JP3489667B2 - 車両用プリンタ装置 - Google Patents

車両用プリンタ装置

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JP3489667B2
JP3489667B2 JP13536999A JP13536999A JP3489667B2 JP 3489667 B2 JP3489667 B2 JP 3489667B2 JP 13536999 A JP13536999 A JP 13536999A JP 13536999 A JP13536999 A JP 13536999A JP 3489667 B2 JP3489667 B2 JP 3489667B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシー業者や運
転代行業者等が車内に搭載して用いる車両用プリンタ装
置に係り、特に、同じく車両に搭載される料金算出メー
タに接続して使用する車両用プリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】領収書を希望する利用客に応えて普及が
著しいタクシー業者や運転代行業者の領収書発行器は、
タクシー車両や運転代行業者の伴走車両に搭載される料
金算出メータが出力する、料金や走行距離等を累計指数
化したデータシステムデータを基に、領収書に記載する
事項を割り出して、ロール紙等の規定の用紙に印字し出
力するものである。
【0003】また、近年では、利用客に渡す領収書の他
に、乗務員の管理データとして利用できる情報を、特定
の操作により「納金指示書」や「営業明細書」等のタイ
トルで領収書発行器から印字出力させることができるよ
うにしたものが、例えば、実開平5−71972号公報
のタクシープリンタや、特開平9−161103号公報
のタクシー用情報記録装置等によって既に提案されてい
る。
【0004】これらの提案はいずれも、領収書発行器が
印字機能を有していることと、領収書に記載する事項を
割り出すために料金算出メータからシステムデータを取
り込んでいること、そして、料金算出メータがシステム
データを生成するのが元々乗員の勤務管理データの基に
するためであることに着目した提案である。
【0005】そして、これらの提案によれば、従来は乗
務員が料金算出メータの表示部に特定の操作によって表
示させた累計指数を書き写して作成していた手書きの乗
務記録の一部又は全部を、領収書発行器が印字出力する
「納金指示書」や「営業明細書」等により肩代わりし
て、乗務員の手間を減らすと共に乗務記録の正確性の向
上に役立てることができる。
【0006】ちなみに、料金算出メータが出力するシス
テムデータは、タクシーの乗車料金や運転代行料金を含
んでいるため、タクシーでは乗客を目的地で降ろしてタ
クシーメータのタリフ状態を支払いタリフから空車タリ
フにした時点、運転代行では車両を利用客の指定の箇所
まで代行運転した時点というように、1回の営業走行が
終了する毎に少なくとも料金算出メータは、出力するシ
ステムデータの内容を更新することになる。
【0007】したがって、領収書発行器が印字出力する
「納金指示書」や「営業明細書」等により乗務記録の一
部又は全部を肩代わりするためには、領収書発行器側に
おいて、タクシー車両や伴走車両が営業所を出発した運
行開始時点におけるシステムデータの内容を運行終了時
点まで保持しておくか、或は、システムデータの内容が
更新される毎に、それ以前のシステムデータの内容から
変化した各累計指数の変化量を積算して保持しておく必
要がある。
【0008】しかも、1回の運行が終了した後にも、上
述した運行開始時点におけるシステムデータの内容や、
それまでに積算した各累計指数の変化量を、その後も保
持し続けてしまうと、次に開始した運行が終了した時点
で領収書発行器が印字出力する「納金指示書」や「営業
明細書」等の内容が、前回の運行分の情報を含んだもの
となってしまい、今回の運行分だけの本来の内容とは異
なるものとなってしまう。
【0009】そこで、各運行が終了してその運行につい
ての「納金指示書」や「営業明細書」等を印字出力した
際には、その時点で保持している運行開始時点のシステ
ムデータの内容や、運行開始時点のシステムデータの内
容を基準として積算された各累計指数の積算変化量を、
必ず消去しなければならないことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した
「納金指示書」や「営業明細書」等を、例えばタクシー
の乗務員が売り上げ目標と途中実績とを比較するため
に、運行の途中で印字出力させると、上述した各提案で
はいずれも、次の運行の終了時点においてもその運行に
ついてのみの「納金指示書」や「営業明細書」等が印字
出力されるようにされている限り、その時点で、今まで
保持していた運行開始時点のシステムデータの内容や、
運行開始時点のシステムデータの内容を基準として積算
された各累計指数の積算変化量が消去されてしまうこと
になる。
【0011】ということは、まだ運行中であるにも拘わ
らず領収書発行器側では運行が一旦終了したものとして
取り扱われてしまい、本当にその運行が終了した時点で
印字出力される「納金指示書」や「営業明細書」等は、
実際には、運行の途中で「納金指示書」や「営業明細
書」等を印字出力した後の運行分についてのみの内容と
なってしまうことになる。
【0012】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、上述した領収書発行器に「納金指示
書」や「営業明細書」等を印字出力させる機能を付加す
る場合に限らず、とにかく、車両に搭載された車両用プ
リンタ装置において、料金算出メータ等から入力され
る、車両の一営業走行毎に内容が更新される営業収入情
報のレポート出力を指示した際に、車両の運行開始時点
における営業収入情報の内容からの変化量を基に、総営
業収入情報を割り出しその総営業収入情報が記載された
総営収レポートを出力するのに当たって、運行の途中で
総営収レポートを出力させても運行終了の際に出力され
る総営収レポートの内容が本来の内容と異なるものにな
らないようにすることができる車両用プリンタ装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明の車両用プリンタ装置は、図
1に基本構成図で示すように、車両の一営業走行毎に営
業収入情報が内容を更新して入力され、該営業収入情報
のレポート出力の指示を検出した際に、前記車両の運行
開始時点から前記指示の検出時点までの前記営業収入情
報の内容の変化量を基に、前記車両の総営業収入情報を
割り出し、該総営業収入情報が記載された総営収レポー
トを出力する車両用プリンタ装置において、前記車両の
運行終了時における前記指示を検出する運行終了出力指
示検出手段313Aと、前記車両の運行中における前記
指示を検出する運行中出力指示検出手段313Bと、前
記運行終了出力指示検出手段313Aによる前記指示の
検出に呼応した前記総営収レポートの出力後に最初に入
力される前記営業収入情報の内容を、前記車両の運行開
始時点における前記営業収入情報の内容とみなすリセッ
ト手段313Cとを備えることを特徴とする。
【0014】また、請求項2に記載した本発明の車両用
プリンタ装置は、請求項1に記載した本発明の車両用プ
リンタ装置において、前記営業収入情報のレポート出力
を指示する際に操作される操作手段309と、該操作手
段309の連続操作時間が所定の閾値を超えたか否かを
判別する連続操作判別手段313Dとをさらに備え、前
記操作手段309の連続操作時間が前記所定の閾値を超
えないと前記連続操作判別手段313Dが判別した際
と、前記操作手段309の連続操作時間が前記所定の閾
値を超えたと前記連続操作判別手段313Dが判別した
際とのうちいずれか一方の際に、前記操作手段309の
操作を前記運行終了出力指示検出手段313Aが、前記
車両の運行終了時における前記指示であるものとして検
出すると共に、前記操作手段309の連続操作時間が前
記所定の閾値を超えないと前記連続操作判別手段313
Dが判別した際と、前記操作手段309の連続操作時間
が前記所定の閾値を超えたと前記連続操作判別手段31
3Dが判別した際とのうちいずれか他方の際に、前記操
作手段309の操作を前記運行中出力指示検出手段31
3Bが、前記車両の運行中における前記指示であるもの
として検出するものとした。
【0015】 さらに、請求項3に記載した本発明の車
両用プリンタ装置は、請求項1又は2に記載した本発明
の車両用プリンタ装置において、前記車両の一営業走行
における領収書の発行を指示する領収書発行指示手段3
07と、前記車両の一営業走行の開始時点から、前記領
収書発行指示手段307により前記領収書の発行が指示
された時点までの、前記営業収入情報の内容の変化量を
基に、前記車両の一営業走行における領収書情報を割り
出す領収書情報割出手段313Eと、該領収書情報割出
手段313Eにより割り出された前記領収書情報が記載
された前記領収書を発行する領収書発行手段Aとをさら
に備えるものとした。
【0016】請求項1に記載した本発明の車両用プリン
タ装置によれば、運行終了出力指示検出手段313Aに
よって車両の運行終了時における営業収入情報のレポー
ト出力の指示が検出され、これに呼応して総営収レポー
トが出力された場合には、その後に最初に入力される営
業収入情報の内容が、リセット手段313Cにより車両
の運行開始時点における営業収入情報の内容とみなされ
る。
【0017】そのため、運行終了出力指示検出手段31
3Aによって車両の運行終了時における営業収入情報の
レポート出力の指示が検出され、これに呼応して総営収
レポートが出力された場合には、その後に運行終了出力
指示検出手段313Aや運行中出力指示検出手段313
Bが営業収入情報のレポート出力の指示を検出した際に
出力される総営収レポートの内容は、先に総営収レポー
トが出力された時点よりも後に入力された営業収入情報
のみを基に決定されることになる。
【0018】これに対し、運行中出力指示検出手段31
3Bによって車両の運行中における営業収入情報のレポ
ート出力の指示が検出され、これに呼応して総営収レポ
ートが出力された場合には、その後に最初に入力される
営業収入情報の内容は、リセット手段313Cによって
車両の運行開始時点における営業収入情報の内容とはみ
なされない。
【0019】そのため、運行中出力指示検出手段313
Bによって車両の運行中における営業収入情報のレポー
ト出力の指示が検出され、これに呼応して総営収レポー
トが出力された場合には、その後に運行終了出力指示検
出手段313Aや運行中出力指示検出手段313Bが営
業収入情報のレポート出力の指示を検出した際に出力さ
れる総営収レポートの内容は、車両の運行開始時点から
その時点までに入力された全ての営業収入情報を基に決
定されることになる。
【0020】また、請求項2に記載した本発明の車両用
プリンタ装置によれば、請求項1に記載した本発明の車
両用プリンタ装置において、所定の閾値を超えるまで操
作手段309を連続操作した場合と、所定の閾値を超え
るまでは操作手段309を連続操作しなかった場合とで
は、営業収入情報のレポート出力の指示を検出するの
が、運行終了出力指示検出手段313Aと運行中出力指
示検出手段313Bとで異なることになる。
【0021】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
用プリンタ装置によれば、請求項1又は2に記載した本
発明の車両用プリンタ装置において、領収書発行指示手
段307による領収書の発行の指示に呼応して領収書発
行手段Aが発行する領収書に記載される、車両の一営業
走行における領収書情報を領収書情報割出手段313E
が割り出すために必要な、営業収入情報を基にして、運
行終了出力指示検出手段313Aや運行中出力指示検出
手段313Bが営業収入情報のレポート出力の指示を検
出した際に、総営収レポートが出力されることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用プリン
タ装置の実施形態を図面を参照して説明する。
【0023】図2は本発明による車両用プリンタ装置の
一実施形態に係る領収書発行器を有するタクシーメータ
システムの概略構成を示す説明図で、図2中引用符号3
で示す本実施形態の領収書発行器(車両用プリンタ装置
に相当)は、タクシーメータ1に接続して使用される。
【0024】図3は前記タクシーメータ1の正面図であ
り、このタクシーメータ1の前面101には、料金表示
部103と、タリフ状態設定用の空車、実車、高速、割
引、支払、未収、及び、迎車の5つのタリフボタン10
5,107,109,110,111,112,113
と、指数表示用の累計ボタン115等が設けられてい
る。
【0025】前記料金表示部103は、乗車料金が表示
される主表示領域103aと、迎車料金及び指数が表示
される副表示領域103bからなり、これら主副の各領
域103a,103bの表示は、前記各タリフボタン1
05〜113、及び、累計ボタン115の操作に応じ、
タクシーメータ1内部のマイクロコンピュータ(以下、
マイコンと略記する)117によりなされる。
【0026】前記マイコン117は、図示を省略する
が、CPUと、該CPUが行う処理に用いるワークエリ
ア及び各種データを格納するデータエリアを有するRA
Mと、CPUの各種処理動作用の制御プログラムを格納
したROMで構成されている。
【0027】前記CPUによる乗車料金の計算のための
料金制のデータや迎車料金の金額のデータは、タクシー
メータ1内部でCPUに接続されたE2 PROM118
に格納されている。
【0028】そして、前記実車、高速、割引、及び、支
払の4つのタリフボタン107,109,110,11
3が操作されると、対応する実車、高速、割引、及び、
支払の各タリフが設定されて、そのタリフに応じた料金
制の下で乗車料金の算出が行われ、その後、前回に操作
したのとは異なる他のタリフボタン107,109,1
10,113や、空車タリフボタン105が操作される
と、設定中のタリフが他の異なるタリフに変更される
か、或は、現在のタリフの設定が解除される。
【0029】尚、前記CPUがE2 PROM118に格
納されたデータに従って行う乗車料金の計算処理は、一
般的なタクシーメータが行うのと同じ従来公知の内容で
あるため、詳細な説明を省略するが、基本的には次の通
りである。
【0030】まず、不図示の走行センサから入力される
走行パルス数或は単位時間当りのパルス数を基に営業走
行距離を割り出し、その営業走行距離が所定の基本距離
に達するまでは、前記乗車料金を一律に基本料金の金額
とすると共に、営業走行距離が基本距離を越えたなら
ば、基本料金にその後料金を加算し、以後は、所定のそ
の後距離を走行する毎にその後料金を加算して行く。
【0031】また、道路の渋滞時等、所定速度以下の低
速で走行したり停車した場合には、その時間に所定の係
数を掛けて距離に換算し、その距離を営業走行距離に加
えて上述の計算を行う。
【0032】尚、上述したのは、通常時間帯における計
算処理であり、深夜早朝の時間帯には、タクシーメータ
1に内蔵された時計の時刻に連動して割増料金制が適用
され、基本距離及びその後距離の周期を通常時間帯の1
/1.3とみなして上述の計算処理を行い、これによ
り、通常時間帯の乗車料金を3割増した深夜早朝割増料
金を算出する。
【0033】そして、前記CPUは、上述した乗車料金
の算出処理を行い、さらに、図2に示すように、現在ど
のタリフに設定されているかを示すタリフデータを、タ
リフ状態が変わる毎に、タリフ信号専用の信号線である
タリフ信号ライン121及び入出力インタフェース12
3を介して、領収書発行器3に出力すると共に、タリフ
状態が実車や高速、割引、支払、未収等の営業タリフか
ら空車タリフに移行した際にシステムデータを出力し、
また、それ以外の時点でも、外部からの要求に応えて前
記システムデータを適宜出力する。
【0034】図4は、前記走行パルスを基にCPUが算
出する各種指数データを含む、マイコン117が出力可
能なシステムデータの項目を示す説明図で、項目番号1
はこのタクシーメータ1が搭載されたタクシーの車両コ
ード、項目番号2は基本料金及びその後料金の金額を示
す乗車料金のデータ、項目番号3〜13が指数データで
ある。
【0035】詳しくは、項目番号3の営業時間は営業タ
リフの通算時間、項目番号4の営業走行時間は走行状態
にあった営業タリフ中の通算時間、項目番号5の走行時
間は営業タリフか空車タリフかを問わず走行状態にあっ
た全運行中の通算時間、項目番号6の迎車回数は迎車後
営業タリフに移行した回数、項目番号7の全走行kmは
営業タリフか空車タリフかを問わず全運行中の通算走行
距離、項目番号8の営業走行kmは営業タリフ状態にお
ける通算走行距離を各々示す指数データである。
【0036】また、項目番号9のその後回数は所定距離
の走行毎あるいは所定時間の経過毎に基本料金に加算さ
れたその後料金の通算加算回数、項目番号10の営業回
数は全運行における空車タリフから営業タリフへの移行
回数、項目番号11の未収その後回数はクレジットカー
ドやチケット等現金以外の営業走行中に基本料金に加算
されたその後料金の通算加算回数、項目番号12のその
後営業回数はチケット等現金以外で精算された営業回
数、項目番号13の割引回数は、割引料金制を適用した
営業回数を各々示す指数データであり、上述した項目番
号3〜13の指数データは、このシステムデータを出力
する時点までの各項目毎の累計値である。
【0037】そして、前記システムデータは、その後料
金が基本料金に加算される毎に発生するその後信号と同
様に、図2に示すように、システムデータ伝送ライン1
19を介してタクシーメータ1から領収書発行器3に出
力される。
【0038】図5は前記領収書発行器3の斜視図、図6
は同じく領収書発行器3の内部構造図であり、領収書発
行器3は、ハウジング301、プリンタ303、フィー
ダ305、レシートスイッチ307(領収書発行指示手
段に相当)、レポートスイッチ309(操作手段に相
当)、フィードスイッチ311、及び、マイコン313
等を備えている。
【0039】前記ハウジング301は、図5に示すよう
に直方体を呈しており、ハウジング301の上部にはロ
ール状のプリント用紙21の収納部301aが設けら
れ、ハウジング301の前面301b下部には、プリン
ト用紙21の排紙口301c及び用紙カッタ301dが
設けられている。
【0040】前記プリンタ303は、タクシーメータ1
からのシステムデータを基にマイコン313が生成する
ビットマップデータにしたがって、後述するフォームの
領収書や納金指示書をプリント用紙21に印刷するもの
で、図6に示すように、ハウジング301の内部に配設
された印字ヘッド303aやこの印字ヘッド303aを
プリント用紙21の幅方向に往復移動可能に支持する支
持機構(図示せず)、並びに、印字ヘッド303aを前
記方向に移動させる移動機構(図示せず)等を備えてい
る。
【0041】前記フィーダ305は、前記プリント用紙
21をその長手方向に沿って、収納部301aからプリ
ンタ303を経て排紙口301cに繰り出すもので、多
数のローラ305aとモータ(図示せず)を備えてお
り、前記プリンタ303と共にハウジング301の内部
に配設されている。
【0042】前記レシートスイッチ307及びレポート
スイッチ309は、図5に示すように、前記ハウジング
301の前面301bで収納部301aの右側部分に配
置されており、フィードスイッチ311は収納部301
aの左側の前面301b部分に配設されている。
【0043】そして、レシートスイッチ307は領収書
を発行する際に操作され、レポートスイッチ309は納
金指示書を発行する際に操作され、フィードスイッチ3
11はフィーダ305によりプリント用紙21を繰り出
す際に操作される。
【0044】前記マイコン313は、図7に電気的な概
略構成のブロック図で示すように、CPU313aと、
RAM313bと、ROM313cとで構成されてお
り、車両のイグニッションスイッチがONである際にタ
クシーメータ1を介して供給される不図示のバッテリか
らの電源により動作するように構成されている。
【0045】そして、前記CPU31aには、前記タリ
フ信号ライン121及び入出力インタフェース123
と、システムデータ伝送ライン119とを介して、タク
シーメータ1が接続されていると共に、レシートスイッ
チ307、レポートスイッチ309、及び、フィードス
イッチ311がそれぞれ接続されており、さらに、プリ
ンタ303及びフィーダ305がそれぞれ接続されてい
る。
【0046】前記RAM313bには、データエリア及
び各種処理作業に用いるワークエリアが設けられてい
て、このうちワークエリアには、各種フラグやバッファ
のために用いるエリアや、ビットマップデータを生成す
るためのエリア等が設けられており、前記ROM313
cには、CPU313aに各種処理動作を行わせるため
の制御プログラムが格納されている。
【0047】次に、前記ROM313cに格納された制
御プログラムに従いCPU313aが行う処理を、図8
及び図9のフローチャートを参照して説明する。
【0048】不図示のアクセサリスイッチのONにより
マイコン313が起動しプログラムがスタートすると、
CPU313aは、まず、図8に示すように、初期設定
を行う(ステップS1)。
【0049】このステップS1の初期設定では、システ
ムデータ伝送ライン119を介してタクシーメータ1に
システムデータの要求信号を出力し、これに呼応してタ
クシーメータ1からシステムデータ伝送ライン119を
介して入力されるシステムデータを、RAM313bの
データエリアに前回営業データとして格納する。
【0050】ステップS1の初期設定が済んだならば、
次に、タクシーメータ1からタリフ信号ライン121及
び入出力インタフェース123を介して入力されるタリ
フ信号の内容が、空車タリフであるか否かを確認し(ス
テップS3)、空車タリフである場合は(ステップS3
でY)、後述するステップS29に進み、空車タリフで
ない場合は(ステップS3でN)、タリフ信号の内容が
支払タリフであるか否かを確認する(ステップS5)。
【0051】支払タリフでない場合は(ステップS5で
N)、後述するステップS9に進み、支払タリフである
場合は(ステップS5でY)、レシートスイッチ309
が操作されたか否かを確認し(ステップS7)、操作さ
れていない場合は(ステップS7でN)、後述するステ
ップS11に進み、操作された場合は(ステップS7で
Y)、ステップS9に進む。
【0052】ステップS5においてタリフ信号の内容が
支払タリフである場合(Y)と、ステップS7において
レシートスイッチ309が操作されていない場合(N)
とに各々進むステップS9では、タリフ信号の内容が支
払タリフから空車タリフに移行したか否かを確認し、移
行していない場合は(ステップS9でN)、ステップS
5にリターンし、移行した場合は(ステップS9で
Y)、後述するステップS21に進む。
【0053】また、ステップS7においてレシートスイ
ッチ309が操作された場合(Y)に進むステップS1
1では、システムデータ伝送ライン119を介してタク
シーメータ1にシステムデータの出力を要求する要求信
号を出力し、次に、これに呼応して、システムデータ伝
送ライン119を介してタクシーメータ1からシステム
データが入力されたか否かを確認する(ステップS1
3)。
【0054】システムデータが入力されていない場合は
(ステップS13でN)、ステップS11にリターン
し、入力された場合は(ステップS13でY)、RAM
313bのデータエリアに前回営業データとして格納さ
れたシステムデータに対する、ステップS13で入力が
確認されたシステムデータの、領収書記載事項に関連す
る指数データの変動量を基に、領収書として印字出力す
る内容を示す領収書データを生成する(ステップS1
5)。
【0055】続いて、ステップS15で生成した領収書
データを基に駆動信号を生成して、この駆動信号をプリ
ンタ303及びフィーダ305に出力し、プリンタ30
3及びフィーダ305によりプリント用紙21に領収書
を印字出力させる領収書発行処理を行った後(ステップ
S17)、タクシーメータ1から入力されるタリフ信号
の内容が支払タリフから空車タリフに移行したか否かを
確認する(ステップS19)。
【0056】移行していない場合は(ステップS19で
N)、移行するまでステップS19をリピートし、移行
した場合は(ステップS19でY)、ステップS21に
進む。
【0057】ステップS9及びステップS19におい
て、タクシーメータ1から入力されるタリフ信号の内容
が支払タリフから空車タリフに移行した場合(Y)に各
々進むステップS21では、タクシーメータ1からシス
テムデータが入力されたか否かを確認し、入力されてい
ない場合は(ステップS21でN)、タクシーメータ1
にシステムデータの要求信号を出力した後(ステップS
23)、ステップSに21にリターンする。
【0058】一方、システムデータが入力された場合は
(ステップS21でY)、RAM313bのデータエリ
アに前回営業データとして格納されたシステムデータ中
に対する、ステップS21で入力が確認されたシステム
データの、各指数データの変動量を割り出して、RAM
313bのデータエリアに格納された積算指数データ
を、その積算指数データの各指数データの積算変動量に
対し、上述したようにして割り出した各指数データの変
動量を加算した内容に更新する(ステップS25)。
【0059】次に、RAM313bに格納された前回営
業データの内容を、ステップS21で入力が確認された
システムデータの内容に更新し(ステップS27)、そ
の後、ステップS3にリターンする。
【0060】また、前記ステップS3においてタクシー
メータ1から入力されるタリフ信号の内容が空車タリフ
である場合(Y)に進むステップS29では、図9に示
すように、レポートスイッチ311が操作されたか否か
を確認し、操作されていない場合は(ステップS29で
N)、図8のステップS3にリターンし、操作された場
合は(ステップS29でY)、その確認したレポートス
イッチ311の連続操作時間が所定の閾値Tを上回るか
否かを確認する(ステップS31)。
【0061】連続操作時間が閾値Tを上回らない場合は
(ステップS31でN)、後述するステップS35に進
み、閾値Tを上回る場合は(ステップS31でY)、R
AM313bの中途出力フラグF1を「1」に設定した
後(ステップS33)、ステップS35に進む。
【0062】ステップS31においてレポートスイッチ
311の連続操作時間が閾値Tを下回らない場合(N)
と、ステップS33においてRAM313bの中途出力
フラグF1を「1」に設定した後とに各々進むステップ
S35では、RAM313bのデータエリアに格納され
た積算指数データをを基に、納金指示書として印字出力
する内容を示す指示書データを生成する。
【0063】続いて、ステップS35で生成した指示書
データを基に駆動信号を生成して、この駆動信号プリン
タ303及びフィーダ305にを出力し、プリンタ30
3及びフィーダ305によりプリント用紙21に納金指
示書を印字出力させる指示書発行処理を行い(ステップ
S37)、次に、RAM313bの中途出力フラグF1
が「0」であるか否かを確認する(ステップS39)。
【0064】中途出力フラグF1が「0」である場合は
(ステップS39でY)、図8のステップS3にリター
ンし、「0」でない場合は(ステップS39でN)、R
AM313bのデータエリアに格納された積算指数デー
タをクリアし(ステップS41)、RAM313bの中
途出力フラグF1を「0」に設定した後(ステップS4
3)、図8のステップS3にリターンする。
【0065】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、図9のフローチャートにおけるステップS3
1が、請求項中の連続操作判別手段313Dに対応する
処理となっており、このステップS31と、図9中のス
テップS29とが、請求項中の運行終了出力指示検出手
段313Aや運行中出力指示検出手段313Bに対応す
る処理となっている。
【0066】また、本実施形態では、図9中のステップ
S41が、請求項中のリセット手段313Cに対応する
処理となっていると共に、図8のフローチャートにおけ
るステップS15が、請求項中の領収書情報割出手段3
13Eに対応する処理となっている。
【0067】さらに、本実施形態では、図8中のステッ
プS17が、請求項中の領収書発行手段Aに対応する処
理となっており、このステップS17と、プリンタ30
3及びフィーダ305ステップS35とにより、請求項
中の領収書発行手段Aが構成されている。
【0068】次に、上述のように構成された本実施形態
の領収書発行器3の動作(作用)について説明する。
【0069】尚、ここでは、図10に運行例の説明図で
示すように、出庫から入庫までの間に営業1〜営業3の
3回の営業を行い、タクシーメータ1の各タリフボタン
105〜113等の操作により算出された乗車料金が、
営業1では基本料金の600円、営業2では基本料金に
1回分のその後料金を加算した680円、営業3では基
本料金に1回分のその後料金を加算した760円を売り
上げたものとし、かつ、営業1及び営業3では現金で、
営業2ではチケットによる未収で精算を行ったものとす
る。
【0070】そして、例えば、営業1において目的地に
到着し、それまで賃走タリフにあったタクシーメータ1
を支払タリフボタン111の操作により支払タリフにし
た状態で、領収書発行器3のレシートスイッチ307を
操作すると、図11に説明図で示すように、運賃と割引
料金とを合計した乗車料金600円の領収書がプリント
用紙21に印字されて領収書発行器3から発行される。
【0071】尚、事前にタクシーメータ1の未収タリフ
ボタン112を操作して領収書発行器3のレシートスイ
ッチ307を操作すると、タイトルが領収書から未収書
やご利用書に代わった内容の未収書がプリント用紙21
に印字されて領収書発行器3から発行される。
【0072】これが領収書発行器3の通常の使用形態で
あるが、売上の総計を確認するために納金指示書を領収
書発行器3から発行させる際には、領収書発行器3のレ
ポートスイッチ309を操作することになる。
【0073】そして、図10に示すように、営業2が済
んだ後にタクシーメータ1を空車タリフボタン105の
操作により空車タリフにした状態で、領収書発行器3の
レポートスイッチ309を操作すると、図12に説明図
で示すように、営業1の現金売上600円と営業2の未
収売上680円とを内訳とする総営収1280円の納金
指示書が、プリント用紙21に印字されて領収書発行器
3から発行される。
【0074】この際、領収書発行器3のレポートスイッ
チ309を、閾値Tを上回らない時間に亘ってしか連続
操作しないと、図12に示す納金指示書を発行した時点
で、領収書発行器3のマイコン313に格納されていた
上述の各指数データの積算指数値がクリアされる。
【0075】一方、領収書発行器3のレポートスイッチ
309を、閾値Tを上回る時間に亘って連続操作する
と、領収書発行器3のマイコン313に格納されてい
る、営業1及び営業2が済んでタクシーメータ1が営業
タリフから空車タリフに移行した際にタクシーメータ1
から各々出力されたシステムデータ中の、各指数データ
の積算指数値が、図12に示す納金指示書を発行した後
にもクリアされずにそのまま残る。
【0076】したがって、営業1及び営業2の終了の際
に、閾値Tを上回らない時間しか領収書発行器3のレポ
ートスイッチ309を連続操作せずに納金指示書を発行
させた場合には、その後、営業3を終了して入庫した際
に、レポートスイッチ309の操作により領収書発行器
3から納金指示書を発行させると、図13に説明図で示
すように、先の納金指示書の発行後に行った営業3の現
金売上760円のみを内容とする総営収760円の納金
指示書が、プリント用紙21に印字されて領収書発行器
3から発行されてしまい、1回の運行中に実際に行った
営業1〜営業3によって売り上げた、600円+680
円+760円=2040円と金額が一致しなくなってし
まう。
【0077】これに対し、営業1及び営業2の終了の際
に、閾値Tを上回る時間に亘って領収書発行器3のレポ
ートスイッチ309を連続操作して納金指示書を発行さ
せた場合には、その後、営業3を終了して入庫した際
に、レポートスイッチ309の操作により領収書発行器
3から納金指示書を発行させると、図14に説明図で示
すように、営業1の現金売上600円と、営業2の未収
売上680円と、営業3の現金売上760円とを内訳と
し、1回の運行中に実際に行った営業1〜営業3によっ
て売り上げた金額と一致する総営収2040円の納金指
示書が、プリント用紙21に印字されて領収書発行器3
から発行される。
【0078】このように本実施形態によれば、タクシー
メータ1からのシステムデータ中の指数データを用いて
総営収を記載した納金指示書を印字出力する機能を有す
る領収書発行器3において、納金指示書を印字出力する
ために操作するレポートスイッチ309を、閾値Tを上
回る時間に亘って連続操作すると、それまでにタクシー
メータ1から出力されたシステムデータ中の各指数デー
タの積算指数値が、納金指示書を発行した後にもクリア
されずにそのまま残る構成とした。
【0079】このため、運行の途中で納金指示書を発行
しても、その後、入庫して運行を終了する際に発行させ
る納金指示書の内容が、その運行全体の内容と一致しな
くなってしまうのを防止することができる。
【0080】尚、本実施形態において採用した、レポー
トスイッチ309の連続操作時間を変えることで、運行
中の納金指示書発行と運行終了時の納金指示書発行とを
区別する構成は、省略してもよいが、本実施形態のよう
にこの構成を採用すれば、運行中の納金指示書発行と運
行終了時の納金指示書発行とを別々のスイッチにより指
示する構成とするよりも、スイッチ及びそれに付随する
電気配線系の構成を簡略に済ませることができるので、
有利である。
【0081】そして、本実施形態の領収書発行器3で
は、閾値Tを上回る時間に亘ってレポートスイッチ30
9を連続操作して納金指示書を発行させると、その後
も、マイコン313に格納されている各指数データの積
算指数値がクリアされずに残り、閾値Tを上回らない時
間しかレポートスイッチ309を連続操作せずに納金指
示書を発行させると、その時点で、マイコン313に格
納されている各指数データの積算指数値がクリアされる
構成とした。
【0082】しかし、反対に、閾値Tを上回る時間に亘
りレポートスイッチ309を連続操作するとその時点で
積算指数値がクリアされ、閾値Tを上回らない時間しか
レポートスイッチ309を連続操作しなければその後も
積算指数値がクリアされずに残るように構成してもよ
い。
【0083】また、本実施形態において採用した、領収
書発行器3を納金指示書のプリンタ装置として兼用する
ための構成は、省略してもよいが、納金指示書と領収書
とのどちらを発行するにも、タクシーメータ1からのシ
ステムデータを用いることから、本実施形態のように、
納金指示書の印字出力機能のみを有するプリンタとして
構成するよりも領収書発行機能を有するプリンタと兼用
する方が、システムデータの授受やプリント用紙21に
対する印字機能部分を共用化して、プリンタとしての実
用的価値を高めることができると共に、装置を1つにま
とめて設置スペースをコンパクトにすることができるの
で、有利である。
【0084】さらに、納金指示書に記載する事項は、図
12乃至図14に示した本実施形態の領収書発行器3が
発行する納金指示書の内容に限らず任意であるが、仮
に、納金指示書中に走行距離や走行時間といった、空車
タリフであっても値が変動する指数データの内容等を記
載する場合には、レポートスイッチ309が操作された
際にシステムデータの出力要求信号を改めて領収書発行
器3からタクシーメータ1に出力し、これに呼応してタ
クシーメータ1から出力されたシステムデータを用いて
指示書データを生成することになる。
【0085】また、本実施形態では、タクシーメータ1
が営業タリフから空車タリフに移行する毎に、タクシー
メータ1から出力されるシステムデータと、営業タリフ
から空車タリフに前回移行した際のシステムデータとの
各指数データの変動分を積算した積算指数値を更新し、
この積算指数値を基にして、レポートスイッチ309の
操作に呼応し納金指示書を発行するための指示書データ
を生成する場合について説明した。
【0086】しかし、本発明は、運行開始時点における
システムデータの各指数データの値を保持し続け、レポ
ートスイッチ309が操作された際に、その時点での最
新のシステムデータの各指数データと運行開始時点にお
けるシステムデータの各指数データとの変動分を基にし
て、納金指示書を発行するための指示書データを生成す
る場合についても、同様に適用可能であることは言うま
でもない。
【0087】さらに、本実施形態では、タクシーメータ
1が領収書発行器3に直接接続されり場合について説明
したが、本発明は、例えば、クレジットカード決済処理
用のハンディーターミナルや、タクシーメータ1によっ
て設定できない他の料金制を適用しその適用料金を表示
する外付けメータ等を加えた、タクシーメータシステム
において、領収書発行器3により納金指示書を印字出力
する際にも適用可能である。
【0088】また、本実施形態では、タクシーメータ1
に接続して用いるタクシー用の領収書発行器3を例に取
って説明したが、本発明は、運転代行業者が用いる運転
代行料金用の領収書発行器等、車両に搭載して用いる種
々のプリンタ装置に広く適用できることは言うまでもな
い。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の車両用プリンタ装置によれば、車両の一営業走
行毎に営業収入情報が内容を更新して入力され、該営業
収入情報のレポート出力の指示を検出した際に、前記車
両の運行開始時点から前記指示の検出時点までの前記営
業収入情報の内容の変化量を基に、前記車両の総営業収
入情報を割り出し、該総営業収入情報が記載された総営
収レポートを出力する車両用プリンタ装置において、前
記車両の運行終了時における前記指示を検出する運行終
了出力指示検出手段と、前記車両の運行中における前記
指示を検出する運行中出力指示検出手段と、前記運行終
了出力指示検出手段による前記指示の検出に呼応した前
記総営収レポートの出力後に最初に入力される前記営業
収入情報の内容を、前記車両の運行開始時点における前
記営業収入情報の内容とみなすリセット手段とを備える
構成とした。
【0090】このため、運行中出力指示検出手段によっ
て車両の運行中における営業収入情報のレポート出力の
指示が検出され、これに呼応して総営収レポートが出力
されても、その後に運行終了出力指示検出手段が営業収
入情報のレポート出力の指示を検出した際に出力される
総営収レポートの内容を、車両の運行開始時点からその
時点までに入力された全ての営業収入情報を基に決定さ
れるようにして、運行終了の際に出力される総営収レポ
ートの内容が本来の内容と異なるものにならないように
することができる。
【0091】また、請求項2に記載した本発明の車両用
プリンタ装置によれば、請求項1に記載した本発明の車
両用プリンタ装置において、前記営業収入情報のレポー
ト出力を指示する際に操作される操作手段と、該操作手
段の連続操作時間が所定の閾値を超えたか否かを判別す
る連続操作判別手段とをさらに備え、前記操作手段の連
続操作時間が前記所定の閾値を超えないと前記連続操作
判別手段が判別した際と、前記操作手段の連続操作時間
が前記所定の閾値を超えたと前記連続操作判別手段が判
別した際とのうちいずれか一方の際に、前記操作手段の
操作を前記運行終了出力指示検出手段が、前記車両の運
行終了時における前記指示であるものとして検出すると
共に、前記操作手段の連続操作時間が前記所定の閾値を
超えないと前記連続操作判別手段が判別した際と、前記
操作手段の連続操作時間が前記所定の閾値を超えたと前
記連続操作判別手段が判別した際とのうちいずれか他方
の際に、前記操作手段の操作を前記運行中出力指示検出
手段が、前記車両の運行中における前記指示であるもの
として検出する構成とした。
【0092】このため、車両の運行終了時における営業
収入情報のレポート出力の指示と、車両の運行中におけ
る営業収入情報のレポート出力の指示とを、共通の操作
手段を所定の閾値を超えるまで連続操作するか否かによ
って区別して、これら異なる種類のレポート出力指示を
行うための構成を簡略化することができる。
【0093】 さらに、請求項3に記載した本発明の車
両用プリンタ装置によれば、請求項1又は2に記載した
本発明の車両用プリンタ装置において、前記車両の一営
業走行における領収書の発行を指示する領収書発行指示
手段と、前記車両の一営業走行の開始時点から、前記領
収書発行指示手段により前記領収書の発行が指示された
時点までの、前記営業収入情報の内容の変化量を基に、
前記車両の一営業走行における領収書情報を割り出す領
収書情報割出手段と、該領収書情報割出手段により割り
出された前記領収書情報が記載された前記領収書を発行
する領収書発行手段とをさらに備える構成とした。
【0094】このため、領収書の発行のために用いる営
業収入情報を流用して、領収書発行機能を有するプリン
タを、車両の運行終了時や運行中における営業収入情報
のレポートを出力させるためのプリンタ装置として共用
し、プリンタとして必要な構造部分の重複やそれによる
コストの無用な上昇を防ぎ、かつ、プリンタとしての実
用的価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の車両用プリンタ装置の基本構成
図である。
【図2】本発明による車両用プリンタ装置の一実施形態
に係る領収書発行器を有するタクシーメータシステムの
概略構成を示す説明図である。
【図3】図2のタクシーメータの正面図である。
【図4】図3のタクシーメータのマイクロコンピュータ
が出力可能なシステムデータの項目を示す説明図であ
る。
【図5】図2の領収書発行器の斜視図である。
【図6】図5の領収書発行器の内部構造図である。
【図7】図5の領収書発行器の電気的な概略構成を示す
ブロック図である。
【図8】図7のマイクロコンピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図7のマイクロコンピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図5の領収書発行器を搭載したタクシー車両
の運行例を示す説明図である。
【図11】図5の領収書発行器により発行される領収書
の説明図である。
【図12】図5の領収書発行器により運行中に発行され
る納金指示書の説明図である。
【図13】図12の納金指示書を発行した図5の領収書
発行器により、レシートスイッチの閾値を上回らない操
作によって、運行終了時に発行される納金指示書の説明
図である。
【図14】図12の納金指示書を発行した図5の領収書
発行器により、レシートスイッチの閾値を上回る操作に
よって、運行終了時に発行される納金指示書の説明図で
ある。
【符号の説明】
307 領収書発行指示手段 309 操作手段 313 マイクロコンピュータ 313a CPU 313b RAM 313c ROM 313A 運行終了出力指示検出手段 313B 運行中出力指示検出手段 313C リセット手段 313D 連続操作判別手段 313E 領収書情報割出手段 A 領収書発行手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−259091(JP,A) 特開 平9−161103(JP,A) 実開 平7−16261(JP,U) 実開 平5−71972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の一営業走行毎に営業収入情報が内
    容を更新して入力され、該営業収入情報のレポート出力
    の指示を検出した際に、前記車両の運行開始時点から前
    記指示の検出時点までの前記営業収入情報の内容の変化
    量を基に、前記車両の総営業収入情報を割り出し、該総
    営業収入情報が記載された総営収レポートを出力する車
    両用プリンタ装置において、 前記車両の運行終了時における前記指示を検出する運行
    終了出力指示検出手段と、 前記車両の運行中における前記指示を検出する運行中出
    力指示検出手段と、 前記運行終了出力指示検出手段による前記指示の検出に
    呼応した前記総営収レポートの出力後に最初に入力され
    る前記営業収入情報の内容を、前記車両の運行開始時点
    における前記営業収入情報の内容とみなすリセット手
    、 を備えることを特徴とする車両用プリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記営業収入情報のレポート出力を指示
    する際に操作される操作手段と、該操作手段の連続操作
    時間が所定の閾値を超えたか否かを判別する連続操作判
    別手段とをさらに備え、前記操作手段の連続操作時間が
    前記所定の閾値を超えないと前記連続操作判別手段が
    別した際と、前記操作手段の連続操作時間が前記所定の
    閾値を超えたと前記連続操作判別手段が判別した際との
    うちいずれか一方の際に、前記操作手段の操作を前記運
    行終了出力指示検出手段が、前記車両の運行終了時にお
    ける前記指示であるものとして検出すると共に、前記操
    作手段の連続操作時間が前記所定の閾値を超えないと前
    記連続操作判別手段が判別した際と、前記操作手段の
    続操作時間が前記所定の閾値を超えたと前記連続操作判
    別手段が判別した際とのうちいずれか他方の際に、前記
    操作手段の操作を前記運行中出力指示検出手段が、前記
    車両の運行中における前記指示であるものとして検出す
    る請求項1記載の車両用プリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記車両の一営業走行における領収書の
    発行を指示する領収書発行指示手段と、前記車両の一営
    業走行の開始時点から、前記領収書発行指示手段により
    前記領収書の発行が指示された時点までの、前記営業収
    入情報の内容の変化量を基に、前記車両の一営業走行に
    おける領収書情報を割り出す領収書情報割出手段と、該
    領収書情報割出手段により割り出された前記領収書情報
    が記載された前記領収書を発行する領収書発行手段と
    さらに備える請求項1又は2記載の車両用プリンタ装
    置。
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