JP2589872B2 - 粉粒体散布装置 - Google Patents
粉粒体散布装置Info
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- JP2589872B2 JP2589872B2 JP2320212A JP32021290A JP2589872B2 JP 2589872 B2 JP2589872 B2 JP 2589872B2 JP 2320212 A JP2320212 A JP 2320212A JP 32021290 A JP32021290 A JP 32021290A JP 2589872 B2 JP2589872 B2 JP 2589872B2
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- powder
- granular material
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粉粒体散布装置に関し、詳しくは、繰出され
る粉粒体を縦軸心周りに高速駆動回転する羽根付き回転
体で、打撃して下方が開放された横長状のダクト内に拡
散させるよう構成した粉粒体散布装置に関する。
る粉粒体を縦軸心周りに高速駆動回転する羽根付き回転
体で、打撃して下方が開放された横長状のダクト内に拡
散させるよう構成した粉粒体散布装置に関する。
上記粉粒体散布装置としては、従来例えば特開平2−
195841号公報に示されたものがあり、このものでは羽根
付き回転体上に落下供給する粉粒体の供給装置を設定す
ることで、左右に均一に拡散反射案内するようにしてい
た。
195841号公報に示されたものがあり、このものでは羽根
付き回転体上に落下供給する粉粒体の供給装置を設定す
ることで、左右に均一に拡散反射案内するようにしてい
た。
散布される粉粒体は必ずしも一種類に限られるもので
なく、種類によって粉粒体の比重、形状及び粒径等も違
ってくる為、粉粒体の種類によって羽根付き回転体によ
り打撃拡散される経路及びダクト内面で反射案内される
経路も違うものとなり、その散布の分布状況が不均一に
なることがある。また同一の種類の粉粒体においても、
湿気等の影響で比重や反発性が変わって上記同様均一な
分布にならないこともある。
なく、種類によって粉粒体の比重、形状及び粒径等も違
ってくる為、粉粒体の種類によって羽根付き回転体によ
り打撃拡散される経路及びダクト内面で反射案内される
経路も違うものとなり、その散布の分布状況が不均一に
なることがある。また同一の種類の粉粒体においても、
湿気等の影響で比重や反発性が変わって上記同様均一な
分布にならないこともある。
本発明は、このような実情に鑑み為されたもので、粉
粒体の種類や湿気等の変化に対しても、容易に対応し
て、それらを均一に散布できることを目的とする。
粒体の種類や湿気等の変化に対しても、容易に対応し
て、それらを均一に散布できることを目的とする。
上記目的を達成する為の本発明の特徴構成は、冒記の
粉粒体散布装置において、前記ダクトの内面に前記羽根
付き回転体より打撃拡散される粉粒体を受け止めて左右
に反射案内する分散具を設けると共に、この分散具を左
右位置調節可能に構成してある。
粉粒体散布装置において、前記ダクトの内面に前記羽根
付き回転体より打撃拡散される粉粒体を受け止めて左右
に反射案内する分散具を設けると共に、この分散具を左
右位置調節可能に構成してある。
すなわち、回転体より打撃拡散される粉粒体は分散具
の左右位置変化によって、分散具の該粉粒体に対する受
け止め角及び受け止め部位を変え、それに伴ってその反
射角及び反射位置が変わりその分散経路が変わる。
の左右位置変化によって、分散具の該粉粒体に対する受
け止め角及び受け止め部位を変え、それに伴ってその反
射角及び反射位置が変わりその分散経路が変わる。
よって、粉粒体の種類や、湿気等の自然現象の変化に
対してでも、粉粒体の散布のバラツキを調節できる等の
粉粒体の散布精度の向上ができた。
対してでも、粉粒体の散布のバラツキを調節できる等の
粉粒体の散布精度の向上ができた。
以下、本発明の実施例のいくつかを図面に基づいて説
明する。
明する。
第4図に本発明にかかる粉粒体散布装置を備えた田植
機を示している。この田植機は走行機体(1)の後部に
昇降リンク機構(2)を介して6条植えの苗植付け装置
(3)を連結して構成したものであり、苗植付け装置
(3)は、昇降リンク機構(2)に連結された植付け伝
動ケース(4)、左右に往復移動する苗のせ台(5)、
植付け伝動ケース(4)から後方に延出された3個の植
付ケース(6)、各植付ケース(6)の左右両側に一対
づつ装備されたロータリ式の苗植付け機構(7)、及び
整地フロート(8)、等によって構成され、かつ、苗植
付け機構(7)は、横軸心(P)を中心に前向きに等速
回転する回動ケース(9)の両側に植付爪(10)を備え
た一対の爪ケース(11)を姿勢変更可能に取付けたもの
として構成され、回動ケース(9)の1回転によって2
回の植付けが行われるようになっている。そして、植付
けられた苗に薬剤を散布しないように 以上のように構成された苗植付け装置(3)の後方に
施肥装置(13)と本発明にかかる粉粒体散布装置(12)
としての農用薬剤散布装置が配設されている。
機を示している。この田植機は走行機体(1)の後部に
昇降リンク機構(2)を介して6条植えの苗植付け装置
(3)を連結して構成したものであり、苗植付け装置
(3)は、昇降リンク機構(2)に連結された植付け伝
動ケース(4)、左右に往復移動する苗のせ台(5)、
植付け伝動ケース(4)から後方に延出された3個の植
付ケース(6)、各植付ケース(6)の左右両側に一対
づつ装備されたロータリ式の苗植付け機構(7)、及び
整地フロート(8)、等によって構成され、かつ、苗植
付け機構(7)は、横軸心(P)を中心に前向きに等速
回転する回動ケース(9)の両側に植付爪(10)を備え
た一対の爪ケース(11)を姿勢変更可能に取付けたもの
として構成され、回動ケース(9)の1回転によって2
回の植付けが行われるようになっている。そして、植付
けられた苗に薬剤を散布しないように 以上のように構成された苗植付け装置(3)の後方に
施肥装置(13)と本発明にかかる粉粒体散布装置(12)
としての農用薬剤散布装置が配設されている。
施肥装置(13)は、ホッパー(14)に貯留した粉粒状
の肥料を繰出しロール(15)で繰出して、整地フロート
(8)に取付けた作溝器(17)で田面に形成した施肥溝
に供給するように構成したものであり、各植付け条の側
脇に施肥されるようになっている。尚、前記繰出しロー
ル(15)は回動ケース(9)にクランクリンク(16)を
介して連動連結されて、植付け作動と同調して肥料の繰
出しを行う。
の肥料を繰出しロール(15)で繰出して、整地フロート
(8)に取付けた作溝器(17)で田面に形成した施肥溝
に供給するように構成したものであり、各植付け条の側
脇に施肥されるようになっている。尚、前記繰出しロー
ル(15)は回動ケース(9)にクランクリンク(16)を
介して連動連結されて、植付け作動と同調して肥料の繰
出しを行う。
前記粉粒体散布装置(12)は、第2図に示すように、
粉粒体ホッパー(18)と、その下方において縦軸心周り
に回転駆動される繰出し円板(19)と、繰出し円板(1
9)の周部に沿って多数形成した繰出し孔(20)に送り
込まれた粉粒体をホッパー(18)からの受入れ位置とは
異なった位置において下方に落下案内する供給パイプ
(21)と、この供給パイプ(21)の下方において電動モ
ータ(22)で縦軸心周りに一定方向へ高速回転駆動され
る羽根付き回転体(23)と、この羽根付き回転体(23)
によって打撃拡散された粉粒体を植付幅全幅にわたって
案内散布する下方が開放された横長箱状のダクト(24)
等で構成してある。尚、前記繰出し円板(19)も苗植付
け機構(7)に機械的に連動されて植付けと同調して回
転駆動される。
粉粒体ホッパー(18)と、その下方において縦軸心周り
に回転駆動される繰出し円板(19)と、繰出し円板(1
9)の周部に沿って多数形成した繰出し孔(20)に送り
込まれた粉粒体をホッパー(18)からの受入れ位置とは
異なった位置において下方に落下案内する供給パイプ
(21)と、この供給パイプ(21)の下方において電動モ
ータ(22)で縦軸心周りに一定方向へ高速回転駆動され
る羽根付き回転体(23)と、この羽根付き回転体(23)
によって打撃拡散された粉粒体を植付幅全幅にわたって
案内散布する下方が開放された横長箱状のダクト(24)
等で構成してある。尚、前記繰出し円板(19)も苗植付
け機構(7)に機械的に連動されて植付けと同調して回
転駆動される。
又、第1図及び第2図に示すように、前記ダクト(2
4)の前壁内面には、羽根付き回転体(23)によって打
撃されて前壁に向けて飛散してくる粉粒体を左右に分散
反射させる平面視形状が山形の分散具(25)を取付けて
ある。そして、この分散具(25)は、ダクト外部から左
右位置調節できるように長孔(26)とセットボルト(2
7)を介して取付けてあり、この分散具(25)の左右位
置調節によってダクト(24)内での粉粒体飛散分布の調
整が行える。
4)の前壁内面には、羽根付き回転体(23)によって打
撃されて前壁に向けて飛散してくる粉粒体を左右に分散
反射させる平面視形状が山形の分散具(25)を取付けて
ある。そして、この分散具(25)は、ダクト外部から左
右位置調節できるように長孔(26)とセットボルト(2
7)を介して取付けてあり、この分散具(25)の左右位
置調節によってダクト(24)内での粉粒体飛散分布の調
整が行える。
尚、この分散具(25)を、第5図に示すように、平面
視形状が後向き先細りの台形状として実施することもで
きる。
視形状が後向き先細りの台形状として実施することもで
きる。
尚、第6図は粉粒体散布装置(12)の設置形態を変更
した例であり、図示のように、粉粒体散布装置(12)を
苗植付け装置(3)の前側に設置すると、粉粒体が植付
苗にふりかかって付着して無駄になることがなく、粉粒
体の有効利用が可能である。
した例であり、図示のように、粉粒体散布装置(12)を
苗植付け装置(3)の前側に設置すると、粉粒体が植付
苗にふりかかって付着して無駄になることがなく、粉粒
体の有効利用が可能である。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
図面は本発明に係る粉粒体散布装置の実施例を示し、第
1図は分布調節部の横断平面図、第2図は粉粒体散布装
置の縦断側面図、第3図は粉粒体散布装置の概略平面
図、第4図は田植機の後部を示す側面図、第5図は分布
調節部の変形例を示す平面図、第6図は粉粒体散布装置
の設置変形例を示す田植機後部の側面図である。 (23)……羽根付き回転体、(23a)……羽根、(24)
……ダクト、(25)……分散具。
1図は分布調節部の横断平面図、第2図は粉粒体散布装
置の縦断側面図、第3図は粉粒体散布装置の概略平面
図、第4図は田植機の後部を示す側面図、第5図は分布
調節部の変形例を示す平面図、第6図は粉粒体散布装置
の設置変形例を示す田植機後部の側面図である。 (23)……羽根付き回転体、(23a)……羽根、(24)
……ダクト、(25)……分散具。
Claims (1)
- 【請求項1】繰出される粉粒体を縦軸心周りに高速駆動
回転する羽根付き回転体(23)で、打撃して下方が開放
された横長状のダクト(24)内に拡散させるよう構成し
た粉粒体散布装置であって、前記ダクト(24)の内面に
前記羽根付き回転体(23)より打撃拡散される粉粒体を
受け止めて左右に反射案内する分散具(25)を設けると
共に、この分散具(25)を左右位置調節可能に構成して
ある粉粒体散布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2320212A JP2589872B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 粉粒体散布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2320212A JP2589872B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 粉粒体散布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04187041A JPH04187041A (ja) | 1992-07-03 |
JP2589872B2 true JP2589872B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=18118970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2320212A Expired - Lifetime JP2589872B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 粉粒体散布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589872B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016297Y2 (ja) * | 1971-06-25 | 1975-05-21 | ||
JPH0343935Y2 (ja) * | 1987-02-04 | 1991-09-13 | ||
JP2993642B2 (ja) * | 1989-01-20 | 1999-12-20 | 株式会社クボタ | 田植機の薬剤散布装置 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP2320212A patent/JP2589872B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04187041A (ja) | 1992-07-03 |
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