JP2917099B2 - 管継手部外面シール装置 - Google Patents

管継手部外面シール装置

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JP2917099B2
JP2917099B2 JP6265120A JP26512094A JP2917099B2 JP 2917099 B2 JP2917099 B2 JP 2917099B2 JP 6265120 A JP6265120 A JP 6265120A JP 26512094 A JP26512094 A JP 26512094A JP 2917099 B2 JP2917099 B2 JP 2917099B2
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mastic
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ring
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志伸 佐竹
隆 重藤
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス導管等の管継手部
の漏洩修理工事や予防保全工事として、管継手部の周囲
をリペアチューブで覆ってシールする管継手部外面シー
ル装置に関し、詳しくは、耐震性能を向上させた管継手
部外面シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス導管の管継手部の漏洩修理工事や予
防保全工事として、G型鋳鉄管を対象とする図4のOリ
ング式シール装置や、図5のリペアチューブ式シール装
置が従来一般に知られている。
【0003】ここで図4に示すOリング式シール装置
は、フランジ部a,aがボルトb及びナットcにより相
互に締結された管継手部間に挟持されている既存シール
材としての麻肌d,鉛リングe,ゴムリングfのうち、
鉛リングeの一部をリング溝状に切欠き、その切欠き部
にニトリルブチルゴム製のOリングgを新たに装着する
ものである。
【0004】また図5に示すリペアチューブ式シール装
置(管継手部外面シール装置)は、同様にフランジ部
a,aがボルトb及びナットcにより相互に締結されて
シール材としての麻肌d,鉛リングe,ゴムリングfを
挟持している管継手部の周囲をリペアチューブhで被覆
したものであり、このリペアチューブhに被覆されるフ
ランジ部a,aの外周には、その段差を吸収し、ガス漏
洩抑止効果を増大し、またリペアチューブhの密着性を
良好にするために、ゴムに汀青材が混入した軟質材から
なる断面コ字形の略偏平なリング状のマスチック部材i
が装着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示し
たOリング式シール装置では、地震発生により管継手部
に過大荷重が作用してボルトbが破断すると、管継手部
の接続が緩んで麻肌d,鉛環e,ゴムリングf,Oリン
グgなどのシール性能が低下し、ガス漏れする虞が大い
にあるので、耐震性能の点で問題がある。
【0006】この点、図5に示したリペアチューブ式シ
ール装置では、地震発生により管継手部に過大荷重が作
用してボルトbが破断し、管継手部の接続が緩んで麻肌
d,鉛環e,ゴムリングf,Oリングgなどのシール性
能が低下しても、管継手部の周囲をリペアチューブhが
覆っているので、直ちにガス漏れすることはない。しか
し、破断したボルトb等が破断時の衝撃により飛び出し
てリペアチューブhを破損することもあり、そうした場
合にはリペアチューブhの破損箇所からガス漏れしてし
まうので、耐震性能の点で充分とは言えない。
【0007】そこで本発明は、ボルト・ナットの破断に
伴うリペアチューブの破損を未然に防止して耐震性能を
向上することができる管継手部外面シール装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】この目的のため本発明は、フランジ部がボ
ルト・ナットにより相互に締結されることでシール材を
挟持して接続された管継手部の周囲をマスチック部材を
介してリペアチューブにより被覆してなる管継手部外面
シール装置であって、上記マスチック部材は、上記フラ
ンジ部と共に上記ボルト・ナットを包囲する所定幅の概
略コ字形断面のリング状に形成し、且つ、軟化点の上下
限値を60゜C〜120°Cの範囲に設定して硬度を高
くしたことを手段としている。
【0009】
【0010】
【作用】このような手段を採用した本発明による管継手
部外面シール装置では、所定幅の概略コ字形断面のリン
グ状をなすマスチック部材が、フランジ部外周だけでな
くフランジ部を相互に締結しているボルト・ナットをも
包囲しているので、地震発生により管継手部に過大荷重
が作用してボルト・ナットが破断しても、このボルト・
ナットがリペアチューブを破損することがなく、リペア
チューブは地震発生の際にも確実に管継手部の外面をシ
ールする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。ガス導管であるG型鋳鉄管の管
継手部を対象とした一実施例の断面構造を示す図1にお
いて、符号1は一方の鋳鉄管、符号2は他方の鋳鉄管を
示し、この鋳鉄管2の端部には、上記鋳鉄管1の端部外
周との間に所定のクリアランスを開けて嵌合する大径部
2a及びこの大径部2aに連続するフランジ部2bが一
体形成され、また鋳鉄管1の端部には、上記フランジ部
2bに対向するフランジ1aが嵌合されている。
【0012】前記鋳鉄管2のフランジ部2b及びこれに
対向するフランジ1aには、円周方向に等配して複数本
の接続ボルト3がフランジ部2b側から貫通している。
また前記鋳鉄管2の大径部2aが所定のクリアランスを
開けて嵌合する鋳鉄管1の端部外周には、シール材であ
る麻肌4,鉛リング5,ゴムリング6が装着されてい
る。そして上記各接続ボルト3の先端部にナット7がそ
れぞれ螺合されてフランジ1aとフランジ部2bとが相
互に締結されることで、上記麻肌4,鉛リング5,ゴム
リング6が鋳鉄管1,2の管継手部間に挟持されてシー
ル作用するようになっている。
【0013】ここで、前記鋳鉄管1,2の管継手部を外
面側からシールする装置として、フランジ1a及びフラ
ンジ部2bの外周にはマスチック部材8が装着され、ま
たこのマスチック部材8を覆ってリペアチューブ9が鋳
鉄管1,2に跨って被覆されている。
【0014】前記マスチック部材8は、ゴムに汀青材が
混合した軟質材からなるもので、その軟化点は、従来5
0°C〜110°Cの範囲に設定されていたが、本実施
例では60°C〜120°Cの範囲に設定してあり、従
来のものより若干堅目となっている。そしてこのマスチ
ック部材8は、図2にも示すように、前記接続ボルト3
の両端部にわたる所定幅を有し、かつその幅方向両端部
から内周側に突出する側壁部8a,8bが一体形成され
た概略コ字形断面に形成されており、一方の側壁部8a
は接続ボルト3の先端部を覆って鋳鉄管1の外周に臨
み、他方の側壁部8bは接続ボルト3の頭部を覆って鋳
鉄管2の大径部2aの外周に臨んでいる。
【0015】このようなマスチック部材8は、もともと
弾性変形可能な軟質材からなるので、そのままでも弾性
変形によりフランジ1a,2bの外周に装着可能である
が、円周一部に切れ目を設ければ簡単にフランジ1a,
2bの外周に装着することができる。本実施例ではその
装着作業性をより簡易にするため半円状に2分割してあ
る。
【0016】なお、前記マスチック部材8と同様に半円
状に2分割した略円形断面のリング状をなす他のマスチ
ック部材10が、マスチック部材8の一方の側壁部8a
とフランジ1aとの間に位置して鋳鉄管1の端部外周に
装着されており、気密性の更なる向上と鋳鉄管1,2の
引き抜け時のリペアチューブ9の引き抜け阻止を図って
いる。
【0017】一方、前記リペアチューブ9は、マスチッ
ク部材8の外周に余裕をもって嵌合できる径寸法を有す
る架橋ポリエチレンを素材とした熱収縮性及び可撓性の
あるもので、その両端部9a,9bは熱収縮によりそれ
ぞれ鋳鉄管1,2の外周に密着してブチル系ゴムの接着
剤により接着固定され、その中間部9cは熱収縮により
マスチック部材8の外周に密着してこれを位置決め保持
している。
【0018】このように構成された本実施例の管継手部
外面シール装置では、管継手部のフランジ1a及びフラ
ンジ部2bを締結している接続ボルト3とナット7との
螺合状態に緩みが生じたり、あるいはシール材である麻
肌4,鉛リング5,ゴムリング6などが老朽化するなど
の原因で鋳鉄管1,2内を流通するガスが麻肌4,鉛リ
ング5,ゴムリング6等を通過して漏洩しても、その漏
洩ガスは第1段階としてフランジ1a,2bの外周を覆
っているマスチック部材8により外部への漏洩が抑制さ
れ、また第2段階として鋳鉄管1,2に跨ってその管継
手部全体を外面側から被覆しているリペアチューブ9に
よって外部への漏洩が防止される。
【0019】また地震発生により、鋳鉄管1,2の管継
手部に14mm〜30mm程度の引き抜き変位を伴う1
4t〜16t程度の過大荷重が作用すると、接続ボルト
3が破断してフランジ1aとフランジ部2bとの締結状
態が緩み、麻肌4,鉛リング5,ゴムリング6を通過し
てガスが漏洩することがある。しかし、この場合も前述
と同様に、漏洩ガスは第1段階としてマスチック部材8
により外部への漏洩が抑制され、第2段階としてリペア
チューブ9により外部への漏洩が防止される。
【0020】ここで大地震の発生により、鋳鉄管1,2
の管継手部に100mm程度の引き抜き変位を伴う過大
荷重が作用すると、接続ボルト3が破断してその衝撃に
より接続ボルト3の破断部分がナット7と共に勢いよく
飛び出すのであるが、本実施例では、マスチック部材8
の側壁部8a,8bが接続ボルト3の両端部を包囲して
いるので、ナット7と共に勢いよく飛び出した接続ボル
ト3の破断部分は側壁部8aに阻止されてリペアチュー
ブ9を損傷させることがない(図3参照)。従って、リ
ペアチューブ9は充分に所期の機能を発揮してガス漏洩
を防止することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明では、所定幅
の概略コ字形断面のリング状をなすマスチック部材がフ
ランジ部外周だけでなくフランジ部を相互に締結してい
るボルト・ナットをも包囲しているので、地震発生によ
り管継手部に過大荷重が作用してボルト・ナットが破断
しても、このボルト・ナットがリペアチューブを破損す
ることはない。従って本発明によれば、リペアチューブ
は地震発生の際にも確実に管継手部の外面をシールする
のであり、耐震性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構造を示す断面図である。
【図2】一実施例におけるマスチック部材の断面図であ
る。
【図3】一実施例の作用を示す断面図である。
【図4】従来例であるOリング式シール装置の構造を示
す断面図である。
【図5】従来例であるリペアチューブ式シール装置の構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鋳鉄管 1a フランジ 2 鋳鉄管 2a 大径部 2b フランジ部 3 接続ボルト 4 麻肌 5 鉛リング 6 ゴムリング 7 ナット 8 マスチック部材 8a,8b リブ 9 リペアチューブ 9a,9b 両端部 9c 中間部 10 他のマスチック部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 57/00 F16L 23/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部がボルト・ナットにより相互
    に締結されることでシール材を挟持して接続された管継
    手部の周囲をマスチック部材を介してリペアチューブに
    より被覆してなる管継手部外面シール装置であって、 上記マスチック部材は、上記フランジ部と共に上記ボル
    ト・ナットを包囲する所定幅の概略コ字形断面のリング
    状に形成し、且つ、軟化点の上下限値を60゜C〜12
    0°Cの範囲に設定して硬度を高くしたことを特徴とす
    る管継手部外面シール装置。
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AU2018271140B2 (en) * 2017-05-18 2023-11-23 Iamadillo Pty Ltd A cover
CN116557654B (zh) * 2023-07-11 2023-09-19 鑫鹏源(聊城)智能科技有限公司 一种改进型钢管衔接器

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