JP2571696Y2 - 電磁石装置 - Google Patents

電磁石装置

Info

Publication number
JP2571696Y2
JP2571696Y2 JP7180793U JP7180793U JP2571696Y2 JP 2571696 Y2 JP2571696 Y2 JP 2571696Y2 JP 7180793 U JP7180793 U JP 7180793U JP 7180793 U JP7180793 U JP 7180793U JP 2571696 Y2 JP2571696 Y2 JP 2571696Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
armature
notch
coil
electromagnet device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7180793U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0736405U (ja
Inventor
睦 永見
博 池上
Original Assignee
株式会社田村電機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社田村電機製作所 filed Critical 株式会社田村電機製作所
Priority to JP7180793U priority Critical patent/JP2571696Y2/ja
Publication of JPH0736405U publication Critical patent/JPH0736405U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2571696Y2 publication Critical patent/JP2571696Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、断面コ字状のヨークに
取付けられたコイルボビンの中空部に嵌挿したアーマチ
ュアをコイルへの通電により揺動動作させた電磁石装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4ないし図6は従来の電磁石装置を示
し、図4は分解斜視図、図5は断面図、図6は要部断面
図である。これらの図において、符号2で示すものは、
断面コ字状のヨークで、対向する一対の側面部3、4を
有する。側面部3には、水平方向に折り曲げられた水平
面部3aが設けられ、側面部4には、ほぼ中央部分に矩
形状の穴9が穿設され、穴9の両側に一対のねじ孔7と
一対のダボ8とが設けられている。10は平板状に形成
されたアーマチュアで、一端側の幅広状に形成された吸
引部11には、フック部11aが切り起こされ、他端側
には、薄板状に形成された支持板40がかしめ固定され
ており、この支持板40の両側部先端側には、対向する
一対の凹部41が設けられている。42はコイルスプリ
ングである。
【0003】15は全体が合成樹脂で形成されたコイル
ボビンで、対向する一対の鍔16、17と、鍔16、1
7間を連結し、中空部19が形成された胴部18とで構
成され、胴部18にはコイル23が巻回されている。1
7aは鍔17に突出形成されたフック部である。25は
薄板状の固定板で、中央には、下端側に開口部が形成さ
れ、かつ、上端両側部に一対の凹部44を有する切欠部
26が設けられ、この切欠部26の両側に一対の取付孔
27と一対の穴28が穿設されている。45は薄板状の
取付板で、中央には、上端に開口部を有する切欠部46
が形成され、この切欠部46の両側に一対の取付孔47
と一対の穴48が穿設されている。
【0004】次に、このような構成の電磁石装置の組立
方法を説明する。先ず、コイル23が巻回されたコイル
ボビン15をヨーク2の側面部3、4間に嵌合固定す
る。このとき、中空部19と穴9とが連通するととも
に、水平面部3aが中空部19の下端に位置する。次
に、水平面部3a側からアーマチュア10の支持板40
を中空部19内に挿入して、アーマチュア10を中空部
19内に嵌挿し、支持板40の先端部を穴9から突出さ
せる。
【0005】切欠部26を支持板40の凹部41に嵌挿
させながら、固定板25を側面部4に沿って上方から下
方に摺動させて、凹部41を凹部44に係合させ、ダボ
8に穴28を嵌合させて位置決めすることにより、固定
板25を側面部4に仮固定する。しかるのち、取付板4
5を側面部4に沿って下方から上方に摺動させて、ダボ
8に穴48を嵌合させて位置決めするとともに、前記切
欠部26と切欠部46とで支持板40を支持することに
より、この切欠部26と46とを支点としてアーマチュ
ア10を揺動自在に支持する。ねじ36を穴48、28
を挿通し、ねじ孔7に螺合させることにより、取付板4
5と固定板25とを側面部4に取付ける。
【0006】最後に、コイルスプリング42をフック部
11a、17a間に掛け渡すことにより、アーマチュア
10の吸引部11にヨーク2の水平面部3aから離間す
る方向の揺動習性が付与される。このように組み立てら
れた電磁石装置においては、コイル23に通電される
と、ヨーク2と、アーマチュア10との間に磁気回路が
形成され、アーマチュア2の吸引部11が、コイルスプ
リング42の付勢力に抗して、水平面部3aに吸引され
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の電磁石
装置においては、図6に詳細に示すように、アーマチュ
ア10に固定した支持板40を固定板25の切欠部26
と取付板45の切欠部46とで挟持し、この点Bを揺動
支点した構造としているため、アーマチュア10の揺動
動作の際に、摩擦による揺動動作のロスを防止するため
に、アーマチュア10の下端部とヨーク2の側面部4の
穴9の下端面とが接触しないように、アーマチュア10
とヨーク4との間にあらかじめエアーギャップCを設け
ている。このため、従来の電磁石装置においては、磁気
効率が悪化し、アーマチュアの動作時間が遅れ、消費電
力も多くなるといった問題点があった。
【0008】したがって、本考案は上記した従来の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、磁気効率を向上させた電磁石装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係る電磁石装置は、対向する一対の側面部
を有し、一方の側面部に切欠きを設け、他方の側面部に
水平面部を形成した断面略コ字状のヨークと、対向する
一対の鍔が形成され、これら鍔間を連結する中空状の胴
部にコイルが巻回され、前記ヨークの側面部間に取付け
られたコイルボビンと、このコイルボビンの胴部内に嵌
挿され一端側が前記ヨークの水平面部に対向し、他端側
がヨークの切欠きに臨み、この他端側を揺動支点として
ヨークに支持されたアーマチュアとからなる電磁石装置
であって、前記一方の側面部の表面に固定板を取付け、
この固定板に前記アーマチュアの端縁を突き当てるとと
もに、一方の側面部の切欠きの端縁をアーマチュアの揺
動支点とする。
【0010】
【作用】本考案によれば、常に、アーマチュアとヨーク
とが揺動支点で接触した状態を保持するので、磁気効率
が低下することがない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本考案に係る電磁石装置の分解斜視図、図
2は同じく断面図、図3は要部断面図である。これらの
図において、従来技術と同一の構成あるいは同等の構成
については、同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
ヨーク2の側面部4には、中央には、上端が開口した切
欠部5が、上端両側部には、段部6が、それぞれ形成さ
れている。12はアーマチュア10の先端側にかしめ固
定された薄板状の板ばねで、先端に向かって上方に傾斜
した傾斜部13が形成され、傾斜部13の先端側両側部
には一対の凹部14が凹設されている。
【0012】コイルボビン15の一方側の鍔16の上端
両側部には、コイル端子21が植設された端子取付部2
0と凸部22が一体形成されている。固定板25の中央
には、上端が開口した切欠部26が設けられている。こ
の切欠部26の下端までの高さHは、前記ヨーク2の側
面部4の切欠部5の下端までの高さhよりもやや大に形
成されている。30は薄板状のばね部材で形成された保
持板で、略中央に打ち抜き孔31が穿設され、この打ち
抜き孔31内に逆T字状の保持部32が保持板30に連
設されており、この保持板30の下端両側部側には、凹
部33が形成されている。34は取付孔、35は穴であ
る。
【0013】次に、このような構成の電磁石装置の組立
方法を説明する。先ず、コイルボビン15を、凸部22
を段部6に係合させて位置決めしながら、ヨーク2の両
側面部3、4間に嵌合させて固定する。しかるのち、固
定板25の穴28を側面部4のダボ8に位置決めし、こ
の状態を保持しながら、アーマチュア10の支持板12
側からコイルボビン15の中空部19内に、支持板12
が固定板25の切欠部26内に臨むまで挿入する。この
とき、固定板25の切欠部26の下端部が側面部4の切
欠部5の下端面から上方に突出しているので、アーマチ
ュア10の前端部が、固定板25の裏面に突き当たる。
【0014】そして、保持板30の打ち抜き孔31に支
持板12の先端を嵌入させ、保持板30を側面部4に沿
って上方から下方に摺動させ、穴35をダボ8に位置決
めさせて、ねじ36を取付孔34、27を挿通させてね
じ孔7に螺合させることにより、保持板30と固定板2
5を側面部4に本固定する。このとき、凹部14が凹部
33に係合し、傾斜部13が保持部32により押し下げ
られるので、傾斜部13のばね性により、図3に示すよ
うに、アーマチュア10の先端の角部Aがヨーク2の側
面部4の切欠部5の下端面に押し付けられ、同時に吸引
部11がヨーク2の水平面部3aから離間する方向に回
動付勢される。換言すれば、アーマチュア10は、点A
を揺動支点として、ヨーク2に支持される。
【0015】このように組み立てられた電磁石のアーマ
チュア10は、通常は、図2に示すように、板ばね12
の傾斜部13により、揺動支点Aを中心として、吸引部
11が水平面部3aから離間する方向に回動付勢されて
おり、コイル23に通電されると、揺動支点Aを中心と
して、板ばね12のばね性に抗して、吸引部11が水平
面部3aに吸引されて、アーマチュア10が回動する。
【0016】このように、アーマチュア10の角部Aが
ヨーク2の側面部4の切欠部5の下端面に押し付けられ
この点Aを揺動支点として、ヨーク2に支持されること
により、アーマチュア10とヨーク2とが常に接触状態
を保持するので、ヨーク2とアーマチュア10との間の
磁気効率が良好となり、アーマチュア10に対する吸引
力が増大し、動作時間も短縮される。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、一
方の側面部の表面に取付けた固定板にアーマチュアの前
端部を突き当てるとともに、ヨークの一方の側面部の切
欠きの上端部をアーマチュアの揺動支点とし、この揺動
支点において、常にアーマチュアをヨークと接触状態と
しているので、アーマチュアとヨークとの間の磁気効率
が向上し、このため、コイルの消費電力が少なく済み、
また、アーマチュアの動作時間も短縮される。さらに、
アーマチュアに対する吸引力が増大するので、アーマチ
ュアを復帰させる付勢力を大とすることが可能なので、
外部からの振動、衝撃に対しての誤動作も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電磁石装置の分解斜視図である。
【図2】本考案に係る電磁石装置の断面図である。
【図3】本考案に係る電磁石装置の要部断面図である。
【図4】従来の電磁石装置の分解斜視図である。
【図5】従来の電磁石装置の断面図である。
【図6】従来の電磁石装置の要部断面図である。
【符号の説明】
2 ヨーク 3、4 側面部 5 切欠部 10 アーマチュア 12 板ばね 15 コイルボビン 19 中空部 23 コイル 25 固定板 26 切欠部 30 保持板 32 保持部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の側面部を有し、一方の側
    面部に切欠きを設け、他方の側面部に水平面部を形成し
    た断面略コ字状のヨークと、対向する一対の鍔が形成さ
    れ、これら鍔間を連結する中空状の胴部にコイルが巻回
    され、前記ヨークの側面部間に取付けられたコイルボビ
    ンと、このコイルボビンの胴部内に嵌挿され一端側が前
    記ヨークの水平面部に対向し、他端側がヨークの切欠き
    に臨み、この他端側を揺動支点としてヨークに支持され
    たアーマチュアとからなる電磁石装置において、前記一
    方の側面部の表面に固定板を取付け、この固定板に前記
    アーマチュアの前端部を突き当てるとともに、前記一方
    の側面部の切欠きの上端部をアーマチュアの揺動支点と
    したことを特徴とする電磁石装置。
JP7180793U 1993-12-13 1993-12-13 電磁石装置 Expired - Fee Related JP2571696Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7180793U JP2571696Y2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 電磁石装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7180793U JP2571696Y2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 電磁石装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0736405U JPH0736405U (ja) 1995-07-04
JP2571696Y2 true JP2571696Y2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=13471216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7180793U Expired - Fee Related JP2571696Y2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 電磁石装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2571696Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020008032A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 オムロン株式会社 流体通路開閉装置、流量制御装置および血圧計

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0736405U (ja) 1995-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150135177A (ko) 전자 계전기
JPH09190752A (ja) 電磁継電器
JP2571696Y2 (ja) 電磁石装置
JP3551593B2 (ja) 電磁継電器
JP3903713B2 (ja) 電磁継電器
JP2531338Y2 (ja) 電磁石
JP2531337Y2 (ja) 電磁石
JPS5812414Y2 (ja) 電磁石装置
JPH0128611Y2 (ja)
JP2002184291A (ja) 電磁継電器
JPH10255630A (ja) 電磁継電器
JP3552406B2 (ja) 電磁継電器
JP3011334B1 (ja) 電磁継電器
JPH0512901Y2 (ja)
JP2000021280A (ja) 電磁継電器
JP2528657Y2 (ja) 電磁機器の整流器固定装置
JPH0621156Y2 (ja) 電磁継電器
JPH0329869Y2 (ja)
JP2002184287A (ja) 電磁継電器
JP2000182496A (ja) 電磁継電器及びその製造方法
JP2532848Y2 (ja) 電磁継電器
JPH0143805Y2 (ja)
JPH06267392A (ja) 電磁継電器
JPH0715086Y2 (ja) 電磁継電器
JPH0638353Y2 (ja) 小型リレー

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees