JP2586166Y2 - 車両内コートハンガー部構造 - Google Patents

車両内コートハンガー部構造

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JP2586166Y2
JP2586166Y2 JP1130993U JP1130993U JP2586166Y2 JP 2586166 Y2 JP2586166 Y2 JP 2586166Y2 JP 1130993 U JP1130993 U JP 1130993U JP 1130993 U JP1130993 U JP 1130993U JP 2586166 Y2 JP2586166 Y2 JP 2586166Y2
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coat hanger
vehicle
hanger
coat
clothes
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JP1130993U
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宏美 岡崎
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は乗用自動車等の車両内コ
ートハンガー部構造に関するものであり、特に車両内に
設けられた収納部に衣類吊下部分を備えるコートハンガ
ー本体が収納され、使用時にはその収納部から衣類吊下
部を引き出して所要のコート等が吊下される車両内コー
トハンガー部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用自動車室内側部は例えば図8に示す
ように、前部ドア34、後部ドア35および天井部36
を支持するフロントピラー38、センターピラー39、
リアピラー40が配置されてなる。このうちセンターピ
ラー39には前部座席用のシートベルトウェビング17
を折り返して固定するアンカー装置10が装着される。
【0003】図7に示されるように後部ドア35の上方
のルーフサイドには乗員の便を考慮してコートハンガー
50が設けられ、かかるコートハンガー50には乗員の
上着等を吊下することができる。
【0004】図8に示されるように、コートハンガー5
0のフック51はその未使用時にはルーフサイド52と
面一になるように閉じて収納され、図9に示されるよう
に使用時にはハンガー具53を吊下できるように引き出
されたフック51にコートハンガー具53が引き掛けら
れて吊下される。
【0005】図10及び図11に示されるように、コー
トハンガー50の未使用時には、シャフト54に取り付
けられた巻きバネ55によってフック51は格納されて
おり使用時にはフック51を指で押すことによってフッ
ク51が開いて収納部56の外側に露出し使用可能とな
る。図11に示されるように、シャフト54に取り付け
られた巻きバネ55は取付金具57と連結され、ルーフ
サイド52の収納部56内へ取付金具57と共にビス固
定される。またシャフト54はルーフサイド52のフッ
ク51収納部分56の側面にあけられた小穴58に固定
される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、以上の従来の
車両内コートハンガー部構造には次のような問題があっ
た。すなわち以上の従来の車両内コートハンガー部構造
では構成部品が多くなり構造が複雑であるため組立工数
に手間がかかるという問題があった。またそのように構
成部品点数が多い結果として高価であるという問題もあ
った。
【0007】したがって本考案は以上の従来の車両内コ
ートハンガーにおける問題に鑑みてなされたものであ
り、簡略な構造で、安価で、作り易い車両内コートハン
ガー部構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案の車両内
コートハンガー部構造は、車両内に収納部を設け、その
収納部に衣類吊下部分を一体に備えるコートハンガー本
体が収納されると共に使用時にはその収納部から衣類吊
下部が引き出される車両内コートハンガー部構造におい
て、前記コートハンガー本体を弾性樹脂により形成する
と共にそのコートハンガー本体の前記衣類吊下部分の他
端部近傍に溝を形成し、さらにその溝と前記衣類吊下部
分のはぼ中間位置に軸止部を設け、前記溝を介して折曲
したコートハンガー本体を前記衣類吊下部分の他端部を
内側に位置させた状態で前記収納部に配置し、前記軸止
部により収納部内に開閉可能に取り付けてなるを特徴と
する。前記弾性樹脂としては例えばポリプロピレンがあ
り一般に乗用自動車の車室内のトリムの材質としてはポ
リプロピレンが多く適用され、かかるポリプロピレンは
弾性を有する。前記収納部の前記衣類吊下部側には衣類
吊下部を引き出すためのスペースを形成するようにすれ
ば収納部からのコートハンガーの引き出しが容易とな
る。
【0009】
【作用】したがって本考案の車両内コートハンガー部構
造では、コートハンガー本体が弾性樹脂により形成され
るので、そのコートハンガー本体が弾性を持ち、そのコ
ートハンガー本体に形成された溝を介して折曲したコー
トハンガー本体を衣類吊下部分の他端部を内側に位置さ
せた状態で収納部に配置し、軸止部により収納部内に開
閉可能に取り付けることにより、衣類吊下部分の他端部
に発生する弾性力によって軸止部を軸として衣類吊下部
分を収納部内側に収納し閉じる方向の回転力が生じ、コ
ートハンガー本体は収納部に収納された状態を維持す
る。一方、衣類吊下部を収納部から引き出し所要の衣類
を吊下すればその衣類の重量によって衣類吊下部は収納
部から引き出された状態を維持する。
【0010】
【実施例】以下に本考案の実施例の車両用コートハンガ
ー部構造につき図面を参照して説明する。図1〜図4は
本考案の一実施例のコートハンガー1を示し、図1は本
実施例の車両用コートハンガー1を取り付けた状態での
図7に示す車室内概略図におけるI-I断面図である。
【0011】本実施例のコートハンガー1にはその材料
としてポリプロピレンが適用される。 図3に示すよう
にコートハンガー1は平板の一端部近傍位置に薄肉の溝
2を形成し、他端に折曲して係止部分となした衣類吊下
部としてのフック3を形成してなる。また溝2とフック
3との中間位置にはシャフト挿通孔部4が形成され、こ
のシャフト挿通孔部4にシャフト5が挿通される。
【0012】図4に示すように以上のコートハンガー1
は、コートハンガー1を溝2において折曲した状態でハ
ンガー収納部6内側に収納し、その状態でハンガー収納
部6両側壁に設けられた取付穴7a、7b及びシャフト
挿通孔部4にシャフト5を挿通し、シャフト5の両端部
を取付金具8によって固定することによってルーフサイ
ド9に取り付けられる。そのように溝2で折曲げられた
状態では図1に示すようにポリプロピレンの持つ弾性に
よってコートハンガー1の一端部10からルーフサイド
9のハンガー収納部6底面に対して図上A’として示す
方向の反力が作用しており、その反力がシャフト5を軸
とする図上Bで示す回転力としてコートハンガー1の他
端部11に作用する。その結果、コートハンガー1はハ
ンガー収納部6内側に収納された状態を維持する。
【0013】またコートハンガー1を使用する際には、
図2に示されるように溝2近傍位置を図上矢印Dで示す
ように押圧することによって、フック3がハンガー収納
部6の外側に出て開き、そのフック3に所要のコート等
を吊下すればそのコート等の重量によってフック3はハ
ンガー収納部6の外側に出て開いた状態を維持し、コー
ト等を吊下した状態で静止する。なお、図1に示される
ようにコートハンガー1の内側の前記溝2近傍に突起1
2を設けるようにすることもできる。その様に突起12
を設けた場合には、かかる突起12は溝2を介してコー
トハンガー1を折り畳んだ状態でコートハンガー1の一
端部10近傍内側面に当接する。したがってかかる突起
12によっても、コートハンガー1の一端部10は図上
Aとして示す方向の力を受け、かかる力に対する反力は
図上A’として示す方向となり、結果として図上Bで示
す回転力としてコートハンガー1の他端部11に作用す
る。このように突起12を備えることにより、コートハ
ンガー1を反復使用することによって、その材質が持つ
弾性による機能が疲労によって弱化してもコートハンガ
ー1自体は良好にその機能を維持し、耐久性が向上され
る。
【0014】図5、6は本考案の他の実施例のコートハ
ンガー部構造を示し、この実施例の構造では、ハンガー
収納部13はコートハンガー1のフック3側において開
放されてフック3を引き出すためのスペースCが形成さ
れ、フック3を図6に示すように直接指で起こして所要
のコート等を吊下できるようにされている。この実施例
ではそれによりコートハンガー1のフック3の引き起こ
しを容易に行うことができる。なお、以上の各実施例で
はコートハンガー1の材料としてポリプロピレンを適用
したが、本考案の弾性樹脂はポリプロピレンに限られ
ず、所要の弾性を有する樹脂を適宜用いることができ
る。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案の車両内コートハン
ガー部構造によればコートハンガー本体を弾性樹脂によ
り形成すると共にそのコートハンガー本体に形成される
衣類吊下部分の他端部近傍に形成された溝を介して折曲
したコートハンガー本体を衣類吊下部分の他端部を内側
に位置させた状態で軸止部により収納部内に開閉可能に
取り付けてなるので、コートハンガーの構成部品はコー
トハンガー本体と軸止部に用いられる軸だけであり、コ
ートハンガー部構造の構成部品を減らし、構造を簡単に
することができ組立工数を減らすことができる。またそ
の様に構成部品が減り、組立工数を減らすことができる
結果として車両内コートハンガーを安価に製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の車両内コートハンガー部
構造を示す断面図である。
【図2】 図1に示す実施例の車両内コートハンガー部
構造の作動状態を示す断面図である。
【図3】 図1に示す実施例の車両内コートハンガー部
構造に用いられるコートハンガーを示す斜視図である。
【図4】 図1に示す実施例の車両内コートハンガー部
構造の組立手順を示す斜視図である。
【図5】 本考案の他の実施例の車両内コートハンガー
部構造を示す断面図である。
【図6】 図5に示す実施例の車両内コートハンガー部
構造の作動状態を示す断面図である。
【図7】 乗用自動車の車室内の概略を示す斜視図であ
る。
【図8】 従来の車両内コートハンガー部構造を示す斜
視図である。
【図9】 図7に示す従来の車両内コートハンガー部構
造の作動状態を示す斜視図である。
【図10】 図7に示す従来の車両内コートハンガー部
構造の作動状態を示す断面図である。
【図11】 図7に示す従来の車両内コートハンガー部
構造の組立手順を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・コートハンガー、2・・・溝、3・・・フッ
ク、4・・・シャフト挿通孔部、5・・・シャフト、
6,13・・・ハンガー収納部、7a,7b・・・取付
穴8・・・取付金具、9・・・ルーフサイド

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内に収納部を設け、その収納部に衣
    類吊下部分を一体に備えるコートハンガー本体が収納さ
    れると共に使用時には前記収納部から衣類吊下部が引き
    出される車両内コートハンガー部構造において、前記コ
    ートハンガー本体を弾性樹脂により形成すると共にその
    コートハンガー本体の前記衣類吊下部分の他端部近傍に
    溝を形成し、さらにその溝と前記衣類吊下部分のはぼ中
    間位置に軸止部を設け、前記溝を介して折曲したコート
    ハンガー本体を前記衣類吊下部分の他端部を内側に位置
    させた状態で前記収納部に配置し、前記軸止部により収
    納部内に開閉可能に取り付けてなることを特徴とする車
    両内コートハンガー部構造。
  2. 【請求項2】 前記収納部の前記衣類吊下部側には衣類
    吊下部を引き出すためのスペースが形成されてなる請求
    項1記載の車両内コートハンガー部構造。
JP1130993U 1993-02-19 1993-02-19 車両内コートハンガー部構造 Expired - Lifetime JP2586166Y2 (ja)

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JPH0663443U JPH0663443U (ja) 1994-09-09
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