JP2578714B2 - 壁パネル接合方法 - Google Patents

壁パネル接合方法

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JP2578714B2 JP4339667A JP33966792A JP2578714B2 JP 2578714 B2 JP2578714 B2 JP 2578714B2 JP 4339667 A JP4339667 A JP 4339667A JP 33966792 A JP33966792 A JP 33966792A JP 2578714 B2 JP2578714 B2 JP 2578714B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ツーバイフォー壁パネ
ルを、ALC(Aautoclaved Light-weight concrete )
床板を介して木質部材接合用ラグボルト(ラグスクリュ
ー型式のボルト)によって接合する壁パネル接合方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ツーバイフォー建築においてAL
C床板を使用する場合、上階と下階の壁パネルの接合
は、図5に示すように下階壁パネル1の枠体11と上階
壁パネル2の枠体12にそれぞれ下穴13をあけ、これ
にボルト14を通しナット15で締付ける方法によって
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の壁パネル接合方法にあっては、上下階パネル
の各々に予め下穴加工を施す必要があり、また、施工時
においてもこれらの穴の位置合わせを行う必要が生じ、
壁パネルの製造・取付作業共に手間がかかるという問題
があった。
【0004】さらに、上述のように従来の接合方法はボ
ルト・ナットによるため、ナットの締付作業を上向き作
業により行わなければならず、作業能率が低い上に労働
環境としても好ましくないという問題があった。
【0005】加えて、壁パネル設置後にボルト・ナット
を締付けるため、壁パネルにレンチを挿入する開口部を
設ける必要があり、そのため壁パネルの内装を接合作業
後に別途行わなければならず、作業効率が悪いという問
題もあった。また、このため建築物のフルパネル化が阻
害されるという弊害もあった。
【0006】本発明は上記課題を解決し、先穴加工や上
向き作業等を廃し、効率的に壁パネルを接合できる壁パ
ネル接合方法を提供することを目的とする。さらに、本
発明は、本方法により壁パネルの装着率を高め、建築物
のフルパネル化の促進を図ることをも目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係る壁パネル接合方法は、下階壁パネル上端
にALC床板を載置し、該ALC床板の上に上階壁パネ
ルを載置する工程、上記上階壁パネル側から、木質系部
材に食込み固定されるラグスクリュー部を有する大径部
と該大径部より先端側に形成された上記ラグスクリュー
部より小径の小径部とを備え、該小径部にその先端部か
ら軸方向に外周を一部切欠いてなる刃部を形成しかつ該
刃部に連続して上記大径部側に長溝状の溝部を形成した
木質部材接合用ラグボルトを挿入し、該木質部材接合用
ラグボルトを上記下階壁パネルにねじ込み上記ALC床
板を介して上記上階壁パネルと下階壁パネルとを固定す
る工程、上記上階壁パネルと下階壁パネルとの間に、上
記木質部材接合用ラグボルトのラグスクリュー部が下階
壁パネルにねじ込んだ状態で、上記ラグボルトを包み込
むようにコンクリートを施工する工程とからなる構成と
している。
【0008】
【実施例】次に本発明に係る壁パネル接合方法の一実施
例について説明する。図1は当該方法により壁パネルを
接合した建築物の一部を示す断面図である。図1におい
て1は下階壁パネル、2は上階壁パネル、3はALC床
板を示す。本発明は、木質部材接合用ラグボルト4(以
下、適宜ラグボルト4と略す)によってALC床板3を
挟んで上・下階壁パネル1,2を接合するツーバイフォ
ー壁パネルの接合方法である。
【0009】本発明に係る壁パネル接合方法について説
明するに際し、まず本実施例に用いる木質部材接合用ラ
グボルト4について説明する。図2はラグボルト4の平
面図、図3は図2のラグボルト4の正面図、図4はその
先端部の部分拡大斜視図である。このラグボルト4は、
図2、3に示すように頭部42と、大径部43及び小径
部44とから構成されている。この大径部43は、通常
のラグスクリュー型式のボルトと同様に軸部45とラグ
スクリュー部46から構成されている。一方、本ラグボ
ルト4においては、大径部43の先端側に小径部44が
形成されており、この小径部44にはその一部切欠いて
さらに刃部47が形成されている。そしてこの刃部47
に連続して大径部43側に溝部48が設けられている。
【0010】ここで、刃部47は、小径部44の外径を
先端側から軸方向に向けて切欠いて形成する。この場
合、刃部47の先端側には小径部44を直線状に90°
切欠いた直線部49が小径部44の全長の略半分にわた
り形成されている。一方、この直線部49に連続して曲
線部50が、刃部47の大径部43側に形成されてい
る。なお、本ラグボルト4においては小径部44にもラ
グスクリューが形成されている。また、刃部47にはそ
れと連続して長溝状の溝部48が設けられている。この
溝部8は、刃部47の曲線部10から大径部43にかけ
て軸方向に向けて長溝状に直線的に設けられており、刃
部47によって削られた切り屑がこの溝部48に導かれ
るようになっている。
【0011】このような構成を有するラグボルト4は、
次のようにして壁パネルに固定される。即ち、このラグ
ボルト4をねじ込むとまず刃部47によって木材が削ら
れ小径部44の外径に相当する小穴が開く。このときに
生ずる切り屑は溝部48に導かれ小穴の中には溜らな
い。次に、この小穴に大径部43がねじ込まれる。この
場合大径部43は小穴に導かれ、ラグスクリュー部46
が木材に食込みながらねじ込まれて行く。これによりこ
のラグボルト4は木材に固定される。なお、ラグボルト
4が木材を貫通して反対側へ突き出る際も、刃部47に
よって小穴を切り進みながら突き出るため、反対面に亀
裂を生じることなく壁パネルを接合することができる。
【0012】次に本発明による壁パネル接合方法につい
て順を追って説明する。まずはじめに下階壁パネル1の
上にALC床板3を載置する。ここで、下階壁パネル1
の上端には枠体11が設けられており、この上にALC
床板3を載置する。次に、下階壁パネル1の上に置いた
ALC床板3の上にさらに上階壁パネル2を立てる。こ
の上階壁パネル2の下端にも枠体12が設けられてお
り、ここには、ラグボルト4を通すための下穴13があ
けられている。
【0013】このように壁パネル等を組上げた後、ラグ
ボルト4によりこれらを締結する。即ち、上階壁パネル
2に設けた開口部16からラグボルト4を下穴13に挿
入し、下階壁パネル1の枠体11に当接させる。そし
て、開口部16からレンチ等17によりラグボルト4の
頭部42を押し回わす。このラグボルト4には先述のよ
うにその先端部に刃部47が形成されており、この刃部
47によりラグボルト4は木材に小穴を切り開けながら
進み、さらにそのラグスクリュ−部46によって木材に
固定される。そして、このラグボルト4によってALC
床板3を挟んで上・下階壁パネル1,2が固定されるこ
とになる。この後両壁パネル間18をコンクリート施工
し、さらに上階壁パネル12の開口部16に蓋19を取
付け壁パネルの接合工程が完了する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による壁パ
ネル接合方法によれば、下階壁パネルに上階壁パネル側
から木質部材接合用ラグボルトをねじ込んで壁パネルを
接合することとしたことにより、下穴加工や穴同士の位
置合わせを行う必要がないという効果がある。従って、
壁パネルの接合作業工数を削減することができる。
【0015】また、上階壁パネル側からの作業によって
壁パネルを接合することができることにより、ナットの
締付け等の上向き作業が不要となるという効果がある。
従って、この点においても作業の効率化を図ることがで
きる。
【0016】さらに、下階壁パネルにはレンチ等を挿入
するための開口部が不要となり、壁パネルの内装下地の
取付を壁パネル取付前に行うことができる。従って建物
の施工工程の効率化が図れると共に壁パネルを内外両面
に仕上げパネルとすることができその付加価値を高める
ことが出来、加えて建築物のフルパネル化促進の一助と
もなる。更に本発明によれば、上階壁パネルと下階壁パ
ネルとの間に、木質部材接合用ラグボルトのラグスクリ
ュー部が下階壁パネルにねじ込んだ状態で、ラグボルト
を包み込むようにコンクリートを施工するようにしてな
ることから、ラグボルトがコンクリートと一体的になっ
た状態において、上階と下階の壁パネルが上記ラグボル
トにより接合されて、より一層強固な壁接合をなしうる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁パネル接合方法による建築物の
一部を示す断面図である。
【図2】本発明に用いる木質部材接合用ラグボルトの一
例を示す平面図である。
【図3】図2の木質部材接合用ラグボルトの正面図であ
る。
【図4】図2の木質部材接合用ラグボルトの先端部の部
分拡大斜視図である。
【図5】従来の壁パネル接合方法による建築物の一部を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 下階壁パネル 2 上階壁パネル 3 ALC床板 4 木質部材接合用ラグボルト 11 枠体 12 枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 642 E04B 2/56 642E 642F

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程からなることを特徴とする壁
    パネル接合方法。 (イ)下階壁パネル上端にALC床板を載置し、該AL
    C床板の上に上階壁パネルを載置する工程。 (ロ)上記上階壁パネル側から、木質系部材に食込み固
    定されるラグスクリュー部を有する大径部と該大径部よ
    り先端側に形成された上記ラグスクリュー部より小径の
    小径部とを備え、該小径部にその先端部から軸方向に外
    周を一部切欠いてなる刃部を形成しかつ該刃部に連続し
    て上記大径部側に長溝状の溝部を形成した木質部材接合
    用ラグボルトを挿入し、該木質部材接合用ラグボルトを
    上記下階壁パネルにねじ込み上記ALC床板を介して上
    記上階壁パネルと下階壁パネルとを固定する工程。 (ハ)上記上階壁パネルと下階壁パネルとの間に、上記
    木質部材接合用ラグボルトのラグスクリュー部が下階壁
    パネルにねじ込んだ状態で、上記ラグボルトを包み込む
    ようにコンクリートを施工する工程。
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