JPH088046B2 - 有極リレ− - Google Patents

有極リレ−

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Publication number
JPH088046B2
JPH088046B2 JP61148851A JP14885186A JPH088046B2 JP H088046 B2 JPH088046 B2 JP H088046B2 JP 61148851 A JP61148851 A JP 61148851A JP 14885186 A JP14885186 A JP 14885186A JP H088046 B2 JPH088046 B2 JP H088046B2
Authority
JP
Japan
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base
armature
coil
block
movable contact
Prior art date
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Application number
JP61148851A
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English (en)
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JPS634526A (ja
Inventor
和弘 信時
健治 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH088046B2 publication Critical patent/JPH088046B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は有極リレーに関する。
〔背景技術〕 従来この種の有極リレーは、第4図に示す如く略く字
形をしたアマチュア61に設けられた接点を駆動するカー
ド62.62によってベースに取付けられた接点ばね63.63を
駆動し接点開閉を行っており、アマチュア61と支点磁極
64aとの接触面積が大きく、支点部での磁気抵抗を低く
抑えることができ、磁気効率を高くできるという利点を
有するのであるが、カード62,62を有するアマチュア61
と接触ばね63,63が別々に積み合ねられるように設けら
れ、かつ、それらを固定し取付ける為の枠ブロック64
や、止めばね65,65が必要になるので小形化、特に薄形
化できないという問題があった。
又、各部品を取付け組立てた場合、接点ばね63,63及
び接極子61がベース67の内底部に配設されるので、上方
より簡単に接点圧力や吸引力等の諸特性を調整できない
為、製造組立段階で何度も、それぞれの特性調整を行う
必要があり特性調整が容易にできないという問題があっ
た。
〔発明の目的〕
本発明は前記問題点に着目しなされたものであって、
その目的とするところは小型で特性調整の容易な有極リ
レーを提供するにある。
〔発明の開示〕
本発明は、箱形ベースの内室隅部に固定接点を設け、
前記箱形ベースの内底部にコイルを巻装した鉄芯からな
るコイルブロックを納装し、前記コイルブロックの上方
で鉄芯の両磁極間には永久磁石を介装し、接極子の両側
方に固定接点と対向する可動接触ばねを一体に設けると
共にベースへ取付けた支持片により揺動自在としてなる
接極子ブロックを前記永久磁石上でかつ、ベースの略開
口縁に配設してなることを特徴とすることにより、小型
で特性調整の容易な有極リレーとするものである。
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第1
図及び第2図に示すように、ケーシング1はそれぞれの
合成樹脂等の絶縁材料よりなる箱形のベース11と、その
ベース11に被嵌されるカバー12とからなる。
ベース11は両側壁の中間部に凹所13がそれぞれ形成さ
れる。各凹所13には接触片21がそれぞれ配設され、この
接触片21はベース11を通して突出する共通端子片22と一
体に導電材で形成されている。ベース11の内室隅部には
リブ14がそれぞれ形成されており、リブ14には固定接点
23を有した固定接点板24が設けられ、その固定接点板24
はベース11より突出する固定端子片25と一体に導電材で
形成されている。このように固定接点2は、内室隅部に
それぞれ設けられるので、各固定接点23間の絶縁距離を
最大限に大きく取れる。ベース11の巾方向の中間部には
それぞれ切欠部15が形成されており、各切欠部15の底面
からはそれぞれ一対のコイル端子結合片26が突出され
る。又、コイル端子結合片26はベース11を通して突出す
るコイル端子27と一体に導電材で形成されている。上記
の如く、接触片21と共通端子片22、固定接点板24と固定
端子片25、およびコイル端子結合片26とコイル端子片27
は、それぞれ導電材で一体に形成され、ベース11と各導
電材とはインサート成型により一体化されている。導電
材はベース11の周壁内の略全長にわたって内装されてお
り、そのことにより、ベース11の周壁は補強され、小形
しても十分な強度を持ち、かつ各部品が精度よく位置決
めされたベース11が得られる。
コイルブロック3は第2図に示すように、上方に開放
された略コ形の鉄芯31にコイル32が巻装されると共に、
鉄芯の両磁極31b,31bが絶縁材よりなるつば33に覆わ
れ、つば33の周面から両磁極31b,31bの先端が露出して
いる。コイル32に接続されたコイル端子34は前記コイル
端子結合片26に接触するように折曲されている。コイル
ブロック3はベース11の内底部に納装された状態におい
てコイル端子34とコイル端子結合片26は、圧接、はんだ
付け、熔接、かしめ付け等任意の方法により接続され
る。前記コイルブロック3の上方において鉄芯3の両磁
極31b,31b間には永久磁石4が介装されている。永久磁
石4は板状であって、表面の中間部には凹溝41が形成さ
れている。又、永久磁石4の表面は中央部が最も厚みが
大きく両端部に向かって厚みが小さくなる斜傾面42とな
っている。永久磁石4の両端部は同極に着磁され、中間
部が異極に着磁されている。
接極子ブロック5は、磁性体よりなる平板状をした接
極子51と、その接極子51の両側に設けられた一対の可動
接触ばね52と、前記接触子51および可動接触ばね52とと
もに一体に成形された合成樹脂等の絶縁材よりなるばね
支持体53とから構成されている。接極子51の裏面には前
記永久磁石4の凹溝41に可動案内される突条54が形成さ
れている。尚、可動接触ばね52は接極子51の両側に設け
られているので全体として高さ方向の厚みを小さくする
ことができるものである。
可動接触ばね52は細長い導電性の板ばねであって、長
手方向の略中央部には巾方向に向かって先端部が略T形
に形成された支持片55が一体に突設されている。また、
長手方向の両端部にはそれぞれ先端開口するスリット56
が形成され、可動接触ばね52の先端部が撓みやすくなっ
ている。ばね支持体53には接極子51の巾方向における両
端縁に開口する切欠57が形成されている。この切欠57の
奥端から支持片55が突設され、支持片55の先端部が接極
子51の巾方向においてばね支持体53よりも外方に突出し
ている。すなわち、可動接触ばね52は長手方向の中央部
においてばね支持体53によって固定され、また支持片55
がばね支持体53から突設されているものであるから、可
動接触ばね52の長手方向の両端部および支持片55はそれ
ぞれ独立してばね力を作用させることになる。
前記接極子ブロック5は接極子51の裏面の突条54を永
久磁石4の凹溝41に収め揺動案内をさせると共に、支持
片55をベース11の側壁に設けた凹所13の接触片21に電気
的、機械的に接続することによって前記ベース11の略開
口縁に配設されるものであり、支持片55を軸として揺動
自在となるのである。
前記可動接触ばね52の両端部におけるばね力を調整す
れば固定接点23と可動接触ばね52との間の接点圧力が調
整できる。尚、支持片55は揺動時において揺動軸として
いるのでねじれが生じるが、このねじれに対するばね力
により第3図の如く接極子に作用する吸引力を調整する
ことができるものである。前記接極子ブロック5をベー
ス11の略開口縁16に設けた事により、調整を行う必要の
ある可動接触ばね52と支持片55がその開口縁16に設けら
れるので上方より簡単に特性を調整することができる。
以上の如く構成した各ブロックは、下記の如く製作さ
れる。まず永久磁石4をコイルブロック3に介装する。
あるいは、コイルブロック3をベース11へ納装してから
永久磁石4をコイルブロック3の磁極3b,3b間に介装す
る。次に、その状態でベース11の内底部へ納装する。次
に、アマチュアブロック5をベース11の略開口縁に配設
し、支持片55を接触片21に接続した状態でアマチュアブ
ロック5をベース11に揺動自在に取付ける。最後にカバ
ー12をベース11に被嵌して製品として組立て上げられ
る。このように各ブロックが順番に積み合ねられるよう
にして組立てられるので容易に組立て製作することがで
きる。
尚、以上の構成により、コイル32に通電すれば、磁化
の向きに応じて接極子51の長手方向の一端部が鉄芯31の
一方の磁極31bに吸引されて接極子ブロック5が揺動
し、鉄芯31→接極子51→磁石片4→鉄芯31の閉磁路が形
成され、可動接触ばね52の長手方向の一方の端部が対応
する固定接点23に接触するのである。この状態でコイル
32への通電を停止すると、磁石片4の磁力により上記閉
磁路がそのまま維持され、接極子51が鉄芯31の一方磁極
31bに接触した状態が保たれるのである。また、コイル3
2への通電方向を逆向きにすれば、接極子51は鉄芯31の
他方の磁極31bに吸引され、可動接触ばね52の長手方向
の他方の端部が対応する固定接点23に接触する。この状
態においても通電を停止した後、そのままの状態が維持
されるものであり、いわゆる双安定動作を行なうことが
できるのである。
〔発明の効果〕
本発明は以上の如く、箱形ベースの内室隅部に固定接
点を設けると共に、前記ベースの略開口縁に接極子と共
に一体化された可動接触ばねからなる接極子ブロックを
設け、かつベース内底と接極子ブロックが設けられた間
の空間部分に前記接極子と共に磁気回路を構成する永久
磁石及びその永久磁石を介装したコイルブロックを納装
した事により、不要なスペースを極力少なくでき小形、
特に薄形化した有極リレーを構成することができる。
又、可動接点と固定接点間の接点圧力や前記両接点間の
絶縁距離(接点ギャップ)などの接点に纏わる諸特性の
調整を行うための独立した2枚の可動接触ばねと、接極
子ブロックの支持固定を調整し、ばね負荷の調整を行う
ための支持片と、の両部材が前記接極子ブロックと一体
に形成しており、組立後において、動作特性を安定させ
るために調整することが必要な全ての被調整部材(可動
接触ばねおよび支持片)が箱形ベースの略開口縁に設け
られた接極子ブロックと一体になっているため、箱形部
材内に積み重ねて収納した部品でありながら、上方から
簡単に特性調整装置等により動作特性の調整ができるた
め、安定した有極リレーを大量にしかも簡単に生産する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図は分解斜視図、第2図は断面図、第3図は動
作説明図である。第4図は従来例を示す分解斜視図であ
る。 3……コイルブロック、4……永久磁石、5……接極子
ブロック、11……ベース、16……開口縁、23……固定接
点、31……鉄芯、32……コイル、51……接極子、52……
可動接触ばね、55……支持片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱形ベースの内室隅部に固定接点を設け、
    前記箱形ベースの内底部にコイルを巻装した鉄芯からな
    るコイルブロックを納装し、前記コイルブロックの上方
    で鉄芯の両磁極間には永久磁石を介装し、接極子の両側
    方に固定接点と対向する可動接触ばねを一体に設ける共
    に、ベース開口縁の略中央部分に取着され、かつ前記可
    動接触ばねと一体の薄板金属体からなる支持片を設け、
    該支持片により、揺動自在となる接極子ブロックを前記
    永久磁石上でかつ、ベースの略開口縁に配設してなるこ
    とを特徴とする有極リレー。
JP61148851A 1986-06-25 1986-06-25 有極リレ− Expired - Lifetime JPH088046B2 (ja)

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