JPH068168Y2 - 外壁パネルの入隅構造 - Google Patents

外壁パネルの入隅構造

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JPH068168Y2
JPH068168Y2 JP1985111323U JP11132385U JPH068168Y2 JP H068168 Y2 JPH068168 Y2 JP H068168Y2 JP 1985111323 U JP1985111323 U JP 1985111323U JP 11132385 U JP11132385 U JP 11132385U JP H068168 Y2 JPH068168 Y2 JP H068168Y2
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panel
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wall
entrance corner
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一夫 石川
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は建物の壁体の入隅部における外壁パネルの入
隅構造に関するものである。
(従来の技術) 従来の外壁パネルの入隅構造は第2図に示すように、軸
組aのコーナ部に入隅止板bが取付けられ、これに外壁
パネルc,cの端縁部d,dが当接され、該両端縁部
d,dを外側から入隅固定金具eにより軸組aに締付固
定するようにされていたものが多かった。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構造では次のような問題があ
った。
(a)入隅固定金具eはシール機能を兼備する必要があ
り、よって他の部位には使用することができない特殊な
形状のものとされている。そして、このように別部材を
用いることが部品のコストの増加を招いている。
(b)1つの入隅固定金具eで両外壁パネルc,cの端縁
d,dを同時に固定するため、両外壁パネルc,cの位
置決めに精度が要求され、施工性が悪かった。二人以上
の作業者がそれぞれの外壁パネルc,cを持ち、他の者
が入隅固定金具を止める作業が必要であった。また、一
つの入隅固定金具cだけでは両外壁パネルc,cを十分
に固定することは困難であった。
(c)入隅部に金属つまり入隅固定金具eが露出するた
め、この部位の外観が損なわれる。
(d)また、金属同士が接触するため、腐食し易い。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る外壁パネルの入隅構造は、建物の入隅部に
おける軸組に沿って、二枚の外壁パネルが横断面が直角
となるように接続された入隅構造であって、外壁パネル
は開放部を外に向けた溝形鋼を枠組みしたパネル枠の表
面側にコンクリートパネル材が張設されたもので、一方
の外壁パネルのコンクリートパネル材の端面が、他方の
外壁パネルのコンクリートパネル材の表面に対して適当
な間隙をおいて、直角に突き合うように配設されるが、
両外壁パネルの入隅端部と入隅部における軸組との間に
は上下方向に長い入隅止板が介在され、両外壁パネルの
入隅端部が当接するこの入隅止板の上下方向の数箇所に
形成した挿通孔のところに固定金具を用いてそれぞれの
外壁パネルの入隅端部と軸組とを係合させるが、固定金
具は短冊状板を側面から見てコ字形に形成した係止部材
とナット及び先端にL字形の係合片を有するボルト材を
備えた締付部材からなり、固定金具の係止部材の脚片の
一方が軸組の縦材の縁片に係止されるとともに他方が入
隅止板の裏面に係止され、係止部材の背板の中央に形成
した挿通孔に先端に係合片を有する締付部材のボルト材
が挿通され、入隅止板に形成した挿通孔を挿通して外壁
パネルのパネル枠の取付用溝内に入れられた前記の係合
片がパネル枠に係合され、ナットにより締め付けられて
外壁パネルの入隅溝部が軸組側へ引き寄せられて入隅止
板に固定され、かつ両側面にそれぞれ複数個の係止片が
突設された柔軟な合成樹脂製目地材が前記したコンクリ
ートパネル材同士の間隙に弾縮して挿入され、この目地
材は複数個の係止片が間隙を形成する一方の外壁パネル
のコンクリートパネル材の端面と他方の外壁パネルのコ
ンクリートパネル材の表面に係止されたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
本考案に係る外壁パネルの入隅構造を第1図に示し、軸
組1,2がコーナ柱3を介して直角に連結され、これら
の外側に沿って外壁パネル4,5が固定金具6により取
付けられている。そして、一方の外壁パネル4の端面4
aは他方の外壁パネル5の裏面5aに対して突き合うよ
うに配設せられており、端面4aと表面5aとの間に生
じた間隙には目地材7が介装されている。14は両外壁
パネル4,5の入隅部と入隅部における軸組1,2との
間に上下方向に長く介在された入隅止板である。
軸組1,2は、リップ溝形鋼からなる縦材8および横材
9が矩形状に枠組みされてなり、コーナ柱3は矩形の一
部が欠けた断面形状を有する溝形鋼からなる。軸組1,
2は基礎(図示省略)上に起立状に設けられるととも
に、縦材8,8が上記コーナ柱3に綴りボルトを用いて
固定されている。
外壁パネル4,5は上記軸組1,2に対応した矩形状の
コンクリート系軽量パネルで、具体的には、パネル枠1
0に耐アルカリ性ガラス繊維強化セメント等からなるコ
ンクリートパネル材11が張設されるとともに、コンク
リートパネル材11とパネル枠10とに囲まれた部分に
断熱材12が充填されて形成されている。パネル枠10
は断面がほぼコ字形の溝形鋼が矩形状に枠組みされてな
り、これにより外壁パネル4,5の周端縁部に取付用溝
13が形成されている。なお、外壁パネル4の端面4a
が突き合わせられる側の外壁パネル5の幅寸法は、上記
外壁パネルの幅寸法よりも若干大きく(例えばコンクリ
ートパネル材11の厚さ分程度)設定されている。そし
て、両外壁パネル4,5を軸組1,2にそれぞれ取付け
た状態において、外壁パネル5の端縁部5bが外壁パネ
ル4の内側方向へ入り込んで、該外壁パネル4の端面4
aが突き合わせられるようにされている。このことを現
場では勝ち負け納まりと称している。もちろん、両外壁
パネル4,5の幅寸法、あるいはパネル枠10の形状、
寸法は同じものであってもよい。このような同じもので
勝ち負け納まりとなしていてもよい。
固定金具6は係止部材15と締付部材16からなる。係
止部材15は短冊板を側面から見てコ字形に形成したも
ので、一方の脚片15aが軸組1,2の縦材8の縁片8
aに係合するとともに、他方の脚片15bが入隅止板1
4の裏面に当接係止するようにされている。また、係止
部材15の背板の中央部分には上記締付部材16を挿通
するための挿通孔15cが設けられている。
締付部材16は、先端にL字形状の係合片17を有する
ボルト材18と、これに螺合される締付ナット19とか
らなる。上記ボルト材18は係止部材15の挿通孔15
cに挿通して支持されるとともに、上記係合片17が外
壁パネル4,5の取付用溝13に入ってパネル枠10に
係合するようになされている。
目地材7は柔軟な合成樹脂製のもので、本体の両側面に
それぞれ複数個の係止片7aが突設されている。これら
の係止片7aが外壁パネル4の端面4aと外壁パネル5
の裏面5aとで形成された間隙の内部にそれぞれ弾発的
に係止され、この部位のシール性を確保する。
入隅止板14は外壁パネル4,5の端縁部分を受けるた
めの金属製のもので、軸組1,2の縦材8に沿うように
取付けられ、この部位のシール作用もなす。入隅止板1
4には上記固定金具6の締付部材16を挿通するための
挿通孔14aが設けられ、挿通孔14aは縦長の長孔と
されて、締付部材16の上下方向の位置が微調整可能と
されている。
次に、上記外壁パネルの入隅部の施工方法を説明する。
まず、外壁パネル4,5をそれぞれ軸組1,2に外側に
当接させて位置決めした後、これらを固定金具6により
固定する。すなわち、固定金具6の係止部材15の脚片
15a,15bを軸組1,2の縦材8の縁片8aと入隅
止板14の裏面にそれぞれ係止させるとともに、締付部
材16の係合片17を入隅止板14の挿通孔14aに挿
通して外壁パネル4,5の取付用溝13に入れ内側から
パネル枠10に係合させ、この状態で締付ナット19を
締め付ける。すると、外壁パネル4,5が上記係合片1
7により軸組1,2側へ引き寄せられ、入隅止板14に
挟持状に固定されると同時に、係止片15aを介して軸
組1,2に固定される。この固定状態において、一方の
外壁パネル4の端面4aが他方の外壁パネル5の端縁部
5bの表面5aに適当な間隙をおいて近接状に対向して
位置する。
続いて、上記表面5aと端面4aとの間隙に目地材7を
外側から挿入係止させてこの間隙をシールする。なお、
この目地材7は外壁パネル同士を直線状に連接したとき
に各外壁パネル間に生じる間隙をシールするものと同じ
ものである。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、次に列挙するよ
うな種々の効果が得られる。
(a)目地を閉塞するための入隅部専用の固定金具が不要
となり、コストの低減化が図れる。
つまり、外壁パネル同士を直線状に連接するときに各外
壁パネル間に生じる間隙をシールする目地材と同じもの
が使用できる。目地材の装着は、間隙に挿入係止させる
のみの簡単な作業で済む。
(b)入隅部の両外壁パネルを別々の固定金具を用いて軸
組に直接係合させているため、外壁パネルに要求される
位置決め精度はそれほど高くなくてよい。外壁パネルの
固定を一つづつ順次行うことができるため、施工性も良
好である。
(c)入隅部に金属が露出しないため、外観が向上する。
また、金属同士が接触することがないため、腐食等の心
配をする必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である外壁パネルの入隅構造を
示す横断面図、第2図は従来の外壁パネルの入隅構造を
示す斜視図である。 4,5……外壁パネル、4a……端面 5a……表面、7……目地材 6……固定金具、10……パネル枠 13……取付用溝、14……入隅止板 15……係止部材、16……締付部材 17……係合片、18……ボルト材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の入隅部における軸組に沿って、二枚
    の外壁パネルが横断面が直角となるように接続された入
    隅構造であって、 外壁パネルは開放部を外に向けた溝形鋼を枠組みしたパ
    ネル枠の表面側にコンクリートパネル材が張設されたも
    ので、一方の外壁パネルのコンクリートパネル材の端面
    が、他方の外壁パネルのコンクリートパネル材の表面に
    対して適当な間隙をおいて、直角に突き合うように配設
    されるが、両外壁パネルの入隅端部と入隅部における軸
    組との間には上下方向に長い入隅止板が介在され、両外
    壁パネルの入隅端部が当接するこの入隅止板の上下方向
    の数箇所に形成した挿通孔のところに固定金具を用いて
    それぞれの外壁パネルの入隅端部と軸組とを係合させる
    が、固定金具は短冊状板を側面から見てコ字形に形成し
    た係止部材とナット及び先端にL字形の係合片を有する
    ボルト材を備えた締付部材からなり、固定金具の係止部
    材の脚片の一方が軸組の縦材の縁片に係止されるととも
    に他方が入隅止板の裏面に係止され、係止部材の背板の
    中央に形成した挿通孔に先端に係合片を有する締付部材
    のボルト材が挿通され、入隅止板に形成した挿通孔を挿
    通して外壁パネルのパネル枠の取付用溝内に入れられた
    前記の係合片がパネル枠に係合され、ナットにより締め
    付けられて外壁パネルの入隅溝部が軸組側へ引き寄せら
    れて入隅止板に固定され、かつ両側面にそれぞれ複数個
    の係止片が突設された柔軟な合成樹脂製目地材が前記し
    たコンクリートパネル材同士の間隙に弾縮して挿入さ
    れ、この目地材は複数個の係止片が間隙を形成する一方
    の外壁パネルのコンクリートパネル材の端面と他方の外
    壁パネルのコンクリートパネル材の表面に係止されたこ
    とを特徴とする外壁パネルの入隅構造。
JP1985111323U 1985-07-19 1985-07-19 外壁パネルの入隅構造 Expired - Lifetime JPH068168Y2 (ja)

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JPS48183U (ja) * 1971-05-24 1973-01-05

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