JP3491728B2 - タクシーメータ装置 - Google Patents

タクシーメータ装置

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JP3491728B2 JP18513597A JP18513597A JP3491728B2 JP 3491728 B2 JP3491728 B2 JP 3491728B2 JP 18513597 A JP18513597 A JP 18513597A JP 18513597 A JP18513597 A JP 18513597A JP 3491728 B2 JP3491728 B2 JP 3491728B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタクシーメータ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】タクシーメータは従来、賃走距離に対応
して発生するいわゆるじ後料金(あるいはその後料金)
と呼ばれる賃走料金を基本料金に累計加算することでタ
クシー利用料金を演算していた。しかし、運賃割引きや
サービス料金等が登場するなど、タクシー料金制の複雑
化が進んでいる。さらには近年のタクシー料金の自由化
等に伴って、タクシー料金制はさらに多様化が進む趨勢
にある。
【0003】このため、近年は特に大都市圏のタクシー
を中心として、従来のタクシーメータの賃走料金演算機
能だけでは前記のような多様化の趨勢にあるタクシー料
金の最終的な演算処理に対応しきれないことから、前記
の運賃割引きやサービス料金等の加算あるいは割引きを
演算し最終的に利用者に支払ってもらう合計金額等を表
示するための付属外付ユニットが、前記の従来のタクシ
ーメータに付属して配置されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような付属外付
ユニットは、サービス料金や運賃割引が無い場合には、
賃走中はタクシーメータ側に表示される料金金額と同じ
金額が表示パネル等に表示される。
【0005】そして、例えば支払いタリフが選択される
と、付属外付ユニットは運賃割引きやサービス料金等の
加算あるいは割引きを含めて最終的に利用者に支払って
もらう合計金額を演算し、その金額を表示する。このよ
うにして最終的に利用者に請求する利用金額を演算し表
示する。
【0006】しかしながら、前記のように支払いの時点
まで賃走の間はずっとタクシーメータと付属外付ユニッ
トとの両方に料金が表示されているので、これは利用者
にとっては奇異な感じに見受けられ、表示料金に関して
不安な感じを与えてしまう。またさらには、賃走中にサ
ービス料金の加算や運賃割引きを含めた料金を付属外付
ユニットで表示した場合には、その料金とタクシーメー
タ側の賃走距離に対応した料金との、2通りの料金が同
時に表示されていることになるので、料金表示がさらに
わかりづらいものとなってしまうという問題がある。
【0007】また、タクシーメータは一般に、上記のよ
うな演算処理を行なう情報機器であると共に、タクシー
の営業という商業行為を行なう際に用いられる計量器、
つまり許認可制の下に管理される計量器であるという特
質を有している。このようなタクシーメータの社会経済
的な特質は単にそれのみには止まらず、その機械的な特
質にも影響を与える。
【0008】即ち、許認可制の下に管理される計量器で
あるため、製造され一旦許認可を受けて筐体に封印され
た後に、その封印を解くことは、それ以後の使用が不可
となることを意味する。あるいは封印を解いた場合には
再度認可を受けない限りは使用不可となる。
【0009】このように、タクシーメータは一般に計量
器であるという特質があるため、そのことがタクシーメ
ータのハードウェアにも影響を与える。即ち、タクシー
メータは一度封印された後は原則的にその筐体を開封す
ることができない。換言すれば、開封しなければ内部の
仕様や設定データの変更ができないが、一度開封した後
に再度使用するには原則的に煩雑な認可等を受けること
が必要となるので、可能な限りは開封を避けることが要
請される。
【0010】ところで、そのようなタクシーメータが利
用されるタクシー業界の料金制改定は2〜3年ごとに実
施されている。また近年では上記のように料金制の自由
化が進められてきており、さらに多様な料金制の導入あ
るいは改定が、さらに頻繁に行われることが今後も想定
される。このような料金制の改定に伴って、タクシーメ
ータの内部に備えられた料金制ROMのような記憶手段
に記憶されている演算処理のための演算則の設定データ
を変更しなければならない。
【0011】 しかしながら、従来のタクシーメータで
その筐体を開封して内部の演算則などの再設定を行
う場合には、一旦そのタクシーメータごとタクシー車両
から取り外すなどして再設定等を行なった後に許認可を
受けてから、タクシー車両に再搭載しなければならず、
その工程や処理手続き等の極めて煩雑な手間やコストが
掛かるという問題がある。
【0012】しかも、タクシーメータに関して料金制が
改定になれば、それに伴って付属外付ユニットもその料
金制の改定に合わせた改定が必要となる。つまり、タク
シーメータと付属外付ユニットとは同じ料金制に係る演
算とは言え異なった演算部分を分担しているのであるか
ら、これら両者では異なった演算則を用いているはずで
ある。従って一度料金改定があると、タクシーメータと
付属外付ユニットとでそれぞれ別の種類の演算則の変更
を実施しなければならないので、その工程の手間やコス
トはさらに煩雑化するという問題がある。しかもこのよ
うな別体であることの煩雑さを解消しようとしてタクシ
ーメータと付属外付ユニットとを一つの筐体にまとめる
と、上記のようなサービス料金等の料金設定等のみに関
する改定などの細かな対応ができなくなるといった別の
不都合が生じることから、タクシーメータと付属外付ユ
ニットとは、やはり別体つまり別個の筐体に分けること
が要請される。
【0013】 本発明は、上記のような問題を解決する
ために成されたもので、利用客にとって見て分かりやす
く安心できる利用料金の表示を実現することができ、し
かも料金改定の際に煩雑な工程を必要とすること無く、
タクシーメータの開封をせずともその内部の演算則等の
改定(取り換え)が可能であるタクシーメータ装置を提
供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1に、本発明のタクシ
ーメータ装置は、タクシー車両の駆動系に配置され、該
タクシー車両の走行に伴った前記駆動系の機械的回転数
に対応して走行パルスを検出する走行パルス検出手段
と、予め定められた最低速度に対応した周波数以下の走
行パルスが検出されているときには予め定められたパル
ス間隔の疑似走行パルスを発生する疑似走行パルス発生
手段と、前記最低速度に対応した周波数以上の走行パル
スが検出されているときには前記走行パルスを演算パル
スとしてカウントし、前記走行パルスと前記疑似走行パ
ルスとが入力されると該両パルスのパルス間隔を比較し
て前記両パルスのうち短いパルス間隔の方を演算パルス
としてカウントし、該演算パルスのカウント数に対応し
た前記タクシー車両の走行距離データを、予め定められ
た演算パルスのカウント数を基準として演算する走行距
離データ演算手段と、前記走行距離データを表示する走
行距離データ表示手段と、前記疑似走行パルスの発生数
に対応して前記走行状態の継続時間データを演算する継
続時間演算手段と、前記継続時間データを表示する継続
時間表示手段とを備えたタクシーメータと、前記タクシ
ーメータで演算された前記走行距離データに対応したタ
クシー利用料金データを、予め定められたタクシー料金
制に基づいて演算する料金演算手段と、前記料金演算手
段で演算された前記タクシー利用料金を表示する料金表
示手段と、前記予め定められた最低速度に対応した走行
パルスの周波数のデータと前記予め定められたパルス間
隔のデータと前記予め定められた演算パルスのカウント
数のデータと前記予め定められたタクシー料金制のデー
タとのうち少なくともいずれか一つを設定データとして
記憶する設定データ記憶手段とを備えており、前記タク
シーメータとは別体として配置される付属外付ユニット
とを具備することを特徴としている。
【0015】即ち本発明においては、タクシーメータ1
00は商行為に用いられる計量器として賃走距離という
数量を計量するための機能を分担するものであり、その
内部では賃走距離に係る演算処理までを行うとともに、
その計量された賃走距離に係るデータつまり賃走距離デ
ータを表示する。つまりタクシーメータ100は計量器
として賃走距離(賃走を含む走行距離)の計量(演算)
までを分担し、タクシー利用料金の演算及び表示までは
行わない。
【0016】そしてこのタクシーメータ100で計量さ
れた賃走距離データは、タクシーメータ100とは別体
(別の筐体)の付属外付ユニット200に伝送され、こ
の付属外付ユニット200内で前記の賃走距離データに
対応したタクシー料金を料金制に基づいて演算し、その
演算結果のタクシー料金を表示する。
【0017】つまり、この付属外付ユニット200は従
来とは異なり、前記のような賃走距離の計量器としての
機能は分担しておらず、タクシーメータ100で計量さ
れた賃走距離データを元にタクシー料金の演算を行なっ
て表示する機能を分担するものである。その料金算出の
際の演算に用いられる演算則は、言うまでもなくそのと
きの現行タクシー料金制に対応したものだが、その演算
則のデータをはじめとしてそのときの現行タクシー料金
制に関する上記のような全ての設定データが設定データ
記憶手段230に記憶されており、しかもこの設定デー
タ記憶手段230はタクシーメータ100側ではなく付
属外付ユニット200側に配置されているので、必要と
なればこの付属外付ユニット200の筐体を開いてその
中に配置されている設定データ記憶手段230を新しい
ものに取り替える等の処理(作業)ができるので、料金
制の改定時にはタクシーメータ100を開封することな
く、その設定変更が一度に極めて簡易に可能となる。
【0018】しかも、賃走距離の計量を分担するタクシ
ーメータ100はその計量した賃走距離を表示する一
方、タクシー料金の演算を分担する付属外付ユニット2
00はその演算したタクシー料金を表示するので、従来
のような同種の2つの料金が表示されるといった料金表
示の不明瞭さを解消することができる。
【0019】さらには、タクシーメータ100が賃走距
離に関する計量結果を表示するので、利用者は自分の利
用するタクシーが具体的にとれだけの距離を賃走したか
についての情報も料金情報とともに並べて得ることが可
能となり、タクシー料金の妥当性の直観的な理解が可能
となるという効果をも得ることができる。
【0020】
【0021】 即ち、第に記載のタクシーメータ装置
は、例えば時速10km/h以下の低速走行のような予め
定められた条件下での走行中には、その走行時間に対応
した時間的な料金制を適用する、いわゆる距離・時間併
用の料金制を採用する場合などの時間対応の料金加算を
含む料金制を採用することができる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】 また、タクシーメータ100は賃走距離
という計量値を表示するものであったが、表示する情報
としてはこの他にも、低速走行時のいわゆる時間・距離
併用が適用された間の継続時間についても、継続時間演
算手段170で演算しこれを継続時間表示手段180に
表示することができる。これにより、タクシー料金を算
出する際の重要なパラメータである賃走距離と並んで時
間・距離併用の適用が継続された継続時間をも明確に表
示することがてきるので、タクシー料金の妥当性をさら
に明確化する情報を利用客に示すことができる。
【0028】 第2に、上記第1に記載のタクシーメー
タ装置において、前記走行距離データ表示手段および前
記継続時間表示手段は1つの表示装置を兼用し、該表示
装置の表示パネルに前記走行距離データおよび前記継続
時間データが表示されることを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るタクシーメー
装置の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るタクシーメータ装置の主要部の概
要構成を示す図である。また、図2はその前面パネルの
特に表示パネル部分の構成の概要を示す図である。
【0030】 クシーメータ100は、賃走を開始し
てから継続されるタクシー車両の走行距離のデータを演
算する走行距離データ演算手段110と、前記走行距離
データを表示する走行距離データ表示手段120とを備
えたタクシーメータである。
【0031】 一方、付属外付ユニット200は、予め
定められたタクシー料金制のデータに基づいて、前記タ
クシーメータ100で演算された前記走行距離データに
対応したタクシー利用料金のデータを演算する料金演算
手段210と、前記料金演算手段210で演算された前
記タクシー利用料金を表示する料金表示手段220と、
前記タクシー料金制のデータと前記走行距離データを演
算する際に用いられる演算則に係る設定データとを記憶
している設定データ記憶手段230とを備えており、前
記タクシーメータ100とは別体として配置される付属
外付ユニットである。
【0032】そして、さらに詳細には、以下のようにそ
の主要部が構成されている。タクシー車両の駆動系(図
示省略)においては、走行パルス検出手段130が配置
されている。この走行パルス検出手段130はタクシー
車両の走行に伴った駆動系の機械的回転数に対応して走
行パルスを検出する。この走行パルス検出手段130に
ついては従来同様のロータリーエンコーダ等を用いた走
行パルス検出装置などを好適に用いることができる。
【0033】タクシーメータ100は、疑似走行パルス
発生手段140、走行距離データ演算手段110、走行
距離データ表示手段120、書換可能記憶手段150、
設定データ書換手段160、継続時間演算手段170、
継続時間表示手段180を備えている。
【0034】疑似走行パルス発生手段140は、前記の
走行パルス検出手段130で検出された走行パルスをモ
ニタリングする。そして予め定められた最低速度(例え
ば平成9年時点の現行料金制では時速10km/h)に対
応した周波数以下の走行パルスが検出されているときに
は、予め定められたパルス間隔の疑似走行パルスを発生
する。この疑似走行パルス発生手段140のさらに具体
的な回路構造そのものについては従来のものを用いるこ
とができる。
【0035】前記のパルス間隔は、タクシー料金制で予
め定められた時間料金に対応して設定される。例えば平
成9年の現行料金制では 100秒ごとに1じ後距離(その
後料金1区間の距離;平成9年の現行料金制では 274
m)に相当する走行パルス数と同じパルス数が発生する
ようなパルス間隔に設定される。逆にこのパルス間隔の
設定を変更することによって時間料金の設定を変更する
ことができる。即ち、この疑似走行パルスのパルス間隔
を大きくするほど単位時間あたりの時間料金は安くな
り、逆にパルス間隔を小さくするほど単位時間あたりの
時間料金が高くなるように設定することができる。
【0036】また、前記の最低速度についても、平成9
年の現行料金制では時速10km/hだが、この値は普遍
的に定められた値ではないので、料金制の改定等で変更
される場合もある。そこでそのような場合には、その改
定された新た最低速度に対応した走行パルスの周波数を
再設定することでその改定に対応してタクシーメータ1
00の演算則等を変更することができる。
【0037】上記のようなパルス間隔の設定データおよ
び最低速度に対応した走行パルスの周波数の設定データ
は、改定時にはそれに合わせて簡易に書き換えることが
できるように、タクシーメータ100側ではなく後述す
る付属外付ユニット200側に配置される設定データ記
憶手段230に格納(記憶)される。
【0038】走行距離データ演算手段110は、前記の
最低速度に対応した周波数以上の走行パルスが検出され
ているときは、その走行パルスをそのまま演算パルスと
してカウントする。しかしここで、前記の低速走行時に
走行パルスと疑似走行パルスとが入力されると、これら
両パルスのパルス間隔を比較して、これら両パルスのう
ち短いパルス間隔の方を演算パルスとしてカウントし、
この演算パルスのカウント数に対応した走行距離データ
を、予め定められた演算パルスのカウント数を基準とし
て演算する。
【0039】即ち、この走行距離データ演算手段110
は、基本的に上記の演算パルスのカウント数に基づい
て、タクシー車両の走行距離データを演算する。従って
料金制の改定に伴って前記の演算パルスのカウント数の
設定も変更が必要となる場合や、演算パルスの補正を行
う場合などには、演算パルスのカウント数の設定を直ち
に簡易に行うことが必要となるので、そのような場合に
は後述する付属外付ユニット200に配置される設定デ
ータ記憶手段230に記憶することが望ましい。ただ
し、この演算パルスのカウント数の設定は、それが本来
走行距離を計量する際に用いられる設定値であるという
特質からすれば、走行距離データの単位をメートル法か
らマイル法に変更する、あるいは走行パルスの発生周波
数を変更するなど、計量器としての設定が変更される場
合以外には料金制の改定に伴って変更される可能性は低
い(あるいは殆ど無い)と考えられるので、この意味で
は演算パルスのカウント数の設定についてはタクシーメ
ータ100の走行距離データ演算手段110内に例えば
マスクROMなどを用いて固定的に設定してもよい。
【0040】走行距離データ演算手段110で演算され
た走行距離データは、走行距離データ表示手段120で
表示される。この走行距離データ表示手段120のさら
に具体的なハードウェア構造としては、例えば従来のタ
クシーメータに用いられてタクシー料金等を表示してい
たものと同様の構造の液晶表示装置のような表示装置を
用いることができる。
【0041】書換可能記憶手段150は、設定データ記
憶手段230に記憶されている各種の設定データと同じ
データを書き換え可能に記憶する。この書換可能記憶手
段150は、前記の如く記憶の書き換えが可能でかつ次
回に書き換えられるまでの間は記憶を揮発させることな
く確実に保持することができる記憶手段であることが好
ましい。この点で好適なハードウェア構成(換言すれば
記憶素子の種類)としてさらに具体的には、例えばS−
RAMあるいはE2 PROMのような記憶素子あるいは
その他の不揮発性メモリ素子等を好適に用いることがで
きる。
【0042】そして設定データ書換手段160は、設定
データ記憶手段230の記憶する設定データが新たな設
定データに変更されると、その変更された新たな設定デ
ータを読み出して書換可能記憶手段150の格納内容を
新たな設定データに書き換える。この設定データ書換手
段160の設定データの読み出し処理は、前記の設定デ
ータ記憶手段230の記憶内容(記憶データ)の書き換
えの際に入力される新しい設定データを、設定データ書
換手段160が自動的に書換可能記憶手段150にも読
み込ませる(あるいは書き込む)ようにしても良く、あ
るいは設定データ記憶手段230の設定データが新たに
書き換えられた後に所定の命令入力操作が為されると、
設定データ書換手段160が新たな設定データを全て設
定データ記憶手段230から読み出してそれを設定デー
タ書換手段160に書き込むようにしても良い。あるい
は、設定データ記憶手段230そのものを交換して設定
データを変更する場合にも、上記同様に設定データ書換
手段160が新たな設定データを全て設定データ記憶手
段230から読み出して、それを設定データ書換手段1
60に書き込むようにしても良い。
【0043】継続時間演算手段170は、前記の疑似走
行パルスの発生数に対応して前記の低速走行状態の継続
された時間つまり継続時間データを演算する。そしてそ
の継続時間データを継続時間表示手段180が表示す
る。この継続時間表示手段180のさらに具体的なハー
ドウェア構成としては、前記の走行距離データ表示手段
120と同様に、例えば従来のタクシーメータに用いら
れてタクシー料金等を表示していたものと同様の構造の
液晶表示装置のような表示装置を用いることができる。
従って、走行距離データ表示手段120および継続時間
表示手段180は同じ一つの表示装置を兼用し、例えば
その表示パネルの右半分と左半分とでそれぞれを分けて
表示するように構成してもよい。あるいはそれぞれ別個
の表示パネルで表示してもよい。
【0044】一方、付属外付ユニット200は、料金演
算手段210、料金表示手段220、設定データ記憶手
段230を備えている。料金演算手段210は、前記の
タクシーメータ100で演算された走行距離データに対
応したタクシー利用料金データを、予め定められたタク
シー料金制に基づいて演算する。このとき、必要によっ
ては料金の割増あるいは割引の処理等を施す。また、そ
の他の高速道路通行料金等の立て替え等があった場合な
どにもその代金を加算する処理を行う。
【0045】料金表示手段220は、料金演算手段21
0で演算された前記タクシー利用料金を表示する。この
料金表示手段220のさらに具体的なハードウェア構成
としては、例えば従来の付属外付ユニットに用いられて
支払い請求時などにタクシー料金等を表示していたもの
と同様の構造の液晶表示装置のような表示装置を用いる
ことができる。
【0046】そして設定データ記憶手段230は、上記
のタクシーメータ100で用いられる、予め定められた
最低速度に対応した走行パルスの周波数のデータ、予め
定められたパルス間隔のデータ、予め定められた演算パ
ルスのカウント数のデータを設定データとして格納する
と共に、上記の付属外付ユニット200で用いられる予
め定められたタクシー料金制のデータを、設定データと
して格納している。
【0047】この設定データ記憶手段230は、前述の
如く記憶の書き換えが可能で、かつ次回に書き換えられ
るまでの間は記憶を揮発させることなく確実に保持する
ことができる記憶手段であることが好ましいので、この
点から好適なハードウェア構成(換言すれば記憶素子の
種類)としては、例えばS−RAMあるいはE2 PRO
Mのような記憶素子を用いることができる。
【0048】あるいは、設定データ記憶手段230は、
前記の走行距離の計量の際に用いられる演算則やタクシ
ー料金制に基づいたタクシー料金の算出の際に用いられ
る演算則など各種設定データを記憶するものであるか
ら、そのような設定を左右するような重要な情報は途中
で書き換えられない方が好ましい場合もある。そこでそ
のような場合には、例えばマスクROMのように既に記
憶されているデータは書き換えることができないような
記憶素子を用いて、料金制が改定される毎にこのマスク
ROMごと(つまり設定データ記憶手段230のハード
ウェアごと)新しい料金制等に対応した設定データに変
更しても良い。
【0049】 次に、上記のように主要部が構成された
本発明に係るタクシーメータ装置の作動プロセスの概要
を、図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、
説明を簡潔化して本発明の技術の要部の理解を明確化す
るために、以下の説明では、本発明の技術の要部に係る
一般的な距離・時間併用方式の賃走タリフにおける賃走
時の走行距離(つまり賃走距離)の計量・表示およびそ
れに対応したタクシー料金の演算・表示を行う場合の一
例について述べる。実際にはこの他にも、例えば高速タ
リフや無線待ちタリフや迎車タリフなどの各種営業モー
ドが図3のフローチャートに示した基本プロセスの途中
に適宜割り込みで実施される場合もあることは言うまで
もない。そのような場合でも、以下に述べるような賃走
距離の計量・表示およびそれに対応したタクシー料金の
演算・表示の動作そのものには基本的には大きな変化は
無い。例えば高速タリフの場合には、時間料金の機能が
停止されるだけで他の機能は通常の賃走時と変わらな
い。つまり高速タリフの一例では上記の概要構成で述べ
た各手段や以下に述べる各作動プロセスの説明のうち、
時間料金の機能に関する手段やプロセスが省略されるだ
けで、その他は一般の賃走と変わらない。そしてこのよ
うな各タリフごとに特有の演算プロセスの特質(基本賃
走との相違など)そのものについては従来の電子式タク
シーメータと本発明に係るそれとは同様なので、本実施
形態においてはそのような従来と同様の演算プロセスに
ついての詳細な説明は省略し、特にどのステップにどの
設定データが用いられるかについてを中心に詳述する。
【0050】タクシー車両が空車で走行中(s1)に賃
走タリフボタン(図示省略)が押下され賃走タリフモー
ドが選択されると、タクシーメータ100の走行距離デ
ータ演算手段110において賃走タリフモードに切り替
わり、賃走が開始される(s2のY)。賃走タリフボタ
ンが押下されなければ賃走は開始されず空車走行を続け
る(s2のN)。
【0051】そして走行距離データ演算手段110にお
いて走行パルス(R)の周波数(Rf )と予め料金制に
基づいて設定されていた最低速度に対応する最低パルス
(L)の周波数(Lf )とを比較し(s3)、Lf ≦R
f ならば(s3のY)、走行パルス(R)のパルス数
(Rc )をカウントし、これを演算パルス(X)のパル
ス数(Xc )としてカウントする(s10)。
【0052】しかしここでLf ≦Rf ではない(つまり
Lf >Rf )ならば(s3のN)、タクシー車両が時速
10km/h以下のような低速走行状態に入ったものと判
定し、疑似走行パルス発生手段140が疑似走行パルス
(R´)を発生する(s4)。そして継続時間演算手段
170はこの疑似走行パルス(R´)のパルス数(R´
c )をカウントし(s5)その周期との積算により低速
走行の継続時間(t)を算出する(s6)。そしてその
継続時間(t)を継続時間表示手段180が表示する
(s7)。
【0053】一方、走行距離データ演算手段110は、
走行パルス(R)のパルス間隔(Rs )と疑似走行パル
ス(R´)のパルス間隔(R´s )とを常に比較し(s
8)、R´s ≦Rs ならば(s8のY)疑似走行パルス
(R´)のパルス数(R´c)を演算パルス(X)のパ
ルス数(Xc )として採用してカウントする(s9)。
しかしここで、R´s >Rs ならば(s8のN)、走行
パルス(R)のパルス数(Rc )を演算パルス(X)の
パルス数(Xc )として採用しこれをカウントする(s
10)。こうして走行距離データ演算手段110は、パ
ルス間隔の短い方のパルスのパルス数を演算パルス
(X)のパルス数(Xc )としてカウントし、このパル
ス数(Xc )に対応した賃走距離(D)を演算する(s
11)。
【0054】そして演算された賃走距離(D)を、走行
距離データ表示手段120が表示する(s12)。ここ
までのプロセスはタクシーメータ100側で実行され
る。続いて、付属外付ユニット200側では、料金演算
手段210が前記の賃走距離(D)のデータあるいは演
算パルス(X)のパルス数(Xc)のデータをタクシー
メータ100から伝送されて受け取り、それに対応した
賃走料金(Yx)を演算する(s13)。この演算に
は、料金制で予め定められた賃走距離(D)を賃走料金
(Yx)に対応付ける演算則が用いられる。即ち、賃走
距離(D)が 274mのような特定距離増加するごとに賃
走料金(Yx)が80円など特定金額ずつ増加するといっ
た演算則に従って、特定距離増加するごとに賃走料金
(Yx)を逐一更新する。
【0055】こうして演算された賃走料金(Yx)は、
前記の更新ごとに逐一書き替えられて料金表示手段22
0で表示される(s14)。タクシー車両が乗客の目的
地に到着し、支払いタリフモードが選択されると、その
回の賃走中に適用された各種の割増/割引や高速道路利
用料金(立替分)などがあった場合には(s15の
Y)、料金演算手段210は賃走料金(Yx)にさらに
各種料金等の加算あるいは減算を付け加えて、最終的に
利用客(乗客)に対して請求すべき金額(Y´x)を算
出する(s16)。しかしここで、そのような各種料金
等の加算あるいは減算が無い場合には(s15のN)、
前記の賃走料金(Yx)を請求すべき金額(Y´x)と
して採用する。
【0056】こうして算出された請求すべき金額(Y´
x)を、料金表示手段220が表示する(s17)。支
払いタリフの適用が済んで空車タリフボタンが押下され
ると(図示省略)、再び空車モードに戻る(s1)。
【0057】 上記のような本発明に係るタクシーメー
装置の作動プロセスにおいて各種演算に用いられる設
定データは、前記の設定データ記憶手段230に格納さ
れている。その設定データは本実施形態においては、最
低パルスLの周波数Lf 、疑似走行パルスR´のパルス
間隔R´s 、演算パルスXのカウント数XC を賃走距離
Dに対応づけてその賃走距離Dを算出する演算に用いら
れる演算則D=f(XC)、低速走行の継続時間tを算出す
る演算に用いられる演算則t=h(Rc') 、賃走距離Dの
データあるいは演算パルスXのパルス数Xcのデータを
賃走料金Yxに対応付けてその賃走料金Yxを算出する
演算に用いられる演算則Yx=g(D) 又はYx=g(X
C)、利用客(乗客)に対して最終的に請求する金額(Y
´x)を算出する際に用いられる割増/割引等の演算Y
x´=Yx+Aを行うための演算則のデータである。こ
れらの設定データは、上述したように付属外付ユニット
200側に配置される設定データ記憶手段230に格納
される。
【0058】 次に、本発明に係るタクシーメータ装置
における、設定データを変更する際の動作を、設定デー
タ書換手段160および書換可能記憶手段150を中心
として図4のフローチャートに基づいて述べる。料金制
が改定されない間、つまり設定データ記憶手段230が
取り替えられない間は(s1のN)、タクシー車両のキ
ースイッチ(図示省略)がONになると付属外付ユニッ
ト200内に配置された設定データ記憶手段230に格
納されている設定データが付属外付ユニット200で用
いられて賃走料金Yや請求料金Y´の演算等が実行され
る一方、設定データ書換手段160によって読み出され
て書換可能記憶手段150に格納される。そしてこの書
換可能記憶手段150に格納された設定データは、タク
シーメータ100側でも用いられて賃走距離Dの計量が
実行される。
【0059】料金制が改定されると、設定データ記憶手
段230は、新しい料金制の設定データを格納している
新しい設定データ記憶手段230に取り替えられる(s
1のY)。このような設定データ記憶手段230の取り
替えは通常、タクシーメータ100や付属外付ユニット
200の電源(つまりタクシー車両のACC−スイッ
チ)をOFFにして行われる。
【0060】そして取り替え作業が終わり、作業者によ
ってACCスイッチがONにされると(s2のY)、設
定データ書換手段160が作動を開始して前記の新しい
設定データ記憶手段230から各種の新しい設定データ
を読み出して、これを書換可能記憶手段150に格納す
る。このとき新しい設定データは書換可能記憶手段15
0に上書きして格納される(s3)。このようにして、
料金制が改定されて新しい料金制の設定データに変更さ
れた場合でも、ACC−SWがONになるごとに設定デ
ータ書換手段160が新しい設定データを書換可能記憶
手段150に上書きして格納することにより、タクシー
メータ100側で用いられる設定データも、いつでも常
に新しい設定データに更新することができる。
【0061】設定データ記憶手段230を形成する記憶
素子としては、あらかじめ格納されている設定データが
揮発したり書き換えられたりしないマスクROMのよう
な記憶素子を好適に用いることができる。特に、使用途
中での設定データの不正な変更あるいは操作ミス等に起
因した設定データの不良の発生をさらに確実に防ぐため
には、前記のような不揮発性であってしかも書き換え不
可である記憶素子を用いることが効果的である。
【0062】なお、本実施形態においては設定データの
変更は設定データ記憶手段230自体を、新しい料金制
に対応した設定データを格納したものに交換するととも
に、その設定データの書き換えはACC−SWがONに
なるごとに書換可能記憶手段150へ上書きすることで
書き換える場合について述べたが、設定データの変更は
この方式のみには限定されない。
【0063】この他にも、設定データ記憶手段230と
して用いられる記憶素子はE2 PROM、S−RAMあ
るいはD−RAMのような書き換え可能な記憶素子を好
適に用いることもできる。つまり、料金制の改定の際に
はハードウェアとしての設定データ記憶手段230自体
は取り替えないで、その内部に格納される設定データを
上書きで更新する、あるいは変更部分のみを更新するよ
うにしても良い。ただし、D−RAMあるいは一部のS
−RAMについては、一度格納した設定データを揮発さ
せないで保持するためのバックアップ電源等が必要とな
る場合があることは言うまでもない。
【0064】また、設定データ書換手段160による書
換可能記憶手段150への新しい設定データの書き込み
については、上記のような方式以外にも、書換可能記憶
手段150をE2 PROMのような不揮発性の記憶素子
で形成し、一旦書き換えられた設定データは次回に書き
換えられるまで書換可能記憶手段150に保持するよう
にしても良い。
【0065】即ち、図5に示すように、設定データ記憶
手段230内部に格納されていた設定データが書き換え
られると(s1のY)、タクシーメータ100および付
属外付ユニット200は動作を一旦停止する(s2)。
この停止は新しい設定データのタクシーメータ100側
への読み込み開始の命令が入力操作されるまで継続され
る(s3のN〜s2のループ)。
【0066】そして前記の新しい設定データのタクシー
メータ100側への読み込み開始命令が入力操作される
と(s3のY)、設定データ書換手段160が作動を開
始し、前記の新しい設定データ記憶手段230から各種
の新しい設定データを読み出して、これを書換可能記憶
手段150に上書きして格納する(s4)。
【0067】こうして設定データが新しい設定データに
書き換えられると、タクシーメータ100および付属外
付ユニット200は再び動作可能の状態に戻る(s
5)。そして書換可能記憶手段150は、次の料金制改
定による書き換え時まで前記の新しい設定データを保持
し続ける。そしてこの新しい設定データを用いることに
よりタクシーメータ100は付属外付ユニット200側
の設定データ記憶手段230から逐一設定データを読み
出さなくとも賃走距離を演算(計量)することができ
る。こうして、設定データを変更した後、その新しい設
定データにそれぞれ基づいて、上記図3で示したように
タクシーメータ100は賃走距離Dの演算(計量)を、
また付属外付ユニット200は料金Y、Y´等の演算
を、それぞれ行うことができる。
【0068】このように、設定データの書き換えを料金
制の改定時のみに行えば良い場合には、その書き換えプ
ロセスをさらに簡易化できるという利点もある。なお、
前記の読み込み開始命令の入力操作の具体的な方式とし
ては、例えばその命令入力用のスイッチを付属外付ユニ
ット200に新たに付設しても良く、あるいはそのよう
なスイッチの付設に起因した部品点数等の増加を抑える
ことが要請される場合などには、付属外付ユニット20
0に既存のスイッチであって通常の賃走時は使用しない
ようなスイッチ(例えばユーザー側で任意設定可能なタ
リフボタンなど)や、通常の賃走時は使用しないような
複数のタリフボタンを組み合わせた入力方式等を好適に
用いることができる。
【0069】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、第1に、付属外付ユニット200は従来
とは異なり、前記のような賃走距離の計量器としての機
能は分担しておらず、タクシーメータ100で計量され
た賃走距離データを元にして、タクシー料金の演算を行
なって表示する機能を分担する。そしてもし必要ならば
この付属外付ユニット200の筐体を開いてその中に配
置されている設定データ記憶手段230を新しいものに
取り替えることができるので、料金制の改定時にはタク
シーメータ100を開封しなくともよくなり、しかもそ
の設定変更が一度に極めて簡易に可能となる。しかも、
賃走距離の計量を分担するタクシーメータ100はその
計量した賃走距離を表示する一方、タクシー料金の演算
を分担する付属外付ユニット200はその演算したタク
シー料金を表示するので、従来のような同種の2つの料
金が表示されるといった料金表示の不明瞭さを解消する
ことができる。さらには、タクシーメータ100が賃走
距離に関する計量結果を表示するので、利用者は自分の
利用するタクシーが具体的にとれだけの距離を賃走した
かについての情報も料金情報とともに並べて得ることが
可能となり、タクシー料金の妥当性の直観的な理解が可
能となるという効果をも得ることができる。
【0070】 また、例えば時速10km/h以下の低速
走行のような予め定められた条件下での走行中には、そ
の走行時間に対応した時間的な料金制を適用する、いわ
ゆる距離・時間併用の料金制を採用する場合などの時間
対応の料金加算を含む料金制を採用することができる。
【0071】
【0072】
【0073】 また、タクシーメータ100は賃走距離
という計量値を表示するが、表示する情報としてはこの
他にも、低速走行時のいわゆる時間・距離併用が適用さ
れた間の継続時間についても、継続時間演算手段170
で演算しこれを継続時間表示手段180に表示すること
ができる。これにより、タクシー料金を算出する際の重
要なパラメータである賃走距離と並んで時間・距離併用
の適用継続時間をも明確に表示することがてきるので、
タクシー料金の妥当性をさらに明確化する情報を利用客
に示すことができる。
【0074】 こうして、本発明によれば、利用客にと
って見て分かりやすく安心できる利用料金の表示を実現
することができ、しかも料金改定の際に煩雑な工程を必
要とすること無く、タクシーメータの開封をせずともそ
の内部の演算則等の改定(取り換え)が可能であるタク
シーメータ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタクシーメータ装置の主要部の概
要構成を示す図である。
【図2】本発明に係るタクシーメータ装置の前面パネル
の、特に表示パネル部分の構成の概要を示す図である。
【図3】本発明に係るタクシーメータ装置の作動プロセ
スの概要を示すフローチャートである。
【図4】設定データ記憶手段230のデータを変更する
際の主に設定データ書換手段160および書換可能記憶
手段150の動作の概要を示すフローチャートである。
【図5】設定データ記憶手段230のデータを変更する
際の主に設定データ書換手段160および書換可能記憶
手段150の、図4とは別の動作の一例を示す概要フロ
ーチャートである。
【符号の説明】
100…タクシーメータ 110…走行距離データ演算手段 120…走行距離データ表示手段130…走行パルス検出手段 140…疑似走行パルス発生手段 150…書換可能記憶手段 160…設定データ書換手段 170…継続時間演算手段 180…継続時間表示手段 200…付属外付ユニット 210…料金演算手段 220…料金表示手段 230…設定データ記憶手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タクシー車両の駆動系に配置され、該タ
    クシー車両の走行に伴った前記駆動系の機械的回転数に
    対応して走行パルスを検出する走行パルス検出手段と、 予め定められた最低速度に対応した周波数以下の走行パ
    ルスが検出されているときには予め定められたパルス間
    隔の疑似走行パルスを発生する疑似走行パルス発生手段
    と、前記最低速度に対応した周波数以上の走行パルスが
    検出されているときには前記走行パルスを演算パルスと
    してカウントし、前記走行パルスと前記疑似走行パルス
    とが入力されると該両パルスのパルス間隔を比較して前
    記両パルスのうち短いパルス間隔の方を演算パルスとし
    てカウントし、該演算パルスのカウント数に対応した前
    記タクシー車両の走行距離データを、予め定められた演
    算パルスのカウント数を基準として演算する走行距離デ
    ータ演算手段と、前記走行距離データを表示する走行距
    離データ表示手段と、前記疑似走行パルスの発生数に対
    応して前記走行状態の継続時間データを演算する継続時
    間演算手段と、前記継続時間データを表示する継続時間
    表示手段とを備えたタクシーメータと、 前記タクシーメータで演算された前記走行距離データに
    対応したタクシー利用料金データを、予め定められたタ
    クシー料金制に基づいて演算する料金演算手段と、前記
    料金演算手段で演算された前記タクシー利用料金を表示
    する料金表示手段と、前記予め定められた最低速度に対
    応した走行パルスの周波数のデータと前記予め定められ
    たパルス間隔のデータと前記予め定められた演算パルス
    のカウント数のデータと前記予め定められたタクシー料
    金制のデータとのうち少なくともいずれか一つを設定デ
    ータとして記憶する設定データ記憶手段とを備えてお
    り、前記タクシーメータとは別体として配置される付属
    外付ユニットとを具備することを特徴とするタクシーメ
    ータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタクシーメータ装置にお
    いて、 前記走行距離データ表示手段および前記継続時間表示手
    段は1つの表示装置を兼用し、該表示装置の表示パネル
    に前記走行距離データおよび前記継続時間データが表示
    されることを特徴とするタクシーメータ装置。
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