に位置する軸が後軸であって、それ以外の軸は全て中間軸である。
また、総車軸数が3以上のクレーン車において、どの軸を駆動輪とするか、および、どの軸を操舵連とするかは設計上の問題である。
2 車体フレーム
3 旋回体
4 ブーム
5 キャビン
6 アウトリガー
7 前輪
8 中間輪
9 後輪
10 頂板
11 側板
12 旋回体設置孔
13 パワートレイン設置部
14 底板
15 前軸
16 アクスルビーム
17 ナックルアーム(車輪支持部)
18 キングピン
19 操舵用油圧シリンダ
20 トルクロッド
21 タイロッド
22 サスペンションシリンダ
23 サスペンションシリンダ取付ブラケット
24 後軸
25 アクスルビーム
26 ナックルアーム(車輪支持部)
27 キングピン
28 タイロッド
29 サスペンションシリンダ
30 サスペンションシリンダ取付ブラケット
31 中間軸
32 アクスルビーム
33 ナックルアーム(車輪支持部)
34 キングピン
35 タイロッド
36 トルクロッド
37 ラテラルロッド
38 サスペンションシリンダ
39 サスペンションシリンダ取付部(頂板の張り出し部)
40 中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケット
40a 中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケットの上端面
40b 中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケットの内側端面
40c 中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケットの外側端面
41 ラテラルロッド
42 トルクロッド
Claims (3)
- 車体フレーム上に旋回体を備えて前軸と後軸との間に1軸以上の中間軸を配置した総車軸数3以上の自走式作業機のサスペンション構造であって、
前記前軸を支える左右のサスペンションシリンダと前記後軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端が、前記車体フレームよりも上方に突出して側方に延出する左右のサスペンションシリンダ取付ブラケットを介して前記車体フレームに取り付けられる一方、これら左右のサスペンションシリンダの各々の他端が各輪の転舵の中心軸に沿って左右のキングピンの上端部に取り付けられると共に、
前記中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端が、前記車体フレームの側面に取り付けられる一方、これら左右のサスペンションシリンダの各々の他端が各輪の転舵の中心軸から内側にオフセットして前記中間軸のアクスルビームの左右の端部に取り付けられ、
前記車体フレームが、其の上面を覆う頂板、および、其の側面を覆う左右の側板を備えると共に、前記頂板が、前記中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の一端の取付箇所で前記左右の側板を越えて側方に延出してサスペンションシリンダ取付部を形成し、
前記中間軸を支える左右のサスペンションシリンダの各々の前記一端が、其の上端面が前記サスペンションシリンダ取付部の下面に当接すると共に其の内側端面が前記左右の側板に当接し且つ其の外側端面が前記頂板から側方に突出しない大きさの中間軸用サスペンションシリンダ取付ブラケットを介して前記車体フレームの側面に取り付けられていることを特徴とする自走式作業機のサスペンション構造。 - 前記中間軸に作用する軸重が、前記前軸に作用する軸重や前記後軸に作用する軸重よりも軽いことを特徴とする請求項1記載の自走式作業機のサスペンション構造。
- 前記前軸を支える左右のサスペンションシリンダと前記後軸を支える左右のサスペンションシリンダと前記中間軸を支える左右のサスペンションシリンダが同一規格品であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自走式作業機のサスペンション構造。
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