JP3011334B1 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP3011334B1
JP3011334B1 JP1841199A JP1841199A JP3011334B1 JP 3011334 B1 JP3011334 B1 JP 3011334B1 JP 1841199 A JP1841199 A JP 1841199A JP 1841199 A JP1841199 A JP 1841199A JP 3011334 B1 JP3011334 B1 JP 3011334B1
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Abstract

【要約】 【解決手段】 ハウジング2内に励磁コイル3を巻いた
門形固定鉄芯4を配置し、この門形固定鉄芯4の凹部4
aに可動接片6及び固定接片7からなるスイッチ機構9
を配置し、凹部4aをほぼ閉じるように接極子11を配
置し、この接極子11を門形固定鉄芯4の両脚部の一方
としての一方側脚部12に接触させ、両脚部の他方とし
ての他方側脚部13で離接させることでスイングさせ、
接極子11の中間に設けた凸部14で可動接片6を押し
てスイッチ機構9をオン・オフする形式の電磁継電器1
であり、可動接片6の支持部6aを門形固定鉄芯4の両
脚部の他方13側に設け、接極子11の凸部14を門形
固定鉄芯4の両脚部の他方13側に寄せて形成し、接極
子11の他端11bを両脚部の他方13に離接させる距
離に比べ、可動接片6と固定接片7との接点間距離を大
きく稼ぐようにした。 【効果】 薄型で定格制御容量の大きい電磁継電器を実
現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁継電器の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】電磁継電器として、例えば実用新案登
録第2501864号公報「電磁石ブロック」や特開
平7−153357号公報「電磁継電器」が知られてい
る。上記は、同公報の第1図によれば、円筒型の電磁
石ブロックA、固定接片2及び可動接片3をベース1上
に平面的に配置し、円筒型の電磁石ブロックAで可動鉄
片4を介して可動接片3を駆動し、可動接片3を固定接
片2にオン・オフさせるものである。上記は、同公報
の図5によれば、板状の門形鉄心31に励磁コイル34
を巻き、門形鉄心31の内側に固定接点端子21及び可
動接点端子23を配置することで、薄型の電磁継電器を
実現したものであって、励磁コイル34でアーマチュア
35を介して可動接点端子23を駆動し、可動接点端子
23を固定接点端子21にオン・オフさせるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記では、
電磁石ブロックA、固定接片2及び可動接片3をベース
1上に平面的に配置し、強力な電磁石ブロックAを使用
し、固定接片2と可動接片3との接点間隔を充分に取る
ことで、定格制御容量の大きい電磁継電器ができるもの
の、電磁継電器の厚みが増して薄型機器への使用が難し
い。また、上記では、門形鉄心31の内側に固定接点
端子21及び可動接点端子23を配置することで、薄型
の電磁継電器を実現できるものの、固定接点端子21と
可動接点端子23との接点間距離を充分に稼ぐことがで
きず、定格制御容量を充分に取ることができない。
【0004】そこで、本発明の目的は、薄型で定格制御
容量の大きい電磁継電器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、ハウジング内に励磁コイルを巻いた門形
固定鉄芯を配置し、この門形固定鉄芯の凹部に可動接片
及び固定接片からなるスイッチ機構を配置し、凹部をほ
ぼ閉じるように接極子を配置し、この接極子を門形固定
鉄芯の両脚部の一方に接触させ、両脚部の他方で離接さ
せることでスイングさせ、接極子の中間に設けた凸部で
可動接片を押出してスイッチ機構をオン・オフする形式
の電磁継電器において、可動接片の支持部を門形固定鉄
芯の両脚部の他方側に設け、接極子の凸部を門形固定鉄
芯の両脚部の他方側に寄せて形成し、接極子の両端のう
ち両脚部の一方側を一端、両脚部の他方側を他端と呼ぶ
ときに、接極子の他端を両脚部の他方に離接させる距離
に比べ、可動接片と固定接片との接点間距離を大きく稼
ぐようにしたことを特徴とする。
【0006】励磁コイルを励磁して接極子をスイングさ
せ、門形固定鉄芯の両脚部の他端に接極子の他端を吸着
することで、接極子の凸部で可動接片を押してスイッチ
機構をオン・オフする。ハウジング内に門形固定鉄芯を
配置し、この門形固定鉄芯の凹部に可動接片及び固定接
片からなるスイッチ機構を配置して、電磁継電器の薄型
化を図る。接極子の凸部を門形固定鉄芯の両脚部の他方
側に寄せて形成し、接極子の他端を両脚部の他方に離接
させる距離に比べ、可動接片と固定接片との接点間距離
を大きく稼ぐようにして、電磁継電器の定格制御容量を
大きく取れるようにする。
【0007】請求項2は、門形固定鉄芯、スイッチ機
構、可動接片の支持部、固定接片の支持部をハウジング
に平面的に配置し、且つ凹部を門形固定鉄芯の両脚部側
からみるときに、スイッチ機構、可動接片の支持部、固
定接片の支持部を前記門形固定鉄芯の軸線に沿わせて
定したことを特徴とする。門形固定鉄芯、スイッチ機
構、可動接片の支持部、固定接片の支持部をハウジング
に平面的に配置し、且つ凹部を門形固定鉄芯の両脚部側
からみるときに、門形固定鉄芯の軸線にスイッチ機構、
可動接片の支持部、固定接片の支持部を略同一高さに設
定して電磁継電器の薄型化を図る。
【0008】請求項3は、接極子をコ字状に形成し、門
形固定鉄芯に対向面積を増加させて臨ませたことを特徴
とする。接極子をコ字状に形成し、門形固定鉄芯に対向
面積を増加させて臨ませて、磁気抵抗の低減させ吸引力
の増大を図る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る電磁継電器
の分解斜視図であり、電磁継電器1は、ハウジング2に
ヒンジばね16を入れ、ヒンジばね16の上に接極子1
1を置き、ハウジング2に電磁石ブロック17を置き、
ハウジング2に可動接片6を挿入し、ハウジング2に固
定接片7を挿入し、ハウジング2にカバー18を被せた
ものであり、構成部品をハウジング2の上方から組立る
ことができる自動組立に好適な電磁継電器である。
【0010】詳細には、ハウジング2は、ヒンジばね1
6を入れ込むハウジング凹部2aを形成し、接極子11
をガイドするガイド壁2bを形成し、電磁石ブロック1
7を止める貫通孔2c,2cを形成し、可動接片6を挿
入する可動接片6の支持部としての第1挿入部2dを形
成し、固定接片7を挿入する固定接片7の支持部として
の第2挿入部2eを形成したものである。すなわち、貫
通孔2c,2c、第1挿入部2d及び第2挿入部2eを
平面的にレイアウトして電磁継電器の薄型化を図ろうと
するものである。また、可動接片6を第1挿入部2dに
圧入し、固定接片7を第2挿入部2eに圧入する構造に
したので、組立性の向上を図ることができる。
【0011】可動接片6は、L字形の支持部6aにばね
部材6bを取付け、このばね部材6bの先端に接点部6
cを形成したものであり、固定接片7は、平板をL字形
に形成した端子であり、上部に接点部7cを形成したも
のである。なお、6dは、後述する凸部14が当たる可
動接片6の作用部である。スイッチ機構9は、可動接片
6と固定接片7とから構成し、スイッチング可能にする
ものである。
【0012】接極子11は、平面視コ字形の接極子本体
21に可動接片6を押すための作動片22を取付けたも
のであり、作動片22は可動接片6に押出すための凸部
14を備えたものである。接極子本体21を平面視コ字
形にして、後述する門形固定鉄芯4に対する対向面積を
増大させたので、磁気抵抗が小さくなり吸引力を増大さ
せることができる。すなわち、電磁継電器の消費電力を
低減することができる。なお、11aは接極子11の一
端、11bは接極子11の他端を示す。ヒンジばね16
は、ばね支持部16aにばね部16bを形成した板ばね
であって、接極子11の一端11aを門形固定鉄芯4の
一方側脚部12に接触させる部材である。
【0013】電磁石ブロック17は、門形固定鉄芯4に
枠体23を取付け、この枠体23に励磁コイル3を巻い
たものであり、枠体23は、励磁コイル3の両端を中継
する端子23a,23aと、ハウジング2の貫通孔2
c,2cに嵌合させる凸部23b,23b(一方不図
示)とを備える。電磁ブロック17をハウジング2に圧
入後、凸部23b,23bをハウジング2に熱溶着して
電磁ブロック17をハウジング2に固定するものであ
る。カバー18は、ハウジング2の外周に嵌合させて可
動接片6や固定接片7などのハウジング2内に収納した
部材を保護するもので、内部を特に見せる必要のあると
きには、透明の樹脂などで成形するのが好適である。
【0014】図2は本発明に係る電磁継電器の斜視図で
あり、図1の組立姿を示す。すなわち、電磁継電器1
は、ハウジング2内に励磁コイル3を巻いた門形固定鉄
芯4を配置し、この門形固定鉄芯4の凹部4aに可動接
片6及び固定接片7からなるスイッチ機構9を配置し、
凹部4aをほぼ閉じるように接極子11(図1参照)を
配置し、この接極子11を門形固定鉄芯4の両脚部の一
方としての一方側脚部12に接触させ、両脚部の他方と
しての他方側脚部13で離接させることでスイングさ
せ、接極子11の中間に設けた凸部14で可動接片6を
押してスイッチ機構9をオン・オフする形式の薄型で定
格制御容量の大きい電磁継電器である。
【0015】図3は図2の3−3線断面図であり、電磁
継電器1の平面断面を示し、ハウジング2内に励磁コイ
ル3を巻いた門形固定鉄芯4を配置し、この門形固定鉄
芯4の凹部4aに可動接片6及び固定接片7からなるス
イッチ機構9を配置することで、薄型を実現できたこと
を示す。また、電磁継電器1は、基板Pに対して平面的
に実装する平置きの電磁継電器であることを示す。
【0016】図4は図2の4−4線断面図であり、電磁
継電器1の正面断面を示し、可動接片6の支持部6aを
門形固定鉄芯4の他方側脚部13に設け、接極子11の
凸部14を門形固定鉄芯4の他方側脚部13に寄せて形
成し、接極子11の一端11aを他方側脚部13に離接
させる距離Gaに比べ、可動接片6と固定接片7との接
点間距離Saを大きく稼ぐようにしたことを示す。詳細
には、比較例を交えて図6で説明する。
【0017】また、門形固定鉄芯4、スイッチ機構9、
可動接片6の支持部である第1挿入部2d(図1参
照)、固定接片7の支持部である第2挿入部2e(図1
参照)をハウジング2に平面的に配置し、且つ凹部4a
を門形固定鉄芯4の一方側・他方側脚部12,13側か
らみるときに、門形固定鉄芯4の軸線Aにスイッチ機構
9、第1挿入部2d及び第2挿入部2eを略同一高さに
設定したので、電磁継電器をさらに薄型にすることがで
きる。
【0018】以上に述べた電磁継電器1の作用を次に説
明する。図5(a),(b)は本発明に係る電磁継電器
の第1作用説明図であり、電磁継電器1の動きを示す。
(a)において、接極子11の他端11bが門形固定鉄
芯4の他端側脚部13から離れ、スイッチ機構9は開状
態である。(b)において、励磁コイル3(図2参照)
を励磁して接極子11を矢印b1の如くスイングさせ、
門形固定鉄芯4の他端側脚部13に接極子11の他端1
1bを吸着することで、接極子11の凸部14で可動接
片6を押してスイッチ機構9を閉状態にする。
【0019】図6(a),(b)は本発明に係る電磁継
電器の第2作用説明図であり、接極子の移動距離とスイ
ッチ機構の接点間距離との関係を示す。なお、(a)は
実施例を示し、(b)は比較例を示す。(a)におい
て、例えば、接極子11の他端11bを他方側脚部13
に離接させる距離をGa、可動接片6と固定接片7との
接点間距離をSa、接極子11の長さ及び可動接片6の
長さをLa、接極子11の一端11aから凸部14まで
の距離を2La/3、同様に、可動接片6の接点部6c
から作用部6dまでの距離を2La/3、接極子11の
凸部14から他端11bまでの距離をLa/3、同様
に、作用部6dから支持部6aまでの距離をLa/3に
設定すれば、接極子11の長さLaと接極子11の一端
11aから凸部14までの距離2La/3との比が3:
2なので、凸部14が可動接片6の作用部6dを押出す
距離Aは2/3Gaである。そして、可動接片6の長さ
Laと作用部6dから支持部6aまでの距離La/3と
の比が3:1なので可動接片6の接点部6cでは2Ga
/3の3倍になり、接点間距離Saは2Gaになる。す
なわち、接点間距離Saを、接極子11の他端11bを
他方側脚部13に離接させる距離Gaの2倍にすること
ができる。
【0020】電磁継電器1は、接極子11の他端11b
を門形固定鉄芯4の一方側脚部12に接触させ、他方側
脚部13で離接させ、接極子11の凸部14を門形固定
鉄芯4の他方側脚部13に寄せて形成し、接点間距離G
aを大きく稼ぐようにしたものである。換言すれば、可
動接片6の支持部6aと対向する側に接極子11の回転
中心を設け(実施例では、接極子11の一端11a)、
凸部14を可動接片6の支持部6a側に寄せることで、
接点間距離Gaを大きく稼ぐようにしたものである。
【0021】(b)において、比較例の電磁継電器10
0は、可動接片106の支持部106cと接極子111
の回転中心(比較例では、接極子111の他端111
b)とを同一側に設定したものであり、例えば、接極子
111の一端111aを一方側脚部112に離接させる
距離をGb、可動接片106と固定接片107との接点
間距離をSb、接極子111の長さ及び可動接片106
の長さをLb、接極子111の一端111aから凸部1
14までの距離を2Lb/3、同様に、可動接片106
の接点部106cから作用部106dまでの距離を2L
b/3、接極子111の凸部114から他端111bま
での距離をLb/3、同様に、作用部106dから支持
部106aまでの距離をLb/3に設定すれば、凸部1
14が可動接片106を押出す距離BはGb/3であ
る。そして、可動接片106の接点部106cではGb
/3の3倍になり、接点間距離をSbはGbになる。
【0022】すなわち、可動接片106の支持部106
aと接極子111の回転中心(接極子111の他端11
1b)を同一側に設定した場合には、凸部114を接極
子111上のどの部分に設定しても、接極子111の一
端111aを一方側脚部112に離接させる距離Gb
と、可動接片106と固定接片107との接点間距離S
bとは、ほぼ等しいものになる。
【0023】図7は本発明に係る電磁継電器の吸引力特
性及びばね負荷特性を示すグラフであり、横軸は接点間
距離、縦軸はスイッチ機構のばね負荷又は電磁石ブロッ
クの吸引力である。なお、(a)は実施例を示し、
(b)は比較例を示す。(a)において、Paは吸引力
特性、Raばね負荷特性直線であり、図6(a)に示す
電磁継電器1は、接点間距離Gaをほぼ1mm稼いだも
のであり、吸引力特性Paから明らかなように、電磁石
ブロック17(図1参照)の吸引力を10gから70g
の範囲に設定したものである。また、図1に示す可動接
片6が固定接片7に接触する瞬間のばね負荷直線R上の
ばね負荷の値R1と吸引力曲線P上の吸引力P1との差
を所定の範囲内に納めるようにした。可動接片6に過大
な吸引力を加えることなく固定接片7に接触するように
したので、固定接片7に可動接片6を接触させた後の可
動接片6の踊りが少ない。すなわち、後述するように、
バウンス特性を改善させた電磁継電器であると言える。
【0024】(b)において、Pbは吸引力特性、Rb
ばね負荷特性直線であり、図6(b)に示す比較例の電
磁継電器100は、接点間距離をほぼ0.45mm稼い
だものであり、吸引力特性Pbから明らかなように、電
磁石ブロック(不図示)の吸引力を25gから180g
の範囲に設定したものである。
【0025】(a)及び(b)において、電磁継電器1
の接点間距離Gaは、比較例の電磁継電器100の接点
間距離Gbの2倍以上ある。すなわち、電磁継電器1
は、電磁継電器100に比べて定格制御容量を大きい。
また、電磁継電器1の吸引力特性Paは、電磁継電器1
00の吸引力特性Pbに比べ低い範囲に設定したもので
あり、負荷特性直線Raも負荷特性直線Rbに比べ低く
設定したものである。すなわち、電磁継電器1は、消費
電力が小さい電磁継電器であると言える。
【0026】図8は本発明に係る電磁継電器の接点動作
バウンス分布を示すグラフであり、横軸はバウンス時間
T、縦軸はサンプル数Nである。なお、バウンス時間T
とは、図1に示す接極子11が門形固定鉄芯4に吸着す
るときに、接極子11が門形固定鉄芯4にバウンドを繰
り返し、静止状態になるまでの時間である。そして、こ
の時間Tが短いほどバウンス特性が良いことを示し、寿
命の長い電磁継電器である。ここで、白抜き棒グラフは
図6(a)に示す電磁継電器1のバウンス時間Tの分布
を表したものであり、黒塗り棒グラフは図6(b)に示
す比較例の電磁継電器100のバウンス時間Tの分布を
表したものである。なお、電磁継電器1のサンプル数N
aは50であり、電磁継電器100のサンプル数Nbは
50である。
【0027】実施例の電磁継電器1は、バウンス時間が
0.1〜0.5msの範囲に納まり、比較例の電磁継電
器100は、バウンス時間が1.0〜5.0msの範囲
にばらついていることを示す。電磁継電器1は、比較例
の電磁継電器100に比べバウンス特性の優れた寿命の
長い電磁継電器であると言える。また、サンプル数Na
の範囲も狭い範囲に集中したことから、品質のばらつき
の少ない電磁継電器である。
【0028】尚、図3及び図4に示したように、実施例
では、基板Pに対して平面的に実装する平置きの電磁継
電器1について説明したが、これに限るものではなく、
縦置きの電磁継電器であってもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、ハウジング内に門形固定鉄芯を配置
し、この門形固定鉄芯の凹部に可動接片及び固定接片か
らなるスイッチ機構を配置したので、電磁継電器を薄型
にすることができ、例えば、電子式のホットカーペット
などのコントローラに使用することで、これらの機器の
薄型化を図ることができる。励磁コイルを励磁して接極
子をスイングさせ、門形固定鉄芯の両脚部の他端に接極
子の他端を吸着することで、接極子の凸部で可動接片を
押してスイッチ機構をオン・オフさせる。このときに、
接極子の凸部を門形固定鉄芯の両脚部の他方側に寄せて
形成し、接極子の両端のうち両脚部の一方側を一端、両
脚部の他方側を他端と呼ぶときに、接極子の他端を両脚
部の他方に離接させる距離に比べ、可動接片と固定接片
との接点間距離を大きく稼ぐようにしたので、電磁継電
器の定格制御容量を大きく取れることができる。すなわ
ち、薄型で定格制御容量の大きい電磁継電器を実現する
ことができる。
【0030】請求項2は、門形固定鉄芯、スイッチ機
構、可動接片の支持部、固定接片の支持部をハウジング
に平面的に配置し、且つ凹部を門形固定鉄芯の両脚部側
からみるときに、スイッチ機構、可動接片の支持部、固
定接片の支持部を前記門形固定鉄芯の軸線に沿わせて配
したので、電磁継電器をさらに薄型にすることができ
る。
【0031】請求項3は、接極子をコ字状に形成し、門
形固定鉄芯に対向面積を増加させて臨ませて、磁気抵抗
の低減させ吸引力の増大を図ることができ、電磁継電器
の消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁継電器の分解斜視図
【図2】本発明に係る電磁継電器の斜視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】本発明に係る電磁継電器の第1作用説明図
【図6】本発明に係る電磁継電器の第2作用説明図
【図7】本発明に係る電磁継電器の吸引力特性及びばね
負荷特性を示すグラフ
【図8】本発明に係る電磁継電器の接点動作バウンス分
布を示すグラフ
【符号の説明】
1…電磁継電器、2…ハウジング、2d…支持部(第1
挿入部)、2e…支持部(第2挿入孔)、3…励磁コイ
ル、4…門形固定鉄芯、4a…凹部、6…可動接片、6
a…支持部、7…固定接片、9…スイッチ機構、11…
接極子、11a…一端、11b…他端、12…両脚部の
一方(一方側脚部)、13…両脚部の他方(他方側脚
部)、14…凸部、Ga…距離、Sa…接点間距離。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に励磁コイルを巻いた門形
    固定鉄芯を配置し、この門形固定鉄芯の凹部に可動接片
    及び固定接片からなるスイッチ機構を配置し、前記凹部
    をほぼ閉じるように接極子を配置し、この接極子を前記
    門形固定鉄芯の両脚部の一方に接触させ、両脚部の他方
    で離接させることでスイングさせ、接極子の中間に設け
    た凸部で前記可動接片を押出して前記スイッチ機構をオ
    ン・オフする形式の電磁継電器において、 前記可動接片の支持部を門形固定鉄芯の両脚部の他方側
    に設け、前記接極子の凸部を門形固定鉄芯の両脚部の他
    方側に寄せて形成し、接極子の両端のうち前記両脚部の
    一方側を一端、両脚部の他方側を他端と呼ぶときに、
    極子の他端を両脚部の他方に離接させる距離に比べ、可
    動接片と固定接片との接点間距離を大きく稼ぐようにし
    たことを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 前記門形固定鉄芯、スイッチ機構、可動
    接片の支持部、固定接点の支持部を前記ハウジングに平
    面的に配置し、且つ前記凹部を門形固定鉄芯の両脚部側
    からみるときに、前記スイッチ機構、可動接片の支持
    部、固定接片の支持部を前記門形固定鉄芯の軸線に沿わ
    せて設定したことを特徴とする請求項1記載の電磁継電
    器。
  3. 【請求項3】 前記接極子をコ字状に形成し、前記門形
    固定鉄芯に対向面積を増加させて臨ませたことを特徴と
    する請求項1記載の電磁継電器。
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