JP2002270423A - 電磁アクチュエータ及び開閉器 - Google Patents

電磁アクチュエータ及び開閉器

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JP2002270423A
JP2002270423A JP2001062908A JP2001062908A JP2002270423A JP 2002270423 A JP2002270423 A JP 2002270423A JP 2001062908 A JP2001062908 A JP 2001062908A JP 2001062908 A JP2001062908 A JP 2001062908A JP 2002270423 A JP2002270423 A JP 2002270423A
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electromagnetic actuator
armature
coil
magnetic
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JP2001062908A
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Nobutaka Kubota
信孝 久保田
Jun Matsuzaki
順 松崎
Osamu Sakaguchi
修 阪口
Masaru Miyagawa
勝 宮川
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でかつ優れた性能を有する電磁アクチュ
エータ、およびそれを備えた開閉器を提供する。 【解決手段】 ソレノイドコイルを閉路側と開路側の2
つに分けて、閉路側に大きな起磁力を発生できる閉路コ
イル41、開路側に閉路側の閉路コイルより小さな開路
コイル42を設けた構造とする。これにより閉路時に
は、大きな起磁力を発生させる閉路コイル41を励磁す
ることにより大きな吸引力を発生させることができ、開
路時には、自己インダクタンスの小さい開路コイル42
を励磁することにより開路側の動作時間を短くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば真空バルブ
を操作ロッドにより開閉操作する操作機構に用いられる
電磁アクチュエータ、およびそれを備えた真空遮断器、
真空開閉器などの開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−72179(特願平l0−
59557)に記載されているような永久磁石とソレノ
イドコイルとを用いた真空遮断器および真空開閉器など
の開閉器の操作機構においては、開路および閉路操作を
行うために必要な力を発生させる電磁アクチュエータが
設けられている。
【0003】その電磁アクチュエータの構造を図2に示
す。図2は、それぞれ開路状態を左に、閉路状態を右に
示している。図2に示すように、電磁アクチュエータ
は、磁路を形成するヨーク3と、ヨーク3内を可動する
ように設けられたアーマチュア2と、アーマチュア2を
可動、もしくは閉路保持するための永久磁石1と、ヨー
ク3内の磁束を増減させるソレノイドコイル4と、非磁
性材料からできている操作ロッド6とから構成されてい
る。
【0004】操作ロッド6には、閉路時に真空バルブ9
の固定側接触子91と可動側接触子92とを加圧するた
めに設けられたワイプばね8が取付けられており、その
先は、真空バルブ可動軸10と連結されている。また、
アーマチュア2には、真空バルブ9の可動側接触子92
を開極した際に開路状態を保持するための力が開路ばね
7により加えられている。
【0005】この開閉動作は、次のように行われる。開
路状態で永久磁石1による磁束とともに、ソレノイドコ
イル4の励磁による永久磁石1の磁束と同方向の磁束が
生じると、アーマチュア2がギャップを縮める方向に吸
引される。これにより、アーマチュア2とともに真空バ
ルブ可動軸10と連結されている操作ロッド6が押上げ
られ、閉路状態となる。閉路状態では、ソレノイドコイ
ル4は無励磁であり、閉路保持は永久磁石1による磁力
のみである。
【0006】一方、閉路状態で永久磁石1による磁束と
ともに、ソレノイドコイル4の励磁による永久磁石1の
磁束と逆方向の磁束が生じると、ヨーク3内の磁束が減
少し、ワイプばね8および開路ばね7による開路方向荷
重の作用により、アーマチュア2が開路方向に移動す
る。これにより、アーマチュア2とともに操作ロッド6
が引下げられ、開路状態となる。
【0007】このような構造により、アーマチュア2の
動きと真空バルブ可動側接触子92の動きが連動し、真
空遮断器および真空開閉器などの開閉器の開閉操作がな
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような電磁アク
チュエータにおいて、ソレノイドコイル4の励磁電流
は、自己インダクタンスにより、その立上がりが決定さ
れる。また、少ない電流で必要な起磁力を得るために
は、ソレノイドコイル4のターン数を多くする必要があ
り、それに伴い自己インダクタンスは大きくなる。した
がって、少ない電流で動作するソレノイドコイル4にす
ると、電流の立上がりが緩やかとなり、アーマチュア2
の動き始めに時間がかかるものになる。特に、開路時の
動作時間は、遮断器の性能を決定する上で重要な要素で
あり、ソレノイドコイル4の励磁電流は、必要な動作時
間内に必要な電流値まで立上がっていなければならな
い。
【0009】一方、閉路時には、開路ばね7およびワイ
プばね8の負荷に打勝つだけの力を発生させなければな
らないため、大きな起磁力が必要となる。一般的に起磁
力は、ソレノイドコイルの占有断面積により決定される
ため、起磁力を大きくするには、体積の大きいソレノイ
ドコイルにする必要がある。このように、開路および閉
路操作では相反するコイル特性が要求されるため、両特
性を満足するコイルの設計は非常に難しい。また、閉路
および開路特性を自由に変えられるようなコイルの設計
は困難である。
【0010】また、3相一体で1つの電磁アクチュエー
タにより操作を行おうとすると、非常に大きな力が必要
になり、電磁アクチュエータ内の吸着面が大きくなけれ
ばならず、必然的にアーマチュアの体積も大きなものと
なってしまう。
【0011】そこで、本発明の目的は、小型でかつ優れ
た性能を有する電磁アクチュエータ、およびそれを備え
た開閉器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る電磁アクチュエータは、磁路を形成するためのヨ
ークと、このヨーク内を可動するように設けられたアー
マチュアと、このアーマチュアを可動、もしくは閉路保
持させておく永久磁石と、ヨーク内の磁力を増減させる
ための磁束を発生させる2つの異なる大きさのソレノイ
ドコイルとを備えたことを特徴とする。
【0013】開閉器に電磁アクチュエータを用いた場
合、閉路動作時には、各種ばね等による負荷に勝る力に
よって可動接点を動かすため大きな起磁力が必要とな
る。逆に、開路動作時には、永久磁石の磁束を打消す方
向にソレノイドコイルを励磁して、電磁アクチュエータ
の磁力が各種ばね等による負荷より小さくして開路動作
するため、比較的小さな起磁力で動作させることができ
る。この特性を利用して、前記のような閉路および開路
動作時の特性を両立させるために、このように、ソレノ
イドコイルを閉路側と開路側の2つに分けて2つの異な
る大きさとすることにより、それぞれの特性に合ったコ
イルとすることができる。
【0014】請求項2に記載の本発明に係る電磁アクチ
ュエータは、請求項1に記載の電磁アクチュエータにお
いて、2つの異なる大きさのソレノイドコイルのうち、
1つが起磁力の小さな開路コイルであり、もう1つが起
磁力の大きな閉路コイルであることを特徴とする。
【0015】このような構成により、閉路時には、大き
な起磁力を発生させるコイルを励磁することにより大き
な吸引力を発生させることができ、開路時には、自己イ
ンダクタンスの小さいコイルを励磁することにより開路
側の動作時間を短くできる。
【0016】請求項3に記載の本発明に係る電磁アクチ
ュエータは、請求項2に記載の電磁アクチュエータにお
いて、永久磁石とアーマチュアとが同一磁気回路内に配
置され、開路コイルが永久磁石と離れた位置でアーマチ
ュア近傍に配置されたことを特徴とする。
【0017】このように、開路コイルをアーマチュア近
傍に配置することにより、アーマチュアおよびアーマチ
ュア吸着面の磁束を効率よく減少させられるため、開路
コイルの縮小化を図ることができる。
【0018】請求項4に記載の本発明に係る電磁アクチ
ュエータは、請求項1に記載の電磁アクチュエータにお
いて、ヨークおよびアーマチュアの可動軸に対して直角
方向の断面が角型であることを特徴とする。
【0019】このように、電磁アクチュエータの断面形
状を角型にすることによって、デッドスペースを減らす
ことができ、同じ断面積であってもスペース効率のよい
小型の電磁アクチュエータを実現することが可能とな
る。
【0020】請求項5に記載の本発明に係る電磁アクチ
ュエータは、請求項1に記載の電磁アクチュエータにお
いて、2つの異なる大きさのソレノイドコイルを1つの
スプールに巻付けたことを特徴とする。
【0021】このように、2つのソレノイドコイルを1
つのスプールに巻付けることにより高さ方向の縮小化を
図ることができ、電磁アクチュエータ組立の際、ソレノ
イドコイル同士の芯合せ等の調整が不要となり、組立が
容易となる。
【0022】請求項6に記載の本発明に係る電磁アクチ
ュエータは、磁路を形成するためのヨークと、このヨー
ク内を可動するように設けられたアーマチュアと、この
アーマチュアを可動、もしくは閉路保持させておく永久
磁石と、ヨーク内の磁力を増減させるための磁束を発生
させるソレノイドコイルとを備え、開閉器における真空
バルブの接触子を開閉させる操作機構として使用される
電磁アクチュエータにおいて、電磁アクチュエータの可
動軸を水平にしたことを特徴とする。
【0023】電磁アクチュエータにおいては、大きな吸
引力を発生させるのにアーマチュアが大きくなるため、
このように、電磁アクチュエータを水平方向に配置し、
アーマチュアの可動方向を水平にすることによって、ア
ーマチュアの自重の影響をなくすことができる。
【0024】請求項7に記載の本発明に係る開閉器は、
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電磁アクチュ
エータを備えたことを特徴とする。
【0025】請求項8に記載の本発明に係る開閉器は、
開閉器を開閉させる方向に移動可能に保持された操作ロ
ッドに接続された磁性体と、磁性体を吸引する永久磁石
と、永久磁石の磁力を増加させる第1の操作電磁石と、
磁性体を永久磁石から離すようにさせる第2の操作電磁
石と、磁性体を永久磁石から離す方向に付勢する弾性部
材からなる操作機構を有することを特徴とする。
【0026】このように第1の操作電磁石と第2の操作
電磁石の2つに分けて構成することにより、閉路時と開
路時のそれぞれの特性に合った操作電磁石とすることが
できる。
【0027】請求項9に記載の本発明に係る開閉器は、
開閉器を開閉させる方向に移動可能に保持された操作ロ
ッドに接続された永久磁石と、永久磁石を吸引する磁性
体と、操作ロッドに接続され、永久磁石の磁力を増加さ
せる第1の操作電磁石と、操作ロッドに接続され、永久
磁石を前記磁性体から離すようにさせる第2の操作電磁
石と、永久磁石を前記磁性体から離す方向に付勢する弾
性部材からなる操作機構を有することを特徴とする。
【0028】このように第1の操作電磁石と第2の操作
電磁石の2つに分けて構成することにより、閉路時と開
路時のそれぞれの特性に合った操作電磁石とすることが
できる。
【0029】請求項10に記載の本発明に係る開閉器
は、請求項8または請求項9に記載の開閉器において、
第1の操作電磁石の起磁力が第2の操作電磁石の起磁力
より大きいことを特徴とする。
【0030】このような構成により、閉路時には、大き
な起磁力を発生させる第1の操作電磁石を励磁すること
により大きな吸引力を発生させることができ、開路時に
は、自己インダクタンスの小さい第2の操作電磁石を励
磁することにより開路側の動作時間を短くできる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て図面によって説明する。
【0032】図1は、本発明の一実施形態に係る電磁ア
クチュエータを真空遮断器に適用した場合の操作機構部
および主回路部の断面図である。なお、図1において
は、それぞれ開路状態を左に、閉路状態を右に示してい
る。
【0033】この実施形態の構成は、次の通りである。
電路の開閉を行う真空バルブ9は、一端が固定されてお
り、可動側接触子92は、絶縁材からなる真空バルブ可
動軸10と連結されて上下移動可能となっている。その
真空バルブ可動軸10の下には、固定側接触子91と可
動側接触子92とを加圧するためのワイプばね8が設け
られており、そのワイプばね8の他端は、連結部材11
と連結されて、3相一体になって可動するようになって
いる。連結部材11の中央には、非磁性材料からできて
いる操作ロッド6が連結され、操作ロッド6の上下移動
に合せてワイプばね8とともに可動側接触子92が上下
に可動する。
【0034】操作ロッド6を動かす原動力である電磁ア
クチュエータの構造は、磁路を形成するヨーク3と、操
作ロッド6を中心軸にヨーク3内を上下に可動するよう
に設けられた磁性体であるアーマチュア2と、アーマチ
ュア2を可動、もしくは閉路保持するための永久磁石1
と、ヨーク3およびアーマチュア2内の磁束を増減させ
る第1の操作電磁石を構成する閉路コイル41、および
第2の操作電磁石を構成する開路コイル42とから構成
されている。
【0035】閉路コイル41および開路コイル42は、
ともにスプール5に巻付けられており、同時に閉路コイ
ル41と開路コイル42は、互いにスプール5のフラン
ジによって絶縁されている。閉路コイル41は、閉路時
の高負荷のため比較的大きなコイルである。逆に開路コ
イル42は、永久磁石1の吸引力を弱めて開路ばね7等
による負荷により動作させるので、閉路コイル41より
小さなコイルとしている。開路コイル42は、永久磁石
1から離れた位置で、閉路コイル41の下側のアーマチ
ュア2近傍に配置されており、開路コイル42の発生す
る磁束が、直接アーマチュア2を通るようになってい
る。操作ロッド6は、アーマチュア2を貫く形で配置さ
れている。
【0036】連結部材11には、アーマチュア2を永久
磁石1から離す方向に付勢する弾性部材である開路ばね
7が左右に2本設けられており、これにより可動接触子
92やアーマチュア2の開路状態を保持されている。開
路ばね7は、従来例のようにアーマチュア2の下部に配
置してもよく、可動接触子92やアーマチュア2を開路
状態に保持しておけるところであればどこに配置しても
よい。
【0037】ところで、電磁アクチュエータを用いた真
空遮断器において、閉路動作時には、各種ばね等による
負荷に勝る力によって可動接点を動かすため大きな起磁
力が必要となる。逆に、開路動作時には、永久磁石1の
磁束を打消す方向にソレノイドコイルを励磁して、電磁
アクチュエータの磁力が各種ばね等による負荷より小さ
くして開路動作するため、比較的小さな起磁力で動作さ
せることができる。この特性を利用して、前記のような
閉路および開路動作時の特性を両立させるために、この
実施形態においては、操作電磁石を構成するソレノイド
コイルを閉路側と開路側の2つに分けて、それぞれの特
性に合ったコイルを設けた構造とする。具体的には、閉
路側に大きな起磁力を発生できる閉路コイル41、開路
側に閉路側の閉路コイルより小さな開路コイル42を設
けた構造とする。これにより閉路時には、大きな起磁力
を発生させるコイル即ち閉路コイル41を励磁すること
により大きな吸引力を発生させることができ、開路時に
は、自己インダクタンスの小さいコイル即ち開路コイル
42を励磁することにより開路側の動作時間を短くでき
る。
【0038】さらに、開路コイル42をアーマチュア2
近傍に配置することにより、アーマチュア2およびアー
マチュア吸着面の磁束を効率よく減少させられるため、
開路コイル2の縮小化を図ることができる。
【0039】また、ヨーク3およびアーマチュア2の可
動軸に対して直角方向の断面を角型にする。このよう
に、電磁アクチュエータの断面形状を角型にすることに
よって、デッドスペースを減らすことができ、同じ断面
積であってもスペース効率のよい小型の電磁アクチュエ
ータが可能となる。
【0040】更に、2つのソレノイドコイル即ち閉路コ
イル41および開路コイル42を1つのスプール5に巻
付けることにより高さ方向の縮小化を図ることができ、
電磁アクチュエータ組立の際、ソレノイドコイル同士の
芯合せ等の調整が不要となり、組立が容易となる。
【0041】また、図1では、真空バルブ9と電磁アク
チュエータの可動方向が一致して、直動する場合を示し
ているが、電磁アクチュエータを90°回転して可動方
向を水平にした配置として実施することもできる。即
ち、電磁アクチュエータにおいては、大きな吸引力を発
生させるのにアーマチュア2が大きくなるため、電磁ア
クチュエータを水平方向に配置し、アーマチュア2の可
動方向を水平にすることによって、アーマチュア2の自
重の影響をなくすことができる。
【0042】以上説明したように、この実施形態の電磁
アクチュエータでは、閉路時の高負荷に対応して大きな
コイル即ち閉路コイル41を励磁し、開路時には応答性
をよくするために小さなコイル即ち開路コイル42を励
磁して動作させる。これにより、閉路時には、確実な閉
路動作を行うことができ、開路時には、動作時間の短い
優れた特性の真空遮断器などの開閉器が実現できる。
【0043】さらに、開路コイル42をアーマチュア2
近傍に配置することにより、開路コイル42により発生
される磁束が、アーマチュア2およびアーマチュア2と
ヨーク3の吸着面に効率よく発生して、より優れた開路
特性を有する真空遮断器などの開閉器が実現できる。
【0044】さらに、ヨーク3およびアーマチュア2の
可動軸に対して直角方向の断面を、角型の断面形状とす
ることによって、スペース効率のよい電磁アクチュエー
タが可能となる。
【0045】また、閉路コイル41と開路コイル42を
1つのスプール5に巻付けることにより、組立性が向上
でき、製作が容易な電磁アクチュエータが提供できる。
【0046】更に、アーマチュア2の可動方向を水平に
することによって、アーマチュア2の自重の影響を少な
くし、重量に対する特性変化の少ない優れた電磁アクチ
ュエータを提供できる。
【0047】なお、上述の説明では、磁性体即ちアーマ
チュア2を操作ロッド6に取付け、これを永久磁石1で
吸引して操作ロッド6を移動させるように構成したが、
永久磁石1、ヨーク3、閉路コイル41、および開路コ
イル42を操作ロッド6に取付け、永久磁石1を磁性体
で吸引して操作ロッド6を移動させるように構成するこ
ともできる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型でかつ優れた性能を有する電磁アクチュエータ、お
よびそれを備えた開閉器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の構成を示す断面図。
【図2】 従来例の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…永久磁石 2…アーマチュア 3…ヨーク 4…ソレノイドコイル 41…閉路コイル 42…開路コイル 5…スプール 6…操作ロッド 7…開路ばね 8…ワイプばね 9…真空バルブ 91…固定側接触子 92…可動側接触子 10…真空バルブ可動軸 11…連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪口 修 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 宮川 勝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5E048 AB04 AC05 AD02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁路を形成するためのヨークと、 このヨーク内を可動するように設けられたアーマチュア
    と、 このアーマチュアを可動、もしくは閉路保持させておく
    永久磁石と、 前記ヨーク内の磁力を増減させるための磁束を発生させ
    る2つの異なる大きさのソレノイドコイルとを備えたこ
    とを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 【請求項2】前記2つの異なる大きさのソレノイドコイ
    ルのうち、1つが起磁力の小さな開路コイルであり、も
    う1つが起磁力の大きな閉路コイルであることを特徴と
    する請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  3. 【請求項3】前記永久磁石と前記アーマチュアとが同一
    磁気回路内に配置され、前記開路コイルが前記永久磁石
    と離れた位置で前記アーマチュア近傍に配置されたこと
    を特徴とする請求項2に記載の電磁アクチュエータ。
  4. 【請求項4】前記ヨークおよび前記アーマチュアの可動
    軸に対して直角方向の断面が角型であることを特徴とす
    る請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  5. 【請求項5】前記2つの異なる大きさのソレノイドコイ
    ルを1つのスプールに巻付けたことを特徴とする請求項
    1に記載の電磁アクチュエータ。
  6. 【請求項6】磁路を形成するためのヨークと、 このヨーク内を可動するように設けられたアーマチュア
    と、 このアーマチュアを可動、もしくは閉路保持させておく
    永久磁石と、 前記ヨーク内の磁力を増減させるための磁束を発生させ
    るソレノイドコイルとを備え、 開閉器における真空バルブの接触子を開閉させる操作機
    構として使用される電磁アクチュエータにおいて、 前記電磁アクチュエータの可動軸を水平にしたことを特
    徴とする電磁アクチュエータ。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    電磁アクチュエータを備えたことを特徴とする開閉器。
  8. 【請求項8】開閉器を開閉させる方向に移動可能に保持
    された操作ロッドに接続された磁性体と、 前記磁性体を吸引する永久磁石と、 前記永久磁石の磁力を増加させる第1の操作電磁石と、 前記磁性体を前記永久磁石から離すようにさせる第2の
    操作電磁石と、 前記磁性体を前記永久磁石から離す方向に付勢する弾性
    部材からなる操作機構を有することを特徴とする開閉
    器。
  9. 【請求項9】開閉器を開閉させる方向に移動可能に保持
    された操作ロッドに接続された永久磁石と、 前記永久磁石を吸引する磁性体と、 前記操作ロッドに接続され、前記永久磁石の磁力を増加
    させる第1の操作電磁石と、 前記操作ロッドに接続され、前記永久磁石を前記磁性体
    から離すようにさせる第2の操作電磁石と、 前記永久磁石を前記磁性体から離す方向に付勢する弾性
    部材からなる操作機構を有することを特徴とする開閉
    器。
  10. 【請求項10】前記第1の操作電磁石の起磁力が前記第
    2の操作電磁石の起磁力より大きいことを特徴とする請
    求項8または請求項9に記載の開閉器。
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