JPH0663443U - 車両内コートハンガー部構造 - Google Patents

車両内コートハンガー部構造

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JPH0663443U
JPH0663443U JP1130993U JP1130993U JPH0663443U JP H0663443 U JPH0663443 U JP H0663443U JP 1130993 U JP1130993 U JP 1130993U JP 1130993 U JP1130993 U JP 1130993U JP H0663443 U JPH0663443 U JP H0663443U
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coat hanger
hanger
coat
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JP1130993U
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宏美 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡略な構造で安価で作り易い車両内コートハ
ンガー部構造を提供する。 【構成】 コートハンガー1はポリプロピレンよりなる
平板の一端部近傍位置に薄肉の溝2を形成し、他端に折
曲して係止部分となした衣類吊下部としてのフック3を
形成してなり、溝2において折曲した状態でハンガー収
納部6内側に収納することによってルーフサイド9に取
り付けられる。その状態ではポリプロピレンの持つ弾性
によってコートハンガー1の一端部10には図上Aとし
て示す方向の反力が作用しており、その反力がシャフト
5を軸とする図上Bで示す回転力としてコートハンガー
1の他端部11に作用する結果、コートハンガー1はハ
ンガー収納部6内側に収納された状態を維持し、使用時
には溝2近傍位置を押圧することによって、フック3が
ハンガー収納部6の外側に出て開き、そのフック3に所
要のコート等を吊下することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は乗用自動車等の車両内コートハンガー部構造に関するものであり、特 に車両内に設けられた収納部に衣類吊下部分を備えるコートハンガー本体が収納 され、使用時にはその収納部から衣類吊下部を引き出して所要のコート等が吊下 される車両内コートハンガー部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用自動車室内側部は例えば図8に示すように、前部ドア34、後部ドア35 および天井部36を支持するフロントピラー38、センターピラー39、リアピ ラー40が配置されてなる。このうちセンターピラー39には前部座席用のシー トベルトウェビング17を折り返して固定するアンカー装置10が装着される。
【0003】 図7に示されるように後部ドア35の上方のルーフサイドには乗員の便を考慮 してコートハンガー50が設けられ、かかるコートハンガー50には乗員の上着 等を吊下することができる。
【0004】 図8に示されるように、コートハンガー50のフック51はその未使用時には ルーフサイド52と面一になるように閉じて収納され、図9に示されるように使 用時にはハンガー具53を吊下できるように引き出されたフック51にコートハ ンガー具53が引き掛けられて吊下される。
【0005】 図10及び図11に示されるように、コートハンガー50の未使用時には、シ ャフト54に取り付けられた巻きバネ55によってフック51は格納されており 使用時にはフック51を指で押すことによってフック51が開いて収納部56の 外側に露出し使用可能となる。図11に示されるように、シャフト54に取り付 けられた巻きバネ55は取付金具57と連結され、ルーフサイド52の収納部5 6内へ取付金具57と共にビス固定される。 またシャフト54はルーフサイド52のフック51収納部分56の側面にあけ られた小穴58に固定される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、以上の従来の車両内コートハンガー部構造には次のような問題があっ た。 すなわち以上の従来の車両内コートハンガー部構造では構成部品が多くなり構 造が複雑であるため組立工数に手間がかかるという問題があった。またそのよう に構成部品点数が多い結果として高価であるという問題もあった。
【0007】 したがって本考案は以上の従来の車両内コートハンガーにおける問題に鑑みて なされたものであり、簡略な構造で、安価で、作り易い車両内コートハンガー部 構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案の車両内コートハンガー部構造は、車両内に収納部を設け、そ の収納部に衣類吊下部分を一体に備えるコートハンガー本体が収納されると共に 使用時にはその収納部から衣類吊下部が引き出される車両内コートハンガー部構 造において、前記コートハンガー本体を弾性樹脂により形成すると共にそのコー トハンガー本体の前記衣類吊下部分の他端部近傍に溝を形成し、さらにその溝と 前記衣類吊下部分のはぼ中間位置に軸止部を設け、前記溝を介して折曲したコー トハンガー本体を前記衣類吊下部分の他端部を内側に位置させた状態で前記収納 部に配置し、前記軸止部により収納部内に開閉可能に取り付けてなるを特徴とす る。 前記弾性樹脂としては例えばポリプロピレンがあり一般に乗用自動車の車室内 のトリムの材質としてはポリプロピレンが多く適用され、かかるポリプロピレン は弾性を有する。 前記収納部の前記衣類吊下部側には衣類吊下部を引き出すためのスペースを形 成するようにすれば収納部からのコートハンガーの引き出しが容易となる。
【0009】
【作用】
したがって本考案の車両内コートハンガー部構造では、コートハンガー本体が 弾性樹脂により形成されるので、そのコートハンガー本体が弾性を持ち、そのコ ートハンガー本体に形成された溝を介して折曲したコートハンガー本体を衣類吊 下部分の他端部を内側に位置させた状態で収納部に配置し、軸止部により収納部 内に開閉可能に取り付けることにより、衣類吊下部分の他端部に発生する弾性力 によって軸止部を軸として衣類吊下部分を収納部内側に収納し閉じる方向の回転 力が生じ、コートハンガー本体は収納部に収納された状態を維持する。一方、衣 類吊下部を収納部から引き出し所要の衣類を吊下すればその衣類の重量によって 衣類吊下部は収納部から引き出された状態を維持する。
【0010】
【実施例】
以下に本考案の実施例の車両用コートハンガー部構造につき図面を参照して説 明する。 図1〜図4は本考案の一実施例のコートハンガー1を示し、図1は本実施例の 車両用コートハンガー1を取り付けた状態での図7に示す車室内概略図における I-I断面図である。
【0011】 本実施例のコートハンガー1にはその材料としてポリプロピレンが適用される 。 図3に示すようにコートハンガー1は平板の一端部近傍位置に薄肉の溝2を 形成し、他端に折曲して係止部分となした衣類吊下部としてのフック3を形成し てなる。また溝2とフック3との中間位置にはシャフト挿通孔部4が形成され、 このシャフト挿通孔部4にシャフト5が挿通される。
【0012】 図4に示すように以上のコートハンガー1は、コートハンガー1を溝2におい て折曲した状態でハンガー収納部6内側に収納し、その状態でハンガー収納部6 両側壁に設けられた取付穴7a、7b及びシャフト挿通孔部4にシャフト5を挿 通し、シャフト5の両端部を取付金具8によって固定することによってルーフサ イド9に取り付けられる。そのように溝2で折曲げられた状態では図1に示すよ うにポリプロピレンの持つ弾性によってコートハンガー1の一端部10にはルー フサイド9のハンガー収納部6底面に対して図上Aとして示す方向の反力が作用 しており、その反力がシャフト5を軸とする図上Bで示す回転力としてコートハ ンガー1の他端部11に作用する。その結果、コートハンガー1はハンガー収納 部6内側に収納された状態を維持する。
【0013】 またコートハンガー1を使用する際には、図2に示されるように溝2近傍位置 を図上矢印Dで示すように押圧することによって、フック3がハンガー収納部6 の外側に出て開き、そのフック3に所要のコート等を吊下すればそのコート等の 重量によってフック3はハンガー収納部6の外側に出て開いた状態を維持し、コ ート等を吊下した状態で静止する。 なお、図1に示されるようにコートハンガー1の内側の前記溝2近傍に突起1 2を設けるようにすることもできる。その様に突起12を設けた場合には、かか る突起12は溝2を介してコートハンガー1を折り畳んだ状態でコートハンガー 1の一端部10近傍内側面に当接する。したがってかかる突起12によっても、 コートハンガー1の一端部10は図上Aとして示す方向の力を受け、その力が図 上Bで示す回転力としてコートハンガー1の他端部11に作用する。このように 突起12を備えることにより、コートハンガー1を反復使用することによって、 その材質が持つ弾性による機能が疲労によって弱化してもコートハンガー1自体 は良好にその機能を維持し、耐久性が向上される。
【0014】 図5、6は本考案の他の実施例のコートハンガー部構造を示し、この実施例の 構造では、ハンガー収納部13はコートハンガー1のフック3側において開放さ れてフック3を引き出すためのスペースCが形成され、フック3を図6に示すよ うに直接指で起こして所要のコート等を吊下できるようにされている。この実施 例ではそれによりコートハンガー1のフック3の引き起こしを容易に行うことが できる。 なお、以上の各実施例ではコートハンガー1の材料としてポリプロピレンを適 用したが、本考案の弾性樹脂はポリプロピレンに限られず、所要の弾性を有する 樹脂を適宜用いることができる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案の車両内コートハンガー部構造によればコートハンガー本 体を弾性樹脂により形成すると共にそのコートハンガー本体に形成される衣類吊 下部分の他端部近傍に形成された溝を介して折曲したコートハンガー本体を衣類 吊下部分の他端部を内側に位置させた状態で軸止部により収納部内に開閉可能に 取り付けてなるので、コートハンガーの構成部品はコートハンガー本体と軸止部 に用いられる軸だけであり、コートハンガー部構造の構成部品を減らし、構造を 簡単にすることができ組立工数を減らすことができる。 またその様に構成部品が減り、組立工数を減らすことができる結果として車両 内コートハンガーを安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の車両内コートハンガー部
構造を示す断面図である。
【図2】 図1に示す実施例の車両内コートハンガー部
構造の作動状態を示す断面図である。
【図3】 図1に示す実施例の車両内コートハンガー部
構造に用いられるコートハンガーを示す斜視図である。
【図4】 図1に示す実施例の車両内コートハンガー部
構造の組立手順を示す斜視図である。
【図5】 本考案の他の実施例の車両内コートハンガー
部構造を示す断面図である。
【図6】 図5に示す実施例の車両内コートハンガー部
構造の作動状態を示す断面図である。
【図7】 乗用自動車の車室内の概略を示す斜視図であ
る。
【図8】 従来の車両内コートハンガー部構造を示す斜
視図である。
【図9】 図7に示す従来の車両内コートハンガー部構
造の作動状態を示す斜視図である。
【図10】 図7に示す従来の車両内コートハンガー部
構造の作動状態を示す断面図である。
【図11】 図7に示す従来の車両内コートハンガー部
構造の組立手順を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・コートハンガー、2・・・溝、3・・・フッ
ク、4・・・シャフト挿通孔部、5・・・シャフト、
6,13・・・ハンガー収納部、7a,7b・・・取付
穴8・・・取付金具、9・・・ルーフサイド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内に収納部を設け、その収納部に衣
    類吊下部分を一体に備えるコートハンガー本体が収納さ
    れると共に使用時には前記収納部から衣類吊下部が引き
    出される車両内コートハンガー部構造において、前記コ
    ートハンガー本体を弾性樹脂により形成すると共にその
    コートハンガー本体の前記衣類吊下部分の他端部近傍に
    溝を形成し、さらにその溝と前記衣類吊下部分のはぼ中
    間位置に軸止部を設け、前記溝を介して折曲したコート
    ハンガー本体を前記衣類吊下部分の他端部を内側に位置
    させた状態で前記収納部に配置し、前記軸止部により収
    納部内に開閉可能に取り付けてなることを特徴とする車
    両内コートハンガー部構造。
  2. 【請求項2】 前記収納部の前記衣類吊下部側には衣類
    吊下部を引き出すためのスペースが形成されてなる請求
    項1記載の車両内コートハンガー部構造。
JP1130993U 1993-02-19 1993-02-19 車両内コートハンガー部構造 Expired - Lifetime JP2586166Y2 (ja)

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JPH0663443U true JPH0663443U (ja) 1994-09-09
JP2586166Y2 JP2586166Y2 (ja) 1998-12-02

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