JP2001289110A - 消費燃料計測装置 - Google Patents

消費燃料計測装置

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JP2001289110A
JP2001289110A JP2000106816A JP2000106816A JP2001289110A JP 2001289110 A JP2001289110 A JP 2001289110A JP 2000106816 A JP2000106816 A JP 2000106816A JP 2000106816 A JP2000106816 A JP 2000106816A JP 2001289110 A JP2001289110 A JP 2001289110A
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idling
fuel
engine
fuel consumption
measuring device
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Takayuki Shimizu
孝行 清水
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドリング時に消費される燃料の量やアイ
ドリングを継続している時間を計測してドライバに表示
可能な消費燃料計測装置を提供すること。 【解決手段】 車両の走行速度を測定するスピードセン
サ部111と、エンジンに供給される燃料の流量を測定
する流量センサ部113とを有するセンサ部110、お
よびスピードセンサ部111によって車両の走行速度が
“0"である状態が規定時間以上続くとアイドリング状
態と判定するアイドリング判定部153と、アイドリン
グ判定部153によってアイドリング状態が判定される
とこのアイドリング状態の継続時間を測定するアイドリ
ング継続時間測定部155と、流量センサ部113から
得られた情報から燃料の消費量を算出する消費燃料算出
部151とを有する演算部150、およびアイドリング
時において消費された燃料の量およびアイドリング状態
の継続時間を表示する表示部123を備えて構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が消費した燃
料を計測する消費燃料計測装置に係り、特に、アイドリ
ング時の燃料消費量やアイドリング継続時間を計測する
消費燃料計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載された従来の消費燃料計測装
置を有する燃費計は、エンジン動作時に消費された積算
燃料消費量、トリップ燃料消費量、燃料消費率(燃
費)、燃料の残量等を計測し、計測中および計測終了後
に計測された値を表示するものであり、ドライバは、燃
費計に表示された値を参考にしながら燃費を考慮に入れ
た運転を行うことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の消費燃料計測装置は、車両の走行状態に依らずに積
算燃料消費量等の値を計測するものであるため、ドライ
バはアイドリング時にどれだけの燃料が消費されるのか
を知ることができなかった。したがって、都心等の交通
量の多い地域では、渋滞等によってアイドリング状態が
長く続きそうな状況においてエンジンを切らずにそのま
まアイドリング状態にしておくと、その間燃料を浪費し
ていることになるために単位量(通常、約1リットル)
当たりの走行距離が短くなってしまい、かつ、地球環境
の保全に対しても問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、アイドリング時に消費される燃料の
量やアイドリングを継続している時間を計測してドライ
バに表示可能な消費燃料計測装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る消費燃料計測装置は、エン
ジン動作中、該エンジンで消費された燃料の量を計測す
る消費燃料計測手段と、前記エンジンを搭載した車両の
走行速度に基づいて、前記エンジンがアイドリング状態
であるかを判定するアイドリング判定手段と、前記アイ
ドリング判定手段がアイドリング状態と判定した後の、
アイドリング状態の継続時間を測定するアイドリング継
続時間測定手段と、を備え、前記消費燃料計測手段は、
前記アイドリング状態の継続時間中に前記エンジンで消
費された燃料の量を計測するものである。
【0006】また、請求項2に係る消費燃料計測装置
は、請求項1に記載の消費燃料計測装置において、アイ
ドリング状態の継続時間および前記アイドリング状態の
継続時間中に消費された燃料の量のいずれか一方または
両方を表示する表示手段を備えたものである。
【0007】また、請求項3に係る消費燃料計測装置
は、請求項1または2に記載の消費燃料計測装置におい
て、前記アイドリング判定手段は、前記エンジンが動作
している状態において前記車両が規定時間以上停止して
いるときに、前記エンジンがアイドリング状態であると
判定するものである。
【0008】さらに、請求項4に係る消費燃料計測装置
は、請求項3に記載の消費燃料計測装置において、前記
規定時間は変更可能である。
【0009】本発明の請求項1に係る消費燃料計測装置
では、エンジン動作中、消費燃料計測手段において、エ
ンジンで消費された燃料の量を計測し、アイドリング判
定手段において、エンジンを搭載した車両の走行速度に
基づいてエンジンがアイドリング状態であるかを判定
し、アイドリング継続時間測定手段において、アイドリ
ング判定手段がアイドリング状態と判定した後のアイド
リング状態の継続時間を測定して、消費燃料計測手段
は、アイドリング状態の継続時間中にエンジンで消費さ
れた燃料の量を計測している。
【0010】特に、請求項2に係る消費燃料計測装置で
は、表示手段において、アイドリング状態の継続時間お
よびアイドリング状態の継続時間中に消費された燃料の
量のいずれか一方または両方を表示している。
【0011】したがって、ドライバなど車両の乗組員
は、アイドリング時にどれだけの燃料が消費されている
のか、またアイドリング状態がどれだけ長く続いている
のか知ることができるため、交通渋滞等によってアイド
リング状態が長時間続きそうなときはエンジンを停止す
るという意識を持つことができる。この意識によって、
ドライバが長時間に渡るアイドリング状態を行わずにエ
ンジンを停止すると、燃料を節約することができ、かつ
地球環境を守ることができる。また、消費燃料計測手段
およびアイドリング継続時間測定手段によって得られた
情報をメモリ等の記憶手段に保持してこの情報を活用す
ることによって、車両の走行状況や燃費をより正確に知
ることができる。
【0012】さらに、請求項3に係る消費燃料計測装置
では、アイドリング判定手段は、エンジンが動作してい
る状態において車両が規定時間以上停止しているとき
に、エンジンがアイドリング状態であると判定し、特
に、請求項4に係る消費燃料計測装置では、規定時間は
変更可能であることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る消費燃料計測
装置の一実施形態について図面に参照して詳細に説明す
る。ここで、図1は本発明の一実施形態に係る消費燃料
計測装置を示すブロック構成図であり、図2は本発明の
一実施形態に係る消費燃料計測装置を詳細に示すブロッ
ク構成図であり、図3は本発明の一実施形態に係る消費
燃料計測装置の動作を説明するフローチャートである。
【0014】図1に示すように、消費燃料計測装置10
0は、スピードセンサ部111および流量センサ部11
3を有するセンサ部110と、演算部150、操作部1
21、特許請求の範囲の表示手段に該当する表示部12
3およびメモリ部125を有する本体部120とを備え
て構成されている。
【0015】センサ部110は、図示しないエンジンキ
ーの操作によりイグニッションスイッチ131がオン状
態となって車両のエンジン133が動作状態になったと
きに、検出動作を開始するものである。このセンサ部1
10が有するスピードセンサ部111は、車両の走行速
度を測定するものであり、測定された速度に応じた信号
Svを本体部120の演算部150に供給する。なお、
走行速度が“0"のとき、スピードセンサ部111から
信号は供給されない。また、流量センサ部113は、エ
ンジン133に供給される燃料の流量を測定するもので
あり、測定された流量に応じた信号Sfを演算部150
に供給する。
【0016】また、本体部120の演算部150は、図
2に示すように、特許請求の範囲の消費燃料計測手段に
該当する消費燃料算出部151、アイドリング判定手段
に該当するアイドリング判定部153、およびアイドリ
ング継続時間測定手段に該当するアイドリング継続時間
測定部155を有して構成されている。消費燃料算出部
151は、流量センサ部113から供給された信号Sf
に基づいて、演算によって燃料消費量を求めるものであ
る。
【0017】求められた燃料消費量は所定時間、例えば
1分毎にメモリ部13に格納され、特にエンジン133
がアイドリング状態のときにドライバから燃料消費量を
表示するよう指示されると、消費燃料算出部151は、
燃料消費量をメモリ部13に格納すると共に、アイドリ
ング状態となった後に消費された燃料の量(以下、アイ
ドリング燃料消費量と称す)Qを算出して、このアイド
リング燃料消費量Qを示す信号Sqを表示部123に出
力する。
【0018】また、アイドリング判定部153は、スピ
ードセンサ部111から供給された信号Svに基づい
て、エンジン133がアイドリング状態であるかを否か
を判定するものである。アイドリング時は車両の走行速
度が略“0"(車両が停止状態)であるため、スピード
センサ部111から信号Svは供給されない。したがっ
て、アイドリング判定部153は、スピードセンサ部1
11から規定時間(アイドリング判定時間)以上信号S
vが供給されないとエンジン133がアイドリング状態
であると判定する。なお、アイドリング判定部153が
アイドリング状態と判定した際、ブザー等の警報器を所
定時間の間鳴動させて、アイドリング状態をドライバに
知らせても良い。
【0019】さらに、アイドリング継続時間測定部15
5は、アイドリング判定部153によってアイドリング
状態であるとの判定結果が得られると、アイドリング状
態が続いている状態において、前記判定結果が得られた
時から経過した時間(以下、アイドリング継続時間と称
す)Tを測定するものである。但し、アイドリング継続
時間Tは、エンジン133が実際にアイドリング状態と
なってからアイドリング判定部153でアイドリング状
態と判定されるまでの規定時間を含まない。測定された
アイドリング継続時間Tは所定時間、例えば1分毎にメ
モリ部13に格納され、ドライバからアイドリング継続
時間Tを表示するよう指示されると、アイドリング継続
時間測定部155は、アイドリング継続時間Tをメモリ
部13に格納すると共に、そのときのアイドリング継続
時間Tを示す信号Stを表示部123に出力する。
【0020】また、操作部121は、ドライバによって
設定可能な各機器の設定条件を変更または入力するため
のものであり、本実施形態においては、特に演算部15
0のアイドリング判定部153に設定されているアイド
リング状態と判定するまでの規定時間を変更することが
できる。例えば、0〜30分の間で1分毎に設定するこ
とができる。また、本実施形態の消費燃料計測装置10
0が警報器を備えている場合は、アイドリング状態と判
定されたときに警報音を鳴らすか否かを設定することも
できる。
【0021】さらに、表示部123は、エンジン133
がアイドリング状態のときドライバによって図示しない
アイドリングボタンが押されると、演算部150のアイ
ドリング判定部153がアイドリング状態と判定した後
に消費された燃料の量(アイドリング燃料消費量Q)、
およびアイドリング判定部153がアイドリング状態と
判定してから経過した時間(アイドリング継続時間T)
を所定時間毎に更新しながら表示するものである。
【0022】次に、本実施形態に係る消費燃料計測装置
100の動作を、図3のフローチャートを参照して説明
する。但し、当該フローチャートではエンジン133が
動作しており、上記したように、センサ部110のスピ
ードセンサ部111が車両の走行速度を測定して、車両
の走行速度を示す信号Svを演算部150の消費燃料測
定部13に供給し、かつ、流量センサ部113が燃料の
流量を測定して、流量を示す信号Sfを演算部150の
アイドリング判定部153に供給していることを前提と
する。
【0023】まず、ステップS301では、スピードセ
ンサ部111からアイドリング判定部153に信号Sf
が供給されているかを判定して、信号Sfが供給されて
いればこの判定処理を継続し、供給されていなければス
テップS303に進む。ステップS303では、規定時
間を経過する前にアイドリング判定部153に信号Sf
が供給されればステップS301に戻って再び前記判定
処理を行うが、信号Sfが供給されないまま規定時間を
経過するとアイドリング判定部153はエンジン133
がアイドリング状態であると判断し、ステップS305
に進む。
【0024】ステップS305では、消費燃料測定部1
3が、ステップS303でアイドリング状態と判断され
た後に消費された燃料の量(アイドリング燃料消費量
Q)を算出し、アイドリング継続時間測定部155が、
ステップS303でアイドリング状態と判断されてから
経過した時間(アイドリング継続時間T)を算出する。
なお、アイドリング燃料消費量Qおよびアイドリング継
続時間Tは、スピードセンサ部111から信号Svが再
びアイドリング判定部153に供給されるまで、所定時
間毎、例えば1分毎に繰り返し算出される。
【0025】次に、ステップS305の時点から連続し
てアイドリング状態であるとき、ステップS307で
は、ドライバが操作部121を操作することによって、
アイドリング燃料消費量Qおよびアイドリング継続時間
Tを表示部123に表示するよう指示されたかを判定す
る。演算部150がこの表示指示を受けるとステップS
309に進んで、表示部123にアイドリング燃料消費
量Qおよびアイドリング継続時間Tを表示する。
【0026】以上説明したように、本実施形態の消費燃
料計測装置100は、アイドリング判定部153が車両
の走行速度に基づいてエンジン133のアイドリング状
態を判定し、アイドリング判定部153がアイドリング
状態と判定したときは、アイドリング燃料消費量Qを算
出し、かつ、アイドリング継続時間Tを測定している。
さらに、ドライバによってアイドリングボタンが押され
ると、表示部123はアイドリング燃料消費量Qおよび
アイドリング継続時間Tを表示する。
【0027】したがって、ドライバは、ボタンを押すだ
けの簡単操作で、アイドリング時にどれだけの燃料が消
費されているのか、またアイドリング状態がどれだけ長
く続いているのか知ることができるため、交通渋滞等に
よってアイドリング状態が長時間続きそうなときはエン
ジンを停止するという意識を持つことができる。この意
識によって、ドライバが長時間に渡るアイドリング状態
を行わずにエンジンを停止すると、燃料を節約すること
ができ、かつ地球環境を守ることができる。
【0028】また、消費燃料算出部151によって算出
された燃料消費量またはアイドリング燃料消費量Q、お
よびアイドリング継続時間測定部155によって測定さ
れたアイドリング継続時間Tは、所定時間毎にメモリ部
125に格納される。これら各データを時系列で集計す
ると、アイドリング状態となった時間帯や継続時間、回
数、全燃料消費量に対するアイドリング燃料消費量Qが
占める割合などを知ることができるため、本実施形態の
消費燃料計測装置100を用いることによって、例えば
タクシー会社等の車両管理者は各車両の走行状況や燃費
をより正確に管理することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の消費燃料
計測装置によれば、エンジン動作中、消費燃料計測手段
において、エンジンで消費された燃料の量を計測し、ア
イドリング判定手段において、エンジンを搭載した車両
の走行速度に基づいてエンジンがアイドリング状態であ
るかを判定し、アイドリング継続時間測定手段におい
て、アイドリング判定手段がアイドリング状態と判定し
た後のアイドリング状態の継続時間を測定して、消費燃
料計測手段は、アイドリング状態の継続時間中にエンジ
ンで消費された燃料の量を計測しており、特に、表示手
段において、アイドリング状態の継続時間およびアイド
リング状態の継続時間中に消費された燃料の量のいずれ
か一方または両方を表示している。
【0030】したがって、ドライバなど車両の乗組員
は、アイドリング時にどれだけの燃料が消費されている
のか、またアイドリング状態がどれだけ長く続いている
のか知ることができるため、交通渋滞等によってアイド
リング状態が長時間続きそうなときはエンジンを停止す
るという意識を持つことができる。この意識によって、
ドライバが長時間に渡るアイドリング状態を行わずにエ
ンジンを停止すると、燃料を節約することができ、かつ
地球環境を守ることができる。また、消費燃料計測手段
およびアイドリング継続時間測定手段によって得られた
情報をメモリ等の記憶手段に保持してこの情報を活用す
ることによって、車両の走行状況や燃費をより正確に知
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る消費燃料計測装置を
示すブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る消費燃料計測装置を
詳細に示すブロック構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る消費燃料計測装置の
動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
110 センサ部 111 スピードセンサ部 113 流量センサ部 120 本体部 121 操作部 123 表示部 125 メモリ部 131 イグニッションスイッチ 133 エンジン 150 演算部 151 消費燃料算出部 153 アイドリング判定部 155 アイドリング継続時間測定部
フロントページの続き Fターム(参考) 2F030 CC03 CE27 3E038 AA07 BA09 BA11 BA12 CA03 CA07 CB02 CB04 DA02 DA04 DB06 EA02 HA06 3G084 BA11 BA33 CA03 DA27 EB06 FA05 FA13 9A001 KK37

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン動作中、該エンジンで消費され
    た燃料の量を計測する消費燃料計測手段と、 前記エンジンを搭載した車両の走行速度に基づいて、前
    記エンジンがアイドリング状態であるかを判定するアイ
    ドリング判定手段と、 前記アイドリング判定手段がアイドリング状態と判定し
    た後の、アイドリング状態の継続時間を測定するアイド
    リング継続時間測定手段と、を備え、 前記消費燃料計測手段は、前記アイドリング状態の継続
    時間中に前記エンジンで消費された燃料の量を計測する
    ことを特徴とする消費燃料計測装置。
  2. 【請求項2】 アイドリング状態の継続時間および前記
    アイドリング状態の継続時間中に消費された燃料の量の
    いずれか一方または両方を表示する表示手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の消費燃料計測装置。
  3. 【請求項3】 前記アイドリング判定手段は、前記エン
    ジンが動作している状態において前記車両が規定時間以
    上停止しているときに、前記エンジンがアイドリング状
    態であると判定することを特徴とする請求項1または2
    記載の消費燃料計測装置。
  4. 【請求項4】 前記規定時間は変更可能であることを特
    徴とする請求項3記載の消費燃料計測装置。
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