JPH039293Y2 - - Google Patents

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JPH039293Y2
JPH039293Y2 JP2204385U JP2204385U JPH039293Y2 JP H039293 Y2 JPH039293 Y2 JP H039293Y2 JP 2204385 U JP2204385 U JP 2204385U JP 2204385 U JP2204385 U JP 2204385U JP H039293 Y2 JPH039293 Y2 JP H039293Y2
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permanent magnet
iron core
magnet assembly
magnetic
shaped yoke
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JP2204385U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、有極形電磁石装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
例えば、実開昭59−9455号公報に示されるよう
に、高感度、小形化を計るために第5図に示すよ
うな構造の有極形電磁継電器における磁気回路が
開示されている。
この磁気回路の構成は、固定鉄心10にコイル
3が巻回され、固定鉄心10の遊端部には固定鉄
心10の他端部の磁極を固定鉄心10の遊端部に
生じさせるよう所定間隙を有して配置されたコ字
形ヨーク1と永久磁石8の両極にそれぞれ磁極片
6a,6bの一端部が設けられた永久磁石組立9
が、前記所定間隙内をコイル3の励磁、逆励磁に
よつて矢印B,C方向に移動することにより接点
ばね系12をカード等を介して駆動する構成が知
られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような手段では、永久磁石組立9が矢印B
およびCの方向に移動する際に固定鉄心10およ
びコ字形ヨーク1の接極面11a,11b,11
c,11dに発生する磁力の中心と永久磁石組立
9の重心が同一線上にないため回転モーメントを
生じ、永久磁石組立9の移動状態が非直線的にな
り安定したストロークが得られないため、有極形
電磁継電器としての感動および開放電圧特性の変
動が大きくなる。
また、永久磁石組立9の磁極片6a,6bが接
極面11a,11dもしくは11b,11cの2
つの接極面を持つている構成であるため、第5図
の状態から矢印B方向に移動した場合、磁極片6
a,6bは接極面11a,11dに接触すること
となるが、実際においては構成部品寸法のバラツ
キにより接極面11aもしくは11dの一方にの
みに接触し他方には接触しない状態となるため、
吸引力の損失とバラツキを大きくするという欠点
がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこれ等の欠点を除去するため、永久磁
石組立9を非磁性板7a,7bあるいは磁極片に
突起を設けることにより得られる短空隙Jにより
所定の磁気抵抗を介してコ字形ヨーク1に配設し
可動鉄心5を回動させた際に、接極面11aもし
くは11bのいずれか1つを接触させることによ
り磁気回路の安定化を計り、吸引力の損失とバラ
ツキを小さくする配慮をしたものである。
〔作用および実施例〕
第1図は本考案の実施例を示す有極形電磁石装
置の分解斜視図である。図中1はコ字形ヨーク、
2はコイルボビン、3はコイル、4はカード、5
は可動鉄心、9は永久磁石8の両極に2枚の磁極
片6a,6bの端部を配設してコ字形に形成した
永久磁石組立、7a,7bは非磁性板、12はカ
ード4より駆動する接点ばね系である。
第2図a,bは第1図の組立斜視図であつて、
a図はコイル3が無励磁状態であり、b図は励磁
状態を示すものである。
以下、本考案を図面に基づき詳細に説明する
と、第2図aに示すコイル3が無励磁状態におい
ては、可動鉄心5は永久磁石8から発生する磁束
Φ1により、永久磁石8→磁極片6a→非磁性板
7a→コ字形ヨーク1→可動鉄心5→磁極片6b
→永久磁石8の磁気回路で磁極片6bの接極面1
1bに保持されている。次に、磁束Φ1と逆方向
の磁束が発生するようにコイル3を励磁すると、
第2図bに示すようにコイル3より発生する磁束
Φ2,Φ3において、磁束Φ2は可動鉄心5→コ字形
ヨーク1→非磁性板7a→磁極片6a→空隙I→
可動鉄心5の磁気回路を構成して接極面11aで
は吸引という作用を生じ、また磁束Φ3は可動鉄
心5→磁極片6b→非磁性板7b→コ字形ヨーク
1→可動鉄心5という流れとなり、接極面11b
では反発という作用を生じ、可動鉄心5が矢印A
の方向に回動されることにより該可動鉄心5に固
着されているカード4を移動させ接点ばね系12
を駆動させる。
第3図は第2図のX−X線から見た縦断面図で
あつて、可動鉄心5はコイルボビン2の貫通孔内
を遊嵌可能に貫通され、その一端コ字形ヨーク1
の孔1aに遊嵌するように装着され、コイルボビ
ン2の鍔2aとコ字形ヨークの舌片1bとの間に
挿入されるカード4に設けた孔4aに貫通され、
該孔4aに固着され、他端は永久磁石組立9の間
隙内に配設されることにより、可動鉄心5が回動
する構成になつている。
カード4を可動鉄心5の遊端胴部に固着する構
成として有利な手段は、該可動鉄心5の胴部をテ
ーパー状に形成し、これがカード4の孔4aに圧
入固定されることが望ましい。該カード4の固定
により、可動鉄心5の長手方向への動きはコイル
ボビン2の両鍔2aの外側にて安定に装着される
こととなる。
また、第4図は本考案の他の実施例を示すもの
で、a図は磁極片6bを取り外して示す磁気回路
部分の組立斜視図であり、b図は該磁極片6bを
Y−Y線からみた断面図を示すものである。この
ように、磁極片6bがコ字形ヨーク1の磁極面と
接する面に潰し加工等により突起を設けることに
より、コ字形ヨーク1の磁極面と前記突起とが接
した場合に短空隙Jを得るようにすれば、この間
に必要な所定の磁気抵抗が得られ、非磁性板は不
要となる。
第6図は、本考案の有極形電磁石装置を組み込
んだ電磁継電器の一実施例を示す斜視図である。
〔考案の効果〕
以上の構成からなる本考案によれば、下記の如
き多大な効果を有する。
(1) 永久磁石組立をコ字形ヨークに配設し、可動
鉄心を回動させることにより余分な回転モーメ
ントを生じることなく安定したストロークを得
ることが出来るため、有極形電磁継電器の感動
および開放電圧特性の変動を極めて小さくする
ことが出来る。
(2) 非磁性板あるいは短空隙を介して、固定磁気
抵抗を設けることにより、可動鉄心と磁極片が
1つの接極面に確実に接触する構成であるため
吸引力の損失とバラツキを小さくすることが出
来る。
(3) 効率の良い磁気回路の採用により高感度化、
さらに比較的単純な部品の組合せにより小形化
も計ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の有極形電磁石装置の分解斜視
図、第2図a,bは本考案の有極形電磁石装置の
組立斜視図でa図はコイルが無励磁状態における
組立斜視図、b図はコイルが励磁された状態を示
す組立斜視図、第3図は第2図aのX−X線から
見た断面図、第4図は本考案の他の実施例を示す
組立斜視図、第5図は従来の有極形電磁石の組立
斜視図である。第6図は本考案の有極形電磁石装
置を組み込んだ電磁継電器の一実施例を示す斜視
図である。 1はコ字形ヨーク、2はコイルボビン、3はコ
イル、4はカード、5は可動鉄心、6は磁極片、
7は非磁性板、8は永久磁石、9は永久磁石組
立、12は接点ばね系。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コ字形ヨークの一端を、該コ字形と直交する
    2枚の舌片をコ字形に形成し、永久磁石の両極
    に2枚の磁極片の端部を配設してコ字形の永久
    磁石組立を形成し、前記コ字形ヨークの一端の
    コ字形の間隙内に該永久磁石組立を非磁性板あ
    るいは短空隙等により所定の磁気抵抗を介して
    配設し、前記コ字形ヨーク内にコイルボビンを
    装着し、その貫通孔に挿通されかつ一端が前記
    コ字形ヨークの他端部の貫通孔に遊嵌され、他
    端が前記コ字形永久磁石組立を構成する2枚の
    磁極片の内側面間を回動可能に可動鉄心を遊嵌
    し、該可動鉄心の遊端部に接点ばね系を駆動す
    るカードを装着したことを特徴とする有極形電
    磁石装置。 (2) 可動鉄心の遊端胴部がテーパー状であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の有極形電磁石装置。 (3) 可動鉄心の一端に頭部を有することを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の有極
    形電磁石装置。
JP2204385U 1985-02-20 1985-02-20 Expired JPH039293Y2 (ja)

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JP2204385U JPH039293Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS61140504U JPS61140504U (ja) 1986-08-30
JPH039293Y2 true JPH039293Y2 (ja) 1991-03-08

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