JPH0576224A - 肥料散布機 - Google Patents

肥料散布機

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JPH0576224A
JPH0576224A JP26703891A JP26703891A JPH0576224A JP H0576224 A JPH0576224 A JP H0576224A JP 26703891 A JP26703891 A JP 26703891A JP 26703891 A JP26703891 A JP 26703891A JP H0576224 A JPH0576224 A JP H0576224A
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JP
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fertilizer
rotor
conveyor
hopper
spraying
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JP26703891A
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Hideki Hasamiya
英樹 挟谷
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HATSUTA KAKUSANKI KK
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HATSUTA KAKUSANKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 散布の方向性を保ちながらしかもトラクター
の走行速度を変えずに一定速度で散布量の調整が自在に
行なえ、散布作業のスピード化が図れる肥料散布機を提
供する。 【構成】 散布肥料を収容するホッパー12と、このホ
ッパーの下部出口14に設けた散布量調節用のシャッタ
ー15と、出口の下方に位置して出口からの散布肥料を
搬送するコンベア13と、このコンベアの終端下方に位
置して水平回転すると共にコンベアの終端から落下する
散布肥料を受け止めて放射方向に散布するローター20
と、このローターをコンベアの進行方向線上に沿って往
復動するように保持する位置調節機構を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水平回転するロータ
ー上に肥料を落下させてこのローターの回転によって肥
料を放射方向に散布する形式の肥料散布機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の肥料散布機を図8,図9
について説明する。図において、1は機枠で、トラクタ
ー等に設置される。2は機枠1の上部に固定されるホッ
パー、3はホッパー2の底面に長孔状に穿孔された2個
の出口、4は2個の丸孔4aを有する落下位置調整板
で、ホッパー2の底面にピン5により回転可能に取付け
られている。6はホッパー2の下方に位置するように機
枠1の下部に水平回転可能に取付けられるローターで、
放射方向のフイン6aを複数個有すると共に回転中心が
ピン5下に位置するように配置されている。7はロータ
ー6を駆動するためにトラクター等の駆動軸(図示せ
ず)に接続するユニバーサルジョイント、8は機枠1に
固定した前方飛散防止板である。
【0003】次に動作について説明する。ホッパー2の
出口3から落下する肥料はローター6の回転によって散
布されるのであるが、粒状の比重の重い肥料を散布する
場合には図9に示すように落下位置調整板4を左回転さ
せて丸孔4aが出口3の左端に位置するようしてその飛
距離l1 および散布幅h1 を得、また粉状の比重の軽い
肥料を散布する場合には落下位置調整板4を右回転させ
て丸孔4aが出口3の右端に位置するようにしてその飛
距離l2 および散布幅h2 を得て、進行方向9に対する
散布の方向性を定めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の肥料散布機は以
上のように落下位置調整板4を回転させることにより粒
状,粉状の如く比重の異なる肥料を同方向に散布できる
ようになっている。しかしながら、散布量の調整は丸孔
4aの断面積が一定で自然落下量は一定であるために、
トラクターの速度を変化させることによって1m2 当り
の散布量を変化させているので、何らかの原因でトラク
ターがゆっくり走ると散布量が多くなり、散布量の調整
が難しく、散布作業のスピード化が図れないという問題
点があった。
【0005】この発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、散布の方向性を保ちながらしかもトラ
クターの走行速度を変えずに一定速度で散布量の調整が
自在に行え、散布作業のスピード化が図れる肥料散布機
を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る肥料散布
機は、散布肥料を収容するホッパーと、このホッパーの
下部出口に設けた散布量調節用のシャッターと、前記出
口の下方に位置して前記出口からの散布肥料を搬送する
コンベアと、このコンベアの終端下方に位置して水平回
転すると共に前記コンベアの終端から落下する散布肥料
を受け止めて放射方向に散布するローターと、このロー
ターを前記コンベアの進行方向線上に沿って往復動する
ように保持する位置調節機構とを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明においては、位置調節機構によりロー
ターを位置変えすることにより粒状,粉状の肥料の方向
性を定めると共に、シャッターにより出口の開度を変え
ることにより散布量の調整を行なう。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1〜図7について説
明する。図1は側面図、図2は平面図、図3は後面図、
図4は位置調整機構を示す斜視図、図5は粉状肥料の散
布状態を示す斜視図、図6は粒状肥料の散布状態を示す
斜視図、図7は右側散布の状態を示す斜視図である。図
において、10は自走車、11は自走車10の車台10
a上に設置した機枠、12は機枠11上に設置したホッ
パー、13はホッパー12の下方に設置されるコンベア
で、ホッパー12の前後方に位置するコンベアローラー
13a,13bによりベルト13cが後向きに駆動され
る。14はホッパー12の後面下部に設けられた出口
で、ベルト13c上に肥料を供給できる位置関係にあ
る。15は出口14に設けられたシャッターで、油圧シ
リンダー16により開閉されて散布量の調節を行なう。
17は車台10aから後方に突出するように機枠11に
設置されたローター支持部材、18はローター支持部材
17に串差しされてローター支持部材17に沿って摺動
可能に保持されたモータ支持台、19はモーター支持台
18に支持された油圧モーター、20はモーター19の
軸19aに持されたローターで、コンベア13のコンベ
アローラー13aの下方で水平回転するように設けられ
ると共に放射方向のフイン20aを複数個有している。
21はモーター支持台18を往復動させる油圧シリンダ
ー、22はコンベア13のコンベアローラー13aを駆
動する油圧モーター、23は機枠11に固定した前方飛
散防止板である。
【0009】次に動作について説明する。粉状の比重の
軽い肥料を散布する場合には、5に示すようにローター
20をコンベア13の近くに位置させ、コンベア13の
終端から落下する肥料がローター20の中心部に位置す
るようにしておく。こうしておくと、ローター20の中
心部に落下する肥料は軽いので図5に示すような散布状
態X1 となる。このとき、シャッター15の開閉によっ
てコンベア13に供給される肥料の量が変化するので、
自走車10の走行速度に関係なく散布量を調整できる。
【0010】粒状の比重の重い肥料を散布する場合に
は、油圧シリンダー21によりモーター支持台18を後
方に移動させることにより、図6に示すようにローター
20を後方にずらせ(t2 >t1 )、コンベア13の終
端から落下する肥料がローター20の中心と外周との中
ほどに位置するようにしておく。こうしておくと、ロー
ター20の中ほどに落下する肥料は重いので図6に示す
ような散布状態X2 となる。このときも同様にシャッタ
ー15の開閉によって自走車10の走行速度に関係なく
散布量を調整できる。
【0011】散布状況において側方に肥料を散布する場
合には、油圧シリンダー21によりモーター支持台18
をさらに後方に移動させることにより、図7に示すよう
にローター20をさらに後方にずらせ(t3 >t2 )、
コンベア13の終端から落下する肥料がローター20の
外周に位置するようにする。こうしておくと、ローター
20の大きな遠心力により肥料は図7に示すような右側
のみへの散布状態X3となる。このときも同様にシャッ
ター15の開閉によって自走車10の走行速度に関係な
く散布量を調整できる。
【0012】このようにローター20の位置を図5,図
6に示すように変えることにより粒状,粉状の肥料の方
向性を定めることができるし、また図7に示すようにロ
ーター20の位置を設定することにより右側のみの散布
も可能になり、さらにいずれの場合においてもシャッタ
ー15の開閉によって散布量の調整が行なえる。
【0013】上記実施例では肥料散布機の駆動を油圧方
式のものとしたが、油圧方式に限らないは勿論であり、
他のいかなる駆動方式であっても良い。また、上記実施
例では肥料散布機を専用の自走車10に組付けたものを
示したが、機枠11を従来と同様にトラクター等に設置
しても良い。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば散布の
方向性を保ちながらしかもトラクターの走行速度を変え
ずに一定速度で散布量の調整が自在に行なえ、散布作業
のスピード化が図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の後面図である。
【図4】図1の位置調整機構を示す斜視図である。
【図5】粉状肥料の散布状態を示す斜視図である。
【図6】粒状肥料の散布状態を示す斜視図である。
【図7】右側散布の状態を示す斜視図である。
【図8】従来のものを示す斜視図である。
【図9】図8の要部平面図である。
【符号の説明】
11 機枠 12 ホッパー 13 コンベア 14 ホッパーの出口 15 シャッター 17 ローター支持部材 20 ローター 21 油圧シリンダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散布肥料を収容するホッパー、このホッ
    パーの下部出口に設けた散布量調節用のシャッター、前
    記出口の下方に位置して前記出口からの散布肥料を搬送
    するコンベア、このコンベアの終端下方に位置して水平
    回転すると共に前記コンベアの終端から落下する散布肥
    料を受け止めて放射方向に散布するローター、およびこ
    のローターを前記コンベアの進行方向線上に沿って往復
    動するように保持する位置調節機構を備えたことを特徴
    とする肥料散布機。
JP26703891A 1991-09-17 1991-09-17 肥料散布機 Expired - Fee Related JPH0734685B2 (ja)

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