JPH0346485Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0346485Y2
JPH0346485Y2 JP2561885U JP2561885U JPH0346485Y2 JP H0346485 Y2 JPH0346485 Y2 JP H0346485Y2 JP 2561885 U JP2561885 U JP 2561885U JP 2561885 U JP2561885 U JP 2561885U JP H0346485 Y2 JPH0346485 Y2 JP H0346485Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic pole
block
magnetic
permanent magnet
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2561885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61142416U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2561885U priority Critical patent/JPH0346485Y2/ja
Publication of JPS61142416U publication Critical patent/JPS61142416U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0346485Y2 publication Critical patent/JPH0346485Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、有極リレーにおいて接点機構を駆
動する等の目的で使用される電磁石装置に関す
る。
〔背景技術〕
電磁石装置は、主に、永久磁石を有する永久磁
石ブロツクと、コイルが巻回された鉄心を有する
電磁石ブロツクとでなつており、有極リレーの接
点開閉等に用いられている。
有極リレーには、シングルステイブル型(単安
定型)とラツチング型(双安定型)とがあり、そ
れぞれ相互に変換できるようになつているものが
多い。
従来、シングルステイブル型の有極リレーに用
いられる電磁石装置では、鉄心の両側面での磁気
効率を非均衡にするため、第2図にみるように遮
磁板13を鉄心3の一側面に設けたりする。この
電磁石装置において、電磁石ブロツク1はヨーク
2の真中に鉄心3を配置し、鉄心3はコイル4が
巻回されたコイル枠5の軸方向の穴に挿入されて
いる。永久磁石ブロツク6は、2個の磁性体片
7,7が永久磁石8をその着磁方向両側から挟ん
でいて、絶縁体9で一体化されており、2個の磁
性体片が鉄心を挟むようにして電磁石ブロツクと
組合されている。軸10は永久磁石ブロツク6の
回動中心である。遮磁板は厚みの異なるものが両
方の側面に設けられることもある。また、その装
着方法において、図のように面一に埋め込まれた
ものや、鉄心表面から突出させるようなものがあ
る。遮磁板の材料としては非磁性のもの、たとえ
ば、真鍮や燐青銅等の非磁性金属やプラスチツク
等が使用される。しかし、遮磁板の使用は部品点
数の増加につながり、また、組立工数も増え、コ
ストアツプの要因となつていた。遮磁板の装着が
溶接による場合は、その熱の影響も心配される。
〔考案の目的〕
この考案は、以上のことに鑑み、シングルステ
イブル型の有極リレー製作に際して、部品点数の
少ない、工数がかからない、熱の影響もない、コ
スト競争力の高い電磁石装置を提供することを目
的とする。
〔考案の開示〕
この考案は、上記の目的を達成するために、平
面C字形のヨークの中に鉄心を設けることにより
全体形状を概ねE字形とし、鉄心自由端に中央磁
極部が設けられ、それを間にして対向する対向磁
極部がヨーク両端の屈曲部に設けられている電磁
石ブロツクと、2個の磁性体片が永久磁石をその
着磁方向両側に挟むようにしてなるコ字形の永久
磁石ブロツクを持ち、永久磁石ブロツクが、その
2個の磁性体片の同側端を電磁石ブロツクの中央
磁極部と対向磁極部がつくる2つの間隙に挿入す
るようにして電磁石ブロツクと組み合わされてい
る電磁石装置において、ヨーク両端の屈曲部の長
さが互いに異なつていることを特徴とする電磁石
装置をその要旨とする。以下に、この考案をその
実施例をあらわす図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図a,bはこの考案にかかる電磁石装置を
あらわす。図にみるように、この電磁石装置は、
ヨーク2両端の屈曲部11b,11cの長さl1
l2が互いに異なつている。この実施例ではl1>l2
である。電磁石ブロツク1は平面C字形のヨーク
2の真中に鉄心3を配置して全体形状が概ねE字
形であり、鉄心3はコイル4が巻回されたコイル
枠5の軸方向の穴に挿入されている。鉄心3の先
端は中央磁極部11aとなり、ヨーク2の両端屈
曲部は対向磁極部11b,11cとなつて中央磁
極部11aを挟んで対向している。永久磁石ブロ
ツク6は、2個の磁性体片7a,7bが永久磁石
8をその着磁方向両側から挟んでいて、全体形状
がコ字形をなす。さらに、絶縁体9で一体化され
ており、2個の磁性体片が鉄心を挟むようにして
電磁石ブロツクと組合されている。永久磁石ブロ
ツク6は電磁石ブロツクとは反対の側に設けられ
た軸10を中心として正逆回動するようになつて
いる。
この電磁石装置は、つぎのように動作する。第
1図のaに示されているように、中央磁極部11
aに一方の磁性体片7aが接した場合、他方の磁
性体片7bは対向磁極部11cが接するが、同図
のbに示されているように、対向磁極部11bに
磁性体片7aが接した場合、ヨーク両端屈曲部の
長さが互いに異なるため、磁性体片7bは中央磁
極部11aに接しず、空隙(ギヤツプ)12がで
き、両場合において形成される磁気回路は互いに
異なつている。第1図aにおいて形成されている
磁気回路は、同図bにおいて形成されている磁気
回路よりも空隙がない分だけ磁気抵抗が小さいの
で、コイル4に電流を流さないとき(無励磁)
は、永久磁石ブロツク6は第1図aの状態で安定
する。この状態において、中央磁極部11aがN
極となるようコイル4に電流を流す(励磁)と、
対向磁極部11b,11cがS極となるので、磁
性体片7aは中央磁極部11aと反撥し対向磁極
部11bに引き寄せられ、磁性体片7bは対向磁
極部11cと反撥し中央磁極部11aに引き寄せ
られ、永久磁石ブロツク6は第1図bの状態に移
動する。コイル4に流す電流を止めると、永久磁
石ブロツク6は再び第1図aの状態に戻る。
正逆方向の吸引力の差は、ヨーク両端屈曲部の
長さを調節することにより、容易に得られる。
上記実施例では空隙が永久磁石ブロツクの一方
の磁性体片と中央磁極部間に形成されるように両
ブロツクが組合わされていたが、永久磁石ブロツ
クの一方の磁性体片と一方の対向磁極部間に形成
されるように組合わされていても構わない。
この考案にかかる電磁石装置は、前記のように
構造が簡単なシングルステイブル型(単安定型)
の装置となつている。構造が簡単であるので容易
に小型化することができる。また、ヨークがC字
形をなしているので、永久磁石ブロツク両側で、
かつ、ヨークの幅内に納まるように接点機構を設
けることができ、そうすれば、小型の有極リレー
を得ることができる。
電磁石装置は、実施例に使用したものに限られ
ない。鉄心とヨークとは別々に形成されたのち、
かしめ、圧入などの方法で一体化されてもよい
が、1枚の板体から打抜きなどにより最初から一
体に形成されてもよい。
〔考案の効果〕
この考案の電磁石装置は、以上にみたように、
平面C字形ヨークの両端屈曲部の長さが互いに異
なつているので、永久磁石ブロツクの一方の磁性
体片が電磁石ブロツクの中央磁極部に引き寄せら
れた場合、両磁性体片が中央磁極部および一方の
対向磁極部にそれぞれ接し、他方の磁性体片が中
央磁極部に引き寄せられた場合、引き寄せられた
磁性体片が中央磁極部に接しないようになり、両
場合において形成される磁気回路の磁気抵抗に差
がつき、かくして、シングルステイブル型の有極
リレーに使用する電磁石装置が、遮磁板等の余分
な部品を必要としないで得られる。そのため、組
立工数がかからず、遮磁板溶接による熱の影響も
免れて、コスト競争力の高い電磁石装置を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは、この考案にかかる電磁石装置
の一実施例の平面図、第2図は従来例の平面図で
ある。 1……電磁石ブロツク、2……ヨーク、3……
鉄心、4……コイル、5……コイル枠、6……永
久磁石ブロツク、7a,7b……磁性体片、8…
…永久磁石、9……絶縁体、10……軸、11a
……中央磁極部、11b,11c……対向磁極
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 平面C字形のヨークの中に鉄心を設けること
    により全体形状を概ねE字形とし、鉄心自由端
    に中央磁極部が設けられ、それを間にして対向
    する対向磁極部がヨーク両端の屈曲部に設けら
    れている電磁石ブロツクと、2個の磁性体片が
    永久磁石をその着磁方向両側から挟むようにし
    てなるコ字形の永久磁石ブロツクを持ち、永久
    磁石ブロツクが、その2個の磁性体片の同側端
    を電磁石ブロツクの中央磁極部と対向磁極部が
    つくる2つの間隙に挿入するようにして電磁石
    ブロツクと組み合わされている電磁石装置にお
    いて、ヨーク両端の屈曲部の長さが互いに異な
    つていることを特徴とする電磁石装置。 (2) 永久磁石ブロツクが、電磁石ブロツクと向か
    いあう側とは反対の側に、その正逆回動の支点
    を持つ実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    磁石装置。
JP2561885U 1985-02-25 1985-02-25 Expired JPH0346485Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2561885U JPH0346485Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2561885U JPH0346485Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61142416U JPS61142416U (ja) 1986-09-03
JPH0346485Y2 true JPH0346485Y2 (ja) 1991-10-01

Family

ID=30520847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2561885U Expired JPH0346485Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0346485Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61142416U (ja) 1986-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4366459A (en) Miniature magnetic latch relay
JPH0346485Y2 (ja)
JPH051047Y2 (ja)
JPH0342652Y2 (ja)
JPH0117797Y2 (ja)
JPH0342654Y2 (ja)
JPH0342651Y2 (ja)
JPH0260020A (ja) 有極電磁石装置
JPH0342655Y2 (ja)
JPH0222522B2 (ja)
JPH0347298Y2 (ja)
JPH0446357Y2 (ja)
JPH039293Y2 (ja)
JPH0134838Y2 (ja)
JPH0347296Y2 (ja)
JPH0347301Y2 (ja)
JPH0225206Y2 (ja)
JPH0134837Y2 (ja)
JPH0343683Y2 (ja)
JPH0347297Y2 (ja)
JP3007809U (ja) 電磁石
JPH0347294Y2 (ja)
JPH0246009Y2 (ja)
JPH0342653Y2 (ja)
JPH0225205Y2 (ja)