JP3417689B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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裕人 谷沢
功 大谷
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株式会社三桂製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電線管等の管体を制御箱
等の機器に接続するための防水型の管継手に関し、特に
は厚鋼電線管用の継手として好適に使用される防水型管
継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られるこの種の管継手の一例を図
4に示す。図4において管継手100は中空円筒の継手
本体101と、継手本体101と螺合する締付ナット1
02を有する。継手本体101はその内周に段部103
を有し、接続すべき厚鋼電線管103は、締付ナット1
02側から挿入され、その管端を継手本体101の段部
103に当接して位置される。継手本体101の周壁に
はその壁を貫通して先端が中空部内に突出可能な締付用
のビス104が1または適当数設けられており、これら
ビス104の先端で電線管103の外周を締め付けるこ
とにより電線管103を継手本体101に固定すること
ができる。この固定の後、締付ナット102を締め付け
て内部に配置した防水パッキン105を圧縮して締付ナ
ット102と継手本体101および電線管103との間
の隙間の防水を行う。なお、106はアース取り用のビ
スで、その先端を電線管103に接することにより電線
管の電気的接地を可能とする。
【0003】このように、従来の構造にあっては、(1)
ビス104の締付け、(2) 締付ナット102の締付け、
と接続作業が2工程からなる。また、厚鋼電線管を複数
列配管する際には、締付ナット102を回すための作業
スペースがそれぞれの管について必要であるため、配管
スペースを広く取らなければならないという問題点を有
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これに鑑み、本出願人
は、上記従来技術の問題点を解消した管継手として中空
円筒状の継手本体の一端に半径方向内方に締付(縮径)
可能な一対の締付片を設け、これら締付片の端部の半径
方向外方に突出するフランジ間をボルトで締め付けるこ
とにより締付片を半径方向内方に変位させ、もって継手
内の電線管を締付片の内周により圧接して固定し、同時
に電線管の周囲を囲繞する弾性パッキンを圧縮すること
によりパッキンを電線管周面に押圧し密着させて電線管
を継手に防水的に接続する構成を提案した。
【0005】このような構成にあっては、接続は、単に
フランジ間をボルトで締付けるという1動作で良く、上
記した従来の構成に比して、接続作業が非常に簡単であ
るという大きな利点を有する。しかしながら反面、ボル
トの締付により徐々に狭まるフランジとフランジとの隙
間に弾性パッキンの部分が寄せられて膨出し、この膨出
部に形成された電線管とパッキンとの隙間から水漏れが
生じたり、またパッキン自体を損傷するなどの可能性を
残している。
【0006】本発明は上記不具合を解消した作業性の良
い管継手を簡単な構成で提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明による
管継手は、接続すべき管の端部を内部に受け且つ管の挿
入口側に半径方向内方に締付可能な対の締付片を有する
ハウジングと、ハウジング内周の凹部に嵌め込まれ、接
続する管の端部周面に密着する弾性のパッキンとを有
し、前記締付片はそれぞれ端部に半径方向外方に突出す
るフランジを有し且つかかるフランジは隙間をもって互
いに対面して位置し、このフランジ間をボルトにより締
め付けることにより前記締付片を締付けて前記パッキン
を管の外周に密着させる管継手であって、前記パッキン
の外周に少なくとも前記フランジ間の隙間に位置するよ
うに保護片を配置したことを特徴とする。また特には、
前記保護片は円弧状の薄厚の金属製帯体からなる。
【0008】
【作用】かかる手段において、締付片のフランジをボル
トにより締め付けると、締付片は半径方向内方に縮径し
て変位し、その内周で接続すべき電線管をしっかりと固
定すると共に、ハウジング内のパッキンを押圧してそれ
を変形させ、ハウジング内周および電線管外周にパッキ
ンを密着させて電線管内への継手外部からの水等の侵入
を防止する。なお、このとき、パッキンの外周に配置し
た保護片はパッキンを外周側から押さえるように、即
ち、パッキンの一部が上記したようにフランジ間の隙間
に膨出することを阻止するように作用する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面を参
照として説明する。図1および図2は本発明による管継
手1の代表的な構成を示す。管継手1は金属製のハウジ
ング2と、ハウジング2内に装着される円筒状のゴム材
等からなる弾性パッキン3と、パッキン3の外周の一部
を覆うようにして使用される円弧状の薄厚の金属帯体か
らなる保護片4とを少なくとも有する。保護片4として
は、例えば厚さ0.1〜0.3mmのステンレス鋼板を使用でき
る。図では、これに加え、シートパッキン5、ロックナ
ット6、インシュレータ7を更に示す。
【0010】ハウジング2は、全体的にみて、中空の略
円筒形状からなり、その軸線方向に沿って小径円筒部2
1、大径円筒部22および締付部23を一体的に形成し
て有する。小径円筒部21の外周には、ハウジング2を
制御箱等の機器の枠体に固定するためのねじが形成され
ており、その根元に形成された環状の凹部には環状のシ
ートパッキン5が、機器の枠体への接続時に枠体と密着
して防水作用を行うにょうに装着されている。小径円筒
部21は固定すべき機器の枠体に形成されている取付穴
を貫通して枠体の裏側に突出して取り付けられ、枠体の
裏側から前記ねじにロックナット6を螺合し締め付ける
ことにより枠体に固定される。また、小径円筒部21の
端部には、半径方向外方に突出する環状の鍔部を有する
筒状のインシュレータ7が小径円筒部21の内周に嵌合
するように装着されている。インシュレータ7は電気絶
縁性を有し、その鍔部は小径円筒部21の端縁を覆っ
て、ハウジング2内を挿通する電線またはケーブルのむ
き出し部分が、小径円筒部の端縁に接触して漏電等を生
じることのないように予防する。
【0011】ハウジングの大径円筒部22の内周面に
は、幅広の凹部24が環状に形成されており、この凹部
24内に幅広円筒状の弾性パッキン3が着脱可能に嵌め
込まれ、支持される。パッキン3の厚さは凹部24の深
さよりも幾らか厚く形成されている。又、パッキン3は
接続する管を楽に挿通可能とするため、管の外径よりも
僅かに大きい内径を有し、また外径は凹部24の底面の
径よりも僅かに大きな径に形成されている。かかる径の
差により、締付部23を締め付けたときに、パッキン3
を内方に押圧して変形させ、その結果、パッキン3がハ
ウジング内周および管外周に隙間なく密着して防水を行
う。尚、パッキン3は、凹部24とほぼ同じ幅を有し且
つその内周面には、管との接触を良好とするための環状
の溝または突条31が複数個離間して形成されている。
【0012】ハウジング2の締付部23は締付のない状
態においては、接続する管の外径よりも僅かに大きい径
の内周面を有し、その円周の一部(およそ半周)は半径
方向内方に縮径して接続すべき管の外周を締付けること
が可能なように、一端が解放された対の締付片25,2
6により構成されている。締付片25,26は、ハウジ
ングの大径円筒部22の凹部24で円周方向に沿ってス
リット27を形成することにより構成される円弧状の片
からなり、各締付片25,26の自由端には半径方向外
方に突出するフランジ25a,26aを形成して有す
る。かかるフランジ25a,26aはその間に隙間27
をもってほぼ平行に対面して位置し、これらの間をボル
ト8により締め付ける(引き寄せる)ことにより、締付
片25,26が半径方向内方に縮径、即ち締め付けられ
る。締付部23(締付片25,26を含む)の内周には
接続すべき管の周面に食い込みそれを固定するための、
先端が比較的鋭角な断面くさび形状の突条28を有す
る。図示例では突条28は周方向に沿って連続して形成
されるが、不連続に円弧またはスポット状に形成したも
のであっても良い。これら突条28は、ハウジング2内
に接続すべき管を挿入するときにはその障害とならず、
また締付片25,26を締め付けた時には管に食い込み
それを固定するに十分な高さと強度を有する。
【0013】かかる継手に厚鋼電線管を接続するに、先
ずハウジング2内の凹部24に保護片4およびパッキン
3を装着する。次いで、電線管の端部を締付部23側か
らハウジング2内に挿入し、パッキン3を挿通してその
端部が大径円筒部22と小径円筒部21との段部に当接
するように位置させる。次いで締付部23のボルト8を
締めてフランジ25a,26aを互いに引き寄せてその
間の隙間を詰め、締付片25,26を半径方向内方に変
位させる。かかる締付けにより、締付部23の内周に設
けられた突条28は電線管の周面に食い込みそれを固定
する。またこれと同時に締付片25,26の内周面が保
護片4を介してパッキン3の外周を押圧してパッキン3
を圧縮させ、継手と管との連結を水密的にシールする。
この際、図3に示すように、締め付けられたフランジ2
5a、26aの間に少しの隙間が残る。
【0014】図3(a)は本発明による保護片3を有す
る構成を示す。フランジ間の上記した隙間には、保護片
4が、締付片25,26の締付により圧を受けて折れ曲
がるように変形し、これに従い保護片3の内側に位置す
るパッキン3は極端な変形、即ち、接続すべき管との密
着/防水を阻害するような変形を防止される。図3
(b)には、本発明との比較のために保護片4を有しな
い場合を例示するが、パッキン3は前記したフランジ2
5a,26aの間で極端に締め付けられて変形し、接続
すべき管との間に空隙を形成して防水力が阻害される。
なお、かかる保護片4は、フランジ間の隙間からの土砂
などの異物の侵入からパッキン3を保護する働きも兼ね
備える。
【0015】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ボルトの締付け
により、継手本体のフランジが互いに引き寄せられ、内
部のゴムパッキンを圧縮すると共に、継手のハウジング
の内周の突条が電線管に食い込みそれをしっかりと固定
する。このように、ボルトの締付けのみで接続を行うこ
とができるために、作業スペースは最小で良く、また接
続作業も短時間でできる。更に、弾性パッキンの周囲に
保護片を配した構成としたことにより、フランジ間にお
けるパッキンの損傷または漏水等を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による管継手の一例の分解斜視図。
【図2】 図1に示す管継手のの組立状態を示す図。
【図3】 (a)は本発明による管継手の取り付け部の拡
大図,(b)は従来の管 継手一部の取付
図。
【図4】 従来の管継手の一例を示す図。
【符号の説明】
1 管継手 2 ハウジング 3 パッキン 4 保護片 8 ボルト 21 小径円筒部 22 大径円筒部 23 締付部 24 凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続すべき管の端部を内部に受け且つ管
    の挿入口側に半径方向内方に締付可能な対の締付片を有
    するハウジングと、ハウジング内周の凹部に嵌め込ま
    れ、接続する管の端部周面に密着する弾性のパッキンと
    を有し、前記締付片はそれぞれ端部に半径方向外方に突
    出するフランジを有し且つかかるフランジは隙間をもっ
    て互いに対面して位置し、このフランジ間をボルトによ
    り締め付けることにより前記締付片を締付けて前記パッ
    キンを管の外周に密着させる管継手であって、前記パッ
    キンの外周に少なくとも前記フランジ間の隙間に位置す
    るように保護片を配置したことを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記保護片は円弧状の薄厚の金属製帯体
    からなることを特徴とする請求項1記載の管継手。
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