JPH089882Y2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH089882Y2
JPH089882Y2 JP1988023418U JP2341888U JPH089882Y2 JP H089882 Y2 JPH089882 Y2 JP H089882Y2 JP 1988023418 U JP1988023418 U JP 1988023418U JP 2341888 U JP2341888 U JP 2341888U JP H089882 Y2 JPH089882 Y2 JP H089882Y2
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JP
Japan
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exciting coil
iron core
yoke
opening
coil
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JP1988023418U
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JPH01127156U (ja
Inventor
秀夫 久本
明 竹内
孝信 田中
満 富田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、開閉装置を電磁装置にて駆動するようにし
た回路遮断器に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の回路遮断器としては、電路を開閉する
開閉接点に直列接続された筒状の励磁コイル内にオイル
ダッシュポット機構よりなる遅延動作手段が組み込まれ
た鉄芯を筒状の励磁コイルに貫挿し、鉄芯の一端をL字
型のヨークの水平片に結合してコ字型の磁気回路を形成
し、一端がヨークの垂直片の先端に回動自在に取着され
自由端が開閉装置のラッチ引き外しレバーに係合自在な
可動鉄片の中央部を鉄芯の他端に吸着自在にして電磁装
置を形成し、この電磁装置および開閉装置をハウジング
内に併置したものがあった。また、励磁コイルの一方の
コイル端子が接続される入力端子とヨークとを一体形成
して部品点数を少なくし、励磁コイルの他方のコイル端
子と開閉接点とを編素線を介して接続していた。一方、
回路遮断器を小形化するために、励磁コイルと編組線と
の接続は、鉄芯の励磁コイルから突出した部分の側方に
形成されるデッドスペースを利用して行なわれていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来例にあっては、編組線が、
入力端子、ヨーク、あるいは鉄芯に接触し、励磁コイル
に流れるべき電流が分流されて誤動作する場合があると
いう問題があった。
本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、編組線が入力端子、ヨーク、ある
いは鉄芯に接触するのを防止して、励磁コイルに流れる
べき電流が分流されることによる誤動作を防止できる回
路遮断器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の回路遮断器は、電路を開閉する開閉接点に直
列接続された筒状の励磁コイル内にオイルダッシュポッ
ト機構よりなる遅延動作手段が組み込まれた鉄芯を筒状
の励磁コイルに貫挿し、鉄芯の一端をL字型のヨークの
水平片に結合してコ字型の磁気回路を形成し、一端がヨ
ークの垂直片の先端に回動自在に取着され自由端が開閉
装置のラッチ引き外しレバーに係合自在な可動鉄片の中
央部を鉄芯の他端に吸着自在にした電磁装置と、開閉装
置とをハウジング内に併置するとともに、励磁コイルの
一方のコイル端子が接続される入力端子とヨークの垂直
片とを一体形成し、励磁コイルの他方のコイル端子と開
閉接点とを編組線を介して接続した回路遮断器におい
て、励磁コイルから突出した鉄芯の一端部の開閉装置側
を包囲する隔壁をハウジングの底面から突設し、開閉接
点に編組線を介して接続される励磁コイルの他方のコイ
ル端子を隔壁の開閉装置側に設けるとともに、ヨークの
水平片を隔壁の入力端子側に設けたことを特徴とする。
[作用] 本考案は上述のように形成されており、ハウジングの
底面から隔壁を突設し、この隔壁にて励磁コイルから突
出した鉄芯の一端部の開閉装置側を包囲するようにし、
開閉接点に編組線を介して接続される励磁コイルの他方
のコイル端子を隔壁の開閉装置側に設けるとともに、ヨ
ークの水平片を隔壁の入力端子側に設けたので、編組線
が入力端子、ヨーク、あるいは鉄芯に接触するのを防止
して、励磁コイルに流れるべき電流が分流されることに
よる誤動作を防止できるようになっている。
[実施例] 第1図乃至第5図は本考案一実施例を示すもので、ボ
デイ12aおよびカバー12bよりなるハウジング12内にトリ
ップ機構を具備した開閉装置Aと、電磁装置Bとが収納
され、入出力端子(電源側、負荷側端子)13a,13b間に
過大な負荷電流が流れたとき電磁装置Bが動作し、電磁
装置Bの可動鉄片4の先端で開閉装置Aのトリップ機構
のラッチ引き外しレバー14を下方に押圧してトリップ動
作が行なわれ、電路に挿入されている開閉接点10が開放
されるようになっている。なお、開閉装置Aの接点開閉
操作およびトリップ状態の解除はハンドル15によって行
なわれるようになっている。ところで、電磁装置Bは、
励磁コイル1が巻装された鉄芯2の一端をL字型のヨー
ク3の水平片3aに結合してコ字型の磁気回路が形成され
ており、鉄芯2として、オイルダッシュポット機構より
なる遅延動作手段が組み込まれたものが用いられてい
る。すなわち、鉄芯2は、オイルが充填された筒体内に
固定鉄芯2aと可動鉄芯2bをコイルばね2cを介して対向さ
せており、励磁コイル1に流れる負荷電流が増加する
と、可動鉄芯2bが固定鉄芯2a側に引き寄せられ(励磁コ
イル1内に吸い込まれ)、予め設定された値以上の負荷
電流が一定時間以上流れ続けたときに可動鉄片4を吸着
できる磁気吸引力が生じるようにしている。一方、可動
鉄片4は、一端部に穿設された係合孔5aをヨーク3の垂
直片3bの先端に設けられた係合突起5bに係合して回動自
在に取着され、自由端が開閉装置Aのトリップ機構のラ
ッチ引き外しレバー14に係合自在になっており、中央部
が鉄芯2の他端に吸着自在になっている。また、可動鉄
片4とヨーク3との間に介装される復帰ばね7は、可動
鉄片4の係合突起5aの先端部に設けられた引っ掛け部8a
と、可動鉄片4の先端に設けられた引っ掛け部8bとの間
に介装されるコイルばねにて形成されている。また、可
動鉄片4の係合孔5aの両側には適当な曲率をもって折り
曲げられた折り曲げ部6が設けられており、この折り曲
げ部6の丸角部をヨーク3の垂直片3bの内面に当接させ
て回動枢支部を形成することにより、可動鉄片4の回動
がスムーズに且つ安定に行えるようにしている。さら
に、可動鉄片4の吸着面と反対がわ面には、ハウジング
12より復帰ばね7の両側方に突設された一対の規制リブ
9が当接され、可動鉄片4の浮き上がり防止が図られて
いる。
また、本考案に係る回路遮断器にあっては、励磁コイ
ル1の一方のコイル端子1aが接続される入力端子13aと
ヨーク3の垂直片とを一体形成し、励磁コイル1の他方
のコイル端子1bと開閉接点10とを編組線10aを介して接
続している。また、励磁コイル1から突出した鉄芯2の
一端部の開閉装置A側を包囲する隔壁16をハウジング12
のボデイ12aの底面から突設し、開閉接点10に編組線10a
を介して接続される励磁コイル1の他方のコイル端子1b
を隔壁16の開閉装置A側に設け、かつヨーク3の水平片
3aを隔壁16に対して入力端子13a側に設けている。さら
にまた、実施例にあっては、隔壁16の上端にヨーク3の
水平片3aの先端部が係合される係合段部17が設けられて
いる。
以下、実施例の動作について説明する。いま、電磁装
置Bの可動鉄片4とヨーク3との間には、復帰ばね7が
介装されており、励磁コイル1に過電流が一定時間以上
流れたとき、可動鉄片4が復帰ばね7のばね力に抗して
鉄芯2に吸着され、可動鉄片4の自由端に係合自在な開
閉機構Aのトリップ機構のラッチ引き外しレバー14を下
方に押圧してトリップ動作が行なわれ、電路に挿入され
ている開閉接点10が開放される。一方、励磁コイル1に
過電流が流れないかぎり、可動鉄片4は鉄芯2に吸着さ
れることはなく、復帰ばね7によって不動作位置に保持
されている。
また、開閉接点10に編組線10aを介して接続される励
磁コイル1の他方のコイル端子1bと、励磁コイル1から
突出している鉄芯2の一方の端部との間に隔壁16を設け
ているので、編組線10aが鉄芯2に接触することがな
く、またヨーク3の水平片3aを隔壁16に対して入力端子
13a側に設けているので、編組線10aがヨーク3や入力端
子13aに接触することもない。したがって、励磁コイル
1に流れるべき電流が分流されて誤動作することがな
い。また、鉄芯2の励磁コイル1から突出した部分の側
方にデッドスペースが形成されることがなく、小形の回
路遮断器を実現できる。さらに、実施例にあっては、隔
壁16の上端にL字型のヨーク3の水平片3aの先端が係合
される係合段部17を設けているので、電磁装置Bの位置
決めが簡単、且つ確実に行えるようになっている。
[考案の効果] 本考案は上述のように形成されており、ハウジングの
底面から隔壁を突設し、この隔壁にて励磁コイルから突
出した鉄芯の一端部の開閉装置側を包囲するようにし、
開閉接点に編組線を介して接続される励磁コイルの他方
のコイル端子を隔壁の開閉装置側に設けるとともに、ヨ
ークの水平片を隔壁の入力端子側に設けたので、編組線
が入力端子、ヨーク、あるいは鉄芯に接触するのを防止
して、励磁コイルに流れるべき電流が分流されることに
よる誤動作を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の断面図、第2図は同上の一部
切欠上面図、第3図および第4図は同上の要部分解斜視
図、第5図は同上の要部断面図である。 Aは開閉装置、Bは電磁装置、1は励磁コイル、1a,1b
はコイル端子、2は鉄芯、3はヨーク、4は可動鉄片、
7は復帰ばね、10は開閉接点、10aは編素線、12はハウ
ジング、13aは入力端子、16は隔壁、17は係合段部であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 富田 満 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭49−103958(JP,U) 実公 昭59−21494(JP,Y1) 実公 昭57−49298(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電路を開閉する開閉接点に直列接続された
    筒状の励磁コイル内に、オイルダッシュポット機構より
    なる遅延動作手段が組み込まれた鉄芯を貫挿し、鉄芯の
    一端をL字型のヨークの水平片に結合してコ字型の磁気
    回路を形成し、一端がヨークの垂直片の先端に回動自在
    に取着され自由端が開閉装置のラッチ引き外しレバーに
    係合自在な可動鉄片の中央部を鉄芯の他端に吸着自在に
    した電磁装置と、開閉装置とをハウジング内に併置する
    とともに、励磁コイルの一方のコイル端子が接続される
    入力端子とヨークの垂直片とを一体形成し、励磁コイル
    の他方のコイル端子と開閉接点とを編組線を介して接続
    した回路遮断器において、励磁コイルから突出した鉄芯
    の一端部の開閉装置側を包囲する隔壁をハウジングの底
    面から突設し、開閉接点に編組線を介して接続される励
    磁コイルの他方のコイル端子を隔壁の開閉装置側に設け
    るとともに、ヨークの水平片を隔壁の入力端子側に設け
    たことを特徴とする回路遮断器。
JP1988023418U 1988-02-24 1988-02-24 回路遮断器 Expired - Lifetime JPH089882Y2 (ja)

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JPH01127156U JPH01127156U (ja) 1989-08-30
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JPS5921494U (ja) * 1982-07-29 1984-02-09 大阪瓦斯株式会社 溶解炉の棚吊り防止装置

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