JP3374367B2 - 車両運転記録装置 - Google Patents

車両運転記録装置

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JP3374367B2
JP3374367B2 JP27603597A JP27603597A JP3374367B2 JP 3374367 B2 JP3374367 B2 JP 3374367B2 JP 27603597 A JP27603597 A JP 27603597A JP 27603597 A JP27603597 A JP 27603597A JP 3374367 B2 JP3374367 B2 JP 3374367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両走行記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】現状の走行速度(走行スピード)や、エ
ンジン回転数、あるいは車両の走行加速度などのデータ
を計測しこれを記録しておき、後に特定時間ごとのデー
タを読み出して、速度超過やエンジン過回転などの安全
性や省エネルギ化に反するような運転行為が頻繁に行わ
れていなかったかどうかなどについてを解析〜反省する
ための資料を供するための車両運転記録装置が、主に運
送業務用トラックやタクシー等の業務用車両に用いられ
ている。
【0003】このような従来の車両運転記録装置で計測
されるデータは、予め定めておいた適正値の範囲と比較
して、その適正範囲から外れた値であった場合には、そ
のときに前記の速度超過やエンジン過回転など不適正な
運転行為が頻繁に行われていたものと判定され、今後の
より安全かつ効率的な運転のための反省材料とする、と
いった方法で利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地図の
上では平板的で等質に見える走行路も、実際の車両運行
においては坂道などの地形に起因した事情によってそれ
を走行する際の条件が異なっており、また高速道路か一
般道かの違いによってもその適正速度は大きく異なって
いるので、前記のように予め定めておいた適正値をすべ
ての場合の基準にして不適正な運転行為であるか否かを
特定することは、妥当性を欠く解析結果を導き出してし
まうことが多くなるという問題がある。
【0005】例えば、傾斜が急な坂道途中からの発進な
どでエンジン回転数を通常以上の値に上げることが必要
であるような場合でも、そのときのエンジン回転数が前
記の予め定めておいた適正値以上になると、その妥当性
の如何に関わらず不適正な運転行為のように記録されて
しまう。
【0006】また、高速道路上を走行する場合などに
は、高速道路上では最低速度制限があるので、特定の速
度以上(例えば60km/h以上など)で走行すること
が定められているが、このような高速道路上の走行時に
前記の予め定めておいた適正値以上に速度を上げたとし
ても、それはむしろ正しい運転であって、この場合には
適正値以下での走行の方が不適正な走行と判定されるべ
きである。
【0007】しかし、このような走行路の種類ごとに異
なった走行条件を逐一加味して適正な運転の判定を行な
うためには、その走行路の種類や条件を車両運転記録装
置が逐一判別し、それに基づいて前記の適正値を選択し
て変更しなければならない。しかしてそのような走行路
の種類や条件の自動的な認識〜判別は、実際的には極め
て困難であり、またそれを正確に実現するためには、い
わゆるエキスパートシステムのようなAI(人工知能)
が必要となり、車両運転記録装置が極めて繁雑化すると
ともにその製品としてのコスト等が車両搭載装置として
極めて非現実的なものとなってしまうという問題があ
る。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたもので、車両運転記録装置が車両の運転デー
タを記録するにあたり、そのデータが不適正な運転行為
であるか否かを特定するような場合に、AIのような装
置の繁雑化を招くような手段を新たに付加的に用いるこ
と無しに、車両の実際的な走行上の必要性から発生した
異常値データを判別し、これについては不適正な運転行
為としては記録せず、不適正な運転行為として記録され
るべき運転データだけを正確に記録する車両運転記録装
置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1に、本発明の車両運
転記録装置は、車両100の走行速度を時系列的に計測
する計測手段101と、該計測された計測データを記録
する計測データ記録手段102とを有する車両運転記録
装置において、前記車両100の走行位置を判定し該位
置をデータ化する走行位置判定手段300と、前記計測
データを、予め定めておいた範囲の走行速度の値と比較
する比較手段201と、前記計測データが前記範囲を越
えた場合には、該計測データを異常値データと判定する
異常値データ判定手段202と、前記異常値データ判定
手段202によって前記計測データが異常値データと判
定されると、該異常値データの発生した時点で前記走行
位置判定手段300によって判定された前記車両100
の走行位置データと前記異常値データの発生した時刻の
データとを、前記異常値データと対応付けて記録する異
常値データ記録手段203と、前記記録された異常値デ
ータのうち、一つの異常値データに対応付けられている
走行位置データが、少なくとも他の一つ以上の異常値デ
ータに対応付けられている走行位置データと同じ走行位
置のデータであるか否かを判別する同一走行位置データ
判別手段204と、前記同一走行位置データ判別手段2
04によって、前記2つ以上の異常値データに対応して
いる前記走行位置データどうしが同じ走行位置のデータ
であると判別された場合には、該2つ以上の異常値デー
タの記録を消去する異常値データ消去手段205とを備
えたことを特徴とする車両運転記録装置である。
【0010】また第2に、車両100の走行加速度を時
系列的に計測する計測手段101と、該計測された計測
データを記録する記録手段102とを有する車両運転記
録装置において、前記車両100の走行位置を判定し該
位置をデータ化する走行位置判定手段300と、前記計
測データを、予め定めておいた範囲の走行加速度の値と
比較する比較手段201と、前記計測データが前記範囲
を越えた場合には、該計測データを異常値データと判定
する異常値データ判定手段202と、前記異常値データ
判定手段202によって前記計測データが異常値データ
と判定されると、該異常値データの発生した時点で前記
走行位置判定手段300によって判定された前記車両1
00の走行位置データと前記異常値データの発生した時
刻のデータとを、前記異常値データと対応付けて記録す
る異常値データ記録手段203と、前記記録された異常
値データのうち、一つの異常値データに対応付けられて
いる走行位置データが、少なくとも他の一つ以上の異常
値データに対応付けられている走行位置データと同じ走
行位置のデータであるか否かを判別する同一走行位置デ
ータ判別手段204と、前記同一走行位置データ判別手
段204によって、前記2つ以上の異常値データに対応
している前記走行位置データどうしが同じ走行位置のデ
ータであると判別された場合には、該2つ以上の異常値
データの記録を消去する異常値データ消去手段205と
を備えたことを特徴とする車両運転記録装置である。
【0011】また第3に、車両の動力用エンジンの回転
数を計測する計測手段101と、該計測したデータを記
録する記録手段102とを有する、車両運転記録装置に
おいて、前記車両の走行位置を判定し該位置をデータ化
する走行位置判定手段300と、前記計測データを、予
め定めておいた範囲のエンジン回転数の値と比較する比
較手段201と、前記計測データが前記範囲を越えた場
合には、該計測データを異常値データと判定する異常値
データ判定手段202と、前記異常値データ判定手段2
02によって前記計測データが異常値データと判定され
ると、該異常値データの発生した時点で前記走行位置判
定手段300によって判定された前記車両100の走行
位置データと前記異常値データの発生した時刻のデータ
とを、前記異常値データと対応付けて記録する異常値デ
ータ記録手段203と、前記記録された異常値データの
うち、一つの異常値データに対応付けられている走行位
置データが、少なくとも他の一つ以上の異常値データに
対応付けられている走行位置データと同じ走行位置のデ
ータであるか否かを判別する同一走行位置データ判別手
段204と、前記同一走行位置データ判別手段204に
よって、前記2つ以上の異常値データに対応している前
記走行位置データどうしが同じ走行位置のデータである
と判別された場合には、該2つ以上の異常値データの記
録を消去する異常値データ消去手段205とを備えたこ
とを特徴とする車両運転記録装置である。
【0012】即ち、上記のような車両の走行速度や走行
加速度あるいは動力用のエンジンの回転数などに、異常
値データが発生した場合、それがその場所(走行位置)
での実走行条件等から必要であったがために行われた運
転に基づいて発生した異常値データであるのか否かの判
定そのものについてを行なうことは、上記の従来技術の
説明で指摘したように、実際上は極めて困難である。
【0013】ところで、前記のような走行条件等に起因
して必要であったがために行われた運転に基づいて異常
値データが発生した場合には、その位置を車両100が
走行する度に必ず毎回同じ位置で同様な異常値データが
発生するはずである。一方、近年では車両100の走行
位置をかなり正確に地図上の点で表示する、いわゆるナ
ビゲーションシステムが実用に供されており、このよう
な装置を走行位置判定手段300として比較的簡易な装
置を車両に搭載するだけで、かなり正確な車両の走行位
置のデータを逐一検出することが可能である。
【0014】そこで本発明によれば、上記のような各構
成を採ることにより、毎回同じ位置で異常値データが発
生する場合には、その位置には予め設定されていた適正
範囲を越えた走行方法で運転せざるを得ない走行上の条
件があったものと見做すことができるので、そのような
同じ位置で複数回発生するような異常値データについて
は、異常値(つまり不適正な運転状態)の記録としては
記録しない。このようにして、AIのような繁雑な装置
を新たに付加的に用いること無しに、自動車車両等にむ
しろ馴染みの深いナビゲーションシステムのような走行
位置判定手段300を援用して、上記の各手段201〜
205によって車両100の実際的な走行上の必要性か
ら発生した異常値データを判別し、これについては不適
正な運転行為としては記録に残さず、その他の不適正な
運転行為として記録されるべき運転データだけを正確に
記録することができる。
【0015】また本発明の車両運転記録装置は、第4
に、上記第1〜3いずれかに記載の車両運転記録装置に
おいて、前記異常値データ消去手段205は、前記同じ
走行位置に対応している前記2つ以上の異常値データの
うち、最も最初の時刻に記録された異常値データのみは
消去せずに記録に残す異常値データ消去手段205であ
ることを特徴とする車両運転記録装置である。
【0016】即ち、上記第1〜3記載の車両運転記録装
置においてはいずれも、同じ走行位置で発生した2つ以
上の異常値データは全て消去するが、場合によってはこ
のとき発生した異常値データは、実際には運転者の不適
正な癖に起因するものであることも有り得る。例えば、
特定の位置で直線道路が続いているとき、ある運転者は
その特定の区間では毎回超過速度で運転することが癖に
なっているような場合には、その区間での運転は本来不
適正な運転行為として記録されるべきであるのに、記録
に残されなくなってしまう場合もある。特に走行速度が
適正か否かの判定については、その適正値の範囲の取り
方によっては不適正な運転行為と高速道路上の走行との
判別が困難である場合も有り得る。
【0017】そこで、このような場合に対処するため
に、この第4記載の技術によれば、最初の一度の異常値
データ発生については記録に残し、それ以降については
消去する。このように、異常値データが同一位置で多数
回発生した場合には、それが不適正な運転行為であった
か否かの記録の妥当性については問わず、その発生の記
録を少なくとも最初に発生した1つについては記録に残
すことによって、その後に運転記録を解析する際の有力
な情報として有効に利用することができるようになる。
【0018】つまり、仮に前記の最初の一度の異常値デ
ータ発生が、適正な運転行為の結果に生じたものであっ
たとしても、記録として残っているのは1度分の記録だ
けであるので、その安全運転などを評価する際には殆ど
無視できる程度の頻度の発生回数としてカウントされる
だけである。しかも、それは1度のデータだけであるか
ら、そのデータをさらに詳細に解析するに際しても、そ
の1つの異常値データのみを対象にその詳細を、つまり
その異常値が発生した位置や時刻を、解析すれば済むこ
とになる。そしてそのような簡易な解析を行なった結
果、その異常値が例えば急斜面の地形を走る道路上の位
置で発生したことなどが判明すれば、これに基づいて前
記の1つの異常値データは不可避的なものだったと判断
されるので、これを消去すればよいだけであるから、記
録されたデータの後処理あるいは解析についても、本発
明によれば極めて簡易なものとすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両運転記録
装置の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。 (実施形態1)この車両運転記録装置は、図1にその構
成の主要部を示すように、車両100の走行速度を時系
列的に計測する計測手段101と、該計測された計測デ
ータを記録する計測データ記録手段102とを有する車
両運転記録装置であって、前記車両100の走行位置を
判定し、その位置をデータ化する走行位置判定手段30
0と、前記の計測データを、予め定めておいた範囲の走
行速度の値と比較する比較手段201と、前記の計測デ
ータが前記の範囲を越えた場合には、その計測データを
異常値データと判定する異常値データ判定手段202
と、前記の異常値データ判定手段202によって前記の
計測データが異常値データと判定されると、その異常値
データの発生した時点で前記の走行位置判定手段300
によって判定された車両100の走行位置データと前記
の異常値データの発生した時刻のデータとを、その異常
値データと対応付けて記録する異常値データ記録手段2
03と、前記の記録された異常値データのうち一つの異
常値データに対応付けられている走行位置データが、少
なくとも他の一つ以上の異常値データに対応付けられて
いる走行位置データと同じ走行位置のデータであるか否
かを判別する同一走行位置データ判別手段204と、こ
の同一走行位置データ判別手段204によって前記2つ
以上の異常値データに対応している前記走行位置データ
どうしが同じ走行位置のデータであると判別された場合
には、その2つ以上の異常値データの記録を共に消去す
る異常値データ消去手段205とを備えている。
【0020】上記の走行速度を時系列的に計測する計測
手段101としては、車両100のエンジン出力を駆動
用車輪に伝達するいわゆる駆動系に配置されてその時間
当たりの軸回転数を計測し、これに基づき走行速度を演
算するような計測手段101などがさらに具体的に好適
で、例えば運行記録装置などに走行速度のデータを記録
するために、その走行速度を計測する、従来から用いら
れている走行速度計測手段、あるいは車両のいわゆるス
ピードメータに走行速度を表示するための走行速度計測
手段などを、好適に用いることができる。
【0021】また、上記の計測データ記録手段102と
しては、例えば運行記録装置などに走行速度のデータを
記録するために従来から用いられている計測データ記録
手段などを好適に用いることができる。また、走行位置
判定手段300としては、自動車車両等に搭載されて利
用されている、例えばGPSナビゲーションシステムの
ような車両の走行位置を高い信頼性で正確に判定するこ
とが可能な走行位置判定手段を用いることができる。こ
のようなナビゲーションシステムは、その本来の目的の
ために既に自動車車両等に多用されているので、これを
本発明に係る走行位置判定手段300として好適に援用
することができる。
【0022】そして上記の比較手段201、異常値デー
タ判定手段202、異常値データ記録手段203、同一
走行位置データ判別手段204、異常値データ消去手段
205(以上は図1中に鎖線で囲んで示した)、および
それらの間でデータのやり取りを行うインターフェイス
等(図示省略)の各手段は、例えば1チップマイコンお
よびそれに用いられる外部記憶装置のような周辺機器を
好適に用いて、それらによって構築することができる。
なお、本実施形態の説明においては、前記のようなイン
ターフェイス等の構成要素については本発明に係る技術
の要点そのものとは直接の関係性が薄いので、その詳述
については説明の簡潔化を図るために省略する。
【0023】次に、本発明に係る第1の実施形態の車両
運転記録装置の動作の概要を、図2の概要フローチャー
トに基づいて説明する。計測手段101は、車両100
の走行速度(V)を一定周期(T)ごとに時系列的に計
測する(s1〜2)。例えばT=1分間として、時刻t
が1分経過するごとに(s1のY)、走行速度(V)を
計測(モニタリング)する(s2)。tが1分経過前に
は待ち状態にある(そして計測データ記録手段102
は、前記の計測手段101によって計測された走行速度
の計測データ(V)を、それがモニタリングされた時刻
データ(t)と対応付けて、それらを時系列的に記録し
て行く(s3)。このとき用いる時刻データtは、例え
ばマイコンに内蔵された時計機能等を好適に用いてモニ
タリングすることができる。
【0024】続いて比較手段201は、前記の計測され
た走行速度の計測データ(V)を、適正な走行速度とし
て予め定めておいた走行速度の値の範囲Vl〜Vhと比
較する(s4)。本実施形態においては、この適正な走
行速度の値の範囲Vl〜Vhとしては、Vl=0km/
h〜Vh=65km/hとしたが、この数値範囲のみに
は限定されないことは言うまでもない。要はその車両1
00で十分な妥当性を以て安全な運転状態と判定される
ような走行速度の範囲に設定することが望ましいことは
言うまでもない。
【0025】そして前記の比較の結果、計測データ
(V)が前記の値の範囲Vl〜Vhから外れていること
が検知されると、この計測データ(V)は異常値データ
判定手段202によって異常値データと判定され、この
異常値データの発生した時点で前記の走行位置判定手段
300によって判定された(s5)車両100の走行位
置データ(P)と、前記の異常値データの発生した時刻
データ(t)と共に、対応付けられて(V,t,P)の
ような3次元で1まとまり(1ログ)のデータとして、
異常値データ記録手段203に記録される(s6)。
【0026】続いて、前記のようにして一旦記録された
走行位置データ(P)に該当するデターが、既に記録さ
れたデータ中にあるか否かを、異常値データ消去手段2
05が判定する(s7)。そして、既に記録されている
走行位置データに、前記の新たに記録された走行位置デ
ータ(P)と同じものが在った場合には(s7のY)、
これら同じ走行位置データ(P)に対応付けられている
異常値データは、いずれも消去される(s8)。つま
り、上記の(V,t,P)のように3次元で1ログのデ
ータが形成されているデータのうち、それが内包してい
る走行位置データ(P)が同じであるもの同士は消去さ
れる。
【0027】しかしここで、既に記録されている走行位
置データに前記の新たに記録された走行位置データ
(P)と同じものが無かった場合には(s7のN)、こ
れらの異常値データはいずれも記録される。こうして、
上記の各手段201〜205によって車両100の実際
的な走行上の必要性から複数回発生したものと推定され
る異常値データを判別し、これについては不適正な運転
行為としては記録せず、その他の不適正な運転行為とし
て記録されるべき運転データだけを正確に記録すること
ができる。
【0028】なお、図2のフローチャートにおいては、
実際上は各ステップのいずれかで車両100自体の運転
が終了し、本装置の電源等もOFFにされるなどして割
り込みで終了が入る場合などもあることは言うまでもな
いが、そのような終了ステップについての詳述は省略す
る。
【0029】(実施形態2)上記第1の実施形態におい
ては、計測および記録の対象であるデータが走行速度の
データである場合について示したが、計測および記録の
対象であるデータとしてはその他にも、車両の走行加速
度のデータについても、本発明の技術を好適に用いるこ
とができる。
【0030】そしてこの場合には、上記第1の実施形態
における説明中で述べた車両の走行速度データ(V)の
代りに、車両の走行加速度データ(A)をあてはめて考
えることができる。このような第2の実施形態の車両運
転記録装置の動作の概要を図3の概要フローチャートに
示す。なお、この図3および以下の各構成要素の説明に
おいては、図2や第1の実施形態と同様の機能を果たす
ステップや構成についてはそれぞれ同じ符号を付して示
している。
【0031】ここで、本実施形態にて特記すべきは、計
測手段101による車両100の走行加速度のデータの
具体的な計測方式であるが、その走行加速度のデータの
具体的な計測方式としては、走行速度の変化率を演算し
てこれを走行加速度のデータとして得るような方式を採
用してもよく、あるいは例えば圧電振動ジャイロ(図示
省略)のような車両に掛かる加速度を電気的な手段を用
いて検出するような装置を用いても良い。
【0032】また、適正な走行速度の値の範囲Al〜A
hとしては、その車両100で十分な妥当性を以て安全
な運転状態と判定されるような走行加速度の範囲に設定
することが望ましいことは言うまでもない。 (実施形態3)上記第1の実施形態においては、計測お
よび記録の対象であるデータが、走行速度のデータであ
る場合について示したがその他にも、計測および記録の
対象であるデータとしては、車両の動力用エンジンの単
位時間当たりの回転数(R)のデータである場合にも、
本発明の技術を好適に用いることができる。
【0033】そしてこの場合には、上記第1の実施形態
における説明中で述べた車両の走行速度データ(V)の
代りに、前記のエンジン回転数のデータ(R)をあては
めて考えることができる。このような第3の実施形態の
車両運転記録装置の動作の概要を図4の概要フローチャ
ートに示す。なお図4およびこの第3の実施形態の説明
においては、図2や第1の実施形態と同様の機能を果た
すステップや構成については、それぞれ同じ符号を付し
て示している。
【0034】ここで、本実施形態にて特記すべきは、計
測手段101による車両100の動力用エンジンの単位
時間当たりの回転数(R)のデータの具体的な計測方式
についてであるが、その回転数のデータの具体的な計測
方式としては、例えば本実施形態ではいわゆるタコメー
タと呼ばれているようなエンジン回転数計にエンジン回
転数を現示するためのエンジン回転数計測装置などを好
適に用いることができる。
【0035】また、適正なエンジン回転数の値の範囲R
l〜Rhとしては、その車両100において十分な妥当
性を以て安全な運転状態と判定され、またエンジンの劣
化や故障等を招く危惧のないような数値範囲に設定する
ことが望ましいことは言うまでもない。
【0036】(実施形態4)上記第1〜第3の実施形態
においてはいずれも、異常値データ消去手段205によ
って、同じ位置にて発生した異常値データについては全
て消去していたが、最初の1つの異常値データだけは記
録に残すものとし、それ以降に同じ位置で発生した異常
値データについては消去するようにしても良い。そのよ
うな動作の概要を図5のフローチャートに示す。なお、
この図5および第4の実施形態の説明においては、上記
第1の実施形態等で示した図2等と同様のステップおよ
び構成に対してはそれぞれ図2等と同じ符号を付して示
している。
【0037】即ち、本実施形態の車両運転記録装置の動
作は、例えば計測及び記録の対象として走行速度のデー
タを計測し記録する場合について、図5のフローチャー
トにその概要を示すように、最初の異常値データを記録
すると、この異常値データに対応付けられている位置デ
ータ(P)と、新たに測定されて来た異常値データに対
応付けられている位置データとを、同一位置データ判別
手段204が比較し、ここで同一の位置データであるこ
とが判別すると(s7のY)、その新たに測定されて来
た異常値データについては記録しない。つまり、その新
しい方の異常値データについては記録せずにキャンセル
(消去)して、既存の異常値データの方だけを残す(s
8´)。
【0038】一方、同一の位置データでないことが判別
すると(s7のN)、その新たに測定されて来た異常値
データは、既に記録されている異常値データとは別の位
置で発生した別の異常値データであると見做せるから、
これをその発生時刻のデータおよびその発生位置のデー
タと共に対応付けて1まとまり(1ログ)の異常値デー
タとして、新たに異常値データ記録手段203に記録す
る。
【0039】このように、異常値データが同一位置で多
数回発生した場合には、それが不適正な運転行為であっ
たか否かの記録の妥当性については問わず、その発生の
記録を少なくとも最初に発生した1つについては記録に
残すことによって、その後に運転記録を解析する際の有
力な情報として有効に利用することができるようにな
る。そしてそのような情報を参照しながら解析を行なっ
た結果、その異常値が例えば急斜面の地形を走る道路上
の位置で発生したことなどが判明すれば、これに基づい
て前記の最初の1つの異常値データは不可避的に発生し
ていたものだったと判断されるので、この1個のデータ
を消去あるいは処理すればよいだけであるから、記録さ
れたデータの後処理あるいは解析についても、本発明に
よれば極めて簡易なものとすることができるのである。
【0040】なお、本発明は上記各実施形態に述べたよ
うな自動車車両に搭載される車両運転記録装置に好適な
技術であるが、この他にも、鉄道車両に搭載される車両
運転記録装置等にも適用することができることは言うま
でもない。特に近年の鉄道車両においては、ATCやC
TCのような列車運行制御システムの一環として、その
列車が該当路線のうちどの位置を走行しているかについ
て、その位置を逐一検出する装置やシステムが利用され
るようになっているので、このような位置検出装置等を
上記の走行位置判定手段300として好適に用いること
ができ、上記に述べたような本発明に係る妥当性の判別
を好適に行うことができる。
【0041】また、上記の各実施形態においては、実際
上は走行位置判定手段300によって判定される走行位
置のデータに、ある程度の誤差(±ΔP)が生じる場合
も考えられる。そこで、上記のような既に記録された異
常値データに組み合わされた走行位置データ(P)に前
記誤差に対応する範囲の幅を持った値を付加し、その範
囲内(つまりP−ΔP≦P´≦P+ΔP)に該当するよ
うな、別の走行位置データ(P´)と組み合わされた異
常値データの1ログが後に記録されて来た際には、同一
走行位置データ判別手段204はその走行位置データ
(P´)を前記の既に記録された異常値データの走行位
置データ(P)と同一のものとして判別するようにして
も良いことは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、車両運転記録装置が車両の運転データを
記録するにあたり、その運転データを不適正な運転行為
として特定する際に、異常値の発生が不可避であった場
合などにも妥当性を欠く不適正データとしての記録が為
されてしまうといった従来の問題を解消して、不適正な
運転行為として記録されるべき運転データだけを正確に
記録する車両運転記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第3の実施形態の車両運転記録装置の構
成の概要を示す図である。
【図2】第1の実施形態の車両運転記録装置の動作の概
要を示す概要フローチャートである。
【図3】第2の実施形態の車両運転記録装置の動作の概
要を示す概要フローチャートである。
【図4】第3の実施形態の車両運転記録装置の動作の概
要を示す概要フローチャートである。
【図5】第4の実施形態の車両運転記録装置の動作の概
要を示す概要フローチャートである。
【符号の説明】
100…車両 101…計測手段 102…計測データ記録手段 201…比較手段 202…異常値データ判定手段 203…異常値データ記録手段 204…同一走行位置データ判別手段 205…異常値データ消去手段 300…走行位置判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 23/00 G01D 9/00 G07C 5/00 G08G 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行速度を時系列的に計測する計
    測手段と、該計測された計測データを記録する記録手段
    とを有する車両運転記録装置において、 前記車両の走行位置を判定し該位置をデータ化する走行
    位置判定手段と、 前記計測データを、予め定めておいた範囲の走行速度の
    値と比較する比較手段と、 前記計測データが前記範囲を越えた場合には、該計測デ
    ータを異常値データと判定する異常値データ判定手段
    と、 前記異常値データ判定手段によって前記計測データが異
    常値データと判定されると、該異常値データの発生した
    時点で前記走行位置判定手段によって判定された前記車
    両の走行位置データと前記異常値データの発生した時刻
    のデータとを、前記異常値データと対応付けて記録する
    異常値データ記録手段と、 前記記録された異常値データのうち、一つの異常値デー
    タに対応付けられている走行位置データが、少なくとも
    他の一つ以上の異常値データに対応付けられている走行
    位置データと同じ走行位置のデータであるか否かを判別
    する同一走行位置データ判別手段と、 前記同一走行位置データ判別手段によって、前記2つ以
    上の異常値データに対応している前記走行位置データど
    うしが同じ走行位置のデータであると判別された場合に
    は、該2つ以上の異常値データの記録を消去する異常値
    データ消去手段とを備えたことを特徴とする車両運転記
    録装置。
  2. 【請求項2】 車両の走行加速度を時系列的に計測する
    計測手段と、該計測された計測データを記録する記録手
    段とを有する車両運転記録装置において、 前記車両の走行位置を判定し該位置をデータ化する走行
    位置判定手段と、 前記計測データを、予め定めておいた範囲の走行加速度
    の値と比較する比較手段と、 前記計測データが前記範囲を越えた場合には、該計測デ
    ータを異常値データと判定する異常値データ判定手段
    と、 前記異常値データ判定手段によって前記計測データが異
    常値データと判定されると、該異常値データの発生した
    時点で前記走行位置判定手段によって判定された前記車
    両の走行位置データと前記異常値データの発生した時刻
    のデータとを、前記異常値データと対応付けて記録する
    異常値データ記録手段と、 前記記録された異常値データのうち、一つの異常値デー
    タに対応付けられている走行位置データが、少なくとも
    他の一つ以上の異常値データに対応付けられている走行
    位置データと同じ走行位置のデータであるか否かを判別
    する同一走行位置データ判別手段と、 前記同一走行位置データ判別手段によって、前記2つ以
    上の異常値データに対応している前記走行位置データど
    うしが同じ走行位置のデータであると判別された場合に
    は、該2つ以上の異常値データの記録を消去する異常値
    データ消去手段とを備えたことを特徴とする車両運転記
    録装置。
  3. 【請求項3】 車両の動力用のエンジン回転数を計測す
    る計測手段と、該計測したデータを記録する記録手段と
    を有する車両運転記録装置において、 前記車両の走行位置を判定し該位置をデータ化する走行
    位置判定手段と、 前記計測データを、予め定めておいた範囲のエンジン回
    転数の値と比較する比較手段と、 前記計測データが前記範囲を越えた場合には、該計測デ
    ータを異常値データと判定する異常値データ判定手段
    と、 前記異常値データ判定手段によって前記計測データが異
    常値データと判定されると、該異常値データの発生した
    時点で前記走行位置判定手段によって判定された前記車
    両の走行位置データと前記異常値データの発生した時刻
    のデータとを、前記異常値データと対応付けて記録する
    異常値データ記録手段と、 前記記録された異常値データのうち、一つの異常値デー
    タに対応付けられている走行位置データが、少なくとも
    他の一つ以上の異常値データに対応付けられている走行
    位置データと同じ走行位置のデータであるか否かを判別
    する同一走行位置データ判別手段と、 前記同一走行位置データ判別手段によって、前記2つ以
    上の異常値データに対応している前記走行位置データど
    うしが同じ走行位置のデータであると判別された場合に
    は、該2つ以上の異常値データの記録を消去する異常値
    データ消去手段とを備えたことを特徴とする車両運転記
    録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれかに記載の車両運
    転記録装置において、 前記異常値データ消去手段は、前記同じ走行位置に対応
    している前記2つ以上の異常値データのうち、最も最初
    の時刻に記録された異常値データのみは、消去せずに記
    録に残す異常値データ消去手段であることを特徴とする
    車両運転記録装置。
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