JP2500505B2 - 振り子時計用機械体 - Google Patents
振り子時計用機械体Info
- Publication number
- JP2500505B2 JP2500505B2 JP4494391A JP4494391A JP2500505B2 JP 2500505 B2 JP2500505 B2 JP 2500505B2 JP 4494391 A JP4494391 A JP 4494391A JP 4494391 A JP4494391 A JP 4494391A JP 2500505 B2 JP2500505 B2 JP 2500505B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- pendulum
- timepiece
- battery
- mechanical body
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- Electromechanical Clocks (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振り子時計用機械体に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から振り子時計は、振り子ブロック
のケース内に時計機械体を収納したケースを取り付け、
この振り子ブロックのケースには振り子が吊支してあ
る。そして振り子を揺動駆動するためプリント基板を使
用した駆動回路と時計機械体を駆動するための駆動回路
とがあり、この両駆動回路を駆動する電源は、振り子ブ
ロックのケースの電池ケース(電池ホルダ)内に電池を
収納し、時計機械体を収納しているケースの方には電池
ケースの無い振り子時計専用の構造としてある。そして
振り子ブロックのケースに設けてある電池は、振り子を
揺動駆動するプリント基板に電流を供給すると同時に、
時計機械体のモータを駆動する駆動回路にも、リード線
をハンダでその正負の電池接片に連結して電流を供給す
るようになっている。因みに振り子時計専用でない時計
機械体の汎用ケースには、時計機械体を収納可能な収納
室に電池ケースが並設してある。
のケース内に時計機械体を収納したケースを取り付け、
この振り子ブロックのケースには振り子が吊支してあ
る。そして振り子を揺動駆動するためプリント基板を使
用した駆動回路と時計機械体を駆動するための駆動回路
とがあり、この両駆動回路を駆動する電源は、振り子ブ
ロックのケースの電池ケース(電池ホルダ)内に電池を
収納し、時計機械体を収納しているケースの方には電池
ケースの無い振り子時計専用の構造としてある。そして
振り子ブロックのケースに設けてある電池は、振り子を
揺動駆動するプリント基板に電流を供給すると同時に、
時計機械体のモータを駆動する駆動回路にも、リード線
をハンダでその正負の電池接片に連結して電流を供給す
るようになっている。因みに振り子時計専用でない時計
機械体の汎用ケースには、時計機械体を収納可能な収納
室に電池ケースが並設してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、振り子ブロ
ックのケースに設けてある電源から時計機械体のモータ
を駆動する駆動回路にリード線を介してその正負の電池
接片に結線することは、煩雑であり、このリード線を纏
めることは面倒であり、特にリード線を引出しハンダで
連結させる作業は振り子時計の機械体の組立作業性を低
下させ、これが組立ての自動化を阻害する大きな原因と
なっている。さらに振り子の揺動駆動回路にプリント基
板を使用していることはコストアップの原因となり、時
計機械体を収納している振り子時計用の専用ケースを使
用することは機種展開において専用部品となり、これも
製造のコストをアップさせる要因となっている。
ックのケースに設けてある電源から時計機械体のモータ
を駆動する駆動回路にリード線を介してその正負の電池
接片に結線することは、煩雑であり、このリード線を纏
めることは面倒であり、特にリード線を引出しハンダで
連結させる作業は振り子時計の機械体の組立作業性を低
下させ、これが組立ての自動化を阻害する大きな原因と
なっている。さらに振り子の揺動駆動回路にプリント基
板を使用していることはコストアップの原因となり、時
計機械体を収納している振り子時計用の専用ケースを使
用することは機種展開において専用部品となり、これも
製造のコストをアップさせる要因となっている。
【0004】そこで本発明の目的は、振り子時計の機械
体の自動組立を可能とし、コストダウンに有効な振り子
時計用機械体を提供することにある。
体の自動組立を可能とし、コストダウンに有効な振り子
時計用機械体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、振り子
ブロックのケースには、時計機械体のケースの収納室と
振り子駆動回路の収納室とが一体的に形成してあり、上
記振り子の駆動回路の収納室内には、コイルが巻回して
あるコイルボビンと、このコイルボビンに設けてある支
持部と、この支持部に固定されたリードフレームと、こ
のリードフレームに実装してある所定の電気素子とが収
納してあり、上記リードフレームからは正負の電源端子
のリード片が上記時計機械体のケースの収納室内に延伸
し、この両リード片の先端には接続片が立ち曲げてあ
り、上記時計機械体のケースには、電池ケースが並設し
てあり、上記電池ケース内には、上記時計機械体の正負
の電池接片が取り付けてあり、かつこの電池接片に近接
して切欠部が形成してあり、そのため上記時計機械体の
ケースが上記振り子ブロックのケース内に収納された状
態で上記接続片は、上記電池ケースの上記切欠部を挿通
して上記電池接片に対向しかつ電気的に接続されている
ところにある。
ブロックのケースには、時計機械体のケースの収納室と
振り子駆動回路の収納室とが一体的に形成してあり、上
記振り子の駆動回路の収納室内には、コイルが巻回して
あるコイルボビンと、このコイルボビンに設けてある支
持部と、この支持部に固定されたリードフレームと、こ
のリードフレームに実装してある所定の電気素子とが収
納してあり、上記リードフレームからは正負の電源端子
のリード片が上記時計機械体のケースの収納室内に延伸
し、この両リード片の先端には接続片が立ち曲げてあ
り、上記時計機械体のケースには、電池ケースが並設し
てあり、上記電池ケース内には、上記時計機械体の正負
の電池接片が取り付けてあり、かつこの電池接片に近接
して切欠部が形成してあり、そのため上記時計機械体の
ケースが上記振り子ブロックのケース内に収納された状
態で上記接続片は、上記電池ケースの上記切欠部を挿通
して上記電池接片に対向しかつ電気的に接続されている
ところにある。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。◆本発明の構成は大別すると、図1に示すよう
に振り子ブロックのケース1と、図2に示すようにこの
ケース内に収納される時計機械体のケース2と、振り子
ブロックのケース1に吊支される振り子3とよりなりも
のである。
明する。◆本発明の構成は大別すると、図1に示すよう
に振り子ブロックのケース1と、図2に示すようにこの
ケース内に収納される時計機械体のケース2と、振り子
ブロックのケース1に吊支される振り子3とよりなりも
のである。
【0007】そこで先ず図1を参照して振り子ブロック
のケース1の構成から説明すると、このケースには、時
計機械体のケース2の収納室11が形成してあり、この
収納室の上壁の上面中央部には、上方に向けたナイフエ
ッジ状の振り子の支持部12が突設してあり、また収納
室11の下壁の下方には、振り子3の駆動回路の収納室
13が一体的に形成してある。そして時計機械体のケー
ス2の収納室11の底面中央部には、このケースから突
出している指針(図示せず。)用の透孔11aが開口し
てあり、さらに左右の側壁の内面には、時計機械体のケ
ース2を係止するための係止爪11b…が内方に向けて
突設してある。
のケース1の構成から説明すると、このケースには、時
計機械体のケース2の収納室11が形成してあり、この
収納室の上壁の上面中央部には、上方に向けたナイフエ
ッジ状の振り子の支持部12が突設してあり、また収納
室11の下壁の下方には、振り子3の駆動回路の収納室
13が一体的に形成してある。そして時計機械体のケー
ス2の収納室11の底面中央部には、このケースから突
出している指針(図示せず。)用の透孔11aが開口し
てあり、さらに左右の側壁の内面には、時計機械体のケ
ース2を係止するための係止爪11b…が内方に向けて
突設してある。
【0008】振り子の駆動回路の収納室13内には、コ
イルボビン4がこのコイルボビンと一体的に形成してあ
る支持部41によって所定位置に固定してあり、この支
持部は、この収納室内に突出している位置決め用突起1
3aや係止爪13b,13bによって固定してある。勿
論コイルボビン4には、振り子駆動用のコイル5(図
3)が巻回してある。そして支持部41には、リードフ
レーム6が固定にしてあり、このリードフレームには、
コンデンサ7、チップ抵抗8、トランジスタ9などの電
気素子が実装してある。
イルボビン4がこのコイルボビンと一体的に形成してあ
る支持部41によって所定位置に固定してあり、この支
持部は、この収納室内に突出している位置決め用突起1
3aや係止爪13b,13bによって固定してある。勿
論コイルボビン4には、振り子駆動用のコイル5(図
3)が巻回してある。そして支持部41には、リードフ
レーム6が固定にしてあり、このリードフレームには、
コンデンサ7、チップ抵抗8、トランジスタ9などの電
気素子が実装してある。
【0009】またリードフレーム6からは正負の電源端
子のリード片61,62が、時計機械体のケース2の収
納室11内に延伸し、この両リード片61,62の先端
には、図3に示すように接続片61a,62aが立ち曲
げてあり、この両リード片61,62は、時計機械体の
ケースの収納室11の底面に穿設してある切欠孔11c
内に位置している。
子のリード片61,62が、時計機械体のケース2の収
納室11内に延伸し、この両リード片61,62の先端
には、図3に示すように接続片61a,62aが立ち曲
げてあり、この両リード片61,62は、時計機械体の
ケースの収納室11の底面に穿設してある切欠孔11c
内に位置している。
【0010】次に時計機械体のケース2の構造につい
て、図2を参照して説明する。◆このケース2内には、
時計機械体が収納してあるとともに電池ケース21が並
設してあり、この電池ケース内には、時計機械体の正負
の電池接片22,23が取り付けてあり、かつこの電池
接片に近接して切欠部2a,2bが形成してある。また
時計機械体のケース2には針回し用のつまみ10が設け
てある。◆また振り子3の構造は、図2に示すように振
り竿の上端部には、受け溝31が形成して振り子の支持
部12によって吊支されるようになっており、この振り
竿の下端には、振り玉連結用の支持部32が形成してあ
り、さらにこの振り竿には、永久磁石33が取付けてあ
り、この磁石の位置は、振り子3の揺動軌跡において、
コイルボヒン4に巻回されている振り子駆動用のコイル
5と対向するものである。
て、図2を参照して説明する。◆このケース2内には、
時計機械体が収納してあるとともに電池ケース21が並
設してあり、この電池ケース内には、時計機械体の正負
の電池接片22,23が取り付けてあり、かつこの電池
接片に近接して切欠部2a,2bが形成してある。また
時計機械体のケース2には針回し用のつまみ10が設け
てある。◆また振り子3の構造は、図2に示すように振
り竿の上端部には、受け溝31が形成して振り子の支持
部12によって吊支されるようになっており、この振り
竿の下端には、振り玉連結用の支持部32が形成してあ
り、さらにこの振り竿には、永久磁石33が取付けてあ
り、この磁石の位置は、振り子3の揺動軌跡において、
コイルボヒン4に巻回されている振り子駆動用のコイル
5と対向するものである。
【0011】そこで次に機械体の組立作業について説明
すると、時計機械体のケース2を振り子ブロックのケー
ス1の収納室11内に挿入すると、この時計機械体のケ
ース2は、係止爪11b…によって係止されて離脱不能
に収納され、同時にこのケース2から突出している指針
は透孔11aを貫通して外方に突出する。このとき、振
り子ブロックのケース1のリード片61,62の接続片
61a,62aは、時計機械体のケース2の電池ケース
21の切欠部2a,2bを挿通して、図3に示すように
電池接片22,23に対向し、この電池接片自体の弾性
力またはスポット溶接によって電気的に接続される。そ
こで振り子2の受け溝31を支持部12に吊支する。
すると、時計機械体のケース2を振り子ブロックのケー
ス1の収納室11内に挿入すると、この時計機械体のケ
ース2は、係止爪11b…によって係止されて離脱不能
に収納され、同時にこのケース2から突出している指針
は透孔11aを貫通して外方に突出する。このとき、振
り子ブロックのケース1のリード片61,62の接続片
61a,62aは、時計機械体のケース2の電池ケース
21の切欠部2a,2bを挿通して、図3に示すように
電池接片22,23に対向し、この電池接片自体の弾性
力またはスポット溶接によって電気的に接続される。そ
こで振り子2の受け溝31を支持部12に吊支する。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の構成を有するため、振り
子ブロックのケースの時計機械体ケース収納室内に時計
機械体のケースを挿入し収納する作業だけで、この時計
機械体のケースに並設された電池ケースの電池接片と振
り子の駆動回路のリード片とが電気的に接続するため機
械体の組立の自動化を可能とし、従来のようなリード線
の結線作業から解放され、また振り子ブロックのケース
には電源スペースが不要になるため製品の小型化が実現
でき、さらに振り子の揺動駆動回路にプリント基板を使
用しておらず、時計機械体のケースは汎用のものが使用
でき、製造のコストをダウンさせるものである。
子ブロックのケースの時計機械体ケース収納室内に時計
機械体のケースを挿入し収納する作業だけで、この時計
機械体のケースに並設された電池ケースの電池接片と振
り子の駆動回路のリード片とが電気的に接続するため機
械体の組立の自動化を可能とし、従来のようなリード線
の結線作業から解放され、また振り子ブロックのケース
には電源スペースが不要になるため製品の小型化が実現
でき、さらに振り子の揺動駆動回路にプリント基板を使
用しておらず、時計機械体のケースは汎用のものが使用
でき、製造のコストをダウンさせるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】振り子ブロックのケースの正面図
【図2】振り子ブロックのケースに時計機械体ケースを
組込み、振り子を吊支した状態の正面図
組込み、振り子を吊支した状態の正面図
【図3】コイルボビンの支持部に固定してあるリード片
の接続片と電池接片との対向状態を示す正面図
の接続片と電池接片との対向状態を示す正面図
1 振り子ブロックのケース 11 時計機械体のケースの収納室 12 振り子の支持部 13 振り子の駆動回路の収納室 2 時計機械体のケース 21 電池ケース 22,23 電池接片 2a,2b 切欠部 3 振り子 4 コイルボビン 41 支持部 5 コイル 6 リードフレーム 61,62 リード片 61a,62a 接続片 7,8,9 電気素子(コンデンサ,チップ抵抗,
トランジスタ)
トランジスタ)
Claims (1)
- 【請求項1】 振り子ブロックのケースと、このケース
内に収納される時計機械体のケースと、上記振り子ブロ
ックのケースに吊支される振り子とよりなり、 上記振
り子ブロックのケースには、上記時計機械体のケースの
収納室と振り子駆動回路の収納室とが一体的に形成して
あり、上記振り子の上記駆動回路の収納室内には、コイ
ルが巻回してあるコイルボビンと、このコイルボビンに
設けてある支持部と、この支持部に固定されたリードフ
レームと、このリードフレームに実装してある所定の電
気素子とが収納してあり、上記リードフレームからは正
負の電源端子のリード片が上記時計機械体のケースの収
納室内に延伸し、この両リード片の先端には接続片が立
ち曲げてあり、上記時計機械体のケースには、電池ケー
スが並設してあり、上記電池ケース内には、上記時計機
械体の正負の電池接片が取り付けてあり、かつこの電池
接片に近接して切欠部が形成してあり、上記時計機械体
のケースが上記振り子ブロックのケース内に収納された
状態で上記接続片は、上記電池ケースの上記切欠部を挿
通して上記電池接片に対向しかつ電気的に接続されてい
ることを特徴とする振り子時計用機械体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4494391A JP2500505B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 振り子時計用機械体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4494391A JP2500505B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 振り子時計用機械体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04282490A JPH04282490A (ja) | 1992-10-07 |
JP2500505B2 true JP2500505B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=12705569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4494391A Expired - Fee Related JP2500505B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 振り子時計用機械体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500505B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP4494391A patent/JP2500505B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04282490A (ja) | 1992-10-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |