JP2583574Y2 - 空管路口用止水栓の構造 - Google Patents
空管路口用止水栓の構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、空管路口用止水栓の
構造に係わり、更に詳しくは地下に埋設する電線,通信
線等を中継点とする空管路の側壁に形成された空管路口
に、着脱作業が容易で、かつ水密的に装着することを可
能とした空管路口用止水栓の構造に関するものである。
構造に係わり、更に詳しくは地下に埋設する電線,通信
線等を中継点とする空管路の側壁に形成された空管路口
に、着脱作業が容易で、かつ水密的に装着することを可
能とした空管路口用止水栓の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地下Gに埋設する電線,通信線等
の複数の配線Qは、図3に示すように地上から埋設した
空管路1を中継点として連続的に接続されている。前記
空管路1の側壁には、複数本の配線Qを挿通させるため
に、予め空管路口2が複数形成されており、この空管路
口2は、後に配線Qが増えた場合にも適用出来るように
余分に形成されている。しかし、現在使用していない空
管路口2は地下水等が空管路1内に浸入しないように止
水栓3を取付ける必要があり、この止水栓3の構造とし
て、従来、種々のものが提案されていた。
の複数の配線Qは、図3に示すように地上から埋設した
空管路1を中継点として連続的に接続されている。前記
空管路1の側壁には、複数本の配線Qを挿通させるため
に、予め空管路口2が複数形成されており、この空管路
口2は、後に配線Qが増えた場合にも適用出来るように
余分に形成されている。しかし、現在使用していない空
管路口2は地下水等が空管路1内に浸入しないように止
水栓3を取付ける必要があり、この止水栓3の構造とし
て、従来、種々のものが提案されていた。
【0003】例えば、空管路口2にパテを埋め込んで止
水する方法、図4に示すように空管路口2に木栓4を小
槌5等で打ち込んで止水する方法、図5に示すように空
管路口2にゴム栓6を小槌5等で打ち込んで止水する方
法等があったが、いずれの方法も、止水作業を行っても
次に空管路口2を使用するには、止水栓を取外す作業に
多くの手間と時間を要し、作業者から改良の要望が出て
いた。
水する方法、図4に示すように空管路口2に木栓4を小
槌5等で打ち込んで止水する方法、図5に示すように空
管路口2にゴム栓6を小槌5等で打ち込んで止水する方
法等があったが、いずれの方法も、止水作業を行っても
次に空管路口2を使用するには、止水栓を取外す作業に
多くの手間と時間を要し、作業者から改良の要望が出て
いた。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】これらの止水方法の
改良として、図6に示すようにチューブ状のゴムパッキ
ン7をスパナ8等を介してネジ9で締付け、チューブ状
のゴムパッキン7の外径を膨出させて空管路口2の管路
壁10に圧着して止水する方法が提案されている。然し
ながら、上記のようなチューブ状のゴムパッキン7を使
用する方法は、ネジ9を締め込むのに強い力と時間が必
要であり、また狭い場所ではゴムパッキン7の取付け,
取外し作業が極めて難いと言う問題があった。
改良として、図6に示すようにチューブ状のゴムパッキ
ン7をスパナ8等を介してネジ9で締付け、チューブ状
のゴムパッキン7の外径を膨出させて空管路口2の管路
壁10に圧着して止水する方法が提案されている。然し
ながら、上記のようなチューブ状のゴムパッキン7を使
用する方法は、ネジ9を締め込むのに強い力と時間が必
要であり、また狭い場所ではゴムパッキン7の取付け,
取外し作業が極めて難いと言う問題があった。
【0005】この考案は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、止水栓の取付け,取外し作業を短時
間に、しかも大きな力を必要とせずに簡単に行うことが
出来、また狭い場所でも容易に施工作業を行うことが出
来、更に水圧により止水栓の抜けを有効に防止すること
が出来る空管路口用止水栓の構造を提供することを目的
とするものである。
案出されたもので、止水栓の取付け,取外し作業を短時
間に、しかも大きな力を必要とせずに簡単に行うことが
出来、また狭い場所でも容易に施工作業を行うことが出
来、更に水圧により止水栓の抜けを有効に防止すること
が出来る空管路口用止水栓の構造を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するため、空管路の側壁に形成された空管路口に水密
的に着脱可能に装着する空管路口用の止水栓であって、
前記空管路口の端部側内壁面に、空管路口の中心側に向
かって環状の膨出部を形成し、前記空管路口に着脱可能
に挿着させる止水栓本体を、空管路口の端末部に当接さ
せる当接板と、この当接板と対向し、かつ圧縮用レバー
及び連結ロッドを介して接近または離反可能に連結され
た圧縮プレートと、前記当接板及び圧縮プレートの相対
向するテーパ内壁面に保持され、かつ圧縮時に前記端部
側内壁面に形成された環状の膨出部と水密的に密着する
環状の止水用ゴムパッキンとで構成し、前記止水用ゴム
パッキンの外周面長手方向に凹凸部を形成すると共に、
前記当接板のテーパ内壁面の逃げ角に対して圧縮プレー
トのテーパ内壁面の逃げ角を大きく形成したことを要旨
とするものである。
成するため、空管路の側壁に形成された空管路口に水密
的に着脱可能に装着する空管路口用の止水栓であって、
前記空管路口の端部側内壁面に、空管路口の中心側に向
かって環状の膨出部を形成し、前記空管路口に着脱可能
に挿着させる止水栓本体を、空管路口の端末部に当接さ
せる当接板と、この当接板と対向し、かつ圧縮用レバー
及び連結ロッドを介して接近または離反可能に連結され
た圧縮プレートと、前記当接板及び圧縮プレートの相対
向するテーパ内壁面に保持され、かつ圧縮時に前記端部
側内壁面に形成された環状の膨出部と水密的に密着する
環状の止水用ゴムパッキンとで構成し、前記止水用ゴム
パッキンの外周面長手方向に凹凸部を形成すると共に、
前記当接板のテーパ内壁面の逃げ角に対して圧縮プレー
トのテーパ内壁面の逃げ角を大きく形成したことを要旨
とするものである。
【0007】
【考案の作用】この考案は上記のように構成され、空管
路の側壁に形成された空管路口に、圧縮用レバー等を持
って、圧縮プレートと、当接板と圧縮プレートとの間に
保持された止水用ゴムパッキンとを挿入し、当接板を空
管路口の端末部に当接させた状態で、圧縮用レバーを操
作することにより、圧縮プレートが当接板側に移動して
止水用ゴムパッキンを圧縮し、この時、当接板及び圧縮
プレートの相対向する内壁面に形成されたテーパ内壁面
で止水用ゴムパッキンの外周面に形成された凹凸部を外
方向に膨出させ、更に圧縮プレートのテーパ内壁面の逃
げ角が当接板のテーパ内壁面の逃げ角よりも大きく形成
してあることから、止水用ゴムパッキンの凹凸状の外周
面は端部側内壁面に形成された環状の膨出部のうち、特
に空管路奥側の膨出部傾斜面と密着して完全にシールさ
れ、また水圧に対して抜け出るのを有効に防止出来るも
のである。
路の側壁に形成された空管路口に、圧縮用レバー等を持
って、圧縮プレートと、当接板と圧縮プレートとの間に
保持された止水用ゴムパッキンとを挿入し、当接板を空
管路口の端末部に当接させた状態で、圧縮用レバーを操
作することにより、圧縮プレートが当接板側に移動して
止水用ゴムパッキンを圧縮し、この時、当接板及び圧縮
プレートの相対向する内壁面に形成されたテーパ内壁面
で止水用ゴムパッキンの外周面に形成された凹凸部を外
方向に膨出させ、更に圧縮プレートのテーパ内壁面の逃
げ角が当接板のテーパ内壁面の逃げ角よりも大きく形成
してあることから、止水用ゴムパッキンの凹凸状の外周
面は端部側内壁面に形成された環状の膨出部のうち、特
に空管路奥側の膨出部傾斜面と密着して完全にシールさ
れ、また水圧に対して抜け出るのを有効に防止出来るも
のである。
【0008】また、止水用ゴムパッキンの形状として
は、空管路口の端部側内壁面の環状の膨出部に沿って密
着するような形状であれば、特に限定せず、このように
構成することで、簡単に止水作業の施工を行うことが出
来、また取外す場合には、圧縮用レバーを操作して止水
用ゴムパッキンの圧縮状態を解除してやれば良い。
は、空管路口の端部側内壁面の環状の膨出部に沿って密
着するような形状であれば、特に限定せず、このように
構成することで、簡単に止水作業の施工を行うことが出
来、また取外す場合には、圧縮用レバーを操作して止水
用ゴムパッキンの圧縮状態を解除してやれば良い。
【0009】
【考案の実施例】以下、添付図面に基づき、この考案の
実施例を説明する。図1は、この考案を実施した空管路
口用の止水栓本体11の断面図を示し、図1は止水栓本
体11を空管路口12に挿入した状態、図2は止水栓本
体11を操作してシールしている状態を示す断面図であ
る。前記止水栓本体11は、空管路口12の端部側内壁
面12aに、空管路口12の内径中心側に向かって環状
で、かつ半円弧状の膨出部13が形成してある。
実施例を説明する。図1は、この考案を実施した空管路
口用の止水栓本体11の断面図を示し、図1は止水栓本
体11を空管路口12に挿入した状態、図2は止水栓本
体11を操作してシールしている状態を示す断面図であ
る。前記止水栓本体11は、空管路口12の端部側内壁
面12aに、空管路口12の内径中心側に向かって環状
で、かつ半円弧状の膨出部13が形成してある。
【0010】前記空管路口12に着脱可能に挿着させる
止水栓本体11の構成は、空管路口12の端末部12b
に当接させる当接板14と、この当接板14と対向し、
かつ圧縮用レバー15,連結ピン16a,連結ロッド1
6を介して接近または離反可能に連結された圧縮プレー
ト17と、更に当接板14と圧縮プレート17との間に
保持され、かつ前記端部側内壁面12aに形成された環
状の膨出部13と水密的に密着する止水用ゴムパッキン
18とで構成されている。
止水栓本体11の構成は、空管路口12の端末部12b
に当接させる当接板14と、この当接板14と対向し、
かつ圧縮用レバー15,連結ピン16a,連結ロッド1
6を介して接近または離反可能に連結された圧縮プレー
ト17と、更に当接板14と圧縮プレート17との間に
保持され、かつ前記端部側内壁面12aに形成された環
状の膨出部13と水密的に密着する止水用ゴムパッキン
18とで構成されている。
【0011】前記、圧縮用レバー15は当接板14の外
側に配置され、当接板14の中心部に形成された貫通穴
19に挿通された連結ロッド16と連結ピン16aとを
介して前記圧縮プレート17を当接板14に対して接近
または離反可能に連結している。また、当接板15及び
圧縮プレート17の相対向する内壁面には、止水用ゴム
パッキン18を保持し、かつ圧縮時に外方向に膨出させ
るテーパ内壁面20a,20bが形成されている。この
各テーパ内壁面20a,20bの逃げ角α1 ,α2 は、
当接板15のテーパ内壁面20aの逃げ角α1 (頂角)
に比して圧縮プレート17のテーパ内壁面20bの逃げ
角α2 (頂角)が大きく形成してある。
側に配置され、当接板14の中心部に形成された貫通穴
19に挿通された連結ロッド16と連結ピン16aとを
介して前記圧縮プレート17を当接板14に対して接近
または離反可能に連結している。また、当接板15及び
圧縮プレート17の相対向する内壁面には、止水用ゴム
パッキン18を保持し、かつ圧縮時に外方向に膨出させ
るテーパ内壁面20a,20bが形成されている。この
各テーパ内壁面20a,20bの逃げ角α1 ,α2 は、
当接板15のテーパ内壁面20aの逃げ角α1 (頂角)
に比して圧縮プレート17のテーパ内壁面20bの逃げ
角α2 (頂角)が大きく形成してある。
【0012】なお、この実施例としては、内壁面20a
の逃げ角α1 を30°,圧縮プレート17のテーパ内壁
面20bの逃げ角α2 を45°に設定してある。この結
果、当接板15と圧縮プレート17とで止水用ゴムパッ
キン18を圧縮した時には、図2に示すように圧縮プレ
ート17のテーパ内壁面20bで押圧される止水用ゴム
パッキン18の後方側が外方向に大きく膨出して、端部
側内壁面12aに形成された環状の膨出部13の内部側
の傾斜面に密着保持されるものである。
の逃げ角α1 を30°,圧縮プレート17のテーパ内壁
面20bの逃げ角α2 を45°に設定してある。この結
果、当接板15と圧縮プレート17とで止水用ゴムパッ
キン18を圧縮した時には、図2に示すように圧縮プレ
ート17のテーパ内壁面20bで押圧される止水用ゴム
パッキン18の後方側が外方向に大きく膨出して、端部
側内壁面12aに形成された環状の膨出部13の内部側
の傾斜面に密着保持されるものである。
【0013】また、当接板15及び圧縮プレート17の
材質としては、耐腐食性の良い金属または硬質プラスチ
ックが好ましい。前記止水用ゴムパッキン18は、環状
の筒体状となっており、その外周面には、二つの凹部2
1a,21bを挟んで三つの半円弧状の凸部22a,2
2b,22cが一体的に形成され、前記当接板15と圧
縮プレート17とで止水用ゴムパッキン18を圧縮した
時には、空管路口12の奥側に位置する凹部21bが凸
部22b,22cと共に外方向に膨出して、環状の膨出
部13の内部側の傾斜面13aに密着する。
材質としては、耐腐食性の良い金属または硬質プラスチ
ックが好ましい。前記止水用ゴムパッキン18は、環状
の筒体状となっており、その外周面には、二つの凹部2
1a,21bを挟んで三つの半円弧状の凸部22a,2
2b,22cが一体的に形成され、前記当接板15と圧
縮プレート17とで止水用ゴムパッキン18を圧縮した
時には、空管路口12の奥側に位置する凹部21bが凸
部22b,22cと共に外方向に膨出して、環状の膨出
部13の内部側の傾斜面13aに密着する。
【0014】この結果、凹部21b及び半円弧状の凸部
22a,22b,22cは、環状の膨出部13の内壁面
や傾斜面13aに密着して水密性を保持すると共に、内
部側からの水圧によっても止水用ゴムパッキン18が空
管路口12から脱落したり、抜け出ることはない。な
お、凹部21a,21b及び凸部22a,22b,22
cの形状や数については、特に限定するものではない。
22a,22b,22cは、環状の膨出部13の内壁面
や傾斜面13aに密着して水密性を保持すると共に、内
部側からの水圧によっても止水用ゴムパッキン18が空
管路口12から脱落したり、抜け出ることはない。な
お、凹部21a,21b及び凸部22a,22b,22
cの形状や数については、特に限定するものではない。
【0015】また、環状の筒体状に形成された止水用ゴ
ムパッキン18の長手方向の内壁面中央には、芯出しま
たはセンターリングを行うための膜体23が一体的に形
成してあり、この膜体23の中心部には、前記連結ロッ
ド16が貫通する貫通孔24が形成されている。従っ
て、筒体状に形成された止水用ゴムパッキン18の装着
締付け時に、止水用ゴムパッキン18は空管路口12の
中心に対してセンターリングされた状態にあるので、止
水用ゴムパッキン18が内壁面12aに対してずれて取
付けられると言うことがなく、常に安定した取付けが出
来るものである。
ムパッキン18の長手方向の内壁面中央には、芯出しま
たはセンターリングを行うための膜体23が一体的に形
成してあり、この膜体23の中心部には、前記連結ロッ
ド16が貫通する貫通孔24が形成されている。従っ
て、筒体状に形成された止水用ゴムパッキン18の装着
締付け時に、止水用ゴムパッキン18は空管路口12の
中心に対してセンターリングされた状態にあるので、止
水用ゴムパッキン18が内壁面12aに対してずれて取
付けられると言うことがなく、常に安定した取付けが出
来るものである。
【0016】このような止水用ゴムパッキン18は、止
水効果を上げるために、ゴム硬度 JIS A 40 〜60のもの
で、天然ゴム及び合成ゴム系のいずれかを使用し、更に
耐油性,耐溶剤性、耐酸・アルカリ性の良いものが好ま
しい。また、止水用ゴムパッキン18の外径は、止水栓
本体11の膨出部13の内径よりも約6mm程度小さくす
ることが好ましく、また幅は膨出部13の止水用ゴムパ
ッキン18が接触する幅の2倍程度が好ましい。この程
度の外径と幅を有することにより、止水効果を上げるこ
とが出来るものである。
水効果を上げるために、ゴム硬度 JIS A 40 〜60のもの
で、天然ゴム及び合成ゴム系のいずれかを使用し、更に
耐油性,耐溶剤性、耐酸・アルカリ性の良いものが好ま
しい。また、止水用ゴムパッキン18の外径は、止水栓
本体11の膨出部13の内径よりも約6mm程度小さくす
ることが好ましく、また幅は膨出部13の止水用ゴムパ
ッキン18が接触する幅の2倍程度が好ましい。この程
度の外径と幅を有することにより、止水効果を上げるこ
とが出来るものである。
【0017】この考案にかかる空管路口用の止水栓本体
11は、上記のように構成され、空管路口12に止水栓
本体11を装着する場合には、空管路の側壁に形成され
た空管路口12に、圧縮用レバー15及び当接板14等
を持って、圧縮プレート17と、当接板14と圧縮プレ
ート17との間に保持された止水用ゴムパッキン18と
を挿入し、当接板14を空管路口12の端末部12bに
当接させた状態で、圧縮用レバー15を図1の矢印方向
に操作して、図2に示すような状態にする。
11は、上記のように構成され、空管路口12に止水栓
本体11を装着する場合には、空管路の側壁に形成され
た空管路口12に、圧縮用レバー15及び当接板14等
を持って、圧縮プレート17と、当接板14と圧縮プレ
ート17との間に保持された止水用ゴムパッキン18と
を挿入し、当接板14を空管路口12の端末部12bに
当接させた状態で、圧縮用レバー15を図1の矢印方向
に操作して、図2に示すような状態にする。
【0018】上記圧縮用レバー15を操作すると、圧縮
プレート17が当接板14側に移動して止水用ゴムパッ
キン18を両側から圧縮し、この時、当接板14及び圧
縮プレート17の相対向する内壁面に形成されたテーパ
面20a,20bで、止水用ゴムパッキン18の外周面
に形成された二つの凹部21a,21bと三つの半円弧
状の凸部22a,22b,22cを圧縮すると共に外方
向に膨出させる。
プレート17が当接板14側に移動して止水用ゴムパッ
キン18を両側から圧縮し、この時、当接板14及び圧
縮プレート17の相対向する内壁面に形成されたテーパ
面20a,20bで、止水用ゴムパッキン18の外周面
に形成された二つの凹部21a,21bと三つの半円弧
状の凸部22a,22b,22cを圧縮すると共に外方
向に膨出させる。
【0019】圧縮されたゴムパッキン18の凹部21
a,21bと凸部22a,22b,22cは、その形状
が潰れ、特に凹部21bが外方向に膨出して、凸部22
b,22cと共に、環状の膨出部13の内部側の傾斜面
13aに密着する。これは、上記のように予め当接板1
5のテーパ内壁面20aの逃げ角α1 (頂角)に比して
圧縮プレート17のテーパ内壁面20bの逃げ角α
2 (頂角)が大きく形成してあるため、特に後方側、即
ち、空管路の内部奥側に位置するゴムパッキン18の凹
部21bと凸部22b,22cとが外方向に押圧される
ことになって、環状の膨出部13の内部側の傾斜面13
aに密着するのである。
a,21bと凸部22a,22b,22cは、その形状
が潰れ、特に凹部21bが外方向に膨出して、凸部22
b,22cと共に、環状の膨出部13の内部側の傾斜面
13aに密着する。これは、上記のように予め当接板1
5のテーパ内壁面20aの逃げ角α1 (頂角)に比して
圧縮プレート17のテーパ内壁面20bの逃げ角α
2 (頂角)が大きく形成してあるため、特に後方側、即
ち、空管路の内部奥側に位置するゴムパッキン18の凹
部21bと凸部22b,22cとが外方向に押圧される
ことになって、環状の膨出部13の内部側の傾斜面13
aに密着するのである。
【0020】この結果、空管路奥側の膨出部傾斜面13
aと密着して完全にシールされ、また水圧に対して止水
栓本体11の抜け出るのを有効に防止出来、また簡単に
空管路口12における止水作業の施工を行うことが出
来、また取外す場合には、圧縮用レバー15を操作して
止水用ゴムパッキン18の圧縮状態を解除してやれば簡
単に取り外すことが出来るものである。
aと密着して完全にシールされ、また水圧に対して止水
栓本体11の抜け出るのを有効に防止出来、また簡単に
空管路口12における止水作業の施工を行うことが出
来、また取外す場合には、圧縮用レバー15を操作して
止水用ゴムパッキン18の圧縮状態を解除してやれば簡
単に取り外すことが出来るものである。
【0021】
【考案の効果】この考案は、上記のように空管路の側壁
に形成された空管路口に水密的に着脱可能に装着する空
管路口用の止水栓であって、前記空管路口の端部側内壁
面に、空管路口の中心側に向かって環状の膨出部を形成
し、前記空管路口に着脱可能に挿着させる止水栓本体
を、空管路口の端末部に当接させる当接板と、この当接
板と対向し、かつ圧縮用レバー及び連結ロッドを介して
接近または離反可能に連結された圧縮プレートと、前記
当接板及び圧縮プレートの相対向するテーパ内壁面に保
持され、かつ圧縮時に前記端部側内壁面に形成された環
状の膨出部と水密的に密着する環状の止水用ゴムパッキ
ンとで構成し、前記止水用ゴムパッキンの外周面長手方
向に凹凸部を形成すると共に、前記当接板のテーパ内壁
面の逃げ角に対して圧縮プレートのテーパ内壁面の逃げ
角を大きく形成したので、止水栓の取付け,取外し作業
を短時間に、しかも大きな力を必要とせずに簡単に行う
ことが出来、また狭い場所でも容易に施工作業を行うこ
とが出来、更に水圧により止水栓の抜けを有効に防止す
ることが出来る効果がある。
に形成された空管路口に水密的に着脱可能に装着する空
管路口用の止水栓であって、前記空管路口の端部側内壁
面に、空管路口の中心側に向かって環状の膨出部を形成
し、前記空管路口に着脱可能に挿着させる止水栓本体
を、空管路口の端末部に当接させる当接板と、この当接
板と対向し、かつ圧縮用レバー及び連結ロッドを介して
接近または離反可能に連結された圧縮プレートと、前記
当接板及び圧縮プレートの相対向するテーパ内壁面に保
持され、かつ圧縮時に前記端部側内壁面に形成された環
状の膨出部と水密的に密着する環状の止水用ゴムパッキ
ンとで構成し、前記止水用ゴムパッキンの外周面長手方
向に凹凸部を形成すると共に、前記当接板のテーパ内壁
面の逃げ角に対して圧縮プレートのテーパ内壁面の逃げ
角を大きく形成したので、止水栓の取付け,取外し作業
を短時間に、しかも大きな力を必要とせずに簡単に行う
ことが出来、また狭い場所でも容易に施工作業を行うこ
とが出来、更に水圧により止水栓の抜けを有効に防止す
ることが出来る効果がある。
【図1】この考案を実施した空管路口に止水栓本体を挿
入した状態を示す断面図である。
入した状態を示す断面図である。
【図2】止水栓本体を操作して空管路口に止水栓本体を
装着した状態を示す断面図である。
装着した状態を示す断面図である。
【図3】従来の空管路と、空管路口の構成を示す説明図
である。
である。
【図4】図5のA部における空管路口に木栓から成る止
水栓を施工した場合の説明図である。
水栓を施工した場合の説明図である。
【図5】図5のA部における空管路口にゴム栓から成る
止水栓を施工した場合の説明図である。
止水栓を施工した場合の説明図である。
【図6】図5のA部における空管路口に環状のゴム栓か
ら成る止水栓を施工した場合の説明図である。
ら成る止水栓を施工した場合の説明図である。
11 止水栓本体 12 空管路口 12a 端部側内壁面 12b 端末部 13 膨出部 13a 膨出部傾
斜面 14 当接板 15 圧縮用レバ
ー 16 連結ロッド 17 圧縮プレー
ト 18 止水用ゴムパッキン 20a,20b テーパ内壁面 21a,21b
凹部 22a,22b,22c 凸部 23 膜体 α1 ,α2 逃げ角
斜面 14 当接板 15 圧縮用レバ
ー 16 連結ロッド 17 圧縮プレー
ト 18 止水用ゴムパッキン 20a,20b テーパ内壁面 21a,21b
凹部 22a,22b,22c 凸部 23 膜体 α1 ,α2 逃げ角
Claims (1)
- 【請求項1】 空管路の側壁に形成された空管路口に水
密的に着脱可能に装着する空管路口用の止水栓であっ
て、前記空管路口の端部側内壁面に、空管路口の中心側
に向かって環状の膨出部を形成し、前記空管路口に着脱
可能に挿着させる止水栓本体を、空管路口の端末部に当
接させる当接板と、この当接板と対向し、かつ圧縮用レ
バー及び連結ロッドを介して接近または離反可能に連結
された圧縮プレートと、前記当接板及び圧縮プレートの
相対向するテーパ内壁面に保持され、かつ圧縮時に前記
端部側内壁面に形成された環状の膨出部と水密的に密着
する環状の止水用ゴムパッキンとで構成し、前記止水用
ゴムパッキンの外周面長手方向に凹凸部を形成すると共
に、前記当接板のテーパ内壁面の逃げ角に対して圧縮プ
レートのテーパ内壁面の逃げ角を大きく形成したことを
特徴とする空管路口用止水栓の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4010493U JP2583574Y2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 空管路口用止水栓の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4010493U JP2583574Y2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 空管路口用止水栓の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710654U JPH0710654U (ja) | 1995-02-14 |
JP2583574Y2 true JP2583574Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=12571560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4010493U Expired - Lifetime JP2583574Y2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 空管路口用止水栓の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583574Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101041047B1 (ko) * | 2009-03-03 | 2011-06-13 | 추창오 | 유체홀 밀폐마개 |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP4010493U patent/JP2583574Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0710654U (ja) | 1995-02-14 |
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