JPH08138509A - 直流電磁接触器 - Google Patents

直流電磁接触器

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JPH08138509A
JPH08138509A JP26926494A JP26926494A JPH08138509A JP H08138509 A JPH08138509 A JP H08138509A JP 26926494 A JP26926494 A JP 26926494A JP 26926494 A JP26926494 A JP 26926494A JP H08138509 A JPH08138509 A JP H08138509A
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contact
permanent magnet
shield
insulating plate
electromagnet
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JP26926494A
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Tsuneo Ebisawa
恒雄 海老澤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本体ケース内に電磁石部と接点部とが段積み状
態に収納される構造の直流電磁接触器を、電磁石部が、
接点部に位置する永久磁石の磁気特性のばらつきの影響
を鉄心磁路に受けることなく安定した動作特性を発揮
し、かつ構造寸法の大形化を避けた接触器とする。 【構成】電磁石部101と接点部100との間に強磁性
材からなる平板状のシールド8を介装するとともに、こ
のシールド8を、接点部100から、接点部100に発
生したアークにより加熱された空気が電磁石部101側
へ膨張するのを阻止する役目をもつ絶縁板9を介して隔
離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主接点間に発生した
アークを遮断するためのアークの磁気駆動に永久磁石を
用いる直流電磁接触器に関し、より詳しくは、本体ケー
ス内に電磁石部と接点部とが段積み状態に収納され接点
部の各極の主接点組みを構成する固定接点と可動接点と
の間に形成される開離間隙が同極,異極すべて前記電磁
石部と接点部との段積み方向に垂直な同一平面内に位置
するとともに、開離間隙に生じたアークを遮断するため
のアークの磁気駆動に用いる永久磁石が各極主接点組相
互の間に配される直流電磁接触器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、電磁石部と接点部とが本体ケー
ス内に段積み状態に収納される直流電磁接触器の従来の
構造例を図4および図5に示す。ここで、図4(a)は
電磁接触器の上面図,(b)は正面図,(c)は上面断
面図を示し、図5は正面断面図を示す。
【0003】この種構造の電磁接触器では、通常、図5
に示すように、電磁石部101が本体ケース1の奥側
に、接点部100が上面側に組み込まれ、電磁石部10
1側からの接点部100の可動接点の駆動はレバー20
を介して行われる。電磁石部101は、巻枠11aに巻
線11bを巻装してなる電磁コイル11と、巻枠11a
の内側に配されたプランジャ12と、電磁コイル11の
外側に位置してプランジャ12とともに閉磁路を構成す
るヨーク13とを主要構成要素として構成される。電磁
接触器を閉路させるために電磁コイル11に通電する
と、プランジャ12のレバー20側先端に固定されたポ
ールピース12aがヨーク13により吸引され、レバー
20を反時計方向に回動駆動する。また、接点部100
は、図4(c)に示すように、直流電磁接触器各極の主
接点組を構成する各極2個の固定接点2と,この2個の
固定接点をそれぞれ橋絡する2個の可動接点3と、必要
組数(ここでは1組)の補助接点組を構成する各組2個
の補助固定接点22と,各2個の補助固定接点をそれぞ
れ橋絡する可動補助接点23と、可動接点3,補助可動
接点23を接触ばね5(図5)とともに保持してレバー
20により閉路駆動される可動接点支え4は、電磁石部
101の電磁コイル11への通電を停止したときに可動
接点支え4を開路方向に駆動する復帰ばね6と、各極の
主接点組相互の間に配された永久磁石7とを主要構成要
素として構成される。可動接点支え4が復帰ばね6によ
り開路駆動され、各極主接点組の固定接点2と可動接点
3との間の開離間隙にアークが発生すると、永久磁石7
から出た磁束が図5に示すようにアークを直角に横切る
ので、アークはみずからの電流と磁束との積に基づく電
磁駆動力を受け、アークは、電源側固定接点側では電源
側へ、また負荷側固定接点側では負荷側へ引き伸ばさ
れ、各開離間隙におけるアーク電圧の総和が電源電圧と
等しくなるまで引き伸ばされた時点でアークが遮断され
る。この場合、永久磁石7の両側に位置する開離間隙を
通るアーク電流を同方向として上記のごとくアークを各
極主接点組の外方へ引き伸ばすことができるよう、直流
負荷から帰ってきた電線端部は、直流電源の一方の極に
接続された端子と並ぶ方の端子に入れ、この端子と対を
なす方の端子を電源に接続する。なお、図4において、
符号17は永久磁石7を内側に保持するカバー(図6参
照)であり、2組の突条17a,17aの間に永久磁石
7を保持し、本体ケース1内の隔壁間に隙間を生じない
ように位置してそのアーム17bの先端部の孔17cを
本体ケース1の突起15に嵌めることにより、各極主接
点組相互間に永久磁石7を保持する。また、符号14は
絶縁板であり、負荷電流等、主開路電流の遮断時に発生
したアークにより加熱されて絶縁耐力が低くなったアー
クまわりの高温空気が電磁石部101側へ膨張してアー
クが電源側固定接点から電磁石部101側へ移行するの
を防止する役目を果たす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
直流電磁接触器では、1個の永久磁石が両側の開離間隙
に生じたアークを磁気駆動することとなり、通常一般の
直流電磁接触器におけるように、各開離間隙ごとに永久
磁石を配するものと比べ、永久磁石の数が減り、これに
伴って電磁接触器の組立て工数が減り、電磁接触器のコ
ストが低下するメリットがある。また、三相交流電磁接
触器の中央極の主接点組の代りに永久磁石を組み込むこ
とにより、三相交流電磁接触器の部品の大半を流用して
直流電磁接触器を構成することができ、部品の共用化に
よる在庫管理面からのコスト低減も可能になる。しか
し、この構成では、接触器の小形化を図るため、電磁石
部と接点部との段積み構造をとっているため、永久磁石
から出た磁束が電磁石部を通り、電磁コイルに通電した
ときに、電磁コイルがヨーク等の鉄心磁路内に作る磁束
と,鉄心磁路内を通っている永久磁石の磁束とが重畳
し、両磁束の方向が同方向となるところでは磁束密度が
大きくなってその部位の磁気抵抗が増し、反対方向とな
るところでは磁束密度が小さくなってその部位の磁気抵
抗が減じ、結果として、鉄心磁路の磁気抵抗が永久磁石
のない場合から変化する。この変化の仕方は、永久磁石
の磁気特性の磁石ごとのばらつきが避けられないために
磁石ごとにばらつき、電磁石部の動作特性が接触器ごと
に変わってしまうという問題があり、この変化のばらつ
きをカバーするために電磁コイル巻線の仕様変更や可動
接点支えの復帰ばねの仕様変更を余儀なくされていた。
【0005】本発明の目的は、永久磁石の磁気特性にば
らつきがあっても、このばらつきの影響を受けることな
く常に安定した動作特性を発揮することができ、かつ構
造寸法の大形化を避けた直流電磁接触器を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、冒頭記載の構成による直流電磁
接触器、すなわち、本体ケース内に電磁石部と接点部と
が段積み状態に収納され接点部の各極の主接点組みを構
成する固定接点と可動接点との間に形成される開離間隙
が同極,異極すべて前記電磁石部と接点部との段積み方
向に垂直な同一平面内に位置するとともに、開離間隙に
生じたアークを遮断するためのアークの磁気駆動に用い
る永久磁石が各極主接点組相互の間に配される直流電磁
接触器を、請求項1に記載のごとく、強磁性材からなる
平板状のシールドが、電磁石部と接点部との間に、かつ
接点部各極の開離間隙が存在する共通の平面とほぼ平行
に介装されるとともに、介装された平板状シールドが接
点部から絶縁板を介して隔離されたものとする。
【0007】この場合、電磁石部と接点部との間に介装
される平板状のシールドは、請求項2に記載のごとく、
永久磁石両側の開離間隙を含み得る長さと、永久磁石の
開離間隙増減方向に垂直方向の幅を含み得る幅とを有
し、電磁石部,接点部間への介装が、シールドの一方の
面の全面積内に永久磁石ならびに永久磁石両側の開離間
隙への対向領域が存在するように行われるものとすれば
極めて好適である。
【0008】また、平板状シールドを接点部から隔離す
る絶縁板は、請求項3に記載のごとく、永久磁石の一方
の磁極面を平板状シールドの面に当接させるための開口
を備えたものとすれば好適である。この場合、この絶縁
板は、請求項4に記載のごとく、平板状シールドをその
面方向に、かつほぼ密に全部挿入可能な扁平な空洞もし
くは狭隘な深溝と,開口を通して一方の磁極面が平板状
シールドの面に当接した永久磁石を当接状態に保持する
ための保持部とを備えた合成樹脂成型品とすれば極めて
好適である。
【0009】さらに、請求項5に記載のごとく、平板状
シールドを接点部から隔離する絶縁板は、これが本体ケ
ースに不動に係合されるためのスナップフィット部を備
えたものとすればさらに好適である。
【0010】
【作用】本発明は、直流電磁接触器を、本体ケース内に
電磁石部と接点部とを段積み状態に収納する構造とする
場合には、負荷電流等、主回路電流の遮断時に接点部の
開離間隙に生じたアークが磁気駆動を受けて長く引き伸
ばされ、引き伸ばされた長いアークにより加熱されて絶
縁耐力の低くなったアークまわりの多量の高温空気が電
源電圧の存在下で電磁石部側へ膨張してアークが電源側
固定接点から電磁石部側へ移行するのを阻止するために
電磁石部と接点部との間に絶縁板が介装される構造がと
られること、したがって電磁石部と接点部との間には絶
縁板を介装するスペースが存在すること、そして、この
スペースを、接触器の大形化を伴うことなく上記問題点
を解決するためのスペースとして利用できないか、に着
目したものである。したがって請求項1に記載のごと
く、このスペースに強磁性材からなる平板状のシールド
を挿入するようにすれば、挿入する平板状シールドは、
以下に述べる理由により厚さの薄いものを使用できるの
で、前記絶縁板を存在させた状態でこのスペースに挿入
することができ、接触器の大形化をもたらすことなく電
磁石部を永久磁石から磁気的に遮蔽することができる。
これにより、電磁石部は永久磁石の磁気特性のばらつき
の影響を受けることがなくなり、動作特性が安定化す
る。
【0011】ところで、平板状シールドに用いる強磁性
材には、圧延による板材、焼結体等が考えられるが、直
流用の安価な高透磁率板を得る上では鉄板あるいは鋼板
とするのが実際的である。鉄板あるいは鋼板は、その磁
化特性、いわゆるB−H曲線中ほぼ直線をなす部分での
磁束密度の最大値が約2万ガウスであり、永久磁石の磁
極面直前の磁束密度の約2倍に近い。一方、永久磁石の
磁極面から出た磁束は両側へ分かれるので、平板状シー
ルドを通る磁束量は最大でも永久磁石から出る全磁束量
の1/2となり、この量を無理なく通過させるには、平
板状シールドの磁路断面は永久磁石磁極面面積のほぼ1
/4ですむことになる。すなわち、平板状シールドの厚
みは、幅を永久磁石磁極面の幅と等しくすれば、磁極面
の永久磁石厚み方向の寸法の1/4ですみ、シールドの
幅をさらに広くすれば厚みはさらに小さくてすむ。この
ため、平板状シールドの電磁石部,接点部間への介装が
絶縁板を除去することなく可能になり、電磁接触器の大
形化を避けることができる。
【0012】そこで、上記平板状シールドを、請求項2
記載の長さと幅とを持つものとし、電磁石部,接点部間
への介装を、シールドの一方の面の全面積内に永久磁石
ならびに永久磁石両側の開離間隙への対向領域が存在す
るように行えば、永久磁石の一方の磁極面から出る磁束
は磁気抵抗の小さい磁路を通って他方の磁極面に到達し
ようとするので、永久磁石の反シールド板側磁極面から
出た磁束は、永久磁石両側の開離間隙の外側へ広がる分
が僅少となり、アークの磁気駆動に与かる磁束量が従来
より増え、接触器の遮断性能が向上する。
【0013】そこで、請求項3記載のように、平板状シ
ールドを接点部から開離する絶縁板に開口を形成して永
久磁石のシールド側磁極面をシールドの面に当接させる
ようにすると、永久磁石から出た磁束の気中の磁路長が
短くなり、請求項2記載の寸法をもつシールドの電流遮
断性能向上効果を最大限に発揮させることができる。そ
こで、上記開口を備える絶縁板を、請求項4記載のごと
く、平板状シールドをその面方向に、かつほぼ密に全部
挿入可能な扁平な空洞もしくは狭隘な深溝と,開口を通
して一方の磁極面が平板状シールドの面に当接した永久
磁石を当接状態に保持するための保持部とを備えた合成
樹脂成型品とすれば、シールドを絶縁板内に保持するこ
とができて電磁石部,接点部間のシールド保持が簡易に
可能になるとともに、シールドと永久磁石との一体化,
シールドと永久磁石との相対位置の設定が容易となり、
接点部の組立てが簡易化され、シールドの介装に伴う組
立てコストの上昇分を低く抑えることができる。また、
絶縁板を合成樹脂成型品として、量産される成型品単価
中に占める金型代を小さくすることにより、従来の平板
状絶縁板と比べたコスト上昇分は材料費分のみとなり、
組立てコストの上昇分と合わせ、本発明の目的をわずか
のコスト上昇分で達成させることができる。
【0014】また、平板状シールドを接点部から隔離す
る絶縁板を、請求項5に記載のごとく、本体ケースに不
動に係合されるためのスナップフィット部を設けたもの
とすることにより、シールドの介装に伴う組立てコスト
の上昇分をさらに低く抑えることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図を参照し
つつ説明する。図1は本発明の一実施例による直流電磁
接触器の内部構造を示す正面断面図であり、図5に示し
たものと同一の部材には同一符号が付されている。この
実施例による直流電磁接触器は、基本構成を図5に示し
たものと同じくするので、図5のものと異なる部分につ
いてのみ説明する。図5に示した絶縁板14は絶縁板9
により置き換えられ、この絶縁板9に図3(c)のよう
に形成された溝9aに平板状のシールド8が密に挿入さ
れ、このシールド8の上面に永久磁石7の下方の磁極面
が当接している。そして、永久磁石7は、図3(b)に
示すように、絶縁板9本体に一体成形されたアーム9f
によりシールド8との当接状態を保持するように抱え込
まれ、絶縁板9,平板状シールド8,永久磁石7が図3
(a)のように一体化される。図3(a)に示すよう
に、平板状シールド8は、図4に示した接点部構造に従
って2枚とし、それぞれ永久磁石両側の開離間隙に跨が
るように絶縁板9に挿入される。以下、絶縁板9に保持
されて電磁石部101と接点部100との間に介装され
た強磁性材からなる平板状シールド8の作用につき説明
する。
【0016】図2は、平板状シールド8の開離間隙増減
方向の長さと介装位置とを示したものである。シールド
8の長さは、この実施例では、永久磁石両側の開離間隙
が最大となったときの両開離間隙を辛うじて含む長さと
しており、また介装位置は両開離間隙を全部含む位置と
している。平板状シールド8をこのように介装すること
により、永久磁石のS極から出た磁束はシールド8に引
き寄せられ、開離間隙より外方へ延びる磁束量はわずか
となり、これにより、アークの磁気駆動に与かる磁束量
が図5のものと比べて増加し、接触器の電流遮断能力が
向上する。
【0017】また、シールド8は材料を鋼板として厚み
を永久磁石の全磁束量の1/2を飽和を生じることなく
通過させうる磁路断面が得られる厚さとしているので、
永久磁石から出た磁束のうち、電磁石部側へ入る磁束は
極めて少なく、実質的に電磁石部のヨーク等、鉄心磁路
の磁気抵抗の変化をもたらさない。このため、電磁石部
は永久磁石の磁気特性のばらつきの影響を受けることな
く、常に安定した動作特性を発揮する。
【0018】
【発明の効果】本発明においては、冒頭記載の構成によ
る直流電磁接触器を以上の構造のものとしたので、以下
に記載する効果が得られる。請求項1記載の構造では、
強磁性材からなる平板状のシールドが、電磁石部と接点
部との間に、かつ接点部各極の開離間隙が存在する共通
の平面とほぼ平行に介装されるとともに、介装された平
板状シールドが接点部から絶縁板を介して隔離されるの
で、電磁石部を構成している鉄心磁路が永久磁石から磁
気遮蔽され、ばらつきが避けられない永久磁石の磁気特
性の影響を受けることなく、動作特性の安定した電磁石
部を備える直流電磁接触器とすることができる。また、
平板状のシールドには高透磁材料を使用することと、シ
ールドの断面を通過する磁束量が最大でも永久磁石の全
磁束量の1/2であることから、シールドの厚みを薄く
することができ、電磁石部と接点部との段積み方向の間
隔を広げることなくシールドを絶縁板とともに両部間に
介装することができ、かつ、絶縁板がアークによって加
熱された空気の電磁石部側への膨張を阻止するので、電
磁石部と接点部との間隔を広げる必要が生じないため、
接触器の大形化を避けることができる。
【0019】請求項2に記載の接触器では、シールド板
が介装されない従来のものと比べ、アークの磁気駆動に
与かる磁束量が増し、接触器の電流遮断能力を向上させ
ることができる副次効果が合わせて得られる。請求項3
に記載の接触器では、永久磁石の一方の磁極面をシール
ドの面に当接させるので、永久磁石から出た磁束の磁路
長が、請求項2記載の平板状シールドを用いる磁路構成
では最短となり、請求項2による電流遮断能力向上効果
を最大限に発揮させることができる。
【0020】請求項4に記載の接触器では、平板状のシ
ールドが絶縁板内に挿入されて保持されるとともに、絶
縁板が磁極面をシールド板と当接させた状態に永久磁石
を保持するアームを備えるので、絶縁板,シールド,永
久磁石の一体化が容易となり、接点部の組立が簡易化さ
れ、シールドの介装に伴うコスト上昇を低く抑えること
ができる。また、絶縁板は合成樹脂成形品とするので、
従来のものと比べ、コスト上昇分は材料費分のみとな
り、材料面でもコスト上昇を低く抑えることができる。
【0021】請求項5に記載の接触器では、絶縁板がス
ナップフィット部を備えるので、接点部の組立てがさら
に簡易化され、シールドの介装に伴うコスト上昇分をさ
らに抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による直流電磁接器の内部構
造を示す正面断面図
【図2】図1に示した内部構造の作用を説明するために
図1の要部に磁束線を示した説明用内部構造図
【図3】本発明における平板状シールドを電磁石部と接
点部との間に介装するための介装用構造の一実施例を示
す図であって、同図(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は正面断面図
【図4】本発明が対象とした構成をもつ直流電磁接触器
の従来の構造例を示す図であって、同図(a)は上面
図、(b)は正面図、(c)は上面断面図
【図5】図4に示した直流電磁接触器の正面断面図
【図6】図5に示した電磁接触器における永久磁石保持
用のカバーを示し、(a)は正面図、(b)は側面図
【符号の説明】
1 本体ケース 2 固定接点 3 可動接点 4 可動接点支え 7 永久磁石 8 シールド 9 絶縁板 9a 溝(空洞,深溝) 9c 開口 9d 凸部(スナップフィット部) 9e 凸部(スナップフィット部) 9f アーム(保持部) 11 電磁コイル 12 プランジャ 13 ヨーク 100 接点部 101 電磁石部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース内に電磁石部と接点部とが段積
    み状態に収納され接点部の各極の主接点組みを構成する
    固定接点と可動接点との間に形成される開離間隙が同
    極,異極すべて前記電磁石部と接点部との段積み方向に
    垂直な同一平面内に位置するとともに、開離間隙に生じ
    たアークを遮断するためのアークの磁気駆動に用いる永
    久磁石が各極主接点組相互の間に配される直流電磁接触
    器において、強磁性材からなる平板状のシールドが、電
    磁石部と接点部との間に、かつ接点部各極の開離間隙が
    存在する共通の平面とほぼ平行に介装されるとともに、
    介装された平板状シールドが接点部から絶縁板を介して
    隔離されていることを特徴とする直流電磁接触器。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、電磁石部と
    接点部との間に介装される平板状のシールドは、永久磁
    石両側の開離間隙を含み得る長さと、永久磁石の開離間
    隙増減方向に垂直方向の幅を含み得る幅とを有し、電磁
    石部,接点部間への介装が、シールドの一方の面の全面
    積内に永久磁石ならびに永久磁石両側の開離間隙への対
    向領域が存在するように行われることを特徴とする直流
    電磁接触器。
  3. 【請求項3】請求項2記載のものにおいて、平板状シー
    ルドを接点部から隔離する絶縁板は、永久磁石の一方の
    磁極面を平板状シールドの面に当接させるための開口を
    備えていることを特徴とする直流電磁接触器。
  4. 【請求項4】請求項3記載のものにおいて、永久磁石の
    一方の磁極面を平板状シールドの面に当接させるための
    開口を備えた絶縁板は、平板状シールドをその面方向
    に、かつほぼ密に全部挿入可能な扁平な空洞もしくは狭
    隘な深溝と,開口を通して一方の磁極面が平板状シール
    ドの面に当接した永久磁石を当接状態に保持するための
    保持部とを備えた合成樹脂成型品とすることを特徴とす
    る直流電磁接触器。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のうちのいずれかの項に
    記載のものにおいて、平板状シールドを接点部から隔離
    する絶縁板は、これが本体ケースに不動に係合されるた
    めのスナップフィット部を備えることを特徴とする直流
    電磁接触器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1103989A2 (fr) * 1999-11-29 2001-05-30 Schneider Electric Industries SA Electro-aimant à courant continu pour appareil interrupteur
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