JPH0342652Y2 - - Google Patents

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JPH0342652Y2
JPH0342652Y2 JP952085U JP952085U JPH0342652Y2 JP H0342652 Y2 JPH0342652 Y2 JP H0342652Y2 JP 952085 U JP952085 U JP 952085U JP 952085 U JP952085 U JP 952085U JP H0342652 Y2 JPH0342652 Y2 JP H0342652Y2
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、有極リレーにおいて接点機構を駆
動するのに用いる等の目的で使用される電磁石装
置に関する。
〔背景技術〕
電磁石装置は、永久磁石を有する永久磁石ブロ
ツクと、コイルが巻回された鉄心を有する電磁石
ブロツクとでなつており、主に有極リレーの接点
開閉に用いられている。
有極リレーには、シングルステイブル型(単安
定型)とラツチング型(双安定型)とがあり、そ
れぞれ相互に変換できるようになつているものが
多い。
従来、シングルステイブル型の有極リレーに用
いられる電磁石装置では、鉄心の両側面での磁気
効率を非均衡にするため、第1図にみるように厚
みの異なる遮磁板9a,9bを鉄心3の両側面に
設けたりする。この電磁石装置において、電磁石
ブロツク1はヨーク2の真中に鉄心3を配置し、
鉄心3はコイル4が巻回されたコイル枠5の軸方
向の穴に挿入されている。接極子ブロツク6は、
2個の磁性体片7,7が永久磁石8をその着磁方
向両端から挟んでいて、2個の磁性体片が鉄心を
挟むようにして電磁石ブロツクと組合されてい
る。遮磁板は一方の側面のみに設けられることも
ある。またその装着は図のように鉄心表面から突
出させるようなものや、面一に埋め込まれたもの
がある。遮磁板は非磁性のもの、たとえば、真鍮
や燐青銅等の非磁性金属やプラスチツク等が使用
される。しかし、遮磁板の使用は部品点数の増加
につながり、また、組立工数も増え、コストアツ
プの要因となつていた。遮磁板の装着が溶接によ
る場合は、その熱の影響も心配される。遮磁板の
装着が、表面から突出させるようなものである
と、可動ブロツクの移動ストロークが正方向と逆
方向とでは異なる。このため、可動ブロツクに設
けられたカード(接点駆動部)の動く位置が変化
するので、カードの位置を変えたり、可動接点の
位置を変えたりして、部品を別々にする必要があ
り、やはり、部品コストが高くなつていた。
〔考案の目的〕
この考案は、以上のことに鑑み、シングルステ
イブル型の有極リレー製作に際して、部品点数の
少ない、工数がかからない、熱の影響もない、コ
スト競争力の高い電磁石装置を提供することを目
的とする。
〔考案の開示〕
この考案は、上記の目的を達成するために、コ
イルが巻回された鉄心を有し、その少なくとも一
端に磁極部が形成されている電磁石ブロツクと、
2個の磁性体片が永久磁石をその着磁方向両側か
ら挟むようにしてなる永久磁石ブロツクとを備
え、永久磁石ブロツクは、その2個の磁性体片が
鉄心磁極部を挟むようにして電磁石ブロツクと組
合されている電磁石装置において、前記鉄心が、
2つの材を軸方向に沿う面で接合することによつ
て構成され、かつ、鉄心一端の磁極部において、
前記2つの材がぴたりと重なり合わないで、この
磁極部両側の磁気回路の一方に空隙を設けること
を特徴とする電磁石装置をその要旨とする。以下
に、この考案をその実施例をあらわす図面に基づ
いて詳しく説明する。
第2図は、この考案の一実施例である。電磁石
ブロツク1は、長さの異なる鉄心構成材3a,3
bを接合して鉄心3が構成され、その後端をコ字
形のヨーク2の後端部に挿入してかしめ、鉄心3
の先端には中央磁極部10aが形成され、ヨーク
2の両端には対向磁極部10b,10cが形成さ
れてなつている。鉄心3は、コイル4が巻回され
たコイル枠5の軸方向の穴に挿入されている。接
極子ブロツク6は、2個の磁性体片7a,7bが
永久磁石8をその着磁方向両端から挟んでおり、
同側端にそれぞれ磁極部11a,11bが形成さ
れてなつている。電磁石装置は、接極子ブロツク
6が、その2つの磁極部11a,11bを電磁石
ブロツク1の中央磁極部10aと対向磁極部10
b,10cとの間に存在する空隙に挿入するよう
にして、電磁石ブロツク1と組合わされている。
この電磁石装置は、シングルステイブル型であ
り、図はその無励磁状態を示す。コイル4を励磁
すると、接極子ブロツクの磁極部11a,11b
がそれぞれ対向磁極部10b、中央磁極部10a
と互いに吸引しあつて、接極子ブロツク6は図の
上方向に移動し、一点鎖線で示した位置に安定す
る。接極子ブロツク6の磁極部11aと対向磁極
部10bは接触するが、磁極部11bと中央磁極
部10aの間には、2つの鉄心構成材3a,3b
の長さの違いにより空隙12が生じる。この状態
は、空隙12のため、もう一方の状態に比べ、磁
気回路が相対的に弱いので励磁を切ると、接極子
ブロツク6は元の位置に戻り、その状態を保つ。
長さの異なる鉄心構成材を2つ使用して鉄心と
し、ヨークにかしめたので、中央磁極部と両側の
対向磁極部間の距離が、図の上下で異なり、鉄心
の両側面での磁気効率が非均衡となつてシングル
ステイブル型の有極リレーに使用する電磁石装置
が得られる。
鉄心構成材は、また、長さの同じものでも、接
合面を境に両側の形状が鉄心一端の磁極部におい
て、非対称のものを使用しても別の実施例とな
る。たとえば、一方の材の自由端が膨出部分を持
ち、全体としてT字あるいはL字状をしたものを
使う。要するに、磁極部両側にそれぞれ形成され
る磁気回路の一方に空隙が設けられて、この2つ
の磁気回路に差が生じればよい。
電磁石装置は、実施例に使用したものに限られ
ない。2個の磁性体片が、それぞれの中間部にお
いて、永久磁石をその着磁方向両側から挟むよう
にしてなる永久磁石ブロツクと、鉄心にコイルを
巻回してなる電磁石ブロツクとが、前記2個の磁
性体片の両側がつくる間隙に、前記鉄心の両端の
磁極部が臨むようにして組合されている電磁石装
置であつても構わない。また、それぞれの電磁石
装置において、永久磁石ブロツクを可動にして
も、電磁石ブロツクを可動にしてもよい。
鉄心を、その両側面において磁気効率を等しく
するものと変えれば、簡単にラツチング型の有極
リレーを得ることができるので、ラツチング型と
の部品の共通性も高い。
このように、この考案にかかる電磁石装置は、
遮磁板の様な特別な部品を必要としないので、工
数が少なく、構造も簡単でコストの低減が計れ
る。
〔考案の効果〕
この考案の電磁石装置は、以上にみたように、鉄
心が2つの材を軸方向に沿う面で接合することに
よつて構成され、かつ、鉄心一端の磁極部におい
て、前記2つの材がぴたりと重なり合わないの
で、この磁極部両側の磁気回路の一方に空隙が生
じ、シングルステイブル型の有極リレーに使用す
る電磁石装置が、遮磁板等の余分な部品を必要と
しないで得られる。そのため、組立工数がかから
ず、遮磁板溶接による熱の影響も免れて、コスト
競争力の高い電磁石装置を得ることができる。ま
た、励磁状態の変化により、電磁石ブロツクと永
久磁石ブロツクのうちいずれか一方が動くストロ
ークは、正方向の移動の時も、逆方向の移動の時
も、同じであり、有極リレーに構成した際、カー
ドや可動接点を一方だけ変えたりする必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の平面図、第2図はこの考案の
電磁石装置の一実施例をあらわす平面図である。 1…電磁石ブロツク、2…ヨーク、3…鉄心、
3a,3b…鉄心構成材、4…コイル、5…コイ
ル枠、6…接極子ブロツク、7a,7b…接極
子、8…永久磁石、10a…中央磁極部、10
b,10c…対向磁極部、11a,11b…磁極
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コイルが巻回された鉄心を有し、その少なく
    とも一端に磁極部が形成されている電磁石ブロ
    ツクと、2個の磁性体片が永久磁石をその着磁
    方向両側から挟むようにしてなる永久磁石ブロ
    ツクとを備え、永久磁石ブロツクは、その2個
    の磁性体片が鉄心磁極部を挟むようにして電磁
    石ブロツクと組合されている電磁石装置におい
    て、前記鉄心が、2つの材を軸方向に沿う面で
    接合することによつて構成され、かつ、鉄心一
    端の磁極部において、前記2つの材がぴたりと
    重なり合わないで、この磁極部両側の磁気回路
    の一方に空隙を設けることを特徴とする電磁石
    装置。 (2) ぴたりと重なり合わないことが、長さの異な
    る2つの材を鉄心一端の磁極部で段差を形成す
    るように軸方向に沿う面で接合することにより
    なされている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の電磁石装置。 (3) ぴたりと重なり合わないことが、接合された
    2つの材が接合面を境に両側の形状が鉄心一端
    の磁極部において、非対称であることによりな
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の電磁石装置。
JP952085U 1985-01-25 1985-01-25 Expired JPH0342652Y2 (ja)

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JP952085U JPH0342652Y2 (ja) 1985-01-25 1985-01-25

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JPS61125016U JPS61125016U (ja) 1986-08-06
JPH0342652Y2 true JPH0342652Y2 (ja) 1991-09-06

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