JP2575608Y2 - タキシーメータ - Google Patents

タキシーメータ

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JP2575608Y2
JP2575608Y2 JP1993005837U JP583793U JP2575608Y2 JP 2575608 Y2 JP2575608 Y2 JP 2575608Y2 JP 1993005837 U JP1993005837 U JP 1993005837U JP 583793 U JP583793 U JP 583793U JP 2575608 Y2 JP2575608 Y2 JP 2575608Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タキシー車両の賃走距
離及び時間に基づいてタキシー料金を演算し、この演算
によって求めたタキシー料金を料金表示器に表示するよ
うにしたタキシーメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般にタキシーメータでは、空車タ
リフにおいて客が乗車して、運転手のタリフ操作によっ
て賃走タリフにされると、料金制で定められた例えば6
00円の基本料金を料金表示器に表示し、その後タキシ
ー車両が料金制で定められた基本距離を走行するか又は
基本時間を経過すると、料金上がりが生じ、料金制で定
められた例えば90円のその後の料金を基本料金に加算
した金額を料金表示器に表示し、更にその後、料金制で
定められたその後の距離を走行するか又はその後の時間
を経過する毎に、再度料金上がりが生じ、上記その後の
料金を加算した金額を料金表示器に順次表示する。
【0003】ところで、現在の料金制では、道路渋滞が
起こらないことを前提とした高速道路での料金計算は距
離のみによって行わなければならないことになってい
る。そこで、従来は、タキシー車両が目的地に到着し、
乗客から料金表示器に表示された乗車料金の支払いを受
ける際に運転手によって操作される支払タリフにおい
て、タキシー車両が走行したとき走行センサが発生する
走行パルスに基づく料金演算、すなわち、タキシー車両
の賃走距離のみに基づく料金演算する機能を持たせ、高
速道路では支払タリフにして走行することが行われてい
る。
【0004】このようなことは、乗車料金の割増を行わ
ない昼間はよいが、割増料金が発生する夜間には適用す
ることができない。そこで、夜間に高速道路を走行する
ときには、割増タリフにして走行することになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、割増タリフは
距離時間併用の料金演算を行うタリフであり、このため
時間による料金演算を停止することができない。そこ
で、夜間割増タリフで高速道路を走行した際に、例えば
渋滞などによって長い間停車する場合などには、割増タ
リフから支払タリフにタリフを切り換えて時間による料
金演算を停止する操作が必要であった。このような操作
は運転手にとって面倒である他、適正な運賃の収受が不
可能であるなどの問題があった。
【0006】よって本考案は、上述した従来の問題点に
鑑み、運転手による面倒な操作なしに、適正な運賃の収
受を可能になるように、高速道路において時間による料
金上がりを停止し距離だけで料金演算することができる
タキシーメータを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的と達成するため
本考案により成されたタキシーメータは、図1の基本構
成図に示すように、タキシー車両の走行に伴って発生す
る走行パルス信号に基づいて賃走距離計測手段151
賃走距離を計測すると共に、賃走時間計測手段152
賃走時間を計測し、該計測した賃走距離及び賃走時間に
基づいて料金演算手段153 がタキシー料金を演算して
料金表示手段12aに表示させるようにしたタキシーメ
ータにおいて、高速道路走行時に手動操作される高速タ
リフ操作手段136 と、該高速タリフ操作手段136
操作に応じて前記賃走時間計測手段152 による賃走時
間の計測を停止させる時間計測停止手段154 とを備
え、該時間計測停止手段154 により前記賃走時間計測
手段152 による時間計測が停止されているとき、前記
料金演算手段153 が賃走距離のみによりタキシー料金
を演算して料金表示手段12aに表示させるようにした
ことを特徴としている。
【0008】前記高速タリフ操作手段136 が、通常賃
走時に操作されないタリフ操作手段135 ,137 から
なることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成により、高速タリフ操作手段136
操作すると、時間計測停止手段154 が賃走時間計測手
段152 による時間計測を停止させ、料金演算手段15
3 が賃走距離計測手段151 により計測した賃走距離の
みによりタキシー料金を演算して料金表示手段12aに
表示させるので、運転手はタキシー車両が高速道路に入
ったとき高速タリフ操作手段136 を操作するだけでよ
い。
【0010】また、高速タリフ操作手段136 を、通常
賃走時に操作されないタリフ操作手段135 ,137
より構成しているので、操作パネル面に新たに操作ボタ
ンなどを設ける必要がない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本考案によるタキシーメータの一実施例の
正面を示し、その表示パネルには、乗車料金表示部12
a、迎車料金表示部12b、タリフ表示部12cなどか
らなる表示器12と、各種のタリフボタン131 〜13
7 からなるタリフ操作部13が設けられている。タリフ
ボタン131 〜136 は、それぞれ空車、賃走、割増、
支払、迎車、高速用のものである。なお、137 は指数
を順に呼び出すための累計ボタンである。14は表面に
料金制を印刷した銘板であり、その裏側の空所には、料
金制に関する情報を格納した不揮発性メモリとしてのE
2 PROMが着脱自在に収容されている。
【0012】図3はタキシーメータの内部構成を示し、
15は予め定めた制御プログラムに従って動作するマイ
クロコンピュータ(CPU)であり、このCPU15に
は制御プログラムを格納したROM15aと、各種のデ
ータが読み出し書き込み自在に書き込まれるRAM15
bとが内蔵されている。CPU15には、上記料金表示
器12、タリフ操作部13の他に、タキシー車両の走行
に伴って走行パルスを発生する走行センサ16や、料金
制に関する情報を予め格納すると共に、タキシーメータ
の動作によって更新される各種の指数データを格納する
2 PROM17などが接続されている。E2 PROM
17は電気的に書き換え可能な読み出し専用のメモリ
で、バックアップ電源なしにその記憶内容を保持できる
ようになっている。
【0013】以上の構成において、空車タリフ状態にお
いて客を乗せて賃走タリフボタン132 を操作すると、
この賃走タリフボタン132 に並べて設けた「賃走」の
文字が点灯されると共に、基本料金が乗車料金表示部1
2aに表示される。その後、タキシー車両の走行距離又
は時間の経過によって料金上がりが生じると、現在表示
されている料金に所定のじ後料金を加算した料金が乗車
料金表示部12aに表示されるようになる。そして、タ
キシー車両が目的地に到着して支払タリフボタン134
を操作すると料金が確定し、その後の空車タリフボタン
131 の操作に応じて乗車料金表示部12aに表示して
いる料金を消す。
【0014】また、夜間客を乗せたときには、賃走タリ
フボタン132 の代わりに割増タリフボタン133 が操
作される。この場合には、これに応じて割増タリフボタ
ン133 に並べて設けた「割増」の文字が点灯されると
共に、基本料金が乗車料金表示部12aに表示される。
その後、タキシー車両の割増に対応する基本走行距離或
いはじ後走行距離、又は所定の時間の経過によって料金
上がりが生じると、現在表示されている料金に所定のじ
後料金を加算した料金が乗車料金表示部12aに表示さ
れるようになる。
【0015】上述した賃走タリフボタン132 及び割増
タリフボタン133 は、距離と時間要素を加味して料金
演算を行うタリフであるが、賃走タリフ又は割増タリフ
中に高速タリフボタン136 を操作すると、時間の経過
を加味しない走行距離のみによる料金演算を行い、基本
走行距離又はじ後走行距離の走行毎に料金上がりを生じ
させ、現在表示されている料金に所定のじ後料金を加算
した料金を乗車料金表示部12aに表示させるようにな
る。賃走タリフボタン132 又は割増タリフボタン13
3 が操作され、賃走タリフ又は割増タリフとなっている
状態で高速タリフボタン136 が操作されると、「賃
走」又は「割増」の文字と同時に「高速」の文字を点灯
させるようになっている。
【0016】なお、タキシーメータには、各タリフに対
応したウインドサイン表示を行うため、図示しないウイ
ンドサイン表示器が接続されるが、このウインドサイン
表示器には高速タリフ操作される前のタリフのウインド
サインと高速タリフに対応したウインドサインを同時に
表示するようになっている。
【0017】また、タリフ操作性を向上するために、図
示しないブザーのような発音手段により高速タリフボタ
136 のオン操作で単音を一回「ピッ」と、オフ操作
で単音を二回「ピッピッ」とそれぞれ発生させるように
することもできる。
【0018】上述した実施例では、夜間の割増タリフに
おいて、高速タリフボタン136 をオン操作すること
で、割増タリフにおける時間による料金演算を停止し、
走行距離のみで料金演算を行わせることができるので、
高速道路を走行中に長い時間停車したときに従来必要で
あった面倒な操作を不要にすることができる。
【0019】以上概略説明した動作の詳細を、CPU1
5が行う仕事を示す図4〜図6のフローチャートを参照
して以下説明する。
【0020】CPU15は、例えばイグニッションキー
スイッチのオンにより動作を開始し、その最初のステッ
プS1において初期設定を行い、続くステップS2にお
いて空車処理を行う。その後ステップS3に進み、タリ
フ操作部13の空車タリフボタン131 がオン操作され
たか否かを判定する。このステップS3の判定がYES
のときにはステップS2に戻り、このステップS3がN
Oとなるのを待つ。ステップS3の判定がNOのときに
はステップS4に進み、ここで賃走タリフボタン132
がオン操作されているか否かを判定する。このステップ
S4の判定がNOのときにはステップS5に進んで割増
タリフボタン133 がオン操作されているか否かを判定
する。このステップS5の判定もNOのときにはステッ
プS3に戻り、空車タリフボタン131 、賃走タリフボ
タン132 、割増タリフボタン133 の何れかがオン操
作されているか否かを判定する。
【0021】上記ステップS4の判定がYESのとき、
すなわち、賃走タリフボタン132がオンされていると
きにはステップS6に進み、ここで賃走タリフボタン1
2に対応した賃走タリフ表示を行わせると共にこれま
での他のタリフ表示を消し、かつ賃走ウインドサインを
オンさせる。その後ステップS7に進み、ここで時間距
離測定による賃走処理を行ってからステップS8に進
む。
【0022】一方、ステップS5の判定がYESのと
き、すなわち、割増タリフボタン133 がオンされてい
るときにはステップS9に進み、ここで割増タリフボタ
ン133 に対応した割増タリフ表示を行わせると共にこ
れまでの他のタリフ表示を消し、かつ割増ウインドサイ
ンをオンさせる。その後ステップS10に進み、ここで
時間距離測定による割増処理を行ってからステップS8
に進む。
【0023】上記ステップS8においては高速タリフボ
タン136 がオフからオンされたか否かを判定し、この
ステップS8の判定がNOのときにはステップS11に
進んで高速タリフボタン13がオンからオフされたか否
かを判定し、このステップS11の判定がNOのときに
はステップS12に進んで支払タリフボタン134 がオ
ンされたか否かを判定し、このステップS12の判定も
NOのときには上記ステップS3に戻る。
【0024】ステップS8の判定がYESのときにはス
テップS13に進んで高速タリフオン処理を行ってから
上記ステップS3に戻り、ステップS11の判定がYE
SのときにはステップS14に進んで高速タリフオフ処
理を行ってからステップS3に戻る。そして、ステップ
S12の判定がYESのときにはステップS15に進
み、ここで支払タリフボタン134 に対応した支払タリ
フ表示を行わせると共にこれまでの他のタリフ表示を消
し、かつ支払ウインドサインをオンさせる。その後ステ
ップS16に進み、ここで距離測定のみによる賃走処理
を行ってから上記ステップS3に戻る。
【0025】上記ステップS13の高速タリフオン処理
は詳細には図5のフローチャートに示すように行われ、
その最初のステップS13aにおいてブザーを駆動して
単音を一回発生させてからステップS13bに進み、こ
こで高速タリフボタン136に対応した高速タリフ表示
をこれまでの他のタリフ表示と同時に行わせ、かつこれ
までのウインドサインを消さずに高速のウインドサイン
も同時にオンさせる。その後ステップS13cに進み、
ここで時間測定を停止させてから元のフローチャートに
戻る。
【0026】上記ステップS14の高速タリフオフ処理
は詳細には図6のフローチャートに示すように行われ、
その最初のステップS14aにおいてブザーを駆動して
単音を二回発生させてからステップS14bに進み、こ
こで高速タリフボタン136に対応した高速タリフ表示
を消し、かつ高速のウインドサインをオフさせる。その
後ステップS14cに進み、ここで時間測定を開始させ
てから元のフローチャートに戻る。
【0027】図2について上述した実施例では、高速道
路に入って距離のみによる料金演算を行うようにするた
めに、高速タリフボタン136 を設けているが、本考案
によるタキシーメータの第2の実施例では、既設のタリ
フボタンを使用して同様のことを行わせることもできる
ようにしている。図7はこのようなタキシーメータの正
面を示し、その表示パネルから高速タリフボタン136
を削除すると共に、高速タリフのときに高速タリフ表示
を行う高速タリフ表示部12dを追加している以外は、
図2に示したものと同一であるので、その詳細な説明を
省略する。
【0028】図7のタキシーメータの内部構成は、高速
タリフ釦136 の省略と、高速タリフ表示部12dの追
加に伴ってCPU15が行う仕事を規定する制御プログ
ラムが変更されている以外、図3のものと実質的に同一
であるので図示しない。
【0029】以上の構成において、空車タリフ状態にお
いて客を乗せて賃走タリフボタン132 を操作したと
き、夜間賃走タリフボタン132 の代わりに割増タリフ
ボタン133 を操作したときの動作は、図2及び図3の
実施例について上述したと同じである。
【0030】しかし、空車タリフ時に操作されたときの
み迎車タリフ又は累計タリフとして受け入れられる迎車
タリフボタン135 又は累計タリフボタン137 が、賃
走タリフ又は割増タリフ中に操作されたときには、時間
の経過を加味しない走行距離のみによる料金演算を行
い、基本走行距離又はじ後走行距離の走行毎に料金上が
りを生じさせ、現在表示されている料金に所定のじ後料
金を加算した料金を乗車料金表示部12aに表示させる
ようになる。また、このとき高速タリフ表示部12dに
「高速」の文字を点灯させ、高速タリフ中であることを
指示するようになっている。なお、図示しないウインド
サイン表示器への表示は、図2及び図3の場合と同じで
よい。
【0031】以上概略説明した第2の実施例の動作の詳
細を、CPU15が行う仕事を示す図8のフローチャー
トを参照して以下説明するが、図4のフローチャート中
のステップと同等のステップには同一の符号を付してあ
る。
【0032】CPU15は、例えばイグニッションキー
スイッチのオンにより動作を開始し、その最初のステッ
プS1において高速フラグをオフするなどの初期設定を
行い、続くステップS2において空車処理を行う。その
後ステップS3に進み、タリフ操作部13の空車タリフ
ボタン131 がオン操作されたか否かを判定する。この
ステップS3の判定がYESのときにはステップS2に
戻り、このステップS3がNOとなるのを待つ。ステッ
プS3の判定がNOのときにはステップS21に進み、
ここで迎車(累計)タリフボタン135 (137 )がオ
ン操作されたか否かを判定する。このステップS21の
判定がNOのときには上述したステップS4に進むが、
判定がYESのときにはステップS22に進んで迎車
(累計)処理を行ってからステップS3に戻る。
【0033】ステップS4においては、賃走タリフボタ
ン132 がオン操作されているか否かを判定する。この
ステップS4の判定がNOのときにはステップS5に進
んで割増タリフボタン133 がオン操作されているか否
かを判定する。このステップS5の判定もNOのときに
はステップS3に戻り、空車タリフボタン131 、迎車
(累計)タリフボタン135 (137 )、賃走タリフボ
タン132 、割増タリフボタン133 の何れかがオン操
作されているか否かを判定する。
【0034】上記ステップS4の判定がYESのとき、
すなわち、賃走タリフボタン132がオンされていると
きにはステップS23に進んで高速フラグがオンである
か否かを判定する。ステップS23の判定がNOのとき
にはステップS24に進んで賃走処理の際に使用する時
間計測を開始し、判定がYESのときにはステップS2
5に進んで時間計測を停止してからステップS6に進
み、ここで賃走タリフボタン132 に対応した賃走タリ
フ表示を行わせると共にこれまでの他のタリフ表示を消
し、かつ賃走ウインドサインをオンさせる。その後ステ
ップS7に進み、ここで時間距離測定による賃走処理を
行ってからステップS26に進む。
【0035】一方、ステップS5の判定がYESのと
き、すなわち、割増タリフボタン133 がオンされてい
るときにはステップS27に進んで高速フラグがオンで
あるか否かを判定する。ステップS27の判定がNOの
ときにはステップS28に進んで割増処理の際に使用す
る時間計測を開始し、判定がYESのときにはステップ
S29に進んで時間計測を停止してからステップS9に
進み、ここで割増タリフボタン133 に対応した割増タ
リフ表示を行わせると共にこれまでの他のタリフ表示を
消し、かつ割増ウインドサインをオンさせる。その後ス
テップS10に進み、ここで時間距離測定による割増処
理を行ってからステップS26に進む。
【0036】上記ステップS26においては迎車(累
計)タリフボタン135 (137 )がオン操作されたか
否かを判定し、このステップS26の判定がNOのとき
にはステップS12に進んで支払タリフボタン134
オンされたか否かを判定し、このステップS12の判定
もNOのときには上記ステップS3に戻る。そして、ス
テップS12の判定がYESのときにはステップS15
に進み、ここで支払タリフボタン134 に対応した支払
タリフ表示を行わせると共にこれまでの他のタリフ表示
を消し、かつ支払ウインドサインをオンさせる。その後
ステップS16に進み、ここで距離測定のみによる賃走
処理を行ってから上記ステップS3に戻る。
【0037】上記ステップS26の判定がYESのと
き、すなわち、迎車(累計)タリフボタン135 (13
7 )がオン操作されたときには、ステップS30に進ん
で高速フラグがオンであるか否かを判定する。賃走又は
割増タリフになってから初めて迎車(累計)タリフボタ
ン135 (137 )がオン操作されたときには高速フラ
グはオフになっていてこのステップS30の判定はNO
である。ステップS30の判定がNOのときにはステッ
プS31に進んで高速フラグをオンにしてから上記ステ
ップS3に戻る。一方、ステップS31において高速フ
ラグがオンされた後に迎車(累計)タリフボタン135
(137 )がオン操作されたときにはステップS30の
判定がYESとなり、このときにはステップS32に進
んで高速フラグをオフにし、次のステップS33におい
て高速タリフ表示器12dを点灯させて高速タリフ表示
を行ってから上記ステップS3に戻る。
【0038】このように、賃走又は割増タリフになって
から迎車(累計)タリフボタン135 (137 )をオン
操作して高速フラグをオンにすることにより、賃走又は
割増タリフにおける賃走処理又は割増処理の際に時間計
測が停止されることによって距離計測のみにより料金演
算が行うことが可能になる。また、この高速フラグをオ
フするには、迎車(累計)タリフボタン135 (1
7 )を再度オン操作するだけでよい。
【0039】以上フローチャートを参照して行った説明
から明らかなように、CPU15はタキシー車両の走行
に伴って発生する走行パルス信号に基づいて賃走距離を
計測する賃走距離計測手段151 、賃走時間を計測する
賃走時間計測手段152 、計測した賃走距離及び賃走時
間に基づいてタキシー料金を演算して料金表示手段12
aに表示させる料金演算手段153 、そして、高速タリ
フ操作手段136 の操作に応じて賃走時間計測手段15
2 による賃走時間の計測を停止させる時間計時停止手段
154 として働いている。
【0040】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、高
速道路走行時に手動により高速タリフ操作を行うと、賃
走時間の計測を停止して賃走距離のみによりタキシー料
金を演算して表示させるので、運転手はタキシー車両が
高速道路に入ったとき高速タリフ操作するだけでよく、
運転手による面倒な操作なしに、高速道路において時間
による料金上がりを停止し距離だけで料金演算すること
ができ、適正な運賃の収受を可能になる。
【0041】また、通常賃走時に操作されないタリフ操
作により高速タリフ操作をできるようにしていて、操作
パネル面に新たに操作ボタンなどを設ける必要がないの
で、ボタン数を増やすことがなく、その分コストアップ
要因が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるタキシーメータの基本構成を示す
ブロック図である。
【図2】本考案によるタキシーメータの一実施例を示す
正面外観図である。
【図3】図2のタキシーメータの内部回路構成を示す図
である。
【図4】図3中のCPUが行う仕事を示すフローチャー
トである。
【図5】図4中の一部分の具体的な例を示すフローチャ
ートである。
【図6】図4中の他の部分の具体的な例を示すフローチ
ャートである。
【図7】本考案によるタキシーメータの他の実施例を示
す正面外観図である。
【図8】図7の実施例においてCPUが行う仕事を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
12a 乗車料金表示部(料金表示手段) 135 迎車タリフボタン(タリフ操作手段) 136 高速タリフボタン(高速タリフ操作手段) 137 累計タリフボタン(タリフ操作手段) 151 CPU(賃走距離計測手段) 152 CPU(賃走時間計測手段) 153 CPU(料金演算手段) 154 CPU(時間計時停止手段)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タキシー車両の走行に伴って発生する走
    行パルス信号に基づいて賃走距離計測手段が賃走距離を
    計測すると共に、賃走時間計測手段が賃走時間を計測
    し、該計測した賃走距離及び賃走時間に基づいて料金演
    算手段がタキシー料金を演算して料金表示手段に表示さ
    せるようにしたタキシーメータにおいて、 高速道路走行時に手動操作される高速タリフ操作手段
    と、 該高速タリフ操作手段の操作に応じて前記賃走時間計測
    手段による賃走時間の計測を停止させる時間計測停止手
    段とを備え、 該時間計測停止手段により前記賃走時間計測手段による
    時間計測が停止されているとき、前記料金演算手段が賃
    走距離のみによりタキシー料金を演算して料金表示手段
    に表示させるようにしたことを特徴とするタキシーメー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記高速タリフ操作手段が、通常賃走時
    に操作されないタリフ操作手段からなることを特徴とす
    る請求項1記載のタキシーメータ。
JP1993005837U 1993-02-22 1993-02-22 タキシーメータ Expired - Lifetime JP2575608Y2 (ja)

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