JP2003016882A - 電力用開閉装置の操作装置 - Google Patents

電力用開閉装置の操作装置

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JP2003016882A JP2001199060A JP2001199060A JP2003016882A JP 2003016882 A JP2003016882 A JP 2003016882A JP 2001199060 A JP2001199060 A JP 2001199060A JP 2001199060 A JP2001199060 A JP 2001199060A JP 2003016882 A JP2003016882 A JP 2003016882A
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満 月間
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伸治 佐藤
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Kenichi Koyama
健一 小山
Takafumi Nakagawa
隆文 中川
Shunji Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、1つのコイルによる磁束が永久
磁石の内部を流れないように投入側および開放側磁気回
路を構成し、永久磁石の減磁をなくし、開閉動作の信頼
性を高めるとともに、部品点数を削減できる電力用開閉
装置の操作装置をを得る。 【解決手段】 E型の第1及び第2固定鉄心31、32
が互いに向き合って、かつ、直交して配置され、永久磁
石37、38が第1及び第2固定鉄心31、32の側辺
31b、32bの一体に形成されたJ状の第1および第
2磁路形成部39、40に配設され、可動軸34が第1
および第2固定鉄心31、32の中心を貫通して軸方向
に移動可能に配設され、第1および第2可動鉄心35、
36が互いに直交して可動軸34に固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力用開閉装置
の操作装置に関し、特にその遮断器もしくは断路器を構
成する真空バルブの操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は例えば特開2000−2686
83号公報に記載された従来の電力用開閉装置の操作装
置を示す模式断面図であり、図12の(a)は真空バル
ブの投入状態を示し、図12の(b)は真空バルブの開
放状態を示している。図13は図12に示される従来の
電力用開閉装置の操作装置の開放動作説明図、図14は
図12に示される従来の電力用開閉装置の操作装置の投
入動作説明図である。
【0003】図12において、操作装置1は、可動接触
子2aと固定接触子2bとが真空容器2c内に接離可能
に配設されて構成された真空バルブ2、例えば真空遮断
器を操作するものであり、操作ロッド3が可動接触子2
aに固着され、可動接触子2aを固定接触子2bに対し
て接離させる方向(図中の上下方向)に移動可能に保持
されている。
【0004】可動部材4は、断面ハット型に形成され、
操作ロッド3に相対移動可能に接続され、かつ、断面カ
ップ型の固定部材5に図中上下方向に移動可能に保持さ
れている。第1の弾性部材6は操作ロッド3と可動部材
4との間に介装され、可動部材4に対して稼動接触子2
aを固定接触子2bに押し付ける方向に、操作ロッド3
を付勢している。可動部材4を固定部材5に対して吸引
駆動するための円盤状の永久磁石7が固定されている。
この永久磁石7は、軸方向の対向する端面にそいれぞれ
N極、S極が着磁されたものである。
【0005】ここで、可動接触子2aが固定接触子2b
に当接して真空バルブ2が投入している状態では、図1
2の(a)に示されるように、固定部材5に対して、可
動接触子2aを固定接触子2bに押し付ける方向に永久
磁石7のNS二極の磁路の往来8a、8bで吸引する投
入側磁気回路8が形成されている。一方、可動接触子2
aが固定接触子2bから離れて真空バルブ2が開放して
いる状態では、図12の(b)に示されるように、固定
部材5に対して、可動接触子2aを固定接触子2bから
離す方向に永久磁石7のNS二極のうちいずれか一極側
9aで吸引する開放側磁気回路9が形成されている。
【0006】また、操作電磁石巻線10が可動部材4に
固定され、可動部材4と操作電磁石巻線10とにより構
成される操作電磁石が、投入側磁気回路8および開放側
磁気回路9の磁束を増減するようになっている。さら
に、可動部材4を固定部材5に対して可動接触子2aを
固定接触子2bから離す方向に付勢するために、第2の
弾性部材11が配設されている。
【0007】つぎに、このように構成された従来の操作
装置1による真空バルブ2の開放動作について図13を
参照しつつ説明する。真空バルブ2が投入状態にあると
きに、操作電磁石巻線10に電流を流し、図13の
(a)に点線で示されるように、投入側磁気回路8を流
れる永久磁石7の磁束に反発させる磁束を発生させる。
これにより、投入側磁気回路8を流れる永久磁石7の磁
束が操作電磁石巻線10により発生された磁束により相
殺され、永久磁石7の磁力が減少する。そこで、第1お
よび第2の弾性部材6、11が可動部材4を固定部材5
に対して可動接触子2aを固定接触子2bから切り離す
方向に付勢し、可動部材4が図13の(a)中下方向に移
動する。この可動部材4が固定部材5の下部側に到達す
ると、図13の(b)に示されるように、開放側磁気回
路9が形成され、開放側磁気回路9を流れる永久磁石7
の磁束に操作電磁石巻線10により発生された磁束が加
わる。これにより、可動部材4を磁気吸引した状態とな
り、可動接触子2aが固定接触子2bから切り離された
開放状態となる。
【0008】ついで、この従来の操作装置1による真空
バルブ2の投入動作について図14を参照しつつ説明す
る。真空バルブ2が開放状態にあるときに、操作電磁石
巻線10に電流を流し、図14の(a)に点線で示され
るように、開放側磁気回路9を流れる永久磁石7の磁束
に反発させる磁束を発生させる。この時の電磁反発力に
より、可動部材4を固定部材5に対して可動接触子2a
を固定接触子2bに押し付ける方向に付勢し、可動部材
4が図14の(b)に示される位置に到達すると、投入
側磁気回路8が形成され、投入側磁気回路8を流れる永
久磁石7の磁束に操作電磁石巻線10により発生された
磁束が加わる。これにより、第1および第2の弾性部材
6、11の力に抗して可動部材4を磁気吸引した状態と
なり、可動接触子2aが固定接触子2bに当接された投
入状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の操作装置は、以
上のように構成されているので、投入・遮断操作の際
に、操作電磁石巻線10により発生される磁界が永久磁
石7にとって反磁界となる状態が生じてしまい、永久磁
石7の減磁をもたらし、開閉動作の信頼性が低下してし
まうという課題があった。また、投入用および遮断用の
操作電磁石巻線を備え、投入・遮断操作の際に、各操作
電磁石巻線による磁束が永久磁石の内部を磁束を増やす
方向に流れるように各操作電磁石巻線を配置し、永久磁
石の減磁をなくすようにする改善策が、特開2000−
268683号公報に提案されている。しかしながら、
投入用および遮断用の操作電磁石巻線が必要となり、部
品点数が増加してしまうという課題があった。
【0010】この発明は、上記の課題を解消するために
なされたもので、1つのコイルによる磁束が永久磁石の
内部を流れないように投入側および開放側磁気回路を構
成し、永久磁石の減磁をなくし、開閉動作の信頼性を高
めるとともに、部品点数を削減できる電力用開閉装置の
操作装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力用開
閉装置の操作装置は、真空容器内に接離可能に設けられ
た可動接触子と固定接触子とを有する真空バルブを備え
た電力用開閉装置の操作装置であって、上記可動接触子
に固定された絶縁ロッドと、上記絶縁ロッドに相対的に
接続され、上記可動接触子を上記固定接触子に対して接
離させる駆動力を発生する電磁操作部と、上記絶縁ロッ
ドと上記電磁操作部との間に介装されて上記可動接触子
を上記固定接触子に押し付ける方向に付勢する弾性部材
とを備え、上記電磁操作部が、一対の側辺が基部の両端
部から一側に延設され、中央辺が該基部の中央部から一
側に延設され、かつ、貫通穴が該基部および該中央辺の
中心に穿設されたE字状に成形され、該側辺および中央
辺を上記絶縁ロッド側に向けて配設された第1固定鉄心
と、一対の側辺が基部の両端部から一側に延設され、中
央辺が該基部の中央部から一側に延設され、かつ、貫通
穴が該基部および該中央辺の中心に穿設されたE字状に
成形され、該中央辺を上記第1固定鉄心の中央辺に突き
合わせて該第1固定鉄心に直交するように配設された第
2固定鉄心と、上記第1および第2固定鉄心の基部およ
び側辺により形成された空間内に、上記中央辺を囲繞す
るように配設されたコイルと、上記第1および第2固定
鉄心の貫通穴に挿通されて軸方向に移動可能に配設さ
れ、一端側が上記弾性部材を介して上記絶縁ロッドに接
続された可動軸と、上記第1固定鉄心の基部両端面から
それぞれ外側に延出し、その後上記側辺と平行に延びる
J状に形成された一対の第1磁路形成部と、上記第2固
定鉄心の基部両端面からそれぞれ外側に延出し、その後
上記側辺と平行に延びるJ状に形成された一対の第2磁
路形成部と、上記第1固定鉄心の一対の側辺、上記一対
の第1磁路形成部および上記第2固定鉄心の基部に相対
するように上記可動軸に固着された第1可動鉄心と、上
記第2固定鉄心の一対の側辺、上記一対の第2磁路形成
部および上記第1固定鉄心の基部に相対するように上記
可動軸に固着された第2可動鉄心と、上記各第1磁路形
成部の上記側辺と平行な部位に配設され、かつ、上記可
動軸の軸方向の一方向に着磁され、上記可動接触子が上
記固定接触子から切り離された上記真空バルブの開放状
態で、上記第1および第2固定鉄心に対して上記第1可
動鉄心を該可動接触子を該固定接触子から切り離される
方向に磁気吸引する開放側磁気回路を構成する一対の第
1永久磁石と、上記各第2磁路形成部の上記側辺と平行
な部位に配設され、かつ、上記可動軸の軸方向の他方向
に着磁され、上記可動接触子が上記固定接触子に当接し
た上記真空バルブの投入状態で、上記第1および第2固
定鉄心に対して上記第2可動鉄心を該可動接触子を該固
定接触子に当接させる方向に磁気吸引する投入側磁気回
路を構成する一対の第2永久磁石とを有し、上記真空バ
ルブの投入動作時には、上記開放側磁気回路の上記第1
および第2固定鉄心の中央辺を流れる磁束を減少させる
ように上記コイルに通電し、上記真空バルブの開放動作
時には、上記投入側磁気回路の上記第1および第2固定
鉄心の中央辺を流れる磁束を減少させるように上記コイ
ルに通電するように構成されているものである。
【0012】また、3相分の上記絶縁ロッドが並列に配
設され、上記可動軸がリンク機構を介して3相分の上記
絶縁ロッドに連結され、3相分の上記真空バルブが1つ
の上記電磁操作部により投入・開放制御されるように構
成されているものである。
【0013】また、3相分の上記絶縁ロッドが並列に配
設され、3相分の上記電磁操作部が、それぞれ、上記可
動軸、上記弾性部材および上記絶縁ロッドを直線的に配
置して並列に配設されているものである。
【0014】また、隣り合う上記電磁操作部が上記可動
軸の軸方向にオフセットされて段違いに配設されている
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る電
力用開閉装置の操作装置の全体構成を示す断面図、図2
はこの発明の実施の形態1に係る電力用開閉装置の操作
装置における電磁操作部の要部を示す斜視図、図3はこ
の発明の実施の形態1に係る電力用開閉装置の操作装置
における電磁操作部の固定鉄心の組立状態を示す斜視
図、図4はこの発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置における電磁操作部の可動鉄心の組立状態
を示す斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係る電
力用開閉装置の操作装置における電磁操作部の要部を示
す分解斜視図である。図6はこの発明の実施の形態1に
係る電力用開閉装置の操作装置における電磁操作部の開
放状態を模式的に示す断面図であり、図2のVI−VI
矢視断面に相当する。図7はこの発明の実施の形態1に
係る電力用開閉装置の操作装置における電磁操作部の投
入状態を模式的に示す断面図であり、図2のVII−V
II矢視断面に相当する。図8はこの発明の実施の形態
1に係る電力用開閉装置の操作装置における電磁操作部
の投入動作を説明する図、図9はこの発明の実施の形態
1に係る電力用開閉装置の操作装置における電磁操作部
の開放動作を説明する図である。なお、図1において、
右半分が投入状態を示し、左半分が開放状態を示してい
る。
【0016】図1において、真空バルブ2は、真空容器
2c内に可動接触子2aと固定接触子2bとを接離可能
に配設して構成され、例えば真空遮断器として機能す
る。そして、3つの真空バルブ2が、可動接触子2aと
固定接触子2bとの接離方向を平行として並列に配設さ
れている。
【0017】この開閉装置100は、1つの電磁操作部
30と、各可動接触子2aに固定された3相分の絶縁ロ
ッド20と、電磁操作部30と3相分の絶縁ロッド20
とを連結するリンク機構21と、各絶縁ロッド20とリ
ンク機構21との間に介装された弾性部材としてのワイ
プバネ22とから構成されている。この絶縁ロッド20
は、セラミックなどの電気絶縁材料で作製され、真空バ
ルブ2と電磁操作部30との間を電気的に絶縁するとと
もに、電磁操作部30の駆動力を真空バルブ2に伝達す
る機能を有している。これにより、3相分の真空バルブ
2が1つの電磁操作部30により同時駆動されるように
なっている。
【0018】ついで、電磁操作部30の構成について図
2乃至図5を参照しつつ説明する。電磁操作部30は、
第1および第2固定子鉄心31、32と、1つのコイル
33と、可動軸34、可動軸34に所定間隙を持って平
行に固着された第1および第2可動鉄心35、36と、
第1固定鉄心31に装着された一対の第1永久磁石37
と、第2固定鉄心32に装着された一対の第1永久磁石
38とから構成されている。
【0019】第1および第2固定鉄心31、32は、そ
れぞれE状に成形された薄板を多数枚積層して作製され
たE型鉄心である。つまり、第1固定鉄心31は、基部
31aと、基部31aの両端から一側に延出する一対の
側辺31bと、基部31aの中央部から一側に延出する
中央辺31cとから構成されている。そして、貫通穴3
1dが、基部31aの中央に、基部31aと中央辺31
cとを貫通するように形成されている。同様に、第2固
定鉄心32は、基部32aと、基部32aの両端から一
側に延出する一対の側辺32bと、基部32aの中央部
から一側に延出する中央辺32cとから構成されてい
る。そして、貫通穴32dが、基部32aの中央に、基
部32aと中央辺32cとを貫通するように形成されて
いる。そして、第1および第2固定鉄心31、32は、
第1固定鉄心31の側辺31aおよび中央辺31bを絶
縁ロッド20側に向けて、第2固定鉄心32の側辺32
aおよび中央辺32bを反絶縁ロッド20側に向けて、
基部31a、32aを直交させ、かつ、中央辺31c、
32cを当接させて配設されている。この時、貫通穴3
1d、32dが同軸に直列に配列し、1つの貫通穴を形
成している。また、一対の側辺31bの先端面と基部3
2aの背面とが、貫通穴31d、32dの穴中心と直交
する同一平面上に位置し、一対の側辺32bの先端面と
基部31aの背面とが、貫通穴31d、32dの穴中心
と直交する同一平面上に位置している。
【0020】J状に形成された一対の第1磁路形成部3
9が、第1固定鉄心31の両端部に一体に形成されてい
る。つまり、一対の第1磁路形成部39は、第1固定鉄
心31の基部31aの両端面からそれぞれ外側に延出
し、その後各側辺31bと平行に延びるように第1固定
鉄心31に一体に形成されている。この第1磁路形成部
39の先端面は一対の側辺31bの先端面と同一面位置
となっている。そして、絶縁スペーサ41が第1磁路形
成部39と側辺31bとの間に充填されている。さら
に、第1永久磁石37が各第1磁路形成部39の側辺3
1bに平行な部位に配設されている。同様に、J状に形
成された一対の第2磁路形成部40が、第2固定鉄心3
2の両端部に一体に形成されている。つまり、一対の第
2磁路形成部40は、第2固定鉄心32の基部32aの
両端面からそれぞれ外側に延出し、その後各側辺32b
と平行に延びるように第2固定鉄心32に一体に形成さ
れている。この第2磁路形成部40の先端面は一対の側
辺32bの先端面と同一面位置となっている。そして、
絶縁スペーサ41が第2磁路形成部40と側辺32bと
の間に充填されている。さらに、第2永久磁石38が各
第2磁路形成部40の側辺32bに平行な部位に配設さ
れている。
【0021】コイル33は、導線を環状に所定回巻回し
て構成され、基部31a、32aおよび4つの側辺31
b、32bで囲まれた空間内に、中央辺31c、32c
を囲繞するように配設されている。可動軸34は、貫通
穴31d、32dに挿通されて、軸方向に移動可能に配
設されている。そして、リンク機構21が可動軸34の
一端に固着されている。第1および第2可動鉄心35、
36は、それぞれ細長の平板状に形成され、可動軸34
に可動軸34の軸心に直交するように、かつ、互いに直
交するように固着されている。そして、可動軸34は、
第1可動鉄心35が第1磁路形成部39の先端面、側辺
31bの先端面および基部32aの背面と相対し、第2
可動鉄心36が第2磁路形成部40の先端面、側辺32
bの先端面および基部31aの背面と相対するように第
1および第2固定鉄心31、32に装着されている。
【0022】ここで、第1および第2固定鉄心31、3
2、可動軸34および第1および第2可動鉄心35、3
6は強磁性材料で作製されている。また、一対の第1永
久磁石37の磁化方向Aは可動軸34の軸方向の投入方
向に一致し、一対の第2永久磁石38の磁化方向Bは可
動軸34の軸方向の開放方向に一致している。つまり、
永久磁石37、38は、磁化方向A、Bが互いに逆向き
となるように配設されている。
【0023】このように構成された電磁操作部30は、
可動軸34の一端がリンク機構21に連結され、各絶縁
ロッド20がワイプバネ28を介してリンク機構21に
連結されて、各真空バルブ2に接続されている。
【0024】ここで、可動接触子2aが固定接触子2b
から離れて真空バルブ2が開放している状態(図1の左
半分の真空バルブ2)では、図6に点線で示されるよう
に、可動軸34が下方に移動し、第1可動鉄心35が第
1固定鉄心31の一対の側辺31bの先端面および一対
の第1磁路形成部39の先端面に近接する位置(開放位
置)に位置している。この時、第1永久磁石37による
開放側磁気回路28が形成され、磁束が図6に矢印で示
されるように開放側磁気回路28に流れ、第1可動鉄心
35が第1および第2固定鉄心31、32に磁気吸引さ
れて開放位置に保持され、可動接触子2aが固定接触子
2bから離反した状態が確保される。
【0025】一方、可動接触子2aが固定接触子2bに
当接して真空バルブ2が投入している状態(図1の右半
分の真空バルブ2)では、図7に点線で示されるよう
に、可動軸34が上方に移動し、第2可動鉄心36が第
2固定鉄心32の一対の側辺32bの先端面および一対
の第2磁路形成部40の先端面に近接する位置(投入位
置)に位置している。この時、第2永久磁石38による
投入側磁気回路29が形成され、磁束が図7に矢印で示
されるように投入側磁気回路29に流れ、第2可動鉄心
36が第1および第2固定鉄心31、32に磁気吸引さ
れて投入位置に保持される。そこで、ワイプバネ22の
蓄勢力が絶縁ロッド20を介して可動接触子2aに加わ
り、可動接触子2aと固定接触子2bとの接触圧が確保
される。
【0026】つぎに、このように構成された操作装置1
00による真空バルブ2の投入動作について図8を参照
しつつ説明する。真空バルブ2が開放状態にあるとき
に、コイル33に図8に示される方向に通電する。これ
により、図8の(a)に示されるように中央辺31c、
32c、基部32a、第1可動鉄心35、側辺31bお
よび基部31aで構成されるコイル33を1周する磁気
回路43aと、図8の(b)に示されるように中央辺3
1c、32c、基部32a、側辺32bおよび第2可動
鉄心36で構成されるコイル33を1周する磁気回路4
3bとが形成される。そして、磁気回路43aに流れる
磁束が、開放側磁気回路28の中央辺31c、32cを
流れる永久磁石37による磁束を減少させるように作用
し、第1可動鉄心35と第2固定鉄心32の基部32a
との間の磁気吸引力が弱められる。一方、磁束が磁気回
路43bに流れ、第2可動鉄心36と第1固定鉄心31
の基部31aとの間に磁気吸引力が発生する。
【0027】そして、コイル33への通電を続けること
により、第2可動鉄心36と第1固定鉄心31の基部3
1aとの間の磁気吸引力が第1可動鉄心35と第2固定
鉄心32の基部32aとの間の磁気吸引力より大きくな
り、可動軸34が図8の(a)(b)中上方に移動す
る。そして、可動軸34の移動に連動して可動接触子2
aが固定接触子2bへの接近を開始する。ワイプバネ2
2は、可動接触子2aが固定接触子2bに接した後、蓄
勢される。そして、第2可動鉄心36が投入位置に到達
すると、図7に示されるように、投入側磁気回路29が
形成される。そこで、コイル33への通電が停止され、
第2可動鉄心36が投入側磁気回路29により投入位置
に保持され、可動接触子2aが固定接触子2bに当接し
た投入状態となる。また、可動接触子2aと固定接触子
2bとの接触圧がワイプバネ22の蓄勢力により確保さ
れる。
【0028】ついで、この操作装置100による真空バ
ルブ2の開放動作について図9を参照しつつ説明する。
真空バルブ2が投入状態にあるときに、コイル33に図
9に示される方向に通電する。これにより、図9の
(a)に示されるように中央辺32c、31c、基部3
1a、第2可動鉄心36、側辺32bおよび基部32a
で構成されるコイル33を1周する磁気回路44aと、
図8の(b)に示されるように中央辺32c、31c、
基部31a、側辺31b、第1可動鉄心35およひ基部
32aで構成されるコイル33を1周する磁気回路44
bとが形成される。そして、磁気回路44aに流れる磁
束が、投入側磁気回路29の中央辺31c、32cを流
れる永久磁石38による磁束を減少させるように作用
し、第2可動鉄心36と第1固定鉄心31の基部31a
との間の磁気吸引力が弱められる。一方、磁束が磁気回
路44bに流れ、第1可動鉄心35と第2固定鉄心32
の基部32aとの間に磁気吸引力が発生する。
【0029】そして、コイル33への通電を続けること
により、第1可動鉄心35と第2固定鉄心32の基部3
2aとの間の磁気吸引力およびワイプバネ22の蓄勢力
が第2可動鉄心36と第1固定鉄心31の基部31aと
の間の磁気吸引力より大きくなり、可動軸34が図9の
(a)(b)中下方に移動する。そして、ワイプバネ2
2の蓄勢力が放勢されると、可動軸34の移動に連動し
て可動接触子2aが固定接触子2bからの離反を開始す
る。この第1可動鉄心35が開放位置に到達すると、図
6に示されるように、開放側磁気回路28が形成され
る。そこで、コイル33への通電が停止され、第1可動
鉄心35が開放側磁気回路28により開放位置に保持さ
れ、可動接触子2aが固定接触子2bから切り離された
開放状態となる。
【0030】このように、この実施の形態1によれば、
投入・開放(遮断)操作の際に、コイル33により形成
される磁気回路43a、43b、44a、44bに流れ
る磁束が永久磁石37、38を通らないので、永久磁石
37、38の減磁がなく、開閉動作の信頼性が向上され
る。また、投入・開放用のコイルが1つのコイル33で
構成され、かつ、開放用磁気回路28と投入用磁気回路
29とが異なっているので、部品点数が削減され、コイ
ル電流の立ち上がりが高速となり、簡素な構成で高速な
開閉動作を実現できる。また、リンク機構21が可動軸
34の一端に連結され、3相分の絶縁ロッド20がリン
ク機構21を介して可動軸34に連結されているので、
3相電力の電力用開閉装置を1つの電磁操作部30で同
時開閉動作でき、操作装置の低コスト化が図られるとと
もに、相間のばらつきがなく、遮断性能の信頼性を向上
させることができる。
【0031】ここで、第2可動鉄心36を投入方向に付
勢する投入バネを配設するようにしてもよい。これによ
り、投入動作時に、第2可動鉄心36と第1固定鉄心3
1の基部31aとの間の磁気吸引力と投入バネの蓄勢力
とが第1可動鉄心35と第2固定鉄心32の基部32a
との間の磁気吸引力より大きくなった時点で可動接触子
2aの固定接触子2bへの近接が開始され、高速な投入
動作が実現される。
【0032】なお、上記実施の形態1では、永久磁石3
7の磁化方向Aが可動軸34の軸方向の投入方向に一致
し、永久磁石38の磁化方向Bが可動軸34の軸方向の
開放方向に一致するようにするものとしているが、永久
磁石37の磁化方向が可動軸34の軸方向の開放方向に
一致し、永久磁石38の磁化方向が可動軸34の軸方向
の投入方向に一致するようにしてもよい。この場合、投
入および開放時のコイル33への通電電流の向きを上記
実施の形態1と逆にすればよい。
【0033】実施の形態2.図10はこの発明の実施の
形態2に係る電力用開閉装置の操作装置の全体構成を示
す断面図である。図10において、開閉装置101は、
3相分の真空バルブ2が並列に配設され、3相分の絶縁
ロッド20が各真空バルブ2の可動接触子2aに連結さ
れて並列に配設され、電磁操作部30が各相の絶縁ロッ
ド20にワイプバネ22を介して連結されている。そし
て、また、絶縁ロッド20、ワイプバネ22および可動
軸34が直線的に配置されている。なお、他の構成は上
記実施の形態1と同様に構成されている。
【0034】この実施の形態2によれば、各相の真空バ
ルブ2を単独の電磁操作部30により開閉動作するよう
にしているので、三相の開閉動作の個別制御が可能とな
るとともに、位相同期開閉・投入が可能となる。
【0035】実施の形態3.図11はこの発明の実施の
形態3に係る電力用開閉装置の操作装置の全体構成を示
す断面図である。図11において、操作装置102は、
隣り合う電磁操作部30が可動軸34の軸方向にオフセ
ットされて段違いに配列されている。なお、他の構成は
上記実施の形態2と同様に構成されている。
【0036】この実施の形態3によれば、各相の真空バ
ルブ2をそれぞれ開閉駆動する電磁操作部30が段違い
に配列されているので、隣り合う可動軸34間の距離を
短くした際に電磁操作部30同士の干渉がなく、真空バ
ルブ2の相間絶縁距離内に3相分の電磁操作部30を配
置することができ、小型化が図られる。また、内部の第
1および第2可動鉄心35、36の面積を大きく採るこ
とができ、電磁力を省電力で発生させることが可能とな
る。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されているような効果を奏する。
【0038】この発明によれば、真空容器内に接離可能
に設けられた可動接触子と固定接触子とを有する真空バ
ルブを備えた電力用開閉装置の操作装置であって、上記
可動接触子に固定された絶縁ロッドと、上記絶縁ロッド
に相対的に接続され、上記可動接触子を上記固定接触子
に対して接離させる駆動力を発生する電磁操作部と、上
記絶縁ロッドと上記電磁操作部との間に介装されて上記
可動接触子を上記固定接触子に押し付ける方向に付勢す
る弾性部材とを備え、上記電磁操作部が、一対の側辺が
基部の両端部から一側に延設され、中央辺が該基部の中
央部から一側に延設され、かつ、貫通穴が該基部および
該中央辺の中心に穿設されたE字状に成形され、該側辺
および中央辺を上記絶縁ロッド側に向けて配設された第
1固定鉄心と、一対の側辺が基部の両端部から一側に延
設され、中央辺が該基部の中央部から一側に延設され、
かつ、貫通穴が該基部および該中央辺の中心に穿設され
たE字状に成形され、該中央辺を上記第1固定鉄心の中
央辺に突き合わせて該第1固定鉄心に直交するように配
設された第2固定鉄心と、上記第1および第2固定鉄心
の基部および側辺により形成された空間内に、上記中央
辺を囲繞するように配設されたコイルと、上記第1およ
び第2固定鉄心の貫通穴に挿通されて軸方向に移動可能
に配設され、一端側が上記弾性部材を介して上記絶縁ロ
ッドに接続された可動軸と、上記第1固定鉄心の基部両
端面からそれぞれ外側に延出し、その後上記側辺と平行
に延びるJ状に形成された一対の第1磁路形成部と、上
記第2固定鉄心の基部両端面からそれぞれ外側に延出
し、その後上記側辺と平行に延びるJ状に形成された一
対の第2磁路形成部と、上記第1固定鉄心の一対の側
辺、上記一対の第1磁路形成部および上記第2固定鉄心
の基部に相対するように上記可動軸に固着された第1可
動鉄心と、上記第2固定鉄心の一対の側辺、上記一対の
第2磁路形成部および上記第1固定鉄心の基部に相対す
るように上記可動軸に固着された第2可動鉄心と、上記
各第1磁路形成部の上記側辺と平行な部位に配設され、
かつ、上記可動軸の軸方向の一方向に着磁され、上記可
動接触子が上記固定接触子から切り離された上記真空バ
ルブの開放状態で、上記第1および第2固定鉄心に対し
て上記第1可動鉄心を該可動接触子を該固定接触子から
切り離される方向に磁気吸引する開放側磁気回路を構成
する一対の第1永久磁石と、上記各第2磁路形成部の上
記側辺と平行な部位に配設され、かつ、上記可動軸の軸
方向の他方向に着磁され、上記可動接触子が上記固定接
触子に当接した上記真空バルブの投入状態で、上記第1
および第2固定鉄心に対して上記第2可動鉄心を該可動
接触子を該固定接触子に当接させる方向に磁気吸引する
投入側磁気回路を構成する一対の第2永久磁石とを有
し、上記真空バルブの投入動作時には、上記開放側磁気
回路の上記第1および第2固定鉄心の中央辺を流れる磁
束を減少させるように上記コイルに通電し、上記真空バ
ルブの開放動作時には、上記投入側磁気回路の上記第1
および第2固定鉄心の中央辺を流れる磁束を減少させる
ように上記コイルに通電するように構成されているの
で、1つのコイルで開閉動作を行えるようになり、部品
点数が削減され、低価格化が図られ、開放側磁気回路お
よび投入側磁気回路が異なる磁気回路で構成され、コイ
ル電流の立ち上がりが高速となり、高速の開閉動作が可
能となるとともに、永久磁石の減磁がなく、信頼性が向
上される電力用開閉装置の操作装置が得られる。
【0039】また、3相分の上記絶縁ロッドが並列に配
設され、上記可動軸がリンク機構を介して3相分の上記
絶縁ロッドに連結され、3相分の上記真空バルブが1つ
の上記電磁操作部により投入・開放制御されるように構
成されているので、3相を同時駆動でき、相間のばらつ
きがなく、遮断性能の信頼性が向上されるとともに、構
造の簡素化が図られ、部品点数が削減でき、低価格化が
図られる。
【0040】また、3相分の上記絶縁ロッドが並列に配
設され、3相分の上記電磁操作部が、それぞれ、上記可
動軸、上記弾性部材および上記絶縁ロッドを直線的に配
置して並列に配設されているので、各相の個別制御が可
能となり、位相同期開放・投入が可能となる。
【0041】また、隣り合う上記電磁操作部が上記可動
軸の軸方向にオフセットされて段違いに配設されている
ので、小型化が図られると共に、電磁力を省電力で発生
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置における電磁操作部の要部を示す斜視図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置における電磁操作部の固定鉄心の組立状態
を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置における電磁操作部の可動鉄心の組立状態
を示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置における電磁操作部の要部を示す分解斜視
図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置における電磁操作部の開放状態を模式的に
示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置における電磁操作部の投入状態を模式的に
示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置における電磁操作部の投入動作を説明する
図である。
【図9】 この発明の実施の形態1に係る電力用開閉装
置の操作装置における電磁操作部の開放動作を説明する
図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に係る電力用開閉
装置の操作装置の全体構成を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態3に係る電力用開閉
装置の操作装置の全体構成を示す断面図である。
【図12】 従来の電力用開閉装置の操作装置を示す模
式断面図である。
【図13】 従来の電力用開閉装置の操作装置の開放動
作説明図である。
【図14】 従来の電力用開閉装置の操作装置の投入動
作説明図である。
【符号の説明】
2 真空バルブ、2a 可動接触子、2b 固定接触
子、2c 真空容器、20 絶縁ロッド、21 リンク
機構、22 ワイプバネ(弾性部材)、28 開放側磁
気回路、29 投入側磁気回路、30 電磁操作部、3
1 第1固定鉄心、31a 基部、31b 側辺、31
c 中央辺、31d 貫通穴、32 第2固定鉄心、3
2a 基部、32b 側辺、32c 中央辺、32d
貫通穴、33 コイル、34 可動軸、35 第1可動
鉄心、36 第2可動鉄心、37第1永久磁石、38
第2永久磁石、39 第1磁路形成部、40 第2磁路
形成部、100、101、102 開閉装置、A、B
磁化方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 伸治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 釣本 崇夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小山 健一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中川 隆文 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山本 俊二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5E048 AB04 AC05 AD07 5G028 AA08 DB06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内に接離可能に設けられた可動
    接触子と固定接触子とを有する真空バルブを備えた電力
    用開閉装置の操作装置であって、 上記可動接触子に固定された絶縁ロッドと、 上記絶縁ロッドに相対的に接続され、上記可動接触子を
    上記固定接触子に対して接離させる駆動力を発生する電
    磁操作部と、 上記絶縁ロッドと上記電磁操作部との間に介装されて上
    記可動接触子を上記固定接触子に押し付ける方向に付勢
    する弾性部材とを備え、 上記電磁操作部が、 一対の側辺が基部の両端部から一側に延設され、中央辺
    が該基部の中央部から一側に延設され、かつ、貫通穴が
    該基部および該中央辺の中心に穿設されたE字状に成形
    され、該側辺および中央辺を上記絶縁ロッド側に向けて
    配設された第1固定鉄心と、 一対の側辺が基部の両端部から一側に延設され、中央辺
    が該基部の中央部から一側に延設され、かつ、貫通穴が
    該基部および該中央辺の中心に穿設されたE字状に成形
    され、該中央辺を上記第1固定鉄心の中央辺に突き合わ
    せて該第1固定鉄心に直交するように配設された第2固
    定鉄心と、 上記第1および第2固定鉄心の基部および側辺により形
    成された空間内に、上記中央辺を囲繞するように配設さ
    れたコイルと、 上記第1および第2固定鉄心の貫通穴に挿通されて軸方
    向に移動可能に配設され、一端側が上記弾性部材を介し
    て上記絶縁ロッドに接続された可動軸と、 上記第1固定鉄心の基部両端面からそれぞれ外側に延出
    し、その後上記側辺と平行に延びるJ状に形成された一
    対の第1磁路形成部と、 上記第2固定鉄心の基部両端面からそれぞれ外側に延出
    し、その後上記側辺と平行に延びるJ状に形成された一
    対の第2磁路形成部と、 上記第1固定鉄心の一対の側辺、上記一対の第1磁路形
    成部および上記第2固定鉄心の基部に相対するように上
    記可動軸に固着された第1可動鉄心と、 上記第2固定鉄心の一対の側辺、上記一対の第2磁路形
    成部および上記第1固定鉄心の基部に相対するように上
    記可動軸に固着された第2可動鉄心と、 上記各第1磁路形成部の上記側辺と平行な部位に配設さ
    れ、かつ、上記可動軸の軸方向の一方向に着磁され、上
    記可動接触子が上記固定接触子から切り離された上記真
    空バルブの開放状態で、上記第1および第2固定鉄心に
    対して上記第1可動鉄心を該可動接触子を該固定接触子
    から切り離される方向に磁気吸引する開放側磁気回路を
    構成する一対の第1永久磁石と、 上記各第2磁路形成部の上記側辺と平行な部位に配設さ
    れ、かつ、上記可動軸の軸方向の他方向に着磁され、上
    記可動接触子が上記固定接触子に当接した上記真空バル
    ブの投入状態で、上記第1および第2固定鉄心に対して
    上記第2可動鉄心を該可動接触子を該固定接触子に当接
    させる方向に磁気吸引する投入側磁気回路を構成する一
    対の第2永久磁石とを有し、 上記真空バルブの投入動作時には、上記開放側磁気回路
    の上記第1および第2固定鉄心の中央辺を流れる磁束を
    減少させるように上記コイルに通電し、上記真空バルブ
    の開放動作時には、上記投入側磁気回路の上記第1およ
    び第2固定鉄心の中央辺を流れる磁束を減少させるよう
    に上記コイルに通電するように構成されていることを特
    徴とする電力用開閉装置の操作装置。
  2. 【請求項2】 3相分の上記絶縁ロッドが並列に配設さ
    れ、上記可動軸がリンク機構を介して3相分の上記絶縁
    ロッドに連結され、3相分の上記真空バルブが1つの上
    記電磁操作部により投入・開放制御されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の電力用開閉装
    置の操作装置。
  3. 【請求項3】 3相分の上記絶縁ロッドが並列に配設さ
    れ、3相分の上記電磁操作部が、それぞれ、上記可動
    軸、上記弾性部材および上記絶縁ロッドを直線的に配置
    して並列に配設されていることを特徴とする請求項1記
    載の電力用開閉装置の操作装置。
  4. 【請求項4】 隣り合う上記電磁操作部が上記可動軸の
    軸方向にオフセットされて段違いに配設されていること
    を特徴とする請求項3記載の電力用開閉装置の操作装
    置。
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