JP2784415B2 - タキシーメータ - Google Patents

タキシーメータ

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JP2784415B2
JP2784415B2 JP27852192A JP27852192A JP2784415B2 JP 2784415 B2 JP2784415 B2 JP 2784415B2 JP 27852192 A JP27852192 A JP 27852192A JP 27852192 A JP27852192 A JP 27852192A JP 2784415 B2 JP2784415 B2 JP 2784415B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタキシーメータに係り、
特に、時間帯によって料率の異なる料金演算を自動的に
行えるようにしたタキシーメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】タキシー料金は、所定の時間帯の間、例
えば午後11時から翌朝5時までの深夜の間例えば2割
増の深夜割増料金になることが定められているので、料
金演算の仕方をこれ以外の時間帯と変えなければならな
い。
【0003】そこで、このように時間帯に応じて料金演
算の仕方を自動的に変えるようにしたものとして、時計
を備え、営業タリフ操作されたときにこの時計の時刻が
上記時間帯内の時刻になっているか否か、或いは営業タ
リフ操作後にこの時計の時刻が上記時間帯内の時刻にな
ったか否かによって料金演算の料率を自動的に選択する
ようにしたものが、例えば特公昭58−49912号公
報や特開昭52−108188号公報などによって提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この提案のタ
クシーメータでは、時計の時刻が演算料率を切り換える
ための唯一のものである。このため、何らかの要因でこ
の時刻が狂っていて、正しくない料率での料金演算が行
われていても、正しい料率での料金演算に正すことがで
きず、時計の狂いによって適正な運賃収受ができなくな
ってタキシー会社側と乗客側の双方にとって不都合が生
じるようなものであった。
【0005】そこで、現在は、割増のときとそうでない
ときとで別々に操作される2つのタリフボタンを設け、
演算料率を運転手の手動操作によって切り換えるように
することが一般に行われている。しかし、この場合に
は、時計の狂いによる不適切な運賃の収受はなくなるも
のの、タリフボタン数が増えて運転手によるタリフボタ
ンの操作ミスを招き易くなったり、運転手による時刻の
判断ミスを招き、このようなミスが生じたときには、上
述と同様の問題が起こる。この他、賃走中の途中で時間
帯が変わったときには、その時点で運転手が手動操作に
よって切り換えなえければならず、運転手の負担が大き
くなるなどの問題もあった。
【0006】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、単一のタリフボタンを操作するだけで、時計の時
刻により時間帯に応じた料率の料金演算を自動的に行え
るようにするとともに、時計に狂いが生じた場合でも適
正な料率での料金演算に切り換えることができるように
して、運転者の負担を増加することなく適正な運賃収受
を行えるようにしたタキシーメータを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成されたタキシーメータは、図1の基本構
成図に示すように、料金及びタリフなどを表示する表示
装置15と、タキシー車両が所定距離走行する毎に1個
の距離パルスを発生する距離パルス発生器17と、各種
のタリフを設定するための複数のスイッチで構成され、
該複数のスイッチのうちの1つのスイッチの操作によっ
て賃走及び割増を区別しない営業タリフを設定するよう
にしたタリフ設定器16と、現在時刻を管理する時計手
段13と、賃走処理又は割増処理に設定される料金演算
の処理を前記距離パルス発生器からの距離パルスに基づ
いて行う演算手段10aと、該演算手段10aが料金演
算を実行していないとき、前記1つのスイッチの操作に
応じ、前記時計手段13の現在時刻により賃走時間帯で
あるか割増時間帯であるかを判断し、料金演算の処理を
賃走処理又は割増処理に設定する処理設定手段10b
と、前記演算手段10aが料金演算を実行中、前記時計
手段13の現在時刻が実行中の料金演算の処理に対応す
る時間帯を越えたとき、実行中の料金演算の処理を他の
料金演算の処理に自動的に切り換える処理自動切換手段
10cと、前記演算手段10aが料金演算を実行中、前
記1つのスイッチの操作に応じ、実行中の料金演算の処
理を他の料金演算の処理に切り換える処理手動切換手段
10dと、前記処理自動切換手段10cによる料金演算
の処理の自動切換時に、料金演算の処理を自動的に切り
換えることを知らせる警報を発生する警報手段18と
備えることを特徴としている。
【0008】前記表示装置15が、前記演算手段10a
が料金演算の実行中の賃走処理又は割増処理を識別可能
に表示するタリフ表示器15aを有することを特徴とし
ている。
【0009】上記目的を達成するため本発明により成さ
れたタキシーメータは、図1の基本構成図に示すよう
に、料金及びタリフなどを表示する表示装置15と、タ
キシー車両が所定距離走行する毎に1個の距離パルスを
発生する距離パルス発生器17と、各種のタリフを設定
するための複数のスイッチで構成され、該複数のスイッ
チのうちの1つのスイッチの操作によって賃走及び割増
を区別しない営業タリフを設定するようにしたタリフ設
定器16と、現在時刻を管理する時計手段13と、賃走
処理又は割増処理に設定される料金演算の処理を前記距
離パルス発生器からの距離パルスに基づいて行う演算手
段10aと、該演算手段10aが料金演算を実行してい
ないとき、前記1つのスイッチの操作に応じ、前記時計
手段13の現在時刻により賃走時間帯であるか割増時間
帯であるかを判断し、料金演算の処理を賃走処理又は割
増処理に設定する処理設定手段10bと、前記演算手段
10aが料金演算を実行中、前記時計手段13の現在時
刻が実行中の料金演算の処理に対応する時間帯を越えた
とき、実行中の料金演算の処理を他の料金演算の処理に
自動的に切り換える処理自動切換手段10cと、前記演
算手段10aが料金演算を実行中、前記1つのスイッチ
の操作に応じ、実行中の料金演算の処理を他の料金演算
の処理に切り換える処理手動切換手段10dとを備え、
前記表示装置15が、前記演算手段10aが料金演算の
実行中の賃走処理又は割増処理を識別可能に表示するタ
リフ表示器15aを有することを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成において、タリフ設定器16が、各種
のタリフを設定するための複数のスイッチで構成され、
該複数のスイッチのうちの1つのスイッチの操作によっ
て賃走及び割増を区別しない営業タリフを設定するよう
になっている。また、演算手段10aが、賃走処理又は
割増処理に設定される料金演算の処理を距離パルス発生
器17からの距離パルスに基づいて行うようになってい
る。そして、上記1つのスイッチを操作したとき、演算
手段10aが料金演算を実行していないと、処理設定手
段10bが時計手段13の現在時刻により賃走時間帯で
あるか割増時間帯であるかを判断し、料金演算の処理を
賃走処理又は割増処理に設定する。
【0011】このようにタリフ設定器の1つのスイッチ
の操作によって営業タリフを設定しても、処理設定手段
10bが時計装置13の現在時刻によって料金演算の処
理を時間帯に対応した適切な処理に設定するようになっ
ているので、タリフ設定器のスイッチの数を少なくする
ことができる。
【0012】また、演算手段10aが料金演算を実行
中、時計手段13の現在時刻が実行中の料金演算の処理
に対応する時間帯を越えたとき、処理自動切換手段10
cが実行中の料金演算の処理を他の料金演算の処理に自
動的に切り換える。そして、演算手段10aが料金演算
を実行中、上記1つのスイッチの操作に応じ、手動切換
手段10dが実行中の料金演算の処理を他の料金演算の
処理に切り換える。
【0013】しかも、上記処理の自動切換の際に、警報
手段18が警報を発するので、処理が自動的に切り換わ
ったことを知ることができるようになり、この時点で時
計装置13の現在時刻を確認して時計装置の狂いの有無
のチェックを行うことができる。また、料金演算の処理
の切り換えと同時にタリフ表示器15aに処理の種類が
判るような表示を行うので、この表示の切り換わりによ
って、時計装置13の現在時刻を確認して時計装置の狂
いの有無のチェックを行うことができる。
【0014】従って、時計装置13の現在時刻によって
処理自動切換手段10cが時計装置13の現在時刻によ
って料金演算の処理を自動的に切り換えても、時計装置
13の現在時刻が狂っているときには、タリフ設定器1
6の同じスイッチの再度の操作によって、処理自動切換
手段10cが現在時刻に対応した適正な料金演算の処理
に切り換えることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明によるタキシーメータの一実施例を
示す図であり、同図において、10はマイクロコンピュ
ータからなる中央処理装置(CPU)であり、このCP
U10はプログラムROM(リード・オンリー・メモ
リ)11に格納された制御プログラムに従って各種の処
理を行う。なお、プログラムROM11には、制御プロ
グラムの他に固定的な各種のパラメータも格納されてい
る。12はデータROMであり、これには運賃制によっ
て定められた各種のデータなどが格納され、これには割
増時間帯を定める時刻データや時間帯に対応した料金演
算のための料率などが含まれる。
【0016】13は現在時刻を管理する時計装置であ
り、運転手によって時刻の修正操作が可能である。この
時計装置13により管理された現在時刻によってCPU
10は運賃の料金演算の際の料率を決定する。
【0017】14はタキシーの各種データを一時的に格
納するためのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)で
あり、これに格納されるデータとしては、営業時の車
番、運転手コード、全走行距離、実車走行距離、乗車回
数、その後の料金加算回数その他当日の各種指数などが
ある。
【0018】15は表示装置であり、これは設定された
タリフを表示するタリフ表示器15aとCPU10によ
って演算された乗車料金の金額を表示する料金表示器1
5bとからなる。16はタリフを設定するためのタリフ
設定器であり、これは支払、営業、迎車及び空車のタリ
フを設定するためのスイッチ16a、16b、16c及
び16dからなり、これらのスイッチを操作する押しボ
タンは、図3に符号16A、16B、16C及び16D
を付して示すように、タキシーメータ本体の前面に上記
表示装置15と共に配置されている。
【0019】17はタキシー車両の走行距離に基づいて
距離パルスを発生する距離パルス発生器である。18は
タリフ設定器16によるタリフ操作に応じて操作音や警
告音を発生する警報手段としてのブザーであり、この警
報手段としてのブザー18は、光源の点滅によって警報
を発する警報光源と置き換えたり、或いは組み合わせて
使用したり、音声ROMを使用して「11時を過ぎまし
たので、割増料金となります。」などの音声で警報する
こともできる。
【0020】上述した構成のタキシーメータでは、タリ
フ設定器16中のいずれかのタリフの押しボタンが操作
されて対応するスイッチがオンされると、CPU10は
タリフ表示器15aにその操作されたタリフが判るよう
なタリフ表示を行わせると共に、そのタリフに応じたタ
リフ処理を行う。
【0021】操作されたタリフが営業タリフでスイッチ
16bがオンされ、かつそれ以前のタリフが空車又は迎
車であったときには、CPU10は時計装置13の現在
時刻とデータROM12内に格納された割増時間帯を示
すデータの時刻とを比較し、この比較の結果によって現
在時刻がどの時間帯にあるか、すなわち賃走時間帯、割
増時間帯のいずれにあるかを判断する。そして、この判
断結果によって料金演算を行うために使用する料率をデ
ータROM12内に格納された料率データから選択し
て、以後その料率を使用して賃走又は割増の料金演算を
行うと共に演算した乗車料金の金額を料金表示器15b
に表示させる。
【0022】上述した時刻の比較は選択した料率による
料金演算の途中でも逐次行われる。そして、演算の途中
で時間帯が変わったときには、その時点で新しい時間帯
の料率を選択する。以後その料率を使用して賃走又は割
増の料金演算を継続することによって料金演算の仕方を
自動的に切り換えると共に演算した乗車料金の金額を料
金表示器15bに表示させる。
【0023】また、上述のように料金演算の仕方を自動
的に切り換えたときには、CPU10はブザー18を鳴
動させて警報音を発生させ、演算の仕方が切り換わった
ことを運転手と乗客に認識させることができる。このよ
うに警報音を発生させることによって、特に運転手は時
計装置13の時刻が時間帯を越えて変化したことを知る
ことができるので、運転手が記憶している時間帯の時刻
と、例えば腕時計による現在時刻とによって、時計装置
13の時刻が正確であるか否かを判断することができ
る。
【0024】上述のように、タリフが空車又は迎車にあ
るとき営業タリフのスイッチ16bをオンし、これに応
じて現在時刻に対応する賃走又は割増時間帯の料金演算
が選択されるが、その後再度営業タリフのスイッチ16
bをオンすると、上記選択した料金演算の仕方が割増又
は賃走時間帯のものに切り換える、所謂手動切換を行う
ことができる。この機能は、何らかの要因によって時計
が狂った場合、時間帯とは関係なく、例えば季節(冬
季)割増、昼間での割増などで営業を行う場合に有効な
ものである。なお、上記手動切換を行った後は、途中で
料金演算の仕方が自動的に切り換わる自動切換機能を行
わないようにしている。
【0025】以上動作の概略を説明したが、その詳細
を、CPU10がプログラムROM11中の制御プログ
ラムに従って行う処理を示す図4のフローチャートを参
照しながら以下説明する。
【0026】CPU10は電源の投入によって動作を開
始し、その最初のステップS1において初期設定を行
う。この初期設定においては、プログラムROM11か
ら各種のデータを読み込む。その後ステップS2に進ん
で時間機能をオンにする。この時間機能は、時計装置1
3の時刻と予め設定してデータROM12に格納した時
間帯の時刻との比較によって料金演算の仕方を決定する
機能であり、これをオンするとはこの機能を利用できる
ようにすることである。
【0027】その後ステップS3に進んでタリフ設定器
16の空車タリフに対応するスイッチ16dがオン操作
されたか否かを判定する。スイッチ16dがオン操作さ
れておらずこのステップS3の判定がNOのときにはス
テップS4に進んでタリフ設定器16の営業タリフに対
応するスイッチ16bがオン操作されたか否かを判定す
る。このステップS4の判定もNOのときにはステップ
S5に進んで他のタリフ処理を行ってから後述するステ
ップS15に進む。
【0028】上記ステップS3の判定がYESのとき、
すなわち、タリフ設定器16の空車タリフに対応するス
イッチ16dがオン操作されたときには、ステップS6
に進んで時間機能をオンにすると共に空車処理を行って
からステップS4に進む。また、上記ステップS4の判
定がYESのとき、すなわち、タリフ設定器16の営業
タリフに対応するスイッチ16bがオン操作されたとき
には、ステップS7に進んで現在賃走処理中であるか否
かを判定する。この賃走処理は、割増時間帯に対応する
処理でない料金演算処理のことである。
【0029】ステップS7の判定がNOのとき、すなわ
ち賃走処理中でないときには、ステップS8に進んで割
増処理中であるか否かを判定する。この割増処理は、割
増時間帯に対応する料金演算処理のことである。ステッ
プS8の判定もNOのとき、すなわち、タリフ設定器1
6の営業タリフに対応するスイッチ16bが空車タリフ
状態でオン操作されたばかりで、まだ賃走処理、割増処
理のいずれの料金演算処理も行われていないときには、
ステップS9に進んで時計装置13の現在時刻が賃走時
間帯内であるか否かを判定する。
【0030】このステップS9の判定がYESのときに
はステップS10に進んで賃走処理を選択し、ステップ
S9の判定がNOのときにはステップS11に進んで割
増処理を選択してからステップS12に進み、ここでブ
ザー18をオンして警報音を発生させ処理の選択を行っ
たことを運転手に知らせる。
【0031】上記ステップS7又はS8の判定がYES
のとき、すなわち、タリフ設定器16の営業タリフに対
応するスイッチ16bが空車タリフ状態で一度既にオン
操作されていて、既に賃走処理、割増処理のいずれかの
料金演算処理が行われているときには、それぞれステッ
プS13又はS14に進んで時刻機能をオフしてからそ
れぞれステップS11又はS10に進んで割増処理又は
賃走処理を設定することによって、料金演算処理の仕方
を切り換える。
【0032】上記ステップS12の実行後はステップS
15に進み、ここで時刻機能がオンしているか否かを判
定し、この判定がNOのときには上記ステップS3に戻
る。また、ステップS15の判定がYESのとき、すな
わち、時刻機能がオンしていて生きているときには、ス
テップS16に進んで賃走処理中であるか否かを判定す
る。
【0033】上記ステップS16の判定がYESのとき
にはステップS17に進んで時計装置13の現在時刻に
よって割増時間帯であるか否かを判定する。このステッ
プS17の判定がNOのとき、すなわち、賃走処理中に
賃走時間帯を過ぎていないときには、後述するステップ
S20に進む。これに対しステップS17の判定がYE
Sのとき、すなわち、賃走処理中に賃走時間帯を過ぎた
ときには、ステップS18に進んでブザー18を鳴動さ
せて警告音を発生してからステップS19に進んで割増
処理を設定して料金演算処理を賃走処理から割増処理に
自動的に切り換え、その後ステップS20に進む。な
お、上記ステップS18において発生するブザー18の
警報音は料金演算処理を時計装置13の時刻によって自
動的に切り換えたことを運転手に知らせる。なお、上記
ステップS16の判定がNOのときにはステップS17
乃至S19を飛ばしてステップS20に進み、ここで割
増処理中であるか否かを判定する。
【0034】上記ステップS20の判定がYESのと
き、すなわち、割増処理中であるときには、ステップS
21に進んで時計装置13の現在時刻によって賃走時間
帯であるか否かを判定する。このステップS21の判定
がNOのとき、すなわち、割増処理中に割増時間帯を過
ぎていないときには、上記ステップS3に戻る。これに
対しステップS21の判定がYESのとき、すなわち、
割増処理中に割増時間帯を過ぎたときには、ステップS
22に進んでブザー18を鳴動させて警告音を発生して
からステップS23に進んで賃走処理を設定して料金演
算処理を割増処理から賃走処理に自動的に切り換え、そ
の後上記ステップS3に戻る。なお、上記ステップS2
2において発生するブザー18の警報音は料金演算処理
を時計装置13の時刻によって自動的に切り換えたこと
を運転手に知らせる。なお、上記ステップS20の判定
がNOのときにはステップS21乃至S23を飛ばして
上記ステップS3に戻る。
【0035】以上説明したフローチャートにより処理に
よって、タキシーメータが空車タリフにあるときに、タ
リフ設定器16の営業タリフに対応するスイッチ16b
をオンすると、ステップS4の判定がYESとなり、そ
の後ステップS7、S8を経てステップS9に進んで時
計装置13の時刻によって賃走時間帯であるかどうかを
判定し、賃走時間帯であるときにはステップS10にお
いて賃走処理を選択し、賃走時間帯でないときにはステ
ップS11において割増処理を選択すると共に、ステッ
プS12においてブザー18を鳴動させて警告音を発生
させることで料金演算処理を選択したことを知らせる。
【0036】上述のように、タリフ設定器16の営業タ
リフに対応するスイッチ16bのオンによって、一度演
算処理が選択された後に、再度同じスイッチ16bをオ
ンすると、ステップS7又はS8の判定がYESとな
り、賃走処理中又は割増処理中のときには時刻機能をオ
フにすると共に割増処理又は賃走処理を選択して料金演
算処理を手動で切り換えることができる。
【0037】また、上述のように選択された賃走処理又
は割増処理中に割増時間帯又は賃走時間帯を過ぎると、
時計装置13の時刻によってステップS17又はS21
の判定がYESになって、次のステップS18又は22
においてフザー18を鳴動して警告音を発生してからス
テップS19又はS23において割増処理又は賃走処理
を選択して料金演算処理が自動的に切り換わることがで
きる。
【0038】以上説明したフローチャートの説明から明
らかなように、CPU10は、賃走処理又は割増処理に
設定される料金演算の処理を距離パルス発生器17から
の距離パルスに基づいて行う演算手段10aとして働
く。CPU10はまた、演算手段10aが料金演算を実
行していないとき、タリフ設定器16の1つのスイッチ
の操作に応じ、時計手段13の現在時刻により賃走時間
帯であるか割増時間帯であるかを判断し、料金演算の処
理を賃走処理又は割増処理に設定する処理設定手段10
bとして働いている。
【0039】更に、CPU10は、演算手段10aが料
金演算を実行中、時計手段13の現在時刻が実行中の料
金演算の処理に対応する時間帯を越えたとき、実行中の
料金演算の処理を他の料金演算の処理に自動的に切り換
える処理自動切換手段10cとしての他、演算手段10
aが料金演算を実行中、前記1つのスイッチの操作に応
じ、実行中の料金演算の処理を他の料金演算の処理に切
り換える処理手動切換手段10dとして働いている。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
つのスイッチの操作によって営業タリフを設定すること
で、現在時刻に対応した時間帯の適正な料金演算の処理
を設定できるので、操作すべきスイッチの数が少なくな
って、部品点数の削減によるコストダウンや、誤り操作
の低減による信頼性の向上を図ることができる。
【0041】また、料金演算の処理に対応する時間帯を
越えたとき、実行中の料金演算の処理を他の料金演算の
処理に自動的に切り換えるようになっているが、処理の
自動切換の際に警告音を発したり、或いは処理の切り換
えと同時に処理の種類が判るような表示を行うようにな
っているので、処理が自動的に切り換わったことを知る
ことができるようになり この時点で時計の現在時刻を
確認して時計の狂いの有無のチェックを行うことができ
る。
【0042】しかも1つのスイッチの操作によって実行
中の料金演算の処理を他の料金演算の処理に切り換える
ことができるようになっているので、狂った時計の現在
時刻によって料金演算の処理が切り換わっても、同じス
イッチの再度の操作によって、正しい時間帯に対応した
適正な料金演算の処理に切り換えることができ、運転者
の負担を増加することなく適正な運賃収受を行えるよう
になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタキシーメータの基本構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明によるタキシーメータの一実施例を示す
図である。
【図3】図2のタキシーメータの正面図である。
【図4】図2中のCPUが行う仕事を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10a 演算手段(CPU) 10b 処理設定手段(CPU) 10c 処理自動切換手段(CPU) 10d 処理手動切換手段(CPU) 13 時計手段(時計装置) 15 表示装置 15a タリフ表示器 16 タリフ設定器 17 距離パルス発生器 18 警報手段(ブザー)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料金及びタリフなどを表示する表示装置
    と、 タキシー車両が所定距離走行する毎に1個の距離パルス
    を発生する距離パルス発生器と、 各種のタリフを設定するための複数のスイッチで構成さ
    れ、該複数のスイッチのうちの1つのスイッチの操作に
    よって賃走及び割増を区別しない営業タリフを設定する
    ようにしたタリフ設定器と、 現在時刻を管理する時計手段と、 賃走処理又は割増処理に設定される料金演算の処理を前
    記距離パルス発生器からの距離パルスに基づいて行う演
    算手段と、 該演算手段が料金演算を実行していないとき、前記1つ
    のスイッチの操作に応じ、前記時計手段の現在時刻によ
    り賃走時間帯であるか割増時間帯であるかを判断し、料
    金演算の処理を賃走処理又は割増処理に設定する処理設
    定手段と、 前記演算手段が料金演算を実行中、前記時計手段の現在
    時刻が実行中の料金演算の処理に対応する時間帯を越え
    たとき、実行中の料金演算の処理を他の料金演算の処理
    に自動的に切り換える処理自動切換手段と、 前記演算手段が料金演算を実行中、前記1つのスイッチ
    の操作に応じ、実行中の料金演算の処理を他の料金演算
    の処理に切り換える処理手動切換手段と、 前記処理自動切換手段による料金演算の処理の自動切換
    時に、料金演算の処理を自動的に切り換えることを知ら
    せる警報を発生する警報手段を備える ことを特徴とする
    タキシーメータ。
  2. 【請求項2】 前記表示装置が、前記演算手段が料金演
    算を実行中の賃走処理又は割増処理を識別可能に表示す
    るタリフ表示器を有することを特徴とする請求項1記載
    のタキシーメータ。
  3. 【請求項3】 料金及びタリフなどを表示する表示装置
    と、 タキシー車両が所定距離走行する毎に1個の距離パ
    ルスを発生する距離パルス発生器と、 各種のタリフを設定するための複数のスイッチで構成さ
    れ、該複数のスイッチのうちの1つのスイッチの操作に
    よって賃走及び割増を区別しない営業タリフを 設定する
    ようにしたタリフ設定器と、 現在時刻を管理する時計手段と、 賃走処理又は割増処理に設定される料金演算の処理を前
    記距離パルス発生器からの距離パルスに基づいて行う演
    算手段と、 該演算手段が料金演算を実行していないとき、前記1つ
    のスイッチの操作に応じ、前記時計手段の現在時刻によ
    り賃走時間帯であるか割増時間帯であるかを判断し、料
    金演算の処理を賃走処理又は割増処理に設定する処理設
    定手段と、 前記演算手段が料金演算を実行中、前記時計手段の現在
    時刻が実行中の料金演算の処理に対応する時間帯を越え
    たとき、実行中の料金演算の処理を他の料金演算の処理
    に自動的に切り換える処理自動切換手段と、 前記演算手段が料金演算を実行中、前記1つのスイッチ
    の操作に応じ、実行中の料金演算の処理を他の料金演算
    の処理に切り換える処理手動切換手段とを備え、 前記表示装置が、前記演算手段が料金演算の実行中の賃
    走処理又は割増処理を識別可能に表示するタリフ表示器
    を有することを特徴とするタキシーメータ。
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