JP2528657Y2 - 電磁機器の整流器固定装置 - Google Patents

電磁機器の整流器固定装置

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JP2528657Y2
JP2528657Y2 JP1991017463U JP1746391U JP2528657Y2 JP 2528657 Y2 JP2528657 Y2 JP 2528657Y2 JP 1991017463 U JP1991017463 U JP 1991017463U JP 1746391 U JP1746391 U JP 1746391U JP 2528657 Y2 JP2528657 Y2 JP 2528657Y2
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coil frame
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孝史 小倉
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電磁接触器等の電磁
機器の整流器固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流駆動の電磁石を有する電磁機器で
は、交流を直流に変換する整流器が必要である。従来、
第9図に示すように電磁石104のコイル枠100の端
部の可動部101の周辺の凹部102に整流器103を
配設することが考えられた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、整流器103
をリード線により配線していただけのため、振動・衝撃
に弱く、整流器103の振動等により整流器103が電
磁石104の可動部101に接触するおそれがあり、し
かも狭いスペースのため整流器103を組込む作業がし
にくいという欠点があった。
【0004】したがって、この考案の目的は、組立の作
業性がよく、振動・衝撃に強く、支障なく可動部の近傍
のスペースを有効利用することができる電磁機器の整流
器固定装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の電磁機器の整
流器固定装置は、入力電極部およびこの入力電極部に電
気的に接続された整流器を有する基板と、この基板をこ
の基板の厚み方向に位置決め嵌合させる凹部を端部に有
するとともに前記入力電極部に板状の厚み方向の面が
続される塑性変形可能なコイル端子を取付けたコイル枠
と、このコイル枠を収納する収納部を有し前記コイル枠
の前記凹部側の端部に対向し得る内壁面からなる抜止め
部により前記基板を前記凹部に位置決め嵌合させた状態
で抜止めするケースとを備えたものである。
【0006】
【作用】この考案の構成によれば、整流器の基板の入力
電極部をコイル端子に接続するとともに基板を凹部内に
位置決めし、コイル枠をケースに収納すると抜止め部に
より基板が凹部から抜止めされる。この場合、コイル枠
の凹部に基板を固定し、コイル枠をケースに収納するこ
とにより基板の組み込みが容易にでき、またコイル端子
が塑性変形可能であることによりコイル端子の先端部を
コイル枠から突出させて入力電極部を接続した後基板を
凹部に収納することができるとともに固定具を必要とし
ないので組立の作業性がよく、また基板が凹部に位置決
め嵌合されるので振動・衝撃に強く、さらにコイル枠の
凹部に基板をその厚み方向に収納できるとともに、基板
の入力電極部に板状のコイル端子をその厚み方向に接続
できるので、たとえばケースの大きさをコイル枠に略等
しい大きさにする等の省スペース化が図れ、しかもコイ
ル枠の可動部の近傍のスペースを支障なく有効に利用す
ることができる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を第1図ないし第8図に
より説明する。すなわち、この電磁機器である電磁接触
器の整流器固定装置は、整流器1と、コイル枠2と、ケ
ース3とを有する。整流器1は、入力電極部4を設けた
基板5を有する。実施例は第4図に示すように全波整流
用の素子11と、サージ吸収素子12とを並列に接続し
ている。13は出力部である。また基板5の形状は第3
図に示すように略L字形であり、その一片の両端に入力
電極部4を設け、他片に素子11を実装し、さらに一片
の他片と対向するように他片との間に所定の間隔をおい
て一片側にサージ吸収素子12を実装している。14は
基板5の裏面側に配線されるパターンである。そして前
記一片の入力電極部4を有する両端部の端面15および
両側面16を位置決め部としている。
【0008】コイル枠2は、基板5を位置決め嵌合させ
る凹部9を端部に有するとともに入力電極部4に接続さ
れる塑性変形可能なコイル端子7を取付けている。実施
例ではコイル枠2の端部の可動部17の周辺となる両側
および下側のスペースを有効に利用できるように、整流
器1の基板5およびサージ吸収素子12からなる全体の
形状が前記のように設定されている。またコイル枠2の
凹部9を形成する両側壁18の前面にコイル端子収納用
縦溝19を形成し、凹部9側の側壁20の前側に切欠凹
部21を形成し、その凹部9に基板5を挿入する際の端
面15を側壁20の内面に当接し、側面16を切欠21
の内縁部および凹部9の下面22に当接して基板5の平
面と平行な2方向の位置決めが行われる。またコイル端
子収納用縦溝19の上端部には第2図に示すように横ス
リット23を形成するとともにコイル枠2の上端に開口
する孔24を連通し、孔24に導電性のコイルばね25
を収納している。コイル端子7は帯板状であり、先端部
にフック6が折曲され、基端部8は広幅の平板が傾斜す
るように折曲され、この基端部8が横スリット23に圧
入されて保持され、孔24に挿入されたコイルばね25
の下端が基端部8に接触するように載置されコイルばね
25の上端部がコイル枠2の上面より突出している。コ
イル端子7は基端部8が傾斜しているため、第5図に示
すように先端部のフック6はコイル枠2より外方に突出
している。この状態でフック6に基板5の入力電極部4
を引掛けて支持させその状態ではんだ付けする。またコ
イル枠2に巻装されているコイル27の端末27aと整
流器1の出力部13とが第2図のようにはんだ付けされ
る。そしてコイル端子7を塑性変形してコイル端子収納
縦溝19内に押し込み基板5を凹部9内に収納し位置決
めさせる。これにより基板5のがたつきが防止される。
この場合、コイル端子7の中間部に広幅部26を有して
広幅部26がコイル端子収納縦溝19に圧入されて収納
状態が保持される。
【0009】コイル枠2は電磁石の全体を保持するもの
で、第7図および第8図に示すように、コイル枠2の中
空部を貫通する可動部17と、コイル枠2の外周に巻装
されたコイル37と、コイル枠2の両側に固定された内
ヨーク28と、内ヨーク28に磁極N,Sの一方が吸着
された永久磁石29と、永久磁石29の磁極N,Sの他
方に吸着された外ヨーク30と、可動部17の一端に設
けられて内ヨーク28と外ヨーク30の端部との間に位
置する接極子31とを有する。またコイル枠2の可動部
17側の端部の凹部9の上端側の軸支部32に反転レバ
ー33の軸部34が軸支され、その下端40が可動部1
7の端部に嵌合されている。
【0010】ケース3は、コイル枠2を収納する収納部
35を有し基板5を凹部9から抜止めする抜止め部10
を有する。抜止め部10は内壁面を実施例とし、コイル
枠2の凹部9が内壁面に接近するようにコイル枠2がケ
ース3に収納されている。36はコイル枠2の傾き調整
部材であり、収納部35の底面とコイル枠2の下面の一
端との間に介在されてコイル枠2のケース3に対する傾
きが調整される。またケース3の上端の開口の縁部に引
掛穴37を有し、引掛穴37に引っ掛かる係止突起38
を有する接点ブロック39がケース3の開口を塞ぐよう
にケース3に取付けられている。接点ブロック39は中
央に可動枠収納部41を有し、可動枠収納部41に突出
する固定接点42を有する端子群43をその両側に配設
し、端子群43の一端に外部接続用コイル端子44を配
設し、この外部接続用コイル端子44の下面が接点ブロ
ック39の取付時にコイルばね25の上端に弾接するこ
とにより外部接続用コイル端子44とコイルばね25が
電気接続されている。これにより外部接続用コイル端子
44がコイルばね25を介してコイル端子7に接続さ
れ、さらに整流器1を介してコイル27に接続されたこ
ととなる。
【0011】また可動接点45を両側に突出した可動枠
46が可動枠収納部41に摺動自在に収納されて可動接
点45が固定接点42に接離可能に対向し、可動枠46
はその一端に反転レバー33の上端47に係合する係合
凹部48を形成し、他端は復帰ばね49で復帰付勢され
ている。50は可動枠収納部41の上面を塞ぎ可動枠4
6の上面をガイドする中カバー、51は端子カバーであ
る。
【0012】この電磁接触器は、無励磁の時は復帰ばね
49および永久磁石29の作用により接極子31が内ヨ
ーク28に吸引されている。外部接続用コイル端子4
4、コイルばね25、コイル端子7、整流器1を通して
コイル27に通電されると接極子31が外ヨーク30に
吸引されるように可動部17が動作する。これにより反
転レバー33が回動し、可動枠46が動作し、可動接点
45が固定接点42に対して接離する。
【0013】この実施例によれば、整流器1の基板5の
入力電極部4をコイル端子7に接続するとともに基板5
を凹部9内に位置決めし、コイル枠2をケース3に収納
すると抜止め部10により基板5が凹部9から抜止めさ
れる。この場合、コイル枠2の凹部9に基板5を固定
し、コイル枠2をケース3に収納することにより基板5
の組み込みが容易にでき、またコイル端子7が塑性変形
可能であることによりコイル端子7の先端部をコイル枠
2から突出させて入力電極部4を接続した後基板5を凹
部9に収納することができるとともに固定具を必要とし
ないので組立の作業性がよく、また基板5が凹部9に位
置決め嵌合されるので振動・衝撃に強く、さらにコイル
枠2の凹部9に基板5をその厚み方向に収納できるとと
もに、基板5の入力電極部4に板状のコイル端子7をそ
の厚み方向に接続できるので、たとえばケース3の大き
さをコイル枠2に略等しい大きさにする等の省スペース
化が図れ、しかもコイル枠2の可動部17の近傍のスペ
ースを支障なく有効に利用することができる。
【0014】この考案の電磁機器の整流器固定装置は、
コイル枠の凹部に基板を固定し、コイル枠をケースに収
納することにより基板の組み込みが容易にでき、また
イル端子が塑性変形可能であることによりコイル端子の
先端部をコイル枠から突出させて入力電極部を接続した
後基板を凹部に収納することができるとともに固定具を
必要としないので組立の作業性がよく、また基板が凹部
に位置決め嵌合されるので振動・衝撃に強く、さらにコ
イル枠の凹部に基板をその厚み方向に収納できるととも
に、基板の入力電極部に板状のコイル端子をその厚み方
向に接続できるので、たとえばケースの大きさをコイル
枠に略等しい大きさにする等の省スペース化が図れ、
かもコイル枠の可動部の近傍のスペースを支障なく有効
に利用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を適用した電磁接触器の分
解斜視図である。
【図2】整流器の収納状態のコイル枠の部分正面図であ
る。
【図3】整流器の裏面図である。
【図4】整流回路図である。
【図5】整流器の収納前の状態のコイル枠の断面図であ
る。
【図6】整流器の収納状態のコイル枠の断面図である。
【図7】電磁接触器の断面図である。
【図8】電磁石の断面図である。
【図9】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 整流器 2 コイル枠 3 ケース 4 入力電極部 5 基板 7 コイル端子 9 凹部 10 抜止め部 35 収納部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電極部およびこの入力電極部に電気
    的に接続された整流器を有する基板と、この基板をこの
    基板の厚み方向に位置決め嵌合させる凹部を端部に有す
    るとともに前記入力電極部に板状の厚み方向の面が接続
    される塑性変形可能なコイル端子を取付けたコイル枠
    と、このコイル枠を収納する収納部を有し前記コイル枠
    の前記凹部側の端部に対向し得る内壁面からなる抜止め
    部により前記基板を前記凹部に位置決め嵌合させた状態
    で抜止めするケースとを備えた電磁機器の整流器固定装
    置。
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