JP2589161B2 - 冷菓製造装置 - Google Patents

冷菓製造装置

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JP2589161B2
JP2589161B2 JP63233673A JP23367388A JP2589161B2 JP 2589161 B2 JP2589161 B2 JP 2589161B2 JP 63233673 A JP63233673 A JP 63233673A JP 23367388 A JP23367388 A JP 23367388A JP 2589161 B2 JP2589161 B2 JP 2589161B2
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は冷えたミックスタンクよりミックスを冷凍シ
リンダーに供給し、冷凍シリンダー内でソフトクリーム
やシェーク等の冷凍を製造し、この冷凍が適切に冷却さ
れて取り出せるよう冷凍装置によりミックスタンク、冷
凍シリンダー等を冷却制御している冷菓製造装置に関す
るものである。
(ロ)従来の技術 一般にソフトクリーム製造機やシェーク製造機等に代
表されるいわゆる冷凍菓子を製造するこの種タイプの冷
菓製造装置に於いては、原料ミックスを蓄えるミックス
タンクと、このタンクより適宜供給されたミックスを内
部で攪拌しソフトクリームやシェークを製造する室であ
る冷凍シリンダーを備え、そしてこれらを冷却し、常に
適切に除去された冷菓を取り出せるよう冷凍装置が冷却
制御している。
この冷却制御方法は実公昭60−8702号公報に記載され
るように、冷凍シリンダー1の冷却温度を検知するサー
モスタット4により、圧縮機13、及び電磁弁16をON/OFF
し、冷媒を冷凍シリンダーの冷却機2と、ミックスタン
ク8の冷却管20に夫々分流して同時に冷却することを基
本構成としている。そして、最近ツイン機と称し、一台
の機械の中に、二台の冷菓製造装置を独立して内蔵し、
一方はソフトクリーム、他方はシェークと異なる商品を
販売できる冷菓製造機が提案され、その場合の冷却系統
は同公報の第4図〜第7図に図示する如く、夫々の製造
装置A,Bに対応して、夫々冷媒回路を設け、夫々の圧縮
機13、13で独立してシリンダ、及びミックスタンクを同
時に冷却しているものである。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、上記した従来の冷却方法では、冷凍シリンダ
ーとミックスタンクの双方を冷却するほどの大きな能力
を有する圧縮機を2台要し、又、一方が商品的に良く売
れる場合は、その方のミックスタンクのミックスの減り
量が早くなり、そして、冷凍シリンダーから取り出され
る期間も短くなり、ミックスの冷却に十分時間を掛けら
れなくなるので、勢い冷凍能力のパワーの大きい圧縮機
を良く売れる商品の製造装置に備えることを考慮する必
要性が生まれる。又、従来では、主たる冷凍シリンダー
の冷却と並行して、ミックスタンクの冷却がその冷凍力
の一部を分散して行われている。従って、冷菓が連続的
に取り出されると、温度の高いミックスタンクのミック
スがその都度冷凍シリンダーに供給されてシリンダー内
のミックス温度は乱れ、上昇傾向となる。このミックス
を十分冷却するには、ミックスタンクの方に一部に冷却
力が取られているので短い時間では十分にできず、結
局、消費者に好ましい状態の冷菓商品を提供できない欠
点がある。
本発明は上記点に鑑み成されたもので冷凍シリンダー
に冷却の必要ある場合は、必ず優先的に冷凍シリンダー
の冷却を行い、それの終了後ミックスタンクの冷却に移
るように冷却制御して、連続販売となるピークドロー時
にも冷凍シリンダー内のミックスは十分冷却されて販売
準備可能とし、又、ツイン機の冷菓製造装置にあって
は、一方を主機として良く売れる商品に対応させ、他方
を従機とし、主機側の冷凍サイクルはその冷凍シリンダ
ーのみの冷却を行い、従機側の冷凍サイクルで双方のミ
ックスタンクともう一つの冷凍シリンダーを冷却する経
済的な冷却装置とした冷菓製造装置を提供することを目
的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明に係る冷菓製造装置は、一台の圧縮機から出る
冷媒を、ミックスタンクと冷凍シリンダーの2系統に分
け、各系統にミックスタンク冷却用電磁弁と、冷凍シリ
ンダー冷却用電磁弁を設けると共に、ミックスタンク及
び冷凍シリンダーの冷却温度を夫々感知して作動するミ
ックスタンク用サーモスタットと冷凍シリンダー用サー
モスタットを設けて冷凍サイクル装置を形成し、圧縮機
はいずれかのサーモスタットが作動すれば運転し、冷媒
を流し得るように待機するも、電磁弁の方は、冷凍シリ
ンダー用サーモスタットにより冷却必要の作動がある場
合は、優先的に冷凍シリンダーに冷媒が流れ冷却される
ように、ミックスタンク用電磁弁は閉じ、冷凍シリンダ
ー用電磁弁を開き、冷凍シリンダー冷却完了後、ミック
スタンク冷却に移行するようにしたものである。
もう1つの本発明に係る冷菓製造装置は、夫々異なる
種類の冷菓を製造する2つの冷菓製造機を設け、各製造
機は冷凍シリンダーとミックスタンクを備えると共に、
一方を主機として良く売れる商品に対応させ、他方を従
機とし、主機側に設けた冷凍装置は主機側の冷凍シリン
ダーのみを冷却するようにし、従機側に設けた冷凍装置
はもう一方の冷凍シリンダーと双方のミックスタンクを
冷却するようにしたものである。
(ホ)作用 上記のように構成したので、ミックスタンク、冷凍シ
リンダー双方とも冷却必要とする状態でも、先に冷凍シ
リンダーにすべての冷媒が圧縮機によって送り込まれ、
冷凍能力が全開され、ミックスタンクよりミックスが冷
凍シリンダーに補給され、シリンダー内のミックス温度
が上がっても、それは短時間に冷却され、冷却の回復が
早い。そして、シリンダー内の冷却が終われば、ミック
スタンク用サーモスタットの作動に基づき、ミックスタ
ンク冷却用電磁弁が開き、ミックスタンクの方の冷却が
行われる。そして、商品的に良く売れるほうの冷菓製造
機の冷凍シリンダーは、それ専用の冷凍装置によって常
時冷却され、ピークドロー時の冷凍シリンダー内のミッ
クスに対する冷却は十分となっている。又、良く売れる
商品側の冷凍シリンダーのみを冷却するだけなので、主
機側の圧縮機は能力が小さくてもよい。
一方従機側は商品が余り売れない方に対応させている
ので、販売によるミックスの流動頻度及びその量が少な
くミックスタンク及び冷凍シリンダーの冷却に影響を余
りおよぼさない。よって、待機側の冷凍装置は能力が十
分余っているので、主機側のミックスタンクをも含めた
冷却を行え、経済的な活用となる。
(ヘ)実施例 以下、本発明の実施例を図面とともに説明する。第
(1)図は、冷凍シリンダーを優先的に冷却し得える本
発明の冷媒系統を主とした冷菓製造装置の構成図、第
(2)図は、2種の商品を製造し、従機(売れ行き少な
い商品を製造)側の冷凍装置で主機(良く売れる商品を
製造)側のミックスタンクをも冷却可能とした本発明の
冷媒系統を主体とした冷菓製造装置の構成図、第(3)
図は同上趣旨の他の実施例にかかる本発明の冷媒系統を
主体とした冷菓製造装置の構成図、第(4)図は本発明
冷菓製造装置の制御回路図である。
先ず、第(1)図において、(1)は冷凍シリンダ
ー、(2)はミックスタンク、(3)は接続管で、ミッ
クスをミックスタンクより冷凍シリンダーへ供給する。
(4)は圧縮機で、冷媒を凝縮器(5)へ送り込み、液
化された冷媒は、冷凍シリンダー(1)を冷却する冷媒
回路と、ミックスタンク(2)を冷却する冷媒回路の2
手に別れ、冷凍シリンダー(1)の周囲に巻回した蒸発
器(6)、及びミックスタンク(2)の周囲を巻回する
冷却パイプ(7)に流れて、夫々を冷却する。(8)は
冷凍シリンダー冷却用電磁弁で、(9)はキャピラリチ
ューブである。一方、(10)はミックスタンク冷却用電
磁弁で、(11)はキャピラリチューブである。冷凍シリ
ンダー(1)には、冷凍シリンダー用サーモスタット
(12)の感温部(13)が取り付けられ、冷凍シリンダー
(1)内のミックスの温度を間接的に検出している。ま
た、ミックスタンク(2)にも、同様にミックスタンク
用サーモスタット(14)の感温部(15)が取り付けら
れ、ミックスタンク(2)内のミックスの温度を間接的
に検出している。(16)は凝縮器(5)を空冷するファ
ンモータである。次に、上記構成に於いて、第1の発明
を達成する制御方法について説明する。
それは、第(4)図の制御回路で、一点鎖線枠部
(1)で示す回路部分である。冷凍シリンダー用サーモ
スタット(12)は4個の接点、(THM1)(12a)(THM
2)(12b)(THM3)(12c)(THM4)(12d)を有し、ミ
ックスタンク用サーモスタット(14)も同様に、4個の
接点、(THS1)(14a)(THS2)(14b)(THS3)(14
c)(THS4)(14d)を有する。冷凍シリンダー(1)及
びミックスタンク(2)が所定温まで冷却されていない
と、各接点はL側に切換っている。従って、シリンダー
用サーモの第2接点(THM2)(12b)がL側にあって、
冷凍シリンダー冷却用電磁弁(VM)(8)が通電開放
し、又、ミックス攪拌用モータ(BM)(25)が通電回転
する。一方、シリンダー用サーモの第4接点(THS4)
(12d)がL側にあって、圧縮器(4)が通電され運転
すると共に、ファンモーター(16)も回転する。尚、こ
の時、ミックスタンク用サーモの第4接点(THS4)(14
d)も閉成しているので、この接点(14d)を介しても圧
縮機(4)、ファンモータ(16)は通電状態にある。そ
して、シリンダー用サーモの第1接点(THM1)(12a)
のL側には、冷凍シリンダー冷却用電磁弁(8)のOFF
遅延タイマー(THM)(26)が接続されている。このタ
イマー(26)は通電すると、そのタイマー接点(TMM1)
(26′)を閉成し、冷凍シリンダー(1)が所定温まで
冷却され、第1接点(12a)がH側に切換った時点か
ら、少し遅れてこのタイマー接点(TMM1)(26′)を開
く作用をする。この様にすることにより、電磁弁(8)
及び攪拌モーター(25)は所定時間その動作を継続し、
これらの瞬間的動作停止に伴う衝撃を柔げている。そし
て、上記タイマー(26)と並列的にミックスタンク電磁
弁(10)のOFF遅延タイマー(TMS)(27)が、シリンダ
ー用サーモの第1接点(12a)のH側及び、ミックスタ
ンク用サーモの第1接点(14a)を介して接続されてい
る。この遅延用タイマー(27)も通電すると、そのタイ
マー接点(TMS1)(27′)を閉成し、冷凍シリンダー
(1)が再び冷却するに必要となる温度になって、第1
接点(12a)がL側に切換わった時点から、少し遅れて
このタイマー接点(28)を開く作用をする。冷凍シリン
ダー(1)が冷却され、所定レベルの温度までなると切
換わるシリンダー用サーモの第2接点(14b)のH側に
は、ミックスタンク用サーモの第3接点(14c)を介し
て、ミックスタンク冷却用電磁弁(VS)(10)が直列接
続されれている。そして、この電磁弁(10)には、シリ
ンダー用サーモの第3接点(12c)と前記ミックスタン
ク電磁弁OFF遅延タイマー(27)もタイマー接点(2
7′)を介する別の通電回路も設けられている。この通
電回路は、ミックスタンク冷却中に、冷凍シリンダーの
温度が上昇し、冷却する必要が生じた場合、シリンダー
用サーモの第2接点(12b)がC−L側に換り、ミック
スタンク冷却用電磁弁(10)を閉成させるが、その閉成
を遅らせ、少しの間そのまま開放させて置くものであ
る。即ち、シリンダー用サーモの第3接点(12c)がC
−L側に継がり、閉成を継続しているタイマー接点(2
7′)を介してミックスタンク冷却用電磁弁(10)は通
電し、所定時間後、このタイマー接点(27′)を開成
し、完全に電磁弁(10)は閉まるようにして、電磁弁
(10)の衝撃的な瞬間閉成を無くしている。(CSW)(2
8)は操作スイッチである。次に、上記回路において動
作を説明する。
先ず、操作スイッチ(28)をONする。この時、冷凍シ
リンダー(1)が所定レベルまで冷却されておらず、冷
凍シリンダー用サーモスタット(12)の各接点(12a)
(12b)(12c)(12d)はL側に位置している。よっ
て、圧縮機(4)およびファンモータ(16)は接点(12
d)のC−Lを介して通電される。一方冷凍シリンダー
冷却用電磁弁(8)及び攪拌用モータ(25)も接点(12
b)のC−Lを介して通電されるため、冷凍シリンダー
(1)が冷却される。しかし、ミックスタンク冷却用電
磁弁(10)は、接点(12b)がC−L側に位置している
ため通電されず、ミックスタンク(2)は冷却されな
い。そして、この時冷凍シリンダー冷却用電磁弁のOFF
遅延用タイマー(26)も、接点(12a)のC−Lを介し
て通電されるため、そのタイマー接点(26′)がONす
る。やがて、冷凍シリンダー(1)が所定温度まで冷却
され、接点(12d)がH側に切り換わり、かつミックス
タンク(2)が所定温度まで冷却されておらず、ミック
スタンクサーモスタット(14)の各接点(14a)(14b)
(14c)(14d)がL側に位置する時、圧縮機(4)およ
びファンモータ(16)は、接点(14d)のC−Lを介し
て、継続して通電される。即ち、冷凍シリンダー(1)
の冷却を終了した後、ミックスタンク(2)の冷却へと
移行する。ところで、冷凍シリンダー冷却用電磁弁のOF
F遅延用タイマー(26)は、接点(12a)がC−H側に切
り換わったことにより通電が断たれる。これによりその
タイマー接点(26′)は所定時間後にOFFする。この動
作と同時に、冷凍シリンダー冷却用電磁弁(8)及び攪
拌モータ(25)は接点(12b)がH側に切換わることに
より通電は断たれるが、これと並列に接続されているタ
イマー接点(26′)及び接点(14b)のC−Lを介し
て、所定時間継続して通電される。しかし、所定時間が
経過すると、接点(26′)がOFFするため通電が断たれ
る。そして、ミックスタンク冷却用電磁弁(10)は、接
点(12b)のC−H、及び接点(14c)のC−Lを介して
通電されるため、冷却を開始する。又ミックスタンク電
磁弁遅延タイマー(27)も接点(12a)のC−H及び接
点(14a)のC−Lを介して通電される。これにより接
点(27′)はONする。この後、ミックスタンクの冷却操
作(イ)が成される。この冷却操作(イ)は次の如くで
ある。即ち、ミックスタンク(2)が冷却され、その温
度が所定レベルまで下がれば、ミックスタンク用サーモ
スタット(14)の各接点(14a)(14b)(14c)(14d)
がH側に切り換わり、且つ冷凍シリンダー(2)は十分
冷却されていて、そのサーモスタット(12)の接点(12
a)(12b)がH側に、そして接点(12c)(12d)がL側
より離れているときは、圧縮器(4)及びファンモータ
(16)は、接点(12d)及び接点(14d)がOFFしている
ため、通電が断たれ、停止する。又、ミックスタンク冷
却用電磁弁(10)も、接点(12c)及び接点(27′)がO
FFしているため、通電が断たれ、停止する。また、シリ
ンダー用電磁弁の遅延タイマー(26)は、接点(12a)
がC−H側に位置しているため通電が断たれる。又、ミ
ックスタンク用電磁弁の遅延タイマー(27)も、接点
(14a)がOFFしているため通電が絶たれる。これによ
り、すべての機能が停止し再びシリンダー用サーモスタ
ット(12)及びミックスタンク用サーモスタット(14)
の接点がL側に移行すると再び運転を開始する。
ところでミックスタンクの冷却操作(イ)を行ってい
て、未だ冷却が終わらず、サーモスタット(14)が、H
側に切り換わる前に、冷凍シリンダー用のサーモスタッ
ト(12)がL側に切り換わって、冷凍シリンダー(1)
の冷却を必要とする状況になった場合の作動を説明す
る。この時、圧縮機(4)及びファンモータ(16)は、
接点(12d)のC−L及び接点(14d)のC−Lを介して
継続して通電される。また、攪拌用モータ(25)及び冷
凍シリンダー冷却用電磁弁(8)は、接点(12b)のC
−Lを介して通電されるため、冷凍シリンダー(1)は
冷却を開始する。そして、ミックスタンク冷却用電磁弁
(10)のOFF遅延タイマー(27)は、接点(12a)がC−
L側に移行したため、通電が断たれるが、そのタイマー
接点(27′)は通電が断たれても閉成を継続し、所定時
間後にOFFする。この動作と同時に、ミックスタンク冷
却用電磁弁(10)は、接点(12b)からの通電を断たれ
るが、それと並列に接続されている接点(27′)及び接
点(12c)のC−Lを介して所定時間継続して通電さ
れ、所定時間経過すると、ミックスタンク冷却用電磁弁
(10)のOFF遅延タイマー(27)の接点(27′)がOFFす
るため通電が断たれる。そして、冷凍シリンダー冷却用
電磁弁のOFF遅延タイマー(26)は、接点(12a)のC−
Lを介して通電されるため、その接点(26′)はONす
る。
この様に、ミックスタンク(2)の冷却中であって
も、冷凍シリンダー(1)の冷却を要する場合には、ミ
ックスタンク(2)の冷却を停止し、冷凍シリンダー
(1)の冷却をなすように、冷凍シリンダー優先の冷却
制御となっている。こうして、冷凍シリンダー(1)の
冷却が終われば、ミックスタンク(2)の冷却制御へと
自動的に移行する。
次に、第2の発明に付いて、先ずその第1実施例であ
る第(2)図に基づき説明すると、冷凍シリンダー(1
A)(1B)とミックスタンク(2A)(2B)及び圧縮機(4
A)(4B)と凝縮機(5A)(5B)とを夫々備えた2種類
の商品を製造できる2台の製造機を有する冷菓製造装置
であって、今、良く売れる商品(A)を作る製造機
(A)を主機とし、他方を商品(B)を作る従機の製造
機(B)とする。主機(A)側の圧縮機(4A)は、主機
側の冷凍シリンダー(1A)のみを冷却するために設け、
その冷凍サイクルを凝縮器(5A),冷凍シリンダー冷却
用電磁弁(8A)、キャピラリチューブ(9A)、蒸発器
(6A)とで形成し、冷凍シリンダー(1A)には、冷凍シ
リンダー用サーモスタット(12A)の感温部(13A)が取
付けられ、冷凍シリンダー(1A)内のミックス温度を間
接的に検出する。一方、従機(B)側には、A種のミッ
クスタンク(2A)とB種のミックスタンク(2B)とを一
緒に収蔵した断熱筐(17)が設けられ、この断熱筐(1
7)内に冷却機(18)が設けられている。従って、従機
(B)側の冷凍シリンダー(1B)の冷却と、この断熱筐
(17)の冷却を行うこととなる。即ち、凝縮機(5B)を
出た冷媒は、断熱筐冷却用電磁弁(19)、キャピラリチ
ューブ(20)を介して冷却器(18)に流れるものと、冷
凍シリンダー冷却用電磁弁(8B)、キャピラリチューブ
(11B)を介して、従機B(側)の冷凍シリンダー(1
B)の蒸発器(6B)に流れる二手に別れ、各々を冷却す
る。そして、この断熱筐(17)内には、管内の温度を検
出する感温部(21)が設けられ、この感温部(21)は筺
体用サーモスタット(22)に継がれている。一方従機
(B)側の冷凍シリンダー(1B)にも、冷凍シリンダー
用サーモスタット(12B)の感温部(13B)が取り付けら
れ、シリンダー内のミックス温を間接的に検知してい
る。(23)と(24)は、夫々、A種ミックスとB種ミッ
クスの送出用ポンプである。そして、(16B)は凝縮器
(5B)の空冷用ファンモータである。従機(B)側の冷
媒回路の構成は、第(1)図と同等で、又、冷凍シリン
ダー用サーモスタット(12B)、筐体用サーモスタット
(22)と各電磁弁(8B)(19)及び圧縮器(4B)とのON
/OFF制御関係も同等で、第1図のミックスタンク(2)
の代わりに、断熱筐(17)が設けられ、冷却パイプ
(7)が冷却器(18)に、ミックスタンク用サーモスタ
ット(14)が筐体用サーモスタット(22)に、そして、
ミックスタンク冷却用電磁弁(10)が電磁弁(19)に相
当すると見做せるので、第(4)図の(1)部と同等回
路が構成でき、冷凍シリンダー(1B)優先の冷却制御を
行える。そして主機(A)側は、冷凍シリンダー(1A)
のサーモスタット(12A)により、圧縮器(4A)をON/OF
F制御し、又、電磁弁(V)(8A)の開閉、及び、攪拌
用モータ(BM1)(29)の運転、停止を独自に行ってい
る。この主機(A)側の制御操作を実施する回路が、第
(4)図の一点鎖線枠のII部分である。即ち、主機側の
冷凍シリンダー用サーモスタット(12A)の接点(TH)
(30)を介して、圧縮器(4A)(CM1)攪拌用モータ(2
9)、冷凍シリンダー冷却用電磁弁(8A)そしてファン
モータ(FM1)(1A)が並列接続され、冷凍シリンダー
(1)が所定レベルにまで冷却されるまで、接点(30)
は閉成し、各部は作動し、所定温まで冷却すると、接点
(30)は開き各部は停止する。第3図に示す構成図で
は、従機(B)側の冷凍サイクルで、双方のミックスタ
ンク(2A)(2B)を収蔵した断熱筐(17)を冷却する代
わりに、従機(B)側の冷凍サイクルで、ミックスタン
ク(2B)およびミックスタンク(2A)の冷却パイプ(7
B)(7A)を直列接続して、冷却するよう成したもの
で、ミックスタンク(2A)(2B)に夫々、その温度をそ
の冷却パイプ(7B)(7A)内の冷媒温度を検出すること
で間接的に検知して、作動するサーモスタット(1A)
(14A)の感温部(15B)(15A)が配設されている。そ
の他の構成は第(2)図と同一である。
以上のように、第(2)図、及び第(3)図の構成に
よって、良く売れる商品側の冷菓製造機(主機)は、そ
の冷凍シリンダー(1A)を独立して冷却され、残りの冷
菓製造機(従機)側の冷却能力を最大限に利用して、双
方のミックスタンク(2A)(2B)の冷却と従機(B)側
の冷凍シリンダー(1B)の冷却とを行えるようにしてあ
る。
尚、本実施例の制御回路では、冷凍シリンダーの冷却
からミックスタンクの冷却への切換時、及びミックスタ
ンクから再び冷凍シリンダーへの冷却切換時、それぞれ
冷凍シリンダー冷却用電磁弁とミックスタンク冷却用電
磁弁の作動がオーバーラップしているが、ユニット的に
問題が無ければ、その必要は無い。
(ト)発明の効果 以上のように本発明によれば、冷凍シリンダーの冷却
と、ミックスタンクの冷却は、一つの圧縮器で分岐した
2系統の冷媒回路で行うようにし、夫々の系統に冷凍シ
リンダー冷却用電磁弁とミックスタンク冷却用電磁弁を
設けると共に、冷凍シリンダーの冷却温度、及びミック
スタンクの冷却温度を夫々探知する冷凍シリンダー用サ
ーモスタットと、ミックスタンク用サーモスタットとを
設け、少なくとも一方のサーモスタットが作動すれば、
圧縮器を運転可能とするも、電磁弁は、冷凍シリンダー
用サーモスタットの作動ある場合は、必ず、冷凍シリン
ダー冷却用電磁弁を開け、ミックスタンク冷却用電磁弁
は閉めて、優先的に冷凍シリンダーの方へ冷媒を流し、
冷却するようにしたので、冷凍シリンダーは十分に冷え
ている。よって、商品の連続販売があって、冷凍シリン
ダーからミックスが次々に取り出され、ミックスタンク
より温度の高いミックスが冷媒シリンダーに多く補給さ
れても、短時間でミックスは販売可能な低温状態にする
ことができ、次の販売状態に待機できる。この様に、従
来の様に、冷凍シリンダーとミックスタンクとに冷媒が
並行して流れ、夫々が冷却されているものに比べ、本発
明では、冷凍シリンダーには、冷却必要な場合は、すべ
ての冷媒が流れて、早急に冷却をするのでこの種装置に
重視される販売後の立上り時間(ソフトクリーム等を販
売可能な数だけ販売した後、次に販売可能になるまでの
時間)を短くできる。そして、冷凍シリンダーの冷却が
終了すれば、冷凍シリンダー側の電磁弁は閉じ、ミック
スタンク冷却用の電磁弁が開き、ミックスタンクの冷却
に自動的に移行できる。
また、異なる2種類の商品を販売する2つの製造機を
有するものにあっては、一方を主機として、良く売れる
商品に対応させ、他方を待機とし、主機側には、その冷
凍シリンダーのみを冷却する冷凍サイクルを独立して設
け、従機側の冷凍サイクルで双方のミックスタンク及び
従機側の冷凍シリンダーを冷却するようにしたから、主
機、待機の夫々の冷凍サイクルの能力を最大限に発揮す
ることができ経済的な冷却となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、冷凍シリンダーを優先的に冷却し得る本発明
の冷媒系統を主にした冷菓製造装置の構成図、第2図
は、2種の商品を製造し、従機(売れ行き少ない商品を
製造)側の冷凍装置で主機(良く売れる商品を製造)側
のミックスタンクをも冷却可能とした本発明の冷媒系統
を主体とした冷菓製造装置の構成図、第3図は同上趣旨
の他の実施例に係る本発明の冷媒系統を主体とした冷菓
製造装置の構成図、第4図は本発明冷菓製造装置の制御
回路図である。 1,1A,1B……冷凍シリンダー、2,2A,2B……ミックスタン
ク、4,4A,4B……圧縮機、8,8A,8B……冷凍シリンダー冷
却用電磁弁、10,10B……ミックスタンク冷却用電磁弁、
12,12A,12B……冷凍シリンダー用サーモスタット、14,1
4A,14B……ミックスタンク用サーモスタット、17……断
熱筐18……冷却器、19……筐体冷却用電磁弁、22……筐
体用サーモスタット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢内 宏治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 石井 武 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−151142(JP,A) 特開 昭62−210954(JP,A) 実開 昭57−129382(JP,U) 実公 昭60−8702(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの圧縮器で、冷凍シリンダーとミック
    スタンクとを分岐した2系統の冷媒回路で冷却する冷凍
    サイクル装置を備え、各系統の冷媒回路に冷凍シリンダ
    ー冷却用電磁弁とミックスタンク冷却用電磁弁を設ける
    と共に、冷凍シリンダー及びミックスタンクの冷却温度
    を夫々感知して作動する冷凍シリンダー用サーモスタッ
    トとミックスタンク用サーモスタットとを設け、少なく
    とも一方のサーモスタットが或る設定温度で作動する
    時、前記圧縮機が運転し、冷凍シリンダー用サーモスタ
    ットが設定した温度で作動した場合は、ミックスタンク
    冷却用電磁弁を閉じ、冷凍シリンダー冷却用電磁弁を開
    き、冷凍シリンダー系冷媒回路に冷媒を流し、冷凍シリ
    ンダーを優先的に冷却することを特徴とする冷菓製造装
    置。
  2. 【請求項2】冷凍シリンダーとミックスタンク及び冷凍
    装置とを夫々有した2つの冷菓製造機を設け、一方の冷
    菓製造機を主機として良く売れる商品に対応させ、他方
    を従機とし、主機側の冷凍装置は主機側の冷凍シリンダ
    ーのみを冷却し、従機側の冷凍装置は従機側の冷凍シリ
    ンダーと、双方のミックスタンクとを冷却するように構
    成したことを特徴とする冷菓製造装置。
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