JP2575401Y2 - ロータンクのハンドル装置 - Google Patents

ロータンクのハンドル装置

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JP2575401Y2 JP1993017139U JP1713993U JP2575401Y2 JP 2575401 Y2 JP2575401 Y2 JP 2575401Y2 JP 1993017139 U JP1993017139 U JP 1993017139U JP 1713993 U JP1713993 U JP 1713993U JP 2575401 Y2 JP2575401 Y2 JP 2575401Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、便器に洗浄水を供給す
るためのロータンクのハンドル装置に係り、特に手動操
作及びスイッチ操作のいずれにてもロータンクからの水
流出を開始できるよう構成したロータンクのハンドル装
置に関する。詳しくは、モータが動いている途中で停電
になっても、手動にて操作を行なえるように改良された
ロータンクのハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロータンクのハンドル装置の従
来例としては、特公平1−18218号公報記載のもの
がある。この従来のロータンクのハンドル装置において
は、手動ハンドルにて回動される弁(ロータンク底部の
放水制御弁)引上用の筒状の第1の軸に対し細棒状の第
2の軸を摺動自在に内嵌させ、この第2の軸をロータン
ク外のモータで回転させると共に、この第2の軸の回転
によっても弁を引き上げ得るようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】特公平1−18218
号では、モータを駆動させて第2の軸を回転させている
途中で停電が起きると、モータによって第2の軸がロッ
クされた状態になってしまい、ロータンクの弁が開きっ
ぱなしになってしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のロータンクの
ハンドル装置は、先端側がロータンク側壁の外部に突出
し、後端側がロータンク内部に位置し、該後端側に弁引
上用の線状体が連結されるシャフトと、該シャフトの先
端に固定されたシャフト手回し用のハンドルと、該シャ
フトを回転させるモータと、を備えたロータンクのハン
ドル装置において、該シャフトは、その軸心線方向に進
退可能に設置され、且つ該軸心線の一方向に弾性部材に
よって付勢されており、該シャフトが、その軸心線の他
方向に移動されたときに該シャフトと前記モータとの連
動を断ってシャフトの空転を許容する連動手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0005】請求項2のロータンクのハンドル装置は、
先端側がロータンク側壁の外部に突出し、後端側がロー
タンク内部に位置し、該後端側に弁引上用の線状体が連
結されるシャフトと、該シャフトの先端に固定されたシ
ャフト手回し用のハンドルと、該シャフトを回転させる
モータと、を備えたロータンクのハンドル装置におい
て、該シャフトは、その軸心線方向に進退可能に設置さ
れ、且つ該軸心線の一方向に弾性部材によって付勢され
ており、前記モータによって回転されるギヤが前記シャ
フトに遊嵌されており、前記ハンドル及びギヤのそれぞ
れに、相互に係合可能であり係合時には該ギヤの回転が
該ハンドルに伝達される係合部が設けられており、この
係合部は、該ハンドルが前記ロータンクから離反する方
向に移動されることによりシャフトがその軸心線の他方
向に移動されると係合が解除され、シャフトの空転が許
容されることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案のロータンクのハンドル装置では、ハン
ドルを手で回すことにより、また、スイッチ操作でモー
タを駆動することにより、ロータンクから水を流出させ
ることができる。
【0007】請求項1のロータンクのハンドル装置で
は、例えばハンドルを押すことによりシャフトを軸心線
の前記他方向に移動させると、シャフトがモータに対し
空転可能になる。そこで、ハンドルを全開側に回した
り、あるいは閉弁(止水)側へ手動にて回すことが可能
となる。
【0008】請求項2のロータンクのハンドル装置で
は、ハンドルを引くと、ハンドルとギヤとの係合が解除
され、ハンドル及びシャフトがモータに対し空転可能と
なる。そこで、上記と同様にしてハンドルを自在に手動
操作できるようになる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本考案の実施例に係るロータンクのハンド
ル装置を示す分解斜視図、第2図は同装置の要部分解斜
視図、第3図はハウジングカバーを取り外した状態を説
明する側面図、第4図はカムスイッチ機構を説明する斜
視図、第5図はハンドル戻し機構を説明する分解斜視
図、第6図は欠歯ギヤの噛み合い状態を説明する正面
図、第7図は電気回路図である。
【0010】まず、第1、2、3図を参照してこのハン
ドル装置の構成について説明する。ロータンク10の側
壁面に開口12(第3図)が設けられ、この開口12に
ねじ付カラム14が挿通され、ナット16が該ねじ付カ
ラム14にねじ込まれることによりハンドル装置がロー
タンク10に固定されている。このねじ付カラム14
は、ハウジングプレート18の裏面から突設されたもの
であり、その外周面に雄ねじが刻設されている。
【0011】第2図に拡大して示される通り、このハウ
ジングプレート18上にモータ20が取り付けられ、モ
ータ20の駆動軸に固着されたウォーム22がウォーム
ホィール24と噛合している。ウォームホィール24と
一体のピニオン26が枢軸28を介してハウジングプレ
ート18に枢支されている。このピニオン26は、全周
が歯となっているインターギヤ30の該歯と噛合してい
る。該インターギヤ30及びそれと一体の駆動側欠歯ギ
ヤ32が、枢軸34によってハウジングプレート18に
枢支されている。
【0012】駆動側欠歯ギヤ32の歯と噛合可能な歯を
外周の一部に有している従動側欠歯ギヤ36は、リング
38及びリングプレート40と一体となっており、それ
らの軸心部分に中心孔42が設けられている。この中心
孔42にシャフト44が挿通されている。
【0013】シャフト44は、その先端側が前記ねじ付
カラム14を通ってハウジングプレート18の前面側に
突出され、さらに欠歯ギヤ36、リング38及びリング
プレート40を貫通し、ハウジングカバー46の円形孔
48に挿入されている。
【0014】ハウジングカバー46の前面側にはハンド
ル50が配置されており、該ハンドル50のボス部52
の軸心部に設けられた凹穴54がシャフト44の先端に
外嵌している。
【0015】シャフト44の先端は両側面がそぎ落とさ
れた非円形部56(第1図)となっており、凹穴54の
内周面形状は該非円形部56と係合する非円形形状とな
っている。ハンドル50の外側からビス58がシャフト
44の先端面のねじ孔60にねじ込まれることにより、
ハンドル50とシャフト44とが固着される。
【0016】なお、ハンドル50のボス部52には、そ
の外周面に凸部62(第2図参照)が設けられており、
この凸部62が、欠歯ギヤ36、リング38及びリング
プレート40の中心孔42の内周面に設けられた凹部6
4と係合している。この凸部62と凹部64とが係合す
ると、従動側欠歯ギヤ36、リング38及びリングプレ
ート40は、ハンドル50及びシャフト44と常に共回
りする。逆に、凸部62が凹部64から引き出される
と、ハンドル50及びシャフト44は、欠歯ギヤ36等
と無縁(フリー)になり、空転可能となる。
【0017】このリングプレート40の外周面には、円
弧方向に延在する切欠部66が設けられており、この切
欠部66の両端側の段部68、70が、ハウジングカバ
ー46に保持されている摺動子72、74のピン76、
78と係合している。
【0018】第5図に拡大して示す通り、ハウジングカ
バー46の内面からは同軸的に2個の環状部78、80
が突設され、それらの間の円形の溝82内に前記摺動子
72、74が挿入されている。摺動子72、74は、そ
れぞれ円弧状のものであり、その長手方向に円弧状に延
在するスリット84、86を有する。このスリット8
4、86が、前記溝82内に突設されたピン88、90
と係合するように摺動子72、74が溝82内に挿入さ
れ、かつ摺動子72、74同志は引張コイルばね92で
連結されている。
【0019】リングプレート40の切欠部66の段部6
8、70が摺動子72、74のピン76、78に係合し
ているので、リングプレート40が第5図において時計
回り方向に回転すると、摺動子72は引張コイルばね9
2を引き伸ばしながら時計方向に溝82内を移動する。
リングプレート40に加えられている力が開放される
と、ばね92の引張力によって摺動子72が元の状態に
復帰し、リングプレート40も元の姿勢に戻る。逆に、
リングプレート40が第5図の反時計方向に回転する
と、段部70がピン78を押して摺動子74を反時計回
り方向に引張り、摺動子74がばね92を引き伸ばしな
がら反時計回り方向に溝82内を移動する。そして、リ
ングプレート40に加えられている力が開放されると、
ばね92の引張力によって摺動子74が元の位置に戻
り、かつリングプレート40も元の姿勢に戻る。
【0020】前記シャフト44の長手方向の途中部分に
は段部94が設けられており、この段部94よりも先端
側の細径部にスプリング96が外嵌されている。第3図
に示す通り、ねじ付カラム14の中心孔の途中にも段部
98が設けられており、スプリング96は段部94、9
8の間に介在されている。このスプリング96は、シャ
フト44をロータンク10内へ向う方向に付勢してい
る。
【0021】シャフト44の後端側はL型に折曲してア
ーム部44aとなっており、該アーム部44aの先端部
分に、フロート弁引上用のチェーン等の線状体100が
連結されている。
【0022】第3図及び第4図に示される通り、前記イ
ンターギヤ30の裏面にカム102が設けられている。
このカム102は、リング形状のものであり、外周面の
一部に凹部104が設けられている。このカム102に
よって接点106、108が接触又は離反されるスイッ
チ110が前記ハウジングプレート18に取り付けられ
ている。第4図(b)の如く、凹部104が接点10
6、108に対面しているときには、同接点106、1
08は離反している。凹部104が接点106、108
から離れていくと、第4図(a)の如く接点106、1
08が接触され、スイッチオンの状態となる。
【0023】このスイッチ110及びモータ20に接続
されたリード線112が、ハウジングカバー46の開口
114を通ってハウジング外部に引き出されており、電
源及び押しボタンスイッチに接続されている。第7図に
示す通り、モータ20と電源116との間にスイッチ1
10と押しボタンスイッチ118とが並列設置されてい
る。
【0024】このように構成されたロータンクのハンド
ル装置の作動について次に説明する。ロータンク10内
に水が貯められている状態にあっては、シャフト44の
アーム部44aは下方を向いており、チェーン等の線状
体100は弛んだ状態となっている。この場合、フロー
ト弁はロータンク10の底部の流出口を塞いでいる。こ
の貯水状態にあっては、欠歯ギヤ32、36は第6図
(a)に示す状態にある。即ち、駆動側欠歯ギヤ32の
欠歯部112が従動側欠歯ギヤ36に対面している。従
動側欠歯ギヤ36にあっては、歯列の一端側がこの欠歯
部112に対面している。なお、前記スイッチ110
は、第4図(b)に示す状態にあり、スイッチオフの状
態となっている。
【0025】この状態で押しボタンスイッチ110を押
すと、モータ20が回転する。そうすると、ウォームホ
ィール24、ピニオン26、インターギヤ30、駆動側
欠歯ギヤ32の順に回転動力が伝達され、欠歯ギヤ32
の歯が従動側欠歯ギヤ36の歯と噛み合う。
【0026】ところで、インターギヤ30が少しでも回
転すると、第4図(a)に示すように凹部104がスイ
ッチ110から離れてゆき、接点106、108が接触
する。従って、押しボタンスイッチ118から手を離し
ても、スイッチ110を介して電源116からモータ2
0に給電され、モータ20の回転が継続される。
【0027】モータ20の回転継続に伴って、欠歯ギヤ
32、36は第6図(b)の如く歯同志が噛合し、欠歯
ギヤ36が回転する。欠歯ギヤ36の回転に伴って、ハ
ンドル50が凹部64と凸部62との係合関係(第2
図)により回転される。ハンドル50の回転によりシャ
フト44が回転する。シャフト44が回転すると、線状
体100が引き上げられ、フロート弁が上昇され、ロー
タンク10から水が便器に向って放出されるようにな
る。
【0028】第6図(b)から第6図(c)にかけて、
モータ20の回転が継続し、欠歯ギヤ36がさらに時計
回り方向に回転され、第6図(c)の状態に至る。この
第6図(c)、(d)の状態では、欠歯ギヤ36の歯列
の最後尾側が駆動側欠歯ギヤ32の歯に係合しており、
従動側欠歯ギヤ36はもはやそれ以上の回転を行ない得
ない状態となっている。このとき、シャフト44(及び
ハンドル50、従動側欠歯ギヤ34)は約90°回転さ
れた状態にしばらく保持される。
【0029】なお、従動側欠歯ギヤ36の時計回り方向
の回転に伴って、摺動子74(第2、5図)もピン78
を介してそれと同方向に溝82内を移動する。この摺動
子74の移動に伴って、ばね92は引き伸される。引き
伸されたばね92は、後の第6図(e)の復帰回動時の
動力源となる。
【0030】モータ20及び欠歯ギヤ32は、この状態
でもさらに回転を継続し、遂には第6図(d)に示す状
態に至り、欠歯ギヤ32の歯列の最後尾が欠歯ギヤ36
の歯列の最後尾から離れると、欠歯部112が欠歯ギヤ
36に対面することになり、第6図(e)に示す如く、
従動側欠歯ギヤ36が反時計回り方向に回転を許容され
る状態となる。この従動側欠歯ギヤ36と一体のリング
プレート40が、第5図に示した通り、摺動子74を介
して引張コイルばね92によって第6図の反時計回り方
向に付勢されているため、欠歯ギヤ32、36の歯列の
噛合が解除されるやいなや、従動側欠歯ギヤ36が第6
図の反時計回り方向に回転を開始する。この回転はハン
ドル50を介してシャフト44に伝達され、シャフト4
4は第1図及び第3図に示す状態(アーム部44aが垂
下する状態)に復帰すると共に、欠歯ギヤ36は第6図
(a)に示した状態に復帰する。
【0031】なお、第6図(e)の状態では、インター
ギヤ30が第4図(b)に示す状態にまで回転してお
り、スイッチ110の接点106、108が開いてい
る。そのため、第6図(e)及びそれから同(a)に戻
った状態においては、モータ20は停止されている。
【0032】なお、第6図(c)から同(d)の間にあ
っては、シャフト44のアーム部44aが線状体100
を最も上方にまで引き上げた状態が継続される。従っ
て、この間にフロート弁は十分に上方にまで引き上げら
れることになり、その後シャフト44のアーム部44a
が第1図及び第3図の状態に復帰したとしても、フロー
ト弁は浮上した状態を継続し、ロータンク10内の大部
分の水が便器に向って放出される。
【0033】上記作動はハンドル装置をスイッチ操作し
てロータンク10内の水の大部分を放出させる場合のも
のであるが、本実施例ではハンドル50を手動操作する
ことによってもロータンク10内の水を大部分放出させ
ることができる。即ち、ハンドル50を左側(時計回り
方向)に回すと、第6図(a)の状態において欠歯ギヤ
36のみがシャフト44と共に時計回り方向に回転す
る。これにより、線状体100が引き上げられ、通常の
手動操作通り、ロータンク10内の水が便器に向って放
出される。この際、欠歯ギヤ32、36は全く噛合して
おらず、欠歯ギヤ36は駆動側欠歯ギヤ32から自由に
回転する。
【0034】洋風便器を男子小用に使用した場合など、
便器に少量の水を流す場合には、ハンドル50を右側に
跳ね上げる。そうすると、シャフト44が第1図におい
て反時計回り方向に回転され、線状体100が引き上げ
られ、ロータンク10内の水が放出される。この場合、
ハンドル50は約45°の角度だけ回転可能である。即
ち、ハンドル50を回転させると、それと一体的にリン
グプレート40が回転し、摺動子72が第5図の時計回
り方向に回転される。この摺動子72のスリット84
は、シャフト44の軸心線に対し約45°の周方向の範
囲にわたって延在しており、摺動子72が約45°回る
と、スリット84の端部にピン88が当接し、それ以上
の摺動子72の回転が阻止される。このため、リングプ
レート40及びハンドル50をそれ以上回すことができ
ず、ロータンク10内のフロート弁も少しだけ引き上げ
られた状態となる。従って、その後ハンドル50から手
を離すと、フロート弁は水圧によってロータンク底部の
流出口に着座し、止水される。
【0035】このように、本実施例のハンドル装置は、
押しボタンスイッチ118の押し込み操作によって自動
的にロータンク10内の水を放出することもでき、また
従来の手動式ロータンクと同様にハンドル50を操作す
ることによって水を放出させることも可能である。この
ハンドル50は古くから使用されてきたロータンク用ハ
ンドルと全く同じ手動操作によって水を放出させるもの
であり、しかもハンドル50の外観形状も旧来のロータ
ンクハンドルと同じものであるため、初めての装置使用
者であっても、まごつくことなく手動操作によってロー
タンク10内の水を放出させることができる。
【0036】ところで、前記の通り押しボタンスイッチ
118が操作されモータ20が駆動している途中におい
て停電になると、フロート弁は引き上げられたままいわ
ば宙吊りの状態となる。そして、この状態が放置される
と、ロータンクからは水が流れ放しになってしまう。即
ち、ロータンク内の水位が下がると、ボールタップが開
弁してロータンク内に注水が行なわれる。フロート弁が
閉弁しないと、ロータンク内の水位が上昇せず、ボール
タップはいつまでも注水を継続し、ロータンクから便器
に向けて水が流れ放しになる。
【0037】本実施例装置では、このようなモータ回転
途中での停電に際しては、ハンドル50を引張ることに
より手動にてシャフト44を回すことができる。
【0038】即ち、ハンドル50を引張ると、凸部62
が凹部64から抜け出し、ハンドル50(及びシャフト
44)は、従動側欠歯ギヤ36からフリーな状態にな
り、該欠歯ギヤ36に対し空転可能となる。そこで、ハ
ンドル50を引張ったまま回すことにより、フロート弁
を着座状態に戻すことができる。もちろん、ハンドル5
0を一旦全開側へ回してから、閉弁側(アーム部44a
が垂下姿勢となる側)へ回すこともできる。
【0039】
【考案の効果】以上の通り、本考案のロータンクのハン
ドル装置は、ハンドル操作によっても、またスイッチ操
作によっても水を放出させることができる。
【0040】また、モータ回転途中で停電になっても、
手動にてフロート弁の全開操作や閉弁操作を行なうこと
ができる。従って、ロータンクから水が出放しになって
しまうことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の分解斜視図である。
【図2】実施例装置の要部分解斜視図である。
【図3】実施例装置の要部側面図である。
【図4】実施例装置のスイッチ110の作動を説明する
斜視図である。
【図5】実施例装置の要部分解斜視図である。
【図6】実施例装置における欠歯ギヤの作動を説明する
正面図である。
【図7】実施例装置の電気回路図である。
【符号の説明】
10 ロータンク 20 モータ 22 ウォーム 24 ウォームホィール 30 インターギヤ 32 駆動側欠歯ギヤ 36 従動側欠歯ギヤ 44 シャフト 50 ハンドル 72,74 摺動子 84,86 スリット 94,98 段部 96 スプリング 110 スイッチ 112 欠歯部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 5/10 E03D 5/09

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側がロータンク側壁の外部に突出
    し、後端側がロータンク内部に位置し、該後端側に弁引
    上用の線状体が連結されるシャフトと、 該シャフトの先端に固定されたシャフト手回し用のハン
    ドルと、 該シャフトを回転させるモータと、を備えたロータンク
    のハンドル装置において、 該シャフトは、その軸心線方向に進退可能に設置され、
    且つ該軸心線の一方向に弾性部材によって付勢されてお
    り、 該シャフトが、その軸心線の他方向に移動されたときに
    該シャフトと前記モータとの連動を断ってシャフトの空
    転を許容する連動手段を設けたことを特徴とするロータ
    ンクのハンドル装置。
  2. 【請求項2】 先端側がロータンク側壁の外部に突出
    し、後端側がロータンク内部に位置し、該後端側に弁引
    上用の線状体が連結されるシャフトと、 該シャフトの先端に固定されたシャフト手回し用のハン
    ドルと、 該シャフトを回転させるモータと、を備えたロータンク
    のハンドル装置において、 該シャフトは、その軸心線方向に進退可能に設置され、
    且つ該軸心線の一方向に弾性部材によって付勢されてお
    り、 前記モータによって回転されるギヤが前記シャフト
    に遊嵌されており、前記ハンドル及びギヤのそれぞれ
    に、相互に係合可能であり係合時には該ギヤの回転が該
    ハンドルに伝達される係合部が設けられており、この係
    合部は、該ハンドルが前記ロータンクから離反する方向
    に移動されることによりシャフトがその軸心線の他方向
    に移動されると係合が解除され、シャフトの空転が許容
    されることを特徴とするロータンクのハンドル装置。
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