JP2586627Y2 - 電気制御ボックスの屋根カバーの構造 - Google Patents

電気制御ボックスの屋根カバーの構造

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JP2586627Y2
JP2586627Y2 JP7490992U JP7490992U JP2586627Y2 JP 2586627 Y2 JP2586627 Y2 JP 2586627Y2 JP 7490992 U JP7490992 U JP 7490992U JP 7490992 U JP7490992 U JP 7490992U JP 2586627 Y2 JP2586627 Y2 JP 2586627Y2
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JP
Japan
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roof
roof cover
control box
electric control
cover
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JP7490992U
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JPH0636304U (ja
Inventor
光雄 桑原
Original Assignee
河村電器産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の屋根体が連設さ
れた電気制御ボックスの屋根体間に用いられる屋根カバ
ーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の電気制御ボックスの屋根カバ
ーの構造は、図5示のように屋根体21,21の上面の
連設する辺の両側または片側にナットを設けた取り付け
穴22を垂設し、屋根体21,21間に被せる屋根カバ
ー23の側面にボルト24を挿通して屋根体21の取り
付け穴22に締め付け可能にするボルト挿通孔25を設
けていた。
【0003】一方、図6は上面部のみの屋根カバー26
を屋根体21,21に載置すると共に、屋根体21,2
1の前後面と屋根カバー26の端部とを冠27によって
被覆し、図6(a)示のようにナット28で締め付けた
り、また図6(b)示のようにボルト24によって締め
付けて固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術によると、図5示においては屋根体21の上面で屋
根カバー23を固定しなければならないため、屋根カバ
ー23を締め付けて固定する際、作業者が屋根体21の
上に乗らなければならず、屋根カバー23の締め付け作
業は、作業者の落下を伴ない、非常に危険な作業である
という欠点があった。一方、図6示においては屋根カバ
ー26と冠27とを分割しているため、在庫管理が煩雑
である他、図6(a)は屋根体21の内側が狭く、ナッ
ト28を締め付けることが非常に困難であるため、特殊
工具を必要としなければならないという欠点があった。
また、これらの固定方法によると、複数箇所締め付けな
ければならないため、屋根カバーの締め付け作業に時間
がかかるという欠点もあった。
【0005】そこで本考案は、屋根カバーの締め付け作
業が容易であり、作業時間が著しく短縮できる電気制御
ボックスの屋根カバーの構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、屋根カバーの一端には屋根体に掛止する掛止部を設
け、屋根体を略コ字状に折曲形成する板体の前面の辺の
折曲角度を矯正するための矯正板を内側に設け、その矯
正板の中央部に屋根カバーの左右のズレを防止する突起
部を形成し、屋根カバーの他端の内側には屋根カバーを
固定する1箇所の締め付け部を設けたものである。
【0007】
【作用】略コ字状に折曲形成した屋根体の前面の端部に
屋根カバーの掛止部を掛止して屋根体間に屋根カバーを
載置すると、屋根体の前面の辺は屋根カバーの内側に設
けた矯正板によって矯正し、屋根体の後面の辺は屋根カ
バーの内側に立設した溶接ボルトが連設する屋根体の後
面の間隙から突出し、その突出した溶接ボルトに後面の
辺を矯正する座金を介してナットで締め付け、屋根カバ
ーを固定する。
【0008】
【実施例】本考案に係る電気制御ボックスの屋根カバー
の構造の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0009】図1は本考案に係る電気制御ボックスの屋
根カバーの説明図であり、屋根カバー1の一端には屋根
体2に掛止する掛止部3を設け、屋根体2を略コ字状に
折曲形成する板体の前面2aの辺の折曲角度を矯正する
ための矯正板4を内側に設け、その矯正板4の中央部に
屋根カバー1の左右のズレを防止する突起部5を形成
し、屋根カバー1の他端の内側には屋根カバー1を固定
する1箇所の溶接ボルト6を立設し、連設する屋根体2
の後面2bの辺の折曲角度を矯正する座金7とを介して
溶接ボルト6へ締め付け可能なナット8とを組み合わせ
たものである。
【0010】図2は図1における屋根カバーの前面の説
明図、図3は図1における屋根カバーの後面の説明図で
あり、屋根体2の前面2a,2a及び後面2b,2bは
略直角に折曲形成しているが、水平に戻ろうとする力が
強く働き、また屋根体2の前面2a,2a及び後面2
b,2bの辺の折曲角度が揃わないため、屋根カバー1
の一端の掛止部3と矯正板4とで屋根体2の前面2a,
2aを押し付けて折曲角度を矯正すると共に、突起部5
を連設する屋根体2,2の前面2a,2aの間隙に嵌合
させ、屋根カバー1の他端の溶接ボルト6を用い、連接
する屋根体2,2の後面2b,2bと座金7を挟み、ナ
ット8を締め付けて屋根体2の後面2b,2bの辺の折
曲角度を矯正すると共に、屋根カバー1を固定する。
【0011】図4は図1におけるA−A断面図であり、
屋根カバー1の一端は屋根カバー1を上方への浮き上が
りを防止する掛止部3と左右のズレを防止する突起部5
を有した矯正板4を設けているため、屋根カバー1の一
端は図1〜図3示の屋根体2にボルトやナット等によっ
て締め付けることなく、屋根カバー1を固定することが
できる。
【0012】尚、上記実施例において、屋根カバー1を
締め付けるために他端の屋根カバー1の内側に溶接ボル
ト6を立設しているが、これは一例であって、溶接ボル
ト6ではなく、屋根カバー1の内側にナットを設け、ボ
ルトを締め付けて屋根カバー1を固定することもでき
る。また、その他の部品の形状や取り付け方法も本考案
の目的を逸脱しない範囲において適宜変更することがで
きる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る電気
制御ボックスの屋根カバーの構造は、掛止部を設けた屋
根カバーの一端の内側に屋根体を略コ字状に折曲形成す
る板体の前面の辺を矯正する矯正板を設け、その矯正板
の中央部に屋根カバーの左右のズレを防止する突起部を
形成し、屋根カバーの他端の内側にはその屋根カバーを
固定する締め付け部を設け、連設する屋根体の後面の間
隙とその後面の辺を矯正する座金とを介して溶接ボルト
へ締め付け可能なナットとを組み合わせたものであるた
め、締め付け作業に屋根体に乗ることなく、また特殊工
具を必要としないため、安全且つ容易に締め付け作業を
行うことができる他、1箇所の締め付けのみで屋根カバ
ーを固定することができるため、部品点数が削減される
と共に、作業時間が著しく短縮できる等の優れた効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電気制御ボックスの屋根カバーの
構造の説明図である。
【図2】図1における屋根カバーの前面の説明図であ
る。
【図3】図1における屋根カバーの後面の説明図であ
る。
【図4】図1におけるA−A断面図である。
【図5】従来技術の電気制御ボックスの屋根カバーの構
造の説明図である。
【図6】従来技術の電気制御ボックスの屋根カバーの構
造の説明図である。
【符号の説明】
1・・・屋根カバー、2・・・屋根体、2a・・・前
面、2b・・・後面、3・・・掛止部、4・・・矯正
板、5・・・突起部、6・・・溶接ボルト、7・・・座
金、8・・・ナット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の屋根体が連設された電気制御ボッ
    クスの屋根体間に形成される間隙を被覆すると共に、屋
    根体同士を連結する電気制御ボックスの屋根カバーにお
    いて、該屋根カバーの一端には屋根体に掛止する掛止部
    を設け、前記屋根体を略コ字状に折曲形成する板体の前
    面の辺の折曲角度を矯正するための矯正板を内側に設
    け、該矯正板の中央部に前記屋根カバーの左右のズレを
    防止する突起部を形成し、前記屋根カバーの他端の内側
    には該屋根カバーを固定する1箇所の締め付け部を設
    け、該締め付け部に締め付け手段により締め付けたこと
    を特徴とする電気制御ボックスの屋根カバーの構造。
JP7490992U 1992-10-01 1992-10-01 電気制御ボックスの屋根カバーの構造 Expired - Lifetime JP2586627Y2 (ja)

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JPH0636304U JPH0636304U (ja) 1994-05-13
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