JP3536638B2 - ロータンクのハンドル装置 - Google Patents
ロータンクのハンドル装置Info
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Description
給するためのロータンクのハンドル装置に係り、特に手
動操作及びスイッチ操作のいずれにてもロータンクから
の水流出を開始できるよう構成したロータンクのハンド
ル装置に関する。
来例としては、特公平1−18218号公報記載のもの
がある。この従来のロータンクのハンドル装置において
は、手動ハンドルにて回動される弁(ロータンク底部の
放水制御弁)引上用の筒状の第1の軸に対し細棒状の第
2の軸を摺動自在に内嵌させ、この第2の軸をロータン
ク外のモータで回転させると共に、この第2の軸の回転
によっても弁を引き上げ得るようにしたものである。
ル装置では、ロータンクの外面にモータの入ったケース
が設けられ、ロータンク側壁を貫通したスピンドルはこ
のケース内に差し込まれている。スピンドルを手動回転
させるための操作片がこのケースの下側に配置されてい
る。
ル及びモータが共通のスピンドルを駆動するよう構成さ
れており、スピンドルに対するハンドルの係合姿勢を旧
来の手回し専用タイプのロータンクのハンドル装置と同
じにすることができるロータンクのハンドル装置が記載
されている。
のハンドル装置は、いずれもスピンドル電動装置がロー
タンクの外部に配置されているため、見栄えが悪く、ま
た悪戯を受け易いなどの短所があった。
めに、スピンドル電動装置をロータンクの内側に配置し
たロータンクのハンドル装置を提供することを目的とす
るものである。
ンドル装置は、ロータンク外部のハンドルによって操作
されるスピンドルと、該スピンドルを回転駆動するスピ
ンドル電動装置と、該スピンドル電動装置を囲むハウジ
ングと、該ハウジングから突設され、その内部に前記ス
ピンドルが挿通されたカラムと、を備えたロータンクの
ハンドル装置において、該ハウジングをロータンクの内
部に配置し、前記カラムはロータンクの外側に突出して
おり、該カラムに長手方向に溝を設け、該ハウジングか
ら引き出された、前記スピンドル電動装置への給電用ハ
ーネスを該溝を伝わらせてロータンク外に引き出したハ
ンドル装置であって、前記カラムは該カラムの軸心線方
向と垂直な断面において非円形となる非円形部を備えて
おり、前記ロータンクには該カラムが挿通される方形の
開口が設けられており、該方形の開口に係合し該ロータ
ンクに対し回転不能となるリング状部材が該カラムの該
非円形部に対し回転不能に係合しており、該カラムの先
端部に係止された係止部材によって該カラムをロータン
クに固定したことを特徴とするものである。
は、スピンドル電動装置がロータンク内に配置されてい
るため、ロータンクの外観上の見栄えが良く、またスピ
ンドル電動装置が悪戯を受けるおそれもない。
電するハーネスをハウジングから引き出し、カラムの溝
を伝わらせてロータンク外部に引き出しているため、ハ
ーネス取出用の開口をロータンク側壁に設けることが不
要である。
向と垂直な断面において非円形となる非円形部を備えて
おり、前記ロータンクには該カラムが挿通される方形の
開口が設けられており、該方形の開口に係合し該ロータ
ンクに対し回転不能となるリング状部材が該カラムの該
非円形部に対し回転不能に係合しているため、かかるロ
ータンクのハンドル装置によると、ハンドル装置をロー
タンクに対しガタツキを生じさせることなく堅固に固定
することができる。
ンクのハンドル装置を示す縦断面図、第2図はこのロー
タンクのハンドル装置のハウジング内部の構成図であ
る。
けられ、この開口10aにパッキン11を介してハウジ
ングカバー14のねじ付カラム14aが挿通され、ナッ
ト14bが該ねじ付カラム14aにねじ込まれることに
よりハンドル装置のハウジング12がロータンク10に
固定されている。
ングベース16とを対面させ、ビス15によって連結す
ることによりハウジング12が構成されている。両者の
間にはパッキン17が介在されている。
18によって囲まれている。
設置され、ねじ付カラム14aの先端だけがロータンク
10の外部に突出している。このねじ付カラム14aの
先端にストッパリングとしてのCリング84が係着さ
れ、該Cリング84がロータンク10の外面に係止され
ている。
が取り付けられ、モータ20の駆動軸に固着されたウォ
ーム22がウォームホィール24と噛合している。ウォ
ームホィール24と一体のピニオン26が枢軸28,2
9を介してハウジング12に枢支されている。このピニ
オン26は、全周が歯となっているインターギヤ30の
該歯と噛合している。該インターギヤ30及びそれと一
体の駆動側欠歯ギヤ32が、枢軸34,35によってハ
ウジング12に枢支されている。
外周の一部に有している従動側欠歯ギヤ36にスピンド
ル44が挿通されている。
付カラム14aを通ってロータンク10外に突出し、ハ
ンドル50のボス部50aが装着されている。スピンド
ル44の後端側は、欠歯ギヤ36を貫通し、ハウジング
ベース16から突出している。このハウジングベース1
6とスピンドル44との間にはリップシール48が設け
られている。スピンドル44の後端はL形に折曲し、そ
の最先部にフロート弁引上用のチェーン等の線状体が連
結される。
30の裏面にカム52が設けられている。このカム52
は、リング形状のものであり、外周面の一部に凹部54
が設けられている。このカム52によって接点が接触又
は離反されるスイッチ56が前記ハウジングベース16
に取り付けられている。第2図の如く、凹部54がスイ
ッチ56に対面しているときには、該スイッチ56の接
点は離反している。凹部54がスイッチ56から離れて
いくと、該スイッチ56の接点が接触し、スイッチオン
の状態となる。
れたハーネス58が、ハウジングカバー14の開口60
を通ってハウジング外部に引き出されている。
いる。前記ねじ付カラム14aの下面側に該カラム14
aの長手方向に溝62が延設され、この溝62にハーネ
ス58が引き通されている。このハーネス58は、ロー
タンク10外に引き出され、且つこのロータンク10の
外面に沿って引き回され、電源及び押しボタンスイッチ
(図示略)に接続されている。
ング12をロータンク10に固定する構造の詳細を第3
図を参照して説明する。
ずねじ付カラム14aの溝62にハーネス58を押し込
む。そして、ハーネス58の先端側を螺着前のナット1
4bに通し、次いでこのナット14bをねじ付カラム1
4aの先端に螺着させる。そして、該ねじ付カラム14
aの基端側までナット14bを螺進させておく。このね
じ付カラム14aの先端側にパッキン11(第3図では
図示略。後述の第5、6図参照。)を外嵌させる。この
場合も、ハーネス58の先端側から該ハーネス58をパ
ッキン11に通してパッキン11をねじ付カラム14a
に外嵌させる。次に、このねじ付カラム14aの先端側
をロータンク10の側壁の略正方形状の開口10aにロ
ータンク10の内部側から外方に向って挿入し、ねじ付
カラム14aの先端側をロータンク10の外部に突出さ
せる。
ング70を嵌合させる。この取付リング70は、ロータ
ンク10の外面に重なるリング形状のものである。この
取付リング70のロータンク対向面には内孔と外周とを
つなぐように凹部76が設けられており、ハーネス58
は該凹部76内をひき通される。
り込む4個の爪状の突起(以下、爪という。)72が該
リング70の内孔周縁部から突設されている。この4個
の爪72が開口10aの4隅に入り込むことにより取付
リング70がロータンク10に対しねじ付カラム14a
の軸心回りに回転不能に係合することになる。
方向部74が設けられており、ねじ付カラム14aの先
端側に切欠状に設けられた弦方向部80が該弦方向部7
4と係合する。前記の通り、爪72が正方形の開口10
aの4隅に係合して取付リング70の回転が阻止されて
いるところから、これら弦方向部74、80の係合によ
りねじ付カラム14a及びそれと一体のハウジング12
の回転も阻止される。
aに対し、このように取付リング70を嵌合させた後、
Cリング84をねじ付カラム14aのネック部82に係
合させる。このネック部82は、ねじ付カラム14aの
先端側に周設されたものである。第1図の如く、このC
リング84をネック部82に係合させることにより取付
リング70の抜けが阻止される。次いで、ねじ付カラム
14aに螺着されていたナット14bを回し、ねじ付カ
ラム14aの先端側に向けて螺進させ、該ナット14b
と取付リング70とでロータンク10の外壁を強く挟持
する。これにより、ハンドル装置がロータンク10に対
し堅固に固定される。なお、開口10aとねじ付カラム
14aとの間には前記パッキン11が介在される。
リング70がロータンク10の外面に押し付けられる
が、この取付リング70のロータンク対向面に凹部76
が設けられており、ハーネス58は、該凹部76を通っ
てロータンク10の外面に沿うように引き回される。こ
のハーネス58の先端部は制御装置側のリード線に接続
される。
の作動について説明する。
態にあっては、スピンドル44の後端は下方を向いてお
り、フロート弁はロータンク10の底部の流出口を塞い
でいる。この状態で、ハンドル50を手で回すか、又は
押しボタンスイッチを操作してモータ20を作動させる
と、スピンドル44が回転し、フロート弁が引き上げら
れ、ロータンクから水が流出する。ハンドル50から手
を離すと、スピンドル44は元の姿勢に戻り、止水され
る。
20を回転させた場合、ウォームホィール24、ピニオ
ン26、インターギヤ30、駆動側欠歯ギヤ32の順に
回転動力が伝達され、欠歯ギヤ32の歯が従動側欠歯ギ
ヤ36の歯と噛み合う。この場合、インターギヤ30が
少しでも回転すると、凹部54がスイッチ56から離れ
てゆき、接点が接触する。従って、押しボタンスイッチ
から手を離しても、スイッチ56を介して電源からモー
タ20に給電され、モータ20の回転が継続される。
32、36同志が噛合し、欠歯ギヤ36が回転する。欠
歯ギヤ36の回転に伴って、スピンドル44が回転し、
ロータンク10から水が便器に向って放出される。
がさらに時計回り方向に回転され、欠歯ギヤ36の歯列
の最後尾側が駆動側欠歯ギヤ32の歯に係合するように
なると、従動側欠歯ギヤ36はもはやそれ以上の回転を
行ない得ない状態となり、スピンドル44は約90°回
転された状態にしばらく保持される。
転を継続し、遂には、欠歯ギヤ32の歯列の最後尾が欠
歯ギヤ36の歯列の最後尾から離れ、従動側欠歯ギヤ3
6が駆動側欠歯ギヤ32から自由になり、自由回転可能
となる。このため、欠歯ギヤ32、36の歯列の噛合が
解除されると、スピンドル44は第1図に示す後端部が
垂下した状態に復帰する。
は、ハウジング12がロータンク10内に配置されてい
るため、見栄えが良く、悪戯も受けることが無い。ま
た、ハーネス58がねじ付カラム14aの溝62を通っ
て、ロータンク10外に引き出されており、ロータンク
10にはハンドル装置取付用の開口10aのみを設けて
おれば良く、ハーネス用の開口を設けることが不要であ
る。
2の下部が断熱材18で囲まれているため、ロータンク
10内の満水位がハウジング12の下端よりも高く該ハ
ウジング12の下端がロータンク貯留水中に浸る場合で
あっても、ハウジング12内の結露が防止され、モータ
20や各ギヤが常に正常に作動する。さらに、断熱材1
8がモータ20を囲むように配置されているため、モー
タ20の作動音等が外部に伝わりにくくなるという遮音
効果も得られる。
ータンク10に対する別の固定構造について説明する。
ロータンク10の内壁面との間に座板90が介在されて
いる。この座板90は、第7図に詳細に示される通り環
状の円盤部92と、該円盤部92の内孔94の周縁部の
4個所から突設された突起96とを備えている。この内
孔94は弦方向部98を有したD形状であり、この弦方
向部98にはハーネス58を通すための溝99が設けら
れている。
1〜3図の場合と同様に、まずねじ付カラム14aの溝
62にハーネス58を押し込む。そして、ハーネス58
の先端側を螺着前のナット14bに通し、次いでこのナ
ット14bをねじ付カラム14aの先端に螺着させる。
そして、該ねじ付カラム14aの基端側までナット14
bを螺進させておく。このねじ付カラム14aの先端側
に座板90及びパッキン11を外嵌させる。この場合
も、ハーネス58の先端側から該ハーネス58を座板9
0及びパッキン11に通して座板90及びパッキン11
をねじ付カラム14aに外嵌させる。ハーネス58は座
板90の溝99に通される。次に、このねじ付カラム1
4aの先端側をロータンク10の側壁の略正方形状の開
口10aにロータンク10の内部側から外方に向って挿
入し、ねじ付カラム14aの先端側をロータンク10の
外部に突出させる。
ング70を嵌合させる。この場合も、ハーネス58は該
取付リング70の凹部76内をひき通される。
aに対し、このように取付リング70を嵌合させた後、
Cリング84をねじ付カラム14aのネック部82に係
合させる。次いで、ねじ付カラム14aに螺着されてい
たナット14bを回し、ねじ付カラム14aの先端側に
向けて螺進させ、座板90及びパッキン11を介して該
ナット14bと取付リング70とでロータンク10の外
壁を強く挟持し、ハンドル装置をロータンク10に対し
堅固に固定する。この第4〜7図の実施の形態のその他
の構成は第1〜3図と同様であり、同一部分は同一符号
によって示されている。
起96がロータンク10の正方形状の開口10aの4隅
に挿入され、座板90がロータンク10に対し回転不能
に係合している。そして、この座板90に設けられた弦
方向部98とねじ付きカラム14aの弦方向部80とが
係合することにより、ハウジング12の回転が阻止され
ている。
14bで固定されるねじ付カラム14aが用いられてい
るが、このカラムはねじ以外の機構によってロータンク
に固定されるものであっても良い。
ング12の下部の肉厚を大きくし、断熱性を向上させた
りモータ20の取付剛性を向上させるようにしても良
い。
クのハンドル装置をロータンク内に配置しているため、
見栄えが良く、またハウジングが悪戯を受けることもな
い。また、このハウジングから引き出されたハーネスが
ねじ付カラムの溝を通ってロータンク外に引き出されて
おり、ロータンクの側壁にはハンドル装置取付用の開口
のみが設けられていれば良く、ハーネス取出用の開口を
設けることが不要である。
ハウジング内部の構成図である。
を示す断面図である。
のB−B線に沿う断面図、(c)図は座板及びパッキン
をロータンクの開口に係合させた状態における縦断面図
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ロータンク外部のハンドルによって操作
されるスピンドルと、 該スピンドルを回転駆動するスピンドル電動装置と、 該スピンドル電動装置を囲むハウジングと、 該ハウジングから突設され、その内部に前記スピンドル
が挿通されたカラムと、 を備えたロータンクのハンドル装置において、 該ハウジングをロータンクの内部に配置し、前記カラムはロータンクの外側に突出しており、 該カラムに長手方向に溝を設け、 該ハウジングから引き出された、前記スピンドル電動装
置への給電用ハーネスを該溝を伝わらせてロータンク外
に引き出したハンドル装置であって、 前記カラムは該カラムの軸心線方向と垂直な断面におい
て非円形となる非円形部を備えており、 前記ロータンクには該カラムが挿通される方形の開口が
設けられており、 該方形の開口に係合し該ロータンクに対し回転不能とな
るリング状部材が該カラムの該非円形部に対し回転不能
に係合しており、 該カラムの先端部に係止された係止部材によって該カラ
ムをロータンクに固定した ことを特徴とするロータンク
のハンドル装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記リング状部材は
取付リングであり、前記係止部材はCリングであること
を特徴とするロータンクのハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00103598A JP3536638B2 (ja) | 1997-05-12 | 1998-01-06 | ロータンクのハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP12102197 | 1997-05-12 | ||
JP00103598A JP3536638B2 (ja) | 1997-05-12 | 1998-01-06 | ロータンクのハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1129970A JPH1129970A (ja) | 1999-02-02 |
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ID=26334191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP00103598A Expired - Fee Related JP3536638B2 (ja) | 1997-05-12 | 1998-01-06 | ロータンクのハンドル装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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JP6753767B2 (ja) * | 2016-12-14 | 2020-09-09 | 株式会社Lixil | 便器洗浄装置 |
-
1998
- 1998-01-06 JP JP00103598A patent/JP3536638B2/ja not_active Expired - Fee Related
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