JP2723877B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

乗用型田植機

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JP2723877B2
JP2723877B2 JP34228595A JP34228595A JP2723877B2 JP 2723877 B2 JP2723877 B2 JP 2723877B2 JP 34228595 A JP34228595 A JP 34228595A JP 34228595 A JP34228595 A JP 34228595A JP 2723877 B2 JP2723877 B2 JP 2723877B2
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medicine
seedling planting
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spraying device
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康也 中尾
幸蔵 富田
剛 門出
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KEIBUNSHA SEISAKUSHO KK
Kubota Corp
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KEIBUNSHA SEISAKUSHO KK
Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬剤散布装置を備えた乗
用型田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の乗用型田植機において薬剤散布
装置を装備するものが種々提案されているが、圃場に薬
剤を散布する装置としては、大別して次の[1] 及び[2]
に記載の形態のものが従来より知られている。
【0003】[1] 自重落下形式 薬剤を圃場に供給するための経路を、圃場の近傍側ほど
拡大するよう扇状に形成すると共に、この経路中に薬剤
を分散させる壁体が配置され、粉状、粒状の薬剤はこの
経路を落下する途中において、壁体との衝突、あるい
は、壁体の案内作用によって均一な分散が図られるよう
構成されたもの(例えば、実公昭54-33852号公報、また
は実公昭55-6248号公報参照)。
【0004】[2] 側方吹き出し形式 走行機体の横一側部に、機体横外側方に向けて薬剤吐出
用ノズルを配設し、走行機体の横側方に位置する複数条
の既植苗列に向けて薬剤を吹き出し散布するようにした
もの(例えば、実開昭50-64514号公報、または特開昭56
-144034号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者[1] 記載
の従来構造の散布装置では、薬剤の自重による落下運動
を利用して水平方向への分散を図る構造であるため、薬
剤の分散する角度を大きくすることが困難になり、幅広
く薬剤の散布を行おうとすると、散布装置の上下寸法が
大きくなり、装置全体の大型化を招くという問題があ
る。
【0006】また、後者[2] に記載の従来構造のもので
は、薬剤に横側方への吹き出し運動を与えて、走行機体
の横側方位置の既植苗に散布供給するものであるため、
吹き出しノズルの近傍ほど薬剤が多く送り出され、進行
方向横幅方向で均一に拡散することが困難であるという
問題がある。しかも、このように機体横側方の既植苗に
対する散布を行う構造のものでは、苗植え付けの最終行
程で走行機体が通過したあとの苗に対しては散布できな
いことになり、人為的な後作業が必要になるという点で
も問題がある。
【0007】又、薬剤散布装置は散布量の調節を行う必
要があり、この調節を行うため、例えば、薬剤分散系に
薬剤を送る繰出し部材の取替によって送り出し量の変更
を行えるよう構成することも考えられるが、この構成で
は調節に手間が掛かり過ぎ改善の余地がある。
【0008】本発明の目的は、薬剤散布装置の上下高さ
の増加を抑えて全体の小型化を図ると共に、該散布装置
からの薬剤をできるだけ幅広く、極力均一に分散させ、
又、できるだけ簡単な操作で薬剤の散布量の調節を行い
得る田植機を合理的に構成する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、乗用型
走行機体の後方に連結した苗植付装置よりも後方位置に
薬剤散布装置を装備し、この薬剤散布装置を、繰出し機
構から供給される薬剤を回転に伴って飛散させる回転体
と、この回転体で飛散された薬剤を略苗植付幅に拡散さ
せて圃場面に送る拡散案内体とを備えて構成し、更に、
前記繰出し機構を作動ストロークの変更で供給量を増減
させる可変容量型に構成し、この繰出し機構に苗植付装
置からの往復作動力を伝える伝動機構を設けると共に、
この伝動機構に往復作動ストロークの変更を行う調節手
段が介装されて成る点にあり、その作用、及び、効果は
次の通りである。
【0010】〔作用〕 上記特徴によると、繰出し機構から送り出された薬剤は
回転体によって跳ね飛ばされた後、拡散案内部材の拡散
案内作用によって苗植付幅方向での均一化が図られた状
態で圃場面に送られるものとなり、このように送られる
際には、回転体によって強制的に薬剤を飛散させるの
で、分散角の拡大を容易に図れ、しかも、比較的高速で
運動する薬剤を案内し、かつ、拡散することになるので
散布に方向性を持たせ得ると共に、回転体から離間した
位置でも所望の散布量を確保できるものとなる。
【0011】又、この拡散装置が乗用型走行の後方の苗
植付装置の更に後方位置に配置されるので、操縦者が搭
乗する操縦部から大きく離間した位置の圃場面に対して
散布方向を制御して薬剤を散布できる。したがって、薬
剤の操縦部付近への飛散を極力抑制して良好な作業環境
での作業を行いやすい。
【0012】更に、散布される薬剤は、機体走行列の苗
を対象として散布されるものでありながら、散布装置が
苗植付装置より進行方向の後方側であることにより、苗
植付装置での植え付けが行われた苗が存在する箇所の圃
場面で薬剤散布が行われる。したがって、植え付け前の
苗の根に薬剤が付着するような事態を回避できる。
【0013】又、薬剤の散布量の調節を行う場合には、
伝動機構を介して苗植付装置から繰出し機構に伝えられ
る動力の往復作動ストロークを調節手段で調節すること
で、繰出し機構による薬剤供給量を増減して散布量の調
節が行えるものとなる。
【0014】 〔効果〕 従って、薬剤を機体走行後の横幅方向で幅広く、しか
も、均一に散布すると共に、薬剤散布装置全体の大型化
を避け、かつ、作業環境のよい状態で、植え付け前の苗
に対する薬剤の付着を招くことも無く散布でき、しか
も、ワイヤの弛み量の調節のように比較的簡単な操作で
薬剤の散布量の調節を行える田植機が合理的に構成され
たのである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて
説明する。図7に示すように、前後車輪1,1を有する
乗用型の機体2の後端に油圧シリンダ3の駆動で昇降す
るリンク機構4を介して苗植付装置Aを連結し、この苗
植付装置Aの後方位置に対して施肥装置B及び薬剤散布
装置Cを取付けて、施肥、薬剤散布の可能な田植機が構
成されている。
【0016】図1及び図2に示すように、苗植付装置A
は機体から動力が伝えられる伝動ケース5と、この伝動
ケース5からの動力が各条クラッチE,E,Eを介して
伝えられる3つのチェーンケース6,6,6と、チェー
ンケース6,6,6からの動力で駆動される5つの植付
アーム7・・と、マット状苗Wを載置する苗のせ台8と、
3つの整地フロート9,9,9とを有して5条用に構成
されると共に、各条クラッチE,E,Eを選択して切り
操作することで、側部から2条、あるいは、3条の植付
アーム7・・のみの駆動を行えるよう構成されている。
【0017】又、施肥装置Bは粒状の肥料を貯留するホ
ッパー10と、ホッパー10からの肥料を送り出す繰出
しケース11と、繰出しケース11からの肥料を案内す
るホース12と、ホース12からの肥料を圃場面下に送
り込む作溝器13とを5条分有して構成され、更に、繰
出しケース11には揺動軸14に支持される状態で繰出
しロール11aが収められ、この揺動軸14に設けたア
ーム15と、植付アーム7の揺動リンク7aとを押し引
きロッド16によって連結することで、植付作動と同期
して施肥を行えるよう構成されている。因みに、前記各
条クラッチE,E,Eが切り操作された場合に、非駆動
状態の植付系の施肥作動も停止するよう施肥装置Bに対
する伝動系も3系統形成されている。
【0018】図1乃至図6に示すように、薬剤散布装置
Cは、粉状あるいは粒状の除草剤等の薬剤を貯留するホ
ッパー17と、ホッパー17からの薬剤を送り出す繰出
し機構18と、繰出し機構18から落下供給される薬剤
を、その回転力で水平方向に飛散させるよう縦向き軸芯
周りで駆動回転する回転体19と、回転体19で飛散さ
れた薬剤を略苗植付幅に拡散させ、かつ、圃場に落下さ
せる拡散案内体とで構成されている。
【0019】前記拡散案内体は、回転体19で飛散され
た薬剤を機体後方に向けて案内する円弧状の案内部材2
0と、案内部材20の案内方向位置、つまり、回転体1
9の後方位置において飛散薬剤を略苗植付幅に拡散さ
せ、かつ、圃場に落下させるよう横長の壁体21aに3
つの壁体21b,21b,21bを適切に配置して成る
拡散部材21との組合せで構成されている。
【0020】又、図3及び図5に示すように、前記繰出
し機構18は多数の貫通孔18a・・を有する円盤状部材
18bの支軸22に、2つのラチェット機構23,2
3、操作アーム24,24を設けて構成され、夫々の操
作アーム24,24には苗植付装置Aの左右両側の植付
駆動力が操作ワイヤ25,25を介して伝えられる。
【0021】尚、この操作ワイヤ25,25は伝動機構
の一例であり、前記各条クラッチ6,6,6のいずれか
が切り操作されても、苗植付作動と同期して繰出し作動
を行うよう構成されている。更に、この繰出し機構18
は、操作アーム24,24をより大きく揺動させるほ
ど、多量の薬剤を送り出す可変容量型に構成され、この
繰出し系では繰出し機構18からの供給量の変更を行う
ために、操作ワイヤ25,25に図5に示す調節手段D
が介装されている。
【0022】因みに、この調節手段Dはノブ26の操作
で回動する操作軸27に螺合させたシフト部材28に張
力調節用の輪体29を設けて構成され、操作ワイヤ25
のインナワイヤ25aの弛み量の調節で操作アーム24
の作動ストロークの変更を行えるよう構成されている。
【0023】図3及び図4に示すように、回転体19に
は翼体19a,19aが設けられると共に直流モータ3
0からの動力が伝えられるよう構成され、この直流モー
タ30が苗植付装置Aの作動前に作動するよう、植付ク
ラッチレバー31を入り位置(ON)に操作する際に
は、植付クラッチレバー31が入り位置(ON)に達す
る以前のタイミングで((OFF) の域で) 直流モータ3
0と電源32との間のスイッチ33をON操作し、植付
けクラッチレバー31を入り位置(ON)から切り域
(OFF)に操作する際には植付クラッチレバー31が
入り域(ON)から切り域(OFF)に切換られた後に
スイッチ33をOFF操作するように操作タイミングが
設定されている。
【0024】因みに、植付クラッチレバー31は苗植付
装置Aの昇降制御用にも兼用され、UP位置で苗植付装
置Aを上限まで上昇させ、N位置で苗植付装置Aの、そ
のレベルを維持し、DOWN位置で苗植付装置Aを圃場
に接地させるよう構成されている。
【0025】〔別実施形態〕 本発明は上記実施例以外に例えば、繰出し機構18をロ
ールの外面に凹状部を形成して構成して良く、回転体1
9を水平軸芯周りで回転させても良く、案内部材20、
拡散部材21の形状も様々に設定できる。又、本発明
は、繰出し機構18を電動モータで駆動して良く、回転
体19を機体からの動力で駆動しても良い。又、本発明
は伝動機構25にロッド、あるいはチェーンを用いるこ
とも可能であり、調節手段Dも伝動機構の形態に応じて
様々に実施可能である。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置、薬剤散布装置等の側面図
【図2】案内部材、拡散部材の配置を表す平面図
【図3】繰出し機構、回転体の制御系の斜視図
【図4】繰出し機構、回転体の縦断側面図
【図5】調節手段の断面図
【図6】薬剤散布装置の斜視図
【図7】田植機の全体側面図
【符号の説明】
2 乗用型走行機体 18 繰出し機構 19 回転体 20,21 拡散案内体 25 伝動機構 A 苗植付装置 C 薬剤散布装置 D 調節手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門出 剛 広島県高田郡吉田町大字山手739番地の 6 株式会社啓文社製作所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用型走行機体(2)の後方に連結した
    苗植付装置(A)よりも後方位置に薬剤散布装置(C)
    を装備し、この薬剤散布装置(C)を、繰出し機構(1
    8)から供給される薬剤を回転に伴って飛散させる回転
    体(19)と、この回転体(19)で飛散された薬剤を
    略苗植付幅に拡散させて圃場面に送る拡散案内体(2
    0,21)とを備えて構成し、更に、前記繰出し機構
    (18)を作動ストロークの変更で供給量を増減させる
    可変容量型に構成し、この繰出し機構(18)に苗植付
    装置(A)からの往復作動力を伝える伝動機構(25)
    を設けると共に、この伝動機構(25)に往復作動スト
    ロークの変更を行う調節手段(D)が介装されて成る乗
    用型田植機。
JP34228595A 1995-12-28 1995-12-28 乗用型田植機 Expired - Lifetime JP2723877B2 (ja)

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