JP2587892Y2 - 回路遮断器の電磁装置 - Google Patents

回路遮断器の電磁装置

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JP2587892Y2
JP2587892Y2 JP1992082485U JP8248592U JP2587892Y2 JP 2587892 Y2 JP2587892 Y2 JP 2587892Y2 JP 1992082485 U JP1992082485 U JP 1992082485U JP 8248592 U JP8248592 U JP 8248592U JP 2587892 Y2 JP2587892 Y2 JP 2587892Y2
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明 竹内
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回路遮断器をトリップ
させる回路遮断器の電磁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回路遮断器の電磁装置として、図
5及び図6に示すものが存在する。このものは、励磁コ
イル11を巻装したシリンダ12に一方側にばね付勢された
プランジャ13を移動自在に収納するポット10と、このポ
ット10の中央部に基端を結合して励磁コイル11を取り囲
むよう折曲し先端をポット10の他端側に位置させたヨー
ク20と、このヨーク20の先端面20a にポット10の他端側
の面10a を対向させた内面31を接触させて該先端面20a
に基端部32を回動自在に装着すると共に先端部33を遮断
機構部のラッチ引外しレバー40に接離自在に対向させた
可動鉄片30と、この可動鉄片30をポット10から開離する
方向にバネ付勢する復帰ばね50とから構成されている。
ヨーク20の先端には、後述する可動鉄片30の係合孔を挿
通する係合突起25と、この係合突起25を挟むように延び
可動鉄片30がずれるのを防止する支持突起26とを設けて
いる。可動鉄片30は、ポット10に接離可能な可動鉄片本
体31(内面)と、この可動鉄片本体31(内面)の直線上
に連設され係合突起25に挿通される係合孔36を有した基
端部32と、基端部32の両端に設けられた折り曲げ部34と
を設けている。また、先端部33近傍には、復帰ばね50を
引っ掛けるための引っ掛け部35を設けている。
【0003】この可動鉄片30をヨーク20に取着するに
は、まず可動鉄片30の係合孔36にヨーク20の係合突起25
を挿通させるとともに折り曲げ部34を支持突起25に挿通
させる。この状態で、復帰ばね50を引っ掛け部35と係合
突起25とに介装することによって行う。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】一般に、回路遮断器の
電磁装置は、回路遮断器の定挌の百数十%の電流(トリ
ップ電流)が流れたときに可動鉄片をポットに接触させ
てラッチ引き外しレバーを押圧し接点を開極させるの
で、トリップ電流によって可動鉄片がポットに接触する
ために必要な復帰ばねの復帰力と可動鉄片の吸引力とを
予め設定しておく必要がある。
【0005】しかしながら、前述した従来の回路遮断器
の電磁装置にあっては、可動鉄片の基端部とヨークの先
端面とが成す傾斜角が大きく、可動鉄片をポットに接触
させるための吸引力が弱いので、トリップ電流が流れて
も可動鉄片がポットに接触しないことがあった。そこ
で、復帰ばねの復帰力を弱くしトリップ電流によって可
動鉄片がポットに接触するようなものも考えられたが、
回路遮断器の振動等で誤動作することがあった。また、
可動鉄片の内面をポットに近づけたものも考えられた
が、この場合は、モータの起動電流等でトリップするこ
とがあった。
【0006】本考案は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、可動鉄片をポットに接触
するための吸引力を強くでき、トリップ電流が流れたと
き可動鉄片がポットに接触し易い回路遮断器の電磁装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本考案の回路遮断器の電磁装置は、励磁コイルと、
この励磁コイルを巻装したシリンダに一方側にばね付勢
されたプランジャを移動自在に収納するポットと、この
ポットの中央部に基端を結合して励磁コイルを取り囲む
よう折曲し先端をポットの他端側に位置させたヨーク
と、このヨークの先端面にポットの他端側の面を対向さ
せた内面を接触させて該先端面に基端部を回動自在に装
着すると共に先端部を遮断機構部のラッチ引外しレバー
に接離自在に対向させた可動鉄片と、この可動鉄片をポ
ットから開離する方向にバネ付勢する復帰ばねとを有し
た回路遮断器の電磁装置において、前記可動鉄片の基端
部に、ヨークの先端面内で、該先端面と可動鉄片とが成
す傾斜角よりも基端側が小さな角度となるよう折曲部を
形成した構成としてある。
【0008】
【作用】本考案の構成によれば、先端面と可動鉄片とが
成す傾斜角よりも基端側が小さな角度となり、基端側の
磁気抵抗が小さなものとなる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。なお、従来例と基本的機能が同様の部
材には、同一の符号を付している。
【0010】この回路遮断器の電磁装置は、励磁コイル
11を巻装したシリンダ12に一方側にばね付勢されたプラ
ンジャ13を移動自在に収納するポット10と、このポット
10の中央部に基端を結合して励磁コイル11を取り囲むよ
う折曲し先端をポット10の他端側に位置させたヨーク20
と、このヨーク20の先端面20a にポット10の他端側の面
10a を対向させた内面31を接触させて該先端面20a に基
端部32を回動自在に装着すると共に先端部33を遮断機構
部のラッチ引外しレバー40に接離自在に対向させた可動
鉄片30と、この可動鉄片30をポット10から開離する方向
にバネ付勢する復帰ばね50とから構成されている。
【0011】ポット10は、筒状に形成されたシリンダ12
と、このシリンダ12の外部に巻装された励磁コイル11と
から側面視が糸巻状に形成されている。シリンダ12は、
その内部に進退自在なプランジャ13とこのプランジャ13
を図1において下方向へ押圧する付勢ばね14とを備えて
いる。励磁コイル11は、一端を後述する端子板に、他端
を他方の反転機構部(図示せず)にそれぞれ接続してい
る。このポット10の中央部にヨーク20の基端を結合し他
端側の面10a に可動鉄片30の内面31が接離するように形
成されている。
【0012】ヨーク20は、ポット10に結合する水平片21
と、この水平片21に連設された垂直片22とからL字状に
構成されている。水平片21には、シリンダ12に嵌合する
嵌合孔24を有した嵌合部23を有している。垂直片22の先
端面20a には、後述する可動鉄片30の係合孔に挿通する
係合突起25と、この係合突起25を挟むように延び可動鉄
片30がずれるのを防止する支持突起26とを設けている。
係合突起25には、ほぼ中央に復帰ばね50を引っ掛けるた
めの引っ掛け溝25a が形成されている。このヨーク20の
垂直片22に端子板60が溶接される。
【0013】可動鉄片30は、鉄板を折曲して形成し、ポ
ット10に接離可能な可動鉄片本体31(内面)と、この可
動鉄片本体31に連設された基端部32と、この基端部32の
両端に設けられた折り曲げ部34と、基端部32とは逆方向
へ連設された先端部33と、この先端部33近傍に設けられ
た引っ掛け部35とから構成されている。基端部32は、係
合突起25が挿通される係合孔36を有し、この係合孔36を
係合突起25に挿通させた状態で垂直片22の先端面20a と
可動鉄片30とが成す傾斜角よりも基端側が小さな角度と
なるような屈曲部37を形成している。折り曲げ部34は、
基端部32に対してほぼ直角に折曲し係合孔36を係合突起
25に挿通させた状態で支持突起26に係合するように形成
している。引っ掛け部35は、係合突起25と同様、ほぼ中
央に復帰ばね50を引っ掛けるための引っ掛け溝35a を形
成している。
【0014】かかる回路遮断器の電磁装置は、励磁コイ
ル11にトリップ電流が流れると、トリップ電流による磁
束が、ポット10→ヨーク20→可動鉄片30→ギャップa →
ポット10方向Xあるいはポット10→ギャップa →可動鉄
片30→ヨーク20→ポット10方向Y方向の向きに生じる。
このため、プランジャ13がポット10の他端側に移動し始
める。このプランジャ13がポット10の他端側に移動する
と可動鉄片30がポット10の他端側の面10a に接触するよ
うに移動するのである。また、ヨーク20の先端面20a は
面積が狭いので飽和してしまい、磁束が接触した可動鉄
片30以外の基端部32からもギャップb を介して可動鉄片
30方向に生じる。つまり、このギャップb を形成するヨ
ーク20の先端面20a と可動鉄片30の基端部32との傾斜角
を狭くすることによって磁気抵抗を小さくすることがで
きるのである。
【0015】なお、本考案によれば、可動鉄片の基端部
に、ヨークの先端面内で、先端面と可動鉄片とが成す傾
斜角よりも基端側が小さな角度となるよう折曲部を形成
したものであれば、ヘ字状に屈曲したもの以外の形状で
も適用できる。
【0016】
【考案の効果】本考案の回路遮断器の電磁装置によれ
ば、基端側の磁気抵抗が小さなものとなり、可動鉄片を
ポットに接触するための吸引力を強くでき、もってトリ
ップ電流が流れたとき可動鉄片がポットに接触し易いも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のものの要部を示す説明図である。
【図3】図1のものの分解斜視図である。
【図4】可動鉄片及びポット間のギャップに対する可動
鉄片の吸引力を示す説明図である。
【図5】従来例を示す分解斜視図である。
【図6】図6の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ポット 10a 他端側の面 11 励磁コイル 12 シリンダ 13 プランジャ 20 ヨーク 20a 先端面 30 可動鉄片 31 内面(可動鉄片本体) 32 基端部 33 先端部 37 折曲部 40 ラッチ引き外しレバー 50 復帰ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルと、この励磁コイルを巻装し
    たシリンダに一方側にばね付勢されたプランジャを移動
    自在に収納するポットと、このポットの中央部に基端を
    結合して励磁コイルを取り囲むよう折曲し先端をポット
    の他端側に位置させたヨークと、このヨークの先端面に
    ポットの他端側の面を対向させた内面を接触させて該先
    端面に基端部を回動自在に装着すると共に先端部を遮断
    機構部のラッチ引外しレバーに接離自在に対向させた可
    動鉄片と、この可動鉄片をポットから開離する方向にバ
    ネ付勢する復帰ばねと、を有した回路遮断器の電磁装置
    において、 前記可動鉄片の基端部に、ヨークの先端面内で、該先端
    面と可動鉄片とが成す傾斜角よりも基端側が小さな角度
    となるよう折曲部を形成したことを特徴とする回路遮断
    器の電磁装置。
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