JPH0715087Y2 - 有極リレ− - Google Patents

有極リレ−

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JPH0715087Y2
JPH0715087Y2 JP1984177738U JP17773884U JPH0715087Y2 JP H0715087 Y2 JPH0715087 Y2 JP H0715087Y2 JP 1984177738 U JP1984177738 U JP 1984177738U JP 17773884 U JP17773884 U JP 17773884U JP H0715087 Y2 JPH0715087 Y2 JP H0715087Y2
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JP
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magnetic pole
pole portion
insulator
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polarized relay
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JP1984177738U
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JPS6191854U (ja
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光樹 永本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、有極リレーに関する。
〔背景技術〕
有極リレーにおいて接点機構を駆動するのに用いる電磁
石装置の吸引特性を安定にするために、接極子の吸引状
態における電磁石ブロツク磁極部との空隙を設けること
が行われている。この空隙をレジデユアルギヤツプ(re
sidual gap)と呼ぶが、これを設けるために、接極子ブ
ロツクと電磁石ブロツクの各磁極部の間にレジデユアル
プレートを配置することがある。レジデユアルプレート
には、非磁性体(たとえば、BsP,CuPなど)が用いられ
る。ところが、レジデユアルプレートを用いると部品点
数が多くなり、また、その装着手段が溶接やかしめであ
るため、工数がかかり、リレーとして構成した場合、コ
ストアツプの大きな要因となつていた。また、熔接時に
発生する熱が、リレーの特性に影響を与えると言うこと
があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、以上のことに鑑み、部品点数を増やさず、
つまり熔接やかしめ等で固定しなければならないレジデ
ユアルプレートを用いず、工数のかからない方法でレジ
デユアルギヤツプが設けられた電磁石装置を用いた有極
リレーの提供をその目的とする。
〔考案の開示〕
この考案は、上記の目的を達成するために、1個の中央
磁極部と、これをはさんで対向する対向磁極部とを備
え、中央磁極部が対向磁極部に磁気的につながれ、コイ
ルの励磁により中央磁極部と対向磁極部とが異なる極性
を有するようになつている電磁石ブロツクと、2枚の磁
性体片が永久磁石をその着磁方向両側からはさむように
してなり、これらが絶縁物により一体化されてなる接極
子ブロツクとを備え、接極子ブロツクが、その2枚の磁
性体片同側端で電磁石ブロツクの前記中央磁極部をはさ
むようにして、電磁石ブロツクと組合されており、コイ
ルの励磁状態の変化により、前記中央磁極部に引き寄せ
られる磁性体片が交代するように、接極子ブロツクが正
逆移動し、この動作により接点機構が開閉されるように
なつている有極リレーにおいて、前記絶縁物の一部が接
点機構を駆動するカードとなっているとともに、前記絶
縁物の別の一部が有極リレーの接点機構の固定端子に当
接することにより、レジデユアルギヤツプを形成するよ
うになつていることを特徴とする有極リレーをその要旨
としている。以下に、この考案を、その実施例をあらわ
す図面に基づいて詳しく説明する。
第1図は、この考案にかかる一実施例をあらわす平面図
である。同図にみるように、この有極リレーは、電磁石
装置部と、その両側に設けられた接点機構部よりなる。
電磁石装置部は、電磁石ブロツク1と接極子ブロツク2
を備えている。電磁石ブロツク1は、コイル3が巻回さ
れた鉄心4を有しており、鉄心4は、コ字形ヨーク5の
中央内側に位置するように、コ字形ヨーク5の中央にか
しめ止めされ、ヨークと一体化されている。鉄心の他端
4aには中央磁極部が、それをはさんで対向するヨーク5
の両端部5a,5bには対向磁極部がそれぞれ形成される。
接極子ブロツク2は、2枚の磁性体片6,7の同側端が永
久磁石8をその着磁方向両側からはさむようにしてなつ
ており、これらは絶縁物9で一体化されている。この絶
縁物9は、その一部が、スイツチ駆動部たるカード9a、
9aとなつている。接極子ブロツク2は、その2枚の磁性
体片6,7の他端側6a,7aで電磁石ブロツク1の中央磁極部
4aをはさむようにして、電磁石ブロツク1と組合わされ
ている。コイル3の励磁変化により、中央磁極部に引き
寄せられる磁性体片6,7が交代するように接極子ブロツ
ク2が正逆移動する。接点機構部は、先端に可動接点1
0,10を有し、後端を固定した接点ばね11,11と、固定端
子12,12に支持された固定接点13,13よりなる。コイル3
の励磁変化による接極子ブロツク2の移動は、絶縁物9
の一部に形成されたスイツチ駆動体たるカード9a,9aに
よつて接点機構に伝えられる。つまり、図の状態から、
コイル3の励磁変化により磁性体片6が中央磁極部4aに
引き寄せられると、図の下側のカード9aは、接点ばね11
の中間部を押し、可動接点10を固定接点13より離す。こ
のとき、上側の可動接点10は接触ばね11の付勢力によ
り、その固定接点13に接する。励磁状態を変化させる
と、今度は、磁性体片6が中央磁極部4aより引き離さ
れ、もう一方の磁性体片7が中央磁極部4aに引き寄せら
れるため、先とは逆の動作が起きる。
この接点機構の開閉のため、接極子ブロツク2が正逆移
動する際、絶縁物9の一部が、固定端子12に当接するよ
うになつており、これによつて接極子ブロツク2のそれ
以上の移動を妨げる。したがつて、図のように、対向磁
極部5aと磁性体片6および中央磁極部4aと磁性体片7と
は直接接触せず、それぞれの間には、レジデユアルギヤ
ツプ14,14が形成される。同様にして、コイル3の励磁
状態から変化すれば、今度は、対向磁極部5bと磁性体片
7および中央磁極部4aと磁性体片6の間にそれぞれレジ
デユアルギヤツプが形成される。
以上にみたように、この考案は、接極子ブロツクの絶縁
物の形状を一部変更するだけで、レジデユアルギヤツプ
が形成されるので、部品点数が増えず、したがつて小型
の有極リレーをつくることができる。また、固定端子の
位置を変えるだけで、ギヤツプの調整も簡単に行うこと
ができる。
レジデユアルギヤツプが設けられた電磁石装置を、有極
リレーの接点機構を開閉するのに用いると、コイルの電
圧を0にしても残る残留磁気による吸引が防がれる。そ
のため、コイルの電圧をある程度以下にすれば直ちに吸
引が解除されるなど、復帰がスムーズに行われ、吸引特
性がよくなる。
なお、この考案の有極リレーは、上記の実施例に限定さ
れるものではない。たとえば、電磁石ブロツクの形状
も、上記の実施例のように、E字形のものにかぎられる
ものではなく、鉄心他端から中央磁極部の直下までは一
本で伸ばし、そこから左右にわかれて立ち上げることに
より対向磁極部を作るなどしてもよい。また、鉄心とヨ
ークは別体である必要はなく、たとえば、中央磁極部が
鉄心の一端に設けられ他端が折り曲げられ二つにわかれ
て中央磁極部をはさみ対向磁極部となるようにあつても
よく、他の形でもよい。固定端子に当接する絶縁物は、
上記実施例では、磁性体片と永久磁石を一体化する絶縁
物を用いているが、別個に形成し、接極子ブロツクと合
体して使用するカードも、絶縁物であり、その形状を一
部変更して固定端子に当接するようにしてもよい。
この考案の実施例にかかる有極リレーは、前述のように
コイルの励磁状態の変化で正逆移動するが、励磁を切つ
た後もその直前の安定状態を継続する。すなわち、この
有極リレーは、ラツチング型である。しかし、たとえ
ば、永久磁石と磁性体片を一体化し、接点機構の一部に
当接してレジデユアルギヤツプを形成する絶縁物の形状
を、永久磁石の中心を通りその着磁方向に垂直な面につ
いて非対称にして、接極子ブロツクの正逆移動の正側と
逆側で形成されるレジデユアルギヤツプの幅が異なるよ
うにすれば、シングルステイプル型が得られる。あるい
は、2つの固定端子のうちどちらか一方をゆがめるなど
して、接極子ブロツクの、一つの安定状態から別の安定
状態への移動距離が、図における上下で異なるようにし
ても、シングルステイプル型が得られる。
この考案の有極リレーの接極子ブロツクの一部である絶
縁物の材料の種類は、特に限定されない。一般にプラス
チツクが用いられる。なお、この絶縁材料は、通常、ス
イツチ駆動用カードを形成する材料にも兼用できるの
で、このようにすると、スイツチ駆動用に特別な部品を
余分に必要とせず、金型で寸法も決まるために、コスト
の安い、特性の安定した有極リレーを構成することがで
きる。
〔考案の効果〕
この考案の有極リレーは、接極子ブロツクの絶縁物の一
部が接点機構を駆動するカードとなっているとともに、
前記絶縁物の別の一部が、有極リレーの接点機構の固定
端子に当接することにより、レジデユアルギヤツプを形
成されるようになっているので、レジデユアルプレート
が不要で、部品点数が少なくてすみ、容易に小型のリレ
ーとなることができる。また、組立工数も少なくてすむ
ので、コストが抑えられる。
また、接点機構のうちの固定端子への当接によりレジデ
ユアルギヤツプを形成させることとすれば、端に固定端
子の立ち角度を変更するだけで、ギヤツプ調節ができ、
便利である。
特に、接点機構の接点ばね等に当接して接点機構を駆動
するカードと、レジデュアルギャップを形成するために
固定端子に当接する部分が、同じ絶縁物に一体形成され
ているため、絶縁物において、固定端子に当接する部分
からカードの先端までの距離が常に一定になる。絶縁物
が固定端子に当接した状態における固定端子とカードと
の相対距離が、カードで駆動する接点ばね等と固定端子
との離隔距離になる。したがって、レジデュアルギャッ
プを調整するために固定端子の位置を変えても、接点ば
ね等と固定端子との前記離隔距離は常に一定に保たれる
ことになり、接点機構の作動が確実で安定する。従来の
レジデュアルプレートを用いた有極リレーにおいては、
レジデュアルプレートの厚みを変えてレジデュアルギャ
ップを調整すると、カードと固定端子との相対位置が変
わってしまい、接点機構の作動特性も変わるので、安定
した動作が出来なくなる問題があるのに対し、この考案
によれば、上記のような問題が全く生じず、確実かつ安
定した動作を保証することができるのである。
しかも、絶縁物を設計する際に、固定端子に当接する部
分からカードの先端までの距離を適当に調整することに
よって、電磁石のアマチュアすなわち接極子ブロックの
ストロークと、接点機構における接点ばね等の相対位置
が、中間に別な部材や機構を介することなく、直接決め
られることになり、電磁石の吸引力特性と接点機構のば
ね負荷特性のマッチングを極めて簡単かつ確実に取るこ
とができ、動作の安定した有極リレーを得ることができ
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す平面図である。 1……電磁石ブロツク、2……接極子ブロツク、4a……
中央磁極部、5a,5b……対向磁極部、6,7……磁性体片、
8……永久磁石、9……絶縁物、9a……カード、10……
可動接点、11……接点ばね、12……固定端子、13……固
定接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一個の中央磁極部と、これをはさんで対向
    する対向磁極部とを備え、中央磁極部が対向磁極部に磁
    気的につながれ、コイルの励磁により中央磁極部と対向
    磁極部とが異なる極性を有するようになっている電磁石
    ブロックと、2枚の磁性体片が永久磁石をその着磁方向
    両側からはさむようにしてなり、これらが絶縁物により
    一体化されてなる接極子ブロックとを備え、接極子ブロ
    ックが、その2枚の磁性体片同側端で電磁石ブロックの
    前記中央磁極部をはさむようにして、電磁石ブロックと
    組合されており、コイルの励磁状態の変化により、前記
    中央磁極部に引き寄せられる磁性体片が交代するよう
    に、接極子ブロックが正逆移動し、この動作により接点
    機構が開閉されるようになっている有極リレーにおい
    て、前記絶縁物の一部が接点機構を駆動するカードとな
    っているとともに、前記絶縁物の別の一部が有極リレー
    の接点機構の固定端子に当接することにより、レジデュ
    アルギャップを形成するようになっていることを特徴と
    する有極リレー。
JP1984177738U 1984-11-22 1984-11-22 有極リレ− Expired - Lifetime JPH0715087Y2 (ja)

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JPH0117077Y2 (ja) * 1984-10-15 1989-05-18

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