JPH1076864A - 運行管理方法、及びこれを用いた運行管理装置 - Google Patents

運行管理方法、及びこれを用いた運行管理装置

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JPH1076864A
JPH1076864A JP23407096A JP23407096A JPH1076864A JP H1076864 A JPH1076864 A JP H1076864A JP 23407096 A JP23407096 A JP 23407096A JP 23407096 A JP23407096 A JP 23407096A JP H1076864 A JPH1076864 A JP H1076864A
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alarm
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consumption rate
flow rate
vehicle
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Isoji Ochiai
磯次 落合
Shinichiro Shimizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の運行速度、斜度、又は積載荷重に対し
て、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警
報を発する運行管理方法、及びこれを用いた運行管理装
置を提供すること。 【解決手段】 運行位置における所定回数以降の異常値
の保持を実行しない機能、燃料消費率が、車両の運行速
度を変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線に
基づく警報エリアに一致した際に警報を発する機能、斜
度に対応する燃料消費率又は燃料瞬時流量が、傾斜の度
合いを変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線
又は燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づく警報エリ
アに一致した際に警報を発する機能、又は、荷重に対応
する燃料消費率又は燃料瞬時流量が、荷重を変数とする
所定の燃料消費率警報レベル判定曲線又は燃料瞬時流量
警報レベル判定曲線に基づく警報エリアに一致した際に
警報を発する機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の車両
の運行中に算出される燃料瞬時流量又は燃料消費率の少
なくとも何れかが予め設定された警報レベルに達した際
に、当該燃料瞬時流量又は当該燃料消費率を異常値とし
て保持すると共に、燃料瞬時流量又は燃料消費率に異常
状態が発生した旨の警報を発する運行管理方法、及びこ
れを用いた運行管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の運行管理方法、及びこれを
用いた運行管理装置としては、例えば、特開平3−14
843号公報に示すようなものがある。
【0003】すなわち、運行中の車両の燃料の消費量を
検出してこのときの燃料消費率(単位は[km/l])
に係る流量パルス信号を生成する流量センサと、車両の
運行速度(単位は[km/h])を測定してこのときの
運行速度に係る車速パルス信号を生成する車速センサ
と、流量パルス信号に基づいて単位時間に車両で消費さ
れる燃料の瞬時流量を算出してこのとき算出された燃料
瞬時流量(単位は[l/h])に係る燃料瞬時流量情報
を生成し、又、車速パルス信号に基づいて、単位容量当
たりの燃料で車両が走行した距離である燃料消費率を算
出してこのときに算出された燃料消費率に係る燃料消費
率情報を生成する演算手段と、車両の運行中の燃料瞬時
流量情報又は燃料消費率情報の少なくとも何れかが警報
レベルに達した場合に、このときの燃料瞬時流量情報又
はこのときの燃料消費率情報を異常値情報として保持す
る制御を実行すると共に、異常状態が発生した旨の警報
を発するための警報情報を生成する判定手段と、受信し
た異常値情報を保持する記憶手段と、受信した警報情報
に応じて、燃料瞬時流量又は燃料消費率に異常状態が発
生した旨の警報を発する警報手段とを有し構成されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の運行管理方法、及びこれを用いた運行管理装
置では、地形の変化に対して警報レベルが固定されてお
り、地形の変化の影響を反映させて警報レベルを可変に
されていなかったため、燃料瞬時流量又は燃料消費率が
悪化する様な上り坂の様な地形を車両が走行して負荷が
増大した場合、平坦地や下り坂を走行する場合には生成
されないような不必要な異常値情報が記憶手段に保持さ
れてしまう可能性があるという技術的課題があった。更
にこの場合、この不必要な異常値情報の生成に伴って不
必要な警報情報が生成されてしまうという技術的課題が
あった。
【0005】また同様に、運行速度の変化に対して警報
レベルが固定されており、運行速度の変化の影響を反映
させて警報レベルを可変にされていなかったため、同じ
燃料瞬時流量が設定されている場合であっても、低い走
行速度(例えば、100[km/h])で走行する場合
に比べて、低い走行速度(例えば、4[km/h])で
車両が走行した場合、燃料消費率が悪化(例えば、2.
5[km/l]から0.1[km/l]に悪化)し、そ
の結果、高い走行速度で走行する場合には生成されない
ような不必要な異常値情報が低い走行速度で走行する場
合に生成されてしまい、更にこの不必要な異常値情報に
伴って不必要な警報情報が生成されてしまうという技術
的課題があった。
【0006】また同様に、運行速度の変化に対して警報
レベルが固定されており、運行速度の変化の影響を反映
させて警報レベルを可変にされていなかったため、同じ
燃料瞬時流量が設定されている場合であっても、低い走
行速度(例えば、100[km/h])で走行する場合
に比べて、低い走行速度(例えば、4[km/h])で
車両が走行した場合、燃料消費率が悪化(例えば、2.
5[km/l]から0.1[km/l]に悪化)し、そ
の結果、高い走行速度で走行する場合には生成されない
ような不必要な異常値情報が低い走行速度で走行する場
合に生成されてしまい、更にこの不必要な異常値情報に
伴って不必要な警報情報が生成されてしまうという技術
的課題があった。
【0007】また同様に、積載荷重の変化に対して警報
レベルが固定されており、積載荷重の変化の影響を反映
させて警報レベルを可変にされていなかったため、同じ
走行条件が設定されている場合であっても、例えば、積
載荷重が0[ton](則ち、空車)の状態で適切な警
報レベルが設定されている場合に比べて、積載荷重が1
0[ton]の状態では、車両への負荷が大きく成るた
め、燃料瞬時流量が増大し且つ燃料消費率が低下する。
その結果、積載負荷が軽い場合には生成されないような
不必要な異常値情報が積載負荷が重い場合に生成されて
しまい、更にこの不必要な異常値情報に伴って不必要な
警報情報が生成されてしまうという技術的課題があっ
た。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、GPSを用いて特定
された同一の運行位置において所定回数以上前記異常値
が保持された場合、当該運行位置における当該所定回数
以降の異常値の保持を実行しない機能、車両の運行中の
前記運行速度に対応する前記燃料消費率が、車両の運行
速度を変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線
に基づいて設定された警報エリアに一致した際に、前記
警報を発する機能、車両の運行中の前記斜度に対応する
前記燃料消費率又は燃料瞬時流量が、車両の傾斜の度合
いを変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線又
は燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて設定され
た警報エリアに一致した際に、前記警報を発する機能、
又は、車両の運行中の荷重に対応する前記燃料消費率又
は燃料瞬時流量が、荷重を変数とする所定の燃料消費率
警報レベル判定曲線又は燃料瞬時流量警報レベル判定曲
線に基づいて設定された警報エリアに一致した際に、前
記警報を発する機能を設けることに依り、地形による異
常値を保持せずに適切な異常値のみを収集してこれを記
録できる運行管理方法、及びこれを用いた運行管理装置
を提供することを課題とする。
【0009】更に、任意の運行速度に対して適切な燃料
消費率の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常
値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発すること
ができる運行管理方法、及びこれを用いた運行管理装置
を提供することを課題とする。
【0010】更に、任意の斜度に対して適切な燃料消費
率及び燃料瞬時流量の各々の警報レベルを設定でき、そ
の結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切
な警報を発することができる運行管理方法、及びこれを
用いた運行管理装置を提供することを課題とする。
【0011】更に、任意の積載荷重に対して適切な燃料
消費率及び燃料瞬時流量の各々の警報レベルを設定で
き、その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更
に適切な警報を発することができる運行管理方法、及び
これを用いた運行管理装置を提供することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両の運行中に算出される燃料瞬時流量又は燃料消
費率の少なくとも何れかが予め設定された警報レベルに
達した際に、当該燃料瞬時流量又は当該燃料消費率を異
常値として保持すると共に、燃料瞬時流量又は燃料消費
率に異常状態が発生した旨の警報を発する運行管理方法
において、GPSを用いて車両の運行位置を検出する工
程と、GPSを用いて特定された同一の運行位置におい
て所定回数以上前記異常値が保持された場合、当該運行
位置における当該所定回数以降の異常値の保持を実行し
ない工程とを有する、ことを特徴とする運行管理方法で
ある。
【0013】請求項1に記載の発明に依れば、同一の運
行位置における所定回数以降の異常値の保持を実行しな
い工程を設けることに依り、地形による異常値を保持せ
ずに適切な異常値のみを収集してこれを記録できるよう
になる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の運行管理方法を用いた運行管理装置において、車両の
運行位置に係るGPS信号20aを収集するGPSセン
サ20と、前記GPS信号20aに基づいて、車両の運
行位置を特定して当該特定された運行位置に係る位置情
報24aを生成する位置検出手段24と、運行中の車両
の燃料の消費量を検出して当該燃料消費率に係る流量パ
ルス信号12aを生成する流量センサ12と、車両の運
行速度を測定して当該運行速度に係る車速パルス信号1
4aを生成する車速センサ14と、前記流量パルス信号
12aに基づいて単位時間に車両で消費される燃料の瞬
時流量を算出して当該算出された燃料瞬時流量に係る燃
料瞬時流量情報22aを生成し、又、前記車速パルス信
号14aに基づいて、単位容量当たりの燃料で車両が走
行した距離である燃料消費率を算出して当該算出された
燃料消費率に係る燃料消費率情報22bを生成する演算
手段22と、車両の運行中の前記燃料瞬時流量情報22
a又は前記燃料消費率情報22bの少なくとも何れかが
前記警報レベルに達した場合であって、同一の前記位置
情報24aに対する異常値情報26aの保持が所定回数
未満であったときに当該燃料瞬時流量情報22a又は当
該燃料消費率情報22bを当該位置情報24aに対する
前記異常値情報26aとして保持する制御を実行すると
共に、異常状態が発生した旨の警報を発するための警報
情報26bを生成し、又、前記位置情報24aに対する
所定回数以上前記異常値情報26aが既に保持されてい
たときに当該位置情報24aに対する当該所定回数以降
の前記異常値情報26aを保持しない制御を実行する判
定手段26と、受信した前記位置情報24aに対応づけ
られた前記異常値情報26aを保持する記憶手段28
と、受信した前記警報情報26bに応じて、燃料瞬時流
量又は燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報を発す
る警報手段30とを有する、ことを特徴とする運行管理
装置10である。
【0015】請求項2に記載の発明に依れば、位置情報
24aに対する所定回数以上異常値情報26aが既に保
持されていたときにこのときの位置情報24aに対する
所定回数以降の異常値情報26aを保持しない制御を実
行する判定手段26を設けることに依り、地形による異
常値を保持せずに適切な異常値のみを収集してこれを記
録できるようになる。
【0016】請求項3に記載の発明は、車両の運行中に
算出される燃料消費率が予め設定された警報エリアに一
致した際に、燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報
を発する運行管理方法において、車両の運行速度を変数
とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて
前記警報エリアを設定する工程と、車両の運行中の前記
運行速度に対応する前記燃料消費率が、前記警報エリア
に一致した際に、前記警報を発する工程とを有する、こ
とを特徴とする運行管理方法である。
【0017】請求項3に記載の発明に依れば、車両の運
行中の運行速度に対応する燃料消費率が、車両の運行速
度を変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線に
基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報を発
する工程を設けることに依り、任意の運行速度に対して
適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結果、
適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を
発することができるようになる。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の運行管理方法において、前記燃料消費率警報レベル判
定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定
される1次関数である、ことを特徴とする運行管理方法
である。
【0019】請求項4に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速度に
基づいて決定される1次関数である燃料消費率警報レベ
ル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致した
際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の運行
速度に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定で
き、その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更
に適切な警報を発することができるようになる。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の運行管理方法において、前記燃料消費率警報レベル判
定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定
される折れ線関数である、ことを特徴とする運行管理方
法である。
【0021】請求項5に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速度に
基づいて決定される折れ線関数である燃料消費率警報レ
ベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致し
た際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の運
行速度に対して更に適切な燃料消費率の警報レベルを設
定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録で
き、更に適切な警報を発することができるようになる。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の運行管理方法において、前記燃料消費率警報レベル判
定曲線は、予め設定された曲線関数である、ことを特徴
とする運行管理方法である。
【0023】請求項6に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数である
燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて設定された警
報エリアに一致した際に警報を発する工程を設けること
に依り、任意の運行速度に対して更に適切な燃料消費率
の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみ
を収集し記録でき、更に適切な警報を発することができ
るようになる。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項3乃至6
のいずれか一項に記載の運行管理方法を用いた運行管理
装置10において、運行中の車両の燃料の消費量を検出
して当該燃料消費率に係る流量パルス信号12aを生成
する流量センサ12と、車両の運行速度を測定して当該
運行速度に係る車速パルス信号14aを生成する車速セ
ンサ14と、前記流量パルス信号12aに基づいて単位
時間に車両で消費される燃料の瞬時流量を算出して当該
算出された燃料瞬時流量に係る燃料瞬時流量情報22a
を生成し、又、前記車速パルス信号14aに基づいて、
単位容量当たりの燃料で車両が走行した距離である燃料
消費率を算出して当該算出された燃料消費率に係る燃料
消費率情報22bを生成する演算手段22と、前記車速
パルス信号14aに対応する前記燃料消費率情報22b
が、前記燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて決定
される警報エリアに一致した際に、燃料消費率に異常状
態が発生した旨の警報を発するための警報情報26bを
生成する判定手段26と、受信した前記警報情報26b
に応じて前記異常状態が発生した旨の警報を発する警報
手段30とを有する、ことを特徴とする運行管理装置1
0である。
【0025】請求項7に記載の発明に依れば、請求項3
乃至6のいずれか一項に記載の効果に加えて、車速パル
ス信号14aに対応する燃料消費率情報22bが、燃料
消費率警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エ
リアに一致した際に、燃料消費率に異常状態が発生した
旨の警報を発するための警報情報26bを生成する判定
手段26を設けることに依り、任意の運行速度に対して
適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結果、
適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を
発することができるようになる。
【0026】請求項8に記載の発明は、車両の運行中に
算出される燃料消費率が予め設定された警報エリアに一
致した際に、燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報
を発する運行管理方法において、車両の傾斜の度合いを
変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線に基づ
いて前記警報エリアを設定する工程と、車両の運行中の
前記斜度に対応する前記燃料消費率が、前記警報エリア
に一致した際に、前記警報を発する工程とを有する、こ
とを特徴とする運行管理方法である。
【0027】請求項8に記載の発明に依れば、車両の運
行中の斜度に対応する燃料消費率が、車両の傾斜の度合
いを変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線に
基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報を発
する工程を設けることに依り、任意の斜度に対して適切
な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結果、適切
な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発す
ることができるようになる。
【0028】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の運行管理方法において、前記燃料消費率警報レベル判
定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定
される1次関数である、ことを特徴とする運行管理方法
である。
【0029】請求項9に記載の発明に依れば、請求項8
に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速度に
基づいて決定される1次関数である燃料消費率警報レベ
ル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致した
際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の斜度
に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、そ
の結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切
な警報を発することができるようになる。
【0030】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の運行管理方法において、前記燃料消費率警報レベル
判定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決
定される折れ線関数である、ことを特徴とする運行管理
方法である。
【0031】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
8に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速度
に基づいて決定される折れ線関数である燃料消費率警報
レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致
した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の
斜度に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定で
き、その結果、更に適切な異常値のみを収集し記録で
き、更に適切な警報を発することができるようになる。
【0032】請求項11に記載の発明は、請求項8に記
載の運行管理方法において、前記燃料消費率警報レベル
判定曲線は、予め設定された曲線関数である、ことを特
徴とする運行管理方法である。
【0033】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
8に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数であ
る燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて設定された
警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設けるこ
とに依り、任意の斜度に対して適切な燃料消費率の警報
レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集
し記録でき、更に適切な警報を発することができるよう
になる。
【0034】請求項12に記載の発明は、請求項8乃至
11のいずれか一項に記載の運行管理方法を用いた運行
管理装置10において、運行中の車両の燃料の消費量を
検出して当該燃料消費率に係る流量パルス信号12aを
生成する流量センサ12と、車両の運行速度を測定して
当該運行速度に係る車速パルス信号14aを生成する車
速センサ14と、車両の傾斜の度合いを測定して当該傾
斜度に係る斜度信号16aを生成する斜度センサ16
と、前記流量パルス信号12aに基づいて単位時間に車
両で消費される燃料の瞬時流量を算出して当該算出され
た燃料消費率に係る燃料消費率情報22bを生成する演
算手段22と、前記斜度信号16aに対応する前記燃料
消費率情報22bが、前記燃料消費率警報レベル判定曲
線に基づいて決定される警報エリアに一致した際に、燃
料消費率に異常状態が発生した旨の警報を発するための
警報情報26bを生成する判定手段26と、受信した前
記警報情報26bに応じて前記異常状態が発生した旨の
警報を発する警報手段30とを有する、ことを特徴とす
る運行管理装置10である。
【0035】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
8乃至11のいずれか一項に記載の効果に加えて、斜度
信号16aに対応する燃料消費率情報22bが、燃料消
費率警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エリ
アに一致した際に、燃料消費率に異常状態が発生した旨
の警報を発するための警報情報26bを生成する判定手
段26を設けることに依り、任意の斜度に対して適切な
燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結果、適切な
異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発する
ことができるようになる。
【0036】請求項13に記載の発明は、車両の運行中
に算出される燃料瞬時流量が予め設定された警報エリア
に一致した際に、燃料瞬時流量に異常状態が発生した旨
の警報を発する運行管理方法において、車両の斜度を変
数とする所定の燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づ
いて前記警報エリアを設定する工程と、車両の運行中の
前記斜度に対応する前記燃料瞬時流量が、前記警報エリ
アに一致した際に、前記警報を発する工程とを有する、
ことを特徴とする運行管理方法である。
【0037】請求項13に記載の発明に依れば、車両の
運行中の斜度に対応する燃料瞬時流量が、前車両の斜度
を変数とする所定の燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に
基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報を発
する工程を設けることに依り、任意の斜度に対して適切
な燃料瞬時流量の警報レベルを設定でき、その結果、適
切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発
することができるようになる。
【0038】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の運行管理方法において、前記燃料瞬時流量警報レ
ベル判定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づい
て決定される1次関数である、ことを特徴とする運行管
理方法である。
【0039】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
13に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される1次関数である燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一
致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意
の斜度に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設定
でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、
更に適切な警報を発することができるようになる。
【0040】請求項15に記載の発明は、請求項13に
記載の運行管理方法において、前記燃料瞬時流量警報レ
ベル判定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づい
て決定される折れ線関数である、ことを特徴とする運行
管理方法である。
【0041】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
13に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される折れ線関数である燃料瞬時流量
警報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに
一致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任
意の斜度に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設
定でき、その結果、更に適切な異常値のみを収集し記録
でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0042】請求項16に記載の発明は、請求項13に
記載の運行管理方法において、前記燃料瞬時流量警報レ
ベル判定曲線は、予め設定された曲線関数である、こと
を特徴とする運行管理方法である。
【0043】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
13に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数で
ある燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて設定さ
れた警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設け
ることに依り、任意の斜度に対して適切な燃料瞬時流量
の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみ
を収集し記録でき、更に適切な警報を発することができ
るようになる。
【0044】請求項17に記載の発明は、請求項13乃
至16のいずれか一項に記載の運行管理方法を用いた運
行管理装置10において、運行中の車両の燃料の消費量
を検出して当該燃料消費率に係る流量パルス信号12a
を生成する流量センサ12と、車両の運行速度を測定し
て当該運行速度に係る車速パルス信号14aを生成する
車速センサ14と、車両の傾斜の度合いを測定して当該
傾斜度に係る斜度信号16aを生成する斜度センサ16
と、前記流量パルス信号12aに基づいて単位時間に車
両で消費される燃料の瞬時流量を算出して当該算出され
た燃料瞬時流量に係る燃料瞬時流量情報22aを生成す
る演算手段22と、前記斜度信号16aに対応する前記
燃料瞬時流量情報22aが、前記燃料瞬時流量警報レベ
ル判定曲線に基づいて決定される警報エリアに一致した
際に、燃料瞬時流量に異常状態が発生した旨の警報を発
するための警報情報26bを生成する判定手段26と、
受信した前記警報情報26bに応じて前記異常状態が発
生した旨の警報を発する警報手段30とを有する、こと
を特徴とする運行管理装置10である。
【0045】請求項17に記載の発明に依れば、請求項
13乃至16のいずれか一項に記載のの効果に加えて、
斜度信号16aに対応する燃料瞬時流量情報22aが、
燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて決定される
警報エリアに一致した際に、燃料瞬時流量に異常状態が
発生した旨の警報を発するための警報情報26bを生成
する判定手段26を設けることに依り、任意の斜度に対
して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設定でき、その
結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な
警報を発することができるようになる。
【0046】請求項18に記載の発明は、車両の運行中
に算出される燃料消費率が予め設定された警報エリアに
一致した際に、燃料消費率に異常状態が発生した旨の警
報を発する運行管理方法において、車両に積載された荷
重を変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線に
基づいて前記警報エリアを設定する工程と、車両の運行
中の前記荷重に対応する前記燃料消費率が、前記警報エ
リアに一致した際に、前記警報を発する工程とを有す
る、ことを特徴とする運行管理方法である。
【0047】請求項18に記載の発明に依れば、車両の
運行中の荷重に対応する燃料消費率が、車両に積載され
た荷重を変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲
線に基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報
を発する工程を設けることに依り、任意の積載荷重に対
して適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結
果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警
報を発することができるようになる。
【0048】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の運行管理方法において、前記燃料消費率警報レベ
ル判定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて
決定される1次関数である、ことを特徴とする運行管理
方法である。
【0049】請求項19に記載の発明に依れば、請求項
18に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される1次関数である燃料消費率警報
レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致
した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の
積載荷重に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定
でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、
更に適切な警報を発することができるようになる。
【0050】請求項20に記載の発明は、請求項18に
記載の運行管理方法において、前記燃料消費率警報レベ
ル判定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて
決定される折れ線関数である、ことを特徴とする運行管
理方法である。
【0051】請求項20に記載の発明に依れば、請求項
18に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される折れ線関数である燃料消費率警
報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一
致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意
の積載荷重に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設
定でき、その結果、更に適切な異常値のみを収集し記録
でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0052】請求項21に記載の発明は、請求項18に
記載の運行管理方法において、前記燃料消費率警報レベ
ル判定曲線は、予め設定された曲線関数である、ことを
特徴とする運行管理方法である。
【0053】請求項21に記載の発明に依れば、請求項
18に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数で
ある燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて設定され
た警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設ける
ことに依り、任意の積載荷重に対して適切な燃料消費率
の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみ
を収集し記録でき、更に適切な警報を発することができ
るようになる。
【0054】請求項22に記載の発明は、請求項18乃
至21のいずれか一項に記載の運行管理方法を用いた運
行管理装置10において、運行中の車両の燃料の消費量
を検出して当該燃料消費率に係る流量パルス信号12a
を生成する流量センサ12と、車両の運行速度を測定し
て当該運行速度に係る車速パルス信号14aを生成する
車速センサ14と、車両に積載された荷重を測定して当
該測定された荷重に係る荷重信号21aを生成する荷重
センサ21と、前記流量パルス信号12aに基づいて単
位時間に車両で消費される燃料の瞬時流量を算出して当
該算出された燃料消費率に係る燃料消費率情報22bを
生成する演算手段22と、前記荷重信号21aに対応す
る前記燃料消費率情報22bが、前記燃料消費率警報レ
ベル判定曲線に基づいて決定される警報エリアに一致し
た際に、燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報を発
するための警報情報26bを生成する判定手段26と、
受信した前記警報情報26bに応じて前記異常状態が発
生した旨の警報を発する警報手段30とを有する、こと
を特徴とする運行管理装置10である。
【0055】請求項22に記載の発明に依れば、請求項
18乃至21のいずれか一項に記載の効果に加えて、荷
重信号21aに対応する燃料消費率情報22bが、燃料
消費率警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エ
リアに一致した際に、燃料消費率に異常状態が発生した
旨の警報を発するための警報情報26bを生成する判定
手段26を設けることに依り、任意の積載荷重に対して
適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結果、
適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を
発することができるようになる。
【0056】請求項23に記載の発明は、車両の運行中
に算出される燃料瞬時流量が予め設定された警報エリア
に一致した際に、燃料瞬時流量に異常状態が発生した旨
の警報を発する運行管理方法において、車両に積載され
た荷重を変数とする所定の燃料瞬時流量警報レベル判定
曲線に基づいて前記警報エリアを設定する工程と、車両
の運行中の前記荷重に対応する前記燃料瞬時流量が、前
記警報エリアに一致した際に、前記警報を発する工程と
を有する、ことを特徴とする運行管理方法である。
【0057】請求項23に記載の発明に依れば、車両の
運行中の荷重に対応する燃料瞬時流量が、車両に積載さ
れた荷重を変数とする所定の燃料瞬時流量警報レベル判
定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致した際に
警報を発する工程を設けることに依り、任意の積載荷重
に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設定でき、
その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適
切な警報を発することができるようになる。
【0058】請求項24に記載の発明は、請求項23に
記載の運行管理方法において、前記燃料瞬時流量警報レ
ベル判定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づい
て決定される1次関数である、ことを特徴とする運行管
理方法である。
【0059】請求項24に記載の発明に依れば、請求項
23に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される1次関数である燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一
致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意
の積載荷重に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを
設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録で
き、更に適切な警報を発することができるようになる。
【0060】請求項25に記載の発明は、請求項23に
記載の運行管理方法において、前記燃料瞬時流量警報レ
ベル判定曲線は、少なくとも2種類の運行速度に基づい
て決定される折れ線関数である、ことを特徴とする運行
管理方法である。
【0061】請求項25に記載の発明に依れば、請求項
23に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される折れ線関数である燃料瞬時流量
警報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに
一致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任
意の積載荷重に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベル
を設定でき、その結果、更に適切な異常値のみを収集し
記録でき、更に適切な警報を発することができるように
なる。
【0062】請求項26に記載の発明は、請求項23に
記載の運行管理方法において、前記燃料瞬時流量警報レ
ベル判定曲線は、予め設定された曲線関数である、こと
を特徴とする運行管理方法である。
【0063】請求項26に記載の発明に依れば、請求項
23に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数で
ある燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて設定さ
れた警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設け
ることに依り、任意の積載荷重に対して適切な燃料瞬時
流量の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値
のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発することが
できるようになる。
【0064】請求項27に記載の発明は、請求項23乃
至26のいずれか一項に記載の運行管理方法を用いた運
行管理装置10において、運行中の車両の燃料の消費量
を検出して当該燃料消費率に係る流量パルス信号12a
を生成する流量センサ12と、車両の運行速度を測定し
て当該運行速度に係る車速パルス信号14aを生成する
車速センサ14と、車両に積載された荷重を測定して当
該測定された荷重に係る荷重信号21aを生成する荷重
センサ21と、前記流量パルス信号12aに基づいて単
位時間に車両で消費される燃料の瞬時流量を算出して当
該算出された燃料瞬時流量に係る燃料瞬時流量情報22
aを生成する演算手段22と、前記荷重信号21aに対
応する前記燃料瞬時流量情報22aが、前記燃料瞬時流
量警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エリア
に一致した際に、燃料瞬時流量に異常状態が発生した旨
の警報を発するための警報情報26bを生成する判定手
段26と、受信した前記警報情報26bに応じて前記異
常状態が発生した旨の警報を発する警報手段30とを有
する、ことを特徴とする運行管理装置10である。
【0065】請求項27に記載の発明に依れば、請求項
23乃至26のいずれか一項に記載の効果に加えて、荷
重信号21aに対応する燃料瞬時流量情報22aが、燃
料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて決定される警
報エリアに一致した際に、燃料瞬時流量に異常状態が発
生した旨の警報を発するための警報情報26bを生成す
る判定手段26を設けることに依り、任意の積載荷重に
対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設定でき、そ
の結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切
な警報を発することができるようになる。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
実施形態を説明する。図1は、本実施形態の運行管理装
置10を説明するための機能ブロック図である。
【0067】本運行管理装置10は、トラック等の車両
の運行中に算出される燃料瞬時流量又は燃料消費率の少
なくとも何れかが予め設定された警報レベルに達した際
に、燃料瞬時流量(単位は[l/h])又は燃料消費率
(単位は[km/l])を異常値として保持すると共
に、燃料瞬時流量又は燃料消費率に異常状態が発生した
旨の警報を発する運行管理方法を実行する装置であっ
て、図1に示すように、GPSセンサ20と位置検出手
段24と流量センサ12と車速センサ14と演算手段2
2と判定手段26と記憶手段28と警報手段30とを有
する。
【0068】GPSセンサ20は、車両の運行位置に係
るGPS信号20aを収集する機能を有し、位置検出手
段24に接続されている。
【0069】具体的には、GPS(Global Po
sitioning System:全世界測位システ
ム)が生成する下り回線電波信号(則ち、GPS信号2
0a)を受信して、その受信波に含まれる位置情報(則
ち、車両の運行位置に係るGPS信号20a)を検出し
ている。
【0070】位置検出手段24は、GPS信号20aに
基づいて、車両の運行位置を特定して特定された運行位
置に係る位置情報24aを生成する機能を有し、GPS
センサ20と判定手段26とに接続されている。
【0071】流量センサ12は、運行中の車両の燃料
(具体的には、ガソリンや軽油)の消費量(単位は[l
/h])を検出して燃料消費率に比例した流量パルス信
号12aを生成する機能を有し、演算手段22に接続さ
れている。
【0072】車速センサ14は、車両の運行速度(単位
は[km/h])を測定して運行速度に比例した車速パ
ルス信号14aを生成する機能を有し、演算手段22に
接続されている。
【0073】演算手段22は、流量パルス信号12aに
基づいて単位時間に車両で消費される燃料の瞬時流量を
算出して算出された燃料瞬時流量に比例した燃料瞬時流
量情報22a(単位は[l/h])を生成し、又車速パ
ルス信号14aに基づいて、単位容量当たりの燃料で車
両が走行した距離である燃料消費率を算出して算出され
た燃料消費率に比例した燃料消費率情報22b(単位は
[km/l])を生成する機能を有し、流量センサ12
と車速センサ14と判定手段26とに接続されている。
【0074】判定手段26は、車両の運行中の燃料瞬時
流量情報22a又は燃料消費率情報22bの少なくとも
何れかが警報レベルに達した場合であって、同一の位置
情報24aに対する異常値情報26aの保持が所定回数
未満であったときに燃料瞬時流量情報22a又は燃料消
費率情報22bを位置情報24aに対する異常値情報2
6aとして保持する制御を実行すると共に、異常状態が
発生した旨の警報を発するための警報情報26bを生成
し、又、位置情報24aに対する所定回数以上異常値情
報26aが既に保持されていたときに位置情報24aに
対する所定回数以降の異常値情報26aを保持しない制
御を実行する機能を有し、位置検出手段24と演算手段
22と記憶手段28と警報手段30とに接続されてい
る。
【0075】記憶手段28は、受信した位置情報24a
に対応づけられた異常値情報26aを保持する機能を有
し、判定手段26に接続されている。
【0076】警報手段30は、受信した警報情報26b
に応じて、燃料瞬時流量又は燃料消費率に異常状態が発
生した旨の警報を発する機能を有し、判定手段26に接
続されている。
【0077】以上説明したように、第1実施形態の運行
管理装置10に依れば、位置情報24aに対する所定回
数以上異常値情報26aが既に保持されていたときにこ
のときの位置情報24aに対する所定回数以降の異常値
情報26aを保持しない制御を実行する判定手段26を
設けることに依り、地形による異常値を保持せずに適切
な異常値のみを収集してこれを記録できるようになる。
【0078】図2は、図1の運行管理装置10に用いら
れる運行管理方法の第1実施形態を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0079】本運行管理方法は、車両の運行中に算出さ
れる燃料瞬時流量又は燃料消費率の少なくとも何れかが
予め設定された警報レベルに達した際に、燃料瞬時流量
又は燃料消費率を異常値として保持すると共に、燃料瞬
時流量又は燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報を
発する機能を有し、位置検出工程と判定工程とを有す
る。
【0080】本運行管理方法が開始されると(ステップ
S101)、判定手段26が、車両の運行中の燃料瞬時
流量情報22a又は燃料消費率情報22bの少なくとも
何れかが警報レベルに達したかの判定を開始し(ステッ
プS102)、警報レベルに達したとき(ステップS1
02のYes)、燃料瞬時流量情報22a又は燃料消費
率情報22bを位置情報24aに対する異常値情報26
aとしてRAMに一時的に保持する制御を実行する(ス
テップS103)。
【0081】続いて、GPSセンサ20が、GPSを用
いてGPS信号20aを検出し、位置検出手段24が、
GPS信号20aに基づいて、車両の運行位置を特定し
て特定された運行位置に係る位置情報24aを生成する
位置検出工程を実行される(ステップS104)。
【0082】続いて、車両の運行中の燃料瞬時流量情報
22a又は燃料消費率情報22bの少なくとも何れかが
警報レベルに達した場合であって、位置情報24aに対
する所定回数以上異常値情報26aが既に保持されてい
たときに(ステップS105のYes)、判定手段26
が、位置情報24aに対する所定回数以降の異常値情報
26aを保持しない制御を実行してRAMに保持してお
いた異常値を消去する制御を実行する判定工程が実行さ
れる(ステップS105のYes→ステップS10
6)。
【0083】また、車両の運行中の燃料瞬時流量情報2
2a又は燃料消費率情報22bの少なくとも何れかが警
報レベルに達した場合であって、同一の位置情報24a
に対する異常値情報26aの保持が所定回数未満であっ
たときに(ステップS105のNo)、判定手段26
が、燃料瞬時流量情報22a又は燃料消費率情報22b
を位置情報24aに対する異常値情報26aとして保持
する制御を実行する判定工程が実行される(ステップS
105のNo→ステップS107→ステップS10
8)。
【0084】第1実施形態の運行管理方法に依れば、同
一の運行位置における所定回数以降の異常値の保持を実
行しない工程を設けることに依り、地形による異常値を
保持せずに適切な異常値のみを収集してこれを記録でき
るようになる。
【0085】次に、第2実施形態を説明する。
【0086】図1は、本実施形態の運行管理装置10を
説明するための機能ブロック図である。なお、第1実施
形態において既に記述したものと同一の部分について
は、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0087】本実施形態の演算手段22は、流量パルス
信号12aに基づいて単位時間に車両で消費される燃料
の瞬時流量を算出して算出された燃料瞬時流量に比例し
た燃料瞬時流量情報22aを生成し、又、車速パルス信
号14aに基づいて、単位容量当たりの燃料で車両が走
行した距離である燃料消費率を算出して算出された燃料
消費率に比例した燃料消費率情報22bを生成する機能
を有する。
【0088】また本実施形態の判定手段26は、車速パ
ルス信号14aに対応する燃料消費率情報22bが、燃
料消費率警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報
エリアに一致した際に、燃料消費率に異常状態が発生し
た旨の警報を発するための警報情報26bを生成する機
能を有する。
【0089】燃料消費率警報レベル判定曲線は、少なく
とも2種類の運行速度に基づいて決定される1次関数を
用いることが望ましい。
【0090】図3(a)は、第2実施形態の燃料消費率
警報レベル判定曲線f(x)に用いられる初期値設定方
法を説明するためのテーブルであり、図3(b)は、警
報レベル判定曲線f(x)と警報エリア(斜線部)を説
明するためのグラフである。
【0091】例えば、初期値(則ち、少なくとも2種類
の運行速度)が、図3(a)に示すように、運行速度0
[km]に対して燃料消費率情報22bが0[km/
l]、運行速度100[km]に対して燃料消費率情報
22bが2[km/l]であったとする。
【0092】このとき、燃料消費率警報レベル判定曲線
は、図3(b)に示す1次関数f(x)(=([2−
0]/[100−0])・x)が用いられる。なお、こ
こでf(x)は燃料消費率を意味し、xは運行速度(則
ち、車速パルス信号14a)を意味する。
【0093】この場合、燃料消費率警報レベル判定曲線
に基づいて決定される警報エリアは、図3(b)の斜線
の部分となる。
【0094】燃料消費率情報22b>燃料消費率警報レ
ベル判定曲線f(x)の場合に警報情報26bが生成さ
れる。
【0095】なお、燃料消費率警報レベル判定曲線とし
て、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
折れ線関数を用いることも可能である。このような折れ
線関数である燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて
設定された警報エリアに一致した際に警報を発する工程
を設けることに依り、任意の運行速度に対して更に適切
な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結果、適切
な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発す
ることができるようになる。また燃料消費率警報レベル
判定曲線として、予め設定された曲線関数を用いること
が可能である。このような曲線関数である燃料消費率警
報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一
致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意
の運行速度に対して更に適切な燃料消費率の警報レベル
を設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録
でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0096】第2実施形態の運行管理装置10に依れ
ば、車速パルス信号14aに対応する燃料消費率情報2
2bが、燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて決定
される警報エリアに一致した際に、燃料消費率に異常状
態が発生した旨の警報を発するための警報情報26bを
生成する判定手段26を設けることに依り、任意の運行
速度に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定で
き、その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更
に適切な警報を発することができるようになる。
【0097】図4は、図3の運行管理方法を説明するた
めのフローチャートである。
【0098】先ず、流量センサ12が、運行中の車両の
燃料(具体的には、ガソリンや軽油)の消費量(単位は
[l/h])を検出して燃料消費率に比例した流量パル
ス信号12aを生成する(ステップS201)。
【0099】続いて、演算手段22が、計測された流量
パルス信号12aに基づいて、単位時間に車両で消費さ
れる燃料の瞬時流量を算出して算出された燃料瞬時流量
に比例した燃料瞬時流量情報22a(単位は[l/
h])を生成する(ステップS202→ステップS20
3)。
【0100】続いて、車速センサ14が、車両の運行速
度(単位は[km/h])を測定して運行速度に比例し
た車速パルス信号14aを生成する(ステップS20
4)。
【0101】続いて、演算手段22が、車速パルス信号
14aに基づいて、単位容量当たりの燃料で車両が走行
した距離である燃料消費率を算出して算出された燃料消
費率に比例した燃料消費率情報22b(単位は[km/
l])を生成する(ステップS205)。
【0102】続いて、演算手段22が、車両の運行速度
を変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線に基
づいて警報エリア(具体的には、図3(b)の斜線の部
分)を設定する(ステップS206)。
【0103】続いて、判定手段26が、車速パルス信号
14aに対応する燃料消費率情報22bが、燃料消費率
警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エリアに
一致した際に(則ち、燃料消費率情報22bが、図3
(b)の斜線の部分に存在する場合(則ち、燃料消費率
情報22b>燃料消費率警報レベル判定曲線f(x)の
場合))(ステップS207のNo→ステップS208
のYES)、燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報
を発するための警報情報26bを生成する(ステップS
209)。
【0104】同時に、警報手段30が、受信した警報情
報26bに応じて、燃料瞬時流量又は燃料消費率に異常
状態が発生した旨の警報音(具体的には、ブザー音)を
発すると同時に(ステップS210→ステップS21
1)、LED表示を用いた警報表示を実行する(ステッ
プS211→ステップS212)。
【0105】以上説明したように、第2実施形態の運行
管理方法に依れば、車両の運行中の運行速度に対応する
燃料消費率が、車両の運行速度を変数とする所定の燃料
消費率警報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エ
リアに一致した際に警報を発する工程を設けることに依
り、任意の運行速度に対して適切な燃料消費率の警報レ
ベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し
記録でき、更に適切な警報を発することができるように
なる。
【0106】次に、第3実施形態を説明する。
【0107】図1は、本実施形態の運行管理装置10を
説明するための機能ブロック図である。なお、第1実施
形態または第2実施形態において既に記述したものと同
一の部分については、同一符号を付し、重複した説明は
省略する。
【0108】第3実施形態の運行管理装置10は、第1
実施形態の運行管理装置10に斜度センサ16を付加し
た構成を有する。
【0109】斜度センサ16は、車両の傾斜の度合いを
測定して傾斜度に係る斜度信号16aを生成する機能を
有し、演算手段22に接続されている。
【0110】本実施形態の演算手段22は、流量パルス
信号12aに基づいて単位時間に車両で消費される燃料
の瞬時流量を算出して算出された燃料消費率に比例した
燃料消費率情報22bを生成する機能を有する。
【0111】更に演算手段22は、流量パルス信号12
aに基づいて単位時間に車両で消費される燃料の瞬時流
量を算出して算出された燃料瞬時流量に比例した燃料瞬
時流量情報22aを生成する機能を有する。
【0112】図5(a)は、第3実施形態に用いられる
燃料瞬時流量警報レベル判定曲線g(x)の初期値設定
方法を説明するためのテーブルであり、図5(b)は、
燃料瞬時流量警報レベル判定曲線g(x)と警報エリア
(斜線部)を説明するためのグラフであり、図5(c)
は、燃料消費率警報レベル判定曲線h(x)と警報エリ
ア(斜線部)を説明するためのグラフである。
【0113】燃料瞬時流量警報レベル判定曲線g(x)
は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
1次関数を用いることが望ましい。
【0114】例えば、図5(a)に示すように、斜度0
度に対する燃料瞬時流量及び燃料消費率の初期値が各
々、20[l/h],3.0[km/l]であり、斜度
10度に対する燃料瞬時流量及び燃料消費率の初期値が
各々、40[l/h],1.0[km/l]であるとす
る。
【0115】このとき、燃料瞬時流量警報レベル判定曲
線g(x)は、図5(b)に示す1次関数g(x)(=
([40−20]/[10−0])・x)が用いられ
る。なお、ここでg(x)は燃料瞬時流量(則ち、燃料
瞬時流量情報22a)を意味し、xは斜度(則ち、斜度
信号16a)を意味する。
【0116】この場合、燃料瞬時流量警報レベル判定曲
線g(x)に基づいて決定される警報エリアは、図5
(b)の斜線の部分となる。
【0117】燃料瞬時流量情報22a>燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線g(x)の場合に警報情報26bが生
成される。
【0118】このような1次関数である燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線g(x)に基づいて設定された警報エ
リアに一致した際に警報を発する工程を設けることに依
り、任意の斜度に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベ
ルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記
録でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0119】なお、燃料瞬時流量警報レベル判定曲線g
(x)は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定
される折れ線関数を用いることもできる。このような折
れ線関数である燃料瞬時流量警報レベル判定曲線g
(x)に基づいて設定された警報エリアに一致した際に
警報を発する工程を設けることに依り、任意の斜度に対
して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設定でき、その
結果、更に適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適
切な警報を発することができるようになる。また、燃料
瞬時流量警報レベル判定曲線g(x)は、予め設定され
た曲線関数を用いることもできる。このような曲線関数
である燃料瞬時流量警報レベル判定曲線g(x)に基づ
いて設定された警報エリアに一致した際に警報を発する
工程を設けることに依り、任意の斜度に対して適切な燃
料瞬時流量の警報レベルを設定でき、その結果、適切な
異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発する
ことができるようになる。
【0120】燃料消費率警報レベル判定曲線h(x)
は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
1次関数を用いることが望ましい。
【0121】例えば、図5(a)に示すように、斜度0
度に対する燃料瞬時流量及び燃料消費率の初期値が各
々、20[l/h],3.0[km/l]であり、斜度
10度に対する燃料瞬時流量及び燃料消費率の初期値が
各々、40[l/h],1.0[km/l]であるとす
る。
【0122】このとき、燃料消費率警報レベル判定曲線
h(x)は、図5(c)に示す1次関数h(x)(=
([1−3]/[10−0])・x)が用いられる。な
お、ここでg(x)は燃料消費率(則ち、燃料消費率情
報22b)を意味し、xは斜度(則ち、斜度信号16
a)を意味する。
【0123】この場合、燃料消費率警報レベル判定曲線
h(x)に基づいて決定される警報エリアは、図5
(c)の斜線の部分となる。
【0124】燃料消費率情報22b<燃料消費率警報レ
ベル判定曲線h(x)の場合に警報情報26bが生成さ
れる。
【0125】このような1次関数である燃料消費率警報
レベル判定曲線h(x)に基づいて設定された警報エリ
アに一致した際に警報を発する工程を設けることに依
り、任意の斜度に対して適切な燃料消費率の警報レベル
を設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録
でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0126】なお、燃料消費率警報レベル判定曲線h
(x)は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定
される折れ線関数を用いることもできる。このような折
れ線関数である燃料消費率警報レベル判定曲線h(x)
に基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報を
発する工程を設けることに依り、任意の斜度に対して適
切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結果、更
に適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報
を発することができるようになる。また、燃料消費率警
報レベル判定曲線h(x)は、予め設定された曲線関数
を用いることもできる。このような曲線関数である燃料
消費率警報レベル判定曲線h(x)に基づいて設定され
た警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設ける
ことに依り、任意の斜度に対して適切な燃料消費率の警
報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収
集し記録でき、更に適切な警報を発することができるよ
うになる。
【0127】また本実施形態の判定手段26は、斜度信
号16aに対応する燃料瞬時流量情報22aが、燃料瞬
時流量警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エ
リア(図5(b)中の斜線部)に一致した際に、燃料瞬
時流量に異常状態が発生した旨の警報を発するための警
報情報26bを生成する機能を有する。
【0128】更に判定手段26は、斜度信号16aに対
応する燃料消費率情報22bが、燃料消費率警報レベル
判定曲線に基づいて決定される警報エリア(図5(c)
中の斜線部)に一致した際に、燃料消費率に異常状態が
発生した旨の警報を発するための警報情報26bを生成
する機能を有する。
【0129】以上説明したように、第3実施形態の運行
管理装置10に依れば、斜度信号16aに対応する燃料
瞬時流量情報22aが、燃料瞬時流量警報レベル判定曲
線に基づいて決定される警報エリア(図5(b)中の斜
線部)に一致した場合(則ち、燃料瞬時流量情報22a
が、図5(b)中の斜線部に含まれる場合)に、燃料瞬
時流量に異常状態が発生した旨の警報を発するための警
報情報26bを生成する判定手段26を設けることに依
り、任意の斜度に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベ
ルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記
録でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0130】更に、斜度信号16aに対応する燃料消費
率情報22bが、燃料消費率警報レベル判定曲線に基づ
いて決定される警報エリア(図5(c)中の斜線部)に
一致した場合(則ち、燃料消費率情報22bが、図5
(c)中の斜線部に含まれる場合)に、燃料消費率に異
常状態が発生した旨の警報を発するための警報情報26
bを生成する判定手段26を設けることに依り、任意の
斜度に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定で
き、その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更
に適切な警報を発することができるようになる。
【0131】図6は、図5の運行管理方法を説明するた
めのフローチャートである。
【0132】先ず、流量センサ12が、運行中の車両の
燃料(具体的には、ガソリンや軽油)の消費量(単位は
[l/h])を検出して燃料消費率に比例した流量パル
ス信号12aを生成する(ステップS301)。
【0133】続いて、演算手段22が、計測された流量
パルス信号12aに基づいて、単位時間に車両で消費さ
れる燃料の瞬時流量を算出して算出された燃料瞬時流量
に比例した燃料瞬時流量情報22a(単位は[l/
h])を生成する(ステップS302→ステップS30
3)。
【0134】続いて、車速センサ14が、車両の運行速
度(単位は[km/h])を測定して運行速度に比例し
た車速パルス信号14aを生成する(ステップS30
4)。
【0135】続いて、演算手段22が、車速パルス信号
14aに基づいて、単位容量当たりの燃料で車両が走行
した距離である燃料消費率を算出して算出された燃料消
費率に比例した燃料消費率情報22b(単位は[km/
l])を生成する(ステップS305)。
【0136】続いて、斜度センサ16が、車両の傾斜の
度合いを測定して傾斜度に係る斜度信号16aを生成す
る(ステップS306)。
【0137】続いて、演算手段22が、斜度を変数とす
る所定の燃料瞬時流量警報レベル判定曲線g(x)に基
づいて警報エリア(具体的には、図5(b)の斜線の部
分)を設定し、斜度を変数とする所定の燃料消費率警報
レベル判定曲線h(x)に基づいて警報エリア(具体的
には、図5(c)の斜線の部分)を設定する(ステップ
S307)。
【0138】続いて、判定手段26が、斜度信号16a
に対応する燃料瞬時流量情報22aが、燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エリア(図
5(b)中の斜線部)に一致した際に(則ち、燃料瞬時
流量情報22aが、図5(b)の斜線の部分に存在する
場合(則ち、燃料瞬時流量情報22a>燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線g(x)の場合))(ステップS30
8のYES)、燃料瞬時流量に異常状態が発生した旨の
警報を発するための警報情報26bを生成する(ステッ
プS310)。
【0139】また、判定手段26が、斜度信号16aに
対応する燃料消費率情報22bが、燃料消費率警報レベ
ル判定曲線に基づいて決定される警報エリア(図5
(c)中の斜線部)に一致した際に(則ち、燃料消費率
情報22bが、図5(c)の斜線の部分に存在する場合
(則ち、燃料消費率情報22b<燃料消費率警報レベル
判定曲線h(x)の場合))(ステップS308のNO
→ステップS309のYES)、燃料消費率に異常状態
が発生した旨の警報を発するための警報情報26bを生
成する(ステップS310)。
【0140】同時に、警報手段30が、受信した警報情
報26bに応じて、燃料瞬時流量又は燃料消費率に異常
状態が発生した旨の警報音(具体的には、ブザー音)を
発すると同時に(ステップS311→ステップS31
2)、LED表示を用いた警報表示を実行する(ステッ
プS312→ステップS313)。
【0141】以上説明したように、第3実施形態の運行
管理方法に依れば、車両の運行中の斜度に対応する燃料
瞬時流量が、前車両の斜度を変数とする所定の燃料瞬時
流量警報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリ
アに一致した際に警報を発する工程を設けることに依
り、任意の斜度に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベ
ルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記
録でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0142】更に、車両の運行中の斜度に対応する燃料
消費率が、車両の傾斜の度合いを変数とする所定の燃料
消費率警報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エ
リアに一致した際に警報を発する工程を設けることに依
り、任意の斜度に対して適切な燃料消費率の警報レベル
を設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録
でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0143】次に、第4実施形態を説明する。
【0144】図1は、本実施形態の運行管理装置10を
説明するための機能ブロック図である。なお、第1実施
形態乃至第3実施形態において既に記述したものと同一
の部分については、同一符号を付し、重複した説明は省
略する。
【0145】第4実施形態の運行管理装置10は、第1
実施形態の運行管理装置10に荷重センサ21を付加し
た構成を有する。
【0146】荷重センサ21は、車両に積載された荷重
を測定して測定された荷重に係る荷重信号21aを生成
する機能を有し、演算手段22に接続されている。
【0147】本実施形態の演算手段22は、流量パルス
信号12aに基づいて単位時間に車両で消費される燃料
の瞬時流量を算出して算出された燃料消費率に比例した
燃料消費率情報22bを生成する機能を有する。
【0148】更に演算手段22は、流量パルス信号12
aに基づいて単位時間に車両で消費される燃料の瞬時流
量を算出して算出された燃料瞬時流量に比例した燃料瞬
時流量情報22aを生成する機能を有する。
【0149】図7(a)は、図1の運行管理装置10に
用いられる運行管理方法の第4実施形態に用いられる初
期値設定方法を説明するためのテーブルであり、図7
(b)は、燃料瞬時流量警報レベル判定曲線と警報エリ
アを説明するためのグラフであり、図7(c)は、燃料
消費率警報レベル判定曲線と警報エリアを説明するため
のグラフである。
【0150】燃料瞬時流量警報レベル判定曲線j(x)
は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
1次関数を用いることが望ましい。
【0151】例えば、図7(a)に示すように、荷重0
[ton=1000kg]に対する燃料瞬時流量及び燃
料消費率の初期値が各々、20[l/h],3.0[k
m/l]であり、荷重10[ton]に対する燃料瞬時
流量及び燃料消費率の初期値が各々、40[l/h],
1.0[km/l]であるとする。
【0152】このとき、燃料瞬時流量警報レベル判定曲
線j(x)は、図7(b)に示す1次関数j(x)(=
([40−20]/[10−0])・x)が用いられ
る。なお、ここでj(x)は燃料瞬時流量(則ち、燃料
瞬時流量情報22a)を意味し、xは積載荷重(則ち、
荷重信号21a)を意味する。
【0153】この場合、燃料瞬時流量警報レベル判定曲
線j(x)に基づいて決定される警報エリアは、図7
(b)の斜線の部分となる。
【0154】燃料瞬時流量情報22a>燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線j(x)の場合に警報情報26bが生
成される。
【0155】このような1次関数である燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線j(x)に基づいて設定された警報エ
リアに一致した際に警報を発する工程を設けることに依
り、任意の積載荷重に対して適切な燃料消費率の警報レ
ベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し
記録でき、更に適切な警報を発することができるように
なる。
【0156】なお、燃料瞬時流量警報レベル判定曲線j
(x)は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定
される折れ線関数を用いることもできる。このような折
れ線関数である燃料瞬時流量警報レベル判定曲線j
(x)に基づいて設定された警報エリアに一致した際に
警報を発する工程を設けることに依り、任意の積載荷重
に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設定でき、
その結果、更に適切な異常値のみを収集し記録でき、更
に適切な警報を発することができるようになる。また、
燃料瞬時流量警報レベル判定曲線j(x)は、予め設定
された曲線関数を用いることもできる。このような曲線
関数である燃料瞬時流量警報レベル判定曲線j(x)に
基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報を発
する工程を設けることに依り、任意の積載荷重に対して
適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設定でき、その結
果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警
報を発することができるようになる。
【0157】燃料消費率警報レベル判定曲線k(x)
は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
1次関数を用いることが望ましい。
【0158】例えば、図7(a)に示すように、荷重0
[ton=1000kg]に対する燃料瞬時流量及び燃
料消費率の初期値が各々、20[l/h],3.0[k
m/l]であり、荷重10[ton]に対する燃料瞬時
流量及び燃料消費率の初期値が各々、40[l/h],
1.0[km/l]であるとする。
【0159】このとき、燃料消費率警報レベル判定曲線
k(x)は、図7(c)に示す1次関数k(x)(=
([1−3]/[10−0])・x)が用いられる。な
お、ここでk(x)は燃料消費率(則ち、燃料消費率情
報22b)を意味し、xは積載荷重(則ち、荷重信号2
1a)を意味する。
【0160】この場合、燃料消費率警報レベル判定曲線
k(x)に基づいて決定される警報エリアは、図7
(c)の斜線の部分となる。
【0161】燃料消費率情報22b<燃料消費率警報レ
ベル判定曲線k(x)の場合に警報情報26bが生成さ
れる。
【0162】このような1次関数である燃料消費率警報
レベル判定曲線k(x)に基づいて設定された警報エリ
アに一致した際に警報を発する工程を設けることに依
り、任意の積載荷重に対して適切な燃料消費率の警報レ
ベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し
記録でき、更に適切な警報を発することができるように
なる。
【0163】なお、燃料消費率警報レベル判定曲線k
(x)は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定
される折れ線関数を用いることもできる。このような折
れ線関数である燃料消費率警報レベル判定曲線k(x)
に基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報を
発する工程を設けることに依り、任意の積載荷重に対し
て適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結
果、更に適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切
な警報を発することができるようになる。また、燃料消
費率警報レベル判定曲線k(x)は、予め設定された曲
線関数を用いることもできる。このような曲線関数であ
る燃料消費率警報レベル判定曲線k(x)に基づいて設
定された警報エリアに一致した際に警報を発する工程を
設けることに依り、任意の積載荷重に対して適切な燃料
消費率の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常
値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発すること
ができるようになる。
【0164】また本実施形態の判定手段26は、荷重信
号21aに対応する燃料消費率情報22bが、燃料消費
率警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エリア
に一致した際に、燃料消費率に異常状態が発生した旨の
警報を発するための警報情報26bを生成する機能を有
する。
【0165】更に判定手段26は、荷重信号21aに対
応する燃料瞬時流量情報22aが、燃料瞬時流量警報レ
ベル判定曲線に基づいて決定される警報エリアに一致し
た際に、燃料瞬時流量に異常状態が発生した旨の警報を
発するための警報情報26bを生成する機能を有する。
【0166】本実施形態の運行管理装置10に依れば、
請求項18乃至21のいずれか一項に記載の効果に加え
て、荷重信号21aに対応する燃料消費率情報22b
が、燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて決定され
る警報エリアに一致した際に、燃料消費率に異常状態が
発生した旨の警報を発するための警報情報26bを生成
する判定手段26を設けることに依り、任意の積載荷重
に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、そ
の結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切
な警報を発することができるようになる。
【0167】更に、荷重信号21aに対応する燃料瞬時
流量情報22aが、燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に
基づいて決定される警報エリアに一致した際に、燃料瞬
時流量に異常状態が発生した旨の警報を発するための警
報情報26bを生成する判定手段26を設けることに依
り、任意の積載荷重に対して適切な燃料瞬時流量の警報
レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集
し記録でき、更に適切な警報を発することができるよう
になる。
【0168】図8は、図7の運行管理方法を説明するた
めのフローチャートである。
【0169】先ず、流量センサ12が、運行中の車両の
燃料(具体的には、ガソリンや軽油)の消費量(単位は
[l/h])を検出して燃料消費率に比例した流量パル
ス信号12aを生成する(ステップS401)。
【0170】続いて、演算手段22が、計測された流量
パルス信号12aに基づいて、単位時間に車両で消費さ
れる燃料の瞬時流量を算出して算出された燃料瞬時流量
に比例した燃料瞬時流量情報22a(単位は[l/
h])を生成する(ステップS402→ステップS40
3)。
【0171】続いて、車速センサ14が、車両の運行速
度(単位は[km/h])を測定して運行速度に比例し
た車速パルス信号14aを生成する(ステップS40
4)。
【0172】続いて、演算手段22が、車速パルス信号
14aに基づいて、単位容量当たりの燃料で車両が走行
した距離である燃料消費率を算出して算出された燃料消
費率に比例した燃料消費率情報22b(単位は[km/
l])を生成する(ステップS405)。
【0173】続いて、荷重センサ21が、車両に積載さ
れた荷重を測定して測定された荷重に係る荷重信号21
aを生成する(ステップS406)。
【0174】続いて、演算手段22が、積載荷重を変数
とする所定の燃料瞬時流量警報レベル判定曲線j(x)
に基づいて警報エリア(具体的には、図7(b)の斜線
の部分)を設定し、積載荷重を変数とする所定の燃料消
費率警報レベル判定曲線k(x)に基づいて警報エリア
(具体的には、図7(b)の斜線の部分)を設定する
(ステップS407)。
【0175】続いて、判定手段26が、積載荷重信号2
1aに対応する燃料瞬時流量情報22aが、燃料瞬時流
量警報レベル判定曲線k(x)に基づいて決定される警
報エリア(図7(c)中の斜線部)に一致した際に(則
ち、燃料瞬時流量情報22aが、図7(c)の斜線の部
分に存在する場合(則ち、燃料瞬時流量情報22a>燃
料瞬時流量警報レベル判定曲線j(x)の場合))(ス
テップS408のYES)、燃料瞬時流量に異常状態が
発生した旨の警報を発するための警報情報26bを生成
する(ステップS410)。
【0176】また、判定手段26が、積載荷重信号21
aに対応する燃料消費率情報22bが、燃料消費率警報
レベル判定曲線に基づいて決定される警報エリア(図7
(c)中の斜線部)に一致した際に(則ち、燃料消費率
情報22bが、図7(c)の斜線の部分に存在する場合
(則ち、燃料消費率情報22b<燃料消費率警報レベル
判定曲線k(x)の場合))(ステップS408のNO
→ステップS409のYES)、燃料消費率に異常状態
が発生した旨の警報を発するための警報情報26bを生
成する(ステップS410)。
【0177】同時に、警報手段30が、受信した警報情
報26bに応じて、燃料瞬時流量又は燃料消費率に異常
状態が発生した旨の警報音(具体的には、ブザー音)を
発すると同時に(ステップS411→ステップS41
2)、LED表示を用いた警報表示を実行する(ステッ
プS412→ステップS413)。
【0178】以上説明したように、第4実施形態の運行
管理方法に依れば、車両の運行中の積載荷重に対応する
燃料瞬時流量が、前車両の積載荷重を変数とする所定の
燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて設定された
警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設けるこ
とに依り、任意の積載荷重に対して適切な燃料瞬時流量
の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみ
を収集し記録でき、更に適切な警報を発することができ
るようになる。
【0179】更に、車両の運行中の積載荷重に対応する
燃料消費率が、車両の傾斜の度合いを変数とする所定の
燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて設定された警
報エリアに一致した際に警報を発する工程を設けること
に依り、任意の積載荷重に対して適切な燃料消費率の警
報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収
集し記録でき、更に適切な警報を発することができるよ
うになる。
【0180】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、同一の
運行位置における所定回数以降の異常値の保持を実行し
ない工程を設けることに依り、地形による異常値を保持
せずに適切な異常値のみを収集してこれを記録できるよ
うになる。
【0181】請求項2に記載の発明に依れば、位置情報
に対する所定回数以上異常値情報が既に保持されていた
ときにこのときの位置情報に対する所定回数以降の異常
値情報を保持しない制御を実行する判定手段を設けるこ
とに依り、地形による異常値を保持せずに適切な異常値
のみを収集してこれを記録できるようになる。
【0182】請求項3に記載の発明に依れば、車両の運
行中の運行速度に対応する燃料消費率が、車両の運行速
度を変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線に
基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報を発
する工程を設けることに依り、任意の運行速度に対して
適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結果、
適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を
発することができるようになる。
【0183】請求項4に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速度に
基づいて決定される1次関数である燃料消費率警報レベ
ル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致した
際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の運行
速度に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定で
き、その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更
に適切な警報を発することができるようになる。
【0184】請求項5に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速度に
基づいて決定される折れ線関数である燃料消費率警報レ
ベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致し
た際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の運
行速度に対して更に適切な燃料消費率の警報レベルを設
定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録で
き、更に適切な警報を発することができるようになる。
【0185】請求項6に記載の発明に依れば、請求項3
に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数である
燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて設定された警
報エリアに一致した際に警報を発する工程を設けること
に依り、任意の運行速度に対して更に適切な燃料消費率
の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみ
を収集し記録でき、更に適切な警報を発することができ
るようになる。
【0186】請求項7に記載の発明に依れば、請求項3
乃至6のいずれか一項に記載の効果に加えて、車速パル
ス信号に対応する燃料消費率情報が、燃料消費率警報レ
ベル判定曲線に基づいて決定される警報エリアに一致し
た際に、燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報を発
するための警報情報を生成する判定手段を設けることに
依り、任意の運行速度に対して適切な燃料消費率の警報
レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集
し記録でき、更に適切な警報を発することができるよう
になる。
【0187】請求項8に記載の発明に依れば、車両の運
行中の斜度に対応する燃料消費率が、車両の傾斜の度合
いを変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲線に
基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報を発
する工程を設けることに依り、任意の斜度に対して適切
な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結果、適切
な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発す
ることができるようになる。
【0188】請求項9に記載の発明に依れば、請求項8
に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速度に
基づいて決定される1次関数である燃料消費率警報レベ
ル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致した
際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の斜度
に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、そ
の結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切
な警報を発することができるようになる。
【0189】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
8に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速度
に基づいて決定される折れ線関数である燃料消費率警報
レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致
した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の
斜度に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定で
き、その結果、更に適切な異常値のみを収集し記録で
き、更に適切な警報を発することができるようになる。
【0190】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
8に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数であ
る燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて設定された
警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設けるこ
とに依り、任意の斜度に対して適切な燃料消費率の警報
レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集
し記録でき、更に適切な警報を発することができるよう
になる。
【0191】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
8乃至11のいずれか一項に記載の効果に加えて、斜度
信号に対応する燃料消費率情報が、燃料消費率警報レベ
ル判定曲線に基づいて決定される警報エリアに一致した
際に、燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報を発す
るための警報情報を生成する判定手段を設けることに依
り、任意の斜度に対して適切な燃料消費率の警報レベル
を設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録
でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0192】請求項13に記載の発明に依れば、車両の
運行中の斜度に対応する燃料瞬時流量が、前車両の斜度
を変数とする所定の燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に
基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報を発
する工程を設けることに依り、任意の斜度に対して適切
な燃料瞬時流量の警報レベルを設定でき、その結果、適
切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発
することができるようになる。
【0193】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
13に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される1次関数である燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一
致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意
の斜度に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設定
でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、
更に適切な警報を発することができるようになる。
【0194】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
13に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される折れ線関数である燃料瞬時流量
警報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに
一致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任
意の斜度に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設
定でき、その結果、更に適切な異常値のみを収集し記録
でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0195】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
13に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数で
ある燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて設定さ
れた警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設け
ることに依り、任意の斜度に対して適切な燃料瞬時流量
の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみ
を収集し記録でき、更に適切な警報を発することができ
るようになる。
【0196】請求項17に記載の発明に依れば、請求項
13乃至16のいずれか一項に記載のの効果に加えて、
斜度信号に対応する燃料瞬時流量情報が、燃料瞬時流量
警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エリアに
一致した際に、燃料瞬時流量に異常状態が発生した旨の
警報を発するための警報情報を生成する判定手段を設け
ることに依り、任意の斜度に対して適切な燃料瞬時流量
の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみ
を収集し記録でき、更に適切な警報を発することができ
るようになる。
【0197】請求項18に記載の発明に依れば、車両の
運行中の荷重に対応する燃料消費率が、車両に積載され
た荷重を変数とする所定の燃料消費率警報レベル判定曲
線に基づいて設定された警報エリアに一致した際に警報
を発する工程を設けることに依り、任意の積載荷重に対
して適切な燃料消費率の警報レベルを設定でき、その結
果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適切な警
報を発することができるようになる。
【0198】請求項19に記載の発明に依れば、請求項
18に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される1次関数である燃料消費率警報
レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致
した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意の
積載荷重に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設定
でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、
更に適切な警報を発することができるようになる。
【0199】請求項20に記載の発明に依れば、請求項
18に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される折れ線関数である燃料消費率警
報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一
致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意
の積載荷重に対して適切な燃料消費率の警報レベルを設
定でき、その結果、更に適切な異常値のみを収集し記録
でき、更に適切な警報を発することができるようにな
る。
【0200】請求項21に記載の発明に依れば、請求項
18に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数で
ある燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて設定され
た警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設ける
ことに依り、任意の積載荷重に対して適切な燃料消費率
の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみ
を収集し記録でき、更に適切な警報を発することができ
るようになる。
【0201】請求項22に記載の発明に依れば、請求項
18乃至21のいずれか一項に記載の効果に加えて、荷
重信号に対応する燃料消費率情報が、燃料消費率警報レ
ベル判定曲線に基づいて決定される警報エリアに一致し
た際に、燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報を発
するための警報情報を生成する判定手段を設けることに
依り、任意の積載荷重に対して適切な燃料消費率の警報
レベルを設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集
し記録でき、更に適切な警報を発することができるよう
になる。
【0202】請求項23に記載の発明に依れば、車両の
運行中の荷重に対応する燃料瞬時流量が、車両に積載さ
れた荷重を変数とする所定の燃料瞬時流量警報レベル判
定曲線に基づいて設定された警報エリアに一致した際に
警報を発する工程を設けることに依り、任意の積載荷重
に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを設定でき、
その結果、適切な異常値のみを収集し記録でき、更に適
切な警報を発することができるようになる。
【0203】請求項24に記載の発明に依れば、請求項
23に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される1次関数である燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに一
致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任意
の積載荷重に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベルを
設定でき、その結果、適切な異常値のみを収集し記録で
き、更に適切な警報を発することができるようになる。
【0204】請求項25に記載の発明に依れば、請求項
23に記載の効果に加えて、少なくとも2種類の運行速
度に基づいて決定される折れ線関数である燃料瞬時流量
警報レベル判定曲線に基づいて設定された警報エリアに
一致した際に警報を発する工程を設けることに依り、任
意の積載荷重に対して適切な燃料瞬時流量の警報レベル
を設定でき、その結果、更に適切な異常値のみを収集し
記録でき、更に適切な警報を発することができるように
なる。
【0205】請求項26に記載の発明に依れば、請求項
23に記載の効果に加えて、予め決定される曲線関数で
ある燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて設定さ
れた警報エリアに一致した際に警報を発する工程を設け
ることに依り、任意の積載荷重に対して適切な燃料瞬時
流量の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値
のみを収集し記録でき、更に適切な警報を発することが
できるようになる。
【0206】請求項27に記載の発明に依れば、請求項
23乃至26のいずれか一項に記載の効果に加えて、荷
重信号に対応する燃料瞬時流量情報が、燃料瞬時流量警
報レベル判定曲線に基づいて決定される警報エリアに一
致した際に、燃料瞬時流量に異常状態が発生した旨の警
報を発するための警報情報を生成する判定手段を設ける
ことに依り、任意の積載荷重に対して適切な燃料瞬時流
量の警報レベルを設定でき、その結果、適切な異常値の
みを収集し記録でき、更に適切な警報を発することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運行管理装置を説明するための機能ブ
ロック図である。
【図2】図1の運行管理装置に用いられる運行管理方法
の第1実施形態を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】図3(a)は、第2実施形態に用いられる燃料
消費率警報レベル判定曲線の初期値設定方法を説明する
ためのテーブルであり、図3(b)は、警報レベル判定
曲線と警報エリアを説明するためのグラフである。
【図4】図3の運行管理方法を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】図5(a)は、第3実施形態に用いられる燃料
瞬時流量警報レベル判定曲線の初期値設定方法を説明す
るためのテーブルであり、図5(b)は、燃料瞬時流量
警報レベル判定曲線と警報エリアを説明するためのグラ
フであり、図5(c)は、燃料消費率警報レベル判定曲
線と警報エリアを説明するためのグラフである。
【図6】図5の運行管理方法を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】図7(a)は、第4実施形態に用いられる燃料
瞬時流量警報レベル判定曲線の初期値設定方法を説明す
るためのテーブルであり、図7(b)は、燃料瞬時流量
警報レベル判定曲線と警報エリアを説明するためのグラ
フであり、図7(c)は、燃料消費率警報レベル判定曲
線と警報エリアを説明するためのグラフである。
【図8】図7の運行管理方法を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 運行管理装置 12 流量センサ 12a 流量パルス信号 14 車速センサ 14a 車速パルス信号 16 斜度センサ 16a 斜度信号 20 GPSセンサ 20a GPS信号 21 荷重センサ 21a 荷重信号 22 演算手段 22a 燃料瞬時流量情報 22b 燃料消費率情報 24 位置検出手段 24a 位置情報 26 判定手段 26a 異常値情報 26b 警報情報 28 記憶手段 30 警報手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01S 5/14 G01S 5/14

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運行中に算出される燃料瞬時流量
    又は燃料消費率の少なくとも何れかが予め設定された警
    報レベルに達した際に、当該燃料瞬時流量又は当該燃料
    消費率を異常値として保持すると共に、燃料瞬時流量又
    は燃料消費率に異常状態が発生した旨の警報を発する運
    行管理方法において、 GPSを用いて車両の運行位置を検出する工程と、 GPSを用いて特定された同一の運行位置において所定
    回数以上前記異常値が保持された場合、当該運行位置に
    おける当該所定回数以降の異常値の保持を実行しない工
    程とを有する、 ことを特徴とする運行管理方法。
  2. 【請求項2】 前記運行管理方法を用いた運行管理装置
    において、 車両の運行位置に係るGPS信号を収集するGPSセン
    サと、 前記GPS信号に基づいて、車両の運行位置を特定して
    当該特定された運行位置に係る位置情報を生成する位置
    検出手段と、 運行中の車両の燃料の消費量を検出して当該燃料消費率
    に係る流量パルス信号を生成する流量センサと、 車両の運行速度を測定して当該運行速度に係る車速パル
    ス信号を生成する車速センサと、 前記流量パルス信号に基づいて単位時間に車両で消費さ
    れる燃料の瞬時流量を算出して当該算出された燃料瞬時
    流量に係る燃料瞬時流量情報を生成し、又、前記車速パ
    ルス信号に基づいて、単位容量当たりの燃料で車両が走
    行した距離である燃料消費率を算出して当該算出された
    燃料消費率に係る燃料消費率情報を生成する演算手段
    と、 車両の運行中の前記燃料瞬時流量情報又は前記燃料消費
    率情報の少なくとも何れかが前記警報レベルに達した場
    合であって、同一の前記位置情報に対する異常値情報の
    保持が所定回数未満であったときに当該燃料瞬時流量情
    報又は当該燃料消費率情報を当該位置情報に対する前記
    異常値情報として保持する制御を実行すると共に、異常
    状態が発生した旨の警報を発するための警報情報を生成
    し、又、前記位置情報に対する所定回数以上前記異常値
    情報が既に保持されていたときに当該位置情報に対する
    当該所定回数以降の前記異常値情報を保持しない制御を
    実行する判定手段と、 受信した前記位置情報に対応づけられた前記異常値情報
    を保持する記憶手段と、 受信した前記警報情報に応じて、燃料瞬時流量又は燃料
    消費率に異常状態が発生した旨の警報を発する警報手段
    とを有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の運行管理方法を用い
    た運行管理装置。
  3. 【請求項3】 車両の運行中に算出される燃料消費率が
    予め設定された警報エリアに一致した際に、燃料消費率
    に異常状態が発生した旨の警報を発する運行管理方法に
    おいて、 車両の運行速度を変数とする所定の燃料消費率警報レベ
    ル判定曲線に基づいて前記警報エリアを設定する工程
    と、 車両の運行中の前記運行速度に対応する前記燃料消費率
    が、前記警報エリアに一致した際に、前記警報を発する
    工程とを有する、 ことを特徴とする運行管理方法。
  4. 【請求項4】 前記燃料消費率警報レベル判定曲線は、
    少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される1次
    関数である、 ことを特徴とする請求項3に記載の運行管理方法。
  5. 【請求項5】 前記燃料消費率警報レベル判定曲線は、
    少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される折れ
    線関数である、 ことを特徴とする請求項3に記載の運行管理方法。
  6. 【請求項6】 前記燃料消費率警報レベル判定曲線は、
    予め設定された曲線関数である、 ことを特徴とする請求項3に記載の運行管理方法。
  7. 【請求項7】 前記運行管理方法を用いた運行管理装置
    において、 運行中の車両の燃料の消費量を検出して当該燃料消費率
    に係る流量パルス信号を生成する流量センサと、 車両の運行速度を測定して当該運行速度に係る車速パル
    ス信号を生成する車速センサと、 前記流量パルス信号に基づいて単位時間に車両で消費さ
    れる燃料の瞬時流量を算出して当該算出された燃料瞬時
    流量に係る燃料瞬時流量情報を生成し、又、前記車速パ
    ルス信号に基づいて、単位容量当たりの燃料で車両が走
    行した距離である燃料消費率を算出して当該算出された
    燃料消費率に係る燃料消費率情報を生成する演算手段
    と、 前記車速パルス信号に対応する前記燃料消費率情報が、
    前記燃料消費率警報レベル判定曲線に基づいて決定され
    る警報エリアに一致した際に、燃料消費率に異常状態が
    発生した旨の警報を発するための警報情報を生成する判
    定手段と、 受信した前記警報情報に応じて前記異常状態が発生した
    旨の警報を発する警報手段とを有する、 ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載
    の運行管理方法を用いた運行管理装置。
  8. 【請求項8】 車両の運行中に算出される燃料消費率が
    予め設定された警報エリアに一致した際に、燃料消費率
    に異常状態が発生した旨の警報を発する運行管理方法に
    おいて、 車両の傾斜の度合いを変数とする所定の燃料消費率警報
    レベル判定曲線に基づいて前記警報エリアを設定する工
    程と、 車両の運行中の前記斜度に対応する前記燃料消費率が、
    前記警報エリアに一致した際に、前記警報を発する工程
    とを有する、 ことを特徴とする運行管理方法。
  9. 【請求項9】 前記燃料消費率警報レベル判定曲線は、
    少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される1次
    関数である、 ことを特徴とする請求項8に記載の運行管理方法。
  10. 【請求項10】 前記燃料消費率警報レベル判定曲線
    は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
    折れ線関数である、 ことを特徴とする請求項8に記載の運行管理方法。
  11. 【請求項11】 前記燃料消費率警報レベル判定曲線
    は、予め設定された曲線関数である、 ことを特徴とする請求項8に記載の運行管理方法。
  12. 【請求項12】 前記運行管理方法を用いた運行管理装
    置において、 運行中の車両の燃料の消費量を検出して当該燃料消費率
    に係る流量パルス信号を生成する流量センサと、 車両の運行速度を測定して当該運行速度に係る車速パル
    ス信号を生成する車速センサと、 車両の傾斜の度合いを測定して当該傾斜度に係る斜度信
    号を生成する斜度センサと、 前記流量パルス信号に基づいて単位時間に車両で消費さ
    れる燃料の瞬時流量を算出して当該算出された燃料消費
    率に係る燃料消費率情報を生成する演算手段と、 前記斜度信号に対応する前記燃料消費率情報が、前記燃
    料消費率警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報
    エリアに一致した際に、燃料消費率に異常状態が発生し
    た旨の警報を発するための警報情報を生成する判定手段
    と、 受信した前記警報情報に応じて前記異常状態が発生した
    旨の警報を発する警報手段とを有する、 ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記
    載の運行管理方法を用いた運行管理装置。
  13. 【請求項13】 車両の運行中に算出される燃料瞬時流
    量が予め設定された警報エリアに一致した際に、燃料瞬
    時流量に異常状態が発生した旨の警報を発する運行管理
    方法において、 車両の斜度を変数とする所定の燃料瞬時流量警報レベル
    判定曲線に基づいて前記警報エリアを設定する工程と、 車両の運行中の前記斜度に対応する前記燃料瞬時流量
    が、前記警報エリアに一致した際に、前記警報を発する
    工程とを有する、 ことを特徴とする運行管理方法。
  14. 【請求項14】 前記燃料瞬時流量警報レベル判定曲線
    は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
    1次関数である、 ことを特徴とする請求項13に記載の運行管理方法。
  15. 【請求項15】 前記燃料瞬時流量警報レベル判定曲線
    は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
    折れ線関数である、 ことを特徴とする請求項13に記載の運行管理方法。
  16. 【請求項16】 前記燃料瞬時流量警報レベル判定曲線
    は、予め設定された曲線関数である、 ことを特徴とする請求項13に記載の運行管理方法。
  17. 【請求項17】 前記運行管理方法を用いた運行管理装
    置において、 運行中の車両の燃料の消費量を検出して当該燃料消費率
    に係る流量パルス信号を生成する流量センサと、 車両の運行速度を測定して当該運行速度に係る車速パル
    ス信号を生成する車速センサと、 車両の傾斜の度合いを測定して当該傾斜度に係る斜度信
    号を生成する斜度センサと、 前記流量パルス信号に基づいて単位時間に車両で消費さ
    れる燃料の瞬時流量を算出して当該算出された燃料瞬時
    流量に係る燃料瞬時流量情報を生成する演算手段と、 前記斜度信号に対応する前記燃料瞬時流量情報が、前記
    燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて決定される
    警報エリアに一致した際に、燃料瞬時流量に異常状態が
    発生した旨の警報を発するための警報情報を生成する判
    定手段と、 受信した前記警報情報に応じて前記異常状態が発生した
    旨の警報を発する警報手段とを有する、 ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一項に
    記載の運行管理方法を用いた運行管理装置。
  18. 【請求項18】 車両の運行中に算出される燃料消費率
    が予め設定された警報エリアに一致した際に、燃料消費
    率に異常状態が発生した旨の警報を発する運行管理方法
    において、 車両に積載された荷重を変数とする所定の燃料消費率警
    報レベル判定曲線に基づいて前記警報エリアを設定する
    工程と、 車両の運行中の前記荷重に対応する前記燃料消費率が、
    前記警報エリアに一致した際に、前記警報を発する工程
    とを有する、 ことを特徴とする運行管理方法。
  19. 【請求項19】 前記燃料消費率警報レベル判定曲線
    は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
    1次関数である、 ことを特徴とする請求項18に記載の運行管理方法。
  20. 【請求項20】 前記燃料消費率警報レベル判定曲線
    は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
    折れ線関数である、 ことを特徴とする請求項18に記載の運行管理方法。
  21. 【請求項21】 前記燃料消費率警報レベル判定曲線
    は、予め設定された曲線関数である、 ことを特徴とする請求項18に記載の運行管理方法。
  22. 【請求項22】 前記運行管理方法を用いた運行管理装
    置において、 運行中の車両の燃料の消費量を検出して当該燃料消費率
    に係る流量パルス信号を生成する流量センサと、 車両の運行速度を測定して当該運行速度に係る車速パル
    ス信号を生成する車速センサと、 車両に積載された荷重を測定して当該測定された荷重に
    係る荷重信号を生成する荷重センサと、 前記流量パルス信号に基づいて単位時間に車両で消費さ
    れる燃料の瞬時流量を算出して当該算出された燃料消費
    率に係る燃料消費率情報を生成する演算手段と、 前記荷重信号に対応する前記燃料消費率情報が、前記燃
    料消費率警報レベル判定曲線に基づいて決定される警報
    エリアに一致した際に、燃料消費率に異常状態が発生し
    た旨の警報を発するための警報情報を生成する判定手段
    と、 受信した前記警報情報に応じて前記異常状態が発生した
    旨の警報を発する警報手段とを有する、 ことを特徴とする請求項18乃至21のいずれか一項に
    記載の運行管理方法を用いた運行管理装置。
  23. 【請求項23】 車両の運行中に算出される燃料瞬時流
    量が予め設定された警報エリアに一致した際に、燃料瞬
    時流量に異常状態が発生した旨の警報を発する運行管理
    方法において、 車両に積載された荷重を変数とする所定の燃料瞬時流量
    警報レベル判定曲線に基づいて前記警報エリアを設定す
    る工程と、 車両の運行中の前記荷重に対応する前記燃料瞬時流量
    が、前記警報エリアに一致した際に、前記警報を発する
    工程とを有する、 ことを特徴とする運行管理方法。
  24. 【請求項24】 前記燃料瞬時流量警報レベル判定曲線
    は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
    1次関数である、 ことを特徴とする請求項23に記載の運行管理方法。
  25. 【請求項25】 前記燃料瞬時流量警報レベル判定曲線
    は、少なくとも2種類の運行速度に基づいて決定される
    折れ線関数である、 ことを特徴とする請求項23に記載の運行管理方法。
  26. 【請求項26】 前記燃料瞬時流量警報レベル判定曲線
    は、予め設定された曲線関数である、 ことを特徴とする請求項23に記載の運行管理方法。
  27. 【請求項27】 前記運行管理方法を用いた運行管理装
    置において、 運行中の車両の燃料の消費量を検出して当該燃料消費率
    に係る流量パルス信号を生成する流量センサと、 車両の運行速度を測定して当該運行速度に係る車速パル
    ス信号を生成する車速センサと、 車両に積載された荷重を測定して当該測定された荷重に
    係る荷重信号を生成する荷重センサと、 前記流量パルス信号に基づいて単位時間に車両で消費さ
    れる燃料の瞬時流量を算出して当該算出された燃料瞬時
    流量に係る燃料瞬時流量情報を生成する演算手段と、 前記荷重信号に対応する前記燃料瞬時流量情報が、前記
    燃料瞬時流量警報レベル判定曲線に基づいて決定される
    警報エリアに一致した際に、燃料瞬時流量に異常状態が
    発生した旨の警報を発するための警報情報を生成する判
    定手段と、 受信した前記警報情報に応じて前記異常状態が発生した
    旨の警報を発する警報手段とを有する、 ことを特徴とする請求項23乃至26のいずれか一項に
    記載の運行管理方法を用いた運行管理装置。
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