JPS5925912Y2 - グラウト用注入治具 - Google Patents

グラウト用注入治具

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JPS5925912Y2
JPS5925912Y2 JP14289180U JP14289180U JPS5925912Y2 JP S5925912 Y2 JPS5925912 Y2 JP S5925912Y2 JP 14289180 U JP14289180 U JP 14289180U JP 14289180 U JP14289180 U JP 14289180U JP S5925912 Y2 JPS5925912 Y2 JP S5925912Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
grout
injection
grout injection
jig
Prior art date
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Expired
Application number
JP14289180U
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English (en)
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JPS5765995U (ja
Inventor
義人 田中
俊男 原口
Original Assignee
神鋼鋼線工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パイプ被覆ケーブル等におけるパイプのグラ
ウト材注入口に取付けるグラウト用注入治具に関するも
のである。
吊構造物等におけるケーブルには、防錆のため、ケーブ
ル本体をパイプで被覆して、この両者の間にグラウト材
を注入充填するようにしたパイプ被覆ケーブルが多く用
いられているが、特に、斜張橋等の吊構造物の架設にあ
たって、ケーブル本体にパイプを被せて架設した状態で
、パイプ内に下方部からセメントミルク等のグラウト材
を注入する場合、高低差によってパイプ内のグラウト材
による大きな圧力が注入口に作用するため、かかるグラ
ウト材注入作業においては、グラウト材の漏出防止を図
るべく、グラウト材供給用ホースとパイプの注入口との
接合点に注入治具を取付けている。
従来、このような場合に用いる注入治具としては、第1
図乃至第3図にそれぞれ示す各構造の治具A、 B、
Cが知られている。
すなわち、この種注入治具は一般に、一端側にパイプ2
の注入口3への挿入部101を有し、他端側にグラウト
材供給用ホース等へ接続するためのねじ状等の接続部1
02を設け、かつ、胴部外周に取付板103を突設して
おいてベルト7で巻着する等により、パイプ2に取付け
るようにしているが、取付状態においてグラウト材の漏
出防止を図る手段として、第1図に示す第1従来例では
、注入治具Aの挿入部101の外周面とパイプ2の注入
口3の周囲とに、相対応する圧接面104.105を形
威し、取付状態で該側圧接面104,105を互いに圧
接させるようにしている。
また、第2図に示す第2従来例では、注入治具Bの胴部
外周にパイプ2と同質素材の取付片106を付設してお
き、該取付片106をパイプ2の注入口3周辺部表面に
溶接107シている。
第3図に示す第3従来例では、注入治具Cにおける挿入
部101の外周面とパイプ2の注入口3周面とに相対応
するねじ部107.108を設け、該両ねじ部107゜
108を螺着させた状態で取付けるようにしている。
しかしながら、上記の第1従来例に示す手段では、相対
応する圧接面104.105間に隙間が生じ易くてグラ
ウト材の漏出防止効果が不充分であり、第2従来例に示
す手段では、パイプ2が溶接不能な材質の場合に適用で
きず、第3従来例に示す手段では、ねじ切り加工が面倒
になると共に、パイプ2の肉厚が薄いとねじ長が不充分
となってグラウト材の漏出防止効果が低下する等、これ
らいずれの手段も欠点があった。
本考案はこれらの事情に鑑み、構造及び取付作業が簡単
でありながら、取付状態におけるシール性を向上してグ
ラウト材の漏出防止効果を格段に高め、しかも、グラウ
ト材注入用パイプの材質等にかかわらず広汎に適用可能
なグラウト用注入治具を提供するものである。
すなわち、本考案は、一端側にグラウト材注入用パイプ
のグラウト材注入口に挿入する挿入部を有し、他端側に
グラウト材供給用ホース等への接続部を有するグラウト
用注入治具において、上記挿入部と上記接続部との間の
中間部外周にパイプへの取付板を突設し、該取付板のパ
イプ表面に対向する面に、上記挿入部の基部外周に沿っ
たリング状の溝を設け、鉄製にリング状バッキングを嵌
装してなることを特徴とするものである。
以下、本考案を図示せる実施例によって説明する。
第4図は本考案の注入治具を用いてグラウト材を注入す
る対象物の一例としてパイプ被覆ケーブルの構造を示し
、該ケーブルは、斜張橋等の吊構造物における吊構造用
ケーブル等として用いられる。
同図において、1はワイヤ束からなるケーブル本体、2
は該ケーブル本体1を被覆するパイプ、3は該パイプ2
の一端近傍部周壁に設けたグラウト材注入口、4はパイ
プ2の他端近傍部周壁に設けた排出口、5,5は端末部
のソケットである。
上記パイプ2にはステンレス、アルミ、鉄等の金属ある
いはプラスチック等の素材が用いられる。
このパイプ2の内径寸法はケーブル本体1の外径よりも
大きくし、該パイプ2とケーブル本体1との間の空隙に
、セメントミルクあるいはゴム等のグラウト材6が注入
、充填される。
特に斜張橋等においては、通常、予めケーブル本体1に
パイプ2を被せてこれらを斜張状等に架設した状態で、
国外のグラウト材供給用ポンプとしこれに接続したホー
スにより、パイプ2の下端付近に位置するグラウト材注
入口3からグラウト材6が注入される。
この場合に、前述せるように、高低差によってパイプ内
のグラウト材による大きな圧力が注入口に作用するため
、パイプ2の注入口3とホースとの接合点のシール性が
悪いとグラウト材が漏出してしまうこととなり、そこで
このような場合に、本考案の注入治具が用いられるので
ある。
第5図乃至第7図は本考案のグラウト用注入治具の具体
例を示し、これらの図において、10は注入治具本体で
、両端が開口した中空状に形成され、その一端側に、前
記パイプ2のグラウト材注入口3への挿入部11を設け
、他端側にはグラウト材供給用ホース等への接続部12
を設け、かつ、この挿入部11と接続部12との間の中
間部外周に取付板13を連設している。
上記挿入部11は、図示せる実施例では、外周面が先細
りのテーパ一部11 aと、該テーパ一部11 aの先
端から先方へ突出する一定径の筒状部11 bとを備え
、該筒状部11 bをパイプ2のグラウト材注入口3よ
りも小径に形成している。
また、前記接続部12は、外周面にねじを刻設し、図外
のグラウト材供給用ホースの端末接続金具等を接続し得
るようにしである。
また、前記取付板13は略横長平板状に形成され、注入
治具本体10の中間部外周に溶接等にて一体的に連設さ
れている。
この取付板13のパイプ2表面に対向する側の面には、
前記挿入部11の基部外周に沿ったリング状の溝14を
形成している。
鉄製14は、例えば図示せるように、前記挿入部11の
基部の周囲外方にあたる箇所に円形突条15を設けるこ
とにより、該突条15と挿入部11の基部周辺との間に
形成しである。
なお、パイプ径が小さい場合、溝14および円形突条1
5はパイプ円周方向に沿って湾曲させてもよい。
16はシール用のリング状パツキンで、シール状好まし
い適度の弾性を備えたゴム等の素材にて、前記溝14に
対応する径の環状に形成され、鉄製14に、溝14の開
口部からある程度突出させた状態で嵌装される。
しかして、この注入治具は、第6図及び第7図に示すよ
うに、前記取付板13の溝14内にリング状バッキング
16を嵌装した後、前記挿入部11をパイプ2のグラウ
ト材注入口3に挿入し、上記バッキング16を該注入口
3周辺のパイプ2表面に対面させた状態で、上記取付板
13の両側突出部分とパイプ2とにわたってベルト7.
7を巻着することにより、パイプ2に取付ける。
この際、実施例に示すように、前記挿入部11を、テー
パ一部11aの先に筒状部11 bを突出させた形状と
しておくと、パイプ2の注入口3に対する位置合わせ及
び挿入が容易となる。
そして、このように取付けた状態では、前記バッキング
16がグラウト材注入口3周辺におけるパイプ2表面に
密着することにより、該パッキング16にてパイプ2内
部からのグラウト材の漏出が阻止される。
しかも、該バッキング16が前記溝14に嵌装されてい
ることにより、内部からのグラウト材の圧力がバッキン
グ16に加わっても、上記溝14の外周部を構成する突
条15にてリングの広がりが阻止され、シール性が確保
される。
ちなみに、パイプ2にポリエチレン管を用い、注入口3
周辺に使用上想定される程度の傷をつけて実験的にシー
ル性を調べた場合、従来の第1図に示す注入治具ではわ
ずかな加圧でグラウト材の漏出が生じたのに対し、本考
案の注入治具では、30kg/cm”以上加圧してもグ
ラウト材の漏出は生じなかった。
尚、本考案注入治其の用途としては、前述せる斜張橋等
の吊構造物用パイプ被覆ケーブルに限らず、注入口から
パイプ内にグラウト材を注入するものであれば各種用途
に当該注入治具を用い得ることは勿論である。
以上説明したように、本考案のグラウト用注入治具は、
中間部外周に突設した取付板のパイプ表面に対向する面
に、上記挿入部の基部外周に沿ったリング状の溝を設け
、畝溝にリング状バッキングを嵌装しているため、上記
取付板を利用してベルトにより巻着式にパイプに取付け
た状態で、上記バッキングがグラウト材注入口周辺のパ
イプ表面に密着し、かつ、上記溝によってバッキングの
広がりが阻止されて、前述の第1図に示す従来品と比べ
てグラウト材の漏出防止効果が格段に向上される。
その上、前述の第2図及び第3図に示す各従来品と比べ
ても、構造が簡単であると共に、パイプのグラウト材注
入口側にはねじ切り等の加工を必要とせず、また、取付
時においても溶接等の面倒な作業が不要であり、かつ、
グラウト材注入用パイプの材質や肉厚にかかわりなく広
汎に適用することができる等、実用性に富んだ数多くの
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれ従来の各種グラウト用注入
治具の構造を示す要部の断面図、第4図はグラウト用注
入泊具適用対象物の一例として示すパイプ被覆ケーブル
の断面図、第5図は本考案のグラウト用注入治具の実施
例を示す分解斜視図、第6図は同治具のパイプへの取付
状態を示す正面図、第7図は第6図のVII−VII線
に沿った拡大断面図である。 2・・・・・・グラウト材注入用パイプ、3・・・・・
・グラウI・打法入口、10・・・・・・グラウト用注
入治具本体、11・・・・・・グラウト材注入口への挿
入部、12・・・・・・グラウト材供給用ホース等への
接続部、13・・・・・・取付板、14・・・・・・リ
ング状の溝、16・・・・・・バッキング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端側にグラウト材注入用パイプのグラウト材注入口に
    挿入する挿入部を有し、他端側にグラウト材供給用ホー
    ス等への接続部を有するグラウト用注入治具において、
    上記挿入部と上記接続部との間の中間部外周にパイプへ
    の取付板を突設し、該取付板のパイプ表面に対向する面
    に、上記挿入部の基部外周に沿ったリング状の溝を設け
    、鉄製にリング状パツキンを嵌装してなることを特徴と
    するグラウト用注入治具。
JP14289180U 1980-10-06 1980-10-06 グラウト用注入治具 Expired JPS5925912Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14289180U JPS5925912Y2 (ja) 1980-10-06 1980-10-06 グラウト用注入治具

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JP14289180U JPS5925912Y2 (ja) 1980-10-06 1980-10-06 グラウト用注入治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5765995U JPS5765995U (ja) 1982-04-20
JPS5925912Y2 true JPS5925912Y2 (ja) 1984-07-28

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ID=29502659

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JP14289180U Expired JPS5925912Y2 (ja) 1980-10-06 1980-10-06 グラウト用注入治具

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