JP2520289Y2 - 入隅用外壁パネル固定金具 - Google Patents

入隅用外壁パネル固定金具

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JP2520289Y2
JP2520289Y2 JP1990049176U JP4917690U JP2520289Y2 JP 2520289 Y2 JP2520289 Y2 JP 2520289Y2 JP 1990049176 U JP1990049176 U JP 1990049176U JP 4917690 U JP4917690 U JP 4917690U JP 2520289 Y2 JP2520289 Y2 JP 2520289Y2
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雅信 樋口
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は鉄骨組立住宅において、外壁が四隅を構成し
た場合における、入隅部の外壁パネルの固定金具に関す
る。
(ロ)従来技術 従来から鉄骨組立住宅において、入隅用外壁パネル固
定金具に関する技術は公知とされているのである。例え
ば、実開昭62-19306号公報に記載の技術の如くである。
また、他の入隅用外壁パネルの組立方法としては、次
の2種類の方法があったのである。
第1の方法は、第9図、第10図において示す如く、入
隅部において対向する左右の外壁パネルの端部を短く構
成して、入隅部に開口を設け、その開口を利用して、手
を挿入して外壁パネルを内側で止める方法である。
第9図は外壁パネル5,6を外から固定する方法を示す
斜視図、第10図は同じく平面断面図である。
入隅添柱13の直交する縦平面に、入隅軸組11,12がボ
ルトにより固定される。該入隅軸組11,12の入隅部の外
側の直交する縦面に該当する部分に、「L」型の入隅止
板4を固着している。そして該入隅止板4より、バネ鋼
により構成した入隅コーナー板18の被挿入金具19,14が
突設されている。
該被挿入金具19,14に、入隅コーナー板18の目地グリ
ップ部15が挿入されて、外壁パネル5,6が届かないこと
により構成された広い開口部分を、入隅コーナー板18に
より閉鎖しているのである。
しかし、入隅コーナー板18は目地グリップ部15を挿入
することにより簡単に止めているので、簡単に外れる可
能性があるのである。
また、外壁パネル5,6の固定は、該外壁パネル5,6の間
に出来る開口部から手を入れて、固定金具16により、外
壁パネル金具7の部分を挟持して、締結ボルト17により
締結するのである。
該構成においては、締結ボルト17も固定金具16も全
て、外壁パネル5,6の間に出来る開口から手を入れて組
立操作すべく構成しているのである。
第2の方法は、第11図、第12図において示す如く、外
壁パネル5,6の裏面側からの作業を可能とする方法であ
り、2種類の金具を組み合わせて、外壁裏面から取付・
締め付けを可能としている。
第11図は、従来の内側からの外壁パネル5,6の固定方
法を示す斜視図、第12図は同じく平面断面図である。
該従来技術においても、入隅添柱13に入隅軸組11,12
を固着し、該入隅軸組11,12の入隅部外側の直交する面
に入隅止板4を設けた点においては同じであるが、該入
隅止板4に入隅外壁押え板23を挿入する金具挿入孔4aを
設け、該金具挿入孔4aに挿入した入隅外壁押え板23を入
隅止板4の内側から締結可能に締結ボルト21と締結ナッ
ト26とナット座22を設けた点が異なっているのである。
故に、入隅外壁押え板23は入隅止板4の内側において
締結が可能であり、その一部が入隅止板4の外側に出た
部分において、外壁パネル5,6の外壁パネル金具8の部
分を押さえて固定するのである。
(ハ)考案が解決すべき課題 しかし、上記第1の方法では、作業性は良いが構造上
締め付け強度が弱く、外壁パネルのズレ等、不具合い発
生の可能性があり、更に外観意匠上において広い間隙が
外壁パネルの間に出来るので、美観を損ねるという不具
合いがあったのである。
また、第2の方法においては、外観の意匠上の制約は
受けないが、金具の構造が複雑であり、作業性が損なわ
れるという不具合いがあったのである。
即ち、該入隅外壁押え板23と入隅止板4の間の間隙に
外壁パネル5,6の外壁パネル金具7,8の部分を挿入する操
作が、重量のある外壁パネル5,6を保持した状態で組立
てながら、外壁パネル金具7を、入隅外壁押え板23と入
隅止板4の間に挿入することとなるので困難だったので
ある。
本考案は以上のような不具合いを解消するものであ
る。
(ニ)課題を解決する手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
外壁パネルより突出した外壁パネル金具を、入隅止板
4との間で固定する「コ」型の入隅外壁押え板1を設
け、該入隅外壁押え板1の一部を、入隅止板4に穿設し
た金具挿入孔4aから、入隅止板4の内側に挿入し、該入
隅外壁押え板1の挿入部と、入隅止板4の内面との間
で、外壁パネル金具の一部を挟持する構成において、該
入隅外壁押え板1の、金具挿入孔4aに挿入していない部
分に押え板保持金具2を設け、該押え板保持金具2は、
入隅外壁押え板1が入隅止板4の外側に出た部分に引っ
かけるU字引っ掛け部2cと、金具挿入孔4aを貫通し入隅
止板4の外側に突出する内側挟持片2bと、入隅止板4の
内側に位置した外側挟持片2aにより構成し、外壁パネル
金具を締め付けるべく入隅外壁押え板1に設けた締結ボ
ルト3により、入隅外壁押え板1と押え板保持金具2を
一体化したものである。
(ホ)実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は本考案の入隅用外壁パネル固定方法の平面断
面図、第2図は同じく組立状態の斜視図、第3図は入隅
外壁押え板1と押え板保持金具2と入隅止板4の平面断
面図、第4図は締結ボルト3を締め上げた状態の平面断
面図、第5図は入隅外壁押え板1と押え板保持金具2の
平面図、第6図、第7図は入隅外壁押え板1の平面図と
側面図、第8図は押え板保持金具2の側面図である。
前述した如く、従来の方法である第9図、第10図の外
側からの入隅用外壁パネル固定方法では、外壁パネル5,
6の間に広い開口が出来るので、入隅コーナー板18を介
装する必要があり、外観が損なわれ、また不安定である
ので、この方法は採用されないのである。
次に、第11図、第12図の方法では、裏から挿入した入
隅外壁押え板23と入隅止板4の間に、外壁パネル5,6の
外壁パネル金具7,8の部分を挿入するのが困難であると
いう不具合いがあったのである。
本考案においては、該従来の入隅外壁押え板23の部分
が落下しないように、入隅外壁押え板1と押え板保持金
具2により、挿入開口自己保持機構を設けたものであ
る。
即ち、入隅外壁押え板1自体は、平面視において
「コ」型に構成し、前述の入隅止板4に穿設した金具挿
入孔4aに挿入すると共に、該金具挿入孔4aに挿入した状
態で、入隅外壁押え板1と入隅止板4の間の外壁パネル
金具7の挿入開口を自己保持させるものである。
該挿入開口自己保持機構を構成する押え板保持金具2
は、その端部のU字引っ掛け部2cにより、入隅外壁押え
板1の内側の端部に引っ掛けており、中途部の孔に締結
ボルト3を挿入することにより、この2点で、入隅外壁
押え板1と押え板保持金具2を一体化している。
更に、押え板保持金具2の他端には、内側挟持片2b
と、外側挟持片2aが分岐構成されており、外側挟持片2a
は金具挿入孔4aを貫通して、入隅止板4の外側に突出
し、内側挟持片2bは入隅止板4の内側に位置している。
外側挟持片2aと内側挟持片2bの両者が構成する分岐谷
部に、入隅止板4の金具挿入孔4aの縁部が嵌入して、入
隅外壁押え板1を入隅止板4の外側に突出した状態で挿
入開口自己保持すべく構成しているのである。
外側挟持片2aの先端にもU字型の引っ掛け部が構成さ
れており、締結ボルト3により外壁パネル金具7を締め
上げた状態でも、外側挟持片2aの部分が、金具挿入孔4a
から外れ無いように構成している。
入隅外壁押え板1と押え板保持金具2により構成した
入隅用外壁パネル固定金具の構成が簡単であり、押え板
保持金具2を付設することにより、入隅外壁押え板1の
挿入開口自己保持機構を具備させることが出来るので、
外壁パネル5,6の外壁パネル金具7,8の挿入操作が簡単に
出来るのである。
外壁パネル5,6の固定に関して、全ての作業を外壁パ
ネル5,6の裏面より行うことが出来るので、入隅部に外
壁パネル固定作業用の開口を広く設ける必要がなく、美
観を低下させることが無くなったのである。
第1図において、外壁パネル5,6との間に間隙が出来
ているが、該部分は弾性体により構成したシールジョイ
ント20を介装するので、密閉閉塞されるのである。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、入隅外壁押え板1と押え板保持金具2を構成
したので、外壁パネル5,6を入隅止板4の方に近付けた
場合に、入隅外壁押え板1と入隅止板4の間の開口が自
己保持されているので、作業者は外壁パネル5,6を持っ
た状態で所定の位置方向に移動するだけで、外壁パネル
金具7を入隅外壁押え板1の開口に挿入することが出来
るので、次に内側から締結ボルト3を締結することによ
り、入隅外壁押え板1の押圧部1aと入隅止板4の間で、
外壁パネル5,6の固定が出来るのである。
第2に、締結ボルト3の締め付けにより発生する力
と、実際に外壁パネル5,6の固定に作用している力の作
用線が一致しているので、安定した強い固定力が得られ
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の入隅用外壁パネル固定方法の平面断面
図、第2図は同じく組立状態の斜視図、第3図は入隅外
壁押え板1と押え板保持金具2と入隅止板4の平面断面
図、第4図は締結ボルト3を締め上げた状態の平面断面
図、第5図は入隅外壁押え板1と押え板保持金具2の平
面図、第6図・第7図は入隅外壁押え板1の平面図と側
面図、第8図は押え板保持金具2の側面図、第9図は従
来の外壁パネル5,6を外から固定する方法を示す斜視
図、第10図は同じく平面断面図、第11図は、従来の内側
からの外壁パネル5,6の固定方法を示す斜視図、第12図
は同じく平面断面図である。 1……入隅外壁押え板 1a……押圧部 2……押え板保持金具 2a……外側扶持片 2b……内側扶持片 2c……U字引っ掛け部 3……掃結ボルト 4……入隅止板 4a……金具挿入孔 5,6……外壁パネル 7,8……外壁パネル金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁パネルより突出した外壁パネル金具
    を、入隅止板4との間で固定する「コ」型の入隅外壁押
    え板1を設け、該入隅外壁押え板1の一部を、入隅止板
    4に穿設した金具挿入孔4aから、入隅止板4の内側に挿
    入し、該入隅外壁押え板1の挿入部と、入隅止板4の内
    面との間で、外壁パネル金具の一部を挟持する構成にお
    いて、該入隅外壁押え板1の、金具挿入孔4aに挿入して
    いない部分に押え板保持金具2を設け、該押え板保持金
    具2は、入隅外壁押え板1が入隅止板4の外側に出た部
    分に引っかけるU字引っ掛け部2cと、金具挿入孔4aを貫
    通し入隅止板4の外側に突出する内側挟持片2bと、入隅
    止板4の内側に位置した外側挟持片2aにより構成し、外
    壁パネル金具を締め付けるべく入隅外壁押え板1に設け
    た締結ボルト3により、入隅外壁押え板押え板1と押え
    板保持金具2を一体化したことを特徴とする入隅用外壁
    パネル固定金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6389549B1 (ja) * 2017-07-21 2018-09-12 積水ハウス株式会社 外壁取付具及び外壁取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH068168Y2 (ja) * 1985-07-19 1994-03-02 積水ハウス株式会社 外壁パネルの入隅構造

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JP6389549B1 (ja) * 2017-07-21 2018-09-12 積水ハウス株式会社 外壁取付具及び外壁取付構造

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