JPH0951621A - ケーブル用管路口の防水装置 - Google Patents

ケーブル用管路口の防水装置

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JPH0951621A
JPH0951621A JP7199505A JP19950595A JPH0951621A JP H0951621 A JPH0951621 A JP H0951621A JP 7199505 A JP7199505 A JP 7199505A JP 19950595 A JP19950595 A JP 19950595A JP H0951621 A JPH0951621 A JP H0951621A
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JP
Japan
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cable
outer peripheral
seal member
flange
conduit opening
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JP7199505A
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Inventor
Yoshimasa Yoshida
吉正 吉田
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INTER KOGYO KK
Original Assignee
INTER KOGYO KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0951621A publication Critical patent/JPH0951621A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け作業性に優れると共に大型ケーブルに
も適用容易なケーブル用管路口の防水装置を提供する。 【解決手段】 ケーブル(C)の外周形状に対応する半
円形溝(11)およびケーブル用管路口の内壁に対応す
る外周部を有する外周シール部材と、前記ケーブル
(C)の外周形状に対応する半円形溝(21)を有する
中央シール部材(20)と、前記外周シール部材の端部
面とほぼ同じ形状を有する一対のフランジ(30)と、
前記外周シール部材を前記フランジ(30)で挟持し一
体に保持するボルト(42)およびナット(43)と、
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルが貫通さ
れる管路口の防水装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、都市部において建物に電力供給
を行う場合、地中ケーブルを使用することが広く行われ
ている。
【0003】このような場合、地中ケーブルは、保護管
に挿入され、建物内部に設けられた保護管の管路口を貫
通し、建物に引き込まれている。そのため、保護管を経
由し侵入する地下水の防水対策が重要となっている。
【0004】例えば、実開昭55−64833号公報お
よび実開昭59−66323号公報には、優れた止水効
果を有している、入孔、地下孔、洞道、ピット等の管口
部または建物貫通部に使用するケーブル用管路口の防水
装置が開示されている。
【0005】これらの防水装置は、図7および8に示す
ように、ゴム製の直円柱を放射状に3分割すると共に側
壁に半円形の溝51およびボルト52を挿通させるため
の貫通孔53を形成してシールゴム50を構成し、この
シールゴム50の両端面を、シールゴム50の端部面と
ほぼ同じ形状を有する一対のフランジ54で挟み、ボル
ト52およびナット55を使用して一体化し、隣接する
半円形の溝51で構成される円柱状の空間Sに、ケーブ
ルを挿通させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フランジ54
の中心部に向かい延びるリブ部56を挿入し、防水装置
をケーブルに取り付けるために、広範囲に渡り、ケーブ
ル間のよりを戻す作業が必要であり、作業性に問題を有
している。
【0007】また、内部を貫通するケーブルが大型であ
る場合、シールゴム50に形成される半円形の溝51も
大型となるため、ボルト52を挿通させるための貫通孔
53の周囲の平滑なフランジ面が減少してしまう。つま
り、ボルト52にナット55を締め付けるためのスパナ
の作業スペースが減るため、作業性が低下する問題を有
している。さらに、フランジ54の中心部に向かい延び
るリブ部56が細くなるため、フランジ54の製造が困
難となる問題も有している。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、取付け作業性に優れると共
に大型ケーブルにも適用容易なケーブル用管路口の防水
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ケーブルの外周形状に対応する半円形溝が
形成された内壁部と、ボルトを挿し通すための貫通孔が
形成された端部面と、ケーブル用管路口の内壁に対応す
る形状に成形された外周部と、を有する複数個の外周シ
ール部材と、前記ケーブルの外周形状に対応する半円形
溝と、この半円形溝に隣接するリブ部と、が外周部に形
成された中央シール部材と、少なくとも一方に前記ボル
トを挿し通すための貫通孔が設けられている、前記外周
シール部材の前記端部面とほぼ同じ形状を有する一対の
フランジからなる挟持部材と、前記外周シール部材の前
記端部面を、前記フランジで挟持し一体に保持する、前
記ボルトとナットとからなる保持部材と、を有し、前記
外周シール部材の前記半円形溝と前記中央シール部材の
前記半円形溝とにより構成される円柱状の空間に、前記
ケーブルが挿通される、ことを特徴とするケーブル用管
路口の防水装置である。
【0010】つまり、ケーブル間の中心部に挿入するの
は、フランジを有しない中央シール部材であるため、容
易に挿入することができ、作業に必要とされるケーブル
間のよりを戻す範囲を、削減することが可能となる。
【0011】また、フランジで挟持し一体に保持する外
周シール部材には、中心部に達するリブ部が形成されて
いないため、フランジに中心部に達するリブ部を形成す
ることが不要となる。したがって、ボルトを挿通させる
ための貫通孔の位置を、外側に移動させることが可能に
なり、また大型のケーブルに対応するフランジの製造も
容易となる。
【0012】また、ケーブルに損傷を与えることなく、
作業に必要とされるケーブル間のよりを戻す範囲を、さ
らに削減するためには、前記中央シール部材は、前記外
周シール部材より、硬度を小さくすることが望ましい。
【0013】装置を安価にするためには、前記外周シー
ル部材および前記中央シール部材は、加硫ゴムからなる
ことが望ましい。
【0014】また、本発明は、前記外周シール部材の前
記半円形溝は、円周方向に形成されたベルト状凸部を有
し、この凸部を介して前記ケーブルを支持し、前記外周
シール部材の前記貫通孔は、内壁の円周方向に形成され
た凹部を有する、ことを特徴とする。
【0015】したがって、温度変化によるケーブルおよ
びシール部材の膨張や変形、あるいは、挟持圧力による
シール部材の変形を、部材の凹凸により形成される空間
で吸収する緩衝効果を得ることが可能になる。
【0016】また、外周シール部材とケーブルとの間の
止水効果およびケーブルに対する緩衝効果を向上させる
ためには、前記外周シール部材の前記半円形溝は、円周
方向に取り付けられたベルト状シール補助部材を有す
る、ことが望ましい。
【0017】そして、シール補助部材の止水効果を向上
させるためには、前記外周シール部材の前記半円形溝
は、前記シール補助部材が嵌入される、円周方向に形成
されたベルト状凹部を有することが望ましい。
【0018】シール補助部材を安価にするためには、未
加硫ゴムからなることが望ましい。
【0019】また、外周シール部材とケーブル用管路口
の内壁ケーブルとの間の止水効果を向上させるために
は、前記外周シール部材の前記外周部は、凸部を有し、
この凸部を介して、前記ケーブル用管路口の前記内壁に
より支持されることが望ましい。
【0020】そして、凸部の止水効果を向上させるため
には、複数形成した凸部の間に構成される谷部に、吸水
膨潤性の充填部材を満たすことが望ましい。
【0021】また、中央シール部材とケーブルとの間の
止水効果を向上させるためには、前記中央シール部材の
前記半円形溝は、円周方向に形成されたベルト状凸部を
有し、この凸部を介して、前記ケーブルを支持すること
が望ましい。
【0022】また、フランジによるケーブルの損傷を抑
制すると共にフランジの外周シール部材への取り付けを
容易にするためには、前記フランジの半円形溝部は、前
記外周シール部材の前記半円形溝の形状より小さく、前
記外周シール部材の端部面は、前記半円形溝の端部から
延びる半円形舌部を有し、この半円形舌部部により、前
記フランジの前記半円形溝部の側面部が被覆されること
が望ましい。
【0023】また、外周シール部材の貫通孔に凹部を容
易に形成するためには、前記凹部の少なくとも一端に、
スペーサが配設され、このスペーサに形成された貫通孔
の内壁により、前記ボルトを支持することが望ましい。
【0024】また、フランジの取り付け作業を容易にす
るためは、前記フランジは、一方に前記ボルトを挿し通
すための貫通孔が設けられ、他方に前記ボルトの先端が
固着されている、ことが望ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。
【0026】図1は、本発明に係るケーブル用管路口の
防水装置の実施の一形態を示す正面図、図2は、図1に
示す防水装置の外周シール部材の正面図、図3は、図1
に示す防水装置の中央シール部材の正面図、図4は、図
1に示す防水装置のフランジの正面図、図5は、図2に
示す外周シール部材の断面図、図6は、図3に示す中央
シール部材の側面図である。
【0027】本発明に係るケーブル用管路口の防水装置
の実施の一形態は、図1に示すように、3分割された外
周シール部材と単一の中央シール部材20からなるシー
ル部材と、外周シール部を挟持するフランジ30からな
る挟持部材と、外周シール部材とフランジ30を一体に
保持するボルト42とナット43とからなる保持部材と
を有している。
【0028】外周シール部材10は、硬度70の加硫ゴ
ムからなり、図2に示すように、ケーブルCの外周形状
に対応する半円形溝11が形成された内壁部10aと、
ボルト42を挿し通すための貫通孔12が形成された端
部面10bと、ケーブル用管路口の内壁に対応する形状
に成形された外周部10cと、を有している。
【0029】一方、中央シール部材2は、外周シール部
材10より柔らかい硬度40の加硫ゴムからなり、図3
に示すように、ケーブルCの外周形状に対応する半円形
溝21とリブ部23とが外周部に形成されている。
【0030】つまり、外周シール部材10および中央シ
ール部材20は、安価な加硫ゴムから構成されているた
め、製造コストが削減できる。
【0031】また、外周シール部材10のリブ部13
は、ケーブル間の中心部に達する必要がないため短くか
つ大きく形成されており、図4に示すように、フランジ
のリブ部33も、同様な形状となる。したがって、ボル
トを挿通させるための貫通孔32の位置を、外側に移動
させることが可能になる。その結果、大型のケーブルに
対応するフランジの製造、あるいは、スパナの作業スペ
ースを増大させて締め付け作業を、容易にすることが可
能になる。つまり、取付け作業性に優れると共に大型ケ
ーブルにも適用容易となる。
【0032】また、フランジ30の半円形溝部31は、
外周シール部材10の半円形溝11の形状より小さく、
外周シール部材10の端部面10bは、半円形溝11の
端部から延びる半円形舌部14を有し、この半円形舌部
部14により、フランジ30の半円形溝部31の側面部
31aを被覆している。
【0033】したがて、フランジの外周シール部材に対
する位置合わせが容易になると共に、フランジがケーブ
ルと直接接触することはない。そのため、取り付け作業
が容易になると共に、フランジがケーブルに損傷を与え
ることが無くなりケーブル保護性が向上する。
【0034】外周シール部材10の半円形溝11は、図
5に明白に示すように、未加硫ゴムからなるベルト状シ
ール補助部材16が嵌入される、円周方向に形成された
ベルト状凹部17を有し、このシール補助部材16を介
してケーブルCを支持し、かつ、ボルト42を挿し通す
ための貫通孔12は、内壁の円周方向に形成された凹部
15を有している。
【0035】したがって、温度変化によるケーブルおよ
びシール部材の膨張や変形、あるいは、挟持圧力による
シール部材の変形を、シール補助部材および部材の凹凸
により形成される空間で吸収する緩衝効果を得ることが
可能となる。また、シール補助部材による外周シール部
材とケーブルとの間の止水効果の向上も得られる。
【0036】また、貫通孔12の一方の端部に、スペー
サ50が配設されており、このスペーサ50に形成され
た貫通孔の内壁により、ボルト42を支持している。し
たがって、外周シール部材の貫通孔に、凹部を容易に形
成することができる。
【0037】さらに、外周シール部材10の外周部10
cは、ケーブル用管路口の内壁を支持する複数の凸部1
8を有し、この凸部18の間に構成される谷部19に、
吸水膨潤性の充填部材であるアクアペイント(シーアイ
化成株式会社製)を満たしている。
【0038】したがって、外周シール部材10とケーブ
ル用管路口の内壁との間の密着性を向上させることが可
能となり、止水効果をさらに向上させることができる。
【0039】一方、中央シール部材20の半円形溝21
は、円周方向に形成されたベルト状凸部24を有し、こ
の凸部24を介して、ケーブルCを支持している。した
がって、中央シール部材とケーブルとの間の密着性を向
上させることが可能となり、止水効果をさらに向上させ
ることができる。
【0040】また、フランジ30は、一方にボルト42
を挿し通すための貫通孔32が設けられ、他方にボルト
42の先端が固着されている。したがって、フランジの
固定は、片側のナットの取り付け及び締め付け作業から
構成することが可能になり、作業が簡略化できる。
【0041】次に、本発明に係るケーブル用管路口の防
水装置の作業手順に関し説明する。
【0042】まず、防水装置の取り付け位置前後のケー
ブルのよりを戻し、ケーブル間の中央部に、中央シール
部材20を挿入する。
【0043】この際、中央シール部材20は、外周シー
ル部材10に比べ柔らかい加硫ゴムから構成すると共に
従来のシール部材に比べて小型化しており、かつ、中心
部にフランジ30のリブ部が存在しないため、例えば、
ケーブルに沿ってスライド移動させてもケーブルに損傷
を与えることがないため、ケーブル間の中央部に容易に
挿入することができる。したがって、作業に必要とされ
るケーブル間のよりを戻す範囲を、削減することが可能
となり、ケーブル間のよりを戻す作業を、容易にするこ
とがきる。
【0044】次に、一方のフランジ30に固着されたボ
ルト42に、外周シール部材1の貫通孔12および他方
のフランジ30の貫通孔32を挿入し、ナット43で緩
く締めた状態のアセンブリを用意する。
【0045】そして、このアセンブリを、外周シール部
材10の半円形溝11と中央シール部材20の半円形溝
21とにより構成される円柱状の空間にケーブルCが挿
通されるように、位置合わせして、ケーブルに取り付け
て、中央シール部材20と一体化する。
【0046】次に、管路口から延びる導管内に、一体化
された装置を挿入し、ナット43で締め付けて、外周シ
ール部材10を、軸方向に圧縮する一方、円周方向には
膨張させる。そしてこれに伴い、中央シール部材2は、
円周方向に圧縮される一方、軸方向に圧縮される。
【0047】その結果、外周シール部材10の側壁部1
0dは隣接する別の外周シール部材10の側壁部10d
と密着し、外周シール部材10のリブ部13は中央シー
ル部材2のリブ部21と密着し、外周シール部材10と
中央シール部材2とは、一体化される。そしてさらに、
一体化された外周シール部材10の外周10cは、ケー
ブル用管路の内壁に密着し、一体化された外周シール部
材10の半円形溝11および中央シール部材20の半円
形溝21は、ケーブルCの外周に密着して、それぞれ防
水する。
【0048】この際、外周シール部材10の半円形溝1
1および貫通孔12は、部材の凹凸によりなる空間が形
成されているため、過度の挟持圧力によるシール部材の
変形を、部材の凹凸により形成される空間で吸収するこ
とが可能になる。したがって、ケーブルを構成する銅テ
ープにシワや亀裂を生成させ、ケーブルに損傷を与える
ことはない。
【0049】またこれは、温度変化によるケーブルおよ
びシール部材の膨張や変形にも有効である。
【0050】なお、外周シール部材10の半円形溝11
は、未加硫ゴムからなるベルト状シール補助部材16が
嵌入される、ベルト状凹部17を有しているが、ベルト
状凹部17を形成せずに、直接未加硫ゴムからなるベル
ト状シール補助部材16を半円形溝11に取り付けるこ
とや、半円形溝11にベルト状凸部を形成することによ
りシール補助部材16を使用しないことにより、製造コ
ストの上昇を抑制しながら止水性能を向上させることも
可能である。
【0051】本発明は、上述した実施の一形態実に限定
されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改
変することができる。例えば、中央シール部材2の止水
性能を向上させるために、外周シール部材1と同様に、
中央シール部材2の半円形溝21に、未加硫ゴムからな
るベルト状シール補助部材を取り付けることも可能であ
る。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、それ
ぞれの請求項に記載された構成によって、次のような効
果が得られることになる。
【0053】請求項1に記載されている構成にあって
は、ケーブル間の中心部に挿入するのは、フランジを有
しない中央シール部材であるため、容易に挿入すること
ができ、作業に必要とされるケーブル間のよりを戻す範
囲を、削減することが可能となる。また、フランジで挟
持し一体に保持する外周シール部材には、中心部に達す
るリブ部が形成されていないため、フランジに中心部に
達するリブ部を形成することが不要となる。したがっ
て、ボルトを挿通させるための貫通孔の位置を、外側に
移動させることが可能になり、また大型のケーブルに対
応するフランジの製造も容易となる。
【0054】したがって、取付け作業性に優れると共に
大型ケーブルにも適用容易なケーブル用管路口の防水装
置となる。
【0055】請求項2に記載されている構成にあって
は、中央シール部材の硬度が小さいため、ケーブルに損
傷を与えることなく、作業に必要とされるケーブル間の
よりを戻す範囲を、さらに削減することができ、取付け
作業性がさらに優れた装置となる。
【0056】請求項3に記載されている構成にあって
は、シール部材が安価な素材かなるため、安価な装置と
なる。
【0057】請求項4に記載されている構成にあって
は、温度変化によるケーブルおよびシール部材の膨張や
変形、あるいは、挟持圧力によるシール部材の変形を、
部材の凹凸により形成される空間で吸収する緩衝効果を
得ることが可能になるため、ケーブルに損傷を与えるこ
とはなく、ケーブル保護性に優れた装置となる。
【0058】請求項5に記載されている構成にあって
は、外周シール部材とケーブルとの間の止水効果および
ケーブルに対する緩衝効果が向上するため、止水効果お
よびケーブル保護性がさらに優れた装置となる。
【0059】請求項6に記載されている構成にあって
は、シール補助部材の止水効果が向上するため、止水効
果がさらに優れた装置となる。
【0060】請求項7に記載されている構成にあって
は、シール補助部材が安価な素材かなるため、安価な装
置となる。
【0061】請求項8に記載されている構成にあって
は、外周シール部材とケーブル用管路口の内壁ケーブル
との間の止水効果が向上するため、止水効果がさらに優
れた装置となる。
【0062】請求項9に記載されている構成にあって
は、外周シール部材に形成された凸部の止水効果が向上
するため、止水効果がさらに優れた装置となる。
【0063】請求項10に記載されている構成にあって
は、中央シール部材とケーブルとの間の止水効果が向上
するため、止水効果がさらに優れた装置となる。
【0064】請求項11に記載されている構成にあって
は、フランジによるケーブルの損傷を抑制すると共にフ
ランジの外周シール部材への取り付けを容易となるた
め、取付け作業性およびケーブル保護性がさらに優れた
装置となる。
【0065】請求項12に記載されている構成にあって
は、外周シール部材の貫通孔に、凹部を容易に製造でき
るため、安価な装置となる。
【0066】請求項13に記載されている構成にあって
は、フランジの取り付け作業を容易とするため、取付け
作業性がさらに優れた装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るケーブル用管路口の防水装置の
実施の一形態を示す正面図である。
【図2】 図1に示す防水装置の外周シール部材の正面
図である。
【図3】 図1に示す防水装置の中央シール部材の正面
図である。
【図4】 図1に示す防水装置のフランジの正面図であ
る。
【図5】 図2に示す外周シール部材の断面図である。
【図6】 図3に示す中央シール部材の側面図である。
【図7】 従来のケーブル用管路口の防水装置を示す正
面図である。
【図8】 図7に示す防水装置のシール部材の正面図で
ある。
【符号の説明】
10…外周シール部材、 11…半円形溝、 12…貫通孔、 20…中央シール部材、 21…半円形溝、 30…フランジ、 42…ボルト、 43…ナット、 C…ケーブル。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル(C)の外周形状に対応する半
    円形溝(11)が形成された内壁部(10a)と、ボル
    ト(42)を挿し通すための貫通孔(12)が形成され
    た端部面(10b)と、ケーブル用管路口の内壁に対応
    する形状に成形された外周部(10c)と、を有する複
    数個の外周シール部材(10)と、 前記ケーブル(C)の外周形状に対応する半円形溝(2
    1)と、この半円形溝(21)に隣接するリブ部(2
    3)と、が外周部に形成された中央シール部材(20)
    と、 少なくとも一方に前記ボルト(42)を挿し通すための
    貫通孔(32)が設けられている、前記外周シール部材
    (10)の前記端部面(10b)とほぼ同じ形状を有す
    る一対のフランジ(30)からなる挟持部材と、 前記外周シール部材(10)の前記端部面(10b)
    を、前記フランジ(30)で挟持し一体に保持する、前
    記ボルト(42)とナット(43)とからなる保持部材
    と、を有し、 前記外周シール部材(10)の前記半円形溝(11)と
    前記中央シール部材(20)の前記半円形溝(21)と
    により構成される円柱状の空間に、前記ケーブル(C)
    が挿通される、 ことを特徴とするケーブル用管路口の防水装置。
  2. 【請求項2】 前記中央シール部材(20)は、前記外
    周シール部材(10)より、硬度が小さいことを特徴と
    する請求項1に記載のケーブル用管路口の防水装置。ケ
    ーブル用管路口の防水装置。
  3. 【請求項3】 前記外周シール部材(10)および前記
    中央シール部材(20)は、加硫ゴムからなることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のケーブル用管路口の防
    水装置。
  4. 【請求項4】 前記外周シール部材(10)の前記半円
    形溝(11)は、 円周方向に形成されたベルト状凸部を有し、この凸部を
    介して前記ケーブルを支持し、 前記外周シール部材(10)の前記貫通孔(12)は、 内壁の円周方向に形成された凹部(15)を有する、 ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    ケーブル用管路口の防水装置。
  5. 【請求項5】 前記外周シール部材(10)の前記半円
    形溝(11)は、 円周方向に取り付けられたベルト状シール補助部材(1
    6)を有し、このシール補助部材(16)を介して前記
    ケーブルを支持し、 前記外周シール部材(10)の前記貫通孔(12)は、 内壁の円周方向に形成された凹部(15)を有する、 ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    ケーブル用管路口の防水装置。
  6. 【請求項6】 前記外周シール部材(10)の前記半円
    形溝(11)は、 前記シール補助部材(16)が嵌入される、円周方向に
    形成されたベルト状凹部(17)を有することを特徴と
    する請求項5に記載のケーブル用管路口の防水装置。
  7. 【請求項7】 前記シール補助部材(16)は、 未加硫ゴムであることを特徴とする請求項5又は6に記
    載のケーブル用管路口の防水装置。
  8. 【請求項8】 前記外周シール部材(10)の前記外周
    部(10c)は、 凸部(18)を有し、この凸部(18)を介して、前記
    ケーブル用管路口の前記内壁により支持されることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のケーブル
    用管路口の防水装置。
  9. 【請求項9】 前記外周シール部材(10)の前記凸部
    (18)は、複数形成されており、 この凸部(18)の間に構成される谷部(19)に、吸
    水膨潤性の充填部材を満たすことを特徴とする請求項8
    に記載のケーブル用管路口の防水装置。
  10. 【請求項10】 前記中央シール部材(20)の前記半
    円形溝(21)は、 円周方向に形成されたベルト状凸部(24)を有し、こ
    の凸部(24)を介して、前記ケーブルを支持すること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のケー
    ブル用管路口の防水装置。
  11. 【請求項11】 前記フランジ(30)の半円形溝部
    (31)は、 前記外周シール部材(1)の前記半円形溝(11)の形
    状より小さく、 前記外周シール部材(1)の端部面(11b)は、前記
    半円形溝(11)の端部から延びる半円形舌部(14)
    を有し、 この半円形舌部部(14)により、前記フランジ(3
    0)の前記半円形溝部(31)の側面部(31a)が被
    覆されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1
    項に記載のケーブル用管路口の防水装置。
  12. 【請求項12】 前記外周シール部材(1)の前記貫通
    孔(12)は、 前記凹部(15)の少なくとも一端に、スペーサ(5
    0)が配設され、このスペーサ(50)に形成された貫
    通孔の内壁により、前記ボルト(42)を支持すること
    を特徴とする請求項4〜11のいずれか1項に記載のケ
    ーブル用管路口の防水装置。
  13. 【請求項13】 前記フランジ(30)は、 一方に前記ボルト(42)を挿し通すための貫通孔(3
    2)が設けられ、他方に前記ボルト(42)の先端が固
    着されている、 ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載
    のケーブル用管路口の防水装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1164677A1 (de) * 2000-06-17 2001-12-19 Hauff-Technik GmbH & Co. KG Dichtpackung zum Hindurchführen von Leitungen durch eine Wand
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