JPS6017778Y2 - 自己保持形継電器 - Google Patents
自己保持形継電器Info
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- JPS6017778Y2 JPS6017778Y2 JP7273782U JP7273782U JPS6017778Y2 JP S6017778 Y2 JPS6017778 Y2 JP S6017778Y2 JP 7273782 U JP7273782 U JP 7273782U JP 7273782 U JP7273782 U JP 7273782U JP S6017778 Y2 JPS6017778 Y2 JP S6017778Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、電磁石と永久磁石を用いた自己保持形継電
器に関するものである。
器に関するものである。
図にしたがい従来技術について説明する。
第1図〜第3図は、従来の自己保持形継電器の一例を示
す側面図で、復帰状態を示した図である。
す側面図で、復帰状態を示した図である。
第4図は第3図の継電器の磁路についての説明図である
。
。
以下、説明に際し、第1図のものを継電器A、第2図の
ものを継電器B1第3図のものを継電器Cと言う。
ものを継電器B1第3図のものを継電器Cと言う。
従来技術において、改善すべき必要性ある事柄につき上
記継電器の構成をもとに説明する。
記継電器の構成をもとに説明する。
まず、磁気回路について述べると、例えば、鉄心が電流
によって磁化反転し、かつ残留磁束を確保するに必要な
保磁力を備えている半硬質鋼材を使用したものは、自己
保持特性はよいが、反面、磁気抵抗が大となり、それに
伴って消費電力が大となる。
によって磁化反転し、かつ残留磁束を確保するに必要な
保磁力を備えている半硬質鋼材を使用したものは、自己
保持特性はよいが、反面、磁気抵抗が大となり、それに
伴って消費電力が大となる。
また、その改絶策として、L形ヨークの上面の外部に、
板状永久磁石、平ヨークを付与し、自己保持機能をよく
したものもあるが、該磁石の磁束により常時接極子を鉄
心に吸引する磁力が作用するため無通電時に衝げき、振
動などで鉄心に接極子が吸引される危険性がある。
板状永久磁石、平ヨークを付与し、自己保持機能をよく
したものもあるが、該磁石の磁束により常時接極子を鉄
心に吸引する磁力が作用するため無通電時に衝げき、振
動などで鉄心に接極子が吸引される危険性がある。
さらに、その改善策として、平衡バネの圧力を強め接極
子が鉄心と反対方向に引かれるようにしたものもあるが
、該圧力が原因して負荷が大きくなり、感動電力が増大
する新たな事態が生ずる。
子が鉄心と反対方向に引かれるようにしたものもあるが
、該圧力が原因して負荷が大きくなり、感動電力が増大
する新たな事態が生ずる。
さらにまた、上記したものとは違った構造のもので、L
形ヨークの側面の内部に、板状永久磁束、平ヨークを付
与腰自己保持機能をよくしたものもあるが、構造上の制
限を受け、励磁コイルの長手方向の寸法が短かくなり、
巻線の平均巻径の増大に伴なう巻線抵抗の増加を招き、
感動電力が大きくなる。
形ヨークの側面の内部に、板状永久磁束、平ヨークを付
与腰自己保持機能をよくしたものもあるが、構造上の制
限を受け、励磁コイルの長手方向の寸法が短かくなり、
巻線の平均巻径の増大に伴なう巻線抵抗の増加を招き、
感動電力が大きくなる。
つぎに、調整機構について述べると、接極子の動作規制
をするためのバックストップ固定接点を適正な位置に調
整するためのアジャストアームが組み込まれているもの
もあるが、独立した構成のため部分点数の増、あるいは
本体を大形化する因になでいると同時に、製作面で無駄
な工数がかかる。
をするためのバックストップ固定接点を適正な位置に調
整するためのアジャストアームが組み込まれているもの
もあるが、独立した構成のため部分点数の増、あるいは
本体を大形化する因になでいると同時に、製作面で無駄
な工数がかかる。
また、その改善策として、L形ヨークにバックストップ
機能を持たせ、単独物品に多機能を所持させたものもあ
るが、アジャストアームがないために接極子を曲げる必
要性が生ずる。
機能を持たせ、単独物品に多機能を所持させたものもあ
るが、アジャストアームがないために接極子を曲げる必
要性が生ずる。
接極子は、ヒンジバネに熔接にて接着されているので、
曲けるときヒンジバネが動かぬよう固定しなけれはなら
ない。
曲けるときヒンジバネが動かぬよう固定しなけれはなら
ない。
そのため作業工数アップとなって不都合である。
以上が従来技術において、改善すべき事項と思われる内
容であるが、さらに、これら内容を明確にするため図に
したがって、継電器A、 B、 Cを例に詳説する。
容であるが、さらに、これら内容を明確にするため図に
したがって、継電器A、 B、 Cを例に詳説する。
まず、第1図により継電器Aについて説明すると、図は
、鉄心2を半硬質鋼材にして自己保持機能をよ<シ、ア
ジャストアーム21.バックストップ8がそれぞれ単独
部分として構成されている自己保持形継電器の一例を示
す。
、鉄心2を半硬質鋼材にして自己保持機能をよ<シ、ア
ジャストアーム21.バックストップ8がそれぞれ単独
部分として構成されている自己保持形継電器の一例を示
す。
この場合、カード12と接点バネの位置調整は、一端に
固定接点23を熔接にて装着し、他端に接点端子24を
有する固定接点バネ25をインサートして、一体に成形
した両端に突部27を持つブ冶ツク26の該突部27を
アジャストアーム21の舌部28で上下に移動して該固
定接点23を適正な位置に設定して調整される。
固定接点23を熔接にて装着し、他端に接点端子24を
有する固定接点バネ25をインサートして、一体に成形
した両端に突部27を持つブ冶ツク26の該突部27を
アジャストアーム21の舌部28で上下に移動して該固
定接点23を適正な位置に設定して調整される。
この際、アジャストアーム21の舌部28を調整治具で
曲げることによりなされる。
曲げることによりなされる。
接極子10の動作規制は、バックストップ8によってな
されている。
されている。
しかしながら、この事例の場合は、つぎのように欠点が
ある。
ある。
1 鉄心2が半硬質鋼材であるため磁気抵抗が大きく、
必然的に感動電力が犬となっている。
必然的に感動電力が犬となっている。
2 アジャストアーム21、バックストップ8が単独部
品となっているため、該部品の取付工数、構造面におけ
る体積が大となる。
品となっているため、該部品の取付工数、構造面におけ
る体積が大となる。
つぎに、第2図により、継電器Bについて説明すると、
図は、継電器Aに対し、さらに自己保持機能をよくする
ために、接点バネ組立とL形ヨーク1の間に、平ヨーク
29、板状永久磁石30を介在させた自己保持形継電器
を示す。
ために、接点バネ組立とL形ヨーク1の間に、平ヨーク
29、板状永久磁石30を介在させた自己保持形継電器
を示す。
この継電器は、継電器Aの感動電力が大きい欠点を永久
磁石のエネルギで除去するようにしたものであるが、そ
れが起因して、つぎの欠点が生じている。
磁石のエネルギで除去するようにしたものであるが、そ
れが起因して、つぎの欠点が生じている。
1 復帰時において、板状永久磁石30の磁束により常
時接極子10が鉄心2に吸引されるような磁力が作用腰
そのため衝げき、振動で誤動作する危険性がある。
時接極子10が鉄心2に吸引されるような磁力が作用腰
そのため衝げき、振動で誤動作する危険性がある。
21の対策として平衡バネ15の圧力を強めることによ
って接極子10も鉄心2と反対方向に引きつけることを
可能であるが、負荷が大きくなって感動電力が大となり
、本来の目的に反することになる。
って接極子10も鉄心2と反対方向に引きつけることを
可能であるが、負荷が大きくなって感動電力が大となり
、本来の目的に反することになる。
3 アジャストアーム21、バックストップ8に関して
は、継電器Aと同じ。
は、継電器Aと同じ。
4 平ヨーク29、板状永久磁石30の挿入によって継
電器の高さ方向寸法の増大を招く。
電器の高さ方向寸法の増大を招く。
最後に、第3図および第4図により継電器Cについて説
明すると、 第3図は、構成部品の簡略化と多機能化および小形化を
計るために、L形ヨーク1にバックストップ機能を持た
せ、L形ヨーク1の側面31と励磁コイル32との間に
板状永久磁石30、平ヨーク29を介在させた自己保持
形継電器の一例を示す。
明すると、 第3図は、構成部品の簡略化と多機能化および小形化を
計るために、L形ヨーク1にバックストップ機能を持た
せ、L形ヨーク1の側面31と励磁コイル32との間に
板状永久磁石30、平ヨーク29を介在させた自己保持
形継電器の一例を示す。
第4図は、継電器Cの鉄心の磁束と、この継電器に発生
する磁路についての説明図である。
する磁路についての説明図である。
この継電器は、L形ヨーク1にバックストップ機能を持
たせ、部品の簡略化と単独物品の多機能化を計り、さら
に継電器Bに対して平ヨーク29、板状永久磁石30の
実装位置を変え小形化を計っているが、つぎのような欠
点がある。
たせ、部品の簡略化と単独物品の多機能化を計り、さら
に継電器Bに対して平ヨーク29、板状永久磁石30の
実装位置を変え小形化を計っているが、つぎのような欠
点がある。
1 カード12と接点バネの位置調整が接極子10を曲
げる構造であり、接極子10がその機能上ヒンジバネ9
により可動自在になるように取り付けられているので、
曲げるときに接極子10を固定しなければならず、継電
器A、Bに比較して調整が困難である。
げる構造であり、接極子10がその機能上ヒンジバネ9
により可動自在になるように取り付けられているので、
曲げるときに接極子10を固定しなければならず、継電
器A、Bに比較して調整が困難である。
2 板状永久磁石30が、励磁コイル32の巻線端子4
側に取りつけられているので、構造上の制約から該コイ
ル32の長手方向の寸法が短かくなり、それに伴なって
巻線部断面積を一定にとると、巻線の平均巻径が増大し
て巻線抵抗も増大するため感動電力が大きくなる。
側に取りつけられているので、構造上の制約から該コイ
ル32の長手方向の寸法が短かくなり、それに伴なって
巻線部断面積を一定にとると、巻線の平均巻径が増大し
て巻線抵抗も増大するため感動電力が大きくなる。
3 この継電器の磁路構造において、図より、磁路A3
3は復帰状態の自己保持回路である。
3は復帰状態の自己保持回路である。
動作状態にするには、巻線端子4に通電し、鉄心2の磁
束A34を増大させればよいが、該磁束A34C磁路は
、磁路B35と磁路C36があり、該磁路C36は、接
極子10を鉄心2に吸引させる磁路、該磁路B35は、
逆方向に作用する磁路である。
束A34を増大させればよいが、該磁束A34C磁路は
、磁路B35と磁路C36があり、該磁路C36は、接
極子10を鉄心2に吸引させる磁路、該磁路B35は、
逆方向に作用する磁路である。
図において、接極子10と鉄心2間のギャップ37が零
ならば、鉄心2の磁束A34は、磁路B35を通ってし
まい感動電力が非常に大となる。
ならば、鉄心2の磁束A34は、磁路B35を通ってし
まい感動電力が非常に大となる。
そのため、磁束A34が磁路B35を通り難くするため
のギャップ37が必要となる。
のギャップ37が必要となる。
しかしながら、このギャップ37は、前記した磁路A3
3と共通であるため復帰時の自己保持力に直接影響腰好
ましくない。
3と共通であるため復帰時の自己保持力に直接影響腰好
ましくない。
もし、ギャップ37に適正値があるとしても、そのギャ
ップ37の調整は大変困難であり、また磁路B35が存
在するかぎり感動電力の増大を押えるこことはむずかし
い。
ップ37の調整は大変困難であり、また磁路B35が存
在するかぎり感動電力の増大を押えるこことはむずかし
い。
この考案はこれらの欠点を除去するためになされたもの
で、その目的とするところは、鉄心、L形ヨーク、永久
磁石および接極子などよりなる磁路構造を改良し、磁束
の集束化、感動電力の、低減化9組立ての容易化を図り
、かつ小形軽量で信頼性をもった調整容易な低価格の自
己保持形継電器を提供することにある。
で、その目的とするところは、鉄心、L形ヨーク、永久
磁石および接極子などよりなる磁路構造を改良し、磁束
の集束化、感動電力の、低減化9組立ての容易化を図り
、かつ小形軽量で信頼性をもった調整容易な低価格の自
己保持形継電器を提供することにある。
以下、図に従って、この考案の一実施例について説明す
る。
る。
第5図は、この考案の一実施例による自己保持形継電器
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
以下、この考案の構成について説明する。
図において、磁気回路は、一端に突起部38を、他端に
磁極片6を有する鉄心2と、該鉄心2をその突起部38
より挿入するための貫通穴39を有し、該貫通穴39の
一端には複数の巻線端子4を有するA片(図で左側)4
0と他端には前記磁極片6を嵌合する凹部42があるB
片(図で右側)41とがあり、前記貫通穴39の外周に
巻線5を巻装できる巻枠3とを備えた励磁コイルと;こ
の励磁コイルの前記突部38が挿入嵌合される穴43を
中央部に有する側面(図で左側)31と、該側面31と
一連に成形され、そして屈折され、複数のネジ穴A44
とネジ穴B45とを有する板46と、該板46と一連に
成形され、延長部に固定接点バネ25、つまり固定接点
23の位置調整をするための舌部28および接極子10
の揺動動作規制をするためのストッパとなるエンボス4
7を有する平面48とからなる磁束を有効に導くための
L形ヨーク1と;該り形ヨーク1の前記板46の内側(
図で下側)に当接して設置される板状永久磁石30と;
該磁石30に当接して設置され、端”部に前記接極子1
0が装着され、該接極子10の可動を自在にするヒンジ
バネ9と;該バネ9に当接して前記り形ヨーク1の補助
の役目をする平ヨーク29と;前記板状永久磁石30、
ヒンジバネ9、平ヨーク29を同時に統合してネジ穴B
45に取りつけ固定する締付ネジ850とからなる。
磁極片6を有する鉄心2と、該鉄心2をその突起部38
より挿入するための貫通穴39を有し、該貫通穴39の
一端には複数の巻線端子4を有するA片(図で左側)4
0と他端には前記磁極片6を嵌合する凹部42があるB
片(図で右側)41とがあり、前記貫通穴39の外周に
巻線5を巻装できる巻枠3とを備えた励磁コイルと;こ
の励磁コイルの前記突部38が挿入嵌合される穴43を
中央部に有する側面(図で左側)31と、該側面31と
一連に成形され、そして屈折され、複数のネジ穴A44
とネジ穴B45とを有する板46と、該板46と一連に
成形され、延長部に固定接点バネ25、つまり固定接点
23の位置調整をするための舌部28および接極子10
の揺動動作規制をするためのストッパとなるエンボス4
7を有する平面48とからなる磁束を有効に導くための
L形ヨーク1と;該り形ヨーク1の前記板46の内側(
図で下側)に当接して設置される板状永久磁石30と;
該磁石30に当接して設置され、端”部に前記接極子1
0が装着され、該接極子10の可動を自在にするヒンジ
バネ9と;該バネ9に当接して前記り形ヨーク1の補助
の役目をする平ヨーク29と;前記板状永久磁石30、
ヒンジバネ9、平ヨーク29を同時に統合してネジ穴B
45に取りつけ固定する締付ネジ850とからなる。
つぎに、接点バネ組立は、前記り形ヨーク1の平面48
の外側(図で上側)に位置し、図において上部より順次
、押え板17、平衡バネ15、絶縁板A18、メーク可
動バネ組立14、固定バネ′組立19、ブレーク可動バ
ネ組立13、絶縁板B20、と配設され、前記ネジ穴A
44で締付ネジA49により固定されている。
の外側(図で上側)に位置し、図において上部より順次
、押え板17、平衡バネ15、絶縁板A18、メーク可
動バネ組立14、固定バネ′組立19、ブレーク可動バ
ネ組立13、絶縁板B20、と配設され、前記ネジ穴A
44で締付ネジA49により固定されている。
また、固定バネ組立19は、一端に固定接点23を溶接
にて装着し、他端に接点端子24を形成した複数の固定
接点バネ25、これらをインサートして一体成形したパ
イル部51およびブロック26がある。
にて装着し、他端に接点端子24を形成した複数の固定
接点バネ25、これらをインサートして一体成形したパ
イル部51およびブロック26がある。
このブロック26は厚みのある板で両側端部に板面方向
に突出する。
に突出する。
突部27がある。前記メーク可動バネ組立14およびブ
レーク可動バネ組立13は、それぞれ複数の可動バネ5
4で構成され、該可動バネ54には前記固定接点23の
対向面に可動接点55が溶接にて装着され、また前記パ
イル部51側には接点端子24がある。
レーク可動バネ組立13は、それぞれ複数の可動バネ5
4で構成され、該可動バネ54には前記固定接点23の
対向面に可動接点55が溶接にて装着され、また前記パ
イル部51側には接点端子24がある。
前記構成において、前記磁気回路と接点バネ組立とはカ
ード12で係合されている。
ード12で係合されている。
該カード12は;前記接極子10の揺動に伴ない、前記
平衡バネ15との相互作用により前記可動バネ組立13
.14を揺動させて、前記メーク可動バネ組立14のメ
ーク接点55と前記固定バネ組立19の固定接点23間
、前記ブレーク可動バネ組立13のブレーク接点55と
前記固定バネ組立19の固定接点23間を開開させるた
めのもので、下端に形成された爪部56が前記接極子1
0の溝部57に係合され、上端に形成された窓部58の
上端59が前記平衡バネ15の突出部60に係止されて
いる。
平衡バネ15との相互作用により前記可動バネ組立13
.14を揺動させて、前記メーク可動バネ組立14のメ
ーク接点55と前記固定バネ組立19の固定接点23間
、前記ブレーク可動バネ組立13のブレーク接点55と
前記固定バネ組立19の固定接点23間を開開させるた
めのもので、下端に形成された爪部56が前記接極子1
0の溝部57に係合され、上端に形成された窓部58の
上端59が前記平衡バネ15の突出部60に係止されて
いる。
そして、前記窓部58の下端61に前記メーク可動バネ
組立14の先端62が挿入され、さらに、該下端61の
反対側に前記ブレーク可動バネ組立13の先端62が挿
入されている。
組立14の先端62が挿入され、さらに、該下端61の
反対側に前記ブレーク可動バネ組立13の先端62が挿
入されている。
つぎにこの考案の継電器の作用について第6図および第
7図により説明する。
7図により説明する。
第6図は復帰時の状態を示したもので、接極子10は板
状永久磁石30、L形ヨーク1、エンボス47および接
極子10による磁路D64によってL形ヨーク1のエン
ボス47に吸引されて鉄心2の磁極片6の端部67から
離れている。
状永久磁石30、L形ヨーク1、エンボス47および接
極子10による磁路D64によってL形ヨーク1のエン
ボス47に吸引されて鉄心2の磁極片6の端部67から
離れている。
このとき、カード12は平衡バネ15によって上方に引
張られているので接点の状態はかわらない。
張られているので接点の状態はかわらない。
つぎに、この状態で励磁コイル32に通電し、板状永久
磁石30による磁路E65と相加的な磁束B63を発生
させれば、該磁束B63は、磁気抵抗の大きな永久磁石
を通る閉磁路すなわち磁極片6、接極子10、平ヨーク
29、永久磁石30、継鉄1、鉄心2よりなる閉磁路6
5よりも磁気抵抗が小さい分岐閉磁路すなわち磁極片6
、接極子10、エンボス47、継鉄1、鉄心2よりなる
閉磁路68に集中して通るので、比較的小さな感動電流
で接極子10は磁極片6の吸引移動される。
磁石30による磁路E65と相加的な磁束B63を発生
させれば、該磁束B63は、磁気抵抗の大きな永久磁石
を通る閉磁路すなわち磁極片6、接極子10、平ヨーク
29、永久磁石30、継鉄1、鉄心2よりなる閉磁路6
5よりも磁気抵抗が小さい分岐閉磁路すなわち磁極片6
、接極子10、エンボス47、継鉄1、鉄心2よりなる
閉磁路68に集中して通るので、比較的小さな感動電流
で接極子10は磁極片6の吸引移動される。
このとき、カード12は接極子10によって下方に引張
られるので接点の状態はかわる。
られるので接点の状態はかわる。
この状態が第7図である。
この状態で励磁コイル32への通電を断っても、平ヨー
ク29、永久磁石30、L形ヨーク1、鉄心2および接
極子10による磁路F66の存在により鉄心2への接極
子10の吸引状態は接続され自己保持がなされる。
ク29、永久磁石30、L形ヨーク1、鉄心2および接
極子10による磁路F66の存在により鉄心2への接極
子10の吸引状態は接続され自己保持がなされる。
つぎにこの自己保持を解除して第6図の復帰状態にする
には、励磁コイル32に前記方向と逆方向に通電し、磁
路F66を打ち消してやればよい。
には、励磁コイル32に前記方向と逆方向に通電し、磁
路F66を打ち消してやればよい。
なお、この考案の継電器においては組立時に接点55,
23,55の位置関係が復帰時および動作時において、
それぞれが確実に第6図および第7図のようになるよう
調整されている必要があるが、これは前記り形ヨーク1
の舌部2Bを適当な調整治具により上下に折曲させて動
かし、前記固定バネ組立19、つまり固定接点23の位
置を調整することにより達威し得る。
23,55の位置関係が復帰時および動作時において、
それぞれが確実に第6図および第7図のようになるよう
調整されている必要があるが、これは前記り形ヨーク1
の舌部2Bを適当な調整治具により上下に折曲させて動
かし、前記固定バネ組立19、つまり固定接点23の位
置を調整することにより達威し得る。
この考案によれば、板状永久磁石30および平ヨーク2
9をL形ヨーク1の平面48に対し平行に配置すること
ができるので、継電器Cに比べ励磁コイル32の巻装範
囲を板状永久磁石30および平ヨーク29の厚さ分だけ
長くでき、巻線の平均巻線径を増すことなしに巻線部断
面積を増大し得るので巻線効率を上げることができると
ともに、感動電流を小さくして感度を高めることができ
る。
9をL形ヨーク1の平面48に対し平行に配置すること
ができるので、継電器Cに比べ励磁コイル32の巻装範
囲を板状永久磁石30および平ヨーク29の厚さ分だけ
長くでき、巻線の平均巻線径を増すことなしに巻線部断
面積を増大し得るので巻線効率を上げることができると
ともに、感動電流を小さくして感度を高めることができ
る。
そしてL形ヨーク1に接極子10のストッパとなるエン
ボス47(継電器A、Bのバックストップに相当)のみ
ならず、固定接点23の位置調整用の舌部28をも一体
に形成したことにより板状永久磁石30および平ヨーク
29を上述のように配置したことによる外形寸法、特に
高さ方向の寸法の増加分をほぼ相殺することができる。
ボス47(継電器A、Bのバックストップに相当)のみ
ならず、固定接点23の位置調整用の舌部28をも一体
に形成したことにより板状永久磁石30および平ヨーク
29を上述のように配置したことによる外形寸法、特に
高さ方向の寸法の増加分をほぼ相殺することができる。
すなわち、少なくとも継電器A、 Bで使用していたア
ジャストアーム21と、さらに絶縁板18一枚の厚さ分
だけL形ヨーク1の平面48の外側にある部分の合計の
高さ寸法が減少するので、L形ヨーク1の平面48の内
側に板状永久磁石30および平ヨーク29を配置しても
高さ方向の寸法の増加はほとんどない。
ジャストアーム21と、さらに絶縁板18一枚の厚さ分
だけL形ヨーク1の平面48の外側にある部分の合計の
高さ寸法が減少するので、L形ヨーク1の平面48の内
側に板状永久磁石30および平ヨーク29を配置しても
高さ方向の寸法の増加はほとんどない。
したがって外形寸法の増大を伴うことなく感動電力を大
幅に減少できる利点がある。
幅に減少できる利点がある。
また、L形ヨークの長片の内側にエンボスを設けて接極
子の揺動動作を規制すると共に磁束を通すようにしたの
で、ストッパとしての役目をなすとともに磁束がエンボ
スを集中して通り、これにより磁気抵抗が小さくなって
磁束を通り易くすることができる。
子の揺動動作を規制すると共に磁束を通すようにしたの
で、ストッパとしての役目をなすとともに磁束がエンボ
スを集中して通り、これにより磁気抵抗が小さくなって
磁束を通り易くすることができる。
また、継’に器A、Bのアジャストアーム21(継電器
Cにはない)に相当する舌部28をL形ヨーク1に一体
に形成したことに伴う部品点数の減少により構造が簡略
化され、組立工数、調整工数が少なくなるとともに価格
の低減を計ることができる。
Cにはない)に相当する舌部28をL形ヨーク1に一体
に形成したことに伴う部品点数の減少により構造が簡略
化され、組立工数、調整工数が少なくなるとともに価格
の低減を計ることができる。
さらに励磁コイル32により鉄心2に発生する磁束B6
3の磁路とは別の磁路D64を設けたことにより復帰時
の自己保持力が感動電力を増大させることなく得られる
ので、継電器Cが衡げき、振動などによる外力で誤動作
する危険性を解除することができる。
3の磁路とは別の磁路D64を設けたことにより復帰時
の自己保持力が感動電力を増大させることなく得られる
ので、継電器Cが衡げき、振動などによる外力で誤動作
する危険性を解除することができる。
以上説明したように、この考案によれば少数部品で多機
能化が計れ、さらに低消費電力、構造簡単、小形軽量で
製作容易な価格の安い自己保持形継電器を提供すること
ができる。
能化が計れ、さらに低消費電力、構造簡単、小形軽量で
製作容易な価格の安い自己保持形継電器を提供すること
ができる。
第1図〜第3図は、従来の自己保持形継電器の一例を示
す側面図、第4図は、第3図の継電器の磁気回路につい
ての説明図、第5図は、この考案の一実施例による自己
保持形継電器の分解斜視図、第6図は、この考案の復帰
時における状態説明のための側面図、第7図は、この考
案の動作時における状態説明のための側面図である。 1・・・・・・L形ヨーク、2・・・・・・鉄心、6・
・・・・・磁極片、8・・・・・・バックストップ、9
・・・・・・ヒンジバネ、10・・・・・・接極子、1
4・・・・・・メーク可動バネ組立、19・・・・・・
固定バネ組立、21・・・・・・アジャストアーム、2
3・・・・・・固定接点、25・・・・・・固定接点バ
ネ、26・・・・・・ブロック、27・・・・・・突部
、28・・・・・・舌部、29・・・・・・平ヨーク、
30・・・・・・板状永久磁石、31・・・・・・側面
、32・・・・・・励磁コイル、33・・・・・・磁路
A134・・・・・・磁束A135・・・・・・磁路B
136・・・・・・磁路C137・・・・・・ギャップ
、38・・・・・・突起部、39・・・・・・貫通穴、
40・・・・・・A片、41・・・・・・B片、42・
・・・・・凹部、43・・・・・・穴、44・・・・・
・ネジ穴A145・・・・・・ネジ穴B146・・・・
・・板、47・・・・・・エンボス、48・・・・・・
平面、51・・・・・・パイル部、63・・・・・・磁
束B164・・・・・・磁路D165・・・・・・磁路
E166・・・・・・磁路F167・・・・・・端部。
す側面図、第4図は、第3図の継電器の磁気回路につい
ての説明図、第5図は、この考案の一実施例による自己
保持形継電器の分解斜視図、第6図は、この考案の復帰
時における状態説明のための側面図、第7図は、この考
案の動作時における状態説明のための側面図である。 1・・・・・・L形ヨーク、2・・・・・・鉄心、6・
・・・・・磁極片、8・・・・・・バックストップ、9
・・・・・・ヒンジバネ、10・・・・・・接極子、1
4・・・・・・メーク可動バネ組立、19・・・・・・
固定バネ組立、21・・・・・・アジャストアーム、2
3・・・・・・固定接点、25・・・・・・固定接点バ
ネ、26・・・・・・ブロック、27・・・・・・突部
、28・・・・・・舌部、29・・・・・・平ヨーク、
30・・・・・・板状永久磁石、31・・・・・・側面
、32・・・・・・励磁コイル、33・・・・・・磁路
A134・・・・・・磁束A135・・・・・・磁路B
136・・・・・・磁路C137・・・・・・ギャップ
、38・・・・・・突起部、39・・・・・・貫通穴、
40・・・・・・A片、41・・・・・・B片、42・
・・・・・凹部、43・・・・・・穴、44・・・・・
・ネジ穴A145・・・・・・ネジ穴B146・・・・
・・板、47・・・・・・エンボス、48・・・・・・
平面、51・・・・・・パイル部、63・・・・・・磁
束B164・・・・・・磁路D165・・・・・・磁路
E166・・・・・・磁路F167・・・・・・端部。
Claims (1)
- 磁気回路に永久磁石を備えた自己保持形継電器において
、一方の片にコイルが巻装され他方の片を磁極片とした
L字状の鉄心と、この鉄心のコイルが巻装された片の磁
極片側と反対側に位置する端部にその短片を固着してな
るL形ヨークと、前記り形ヨークの長片の一部を外側に
突出させて固定接点バネの接点位置を調整可能としたア
ジャストアームと、前記り形ヨークの長片の基部内側に
固着された永久磁石と、この永久磁石に平ヨークを介し
て取付けられた接極子と、このL形ヨークの長片の内側
に設けられた接極子の揺動動作を規制するためのエンボ
スとを備え、接極子は、復帰時に永久磁石、L形ヨーク
の長片、エンボスおよび接極子よりなる閉磁路によって
前記エンボスに吸引され、また動作時には鉄心、接極子
、エンボス、およびL形ヨークよりなる閉磁路を通るコ
イルにより発生された磁束により前記鉄心に吸引され、
コイルにより発生された磁束が消滅した後は平ヨーク、
永久磁石、L形ヨーク、鉄心および接極子よりなる閉磁
路によって前記鉄心の磁極片に吸引されて実己保持する
ようにしたことを特徴とする自己保持形継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7273782U JPS6017778Y2 (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 自己保持形継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7273782U JPS6017778Y2 (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 自己保持形継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57203438U JPS57203438U (ja) | 1982-12-24 |
JPS6017778Y2 true JPS6017778Y2 (ja) | 1985-05-30 |
Family
ID=29868520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7273782U Expired JPS6017778Y2 (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 自己保持形継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017778Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-05-20 JP JP7273782U patent/JPS6017778Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57203438U (ja) | 1982-12-24 |
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