JP3344513B2 - 工業化住宅用パネル連結具 - Google Patents

工業化住宅用パネル連結具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット工法、パネル
工法による工業化住宅用パネル連結具に係り、例えば、
屋根パネルや壁パネルの連結に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来、工業化住宅における屋根構造は、図
5に示すように、建物本体50の上に束柱51と屋根受
ブラケット52を取り付け、これらに複数の屋根パネル
53を所定の勾配で、かつ互いに隣接配置して構成され
る。ところがこのような屋根構造では屋根パネル53を
受ける束柱51や、屋根受ブラケット52の加工誤差、
例えば束柱51の受け部54や屋根受ブラケット52の
受け部52Aの角度誤差によって隣接する屋根パネル5
3間には、隙間、段差、ずれ等が生じていた。そこで従
来では、屋根パネル53間の軒先に生じた隙間、段差、
ずれ等に対しては、はなかくし材55を配置して覆う
か、あるいは図6に示すように、隣合う屋根パネル53
A、53Bの軒先側端部の裏側から両屋根パネル53
A、53Bに跨がるように受けプレート56を配置し、
この受けプレート56で両屋根パネル53A、53Bを
連結して前記隙間、段差、ずれ等の矯正を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した受けプレート
56を用いた矯正作業では、受けプレート56によって
隣接する両屋根パネル53A、53Bを連結する際、相
対的に位置ずれしていた屋根パネル53B(図6中、仮
想線で示す)を正しい連結位置に矯正し、その状態を維
持したまま受けプレート56と両屋根パネル53A、5
3Bとをボルト57で連結しなければならないから、作
業性も悪く、しかも作業者に重労働を強いる結果となっ
ていた。又、隣接する屋根パネル53A、53Bを軒先
側端部の裏側から平板状の受けプレート56で連結した
構造であるから屋根パネルに掛かる外力によって受けプ
レート56が変形し、屋根パネル間に段差やずれ等が発
生するという問題があった。本発明の目的は、ユニット
工法、パネル工法による建物に用いられるパネルの連結
にあたり、隣合うパネルの連結の作業性を向上させ、作
業者にも負担が掛からず、又、外力に対して変形し難い
工業化住宅用パネル連結具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、隣接するパネ
ルを連結するための工業化住宅用パネル連結具であっ
て、一方のパネルの端面に他方のパネルの端面に向かっ
て突出して設けられる突部と、他方のパネルの端面に前
記突部が密嵌合するように設けられる孔と、前記突部に
設けられるねじ孔と、前記孔の側から前記ねじ孔に螺合
して前記両パネルを締付け固定するボルトとを含み前記
ボルトを前記ねじ孔に螺合すると前記突部と前記孔とを
ガイドとして両パネルが正しい位置に矯正された状態で
接合され、前記孔が受け座に形成され、この受け座が前
記一方のパネルに向かって突出するように前記他方のパ
ネルの端面に形成され、前記突部は前記一方のパネルの
端面に取り付けられた突部材に備えられていることを特
徴とする。前記突部はバーリング加工で形成してもよ
い。前記パネルは屋根パネルあるいは壁パネルでもよ
い。
【0005】
【作用】本発明において、一方のパネルに突部が、他方
のパネルに前記突部が嵌合する孔が設けられているか
ら、突部を孔に嵌合させ、この状態で孔が設けられるパ
ネル側からボルトを嵌入して突部に設けられるねじ孔に
螺合し締付け固定させていくと、突部と孔とをガイドと
して両パネルは正しい位置に矯正された状態で接合され
る。このように最初は位置ずれしていた両パネル同士は
ボルトによる締め付けによって引き寄せられるように徐
々にその位置ずれを矯正されながら最終的には三次元的
(前後、左右及び上下の)変形が矯正されて正確な接合
状態となる。従って、従来のような重労働も不要とな
り、ボルトによる締め付け作業で良く、作業性も向上す
る。又、この状態では一方のパネルに設けられた突部が
他方のパネルに設けられた孔に密嵌合しているから外力
による変形等も起きない。又、このパネル連結具は屋根
パネルあるいは壁パネルについても適用可能である。
【0006】
【実施例】以下に、図1〜図4を参照して本発明の工業
化住宅用パネル連結具を適用した一実施例について説明
する。図1は屋根を示す平面図である。同図は、屋根に
複数の屋根パネル1、11が隣接して配置されている。
隣接する屋根パネル1、11同士は、軒先側と棟側との
二箇所に配置される本実施例のパネル連結具Aを介して
連結されている。
【0007】前記一方の屋根パネル1は、図2、図3に
示すように、他方の屋根パネル11に面する端面に断面
コ字型の下地フレーム2が開口部2Aを内側に向けて取
り付けられている。この下地フレーム2の外側端面2B
には、孔2Cが設けられると共に、バーリング(絞り)
加工によって形成される突部材3が溶接によって取り付
けられている。この突部材3は隣合う屋根パネル11に
向かって突出する突部としての突起部4を有し、この突
起部4にはねじ孔4Aが形成される。尚、突部材3の外
側端面2Bへの取り付けは、ねじ孔4Aと前記下地フレ
ーム2の孔2Cとが略合致するように取り付けられる。
【0008】前記他方の屋根パネル11は、図2、図3
に示すように、一方の屋根パネル1に面する端面に断面
コ字型の下地フレーム12が開口部12Aを内側に向け
て取り付けられている。この下地フレーム12の外側端
面12Bには孔12Cが設けられると共に受け座13が
溶接によって取り付けられている。この受け座13には
孔14が形成されており、この孔14の内径は前記屋根
パネル1の突起部4の外径と密嵌合可能な寸法で形成さ
れている。
【0009】そして、この突起部4と孔14とを密嵌合
させるためにボルト20が用いられる。このボルト20
は、下地フレーム12の開口部12Aから挿入され下地
フレーム12の孔12C、受け座13の孔14を挿通し
て隣合う屋根パネル1の突部材3のねじ孔4Aに螺合さ
れる。尚、20Aはボルト20に設けられるフランジで
あり、このフランジ20Aは、下地フレーム12の外側
端面12Bに設けられている孔12Cの内径よりもやや
大径に形成され、締め付け時に下地フレーム12の内側
面12Dに当接して屋根パネル1を引き寄せるものであ
る。
【0010】以上の構成において、隣合う屋根パネル1
と11との接合作業は、突部材3の突起部4を受け座1
3の孔14に挿入する。次に、下地フレーム12の開口
部12Aからボルト20を差し込み、孔12C、孔14
を順次貫通して突部材3のねじ孔4Aの雌ねじに螺合す
る。そして、このボルト20を締め付けていくことで突
部材3の突起部4が受け座13の孔14に引き寄せられ
るように徐々に嵌合していき、ボルト20の締め付けが
終わった段階で図2に示すように突起部4と孔14とは
密嵌合状態となり、両屋根パネル1、11の接合が完了
する。
【0011】以上の実施例によれば、ボルト20の締め
付けによって突起部4と孔14とが嵌合していくと、両
屋根パネル1、11はこの突起部4と孔14とをガイド
として位置ずれが矯正されながら引き寄せられる。つま
り、隣合う両屋根パネル1、11同士の三次元的(前
後、左右及び上下の)位置ずれが矯正された正確な接合
状態が得られる。従って、屋根パネルを受ける束柱や、
屋根受ブラケットの加工誤差等によって生じる隙間、段
差、ずれ等を解消し適正な接合状態を得ることができ
る。又、接合作業自体が、ボルトによる締め付け作業で
行えるので、従来のような受けプレートを用いた場合の
ような重労働も不要となり、作業性も向上する。屋根パ
ネル1枚につき、軒先側、棟側の二箇所で連結されてい
るので、外力による変形等も起き難い。
【0012】又、上記のような接合によれば、突起部4
と孔14とが密嵌合しているから屋根パネル1、11へ
の外力が様々に変化した場合でも接合部分に剪断抗力が
生じて、隙間、段差及びずれ、あるいは、屋根パネル自
体の変形といった不具合を最小に抑えることができる。
又、隣合う両屋根パネル1、11が正確かつ強固に接合
されるので、接合された複数の屋根パネル1、11…が
一体的になり屋根パネル1、11…自体の支持力も強化
される。その結果、図4に示すように屋根パネル1、1
1…の接合部分の全てに束柱51並びに屋根受ブラケッ
ト52を配置しなくとも外力Wに対する強度が保持でき
る結果、束柱の配置を省略でき、設計上の自由度も向上
する。
【0013】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
及び形状は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造
等としてもよい。この連結具Aは屋根パネルに限定され
ず、壁パネルあるいはその他の部材の連結に適用可能で
ある。
【0014】
【発明の効果】以上の通り、本発明の工業化住宅用パネ
ル連結具によれば、ユニット工法、パネル工法による建
物に用いられるパネルの連結にあたり、隣合うパネルの
連結の作業性を向上させ、作業者にも負担が掛からず、
又、外力に対して変形し難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す屋根パネルの連結状態を
示す平面図である。
【図2】同上実施例における図1のII−II線視断面
図である。
【図3】同上実施例における図2の連結前の状態を示す
断面図である。
【図4】同上実施例の屋根パネルの配置図である。
【図5】従来例の屋根構造を示す側断面図である。
【図6】従来例の受けプレートを示す図である。
【符号の説明】
A パネル連結具 1 隣合う一方の屋根パネル 突起部(突部) 4A ねじ孔 11 隣合う他方の屋根パネル 14 孔 20 ボルト

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するパネルを連結するための工業化
    住宅用パネル連結具であって、 一方のパネルの端面に他方のパネルの端面に向かって突
    出して設けられる突部と、他方のパネルの端面に前記突
    部が密嵌合するように設けられる孔と、前記突部に設け
    られるねじ孔と、前記孔の側から前記ねじ孔に螺合して
    前記両パネルを締付け固定するボルトとを含み前記ボル
    トを前記ねじ孔に螺合すると前記突部と前記孔とをガイ
    ドとして両パネルが正しい位置に矯正された状態で接合
    され、前記孔が受け座に形成され、この受け座が前記一
    方のパネルに向かって突出するように前記他方のパネル
    の端面に形成され、前記突部は前記一方のパネルの端面
    に取り付けられた突部材に備えられていることを特徴と
    する工業化住宅用パネル連結具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の工業化住宅用パネル連結
    具において、 前記突部はバーリング加工で形成されることを特徴とす
    る工業化住宅用パネル連結具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の工業化住宅用パネ
    ル連結具において、 前記パネルは屋根パネルであることを特徴とする工業化
    住宅用パネル連結具。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の工業化住宅用パネ
    ル連結具において、 前記パネルは壁パネルであることを特徴とする工業化住
    宅用パネル連結具。
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