JPH10289642A - 有極電磁継電器の磁気駆動構造 - Google Patents
有極電磁継電器の磁気駆動構造Info
- Publication number
- JPH10289642A JPH10289642A JP9370197A JP9370197A JPH10289642A JP H10289642 A JPH10289642 A JP H10289642A JP 9370197 A JP9370197 A JP 9370197A JP 9370197 A JP9370197 A JP 9370197A JP H10289642 A JPH10289642 A JP H10289642A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- iron core
- armature
- magnetic pole
- armature block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H51/00—Electromagnetic relays
- H01H51/22—Polarised relays
- H01H51/2209—Polarised relays with rectilinearly movable armature
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H51/00—Electromagnetic relays
- H01H51/22—Polarised relays
- H01H51/2227—Polarised relays in which the movable part comprises at least one permanent magnet, sandwiched between pole-plates, each forming an active air-gap with parts of the stationary magnetic circuit
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 有極電磁継電器の小形化を図る。
【解決手段】 ２枚の接触子プレート４，５を１個の永
久磁石６を使って磁化し、コイル３の励磁により鉄心１
に発生する磁力との磁気作用を用いて、鉄心１の磁極１
ｂ，１ｃの両端面を使って接極子プレート４，５の磁極
部４ｂ，４ｃ，５ｂ，５ｃを選択的に磁気吸着する。
久磁石６を使って磁化し、コイル３の励磁により鉄心１
に発生する磁力との磁気作用を用いて、鉄心１の磁極１
ｂ，１ｃの両端面を使って接極子プレート４，５の磁極
部４ｂ，４ｃ，５ｂ，５ｃを選択的に磁気吸着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、有極電磁継電器の
磁気駆動構造に関する。
磁気駆動構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】実公平１−０３４８３９号公報には、有
極リレー等に用いられる電磁石装置に関する公知例が開
示されている。
極リレー等に用いられる電磁石装置に関する公知例が開
示されている。
【０００３】実公平１−０３４８３９号公報に開示され
た従来例では図５に示されるように、２個の永久磁石６
ａ，６ｂは、中央部が斜めに屈曲した長い接極子４の磁
極部４ａ，４ｂと、２個の短い接極子５ａ，５ｂとに挟
持されて接極子ブロック２が構成されていた。接極子ブ
ロック２は、接極子ブロック２と対向する鉄心１から立
上げられた４本の磁極部１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄ，１ｅ
の間に配設されていた。そしてコイル３の励磁により鉄
心１ａに発生した磁力と永久磁石６ａ，６ｂとの磁気作
用により、接極子ブロック２は、組をなす磁極部１ｂ，
１ｄと１ｃ，１ｅとの間に水平かつ平行に移動する構造
となっていた。
た従来例では図５に示されるように、２個の永久磁石６
ａ，６ｂは、中央部が斜めに屈曲した長い接極子４の磁
極部４ａ，４ｂと、２個の短い接極子５ａ，５ｂとに挟
持されて接極子ブロック２が構成されていた。接極子ブ
ロック２は、接極子ブロック２と対向する鉄心１から立
上げられた４本の磁極部１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄ，１ｅ
の間に配設されていた。そしてコイル３の励磁により鉄
心１ａに発生した磁力と永久磁石６ａ，６ｂとの磁気作
用により、接極子ブロック２は、組をなす磁極部１ｂ，
１ｄと１ｃ，１ｅとの間に水平かつ平行に移動する構造
となっていた。
【０００４】また、特開昭５９−１１４７２２号公報に
は、有極リレーの構造と磁気駆動構造に関する公知例が
開示されている。
は、有極リレーの構造と磁気駆動構造に関する公知例が
開示されている。
【０００５】特開昭５９−１１４７２２号公報に開示さ
れた従来例では図６に示されるように、１個の永久磁石
６の両磁極に接極子４，５が挟持するように密着し、接
極子ブロック２が構成されていた。一方の接極子４は、
永久磁石６との密着部平面に２本の腕部が設けられ、各
腕部が下方に直角に屈曲されて磁極部４ａ，４ｂが設け
られ、他方の接極子５は、接極子４と対称的な形状で磁
極部５ａ，５ｂが設けらた構造となっていた。
れた従来例では図６に示されるように、１個の永久磁石
６の両磁極に接極子４，５が挟持するように密着し、接
極子ブロック２が構成されていた。一方の接極子４は、
永久磁石６との密着部平面に２本の腕部が設けられ、各
腕部が下方に直角に屈曲されて磁極部４ａ，４ｂが設け
られ、他方の接極子５は、接極子４と対称的な形状で磁
極部５ａ，５ｂが設けらた構造となっていた。
【０００６】鉄心１は、接極子ブロック２の４つの磁極
部４ａ，４ｂ，５ａ，５ｂ間に両端部がそれぞれ組み込
まれ、鉄心１に巻回されたコイル３への励磁により接極
子ブロック２が水平かつ平行に移動する構造となってい
た。
部４ａ，４ｂ，５ａ，５ｂ間に両端部がそれぞれ組み込
まれ、鉄心１に巻回されたコイル３への励磁により接極
子ブロック２が水平かつ平行に移動する構造となってい
た。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図５に
示された従来の技術では、使用する部品点数が多く、か
つ、部品の加工が複雑であり、部品の製作コスト及び組
立コストが高いという問題があった。
示された従来の技術では、使用する部品点数が多く、か
つ、部品の加工が複雑であり、部品の製作コスト及び組
立コストが高いという問題があった。
【０００８】その理由は、磁極を反転させ、かつ互いに
対向する構成とするため、従来の技術では、永久磁石を
２個使用する必要があるためである。
対向する構成とするため、従来の技術では、永久磁石を
２個使用する必要があるためである。
【０００９】また、図６に示された従来の技術では、有
極リレーの製品の低背化，小形化，軽量化が困難であ
り、耐振動性能や耐衝撃性能において限界値が小さいと
いう問題があった。
極リレーの製品の低背化，小形化，軽量化が困難であ
り、耐振動性能や耐衝撃性能において限界値が小さいと
いう問題があった。
【００１０】その理由は、接極子ブロックを構成する部
品点数が多くなり、接極子ブロック全体の重量が大きく
なるためである。
品点数が多くなり、接極子ブロック全体の重量が大きく
なるためである。
【００１１】本発明の目的は、有極電磁継電器の磁気駆
動構造を小形，軽量化し、かつ形状の簡素化により、小
形かつ低背で耐振動性能および耐衝撃性能が高く、安価
な有極電磁継電器の磁気駆動構造を提供することにあ
る。
動構造を小形，軽量化し、かつ形状の簡素化により、小
形かつ低背で耐振動性能および耐衝撃性能が高く、安価
な有極電磁継電器の磁気駆動構造を提供することにあ
る。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る有極電磁継電器の磁気駆動構造は、鉄
心と、接極子ブロックとを有する有極電磁継電器の磁気
駆動構造であって、鉄心は、コイルが巻回され、該コイ
ルへの励磁により磁力を帯びる一対の磁極をギャップを
挾んで対向して配置したものであり、接極子ブロック
は、鉄心のギャップに組込まれ、鉄心が帯びる磁力との
磁気作用により鉄心の磁極の両端面に選択的に吸着する
ものである。
め、本発明に係る有極電磁継電器の磁気駆動構造は、鉄
心と、接極子ブロックとを有する有極電磁継電器の磁気
駆動構造であって、鉄心は、コイルが巻回され、該コイ
ルへの励磁により磁力を帯びる一対の磁極をギャップを
挾んで対向して配置したものであり、接極子ブロック
は、鉄心のギャップに組込まれ、鉄心が帯びる磁力との
磁気作用により鉄心の磁極の両端面に選択的に吸着する
ものである。
【００１３】また前記接極子ブロックは、２枚の接極子
プレートと１個の永久磁石との組合せからなり、各接極
子プレートは、両端部に磁極部を有し、各接極子プレー
トの磁極部は、前記鉄心のギャップ部分で屈曲方向が変
更されて前記鉄心の磁極の異なる端面に対面する位置に
配設されたものであり、１個の永久磁石は、２枚の接極
子プレート間に結合され、２枚の接極子プレートを異な
る極性に磁化するものである。
プレートと１個の永久磁石との組合せからなり、各接極
子プレートは、両端部に磁極部を有し、各接極子プレー
トの磁極部は、前記鉄心のギャップ部分で屈曲方向が変
更されて前記鉄心の磁極の異なる端面に対面する位置に
配設されたものであり、１個の永久磁石は、２枚の接極
子プレート間に結合され、２枚の接極子プレートを異な
る極性に磁化するものである。
【００１４】また前記接極子プレートの磁極部は、前記
鉄心の磁極の端面に平行に配設されたものである。
鉄心の磁極の端面に平行に配設されたものである。
【００１５】また前記鉄心に流れる磁束の印加方向を異
ならせて、一対の磁極を交互に異なる極性に磁化するも
のである。
ならせて、一対の磁極を交互に異なる極性に磁化するも
のである。
【００１６】また前記接極子ブロックは、リレー接点を
開閉するものである。
開閉するものである。
【００１７】
【作用】本発明によれば、鉄心の磁極の両端面を使って
接極子ブロックを選択的に磁気吸着する構造であるた
め、接極子ブロックの寸法を縮小して小型化することが
可能となる。
接極子ブロックを選択的に磁気吸着する構造であるた
め、接極子ブロックの寸法を縮小して小型化することが
可能となる。
【００１８】また接触子ブロックは、１個の永久磁石を
使って磁化するものであるため、構造が簡素化され軽量
化を実現することが可能となる。
使って磁化するものであるため、構造が簡素化され軽量
化を実現することが可能となる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
より説明する。
【００２０】図１は、本発明の実施形態に係る有極電磁
継電器の磁気駆動構造を示す斜視図である。
継電器の磁気駆動構造を示す斜視図である。
【００２１】図において、本発明の実施形態に係る有極
電磁継電器の磁気駆動構造は、接極子ブロック２と、コ
イル３を巻回した鉄心１とから構成されている。図２
は、接極子ブロック２の構成と永久磁石６と接極子プレ
ート４と接極子プレート５の形状を示す。
電磁継電器の磁気駆動構造は、接極子ブロック２と、コ
イル３を巻回した鉄心１とから構成されている。図２
は、接極子ブロック２の構成と永久磁石６と接極子プレ
ート４と接極子プレート５の形状を示す。
【００２２】接極子ブロック２は、鉄心１のギャップｇ
内に位置規制して組み込まれるものであり、１個の永久
磁石６と２枚の接極子プレート４及び５とにより構成さ
れている。
内に位置規制して組み込まれるものであり、１個の永久
磁石６と２枚の接極子プレート４及び５とにより構成さ
れている。
【００２３】接極子プレート４は、段曲げ加工により屈
曲方向が鉄心１のギャップｇ部分で変更され、両端の磁
極部４ｂと磁極部４ｃが平行な面内に位置して、鉄心１
の磁極１ｂ，１ｃの異なる端面に対面して配設されてい
る。接極子プレート４の２つの磁極部４ｂと磁極部４ｃ
は、鉄心１の磁極１ｂ，１ｃの異なる端面に選択的に磁
気吸着されるようになっている。
曲方向が鉄心１のギャップｇ部分で変更され、両端の磁
極部４ｂと磁極部４ｃが平行な面内に位置して、鉄心１
の磁極１ｂ，１ｃの異なる端面に対面して配設されてい
る。接極子プレート４の２つの磁極部４ｂと磁極部４ｃ
は、鉄心１の磁極１ｂ，１ｃの異なる端面に選択的に磁
気吸着されるようになっている。
【００２４】接極子プレート５は、屈曲方向が鉄心１の
ギャップｇ部分で変更され、上部平面部５ａの面から磁
極部５ｂと磁極部５ｃを平行となるように垂直曲げ加工
をし、両端の磁極部５ｂと磁極部５ｃが平行な面内に位
置して、鉄心１の磁極１ｂ，１ｃの異なる端面に対面し
て配設されている。接極子プレート５の２つの磁極部５
ｂと磁極部５ｃは、鉄心１の磁極１ｂ，１ｃの異なる端
面に選択的に磁気吸着されるようになっている。
ギャップｇ部分で変更され、上部平面部５ａの面から磁
極部５ｂと磁極部５ｃを平行となるように垂直曲げ加工
をし、両端の磁極部５ｂと磁極部５ｃが平行な面内に位
置して、鉄心１の磁極１ｂ，１ｃの異なる端面に対面し
て配設されている。接極子プレート５の２つの磁極部５
ｂと磁極部５ｃは、鉄心１の磁極１ｂ，１ｃの異なる端
面に選択的に磁気吸着されるようになっている。
【００２５】１個の永久磁石６は、接極子プレート４，
５間に結合され、接極子プレート４，５の磁極面４ｂ，
５ｃと４ｃ，５ｂとを異なる極性に磁化している。
５間に結合され、接極子プレート４，５の磁極面４ｂ，
５ｃと４ｃ，５ｂとを異なる極性に磁化している。
【００２６】鉄心１は、中央部１ａにコイル３が巻回さ
れ、コイル３への励磁により磁力を帯びる一対の磁極１
ｂ，１ｃをギャップｇを挾んで対向して配置している。
れ、コイル３への励磁により磁力を帯びる一対の磁極１
ｂ，１ｃをギャップｇを挾んで対向して配置している。
【００２７】次に、本発明の実施形態の動作について説
明する。図３および図４は、本発明の実施形態に係る有
極電磁継電器の磁気回路動作と、継電器としての動作形
態を示す図で、図３は復旧時、図４は動作時における磁
束の流れと接点の切替えの形態を示すものである。
明する。図３および図４は、本発明の実施形態に係る有
極電磁継電器の磁気回路動作と、継電器としての動作形
態を示す図で、図３は復旧時、図４は動作時における磁
束の流れと接点の切替えの形態を示すものである。
【００２８】図３に示す復旧時は、永久磁石６の磁束１
１ａは矢印のように流れる。すなわち、永久磁石６の磁
束１１ａは、永久磁石６のＮ極から接極子プレート４の
磁極部４ｂ及び鉄心１の磁極１ｂを通過し、さらに鉄心
１の中央部１ａ及び磁極１ｃを経て接極子プレート５の
磁極部５ｃ及び磁極部５ｂを通過して永久磁石６のＳ極
に至る。そのため、接極子プレート４の磁極部４ｂは鉄
心１の磁極１ｂに磁気吸着し、接極子プレート５の磁極
部５ｃは鉄心１の磁極１ｃに磁気吸着する。
１ａは矢印のように流れる。すなわち、永久磁石６の磁
束１１ａは、永久磁石６のＮ極から接極子プレート４の
磁極部４ｂ及び鉄心１の磁極１ｂを通過し、さらに鉄心
１の中央部１ａ及び磁極１ｃを経て接極子プレート５の
磁極部５ｃ及び磁極部５ｂを通過して永久磁石６のＳ極
に至る。そのため、接極子プレート４の磁極部４ｂは鉄
心１の磁極１ｂに磁気吸着し、接極子プレート５の磁極
部５ｃは鉄心１の磁極１ｃに磁気吸着する。
【００２９】さらに図３において、コイル３に、永久磁
石６により発生する磁束１１ａの流れと同一方向への流
れの磁束を励磁させるように電圧を印加すると、接極子
プレート４の磁極部４ｂと鉄心１の磁極１ｂ、さらに接
極子プレート５の磁極部５ｃと鉄心１の磁極１ｃとの吸
引力はさらに増加する。
石６により発生する磁束１１ａの流れと同一方向への流
れの磁束を励磁させるように電圧を印加すると、接極子
プレート４の磁極部４ｂと鉄心１の磁極１ｂ、さらに接
極子プレート５の磁極部５ｃと鉄心１の磁極１ｃとの吸
引力はさらに増加する。
【００３０】ここで、接極子ブロック２には、樹脂形成
品の絶縁体からなるばね保持部７が密着するように固定
されている。さらに、ばね保持部７は、可動ばね８の中
心部を保持している。可動ばね８は両端部にて固定接点
９ａと９ｂと接触し、電気的に固定接点９ａと９ｂを短
絡させている。この場合、固定接点１０ａと１０ｂは、
開放されている。ここに、ばね保持部７，可動ばね８，
固定接点９ａ，９ｂ，固定接点１０ａ，１０ｂ等により
リレー接点が構成されている。
品の絶縁体からなるばね保持部７が密着するように固定
されている。さらに、ばね保持部７は、可動ばね８の中
心部を保持している。可動ばね８は両端部にて固定接点
９ａと９ｂと接触し、電気的に固定接点９ａと９ｂを短
絡させている。この場合、固定接点１０ａと１０ｂは、
開放されている。ここに、ばね保持部７，可動ばね８，
固定接点９ａ，９ｂ，固定接点１０ａ，１０ｂ等により
リレー接点が構成されている。
【００３１】図３に示す復旧状態から図４に示すよう
に、コイル３に図３と逆転した電圧を印加すると、鉄心
１には図３での励磁と逆の磁束が流れ、鉄心１の磁極１
ｂがＮ極に、磁極１ｃをＳ極となるため、接極子ブロッ
ク２の磁極部５ｂのＳ極は鉄心１の磁極１ｂのＮ極と吸
引し合い、接極子ブロック２の磁極部４ｃのＮ極は鉄心
１の磁極１ｃのＳ極を吸引し合う。
に、コイル３に図３と逆転した電圧を印加すると、鉄心
１には図３での励磁と逆の磁束が流れ、鉄心１の磁極１
ｂがＮ極に、磁極１ｃをＳ極となるため、接極子ブロッ
ク２の磁極部５ｂのＳ極は鉄心１の磁極１ｂのＮ極と吸
引し合い、接極子ブロック２の磁極部４ｃのＮ極は鉄心
１の磁極１ｃのＳ極を吸引し合う。
【００３２】また、接極子ブロック２の磁極部４ｂのＮ
極は鉄心１の磁極１ｂのＮ極と反発し合い、接極子ブロ
ック２の磁極部５ｃのＳ極は鉄心１の磁極１ｃと反発し
合い、最終的には接極子ブロック２は平行に移動し、接
極子ブロック２の磁極部５ｂと鉄心１の磁極１ｂが密着
し、かつ接極子ブロック２の磁極部４ｃと鉄心１の磁極
面１ｃが密着する。
極は鉄心１の磁極１ｂのＮ極と反発し合い、接極子ブロ
ック２の磁極部５ｃのＳ極は鉄心１の磁極１ｃと反発し
合い、最終的には接極子ブロック２は平行に移動し、接
極子ブロック２の磁極部５ｂと鉄心１の磁極１ｂが密着
し、かつ接極子ブロック２の磁極部４ｃと鉄心１の磁極
面１ｃが密着する。
【００３３】上述した接極子ブロック２の平行移動に伴
い、接極子ブロック２のばね保持部７に保持されている
可動ばね８は、固定接点９ａと９ｂから離れ、固定接点
１０ａと１０ｂに切替り、固定接点１０ａと１０ｂを短
絡させる。
い、接極子ブロック２のばね保持部７に保持されている
可動ばね８は、固定接点９ａと９ｂから離れ、固定接点
１０ａと１０ｂに切替り、固定接点１０ａと１０ｂを短
絡させる。
【００３４】また上述した接極子ブロック２の平行移動
により、図４に示すように磁気回路の磁束１１ｂは、矢
印のように流れ、永久磁石６のＮ極から接極子プレート
４の磁極部４ｃ及び鉄心１の磁極１ｃを通過し、さらに
鉄心１の中央部１ａ及び磁極１ｂを経て接極子プレート
５の磁極部５ｂに流れ、永久磁石６のＳ極への閉じた磁
気回路を形成する。
により、図４に示すように磁気回路の磁束１１ｂは、矢
印のように流れ、永久磁石６のＮ極から接極子プレート
４の磁極部４ｃ及び鉄心１の磁極１ｃを通過し、さらに
鉄心１の中央部１ａ及び磁極１ｂを経て接極子プレート
５の磁極部５ｂに流れ、永久磁石６のＳ極への閉じた磁
気回路を形成する。
【００３５】図４の動作状態から図３の復旧状態にする
ためには、上述したコイル３への励磁を図３に示す極性
にて電圧を印加すればよい。または、コイル３の巻回の
方向を右巻回と左巻回としておき、動作時と復旧時にそ
れぞれ同一方向の電流を流すことにより、磁束の流れを
切替えることが可能である。
ためには、上述したコイル３への励磁を図３に示す極性
にて電圧を印加すればよい。または、コイル３の巻回の
方向を右巻回と左巻回としておき、動作時と復旧時にそ
れぞれ同一方向の電流を流すことにより、磁束の流れを
切替えることが可能である。
【００３６】図３または図４に示す状態でコイル３の励
磁を切っても、図の矢印で示す安定した磁気回路が閉じ
た形で形成されるため、接極子ブロック２はそれぞれの
状態で保持され、自己保持型の電磁継電器が可能とな
る。
磁を切っても、図の矢印で示す安定した磁気回路が閉じ
た形で形成されるため、接極子ブロック２はそれぞれの
状態で保持され、自己保持型の電磁継電器が可能とな
る。
【００３７】また、動作時における接極子ブロック２の
磁極部５ｂと鉄心１の磁極１ｂ、接極子ブロック２の磁
極部４ｃと鉄心１の磁極１ｃとの密着部の間に非磁性体
であるステンレス等をはり合せておくことにより、磁気
的なギャップが大きくして吸引力を低下させ、コイルの
励磁がない場合に復旧する電流保持型の継電器も可能で
ある。
磁極部５ｂと鉄心１の磁極１ｂ、接極子ブロック２の磁
極部４ｃと鉄心１の磁極１ｃとの密着部の間に非磁性体
であるステンレス等をはり合せておくことにより、磁気
的なギャップが大きくして吸引力を低下させ、コイルの
励磁がない場合に復旧する電流保持型の継電器も可能で
ある。
【００３８】また、上述したような非磁性体を使用せず
とも、接極子ブロック２のいずれかの磁極部の一部に凸
部となるプロジェクションを加えることによっても、同
様の効果が得られる。
とも、接極子ブロック２のいずれかの磁極部の一部に凸
部となるプロジェクションを加えることによっても、同
様の効果が得られる。
【００３９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鉄
心の磁極の両端面を使って接極子ブロックの磁極部を選
択的に磁気吸着する構造であるため、接極子ブロックの
寸法を縮小して小型化することできるばかりでなく、部
品点数を少なくして個片及び組立に要するコストを安価
にすることができる。
心の磁極の両端面を使って接極子ブロックの磁極部を選
択的に磁気吸着する構造であるため、接極子ブロックの
寸法を縮小して小型化することできるばかりでなく、部
品点数を少なくして個片及び組立に要するコストを安価
にすることができる。
【００４０】また接触子ブロックは、１個の永久磁石を
使って磁化するものであるため、構造が簡素化され軽量
化を実現することができる。
使って磁化するものであるため、構造が簡素化され軽量
化を実現することができる。
【００４１】さらに、接極子ブロックの小形化と部品点
数の低減化により、重量の軽量化を図り、質量に逆比例
する耐振動，衝撃性を向上させて、動作速度を速くする
ことができる。
数の低減化により、重量の軽量化を図り、質量に逆比例
する耐振動，衝撃性を向上させて、動作速度を速くする
ことができる。
【図１】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図２】本発明の実施形態を示す分解斜視図である。
【図３】本発明の復旧時の磁束の流れと接点の切替え形
態を示す図である。
態を示す図である。
【図４】本発明の動作時の磁束の流れと接点の切替え形
態を示す図である。
態を示す図である。
【図５】従来の電磁石装置を示す斜視図である。
【図６】従来の電磁石装置を示す斜視図である。
１ 鉄心 １ｂ，１ｃ 鉄心の磁極 ２ 接極子ブロック ３ コイル ４ 接極子プレート ４ｂ，４ｃ 接極子プレートの磁極部 ５ 接極子プレート ５ｂ，５ｃ 接極子プレートの磁極部 ６ 永久磁石 ７ ばね保持部 ８ 可動ばね ９ａ，９ｂ 固定接点（ブレーク側） １０ａ，１０ｂ 固定接点（メーク側） １１ａ，１１ｂ 磁束の流れ
Claims (5)
- 【請求項１】 鉄心と、接極子ブロックとを有する有極
電磁継電器の磁気駆動構造であって、 鉄心は、コイルが巻回され、該コイルへの励磁により磁
力を帯びる一対の磁極をギャップを挾んで対向して配置
したものであり、 接極子ブロックは、鉄心のギャップに組込まれ、鉄心が
帯びる磁力との磁気作用により鉄心の磁極の両端面に選
択的に吸着するものであることを特徴とする有極電磁継
電器の磁気駆動構造。 - 【請求項２】 前記接極子ブロックは、２枚の接極子プ
レートと１個の永久磁石との組合せからなり、 各接極子プレートは、両端部に磁極部を有し、 各接極子プレートの磁極部は、前記鉄心のギャップ部分
で屈曲方向が変更されて前記鉄心の磁極の異なる端面に
対面する位置に配設されたものであり、 １個の永久磁石は、２枚の接極子プレート間に結合さ
れ、２枚の接極子プレートを異なる極性に磁化するもの
であることを特徴とする請求項１に記載の有極電磁継電
器の磁気駆動構造。 - 【請求項３】 前記接極子プレートの磁極部は、前記鉄
心の磁極の端面に平行に配設されたものであることを特
徴とする請求項１又は２に記載の有極電磁継電器の磁気
駆動構造。 - 【請求項４】 前記鉄心に流れる磁束の方向を異ならせ
て、一対の磁極を交互に異なる極性に磁化するものであ
ることを特徴とする請求項１に記載の有極電磁継電器の
磁気駆動構造。 - 【請求項５】 前記接極子ブロックは、リレー接点を開
閉するものであることを特徴とする請求項１，２又は３
に記載の有極電磁継電器の磁気駆動構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9370197A JPH10289642A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 有極電磁継電器の磁気駆動構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9370197A JPH10289642A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 有極電磁継電器の磁気駆動構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10289642A true JPH10289642A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14089717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9370197A Pending JPH10289642A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 有極電磁継電器の磁気駆動構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10289642A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101969012A (zh) * | 2009-07-28 | 2011-02-09 | 李明 | 一种直动式磁保持磁路部件 |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9370197A patent/JPH10289642A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101969012A (zh) * | 2009-07-28 | 2011-02-09 | 李明 | 一种直动式磁保持磁路部件 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH10289642A (ja) | 有極電磁継電器の磁気駆動構造 | |
| JP2598611B2 (ja) | シングルステイブル型有極電磁石 | |
| JPH06283088A (ja) | 電磁継電器 | |
| JP2805918B2 (ja) | 有極電磁継電器 | |
| JPH05174691A (ja) | シーソーバランス型有極継電器 | |
| JP2003016882A (ja) | 電力用開閉装置の操作装置 | |
| JPH0343683Y2 (ja) | ||
| JP2755364B2 (ja) | 回転支点型有極電磁石およびこれを組込んだ回転支点型有極リレー | |
| EP0127309B2 (en) | Monostable type relay | |
| JP3409382B2 (ja) | 有極リレー | |
| JP2601997B2 (ja) | シングルステイブル型有極電磁石 | |
| JPH0316264Y2 (ja) | ||
| JPH0446357Y2 (ja) | ||
| JPH0440251Y2 (ja) | ||
| JP2634768B2 (ja) | シングルステイブル型有極電磁石 | |
| JP3009708U (ja) | シングルステイブル型有極電磁石 | |
| JPH0117798Y2 (ja) | ||
| JPH0481843B2 (ja) | ||
| JPH03265103A (ja) | 単安定電磁石 | |
| JPH02197105A (ja) | 有極電磁石 | |
| JPS6380434A (ja) | 電磁リレ− | |
| JPH03196505A (ja) | 単安定電磁石 | |
| JPH03196504A (ja) | 単安定電磁石 | |
| JPS6311731B2 (ja) | ||
| JPH0917309A (ja) | 電磁リレー |