JP2001245600A - 冷菓製造装置 - Google Patents

冷菓製造装置

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JP2001245600A
JP2001245600A JP2000059154A JP2000059154A JP2001245600A JP 2001245600 A JP2001245600 A JP 2001245600A JP 2000059154 A JP2000059154 A JP 2000059154A JP 2000059154 A JP2000059154 A JP 2000059154A JP 2001245600 A JP2001245600 A JP 2001245600A
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cooling
hopper
cylinder
valve
compressor
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JP2000059154A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ishii
武 石井
Shigeo Sato
重夫 佐藤
Seiji Ishihama
誠二 石浜
Yoshikazu Takada
善和 高田
Koichiro Ikemoto
宏一郎 池本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱殺菌運転後の保冷運転を円滑に実行する
ことができる冷菓製造装置を提供する。 【解決手段】 制御装置Cは、加熱殺菌運転から保冷運
転に移行した場合、ホッパー冷却弁26とシリンダ冷却
弁24の双方を開き、電流センサ47が検出するコンプ
レッサ18の通電電流が第1の上限値に上昇した場合、
シリンダ冷却弁24を閉じると共に、通電電流が第1の
上限値よりも高い第2の上限値に上昇した場合はホッパ
ー冷却弁26及びシリンダ冷却弁24の双方を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトアイスクリー
ム等の冷菓を製造する冷菓製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりソフトクリーム等の冷菓を製造
するこの種冷菓製造装置は、例えば実公昭63−203
04号公報に示される如く、ソフトクリームの原料とな
るミックス(冷菓ミックス)を貯蔵するホッパーと、こ
のホッパーより供給されるミックスからソフトクリーム
を製造する冷却シリンダと、コンプレッサ、凝縮器、減
圧装置、及び冷却シリンダとホッパーにそれぞれ設けら
れた冷却器とから構成された冷凍装置を備えている。
【0003】そして、この冷凍装置の冷凍サイクルを四
方弁により可逆させ、営業中における冷菓製造時にはコ
ンプレッサから吐出された高温高圧ガス冷媒(以下、ホ
ットガスと称する。)を凝縮器にて放熱させて液化し、
減圧装置にて減圧した後各冷却器に流し、蒸発させて冷
却シリンダとホッパーを所定温度に冷却することによ
り、冷却シリンダにてソフトクリームを製造する。ま
た、営業を終了した後にミックスや冷却シリンダ及びホ
ッパーの加熱殺菌・洗浄を行うときにはコンプレッサか
ら吐出されたホットガスを各冷却器に直接流入させて冷
却シリンダやホッパーを加熱するようにしている。
【0004】又、上記ホッパーには攪拌機が取り付けら
れており、冷菓製造時或いは或いは加熱殺菌時には前記
攪拌機を回転させてホッパー内のみを撹拌することによ
り、冷却或いは加熱作用が均一に行き渡るようにしてい
る。そして、加熱殺菌後は保冷運転に移行し、殺菌され
たミックスを一晩ホッパー内に保冷して、翌日の営業時
に再びソフトクリームの製造のために用いるものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、特に冷菓製造
装置は加熱殺菌運転から保冷運転に移行した後は、加熱
殺菌時の高温状態から低温保冷温度までミックスを低下
させるため、コンプレッサに加わる負荷は甚大なものと
なる。従来では係る保冷運転への移行時、冷却シリンダ
の冷却器とホッパーの冷却器に冷媒を供給する弁を双方
開いていたため、コンプレッサが過負荷となって、通常
コンプレッサモータに設けられたオーバーロードリレー
などが作動し、コンプレッサモータが強制停止させられ
ていた。
【0006】そのため、保冷運転が所定期間中断してし
まい、保冷状態に移行するまでに長時間を要してミック
スの劣化を引き起こす問題があった。
【0007】また、上記問題を解決すべくコンプレッサ
の通電電流が所定の値に上昇した場合に、ホッパー冷却
弁とシリンダ冷却弁の何れかを閉じるというものが考え
られるが、係る場合では、一方の冷却弁が閉じられた状
態であっても更に通電電流が上昇し、コンプレッサが過
負荷となってコンプレッサモータが強制停止される問題
があった。
【0008】そこで本発明は、係る従来の技術的課題を
解決するために成されたものであり、加熱殺菌運転後の
保冷運転を円滑に実行することができる冷菓製造装置を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の冷菓製造装置
は、ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、このホッパー
より適宜供給されるミックスを撹拌しながら冷却するこ
とにより冷菓を製造する冷却シリンダと、ホッパーに設
けられたホッパー冷却器と、冷却シリンダに設けられた
シリンダ冷却器と、冷菓製造時及び保冷運転時に各冷却
器によりホッパー及び冷却シリンダを冷却する冷却サイ
クルと加熱殺菌運転時に各冷却器によりホッパー及び冷
却シリンダを加熱する加熱サイクルとを構成する可逆サ
イクル式の冷凍装置と、ホッパー冷却器とシリンダ冷却
器への冷媒の供給をそれぞれ制御するホッパー冷却弁及
びシリンダ冷却弁と、冷凍装置を構成するコンプレッサ
の通電電流を検出するセンサと、このセンサの出力に基
づき、コンプレッサ及び各弁の制御を行う制御手段とを
備えており、この制御手段は、加熱殺菌運転から保冷運
転に移行した場合、ホッパー冷却弁とシリンダ冷却弁の
双方を開き、センサが検出するコンプレッサの通電電流
が第1の上限値に上昇した場合、シリンダ冷却弁を閉じ
ると共に、通電電流が第1の上限値よりも高い第2の上
限値に上昇した場合はホッパー冷却弁及びシリンダ冷却
弁の双方を閉じることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明の冷菓製造装置は、上記発
明に加えて制御装置は、コンプレッサの通電電流が所定
の下限値に低下した場合、ホッパー冷却弁とシリンダ冷
却弁の双方を開くことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、ミックスを貯蔵保冷する
ホッパーと、このホッパーより適宜供給されるミックス
を撹拌しながら冷却することにより冷菓を製造する冷却
シリンダと、ホッパーに設けられたホッパー冷却器と、
冷却シリンダに設けられたシリンダ冷却器と、冷菓製造
時及び保冷運転時に各冷却器によりホッパー及び冷却シ
リンダを冷却する冷却サイクルと加熱殺菌運転時に各冷
却器によりホッパー及び冷却シリンダを加熱する加熱サ
イクルとを構成する可逆サイクル式の冷凍装置と、ホッ
パー冷却器とシリンダ冷却器への冷媒の供給をそれぞれ
制御するホッパー冷却弁及びシリンダ冷却弁と、冷凍装
置を構成するコンプレッサの通電電流を検出するセンサ
と、このセンサの出力に基づき、コンプレッサ及び各弁
の制御を行う制御手段とを備えた冷菓製造装置におい
て、制御手段は、加熱殺菌運転から保冷運転に移行した
場合、ホッパー冷却弁とシリンダ冷却弁の双方を開き、
センサが検出するコンプレッサの通電電流が第1の上限
値に上昇した場合、シリンダ冷却弁を閉じると共に、通
電電流が第1の上限値よりも高い第2の上限値に上昇し
た場合はホッパー冷却弁及びシリンダ冷却弁の双方を閉
じ、また、コンプレッサの通電電流が所定の下限値に低
下した場合、ホッパー冷却弁とシリンダ冷却弁の双方を
開くので、コンプレッサの過負荷を迅速に解消すること
ができ、結果として保冷プルダウン工程に要する時間を
短縮することができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の冷菓製造装置の実施
例としてのソフトクリーム製造装置SMの内部構成を示
す斜視図を示している。実施例の冷菓製造装置SMは、
バニラやチョコレートのソフトクリームやシェーク等の
冷菓を製造販売するための装置であり、図1において本
体1の上部には、例えば前記ソフトクリームの原料とな
るミックス(冷菓ミックス)を貯蔵するホッパー2、2
が設けられている。このホッパー2は上面に開口してお
り、この上面開口はそこに着脱自在に載置される蓋部材
3にて開閉自在に閉塞され、ミックスの補充時等にはこ
の蓋部材3が取り外される。
【0013】ここで、蓋部材3について図2乃至図9を
参照して説明する。図2は蓋部材3の平面図、図3は蓋
部材3の底面図、図4は蓋部材3の側面図、図5は蓋部
材3の正面図、図6は蓋部材3の縦断側面図、図7は蓋
部材3の縦断正面図、図8は治具Gに装填された蓋部材
3の説明図、図9はホッパー2に載置された蓋部材3の
構造説明図である。
【0014】蓋部材3は袋状の例えばポリプロピレンな
どの硬質合成樹脂を図8に示す如く成形治具Gに充填
し、内部をブローするブロー成型によって本体3Aが形
成されており、これにより本体3Aの内部には断熱空間
Sが形成されている。本体3Aは図2乃至図5に示す如
く本体3Aの前部から中央部にかけて所定曲率で隆起し
ていると共に同様に後部から中央部にかけて所定曲率で
隆起している。
【0015】そして、本体3A上面には、図6に示す如
く本体3Aの底面に所定の断熱空間Sの厚みを存するよ
うに前後に凹部3Bが形成されている。係る凹部3B
は、蓋部材3の取り扱いに供される把手部とされる。
【0016】また、前記袋状の硬質合成樹脂を治具Gに
充填する際には、蓋部材3の底面の周縁部に相当する位
置において、図8に示す如く隣接する壁面が密着して形
成されており、蓋部材3の底面周縁部には、断熱空間S
を形成しない密着部3Dが構成されている。
【0017】また、本体3Aの底面には、密着部3Dよ
りも少許内側、即ち、前記ホッパー2の外周を形成する
ホッパー2縁部の厚み分よりも少許内側に環状の突部3
Cが形成されている。係る突部3C内部に渡っても断熱
空間Sが形成されている。
【0018】以上の構成により、ホッパー2の上面開口
は、蓋部材3の密着部3Dをホッパー2の縁部上面に載
置することにより閉塞される。このとき、蓋部材3の内
部には、ブロー成型によって断熱空間Sが形成されてい
るため、特別に断熱材を設けることなく、内部の空気に
よって外部の熱を遮断することができる。
【0019】また、蓋部材3の本体3Aには凹部3Bが
形成されているため、格別な把手部材を設けることな
く、把手部が一体に形成されていることから生産工程を
削減することができ、生産性を向上させることができ
る。また、部品点数の削減を行なうことができるため、
蓋部材3のコストの削減を図ることができると共に、外
観の向上を図ることができる。
【0020】更に、ホッパー2の上面開口周囲に載置さ
れる蓋部材3の周縁部を、袋状の硬質性樹脂の隣接する
壁面を密着させて密着部3Dを形成するため、著しくホ
ッパー2上縁との載置面積を小さくすることができ、図
9に示す如く隣り合って形成されるホッパー2との距離
を近くした場合にも蓋部材3が重複することなくホッパ
ー2上面を被覆することができるようになる。
【0021】これにより、冷菓製造装置SM本体自体の
スリム化に伴って、隣り合うホッパー2間の距離を小さ
くすることができ、全体としての外観の向上を実現する
ことができるようになる。尚、実施例の断熱空間Sは内
部に空気が封入される構成であるが、真空とするか、或
いは、断熱性の高いガス(例えば六フッ化硫黄など)を
封入して断熱性能を上げても良い。
【0022】一方、ホッパー2の周囲にはホッパー冷却
器4が捲回されており、このホッパー冷却器4によりホ
ッパー2内のミックスは保冷される。また、ホッパー2
の内底部にはインペラと称されるホッパー撹拌器(撹拌
装置)5が設けられており、下方に設けた誘導電動機か
ら成る撹拌モータ6にて回転駆動される。
【0023】更に、ホッパー2の側壁における所定高さ
の位置には、一対の導電極から成るミックスレベルセン
サ7が取り付けられており、このミックスレベルセンサ
7の電極が導通してホッパー2内の所定量(ミックスレ
ベルセンサ7が設けられている高さ)以上のミックスを
検出している状態、即ち、Highであるか、所定量以
下の状態、即ち、Lowであるか否かが検知される。そ
して、このミックスレベルセンサ7は、後述する制御装
置Cに接続されている。
【0024】また、前記撹拌モータ6は、制御装置Cに
よって制御されており、この制御装置Cには、撹拌モー
タ6の回転調整を行うための撹拌モータ調整スイッチ5
6が接続されている。この撹拌モータ調整スイッチ56
は、基板上に設けられたアップダウンキーによって、多
段階、本実施例では7段階(「1」(弱)、「2」、・
・・「6」、「7」(強))に調整可能とされており、
前記ミックスレベルセンサ7が所定量以上(High)
の場合の撹拌モータ6の回転数を選択可能とされてい
る。
【0025】以上の構成により、制御装置Cが前記ミッ
クスレベルセンサ7が所定量以上(High)であるこ
とを検知した場合には、この撹拌モータ調整スイッチ5
6により、撹拌モータ6の運転が制御される。即ち、調
整スイッチ56が設定「1」とされている場合には、例
えば撹拌モータ6は0.3秒間ONとされ、その後1.
4秒間OFFを繰り返すOFF時間が比較的長い間欠運
転が行なわれる。これにより撹拌モータ6は低速で回転
することになる。
【0026】そして、調整スイッチ56が設定「2」の
場合には、撹拌モータ6は0.5秒間ONとされ、その
後1.2秒間OFFが繰り返される。設定値が上昇する
毎に撹拌モータ6のON時間が増加すると共に、OFF
時間が減少され、撹拌モータ6の回転数は上昇して行
く。そして、調整スイッチ56が設定値「7」の場合に
は、撹拌モータ6は1.5秒間ONとされ、その後0.
2秒間OFFを繰り返す。この状態が撹拌モータ6の最
高速となる。
【0027】このようにホッパー2内に所定量のミック
スが存在する場合には、撹拌モータ6の回転数を適宜調
整し、その撹拌力を多段階で調整できるように構成され
ているので、ミックスの種類や外気温度上昇などに合わ
せて最適な状態でミックスを撹拌することができるよう
になる。
【0028】また、制御装置Cが前記ミックスレベルセ
ンサ7が所定量以下(Low)であることを検知した場
合には、撹拌モータ調整スイッチ56の設定に係わらず
に、撹拌モータ6は0.2行間ONとされ、その後2.
0秒間OFFを繰り返すON時間が比較的長い間欠運転
が行なわれる。これによって、撹拌モータ6の回転は最
低速となる。
【0029】更に、ホッパー2内のミックスが所定量以
下(Low)である場合には、後述する加熱殺菌行程を
行なわないようホットガスの流通停止するように構成さ
れている。
【0030】尚、このホッパー攪拌器5はホッパー2内
のミックスが凍結しないように攪拌するものであるが、
ミックスがホッパー2に所定量以上入れられ、ホッパー
冷却器4に冷却時と逆に流れる冷媒ガス、すなわちホッ
トガスによりホッパー2が加熱殺菌されるときも回転駆
動される。
【0031】一方、図1において8はパイプ状のミック
ス供給器9によりホッパー2から適宜供給されるミック
スをビーター10により回転撹拌して冷菓を製造する冷
却シリンダであり、その周囲にはシリンダ冷却器11が
取り付けられている。ビーター10はビーターモータ1
2、駆動伝達ベルト、減速機13及び回転軸を介して回
転される。製造された冷菓は、前面のフリーザードア1
4に配設された取出レバー15を操作することにより、
プランジャー16が上下動し、図示しない抽出路を開放
されると共に、ビータ10が回転駆動されることによ
り、取り出される。ここで、実施例では上述した装置が
二系統搭載されており、それぞれが例えばバニラ用、チ
ョコレート用とされている。また、取出レバーは当該バ
ニラ、チョコレート及びそれらのミックス用に3つが設
けられている。
【0032】次ぎに、図10及び図11を参照してソフ
トクリーム製造装置SMの冷凍装置Rを説明する。図1
0はソフトクリーム製造装置SMの冷媒回路図、図11
は同ソフトクリーム製造装置SMの制御装置Cのブロッ
ク図を示している。図10においてRは可逆式の冷凍装
置である。以下この冷凍装置Rにつき説明すると、18
はコンプレッサ、19はコンプレッサ18からの吐出冷
媒を、冷却サイクル(実線矢印)を構成する場合と、加
熱サイクル(破線矢印)を構成する場合とで流通方向を
逆に切り換える四方弁、20は水冷式の凝縮器である。
前記四方弁19が冷却サイクルを構成している場合にお
いて、凝縮器20にはコンプレッサ18から吐出された
高温高圧のガス冷媒が逆止弁21を介して流入し、そこ
で凝縮液化して液冷媒となる。
【0033】この液冷媒はドライヤ23を経て逆止弁2
2より出ると二方向に分流し、一方はシリンダ冷却弁2
4、冷却シリンダ用キャピラリチューブ25を経て減圧
され、シリンダ冷却器11に流入してそこで蒸発し、冷
却シリンダ8を冷却する。他方はホッパー冷却弁26、
前段のホッパー用キャピラリチューブ27を経て減圧さ
れ、ホッパー冷却器4に流入してそこで蒸発し、ホッパ
ー2を冷却した後、後段のキャピラリチューブ28を経
て流出する。
【0034】そして、冷却シリンダ8及びホッパー2を
冷却した後の冷媒は、アキュムレータ30にて合流した
後、四方弁19を経てコンプレッサ18に戻る冷却運転
(販売状態)が行われる(実線矢印の流れ)。尚、前記
ホッパー2には当該ホッパー2の温度を検出するための
ホッパーセンサ32が取り付けられると共に、冷却シリ
ンダ8には当該冷却シリンダ8の温度を検出するシリン
ダセンサ31が取り付けられている。
【0035】ところで、この冷却運転において、良質の
冷菓を得るべく冷却シリンダ8及びホッパー2を所定温
度に冷却維持する必要がある。また、ミックスの種類に
応じて、それぞれのミックス特有の風味を生かすため、
使用者によって冷却シリンダ8及びホッパー2を任意の
温度に冷却維持する必要もある。そのため、冷却シリン
ダ8の温度を検出するシリンダセンサ31(図11)を
設け、このシリンダセンサ31により、後に詳述する如
き平衡温度制御によりシリンダ冷却弁24をON
(開)、コンプレッサ18をONして冷却を行ない、シ
リンダ冷却弁24がOFF(閉)しているときにホッパ
ー冷却弁26の開/閉とコンプレッサ18のON/OF
Fを行なわせる。即ち、冷却シリンダ8の冷却が優先す
る制御となっており、シリンダ冷却弁24がOFFの条
件のもとで、ホッパー冷却弁26はONとなる。
【0036】上述した冷却運転の下で販売が成された
後、閉店時には加熱方式によるミックスの殺菌を行なう
ことになる。この場合には、冷却装置を冷却サイクルか
ら加熱サイクルの運転に切り換える。すなわち、四方弁
19を操作して冷媒を点線矢印のように流す。すると、
コンプレッサ18からの高温、高圧の冷媒ガスすなわち
ホットガスは四方弁19、アキュムレーター30を経て
二手に分かれ、一方はシリンダ冷却器11に直接に、他
方は逆止弁33を介してホッパー冷却コイル4に流入し
て、それぞれにおいて放熱作用を生じ、規定の殺菌温度
で所定時間、冷却シリンダ8、ホッパー2は加熱され
る。
【0037】放熱後の液化冷媒はそれぞれシリンダホッ
トガス弁34、ホッパーホットガス弁35を介して合流
後、逆止弁40を経て凝縮器20に流入し、そこで気液
分離される。その後、冷媒ガスは、図10及び図12に
示す如く例えば直径約6.4mmの冷媒配管58を経た
後、係る冷媒配管58に接続された細管57に流入す
る。この細管57は通常の冷媒配管よりも直径が小さい
配管、本実施例では約3.16mmの配管であり、内径
も通常の冷媒配管よりも小さく約2mm、長さは約12
0mmである。その後、冷媒ガスは細管57の他端に配
設された通常の直径の冷媒配管59を介して並列にリバ
ース電磁弁(開閉弁)36及びリバースキャピラリチュ
ーブ37に流入される。そして、リバース電磁弁36又
はリバースキャピラリチューブ37を経た冷媒ガスは、
分岐配管60を介して、四方弁19を経てコンプレッサ
18に戻る加熱サイクルを形成する。
【0038】38は冷却シリンダ8の加熱温度を検知す
る殺菌・保冷センサで、ミックスに対して規定の殺菌温
度が維持されるように予め定めた所定範囲の上限、下限
の設定温度値でシリンダホットガス弁34及びコンプレ
ッサ18をON、OFF制御する。
【0039】また、この殺菌・保冷センサ38は冷却シ
リンダ8の加熱温度を測定しているが、この測定温度は
ミックスの加熱温度とほぼ近いものと判断できるので、
この殺菌・保冷センサ38をミックス温度検出センサと
して兼用できる。この殺菌・保冷センサ38が検出する
ミックス温度情報を利用してリバース電磁弁36の開閉
制御が行なわれる。
【0040】また、ホッパー2の加熱制御はホッパー2
の温度を検出するホッパーセンサ32が兼用され、冷却
シリンダ8に設定した同一の設定温度値でホッパーホッ
トガス弁35及びコンプレッサ18のON、OFF制御
が行なわれる。
【0041】また、前記殺菌・保冷センサ38は、加熱
殺菌後冷却に移行し、翌日の販売時点まである程度の低
温状態、すなわち保冷温度(+8℃〜+10℃程度)に
維持するよう詳細は後述する如くコンプレッサ18のO
N、OFF制御及びシリンダ冷却弁24、ホッパー冷却
弁26のON、OFF制御をする。
【0042】また、コンプレッサ18の高負荷運転を抑
制するために殺菌・保冷センサ38のミックス検出温度
にてリバース電磁弁36は開閉制御される。
【0043】また、44は電装箱、そして45は前ドレ
ン受け(分解図で示す)である。更に、55は給水栓
で、ミックス洗浄時にホッパー2や冷却シリンダ8に給
水するために用いられる。更にまた、43はバイパス弁
であり、同様にコンプレッサ18の過負荷防止の役割を
奏する。
【0044】図11において、制御装置Cは前記電装箱
44内に収納された基板上に構成され、汎用のマイクロ
コンピュータ46を中心として設計されており、このマ
イクロコンピュータ46には前記シリンダセンサ31、
ホッパーセンサ32、殺菌・保冷センサ38の出力が入
力され、マイクロコンピュータ46の出力には、前記コ
ンプレッサ18のコンプレッサモータ18M、ビータモ
ータ12、撹拌機モータ6、シリンダ冷却弁24、シリ
ンダホットガス弁34、ホッパー冷却弁26、ホッパー
ホットガス弁35、四方弁19、リバース電磁弁36、
バイパス弁43が接続されている。
【0045】また、この図において47はコンプレッサ
モータ18Mの通電電流を検出する電流センサ(C
T)、48はビータモータ12の通電電流を検出する電
流センサ(CT)であり、何れの出力もマイクロコンピ
ュータ46に入力されている。また、51は抽出スイッ
チであり、取出レバー15の操作によって開閉されると
共に、その接点出力はマイクロコンピュータ46に入力
されている。
【0046】また、49は冷菓の冷却設定を「1」
(弱)、「2」(中)、「3」(強)の三段階で調節す
るための冷却設定ボリューム、53はビータモータ電流
のしきい値(設定値)を例えば2.3A〜3.3Aの範
囲で任意に設定するためのしきい値設定ボリュームであ
り、何れの出力もマイクロコンピュータ46に入力され
ている。更に、52はマイクロコンピュータ46に各種
運転を指令するための各種スイッチを含むキー入力回路
であり、これら冷却設定ボリューム49、キー入力回路
52、しきい値設定ボリューム53は制御装置Cの基板
上に取り付けられている。
【0047】更にまた、マイクロコンピュータ46の出
力には警報などの各種表示動作を行うためのLED表示
器54も接続されている。
【0048】また、61は冷菓の冷却設定を前記冷却設
定ボリューム49で調節して冷却運転を制御する平衡温
度制御モード(第1の運転モード)と、冷菓の冷却設定
温度を任意に設定して冷却制御するためのマニュアルモ
ード(第2の運転モード)を選択的に切り換えるための
切換スイッチであり、基板上に取り付けられる。70は
切換スイッチ61にてマニュアルモードを選択した場合
の冷却温度の設定を行う温度設定スイッチ70で、71
はデフロスト工程時における後述するデフロストランプ
DLの表示切換を行う表示切換スイッチであり、いずれ
も基板上に設けられる。
【0049】次に、図21は冷菓製造装置SMの前面上
部に設けられたコントロールパネル50を示している。
このコントロールパネル50には、前記キー入力回路5
2を構成する冷却運転スイッチSW1、殺菌スイッチS
W2、洗浄スイッチSW3、デフロストスイッチSW
4、停止スイッチSW5や、LED表示器54を構成す
るCLL、冷却ランプFL、デフロストランプDLなど
が配設されている。
【0050】以上の構成で、図13乃至図16を参照し
てソフトクリーム製造装置SMの動作を説明する。ソフ
トクリーム製造装置SMが運転開始されると、図14、
図15のタイミングチャートに示す如く冷却運転(冷却
工程、デフロスト工程)、殺菌・保冷運転(殺菌昇温工
程、殺菌保持工程、保冷プルダウン工程、保冷保持工
程)の各運転を実行する。先ず始めに前記切換スイッチ
61によって平衡温度制御モードに切り換えられた場合
の冷却制御について説明する。ここで、前記冷却設定ボ
リューム49の設定は、現在は冷菓の冷却設定を「1」
としているものとする。
【0051】先ず、図13のフローチャートを参照しな
がら冷却運転について説明する。前記キー入力回路52
に設けられた冷却運転スイッチSW1が操作されると、
全てをリセットした後、マイクロコンピュータ46は図
13のステップS1で冷却中フラグがセット「1」され
ているか、リセット「0」されているか判断する。
【0052】運転開始(プルダウン)時点で冷却中フラ
グがリセットされているものとすると、ステップS2で
シリンダセンサ31の出力に基づき、冷却シリンダ8内
の現在のミックス温度が冷却終了温度+0.5度以上か
否か判断する。そして、ミックスの温度は高いものとす
ると、ステップS3に進み、計測タイマ(マイクロコン
ピュータ46がその機能として有する)をクリアし、ス
テップS4で現在のミックス温度をt秒前温度にセット
し、ステップS5で冷却中フラグをセットして冷却動作
を実行する(ステップS6)。
【0053】この冷却動作ではマイクロコンピュータ4
6は以下に説明する平衡温度制御を実行する。即ち、マ
イクロコンピュータ46はコンプレッサ18(コンプレ
ッサモータ18M)を運転し、四方弁19は前記冷却サ
イクルとする(非通電)。そして、シリンダ冷却弁24
をON(開)、ホッパー冷却弁26をOFF(閉)、シ
リンダホットガス弁34およびホッパーホットガス弁を
OFFとする。また、ビータモータ12によりビータ1
0を回転させる。
【0054】これにより、前述の如く冷却シリンダ8内
のミックスはシリンダ冷却器11により冷却され、ビー
タ10により撹拌される。ここで、前述の如く冷却設定
ボリューム49の冷却設定を「1」としてもマイクロコ
ンピュータ46はこのプルダウン中は強制的に「3」と
するものである。尚、冷却設定「3」ではt秒が40
秒、T℃(後述)が0.1℃、冷却設定「2」ではt秒
が20秒、T℃が0.1℃、冷却設定「1」ではt秒が
20秒、T℃が0.2℃となるものとする。
【0055】次に、マイクロコンピュータ46はステッ
プS1からステップS7に進み、前記計測タイマが計測
中か否か判断し、計測中でなければステップS8で計測
を開始する。次に、ステップS9で計測タイマのカウン
トがt秒経過したか否か判断し、経過していなければ戻
る。計測タイマのカウント開始からt秒(この場合、4
0秒)経過すると、マイクロコンピュータ46はステッ
プS10でシリンダセンサ31の出力に基づき、現在の
ミックス温度とt秒前の温度との差がT℃(この場合、
0.1℃)以下か否か判断し、以下でなければステップ
S3に戻り、計測タイマをクリアすると共に、前記ステ
ップS4〜ステップS6を実行する。
【0056】以後これを繰り返して冷却シリンダ8内の
ミックスを撹拌しながら冷却して行く。ここで、ミック
スの温度は冷却の進行によって低下して行き、当該ミッ
クス固有の凝固点に近づくとその温度降下は徐々に緩慢
となる。そして、40秒(t秒)間における温度降下
(現在ミックス温度とt秒前の温度との差)が0.1℃
(T℃)以下となると、ステップS10からステップS
11に進む。
【0057】ステップS11では、マイクロコンピュー
タ46は電流センサ48の出力に基づき、ビータモータ
12の通電電流が前記しきい値以上となっているか否か
判断する。冷却シリンダ8内で撹拌されながら冷却され
たミックスは、販売に供せる冷菓となると所定の硬度を
有するようになる。そして、冷菓(ソフトクリーム)の
硬度により、それを撹拌しているビータ10の負荷が増
加するため、ビータモータ12の通電電流は上昇する。
【0058】このしきい値はミックスの種類に応じて適
宜設定する。即ち、比較的柔らかい商品となるミックス
の場合にはしきい値を低くし、比較的硬めの商品となる
ミックスの場合にはしきい値を高く設定すると良い。そ
して、今ビータモータ12の通電電流はしきい値を越え
ているものとするとステップS15に進む。
【0059】そして、ステップS15で現在のミックス
の温度を冷却終了温度(OFF点温度)にセットし、ス
テップS16で冷却中フラグをリセットすると共に、ス
テップS17で冷却停止を行う。
【0060】即ち、この冷却停止ではマイクロコンピュ
ータ46はシリンダ冷却弁24をOFFし、代わりにホ
ッパー冷却弁26をONする。これにより、冷却シリン
ダ8の冷却は停止され、ホッパー冷却弁26のONによ
り、今度はホッパー2の冷却が行われるようになる。
尚、これでプルダウンは終了するので、マイクロコンピ
ュータ46は冷却設定をボリューム49で設定された
「1」に戻す。
【0061】そして、マイクロコンピュータ46はステ
ップS1に戻るが、ここでは冷却中フラグはリセットさ
れているので、今度はステップS2に進み、シリンダセ
ンサ31の出力に基づき、現在のミックス温度が前記冷
却終了温度(OFF点温度)+0.5℃以上に上昇した
か否か判断する。上昇していなければステップS16に
進み、以後これを繰り返す。尚、マイクロコンピュータ
46はホッパーセンサ32の出力に基づき、ホッパー2
の温度も所定の温度以下に冷却されている場合には、ホ
ッパー冷却弁26もOFFすると共に、この場合にはコ
ンプレッサ18も停止する。尚、実施例ではホッパー冷
却弁26は10℃でON、8℃でOFFされる。
【0062】ミックス(冷菓)の温度が上昇して冷却終
了温度(OFF点温度)+0.5℃以上となると、マイ
クロコンピュータ46はステップS2からステップS3
に進み、以後同様に冷却シリンダ8の冷却を開始するも
のである。このようにして、冷菓は製造される。冷菓製
造中冷却ランプFLは点滅されるが、製造が完了すると
点滅は点灯状態に切り換えられる。
【0063】ここで、ソフトクリーム製造装置SMが設
置された外気温度が高いなどの理由により冷却不良が発
生すると、シリンダセンサ31が検出する温度は低くて
も冷却シリンダ8内のミックスの硬度が商品として販売
できる程度に上昇しなくなる。係る状況となると、ビー
タ10に加わる負荷もあまり上昇しないので、ビータモ
ータ12の通電電流の上昇も緩慢となり(或いは上昇し
ない)、前記しきい値を越えなくなる。
【0064】マイクロコンピュータ46はステップS1
0からステップS11に進んだとき、このステップS1
1でビータモータ12の通電電流が前記しきい値を越え
ていない場合、ステップS12に進んで現在の冷却設定
が「3」か否か判断する。このときは冷却設定は「1」
であるからマイクロコンピュータ46はステップS13
に進み、冷却設定を1段階シフト(即ちこの場合には
「2」にシフト)する。
【0065】そして、ステップS13からステップS3
に戻り、計測タイマをクリアすると共に、前記ステップ
S4〜ステップS6を実行する。以後これを繰り返して
冷却シリンダ8内のミックスを更に撹拌しながら冷却し
て行く。そして、今度は冷却設定「2」で設定された2
0秒(t秒)間における温度降下(現在ミックス温度と
t秒前の温度との差)が0.1℃(T℃)以下となる
と、ステップS10からステップS11に進む。
【0066】ステップS11では、同様にマイクロコン
ピュータ46は電流センサ48の出力に基づき、ビータ
モータ12の通電電流が前記しきい値以上となっている
か否か判断する。そして、依然ビータモータ12の通電
電流はしきい値を越えていないものとすると、マイクロ
コンピュータ46はステップS12に進んで現在の冷却
設定が「3」か否か判断する。このときは冷却設定は
「2」であるからマイクロコンピュータ46はステップ
S13に進み、冷却設定を1段階シフト(即ちこの場合
には「3」にシフト)する。
【0067】そして、ステップS13からステップS3
に戻り、計測タイマをクリアすると共に、前記ステップ
S4〜ステップS6を実行する。以後これを繰り返して
冷却シリンダ8内のミックスを更に撹拌しながら冷却し
て行く。そして、今度は冷却設定「3」で設定された4
0秒(t秒)間における温度降下(現在ミックス温度と
t秒前の温度との差)が0.1℃(T℃)以下となる
と、ステップS10からステップS11に進む。
【0068】ステップS11では、同様にマイクロコン
ピュータ46は電流センサ48の出力に基づき、ビータ
モータ12の通電電流が前記しきい値以上となっている
か否か判断する。そして、依然ビータモータ12の通電
電流はしきい値を越えていない場合、マイクロコンピュ
ータ46はステップS12に進んで現在の冷却設定が
「3」か否か判断する。このときは冷却設定は「3」に
シフトされているから、マイクロコンピュータ46はス
テップS18に進み、LED表示器54の点検ランプC
Lを点滅させる。そして、ステップS17に進んで前述
の如く冷却シリンダ8の冷却停止を行う。
【0069】尚、その後の冷却再開によって正常に戻れ
ば、即ち、ビータモータ12の通電電流がしきい値に上
昇すればマイクロコンピュータ46は点検ランプCLを
消灯するものである。
【0070】次に、図16のフローチャートを参照しな
がら前記切換スイッチ61によってマニュアルモードに
切り換えられた場合の冷却制御について説明する。マニ
ュアルモードに切り換えられた場合、温度設定スイッチ
70によって冷却設定温度を任意に設定する。前記キー
入力回路52の冷却運転スイッチSW1が操作される
と、全てをリセットした後、マイクロコンピュータ46
は図16のステップS20で冷却中フラグがセット
「1」されているか、リセット「0」されているか判断
する。
【0071】運転開始(プルダウン)時点で冷却中フラ
グがリセットされているものとすると、ステップS21
でシリンダセンサ31の出力に基づき、冷却シリンダ8
内の現在のミックス温度が冷却設定温度より少許高い冷
却ON点温度以上か否か判断する。そして、ミックスの
温度は高いものとすると、ステップS22で冷却中フラ
グをセットして冷却動作を実行する(ステップS2
3)。
【0072】即ち、マイクロコンピュータ46はコンプ
レッサ18(コンプレッサモータ18M)を運転し、四
方弁19は前記冷却サイクルとする(非通電)。そし
て、シリンダ冷却弁24をON(開)、ホッパー冷却弁
26をOFF(閉)、シリンダホットガス弁34および
ホッパーホットガス弁をOFFとする。また、ビータモ
ータ12によりビータ10を回転させる。これにより、
前述の如く冷却シリンダ8内のミックスはシリンダ冷却
器11により冷却され、ビータ10により撹拌される。
【0073】次に、マイクロコンピュータ46はステッ
プS20からステップS24に進み、現在のミックス温
度が冷却設定温度より少許低い冷却OFF点温度以下か
否か判断する。そして、ミックスの温度は高いものとす
ると、ステップS23に戻り冷却動作を実行する。
【0074】以後これを繰り返して冷却シリンダ8内の
ミックスを撹拌しながら冷却して行く。ここで、ミック
スの温度は冷却の進行によって低下して行き、ミックス
温度が冷却OFF点温度以下となると、ステップS25
で冷却中フラグをリセットすると共に、ステップS26
で冷却停止を行う。
【0075】即ち、この冷却停止ではマイクロコンピュ
ータ46はシリンダ冷却弁24をOFFし、代わりにホ
ッパー冷却弁26をONする。これにより、冷却シリン
ダ8の冷却は停止され、ホッパー冷却弁26のONによ
り、今度はホッパー2の冷却が行われるようになる。
【0076】そして、マイクロコンピュータ46はステ
ップS20に戻るが、ここでは冷却中フラグはリセット
されているので、今度はステップS21に進み、シリン
ダセンサ31の出力に基づき、現在のミックス温度が前
記冷却ON点温度以上に上昇したか否か判断する。上昇
していなければステップS26に進み、以後これを繰り
返す。尚、マイクロコンピュータ46はホッパーセンサ
32の出力に基づき、ホッパー2の温度も所定の温度以
下に冷却されている場合には、ホッパー冷却弁26もO
FFすると共に、この場合にはコンプレッサ18も停止
する。尚、実施例ではホッパー冷却弁26は10℃でO
N、8℃でOFFされる。
【0077】ミックス(冷菓)の温度が上昇して冷却O
N点温度以上となると、マイクロコンピュータ46はス
テップS21からステップS22に進み、以後同様に冷
却シリンダ8の冷却を開始するものである。
【0078】このように、切換スイッチ61を操作する
ことにより、冷菓製造装置SMのマイクロコンピュータ
46による冷却運転モードを、平衡温度制御モードとマ
ニュアルモードとに切り換えて実行することができるの
で、熟練者はマニュアルモードで、また、それ以外は平
衡温度制御モードでと云うように、使用者の必要に応じ
て適宜運転モードを選択して実行できるようになり、利
便性が向上する。
【0079】次に、図14中のデフロスト工程について
説明する。このデフロスト工程は冷却シリンダ8内の冷
菓の所謂「へたり」を解消するために実行されるもので
ある。冷却シリンダ8内の冷菓は長時間販売されない状
態で撹拌保冷されると、軟化が進行してソフトクリーム
商品として供せる硬度を維持できなくなる。これは例え
ば実施例の冷菓製造装置SMの場合、二時間半以内に1
0個分の冷菓を抽出していない場合に生じることが経験
的に確かめられている。この10個分とは冷却シリンダ
8内の全ての冷菓が取り出される量である。
【0080】マイクロコンピュータ46は自らの機能と
して有するタイマと抽出スイッチ51からの信号に基づ
いて冷却工程中これを監視しており、前記連続する二時
間半の期間内における抽出個数が10個未満(「へた
り」発生条件)となった場合には、デフロストランプD
Lを例えば0.2秒という短い間隔で点滅させ、使用者
に「へたり」発生の警告を行う。使用者は係るデフロス
トランプDLの早い点滅によって冷菓の「へたり」が生
じる危険性があることを判断できる。
【0081】そして、係る場合には使用者はデフロスト
スイッチSW4を操作する。冷却運転中にキー入力回路
52のデフロストスイッチSW4が操作されると、マイ
クロコンピュータ46はシリンダホットガス弁34のO
N、OFF制御を行い、ホットガスにて冷却シリンダ8
を加温し、ミックスを所定温度(+4℃)に昇温させ
る。これによって、冷却シリンダ8内の冷菓を一旦融解
させる。マイクロコンピュータ46は係るデフロスト工
程中デフロストランプDLを例えば0.5秒間隔での点
滅に切り換える。そして、デフロスト工程が終了したら
デフロストランプDLを消灯し、その後マイクロコンピ
ュータ46は引き続き冷却運転を行ない、再びミックス
を冷却工程に復帰する。
【0082】ここで、使用者によっては係る「へたり」
の危険性を警告するデフロストランプDLの点滅を不要
とする場合もある。何故ならば、コントロ−ルパネル5
0条で係るランプの点滅が行われることは顧客に与える
印象も悪くなり、営業上好ましくなくなる場合もあるか
らである。そこで、係る警告を不要とする場合には、表
示切換スイッチ71を操作し、警告不要に切り換える。
マイクロコンピュータ46は表示切換スイッチ71が操
作されて警告不要に設定された場合には、上述の如き
「へたり」発生条件が成立してもデフロストランプDL
の速い点滅を実行しない。これによって、使用者や顧客
に与える不安感を解消することができるようになる。但
し、実際には係る条件が成立した場合、マイクロコンピ
ュータ46は基板上の図示しない表示器を用い、顧客に
見えないところで「へたり」警告表示を実行するもので
ある。
【0083】次に、図15の殺菌・保冷運転(殺菌昇温
工程、殺菌保持工程、保冷プルダウン工程、保冷保持工
程)について説明する。前記キー入力回路52の殺菌ス
イッチSW2が操作されると、ミックス切れの無い条件
の下でマイクロコンピュータ46は殺菌・保冷運転は開
始する。
【0084】マイクロコンピュータ46は、四方弁19
により冷却サイクルから加熱サイクルに切り換える。こ
れにより、ホットガスが冷却シリンダ8、ホッパー2に
供給されて加熱されていく(殺菌昇温工程)。そして、
凝縮器20から流出した冷媒ガスは、細管57を経てリ
バース電磁弁36とリバースキャピラリチューブ37の
接続点に至る。ここで、マイクロコンピュータ46は常
にはリバース電磁弁36を閉じており、従って、常には
冷媒ガスはリバースキャピラリチューブ37にて減圧さ
れた後、コンプレッサ18に戻る。
【0085】係るリバースキャピラリチューブ37を介
して冷媒をコンプレッサ18に戻す理由は、コンプレッ
サ18への液バック(液冷媒の吸込)を防止するためで
あるが、係る状態で殺菌・保冷運転が実行されると、コ
ンプレッサ18の吸込側と吐出側の圧力差が拡大してコ
ンプレッサ18が過負荷となり、コンプレッサモータ1
8Mの通電電流が上昇する。マイクロコンピュータ46
は電流センサ47にて係るコンプレッサモータ18Mの
通電電流を監視しており、例えば5.2Aまで上昇する
とリバース電磁弁36を開く。
【0086】これによって、凝縮器20から流出した冷
媒は流路抵抗差によりリバースキャピラリチューブ37
では無くリバース電磁弁36を通過してコンプレッサ1
8に戻るようになるので、コンプレッサ18の負荷は軽
減される。そして、例えばコンプレッサモータ18Mの
通電電流が3.6Aまで降下すると、マイクロコンピュ
ータ46は再びリバース電磁弁を閉じる動作を実行す
る。
【0087】ここで、加熱サイクル(破線矢印)のみ冷
媒が流れる凝縮器20とリバース電磁弁36及びリバー
スキャピラリチューブ37の接続点との間には前述の如
く細管57が接続されており、リバースキャピラリチュ
ーブ37と細管57を合算した流路抵抗が従来のリバー
スキャピラリチューブ単体の流路抵抗に合致するように
リバースキャピラリチューブ37の抵抗値は選定されて
いる。
【0088】これにより、リバース電磁弁36が開いた
ときの加熱サイクルの冷媒流路抵抗は従来よりも増大せ
られ、リバース電磁弁36が閉じたときの開いたときと
の流路抵抗の差を縮小させている。即ち、係る細管57
の存在により、リバース電磁弁36の開に伴うコンプレ
ッサモータ18Mの通電電流の変化は従来よりも緩慢と
なるため、結果としてリバース電磁弁36の頻繁な開/
閉動作が防止されるようになり、リバース電磁弁36の
寿命が延長される。
【0089】そして、この殺菌昇温工程が終了すると、
今度は殺菌・保冷センサ38およびホッパーセンサ32
の出力に基づき、マイクロコンピュータ46はコンプレ
ッサ18、シリンダホットガス弁34、ホッパーホット
ガス弁35をON、OFF制御して、冷却シリンダ8、
ホッパー2とも+69℃〜+72℃の加熱温度範囲で約
40分の合計加熱時間を満足するように殺菌保持工程を
実行する。
【0090】この殺菌昇温および殺菌保持の工程はLE
D表示器54の殺菌モニターランプPLにて表示され、
殺菌保持工程が終了すると、マイクロコンピュータ46
は四方弁19により冷媒回路を冷却サイクルに切り換
え、保冷プルダウン工程に移行する。この保冷移行もL
ED表示器54にて表示される。
【0091】殺菌保持工程から引き続く保冷プルダウン
工程では、所定時間以内に所定温度以下となる条件のも
と、冷却が開始される。このとき、マクロコンピュータ
46は、コンプレッサモータ電流センサ47の出力に基
づき、コンプレッサモータ電流値が5.8A以下で有る
場合には、前記シリンダ冷却弁24及びホッパー冷却弁
26が開とされる。冷却シリンダ8、ホッパー2共に温
度が高いことからコンプレッサ18の負荷は高くなり、
コンプレッサモータ電流値が上昇して5.8A(第1の
上限値)以上に到達した場合には、前記ホッパー冷却弁
26を閉とする。このとき、シリンダ冷却弁24は、依
然として開とされる。そして、ホッパー冷却弁26が開
とされていることから、徐々にコンプレッサモータ電流
値が6.0A(第2の上限値)に到達した場合には、更
にホッパー冷却弁26も閉とされる。両者の冷却弁24
及び26が閉とされることから、コンプレッサモータ電
流値が降下し、再び5.3A(下限値)に達した場合
は、シリンダ冷却弁24及びホッパー冷却弁26が開と
される。以後これを繰り返すことによって、冷却シリン
ダ8、ホッパー2は徐々に冷却され、それによってコン
プレッサ18の過負荷も生じなくなって行く。そして、
最終的には冷却シリンダ8,ホッパー2の温度を+8℃
〜+10℃の温度範囲まで冷却する。
【0092】このように、保冷プルダウン工程の開始時
は双方の冷却弁24、26を開いて冷却シリンダ8とホ
ッパー2の双方の冷却を開始し、その状態からコンプレ
ッサモータ電流値が5.8Aに達したら先ずシリンダ冷
却弁24を閉じ、それでもコンプレッサモータ電流値が
上昇して6.0Aに達した場合にはホッパー冷却弁26
も閉じて冷却弁24、26を双方とも閉じるので、コン
プレッサ18の過負荷は迅速に解消され、結果として保
冷プルダウン工程に要する時間を短縮することができる
ようになる。
【0093】そして、その後保冷工程に移行し、保冷工
程ではこの温度を維持するように殺菌・保冷センサ38
及びホッパーセンサ32の出力に基づき、マイクロコン
ピュータ46はコンプレッサモータ18M、シリンダ冷
却弁24、ホッパー冷却弁26をON、OFF制御す
る。
【0094】尚、実施例では冷却運転時、図14に示す
如き平衡温度制御を実行したが、ビータモータ12の通
電電流による異常検知に関しては、ミックスを設定温度
まで冷却を行う通常の制御においても有効である。
【0095】次に、図17乃至図20を参照してソフト
クリーム製造装置SMの本体下方前部について説明す
る。前記ソフトクリーム製造装置SMのフリーザードア
14の下方にはドレン受け62が設けられており、係る
ドレン受け62は、受け板63に取り付けられている。
この受け板63は、下面左右に製造装置SM本体の下端
まで延在して形成された側板64によって支持される。
【0096】側板64は、上下に渡って図1に示す如く
本体の外方から内方にかけて傾斜して形成されており、
ソフトクリーム製造装置SMの前端を構成する本体フレ
ーム65に例えばネジ止めによって固定されている。ま
た、側板64の前端は、後述する化粧パネル68を取り
付けた際に、化粧パネル68との重複部分を略面一とす
るために内方に向かって折曲される係合部64Aが形成
されている。
【0097】また、側板64の下端には、本体フレーム
65の前端から側板64の前端にかけて下部フレーム6
6が取り付けられている。この下部フレーム66は、前
方に向けて少許上向きに傾斜して形成されており、係る
下部フレーム66の前端は、略垂直に折曲されてた垂直
面66Aが形成されている。そして、係る垂直面66A
の前面には、マグネット部材67が取り付けられてい
る。
【0098】一方、前記受け板63の下方には、前記電
装箱44が本体フレーム65に固定されている。最近の
電装箱は省スペース化の開発が進み、従来の電装箱に比
して小さく構成されているものである。
【0099】そして、係る電装箱44の下方には、図1
7及び図18に示す如きカバー部材61が取り付けられ
ている。ここで、図17はカバー部材61の正面図、図
18はカバー部材61の右側面図を示している。このカ
バー部材61は、鋼板製材料にて構成されており、前面
を構成する本体61Aの両端を後方に折曲し、断面略コ
字状に形成している。この本体61Aの両端には側面部
61B、61Bが形成されており、この側面部61Bの
下端前部は本体フレーム65に取り付けた際に、前記下
部フレーム66の傾斜に対応して、中央部から前端にか
けて上向きに傾斜している。また、本体61Aの下端に
は、下部フレーム66に取り付けるための取付部61C
が形成されている。この取付部61Cは、本体61Aの
下端を前方に折曲された後、更に、係る下端を下方に折
曲することによって形成されている。また更に、本体6
1Aの前面には、全体に渡って複数の通気孔61Dが形
成されている。
【0100】以上の構成で、カバー部材61は前記下部
フレーム66にカバー部材61の側面部61Bを沿わせ
ると共に、カバー部材61の取付部61Cを下部フレー
ム66の垂直面66Aに嵌合させて本体フレーム65に
取り付ける。このとき、カバー部材61の側面部61B
と側板パネル64との間には所定寸法の隙間が形成され
ている。
【0101】更に、電装箱44及びカバー部材61の前
面には鋼板製材料にて形成された化粧パネル68が取り
付けられる。この化粧パネル68には両端を後方に折曲
した折曲部68Aが設けられており、前記側板64の係
合部64Aと係合される。また、化粧パネル68の上端
は前記受け板63に予め形成された図示しない取付溝に
挿入されると共に、前記下部フレーム66の垂直面66
Aに取り付けられたマグネット部材67に接触させるこ
とにより固定される。これにより、化粧パネル68の脱
着が容易となる。また、化粧パネル68とカバー部材6
1の本体61Aとの間には、前記マグネット部材67の
幅寸法分だけ隙間が形成されている。
【0102】以上の構成により、冷凍装置Rから排出さ
れた廃熱は、図19及び図20に示す如くカバー部材6
1の前面に形成された通気孔61Dを介して前記化粧パ
ネル68下端とカバー部材61の本体61Aとの間の隙
間から排出される。これによって、効率的に冷凍装置R
から排出される廃熱を解消することができるようにな
る。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ミックス
を貯蔵保冷するホッパーと、このホッパーより適宜供給
されるミックスを撹拌しながら冷却することにより冷菓
を製造する冷却シリンダと、ホッパーに設けられたホッ
パー冷却器と、冷却シリンダに設けられたシリンダ冷却
器と、冷菓製造時及び保冷運転時に各冷却器によりホッ
パー及び冷却シリンダを冷却する冷却サイクルと加熱殺
菌運転時に各冷却器によりホッパー及び冷却シリンダを
加熱する加熱サイクルとを構成する可逆サイクル式の冷
凍装置と、ホッパー冷却器とシリンダ冷却器への冷媒の
供給をそれぞれ制御するホッパー冷却弁及びシリンダ冷
却弁と、冷凍装置を構成するコンプレッサの通電電流を
検出するセンサと、このセンサの出力に基づき、コンプ
レッサ及び各弁の制御を行う制御手段とを備えた冷菓製
造装置において、制御手段は、加熱殺菌運転から保冷運
転に移行した場合、ホッパー冷却弁とシリンダ冷却弁の
双方を開き、センサが検出するコンプレッサの通電電流
が第1の上限値に上昇した場合、シリンダ冷却弁を閉じ
ると共に、通電電流が第1の上限値よりも高い第2の上
限値に上昇した場合はホッパー冷却弁及びシリンダ冷却
弁の双方を閉じ、また、コンプレッサの通電電流が所定
の下限値に低下した場合、ホッパー冷却弁とシリンダ冷
却弁の双方を開くので、コンプレッサの過負荷を迅速に
解消することができ、結果として保冷プルダウン工程に
要する時間を短縮することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷菓製造装置の実施例としてのソフト
クリーム製造装置の内部構成を示す斜視図である。
【図2】蓋部材の平面図である。
【図3】蓋部材の底面図である。
【図4】蓋部材の側面図である。
【図5】蓋部材の正面図である。
【図6】蓋部材の縦断側面図である。
【図7】蓋部材の縦断正面図である。
【図8】治具に装填された蓋部材の説明図である。
【図9】ホッパーに載置された蓋部材の構造説明図であ
る。
【図10】図1のソフトクリーム製造装置の冷媒回路図
である。
【図11】図1のソフトクリーム製造装置の制御装置の
ブロック図である。
【図12】リバース電磁弁及びリバースキャピラリーチ
ューブ部分の冷媒配管の側面図である。
【図13】図3の制御装置のマイクロコンピュータのプ
ログラムを示すフローチャートである。
【図14】図1のソフトクリーム製造装置の冷却運転を
説明するタイミングチャートである。
【図15】図1のソフトクリーム製造装置の殺菌・保冷
運転を説明するタイミングチャートである。
【図16】図3の制御装置のマイクロコンピュータのプ
ログラムを示すフローチャートである。
【図17】カバー部材の正面図である。
【図18】図17のカバー部材の右側面図である。
【図19】図1のソフトクリーム製造装置の本体下部前
面の側面図である。
【図20】同じく図1のソフトクリーム製造装置の本体
下部前面の横断平面図である。
【図21】図1のソフトクリーム製造装置のコントロー
ルパネルの正面図である。
【符号の説明】
SM ソフトクリーム製造装置(冷菓製造装置) C 制御装置 SW1 冷却運転スイッチ 2 ホッパー 8 冷却シリンダ 10 ビータ 12 ビータモータ 18 コンプレッサ 18M コンプレッサモータ 19 四方弁 20 水冷式凝縮器 21、22、33、40 逆止弁 24 シリンダ冷却弁 26 ホッパー冷却弁 31 シリンダセンサ 32 ホッパーセンサ 34 シリンダホットガス弁 35 ホッパーホットガス弁 46 マイクロコンピュータ 47、48 電流センサ 52 キー入力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石浜 誠二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高田 善和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 池本 宏一郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4B014 GB22 GP12 GP13 GT11 GT12 GT20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミックスを貯蔵保冷するホッパーと、こ
    のホッパーより適宜供給されるミックスを撹拌しながら
    冷却することにより冷菓を製造する冷却シリンダと、前
    記ホッパーに設けられたホッパー冷却器と、前記冷却シ
    リンダに設けられたシリンダ冷却器と、冷菓製造時及び
    保冷運転時に前記各冷却器により前記ホッパー及び冷却
    シリンダを冷却する冷却サイクルと加熱殺菌運転時に前
    記各冷却器により前記ホッパー及び冷却シリンダを加熱
    する加熱サイクルとを構成する可逆サイクル式の冷凍装
    置と、前記ホッパー冷却器とシリンダ冷却器への冷媒の
    供給をそれぞれ制御するホッパー冷却弁及びシリンダ冷
    却弁と、前記冷凍装置を構成するコンプレッサの通電電
    流を検出するセンサと、このセンサの出力に基づき、前
    記コンプレッサ及び各弁の制御を行う制御手段とを備
    え、 この制御手段は、前記加熱殺菌運転から保冷運転に移行
    した場合、前記ホッパー冷却弁とシリンダ冷却弁の双方
    を開き、前記センサが検出するコンプレッサの通電電流
    が第1の上限値に上昇した場合、前記シリンダ冷却弁を
    閉じると共に、前記通電電流が前記第1の上限値よりも
    高い第2の上限値に上昇した場合は前記ホッパー冷却弁
    及びシリンダ冷却弁の双方を閉じることを特徴とする冷
    菓製造装置。
  2. 【請求項2】 制御装置は、コンプレッサの通電電流が
    所定の下限値に低下した場合、前記ホッパー冷却弁とシ
    リンダ冷却弁の双方を開くことを特徴とする請求項1の
    冷菓製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010263923A (ja) * 2010-08-31 2010-11-25 Sanyo Electric Co Ltd 冷菓製造装置
JP2010263922A (ja) * 2010-08-31 2010-11-25 Sanyo Electric Co Ltd 冷菓製造装置

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JP2010263923A (ja) * 2010-08-31 2010-11-25 Sanyo Electric Co Ltd 冷菓製造装置
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