JPH0130006Y2 - - Google Patents

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JPH0130006Y2
JPH0130006Y2 JP5843983U JP5843983U JPH0130006Y2 JP H0130006 Y2 JPH0130006 Y2 JP H0130006Y2 JP 5843983 U JP5843983 U JP 5843983U JP 5843983 U JP5843983 U JP 5843983U JP H0130006 Y2 JPH0130006 Y2 JP H0130006Y2
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JP
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feeding
roll
opening
hopper
seed
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JP5843983U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は酸素発生剤等を表面にコーテイングし
た種子を播種する繰出装置に関する。
従来の播種装置の繰出部分は、播種ホツパーの
真下に開口部と繰出ロールとが備えられていたの
で、ロールの繰出溝に山状に入つたコーテイング
種子の余分となる分が常時ロールの回転時にホツ
パー底板との狭い間隙に挟まれたり、底板との接
触により強制排除される際の摩擦等により、コー
テイング材が剥離して所期の目的が達成できない
欠点があつた。そこで、ホツパー底部一側に開口
部を設けて、その側方に繰出ロールを設け、ロー
ルの繰出溝からはみ出した分は自然落下させて種
子の摩擦を防止し、コーテイング材の剥離を防ぐ
方法が考えられるが、特にこのようなタイプにし
た場合には、播種ホツパーの開口部での通路の巾
が狭すぎると、この部分での種子のブリツジ現象
が生じ易く、種子が円滑に繰出されなくなつて欠
播になる虞れがあり、これを避けるため、開口部
に至る通路の巾はある程度広巾に形成しておいた
方が好ましく、これにつれて繰出ロールの巾も広
巾に形成せざるを得なかつた。しかし、このよう
にするとブリツジ現象は避けられる反面、繰出ロ
ールの回転に伴つてその周面に種子が付着してこ
れが一緒に繰出されたり、繰出中の種子が特に左
右に飛散したりして繰出性能を低下させる欠点が
あつた。
本考案はこれら従来の欠点を解消することを目
的としたものであつて、漏斗状に形成した播種ホ
ツパーの底部一側に開口部を設け、該開口部に臨
ませて周面の周方向に適宜間隔を隔てて繰出溝を
形成した繰出ロールを軸架し、該ロールの回転に
より前記ホツパー内のコーテイング種子をロール
の繰出溝に受入れて定量繰出するようにした繰出
装置において、前記繰出ロールの回転方向を上記
開口部に対して上向き方向に設定すると共に、ホ
ツパー底板の裏面で繰出ロールの上方位置には上
記繰出溝に対応させて、繰出通路の外壁を形成し
且つ回転するロールに対する始端部が上記開口部
上縁をなしたコ字状案内板を設け、該案内板の始
端部両側には繰出ロールの外周に近接する種子繰
出阻子板を設けたことにより、繰出中の種子を左
右に飛散させることなく、且つ繰出ロールの周面
に付着する種子の持回りを防止して、常にコーテ
イング種子の繰出性能の向上を図つたものであ
る。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1はエンジン2、ハンドル3、座席4、
走行車輪5等を備えた走行車体で、該車体1の後
部に昇降リンク機構6を介して作業機の機枠7が
上下昇降自在に支架されている。8は上記機枠7
に装着された播種機で、横方向に一定間隔を隔て
て複数個配設されている。9は上記播種機8の下
方に配設されたフロートで、後部が機枠7に枢支
され、前部が吊支されて田面の凹凸に従つて上下
動し乍ら田面上を滑走するようになつている。
10は播種機8のホツパーで、底部が前部底板
11と後部底板12により漏斗状に形成され、底
部一側に開口部13が開設されている。
14は上記開口部13に臨ませた繰出ロール
で、播種機8の側板8aに支承させたロール軸1
5に固着されており、該軸15は図面に示してい
ないが走行車体1のPTO軸から適宜の伝動機構
により連動連結されていて、繰出ロール14は上
記開口部13に対して上向き方向に回転するよう
になつている。繰出ロール14には周面の周方向
に適宜間隔を隔てて繰出溝14aが形成されてお
り、繰出ロール14の回転によりホツパー10内
の種籾を繰出溝14a内に定量づつ受入れてこれ
を繰出ロール14の後方下部に設けた吐出樋16
に放出するように構成されている。また、吐出樋
16の種籾受入口は、その前部上端が前記ホツパ
ー10の前部底板11の下方まで延出されて形成
されている。
尚、図面には省略してあるが、繰出溝14aは
播種量調節レバー14bにより溝巾を調節可能に
構成されている。
17は繰出ロール14の上方、即ち繰出ロール
14回転方向下手側で繰出溝14aに対応させて
設けた繰出通路でその始端部は上記開口部13に
連設されている。
18は上記繰出通路17の外壁を形成する案内
板で、断面コ字状に折曲形成したプレートよりな
り、案内板18の上辺は前記後部底板12の裏面
に固着し、回転する繰出ロール14に対する始端
部が開口部13上縁をなし且つ左右両辺の先端側
は繰出ロール14の外周に沿つて近接させてあ
る。
19は案内板18の上記始端部両側部で繰出ロ
ール14の外周に近接させた種子繰出阻子板であ
つて、本実施例における阻止板19は、後部底板
12の下端部を繰出ロール14側に折曲げた部分
で形成されている。20は前部底板11に設けた
残粒取出孔11aを覆う開閉蓋で、上端部が前部
底板11に枢着されており、蝶ナツト21で開閉
自在に螺着されている。
第6図及び第7図は他の実施例を示したもの
で、種子繰出阻子板19を形成するに後部底板1
2を後方に折曲げないで繰出ロール14の周面に
沿つて下方に延出させ、先端を前部底板11に近
接するように形成してあり、これにより開口部1
3の繰出通路17両側が広く遮蔽され、この部分
で種籾が繰出ロール14に付着して繰出されるの
を阻止すると共に、種籾がこの部分で回動する繰
出ロール14周面に接触してコーテイング種子の
損傷を生ずることなきよう配慮されている。
次に本考案の作用について説明する。播種ホツ
パー10には酸素発生剤(例えば過酸化カルシウ
ムを主成分とする過酸化石灰)をコーテイングし
た種籾を充填して機体を前進させると共に播種機
8の繰出ロール14を駆動すると、播種ホツパー
10内の種籾は開口部13においても5粒程度づ
つ繰出溝14aに受入れられ、繰出ロール14の
上向き回動によつて酌上げられ、繰出通路17を
通つてその終端部で吐出樋16に向けて放出さ
れ、ここからフロート9により形成された播種溝
中に落下して約150mm程度の間隔をもつて播種さ
れる。
その際、開口部13に供給される種籾は、播種
ホツパー10から開口部13に至る通路が繰出ロ
ール14の繰出溝14a巾に比べて適当に広巾な
ものに形成されているので、ブリツジ現象が起き
ることなく播種ホツパー10内の種籾は開口部1
3に間断なく円滑に供給され、繰出ロール14の
繰出溝14aに確実に種籾を送り込むことが出来
るので欠播を生じる虞れがない。
また、このように繰出ロール14の繰出溝14
aに比べて開口部13に至る通路が広巾に構成さ
れていても繰出ロール14の上部に設けた繰出通
路17の案内板18にによつて繰出溝14aの左
右両側方がふさがれており、且つ、繰出通路17
の両側部には種子繰出阻子板19が設けてあるか
ら、種籾が繰出ロール14周面に付着して持回ら
れることを阻止し、開口部13から繰出通路17
へ適当量の種籾を移送することができる。
そして、繰出ロール14の繰出溝14aによつ
て繰出される種籾は、前記案内板18によつて繰
出溝14aの左右両側方がふさがつているから繰
出中の種籾が左右方向に飛散することなく整然と
吐出樋16に導かれて上記フロート9により開成
された播種溝に確実に播種される。
また、ホツパー10内のコーテイングされた種
籾が繰出ロール14等に接触することにより一部
コーテイング剤が剥離することがあるが、剥離し
たコーテイングの粉は、吐出樋16の種籾受入口
の前部上端が前部底板11の下方まで延設されて
いるので、前部底板11と繰出ロール14との隙
間から吐出樋16内へ放出され、前述した種籾と
同様に播種溝内に落下されるため、フロート9上
に落下して汚れを発生させるようなことはなく、
土壌改良剤となる酸素発生剤を有効に利用でき
る。
以上説明したように、本考案は漏斗状に形成し
た播種ホツパーの底部一側に開口部を設け、該開
口部に臨ませて周面の周方向に適宜間隔を隔てて
繰出溝を形成した繰出ロールを軸架し、該ロール
の回転により前記ホツパー内のコーテイング種子
をロールの繰出溝に受入れて定量繰出するように
した繰出装置において、前記繰出ロールの回転方
向を上記開口部に対して上向き方向に設定すると
共に、ホツパー底板の裏面で繰出ロールの上方位
置には上記繰出溝に対応させて、繰出通路の外壁
を形成し且つ回転するロールに対する始端部が上
記開口部上縁をなしたコ字状案内板を設け、該案
内板の始端部両側には繰出ロールの外周に近接す
る種子繰出阻子板を設けたので、繰出通路を構成
する案内板により繰出中の種子が左右方向に飛散
するのを防止すると共に、上記通路の両側部に設
けた種子繰出阻子板により種子が繰出ロールに付
着して持回られるのを確実に阻止し、以て繰出性
能の向上を可能としたものである。
そして上記の如き案内板と種子繰出阻子板とを
構成することによりホツパーから開口部に至る種
子の供給通路を、繰出ロールの繰出溝巾に対し広
巾に構成することが可能となり、供給通路内で種
子がブリツジ現象を起こして詰る虞れがなく、繰
出ロールに対して種子を常に円滑に供給すること
が出来るので、定量の種子を欠播なく確実に田面
へ播種することが出来るに至つたものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものであつ
て、第1図は全体側面図、第2図は要部の全体後
断面図、第3図は要部の拡大側断面図、第4図は
同上拡大後断面図、第5図は案内板の取付状態を
示す要部の斜視図、第6図は他の実施例の側断面
図、第7図は同上案内板の取付状態を示す要部の
斜視図である。 8……播種機、10……ホツパー、11……前
部底板、12……後部底板、13……開口部、1
4……繰出ロール、14a……繰出溝、17……
繰出通路、18……案内板、19……種子繰出阻
子板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 漏斗状に形成した播種ホツパーの底部一側に開
    口部を設け、該開口部に臨ませて周面の周方向に
    適宜間隔を隔てて繰出溝を形成した繰出ロールを
    軸架し、該ロールの回転により前記ホツパー内の
    コーテイング種子をロールの繰出溝に受入れて定
    量繰出するようにした繰出装置において、前記繰
    出ロールの回転方向を上記開口部に対して上向き
    方向に設定すると共に、ホツパー底板の裏面で繰
    出ロールの上方位置には上記繰出溝に対応させ
    て、繰出通路の外壁を形成し且つ回転するロール
    に対する始端部が上記開口部上縁をなしたコ字状
    案内板を設け、該案内板の始端部両側には繰出ロ
    ールの外周に近接する種子繰出阻止板を設けたこ
    とを特徴とするコーテイング種子の繰出装置。
JP5843983U 1983-04-19 1983-04-19 コーティング種子の繰出装置 Granted JPS59163316U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5843983U JPS59163316U (ja) 1983-04-19 1983-04-19 コーティング種子の繰出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5843983U JPS59163316U (ja) 1983-04-19 1983-04-19 コーティング種子の繰出装置

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Publication Number Publication Date
JPS59163316U JPS59163316U (ja) 1984-11-01
JPH0130006Y2 true JPH0130006Y2 (ja) 1989-09-13

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ID=30188718

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JP5843983U Granted JPS59163316U (ja) 1983-04-19 1983-04-19 コーティング種子の繰出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2558083B2 (ja) * 1994-12-28 1996-11-27 株式会社クボタ 施肥装置

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JPS59163316U (ja) 1984-11-01

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