JP2001022969A - タクシーメータ - Google Patents

タクシーメータ

Info

Publication number
JP2001022969A
JP2001022969A JP11191013A JP19101399A JP2001022969A JP 2001022969 A JP2001022969 A JP 2001022969A JP 11191013 A JP11191013 A JP 11191013A JP 19101399 A JP19101399 A JP 19101399A JP 2001022969 A JP2001022969 A JP 2001022969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fare
display
displayed
discount
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11191013A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Doi
邦夫 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Keiki Co Ltd
Original Assignee
Futaba Keiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Keiki Co Ltd filed Critical Futaba Keiki Co Ltd
Priority to JP11191013A priority Critical patent/JP2001022969A/ja
Publication of JP2001022969A publication Critical patent/JP2001022969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 割引前金額と割引後運賃を隣接表示すること
で、乗客が支払うべき運賃及び割引の度合いが理解し易
く、不正行為を未然に防止して乗客を保護できるタクシ
ーメータを提供せんとする。 【解決手段】 割引演算機能を有するタクシーメータ1
の前面1aに、運賃表示部2と固定料金表示部3を並設
し、この固定料金表示部3に割引前金額を表示する機構
を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシー車輌に搭
載される電子式のタクシーメータに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来より用いられている電子式
のタクシーメータ50を示している。タクシーメータの
前面51には、運賃、固定料金、累計指数等を表示する
料金・指数表示部53並びに現在設定されているタリフ
の名称を表示するタリフ表示部54を備えた表示欄52
が設けられ、更に該表示欄52の側方及び下方には、前
記タリフを設定するためのタリフボタン55や前記表示
欄52に累計指数を表示させるための呼出ボタン56な
どの複数の操作キーが設けられている。前記タクシーメ
ータ50の内部には乗車料金を算出する演算手段が設け
られており、低速走行や停車の時間を考慮した営業走行
距離に基づいて算出される乗車料金が、運賃として上記
料金・指数表示部53に表示される。また、固定迎車料
金等の固定料金は、乗務員のキー操作に基づき適宜設定
され、同じく料金・指数表示部53に表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の規制緩和
に伴いタクシー料金は多元化しており、例えば高齢者を
対象とした高齢者割引や、身体障害者を対象とした身体
障害者割引、所定距離及び所定運賃以上を乗車した乗客
を対象とした遠距離割引等の割引料金が採用されてい
る。前記高齢者割引、身体障害者割引を適用する際に
は、走行前に乗務員によるキー操作、その他のインプッ
ト操作が行われ、前記遠距離割引の適用は、装置内にお
いて所定の距離若しくは運賃を計測することにより自動
的に割引演算が開始される。
【0004】このような割引料金を採用したタクシーメ
ータとしては、例えば図10に示すように、表示欄52
及び各種操作キー55、56を備えた従来からのタクシ
ーメータ50に、同じく表示欄62及び割引タリフが設
定される各種操作キー65を備えた外付け料金表示装置
60を別体構成したものがあり、前記外付け料金表示装
置60には前記タクシーメータ50の演算部で算出され
る各種走行情報や設定タリフの情報等がデータ伝送手段
70を介して伝送されるとともに、割引演算機能を有す
る演算手段が内部に設けられ、表示欄62に割引後運賃
が表示される。
【0005】しかしながら、この様な外付け料金表示装
置60を別体構成したものにあっては、異なる金額が2
箇所に分離して表示されることとなり、乗客にとっては
支払うべき運賃が理解し難いとともに差額、即ち割引の
度合いが把握し難く、さらには割引後運賃を表示してい
る前記外付け料金表示装置60を故意に隠蔽すること
で、乗務員が割引前金額に基づき運賃を請求するといっ
た不正行為の可能性がある。
【0006】本発明はかかる現況に鑑みなされたもの
で、割引前金額と割引後運賃を隣接表示することで、乗
客が支払うべき運賃及び割引の度合いが理解し易く、不
正行為を未然に防止して乗客を保護できるタクシーメー
タを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題を
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、タクシーメー
タ本体に割引運賃を算出する割引演算機能を付加すると
ともに、該本体の前面に設けた固定料金表示部に割引前
金額を適宜表示することで、これに隣接表示される割引
後運賃との比較が容易になることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、割引演算機能を有するタ
クシーメータの前面に、運賃表示部と固定料金表示部を
並設し、この固定料金表示部に割引前金額を表示する機
構を設けたことを特徴とするタクシーメータを提供す
る。ここに前記割引前金額とは、割引演算を行わないと
仮定した場合の金額をいい、以上の如きタクシーメータ
にあっては、割引演算を行った後の運賃、即ち割引後運
賃に前記割引前金額が近接して表示されることとなり、
乗客にとって支払うべき運賃及び割引の度合いが理解し
易くなるとともに、乗務員の不正を未然に防止して乗客
を保護できる。
【0009】ここで、前記固定料金表示部における固定
料金と割引前金額の表示は、タクシーメータ前面に設け
た所定の操作キーを操作することで切り換え可能とする
ことが好ましく、また、前記割引前金額の表示は常時又
は所定時間の点滅表示とすることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付図
面に基づき詳細に説明する。図1〜8は本発明に係るタ
クシーメータの代表的実施形態を示し、図中2は運賃表
示部、3は固定料金表示部をそれぞれ示している。
【0011】本発明のタクシーメータは、図1に示すよ
うに、割引演算機能を有するタクシーメータ1の前面1
aに、運賃表示部2と固定料金表示部3を並設し、この
固定料金表示部3に割引前金額を表示する機構を設けた
ものである。前記運賃表示部2並びに固定料金表示部3
は、タクシーメータ前面1aの略中央部に設けた表示欄
4にて縦方向に近接配置されており、7セグメントの発
光ダイオード(即ちLED)や蛍光表示管、液晶表示板
などを利用した通常の表示手段により各金額が表示され
る。同じく表示欄4における前記運賃表示部2の左側方
には『運賃』の文字を表示する領域が、前記固定料金表
示部3の左側方には『割引』及びその割引の種類を示す
文字が表示される領域がそれぞれ設けられており、更に
前記固定料金表示部3にて固定料金が表示される場合に
あっては、割引前金額との識別を可能とするため『料
金』の文字が共に表示される。
【0012】そして、前記表示欄4の側方及び下方に
は、タリフボタン6〜16及び合計ボタン17、転送ボ
タン18、呼出ボタン19の各種操作キーが列設され、
乗務員が所定の操作キーを操作することにより前記固定
料金表示部3では固定料金と割引前金額が適宜切り換え
表示され、ここに表示される割引前金額は、上記割引後
運賃との識別を容易とするため常時又は所定時間点滅表
示されるのである。尚、本発明のタクシーメータは、上
述のような複数の操作キー6〜19が表示欄4の欄外に
配置された構成に何ら限定されるものではなく、表示欄
4の表面に積層される電子式や静電式、光学式、超音波
式等の透明タッチパネルで各操作キーと表示欄4が一体
的に構成されたものも好ましい。また、一般的に前記固
定料金表示部3の表示桁数は5桁、即ち99、999円
まで表示可能に構成されているため、稀に100、00
0円以上となる場合には当該固定料金表示部3では下5
桁のみ表示するが、少なくとも運賃表示部の表示桁数と
同数以上の表示桁数として全桁表示可能とすることがよ
り好ましい。
【0013】固定料金としては、『早朝』タリフボタン
14により設定される早朝予約料金や『迎車』タリフボ
タン10により設定される固定迎車料金等が該当し、割
引料金としては、『障・割』タリフボタン12により設
定される身障者割引や、所定距離及び所定運賃以上を走
行した場合に自動的に割引演算が開始される遠距離割引
等が該当する。
【0014】次に、タクシーメータ1の主要構成を図2
のブロック図に基づき説明する。タクシーメータ1は、
車輌側の距離パルス発生器5から車輪の回転に応じた距
離パルスが入力されるマイクロプロセッサで構成したC
PU20と、該CPU20の処理に用いるワークエリア
及びデータエリアを有し、営業時の日付、車番、運転手
コード、全走行距離、実車走行距離、乗車回数、その後
の料金の加算回数その他当日の各指数、1営業毎の走行
距離、乗車時刻、降車時刻、その時のタリフ位置、空車
時の走行距離等の各種走行データが一時的に格納される
RAM21と、前記CPU20の処理に用いる動作プロ
グラム、各種パラメータ、表示欄4に表示する表示用文
字データなどを格納したROM22と、前記CPU20
の料金演算に用いる車輌に固有な距離補正値その他のパ
ラメータ等を格納し、当該タクシーメータ本体の外部か
ら脱着及び封印可能に装着されて前記CPU20に接続
するEEPROM(Electrically Erasable Programmab
le Read-Only Memory)等の記憶装置23と、以下、上
述の通りタクシーメータ前面1aに設けられ、前記CP
U20の料金演算に用いるタリフを設定するためのタリ
フボタン6〜16や該CPU20が算出する料金加算回
数、営業走行距離などの指数データを呼び出す呼出ボタ
ン19等からなる複数の操作キー6〜19と、前記CP
U20から出力された情報を適宜表示するCRTディス
プレイ又は液晶ディスプレイからなる表示欄4と、該表
示欄4の表示を駆動及び制御する駆動制御部24とから
構成されている。前記CPU20は、起動時に記憶装置
23から受け取った各種データをRAM21のデータエ
リアに格納するとともに、距離パルス及び時間に基づき
RAM21のワークエリアを利用して設定タリフに応じ
た料金演算を行い、その演算結果は、前記駆動制御部2
4を介して運賃表示部2と固定料金表示部3を備えた前
記表示欄4に表示される。尚、前記RAM21に記憶さ
れた各種データは、タクシーが営業走行を終えて営業所
等に帰還した際に、営業所に設けられたデータ処理装置
に転送されたり、外部記憶手段、例えばRAMカードや
ICカード等に転送されて、データ解析が行われるので
ある。
【0015】以下、割引演算時の表示欄4における表示
手順を、図3〜8の実施例1〜6に基づいて説明する。
尚、基本料金は全て660円とし、また、走行の時間帯
は昼間であって、夜間の割増走行は行わないものとす
る。
【0016】図3は、営業走行中に遠距離割引が適用さ
れた実施例1における表示欄4の表示手順を示してい
る。
【0017】図中(a)は、営業走行を開始する際の表
示欄4の表示内容を示しており、距離パルス又は時間の
経過に基づく料金演算の開始を指示するための『実車』
タリフボタン7を乗務員が押下することで、運賃表示部
2には基本料金である『660円』が表示され、その右
側方に営業走行中である旨を示す『賃走』の文字が、左
側方には運賃表示部2の金額表示内容を示す『運賃』の
文字が表示されている。図中(b)は、タクシー車輌が
所定距離及び所定運賃以上を走行したときの表示欄4を
示しており、運賃表示部2には当該時点における遠距離
割引金額150円を割り引いた後の運賃『10270
円』が表示され、この下方に隣接する固定料金表示部3
には割引前金額『10420円』が表示され、更に当該
固定料金表示部3の左側方には割引演算実行中であるこ
とを示す『割引』の文字及びその割引の種類が遠距離割
引であることを示す『遠距』の文字が表示されている。
図中(c)は、目的地到着時における表示欄4を示して
おり、乗務員が『支払』タリフボタン8を押下すること
で時間の経過に基づく料金の演算が終了し、『賃走』の
文字が消灯して代わりに『支払』の文字が表示されてい
る。図中(d)は、清算時の表示欄4を示しており、最
終的な運賃である請求運賃の表示を指示するための合計
ボタン17を乗務員が押下することで、固定料金表示部
3の金額表示及び『運賃』の文字が消灯して、当該『運
賃』文字の代わりに運賃表示部2に表示される金額が請
求運賃である旨を示す『合計』の文字が表示されてい
る。
【0018】次に、図4は、固定料金として早朝予約料
金が適用されるとともに営業走行中に遠距離割引が適用
された実施例2における表示欄4の表示手順を示してい
る。
【0019】図中(a)は、営業走行を開始した際の表
示欄4の表示内容を示しており、乗務員が『実車』タリ
フボタン7を押下することで、運賃表示部2には基本料
金である『660円』が表示され、その右側方に『賃
走』が、左側方には『運賃』が文字表示されている。図
中(b)は、続けて早朝予約料金を設定する場合の表示
欄4を示しており、早朝予約料金を設定するための『早
朝』タリフボタン14を乗務員が押下することで、前記
運賃表示部2の下方に隣接した固定料金表示部3に早朝
予約料金『400円』が表示されるとともにその左側方
には『料金』が文字表示されている。図中(c)は、タ
クシー車輌が所定距離及び所定運賃以上を走行したとき
の表示欄4を示しており、運賃表示部2には当該時点に
おける遠距離割引金額150円を割り引いた後の運賃
『10270円』が表示され、固定料金表示部3には固
定料金『400円』の代わりに割引前金額『10420
円』が表示され、更に当該固定料金表示部3の左側方で
は『料金』文字の表示が消灯して代わりに割引演算実行
中であることを示す『割引』及びその内容が遠距離割引
であることを示す『遠距』が文字表示されている。図中
(d)は、目的地到着のときの表示欄4を示しており、
乗務員が『支払』タリフボタン8を押下することで時間
の経過に基づく料金の演算が終了し、『賃走』の文字が
消灯して代わりに『支払』の文字が表示されている。ま
た、前記固定料金表示部3には割引前金額『10420
円』の代わりに固定料金『400円』が表示され、当該
固定料金表示部3の左側方には上記『割引』、『遠距』
と共に表示金額が固定料金であることを示す『料金』が
文字表示されている。図中(e)は、清算時の表示欄4
を示しており、乗務員が合計ボタンを押下することで運
賃表示部2には前記割引後金額10270円に固定料金
400円を加算した請求運賃『10670円』が表示さ
れ、固定料金表示部3の金額表示、『料金』及び『運
賃』の文字が消灯して前記『運賃』の代わりに『合計』
が文字表示されている。この(e)の表示内容と前述の
(d)の表示内容は、合計ボタン17を押下する毎に切
り換え表示され、請求運賃の内訳が確認できるように構
成されている。図中(f)は、同じく清算時の表示欄4
を示しており、乗務員が(e)の状態から『支払』タリ
フボタン8を押下することで、前記固定料金表示部3に
割引前金額『10420円』が再度表示され、割引前金
額と請求運賃とが比較できるように構成されている。ま
た、この(f)の表示内容と前述の(d)の表示内容
は、『支払』タリフボタン8を押下する毎に切り換え表
示され、同じく請求運賃の内訳が確認できるように構成
されている。
【0020】次に、図5は、身体障害者割引と遠距離割
引が共に適用された実施例3の表示手順を示している。
【0021】図中(a)は、営業走行を開始した際の表
示欄4の表示内容を示しており、乗務員が『実車』タリ
フボタン7を押下することで、運賃表示部2には基本料
金である『660円』が表示され、その右側方に『賃
走』が、左側方に『運賃』が文字表示されている。図中
(b)は、続けて身体障害者割引を設定した場合の表示
欄4を示しており、身体障害者割引を設定するための
『障・割』タリフボタン12を乗務員が押下することで
運賃表示部2に身体障害者割引金額70円を割り引いた
後の運賃『590円』が表示され、当該運賃表示部2の
下方に隣接する固定料金表示部3には割引前金額『66
0円』が表示され、さらにその左側方には割引演算実行
中であることを示す『割引』が文字表示されている。図
中(c)は、タクシー車輌が所定距離及び所定運賃以上
を走行したときの表示欄4を示しており、運賃表示部2
には身体障害者割引金額1050円と遠距離割引金額1
50円を割り引いた後の運賃『9220円』が表示さ
れ、固定料金表示部3には割引前金額『10420円』
が表示され、さらに当該固定料金表示部3の左側方では
『割引』と共に『遠距』が文字表示されている。図中
(d)は、目的地到着のときの表示欄4を示しており、
乗務員が『支払』タリフボタン8を押下することで時間
の経過に基づく料金の演算が終了し、『賃走』の文字が
消灯して代わりに『支払』の文字が表示されている。図
中(e)は、清算時の表示欄4を示しており、乗務員が
合計ボタン17を押下することで固定料金表示部3の金
額表示及び『運賃』文字が消灯して代わりに『合計』の
文字が表示されている。
【0022】次に、図6は、固定料金としての早朝予約
料金、身体障害者割引、及び遠距離割引が適用された実
施例4の表示手順を示している。
【0023】図中(a)は、営業走行を開始した際の表
示欄4の表示内容を示しており、乗務員が『実車』タリ
フボタン7を押下することで、運賃表示部2には基本料
金である『660円』が表示され、その右側方に『賃
走』が、左側方には『運賃』が文字表示されている。図
中(b)は、続けて早朝予約料金を設定する場合の表示
欄4を示しており、乗務員が『早朝』タリフボタン14
を押下することで、固定料金表示部3には早朝予約料金
『400円』が表示されるとともにその左側方には『料
金』が文字表示されている。図中(c)は、さらに続け
て身体障害者割引を設定する場合の表示欄4を示してお
り、乗務員が『障・割』タリフボタン12を押下するこ
とで、運賃表示部2には身体障害者割引金額70円を割
り引いた後の運賃『590円』が表示され、固定料金表
示部3には固定料金『400円』の代わりに割引前金額
『660円』が表示され、その左側方では『料金』の表
示が消灯して代わりに割引演算実行中であることを示す
『割引』が文字表示されている。図中(d)は、タクシ
ー車輌が所定距離及び所定運賃以上を走行したときの表
示欄4を示しており、運賃表示部2には身体障害者割引
金額1050円と遠距離割引金額150円を割り引いた
後の運賃『9220円』が表示され、固定料金表示部3
には割引前金額『10420円』が表示され、さらに当
該固定料金表示部3の左側方には『割引』と共に『遠
距』が文字表示されている。図中(e)は、目的地到着
のときの表示欄4を示しており、乗務員が『支払』タリ
フボタン8を押下することで時間の経過に基づく料金の
演算が終了し、『賃走』の文字が消灯して代わりに『支
払』の文字が表示されている。また、前記固定料金表示
部3には割引前金額『10420円』の代わりに固定料
金『400円』が表示され、当該固定料金表示部3の左
側方では『割引』、『遠距』と共に『料金』が文字表示
されている。図中(f)は、清算時の表示欄4を示して
おり、乗務員が合計ボタン17を押下することで運賃表
示部2には前記割引後運賃9220円に固定料金400
円を加算した請求運賃『9620円』が表示され、固定
料金表示部3の金額表示、『料金』及び『運賃』の文字
が消灯して当該『運賃』文字の代わりに『合計』の文字
が表示されている。この(f)の表示内容と前述の
(e)の表示内容は、合計ボタン17を押下する毎に切
り換え表示され、請求運賃の内訳が確認できるように構
成されている。図中(g)は、同じく清算時の表示欄4
を示しており、乗務員が(f)の状態から『支払』タリ
フボタン8を押下することで、前記固定料金表示部3に
割引前金額『10420円』が再度表示され、割引前金
額と請求運賃とが比較できるように構成されている。ま
た、この(g)の表示内容と前述の(e)の表示内容
は、『支払』タリフボタン8を押下する毎に切り換え表
示され、同じく請求運賃の内訳が確認できるように構成
されている。
【0024】次に、図7は、固定料金としての固定迎車
料金と、遠距離割引が適用された実施例5の表示手順を
示している。
【0025】図中(a)は、迎車時の表示欄4の表示内
容を示しており、固定迎車料金を設定するための『迎
車』タリフボタン10を乗務員が押下することで、固定
料金表示部3には固定迎車料金『200円』が表示さ
れ、その右側方に『迎車』が、左側方に『料金』がそれ
ぞれ文字表示されている。図中(b)は、営業走行を開
始したときの表示欄4を示しており、乗務員が『実車』
タリフボタン7を押下することで、『迎車』の文字が消
灯するとともに、運賃表示部2には基本料金である『6
60円』が表示され、その右側方に『賃走』が、左側方
には『運賃』が文字表示されている。図中(c)は、タ
クシー車輌が所定距離及び所定運賃以上を走行したとき
の表示欄4を示しており、運賃表示部2には遠距離割引
金額150円を割り引いた後の運賃『10270円』が
表示され、これに隣接する固定料金表示部3には固定料
金『200円』の代わりに割引前金額『10420円』
が表示され、更に当該固定料金表示部3の左側方では
『料金』の文字が表示が消灯して代わりに割引演算実行
中であることを示す『割引』及びその内容である『遠
距』が文字表示されている。図中(d)は、目的地到着
のときの表示欄4を示しており、乗務員が『支払』タリ
フボタン8を押下することで時間の経過に基づく料金の
演算が終了し、『賃走』の文字が消灯して代わりに『支
払』の文字が表示されている。また、前記固定料金表示
部3には割引前金額『10420円』の代わりに固定料
金『200円』が表示され、当該固定量料金表示部3の
左側方では『割引』、『遠距』と共に『料金』が文字表
示されている。図中(e)は、清算時の表示欄4を示し
ており、乗務員が合計ボタン17を押下することで運賃
表示部2には前記割引後の運賃10270円に固定料金
200円を加算した請求運賃『10470円』が表示さ
れ、固定料金表示部3の金額表示、『料金』、及び『運
賃』が消灯して該『運賃』の代わりに『合計』が表示さ
れている。この(e)の表示内容と前述の(d)の表示
内容は、合計ボタン17を押下する毎に切り換え表示さ
れ、請求運賃の内訳が確認できるように構成されてい
る。図中(f)は、同じく清算時の表示欄4を示してお
り、乗務員が(e)の状態から『支払』タリフボタン8
を押下することで、前記固定料金表示部3に割引前金額
『10420円』が再度表示され、割引前金額と請求運
賃とが比較できるように構成されている。また、この
(f)の表示内容と前述の(d)の表示内容は、『支
払』タリフボタン8を押下する毎に切り換え表示され、
同じく請求運賃の内訳が確認できるように構成されてい
る。
【0026】次に、図8は、固定料金としての固定迎車
料金及び早朝予約料金、並びに遠距離割引が適用された
実施例6の表示手順を示している。
【0027】図中(a)は、迎車時の表示欄4の表示内
容を示しており、乗務員が『迎車』タリフボタン10と
『早朝』タリフボタン14のそれぞれを押下すること
で、固定料金表示部3には固定迎車料金200円と早朝
予約料金400円の合計金額『600円』が表示され、
その左側方には『料金』が文字表示され、さらに前記
『迎車』タリフボタンの押下に伴って前記固定料金表示
部3の右側方に『迎車』が文字表示されている。図中
(b)は、営業走行を開始したときの表示欄4を示して
おり、乗務員が『実車』タリフボタン7を押下すること
で、『迎車』の文字が消灯するとともに運賃表示部2に
基本料金である『660円』が表示され、その右側方に
『賃走』が、左側方には『運賃』がそれぞれ文字表示さ
れている。図中(c)は、タクシー車輌が所定距離及び
所定運賃以上を走行したときの表示欄4を示しており、
運賃表示部2には遠距離割引金額150円を割り引いた
後の運賃『10270円』が表示され、固定料金表示部
3には固定料金『600円』の代わりに割引前金額『1
0420円』が表示され、更に当該固定料金表示部3の
左側方では『料金』の文字が表示が消灯して代わりに割
引演算実行中であることを示す『割引』及びその内容が
遠距離割引であることを示す『遠距』が文字表示されて
いる。図中(d)は、目的地到着のときの表示欄4を示
しており、乗務員が『支払』タリフボタン8を押下する
ことで時間の経過に基づく料金の演算が終了し、『賃
走』の文字が消灯して代わりに『支払』の文字が表示さ
れている。また、前記固定料金表示部3には割引前金額
『10420円』の代わりに固定料金『600円』が表
示され、当該固定量料金表示部3の左側方では『割
引』、『遠距』と共に『料金』が文字表示されている。
図中(e)は、清算時の表示欄4を示しており、乗務員
が合計ボタン17を押下することで運賃表示部2には前
記割引後運賃10270円に固定料金600円を加算し
た金額『10870円』が表示され、固定料金表示部3
の金額表示、『料金』及び『運賃』の文字が消灯して当
該『運賃』の代わりに『合計』の文字が表示されてい
る。この(e)の表示内容と前述の(d)の表示内容
は、合計ボタン17を押下する毎に切り換え表示され、
請求運賃の内訳が確認できるように構成されている。図
中(f)は、同じく清算時の表示欄4を示しており、乗
務員が(e)の状態から『支払』タリフボタン8を押下
することで、前記固定料金表示部3に割引前金額『10
420円』が再度表示され、割引前金額と請求運賃とが
比較できるように構成されている。また、この(f)の
表示内容と前述の(d)の表示内容は、『支払』タリフ
ボタン8を押下する毎に切り換え表示され、同じく請求
運賃の内訳が確認できるように構成されている。
【0028】尚、以上の各実施例における表示欄4の表
示はすべて常時点灯させているが、特に、割引前金額の
表示は、一定時間点滅した後に消灯させるか、または常
時点滅表示させることで、これと隣接して表示される請
求運賃との違いを明らかにするものも好ましい実施例で
ある。また、夜間割増走行の場合、上記実施例で表示さ
れる『賃走』の代わりに『割増』が表示され、運賃表示
部2には所定の割増料金演算を行った結果が逐次表示さ
れるのである。
【0029】
【発明の効果】本発明のタクシーメータによれば、割引
前金額が割引後運賃と併せて近接表示されるので、乗客
は支払うべき運賃及び割引の度合いが理解し易くなると
ともに、乗務員の不正を未然に防止して乗客を保護する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的実施形態に係るタクシーメータ
の前面構成を示す説明図。
【図2】同じくタクシーメータの全体構成を示すブロッ
ク図。
【図3】(a)〜(d)は、実施例1の表示欄における
表示内容を示す説明図。
【図4】(a)〜(f)は、実施例2の表示欄における
表示内容を示す説明図。
【図5】(a)〜(e)は、実施例3の表示欄における
表示内容を示す説明図。
【図6】(a)〜(g)は、実施例4の表示欄における
表示内容を示す説明図。
【図7】(a)〜(f)は、実施例5の表示欄における
表示内容を示す説明図。
【図8】(a)〜(f)は、実施例6の表示欄における
表示内容を示す説明図。
【図9】従来のタクシーメータを示す説明図。
【図10】割引演算機能を有する外付け料金表示装置を
接続した従来のタクシーメータを示す説明図。
【符号の説明】
1 タクシーメータ 1a 前面 2 運賃表示部 3 固定料金表示部 4 表示欄 5 距離パルス発生器 6 『空車』タリフボタン 7 『実車』タリフボタン 8 『支払』タリフボタン 9 『高速』タリフボタン 10 『迎車』タリフボタン 11 『待』タリフボタン 12 『障・割』タリフボタン 13 『ワゴン』タリフボタン 14 『早朝』タリフボタン 15 『予約』タリフボタン 16 『高・割』タリフボタン 17 合計ボタン 18 転送ボタン 19 呼出ボタン 20 CPU 21 RAM 22 ROM 23 記憶装置 24 駆動制御部 50 タクシーメータ 51 前面 52 表示欄 53 料金・指数表示部 54 タリフ表示部 55 タリフボタン 56 呼出ボタン 60 外付け料金表示装置 62 表示欄 65 操作キー 70 データ伝送手段
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月21日(2000.8.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】ここで、前記固定料金表示部における固定
料金と割引前金額の表示は、タクシーメータ前面に設け
た所定の操作キーを操作することで切り換え可能とする
ことが好ましく、また、前記割引前金額の表示は常時又
は所定時間の点滅表示とすることが好ましく、更に、固
定料金表示部における表示可能な桁数を、少なくとも運
賃表示部のそれと同数以上にして、例えば割引前運賃が
100、000円以上となる場合であっても、常に全桁
表示可能とすることがより好ましい。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割引演算機能を有するタクシーメータの
    前面に、運賃表示部と固定料金表示部を並設し、この固
    定料金表示部に割引前金額を表示する機構を設けたこと
    を特徴とするタクシーメータ。
  2. 【請求項2】 前記固定料金表示部における固定料金と
    割引前金額の表示を、タクシーメータ前面に設けた所定
    の操作キーを操作することで切り換え可能とした請求項
    1記載のタクシーメータ。
  3. 【請求項3】 前記割引前金額の表示を、常時又は所定
    時間の点滅表示とした請求項1又は2記載のタクシーメ
    ータ。
JP11191013A 1999-07-05 1999-07-05 タクシーメータ Pending JP2001022969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11191013A JP2001022969A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 タクシーメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11191013A JP2001022969A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 タクシーメータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001022969A true JP2001022969A (ja) 2001-01-26

Family

ID=16267436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11191013A Pending JP2001022969A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 タクシーメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001022969A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328553A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Yazaki Corp タクシーメータ
JP2010134849A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Yazaki Corp 車両用運賃通知装置
JP2013061725A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Yazaki Energy System Corp タクシーメータ
JP2014010488A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Yazaki Energy System Corp タクシーメータ及び外付け表示装置
JP2019105926A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 トヨタ自動車株式会社 配車装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328553A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Yazaki Corp タクシーメータ
JP2010134849A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Yazaki Corp 車両用運賃通知装置
JP2013061725A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Yazaki Energy System Corp タクシーメータ
JP2014010488A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Yazaki Energy System Corp タクシーメータ及び外付け表示装置
JP2019105926A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 トヨタ自動車株式会社 配車装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN202217323U (zh) 出租车分段式计价器
NZ204694A (en) Taximeter
US20050021459A1 (en) System for electronic payment and monitoring of fees
JP2001022969A (ja) タクシーメータ
JP5692901B2 (ja) 乗務距離管理装置
JP5329193B2 (ja) 車両用運賃通知装置
JPH10111961A (ja) タクシー料金精算装置
JPS61235997A (ja) 電子式ポケツト型パーキングメータ装置
JPH0642269B2 (ja) タクシーメータにおける料金、タリフ並びにタリフ設定画面表示装置
JP2000285157A (ja) 駐車場自動料金システム
JP3226004B2 (ja) 外付け料金表示装置の料金表示方法及び外付け料金表示装置
JP5854722B2 (ja) タクシーメータ
JPH0675272B2 (ja) タクシ−のカ−ド化システム
JPH10255086A (ja) タクシー料金割引装置
JP2532603Y2 (ja) タキシーメータ
JPH0751648Y2 (ja) タキシーメータ
JP3489667B2 (ja) 車両用プリンタ装置
JP2579868Y2 (ja) タキシーメータ
JP3377025B2 (ja) タクシーメータ
KR200191315Y1 (ko) 선불카드 겸용 택시요금 정산기
KR100265909B1 (ko) 무접촉 지불카드를 받아들이는 주차 미터기
JP3013978B2 (ja) タクシーの区間割引割増乗車料金算出方法及びタクシーメータ
JPH0641417Y2 (ja) タキシ−用料金メ−タ装置
TWM628176U (zh) 智能化停車位租用系統
JPH0726778Y2 (ja) タキシーメータ