JPH017905Y2 - - Google Patents

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JPH017905Y2
JPH017905Y2 JP7845984U JP7845984U JPH017905Y2 JP H017905 Y2 JPH017905 Y2 JP H017905Y2 JP 7845984 U JP7845984 U JP 7845984U JP 7845984 U JP7845984 U JP 7845984U JP H017905 Y2 JPH017905 Y2 JP H017905Y2
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conduit
waterproof
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tightening bolt
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JP7845984U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ケーブル用管路口防水装置に関する
ものである。
従来、採用されている防水装置は、ケーブルと
管路との空間に、例えば、発泡体やパテまたはゴ
ムパツキング等の充填物を充填し、充填物の前後
に、流出防止用板状体を取り付けボルト等で締め
付ける構造であつた。流動性のある充填物は、周
囲の形状になじみ易くその防水効果は良好であり
広く実用されている。一方、管路内へ何らかの原
因で雨水の流入や水道水の漏水が生じた場合、そ
の水圧は数気圧にも及ぶことがある。
しかし、従来の管路口防水装置においてはこの
ような高い水圧に対する対策がなされていないた
め、防水装置全体が流出したり、または充填物が
水圧のためにパツキング等の間隙から流出し防水
効果が著しく減少させられてしまうことがある。
一方、高い水圧に耐えるには、防水部の摩擦力を
水圧以上にすればよい訳であり、この摩擦力を得
る手段として従来は防水部の長さを長くするこ
と、ボルト等の締付力を強力にすることが考えら
れている。しかし、作業空間が極めて狭いこの種
管路口において防水部の長さを長くすることには
限界があり、又ボルト等の締付力を強くすること
はケーブルにも強力な力が作用し、ケーブルの変
形、遮蔽層の切断等を生じさせる恐れがあり、い
ずれの方法にも問題がある。
本考案は上記の状況に鑑みなされたものであ
り、水圧により防水部が流出したり、防水コンパ
ウンドが流出したりすることが防水できる管路口
防水装置を提供することを目的としたものであ
る。
本考案の管路口防水装置は、ケーブルが布設さ
れた管路の端部に端部側から前部押え板、ゴムパ
ツキング、防水コンパウンド、ゴムパツキング、
後部押え板の順に各部品が配置されて成る防水部
と、それ自身の一端が上記後部押え板に固定され
且つ他端が上記防水部の各部品を貫通して管路の
端部側に突出させられて成る締付ボルトと、前部
押え板を管路の端面から所定の位置に係留するた
めに当該前部押え板と管路間に設けられたストツ
パーと、それ自身の一端を管路の端部に固定せし
めて成る締付ボルト支持用板状体と、締付ボルト
に螺着させたばね締付片と前部押え板とばね締付
片間において締付ボルト周上に挿通されたばね
と、ばね締付片と板状体間において締付ボルト周
上に挿通されたばねとより成り、上記前部押え板
側ゴムパツキングの防水コンパウンド側表面を断
面凹状に、後部押え板側ゴムパツキングの防水コ
ンパウンド側表面を断面凸状に形成せしめて成る
ことを特徴とするものである。
以下本考案の管路口防水装置の一実施例を図に
より説明する。
1は架橋ポリエチレン電力ケーブルの如きケー
ブル2が内部に布設された管路である。管路1と
ケーブル2との間には防水コンパウンド6が充填
され、防水コンパウンド6の両側には圧縮された
場合なじみ易い材質、例えばシヨアー硬度40以下
のゴム、または発泡プラスチツクで形成されたく
さび状パツキング5,5A、及び弾性力のあるプ
ラスチツク成形体で形成されたパツキング4,4
Aを介して押え板3,3Aが取り付けられてい
る。
これらの各部品には、一端が後部押え板3Aに
固定された複数本の締付ボルト7が挿通され、更
に締付ボルト7にはばね8を介してばね締付片9
が螺着されており、而してこれら全体が一体に固
定され防水部14を形成している。実際には締付
ボルト7は複数あり、各締付ボルト7は管路内周
方向に任意間隔を置いて配置されている。13は
押え板3を管路端部面から一定の位置に係留し、
延いては防水部14を一定位置に係留するための
ストツパーにして、これは管路1の内周に沿つて
一定間隔で複数本設けられている。
前記押え板3はストツパー13を介して管路1
に固定され、防水コンパウンド6の圧縮は後部押
え板3Aの管路開口部側への移動によつて行わ
れ、この軸方向の締付力による押圧によつて防水
コンパウンド6を管路内面及びケーブル2外周面
に圧着し防水するようにしている。そして、ばね
締付片9の締付圧が規定の圧力となるように当該
ばね締付片9を締付ボルト7に対して締め付けた
後、締付ボルト7をばね16を介してボルト11
によつて管路1の端部に固定された支持用板状体
10の締付ボルト貫通孔100に挿入する。而し
て、締付ボルト7に固定された後部押え板3A
は、締付ボルト7、ばね締付片9、ばね16、板
状体10を介して管路1へ掛止されている。ここ
で、ばね16は後部押え板3Aに異常な高圧が作
用した時にこれを支えるためのものであるから平
常時にはばね締付片9と板状体10相互間に軽く
当てがつて置く程度で良い。なお、ばね16のば
ね定数をばね8のそれよりも大きくしておくこと
により、後部押え板3Aへの水圧作用時における
当該押え板3Aの抵抗力を大きく出来、防水コン
パウンド6の流出が効果的に防止出来る。
この管路口防水装置において、何らかの原因に
より管路1内の水圧が上昇した場合でも、水圧の
大部分を受ける後部押え板3Aが締付ボルト7、
ばね締付片9、ばね16及び支持用板状体10を
介して管路1に掛止されているため、これがやす
やすと移動することはなく、従つて、防水コンパ
ウンド6が異常に圧縮されることは殆どない。
今、ばね16を用いないで防水部14を押え板3
のみで固定した場合、防水部14全体の移動は防
止できるが、管路1内の水圧が上昇した場合、後
部押え板3Aが水圧で押されて防水コンパウンド
6の漏出などの問題を招くことになるが、本実施
例ではこの問題が解消される。一方、押え板3A
以外で水圧を受ける部分は、押え板3Aと管路1
内壁及びケーブル2間の微小面積であるから、実
質上問題ない。加えて、水圧を受ける側のくさび
状パツキング5Aには、防水コンパウンド側表面
が凸状に形成されているため流出しようとする防
水コンパウンド6を管路1内壁及びケーブル2側
へ圧着する力が作用するが、この作用が水圧を受
けて一層強力に働き、その結果当該部分の止水性
を著しく向上させる。また、くさび状パツキング
5及び5Aは、その内径、外径共にケーブル2及
び管路1に密接する形状とされている一方で、柔
軟性に富む、例えば発泡体を用いることにより挿
入作業性に支障をきたすことなく取り付けができ
る。
そして、前部押え板3は複数本のストツパー1
3により管路開口側に固定されているため、防水
部14は常に所定の位置で正しい形状に保持され
るようになつており、ストツパー13は防水部1
4の解体時に引抜支柱としても活用できる。
また、管路開口側のくさび状パツキング5は防
水コンパウンド側表面を凸状に形成せしめている
ため、万がが一水圧によつて防水コンパウンド6
に異常な圧力が作用したとしても、それによつて
パツキング5の管路1及びケーブル2に対する圧
着力は一層高められ、その結果防水コンパウンド
6の流出が効果的に防止される。更に、防水コン
パウンド6には水圧に関係なく任意の圧力をばね
8を介し加えることができ、また、パツキングの
うち防水コンパウンド6に接するくさび状パツキ
ング5,5Aは柔軟性に富む材質であり、押え板
3,3Aに接するパツキング4,4Aは硬い材質
で二段に形成されているのでシールが良好にでき
る。
このように本実施例の管路口防水装置は管路内
で直接水圧を受ける押え板を管路へ掛止させたの
で、当該押え板に水圧を受けた際、これまで受け
ていた防水コンパウンドへの圧力を大幅に軽減で
き、ケーブルの損傷や防水コンパウンドの流出問
題を効果間に改善できる。また、パツキングは軟
質及び硬質の二種のパツキングを取り付けている
ので柔軟時における防水コンパウンド6のシール
を良好にできるる一方で、これらパツキングの挿
入取付作業も容易であり、そして、防水部もスト
ツパーにより保持されるので正しい位置に容易に
保持できる。
以上記述した如く本考案の管路口防水装置は、
平常時はもとより易常時においても防水部におけ
る防水コンパウンドの流出を防止して、管路口の
防水効果を尚一層高めることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の管路口防水装置の一実施例の要部
断面図である。 1:管路、2:ケーブル、3,3A:押え板、
4,4A:パツキング、5,5A:くさび状パツ
キング、6:防水コンパウンド、7:締付ボル
ト、8,16:ばね、9:ばね締付片、10:支
持用板状体、13:ストツパー、14:防水部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーブル2が布設された管路1の端部に端部
    側から前部押え板3、ゴムパツキング4,5、
    防水コンパウンド6、ゴムパツキング4A,5
    A、後部押え板3Aの順に各部品が配置されて
    成る防水部14と、それ自身の一端が上記後部
    押え板2Aに固定され且つ他端が上記防水部1
    4の各部品を貫通して管路1の端部側に突出さ
    せられて成る締付ボルト7と、前部押え板3を
    管路1の端面から所定の位置に係留するために
    当該前部押え板3と管路1間に設けられたスト
    ツパー13と、それ自身の一端を管路1の端部
    に固定せしめて成る締付ボルト支持用板状体1
    0と、締付ボルト7に螺着されたばね締付片9
    と前部押え板3とばね締付片9間において締付
    ボルト7周上に挿通されたばね8と、ばね締付
    片9と板状体10間において締付ボルト7周上
    に挿通されたばね16とより成り、上記前部押
    え板側ゴムパツキング5の防水コンパウンド6
    側表面を断面凹状に、後部押え板側ゴムパツキ
    ング5Aの防水コンパウンド側表面を断面凸状
    に形成せしめて成ることを特徴とする管路口防
    水装置。 (2) 上記パツキングが、防水コンパウンド6に接
    する柔軟性に富む材質のパツキング5,5Aと
    押え板3,3Aに接する硬い材質のパツキング
    4,4Aとから形成されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の管路口防水装置。 (3) 上記柔軟性を有するパツキング5,5Aは、
    外径が管路1内壁に接し内径がケーブル2シー
    スに接している実用新案登録請求の範囲第1項
    及び第2項記載の管路口防水装置。
JP7845984U 1984-05-28 1984-05-28 管路口防水装置 Granted JPS6028422U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7845984U JPS6028422U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 管路口防水装置

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JP7845984U JPS6028422U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 管路口防水装置

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Publication Number Publication Date
JPS6028422U JPS6028422U (ja) 1985-02-26
JPH017905Y2 true JPH017905Y2 (ja) 1989-03-02

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JP7845984U Granted JPS6028422U (ja) 1984-05-28 1984-05-28 管路口防水装置

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