JP2002317481A - 水洗便器のフラッシュバルブ装置 - Google Patents

水洗便器のフラッシュバルブ装置

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JP2002317481A
JP2002317481A JP2001123900A JP2001123900A JP2002317481A JP 2002317481 A JP2002317481 A JP 2002317481A JP 2001123900 A JP2001123900 A JP 2001123900A JP 2001123900 A JP2001123900 A JP 2001123900A JP 2002317481 A JP2002317481 A JP 2002317481A
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JP
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flush
toilet
valve device
valve
flush valve
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Kazuyuki Enomoto
和幸 榎本
Junichi Tani
潤一 谷
Katsuhiko Nagano
勝彦 長野
Akihiko Koba
昭彦 木場
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水洗便器10のフラッシュバルブ装置100
は、フラッシュバルブ本体141や手動操作装置170
の取付位置の自由度を増すとともに、操作性を高めると
ともにメンテナンスを容易にすること。 【解決手段】 フラッシュバルブ装置100は、トイレ
壁WLに隔てられたスペースに配置され、洗浄水を給水
するためのフラッシュバルブ本体141を備えている。
トイレ壁WLには、壁固定枠体110が取り付けられ、
さらにカバーパネル120で被われている。手動操作装
置170は、洗浄水を便器に流すためのボタン装置17
1およびインナケーブル191でフラッシュバルブ本体
141に連結されている。ボタン装置171のメンテナ
ンスをするには、カバーパネル120を外して点検用開
口114を通じて行なう。カバーパネル120を外した
ときに、ボタン装置171が壁固定枠体110に固定さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗便器のフラッ
シュバルブ装置に関し、詳しくは操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフラッシュバルブ装置と
して、たとえば、特開平11−324061号公報の技
術が知られている。図26は従来のフラッシュバルブ装
置を搭載した水洗便器の後部を説明する説明図である。
図26において、水洗便器300の後部には、水道源に
接続されたフラッシュバルブ装置310が配置されてい
る。フラッシュバルブ装置310は、フラッシュバルブ
本体312と、このフラッシュバルブ本体312を開閉
するための操作装置320とを備えている。フラッシュ
バルブ本体312は、主通水路を開閉する主弁と、背圧
室内の水圧を抜いて主弁を開弁させるパイロット弁とを
備え、操作装置320によりパイロット弁の起動棒を傾
動操作することにより、水洗便器300に洗浄水を流
す。操作装置320は、回転ハンドル322と、軸状を
なし回転ハンドル322の回転に伴って軸心回りに回転
し、操作力を伝達する伝達部材324と、を備え、回転
ハンドル322を回転操作することにより、伝達部材3
24を介して、フラッシュバルブ本体312を開弁して
洗浄水を水洗便器300に供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、回転ハンドル
322は、回転力をフラッシュバルブ本体312に伝達
するために、該フラッシュバルブ本体312の側方に配
置しなければならず、取付位置の自由度が低い。このた
め、回転ハンドル304やフラッシュバルブ本体312
の設置位置によっては、操作性を低下させたり、施工工
事が面倒になったりする場合がある。
【0004】こうした問題を解決する手段として、押し
ボタンによりフラッシュバルブを開閉する技術が知られ
ている(特開平8−120739号公報)。フラッシュ
バルブは、配管中の鉄さびなどのゴミなどで通水路が詰
まるのを防止するために定期的なメンテナンスを必要と
する。しかし、フラッシュバルブをトイレ室から隔てて
いる隔壁を外したり、押しボタンを外したりする作業が
面倒であるという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、フラッシュバルブ本体や操作装置の取付
位置の自由度を増すとともに、操作性を高めるとともに
メンテナンスを容易にした水洗便器のフラッシュバルブ
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明は、トイレ室と
隔壁で仕切られたスペースに配置されかつ便器に洗浄水
を給水するためのフラッシュバルブ本体を備えた水洗便
器のフラッシュバルブ装置において、上記隔壁に取り付
けられた壁固定枠体と、壁固定枠体のトイレ室側に装着
されたカバーパネルと、洗浄水を便器に流すためのボタ
ン装置と、ボタン装置の操作によりフラッシュバルブ本
体を開弁するように連結された伝達手段とを有するバル
ブ起動装置と、を備え、上記ボタン装置は、壁固定枠体
に固定されていること、を特徴とする。
【0007】本発明にかかるフラッシュバルブ装置で
は、バルブ起動装置のボタン装置を押圧操作すると、押
圧操作による力が伝達手段を介してフラッシュバルブ本
体に伝えられ、フラッシュバルブ本体を開弁して水洗便
器に洗浄水を流す。
【0008】フラッシュバルブ本体は、トイレ室と隔壁
で仕切られたスペースに配置されているので、トイレ室
側からいたずらされて故障を招くこともない。
【0009】また、フラッシュバルブ装置は、ボタン装
置やフラッシュバルブ本体のメンテナンスを行なう際
に、カバーパネルを外せば、ボタン装置や伝達部材がト
イレ室側に露出されるので、作業が簡単である。しか
も、ボタン装置が壁固定枠体に取り付けられているの
で、カバーパネルには、伝達部材に連結されたボタン装
置が繋がってくることもなく、カバーパネルを外す作業
も簡単である。
【0010】ここで、隔壁は、トイレ室に対して仕切ら
れたスペースを形成して、フラッシュバルブ本体をトイ
レ室側から隠すことができるものであればよく、例え
ば、トイレ施工時におけるトイレ壁や、トイレ室内に設
置された収納棚の側壁であってもよい。
【0011】壁固定枠体の好適な態様として、フラッシ
ュバルブ本体を点検するための点検用開口を備える構成
をとることができる。この態様により、フラッシュバル
ブ本体の点検作業が容易になる。また、壁固定枠体は、
設置する場所などの条件に応じて種々の材料により形成
することができるが、樹脂で成型した場合には、安価に
製造することができ、金属で成型した場合には頑丈に構
成することができる。
【0012】カバーパネルは、隔壁に対して着脱可能で
あればよく、その材質や形状は特に限定されない。ま
た、カバーパネルの壁固定枠体への固定手段は、ネジな
どの締結部材によるほか、磁石などを用いてもよい。磁
石を用いた場合には、カバーパネルのトイレ室側に締結
部材などを露出させないことができるから、トイレ室側
からのいたずらを防止することができる。
【0013】手動操作装置は、押圧操作される操作ボタ
ンや回動レバーなどの種々の構成をとることができる。
操作ボタンの構成とした場合には、押圧操作される操作
面を指に倣った凹状の湾曲面に形成することが好まし
く、これにより、指にフィットした快適な操作性を得る
ことができる。
【0014】上記伝達部材の好適な態様として、その全
体又は一部が湾屈曲可能でありかつ湾屈曲した状態にて
操作力を伝達可能なワイヤ、たとえば、金属製のワイヤ
により構成することができる。これにより、操作ボタン
をフラッシュバルブ本体と離れた位置に簡単に設置する
ことができる。この場合において、伝達部材は、該伝達
部材を摺動可能に支持する被覆体により被覆する構成を
とれば、伝達部材が他の部材などに干渉することなく、
確実な動作を得ることができる。たとえば、水洗便器の
中央からほぼ直角位置に操作ボタンとフラッシュバルブ
本体を配置し、上記伝達部材は、上記操作ボタンとフラ
ッシュバルブ本体とを連結するようにほぼ直角方向に曲
げて配置することができる。
【0015】上記バルブ起動装置の好適な他の態様とし
て、ボタン装置の押圧操作により流体圧を高めてフラッ
シュバルブ本体を起動する流体圧機構や、ボタン装置の
押圧操作により電気信号を発生してフラッシュバルブ本
体を駆動する電気駆動機構により構成することができ
る。
【0016】また、バルブ起動装置は、手動操作装置の
ほかに、人体をセンサにより検知してフラッシュバルブ
本体を駆動する自動通水機構を備える構成を併用しても
よい。この場合において、カバーパネルを外すことによ
り、フラッシュバルブ本体のメンテナンスに加えて自動
通水機構に必要な機構として、センサの修理や電池の交
換などのメンテナンスを容易に行なうように構成でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0018】A.第1の実施の形態 図1は本発明の第1の実施の形態にかかるフラッシュバ
ルブ装置を備えた水洗便器10の周辺を示す説明図であ
る。図1において、水洗便器10は、ボール部12aを
有する便器本体12を有している。ボール部12aの上
面には、便座16が開閉可能に取り付けられている。便
器本体12の後方のトイレ壁WLには、フラッシュバル
ブ装置100が配置されている。
【0019】図2はフラッシュバルブ装置100を正面
から見た説明図である。フラッシュバルブ装置100
は、トイレ壁WL(隔壁)の取付凹所WLaに取り付け
られ点検用開口114を形成する壁固定枠体110と、
壁固定枠体110の前面に着脱可能に装着されるカバー
パネル120と、トイレ壁WLの後ろのスペースに配置
されたフラッシュバルブ本体141と、フラッシュバル
ブ本体141を開閉駆動するバルブ起動装置160と、
を備えている。バルブ起動装置160は、センサにより
起動する自動通水機構161と、手動操作により起動す
る手動操作装置170とを備えている。手動操作装置1
70は、ボタン装置171と、傾動機構180と、ケー
ブル機構190とを備えている。
【0020】自動通水機構161のセンサにより人体が
離れたことを感知すると、フラッシュバルブ本体141
を開弁することにより洗浄水を流し、一方、手動操作装
置170のボタン装置171を手動操作した場合にも、
ケーブル機構190を介して傾動機構180を作動させ
ることによりフラッシュバルブ本体141を開弁して洗
浄水を流す。
【0021】フラッシュバルブ本体141およびバルブ
起動装置160は、トイレ壁WLの内側のスペースに配
置されまたは壁固定枠体110に装着されており、カバ
ーパネル120を取り外すことによりメンテナンスがで
きるように構成されている。以下、各部の構成について
説明する。
【0022】(1) 壁固定枠体110 図3はフラッシュバルブ装置100のカバーパネル12
0を外した状態を正面から見た説明図である。壁固定枠
体110は、樹脂から一体成形されており、四角形の枠
本体111を備えている。枠本体111は、下枠112
L、上枠112Uと、左右の縦枠113,113とを備
え、その内側を点検用開口114としている。点検用開
口114の内側のスペースには、フラッシュバルブ本体
141、バルブ起動装置160が配置されている。
【0023】壁固定枠体110は、4カ所の金具取付部
115にて枠体取付金具131を用いてトイレ壁WLに
固定される。図4は枠体取付金具131により壁固定枠
体110をトイレ壁WLに取り付ける前の状態を示す斜
視図である。金具取付部115は、縦枠113から中央
に向けて突設された前取付部115aと、前取付部11
5aの基部から縦枠113の側面に向けて形成された側
取付部115bとを備えている。また、前取付部115
aの前面から側取付部115bにかけて、枠体取付金具
131を位置決めする金具取付凹所115cが形成され
ている。側取付部115bには、側端から切欠115d
が形成されている。前取付部115aの裏面側には、ナ
ット受115eが形成され、ナット115fが保持され
ている。
【0024】一方、枠体取付金具131は、前面片13
1aと側面片131bとをL字形に折曲した金具であ
り、前面片131aには、長穴131cが形成され、側
面片131bには、円孔131dが形成されている。
【0025】図5は壁固定枠体110をトイレ壁WLの
側壁WLbに枠体取付金具131で取り付けている部分
を示す断面図である。図5(A)に示すように、壁固定
枠体110をトイレ壁WLに取り付けるには、枠体取付
金具131を金具取付部115の金具取付凹所115c
に合わせて、ネジ131fを、長穴131cを通じてナ
ット115fで緩く仮止めする。その後に、円孔131
dにネジ131gを締め込むことにより、側壁WLbに
固定する。このとき、縦枠113の側壁113aには、
切欠115dがあるので、ネジ131gは、側壁113
aを押さえつけず、金具取付部115を直接、トイレ壁
WLに押さえつける。また、枠体取付金具131は、ネ
ジ131fで仮止めされているので、隙間に応じて長穴
131c内をずらすことができ、枠体取付金具131を
側壁WLbに密着させてからネジ131fを堅く締め込
む。
【0026】図5(B)は壁固定枠体110の寸法誤差
およびトイレ壁WLの施工誤差により、壁固定枠体11
0と側壁WLbとの間隙が図5(A)のL1からL2へ
拡がっている場合について示している。このような場合
であっても、枠体取付金具131を壁固定枠体110に
対してずらすとともに、ネジ131fで締結する長穴1
31cの位置を変えることにより、枠体取付金具131
を側壁WLbに密着して取り付けることができる。よっ
て、壁固定枠体110を樹脂で成形した場合に、トイレ
壁WLに施工誤差が生じても取付時に壁固定枠体110
に無理な力が加わって損傷を加えることもない。
【0027】図3に示すように、壁固定枠体110の下
部には、ボタン取付部118および電池取付部119が
形成されている。ボタン取付部118には、手動操作装
置170のボタン装置171が取り付けられ、また、電
池取付部119には、電池ボックス167が着脱可能に
取り付けられる。なお、ボタン取付部118および電池
取付部119の構成については、手動操作装置170お
よび電池ボックス167とともに後述する。
【0028】(2) カバーパネル120の構成および
その取付構造 図6はフラッシュバルブ装置100を正面から見た図で
ある。カバーパネル120は、ステンレス製のプレート
であり、トイレ壁WLと同一面になるように壁固定枠体
110に装着される。カバーパネル120には、その中
央上部に、人体感知センサ162を設置するためのセン
サ用開口121が形成され、さらにボタン装置171を
操作するためのボタン用開口122が形成されている。
【0029】カバーパネル120は、壁固定枠体110
のコーナーの4カ所にて、ネジ挿通孔124を貫通した
皿ネジ130により取り付けられている。皿ネジ130
は、カバーパネル120の表面と同一面になって意匠性
を高めている。
【0030】図7はカバーパネル120を皿ネジ130
でナット固定部116に取り付けている部分を示す断面
図、図8は図7の矢印8の方向から見た矢視図である。
皿ネジ130は、ナット固定部116に収納されたナッ
ト116aに締結されている。ナット固定部116は、
壁固定枠体110の樹脂収縮に伴う寸法誤差があって
も、カバーパネル120の取付を容易にするために、以
下の構成がとられている。
【0031】ナット固定部116は、ナット116aを
収納するナット用凹所116cを形成する保持壁116
dと、封止カバー116fとを備えている。ナット用凹
所116cは、ナット116aを僅かに移動可能な遊び
を有して収納するスペースに形成されている。保持壁1
16dの開口面には、接着剤を充填する凹所116gが
形成されている。また、保持壁116dの外側のコーナ
ーには、凹所116gから外側へ繋がる切欠116hが
形成されている。
【0032】ナット用凹所116cにナット116aを
収納して、凹所116gに接着剤を充填して、封止カバ
ー116fを接着する。これにより、ナット116aを
カバーパネル120から脱落しないようにする。このと
き、保持壁116dには、切欠116hが形成されてい
るので、凹所116gに充填した接着剤は、凹所116
gを通じて外側へ流れ、ナット用凹所116cに入らな
いから、ナット116aが接着剤でその移動を阻止する
ように固定されることもない。また、ナット116a
は、皿ネジ130の挿入を容易にするように開口で拡径
している開口テーパ116bを備えている。開口テーパ
116bは、ナット用凹所116c内でナット116a
が移動しても、ナット116aの先端を容易に導くため
の傾斜である。ナット固定部116の構成により、ナッ
ト116aがナット用凹所116cで遊びを有して保持
されているから、皿ネジ130をナット116aに締結
するときには、ナット用凹所116c内でナット116
aが移動可能である。したがって、壁固定枠体110が
樹脂収縮に伴って大きな寸法誤差を生じても、ナット固
定部116で吸収することができ、金属製のカバーパネ
ル120のネジ挿通孔124との位置決めが容易であ
る。
【0033】図9はカバーパネル120を開いた状態を
示す側面図である。カバーパネル120は、パネルスト
ッパ126,126と、チェーン133とにより壁固定
枠体110に仮止めされる。パネルストッパ126,1
26は、カバーパネル120の裏面下部の両側にそれぞ
れ取り付けられている。すなわち、パネルストッパ12
6は、カバーパネル120の裏面に溶接される基部12
6aと、基部126aからL字形に延設された係止部1
26bとを備えており、係止部126bの先端を下枠1
12Lに引っ掛ける。また、チェーン133は、一端の
クリップ133aでカバーパネル120の裏面に取り付
けられたチェーン取付部123に引っ掛けられ、他端の
クリップ133bで壁固定枠体110の上部の取付穴1
12Uaに引っ掛けられている。したがって、カバーパ
ネル120は、パネルストッパ126で下部を支持され
るとともにチェーン133で吊られることにより、傾斜
した状態で壁固定枠体110に対して支持されることに
なる。
【0034】(3) フラッシュバルブ本体141の構
成および動作 図10はフラッシュバルブ本体141を示す断面図であ
る。フラッシュバルブ本体141は、手動操作装置17
0により手動で駆動される機構に並設して、電気的に駆
動される開閉電磁弁150を備えている。フラッシュバ
ルブ本体141は、ボディ142内に収納されかつ一次
側通水路142aと二次側通水路142bとの間の弁座
142cに着離する主弁143と、主弁143で区画さ
れた背圧室142dの水を調節するパイロット弁144
と、ボディ142の上側部に取り付けられた開閉電磁弁
150とを備え、主弁143の背圧室142dの水を開
閉電磁弁150の開閉動作により、また、主弁143の
起動棒143aを傾倒しまたは元の起立位置に戻す動作
により、洗浄水を供給および止水している。なお、フラ
ッシュバルブ本体141の一次側通水路142aには、
フィルタ(図示省略)が設けられており、ボディ142
の蓋体142gや主弁143およびパイロット弁144
を外すことにより、メンテナンスが可能になっている。
【0035】図11は開閉電磁弁150を示す断面図で
ある。開閉電磁弁150は、ケーシング151内に収納
され、駆動部152と、ダイヤフラム弁体153と、を
備えている。駆動部152は、電磁コイル152aと、
電磁コイル152aへの励磁により進退するプランジャ
152bと、プランジャ152bを図示の下方へ付勢し
ているスプリング152cとを備えている。また、ダイ
ヤフラム弁体153は、ケーシング151の一端で固定
されたダイヤフラム153aと、ダイヤフラム153a
の中央部を支持しているダイヤフラム支持体153bと
を備えており、圧力室154を区画形成している。ま
た、ダイヤフラム支持体153bの中心部には、圧力室
154と二次側通水路142bとを接続する連通孔15
3fが形成されている。連通孔153fの一方の開口
は、プランジャ152bの先端で開閉されるように配置
されている。また、ダイヤフラム153aの外周部に
は、小孔153gが形成され、フラッシュバルブ本体1
41の背圧室142dを圧力室154に接続している。
【0036】開閉電磁弁150の開閉動作について説明
する。駆動部152に開信号が送られると、プランジャ
152bがスプリング152cに抗して引き上げられ、
これにより圧力室154の水がダイヤフラム支持体15
3bの連通孔153fを通じて抜けて、ダイヤフラム1
53aがフラッシュバルブ本体141の背圧室142d
からの水圧で持ち上がる。これにより、フラッシュバル
ブ本体141の背圧室142d内の水が通路を通じて二
次側通水路142bへ逃がされる。背圧室142dの水
が抜かれると、上述したように、図10に示すフラッシ
ュバルブ本体141が開弁する。一方、バルブ駆動回路
164から閉信号が駆動部152へ送られると、駆動部
152のプランジャ152bが下がり、連通孔153f
の流路面積を下げる。これにより、圧力室154の内圧
が徐々に上昇し、ダイヤフラム弁体153が下降し、ダ
イヤフラム153aの両面に加わる圧力がバランスした
ところで、ダイヤフラム弁体153が閉じて、背圧室1
42dの圧力を高くする。これによりフラッシュバルブ
本体141が閉じる。
【0037】(4) バルブ起動装置160 図2に示したように、バルブ起動装置160は、自動通
水機構161と、手動操作装置170とを備えている。
【0038】(4)−A 自動通水機構161 図12はカバーパネル120の裏面上部などに取り付け
られた自動通水機構161を説明する説明図である。自
動通水機構161は、人体感知センサ162と、人体感
知センサ162と一体に組み付けられたバルブ駆動回路
164と、人体感知センサ162およびバルブ駆動回路
164に給電する電源166とを備えている。人体感知
センサ162は、カバーパネル120の裏面に取り付け
られており、センサ用開口121に感知面162aを露
出させている。この感知面162aは、人体を感知する
方向に向けられている。人体感知センサ162の検出信
号は、バルブ駆動回路164に送られ、バルブ駆動回路
164からリード線162bを介して開閉電磁弁150
の駆動部152に送られる。電源166は、4本の単三
電池を収納する電池ボックス167を備えている。電池
ボックス167は、電池取付部119に着脱可能に取り
付けられる。
【0039】(4)−B1 手動操作装置170 図13は手動操作装置170のボタン装置171の周辺
を水平方向に切断した断面図、図14はボタン装置17
1を垂直方向に切断した断面図、図15は図13に示す
ボタン装置171をボタン取付部118に取り付ける前
の状態を示す断面図、図16は図13に示すボタン装置
171を押圧操作した状態を示す断面図である。図13
において、ボタン装置171は、壁固定枠体110のボ
タン取付部118に取り付けられており、操作ボタン1
72と、ボタン支持体173と、スプリング174と、
支持金具175と、回動体176と、を備えている。
【0040】図15において、操作ボタン172は、楕
円形状の操作部172aを備え、その外面が操作面17
2bとなっている。操作部172aは、横長の楕円に形
成して意匠性を高めるとともに、その表面が指に倣って
フィットする凹状の湾曲面に形成されることにより操作
性を高めている。操作部172aの裏面側には、突出筒
体172cが突設されている。突出筒体172cの先端
側には、スリット172dが形成されるとともに係合爪
172e(図14)が形成されている。また、操作部1
72aの裏面中心部には、中央押圧部172fが突出筒
体172cの中心を貫通するように突設されている。
【0041】ボタン支持体173は、壁固定枠体110
のボタン取付部118に取り付けられるとともに、操作
ボタン172を押圧操作可能に支持するものであり、ガ
イド本体173aを備えている。ガイド本体173aの
外周部には、フランジ173bが形成され、取付ネジ1
73gでボタン取付部118に固定されている。ガイド
本体173aには、摺動穴173cが形成され、この摺
動穴173cで操作部172aを摺動自在に支持してい
る。また、ボタン支持体173の先端部には、ガイド部
173dが形成されている。ガイド部173dは、ガイ
ド穴173fを有するガイド筒体173eを備え、この
ガイド穴173fで突出筒体172cを摺動自在にガイ
ドしている。突出筒体172cは、ガイド穴173fに
スリット172dの部分で縮径して係合爪172eを乗
り越えることにより押し入れられて、ガイド穴173f
に摺動可能に支持されている。
【0042】スプリング174は、操作部172aとガ
イド部173dとの間に掛け渡されて操作ボタン172
を突出方向(手前方向)に付勢するものである。スプリ
ング174により付勢された操作ボタン172は、ボタ
ン支持体173に対して係合爪172eにより抜止めさ
れている。
【0043】支持金具175は、ボタン支持体173の
先端側に固定されたL字形の金具であり、回動体176
を回動自在に支持している。回動体176は、2枚のほ
ぼ三角形の板材を対向して一体化した金具であり、基部
176aで回動軸176cを中心に支持金具175に対
して回動自在に支持されている。回動体176の一端
は、中央押圧部172fにより押圧される押圧端176
bになっている。
【0044】手動操作装置170において、操作ボタン
172の操作部172aを押すと、スプリング174の
スプリング力に抗して操作部172aが押し入れられ
て、中央押圧部172fの先端で回動体176を、回動
軸176cを中心に回動させる。
【0045】手動操作装置170は、上述したように、
壁固定枠体110のボタン取付部118に取り付けられ
ている。すなわち、ボタン取付部118は、上枠112
Uの中央から上方に板状に突設されており、ボタン支持
体173を取り付けるための取付穴118bを備えてい
る。取付穴118bには、内周壁に沿って複数個の固定
用突起118cが形成されている。操作ボタン172を
組み込んだボタン支持体173を取付穴118bに挿入
すると、固定用突起118cは、ボタン支持体173の
外面で押されて弾性変形して、ボタン支持体173をボ
タン取付部118に位置決めする。なお、ボタン支持体
173は、取付ネジ173gで締結されることにより、
ボタン取付部118に固定される。
【0046】(4)−B2 傾動機構180の構成 図17は傾動機構180およびその周辺を示す断面図、
図18は傾動機構180を押圧操作したときの状態を示
す断面図である。傾動機構180は、金具本体181
と、押圧棒182と、内側キャップ183と、パッキン
184と、スプリング185と、支持体186と、支持
金具187と、回動体188とを備えている。
【0047】金具本体181は、ボディ142の側開口
142fにOリングでシールされた状態で取り付けられ
ており、つまり挿入固定部181bを側開口142fに
挿入するとともに、フランジ181dで固定ネジ181
fによりボディ142に固定されている。金具本体18
1の軸心には、金具貫通孔181aが形成されており、
この金具貫通孔181aに押圧棒182が摺動可能に嵌
挿されている。押圧棒182は、押圧部182aと、起
動部182bとを備え、これらをネジで連結して一体に
構成されている。押圧部182aの一端のうち、回動体
188に当たる部分は、半球に形成されており、回動体
188からの押圧力を軸方向へ移動する力に変換するよ
うに形成されている。また、起動部182bの一端は、
起動棒143aを側方から傾倒させることができるよう
に配置されている。なお、押圧棒182には、抜止ピン
182cが軸方向と直角方向に装着されて、押圧棒18
2を抜止している。
【0048】金具本体181の挿入固定部181bに
は、ネジ部181cで内側キャップ183が装着されて
いる。内側キャップ183内には、パッキン184が収
納されるとともに、このパッキン184を支持体186
により支持している。パッキン184は、押圧棒182
の外周面をシールしている。
【0049】支持金具187および回動体188は、図
13の支持金具175および回動体176と同じ形状で
ある。すなわち、支持金具187は、ボディ142の側
開口142fの周辺に固定されて、回動体188を回動
軸188cにより回動自在に支持している。回動体18
8の一端は、押圧棒182を押圧する押圧端188bに
なっている。回動体188は、回動して押圧棒182を
押圧すると、図18に示すように、押圧棒182がスプ
リング185のスプリング力に抗して移動して、起動棒
143aを押してフラッシュバルブ本体141を開弁す
る。
【0050】(4)−B3 ケーブル機構190の構成 ケーブル機構190は、インナケーブル191と、アウ
タケーブル192とから構成されている。インナケーブ
ル191は、可撓性を有するワイヤから構成され、フラ
ッシュバルブ本体141を取り囲むように点検用開口1
14内に配置されている。インナケーブル191の一端
は、図13に示す手動操作装置170の回動体176に
連結され、その他端は、図17に示す傾動機構180の
回動体188に連結されている。なお、アウタケーブル
192の両端部は、ケーブル固定金具193,193に
より支持金具175および支持金具187にそれぞれ固
定されている。
【0051】(5) 洗浄動作 次に、洗浄動作について説明する。洗浄動作は、人体感
知センサ162によるフラッシュバルブ本体141を駆
動する場合と、人体感知センサ162が故障したときな
どにバルブ起動装置160による手動によりフラッシュ
バルブ本体141を駆動する場合とがある。
【0052】(5)−A 人体感知センサ162による
洗浄動作 図12において、人体感知センサ162が人体を感知す
ると、人体感知センサ162で検出した検出信号がバル
ブ駆動回路164に送られ、さらに、バルブ駆動回路1
64から開閉電磁弁150の駆動部152へ駆動信号が
送られる。これにより、フラッシュバルブ本体141の
背圧室142dの水が排出されて、フラッシュバルブ本
体141が開弁する。
【0053】(5)−B 手動による洗浄動作 図13に示す操作ボタン172の操作部172aを押す
と、スプリング174のスプリング力に抗して操作部1
72aが押し込められ、中央押圧部172fが回動体1
76の押圧端176bを押す。これにより、回動体17
6が回動軸176cを中心に回動し、インナケーブル1
91を引っ張る(図16の状態)。インナケーブル19
1が引っ張られると、図18に示すように傾動機構18
0の回動体188が回動軸188cを中心に回動する。
これにより、回動体188の押圧端188bが押圧棒1
82をスプリング185のスプリング力に抗して押す。
押圧棒182の移動により起動部182bでフラッシュ
バルブ本体141の起動棒143aを押してフラッシュ
バルブ本体141が開弁する。
【0054】(6) フラッシュバルブ装置100のメ
ンテナンス 図3に示すように、フラッシュバルブ装置100をメン
テナンスするには、カバーパネル120を壁固定枠体1
10から取り外すことにより行なう。すなわち、図9に
示すように、皿ネジ130を外して、カバーパネル12
0の上部を手前に倒す。このとき、カバーパネル120
は、パネルストッパ126,126が下枠112Lに係
合して仮止めされる。さらに、リード線162b,16
4aをコネクタの部分で外して、カバーパネル120を
持ち上げて、パネルストッパ126,126と下枠11
2Lとの係合を解除すると、点検用開口114が開かれ
る。この点検用開口114を通じて、図3に示すフラッ
シュバルブ本体141のメンテナンスを行なうことがで
きる。
【0055】フラッシュバルブ装置100の構成におい
て、手動操作装置170は、壁固定枠体110に固定さ
れているから、メンテナンスの際にカバーパネル120
だけを外せばよく、つまり手動操作装置170がフラッ
シュバルブ本体141に連結した状態のままでよいか
ら、作業性に優れている。
【0056】図10に示すように、傾動機構180は、
押圧棒182が起動棒143aに所定間隙隔てて側方に
配置されているので、フラッシュバルブ本体141のフ
ィルタの交換や掃除などのメンテナンスをする際も、フ
ラッシュバルブ本体141の蓋体142gを外せば、パ
イロット弁144および主弁143を外すことができ
る。よって、メンテナンスの際に傾動機構180を外し
たり、分解したりするなどの作業を必要としないから、
作業性に優れている。
【0057】(7) 傾動機構の変形例 図19ないし図22は傾動機構の3つの変形例をそれぞ
れ示す図である。これらの傾動機構は、フラッシュバル
ブ本体の構成や操作ボタンの配置などに対応して種々の
箇所に適用できるものである。
【0058】(7)−1 変形例1 図19において、傾動機構180Bは、支持金具187
Bと、支持金具187Bの一端に回動自在に支持された
回動レバー188B(押圧力変換部材)とを備えてい
る。回動レバー188Bの他端に、インナケーブル19
1が接続されている。インナケーブル191が矢印方向
に引っ張られると、回動レバー188Bが回動軸188
Bcを中心に回動して、押圧棒182を押圧する。
【0059】(7)−2 変形例2 図20において、傾動機構180Cは、金具本体181
Cから突設されたガイド187Cと、連結板188Cと
を備えている。連結板188Cは、円板であり、その一
端にガイド187Cが貫通し、他端にインナケーブル1
91が接続されている。インナケーブル191が矢印方
向に引っ張られると、連結板188Cがガイド187C
にガイドされて平行の姿勢を維持しつつ押圧棒182を
押圧する。
【0060】(7)−3 変形例3 図21および図22において、傾動機構180Dは、支
持金具187Dと、揺動レバー188Dとを備えてい
る。揺動レバー188Dは、一端の基部188Daが金
具本体181D内に揺動可能に支持されて他端でインナ
ケーブル191に連結されている。図21の状態からイ
ンナケーブル191が矢印方向に引かれると、図22に
示すように揺動レバー188Dが揺動して押圧棒182
Dを押圧する。
【0061】B.第2の実施の形態 図23は第2の実施の形態にかかるフラッシュバルブ装
置100Eを正面から見た説明図、図24はフラッシュ
バルブ装置100Eを側方から見た説明図である。フラ
ッシュバルブ装置100Eは、トイレ壁WLの後ろ側の
スペースにフラッシュバルブ本体141Eを配置すると
ともに、メンテナンスをトイレ壁WLの後ろ側から行な
うタイプである。フラッシュバルブ装置100Eは、壁
固定枠体110Eと、カバーパネル120Eと、フラッ
シュバルブ本体141Eと、バルブ起動装置160Eと
を備えている。壁固定枠体110Eおよびカバーパネル
120Eは、人体感知センサ162Eおよび手動操作装
置170Eのボタン装置171Eを配置するために用い
ている。
【0062】図25は壁固定枠体110Eの周辺を示す
断面図である。壁固定枠体110Eは、前面枠体111
Eと、後面支持板112Eとを備え、前面枠体111E
と後面支持板112Eとをボルトおよびナットの締結部
材113Eおよびネジ114Eによりトイレ壁WLに取
り付けている。壁固定枠体110Eには、人体感知セン
サ162Eおよびこれを駆動する回路が取り付けられて
いる。前面枠体111Eの上部および下部には、取付用
磁石115E,115E(図24)が装着されており、
この取付用磁石115E,115Eにカバーパネル12
0Eを吸着することにより、カバーパネル120Eを壁
固定枠体110Eに取り付けている。カバーパネル12
0Eは、吸盤などで引き出すことにより壁固定枠体11
0Eから外すことができる。
【0063】図24において、トイレ壁WLの後ろ側の
スペースには、フラッシュバルブ本体141Eが配置さ
れており、このフラッシュバルブ本体141Eをバルブ
起動装置160Eにより開閉駆動している。バルブ起動
装置160Eは、第1の実施の形態と同様に、人体感知
センサ162Eの出力で駆動される自動通水機構161
Eと、手動操作装置170Eとを備えている。手動操作
装置170Eは、ボタン装置171Eと、傾動機構18
0Eと、ケーブル機構190Eとを備えている。ボタン
装置171Eは壁固定枠体110Eに固定されている。
【0064】この実施の形態にかかるフラッシュバルブ
装置100Eによれば、ボタン装置171Eが壁固定枠
体110Eに固定されており、カバーパネル120Eだ
けを外すことができるので、人体感知センサ162Eな
どの点検が容易となる。なお、人体感知センサ162E
などは、壁固定枠体110Eに取り付けるほか、カバー
パネル120Eの着脱に特に支障のない場合には、カバ
ーパネル120Eに装着する構成としてもよい。
【0065】また、カバーパネル120Eは、ネジで壁
固定枠体110Eに取り付けられておらず、これを外す
には吸盤などの作業具を使用しなければ、外から容易に
外すことができない。よって、いたずらによりカバーパ
ネル120Eが外されて、故障を招く要因にならない。
【0066】さらに、ボタン装置171Eが壁固定枠体
110Eに固定されているので、カバーパネル120E
からの突出長さを短くでき、ボタン装置171Eの操作
ボタン172Eを押しても、指にカバーパネル120E
が引っ掛かったり、操作ボタン172Eに指から大きな
外力が加わったりすることがなく、よって、カバーパネ
ル120Eが不用意に外されることもない。
【0067】また、フラッシュバルブ本体141Eは、
ケーブル機構190Eを介して、操作ボタン172Eと
連結することができるので、壁固定枠体110Eから離
れた距離に配置することもでき、操作ボタン172Eの
配置の自由度を高くすることができる。
【0068】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0069】(1) 上記実施例では、フラッシュバル
ブ本体は、便器本体の後方の壁内に収納したが、これに
限らず、便器本体に隣接する収納棚などに設置してもよ
い。
【0070】(2) 上記実施例では、便器本体の後方
に操作ボタンおよびフラッシュバルブ本体を配置した
が、これらの配置は特に限定されず、側方や上方であっ
てもよく、また、一方が側方、他方が後方に配置されて
もよい。また、可撓性の伝達部材(インナケーブル)で
力を伝達できる距離であれば、引き回し経路や距離は特
に限定されない。
【0071】(3) 人体感知センサ162やバルブ駆
動回路164などは、カバーパネル120に装着した
が、壁固定枠体110の上部に取り付ける構成をとって
もよい。これにより、カバーパネル120の着脱作業を
一層容易にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるフラッシュ
バルブ装置を備えた水洗便器10の周辺を示す説明図で
ある。
【図2】第1の実施の形態にかかるフラッシュバルブ装
置100を正面から見た説明図である。
【図3】フラッシュバルブ装置100のカバーパネル1
20を外した状態を正面から見た説明図である。
【図4】枠体取付金具131により壁固定枠体110を
トイレ壁WLに取り付ける前の状態を示す斜視図であ
る。
【図5】壁固定枠体110をトイレ壁WLの側壁WLb
に枠体取付金具131で取り付けている部分を示す断面
図である。
【図6】フラッシュバルブ装置100を正面から見た図
である。
【図7】カバーパネル120を皿ネジ130でナット固
定部116に取り付けている部分を示す断面図である。
【図8】図7の矢印8の方向から見た矢視図である。
【図9】カバーパネル120を開いた状態を説明する説
明図である。
【図10】フラッシュバルブ本体141を示す断面図で
ある。
【図11】開閉電磁弁150を示す断面図である。
【図12】カバーパネル120の裏面上部などに取り付
けられた自動通水機構161を説明する説明図である。
【図13】手動操作装置のボタン装置の周辺を水平方向
に切断した断面図である。
【図14】ボタン装置を垂直方向に切断した断面図であ
る。
【図15】図13に示すボタン装置をボタン取付部に取
り付ける前の状態を示す断面図である。
【図16】図13に示すボタン装置を押圧操作した状態
を示す断面図である。
【図17】傾動機構およびその周辺を示す断面図であ
る。
【図18】傾動機構を押圧操作したときの状態を示す断
面図である。
【図19】第1の変形例にかかる傾動機構180Bを示
す断面図である。
【図20】第2の変形例にかかる傾動機構180Cを示
す断面図である。
【図21】第3の変形例にかかる傾動機構180Dを示
す断面図である。
【図22】第3の変形例の動作を説明する説明図であ
る。
【図23】第2の実施の形態にかかるフラッシュバルブ
装置100Eを正面から見た説明図である。
【図24】フラッシュバルブ装置100Eの側方から見
た説明図である。
【図25】壁固定枠体110Eの周辺を示す断面図であ
る。
【図26】従来のフラッシュバルブ装置を搭載した水洗
便器の後部を説明する説明図である。
【符号の説明】
10…水洗便器 12…便器本体 12a…ボール部 16…便座 100…フラッシュバルブ装置 110…壁固定枠体 111…枠本体 112L…下枠 112U…上枠 112Ua…取付穴 113…縦枠 113a…側壁 114…点検用開口 115…金具取付部 115a…前取付部 115b…側取付部 115c…金具取付凹所 115d…切欠 115e…ナット受 115f…ナット 116…ナット固定部 116a…ナット 116b…開口テーパ 116c…ナット用凹所 116d…保持壁 116f…封止カバー 116g…凹所 116h…切欠 118…ボタン取付部 118b…取付穴 118c…固定用突起 119…電池取付部 120…カバーパネル 121…センサ用開口 122…ボタン用開口 123…チェーン取付部 124…ネジ挿通孔 126…パネルストッパ 126a…基部 126b…係止部 130…皿ネジ 131…枠体取付金具 131a…前面片 131b…側面片 131c…長穴 131d…円孔 131f…ネジ 131g…ネジ 133…チェーン 133a…クリップ 133b…クリップ 141…フラッシュバルブ本体 142…ボディ 142a…一次側通水路 142b…二次側通水路 142c…弁座 142d…背圧室 142f…側開口 142g…蓋体 143…主弁 143a…起動棒 144…パイロット弁 150…開閉電磁弁 151…ケーシング 152…駆動部 152a…電磁コイル 152b…プランジャ 152c…スプリング 153…ダイヤフラム弁体 153a…ダイヤフラム 153b…ダイヤフラム支持体 153f…連通孔 153g…小孔 154…圧力室 160…バルブ起動装置 161…自動通水機構 162…人体感知センサ 162a…感知面 162b…リード線 164…バルブ駆動回路 166…電源 167…電池ボックス 170…手動操作装置 171…ボタン装置 172…操作ボタン 172a…操作部 172b…操作面 172c…突出筒体 172d…スリット 172e…係合爪 172f…中央押圧部 173…ボタン支持体 173a…ガイド本体 173b…フランジ 173c…摺動穴 173d…ガイド部 173e…ガイド筒体 173f…ガイド穴 173g…取付ネジ 174…スプリング 175…支持金具 176…回動体 176a…基部 176b…押圧端 176c…回動軸 180…傾動機構 180B…傾動機構 180C…傾動機構 180D…傾動機構 181…金具本体 181C…金具本体 181D…金具本体 181a…金具貫通孔 181b…挿入固定部 181c…ネジ部 181d…フランジ 181f…固定ネジ 182…押圧棒 182D…押圧棒 182a…押圧部 182b…起動部 182c…抜止ピン 183…内側キャップ 184…パッキン 185…スプリング 186…支持体 187…支持金具 187B…支持金具 187C…ガイド 187D…支持金具 188…回動体 188B…回動レバー 188Bc…回動軸 188C…連結板 188D…揺動レバー 188b…押圧端 188c…回動軸 188Da…基部 190…ケーブル機構 191…インナケーブル 192…アウタケーブル 193…ケーブル固定金具 100E…フラッシュバルブ装置 110E…壁固定枠体 111E…前面枠体 111E…バルブ駆動回路前面枠体 112E…後面支持板 113E…締結部材 114E…ネジ 115E…取付用磁石 120E…カバーパネル 141E…フラッシュバルブ本体 160E…バルブ起動装置 161E…自動通水機構 162E…人体感知センサ 170E…手動操作装置 171E…ボタン装置 172E…操作ボタン 180E…傾動機構 190E…ケーブル機構 WL…トイレ壁 WLa…取付凹所 WLb…側壁
フロントページの続き (72)発明者 長野 勝彦 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 木場 昭彦 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 BB00 CA01 EA01 FA04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレ室と隔壁で仕切られたスペースに
    配置されかつ便器に洗浄水を給水するためのフラッシュ
    バルブ本体を備えた水洗便器のフラッシュバルブ装置に
    おいて、 上記隔壁に取り付けられた壁固定枠体と、 壁固定枠体のトイレ室側に装着されたカバーパネルと、 洗浄水を便器に流すための手動操作装置と、手動操作装
    置の操作によりフラッシュバルブ本体を開弁するように
    連結された伝達手段とを有するバルブ起動装置と、 を備え、 上記手動操作装置は、壁固定枠体に固定されているこ
    と、を特徴とする水洗便器のフラッシュバルブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の水洗便器のフラッシュバルブ
    装置において、 上記隔壁は、トイレ室を囲むトイレ壁である水洗便器の
    フラッシュバルブ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の水洗便器のフラッシュバルブ
    装置において、 上記隔壁は、トイレ室に設置された収納棚の側壁である
    水洗便器のフラッシュバルブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの水
    洗便器のフラッシュバルブ装置において、 上記壁固定枠体は、フラッシュバルブ本体を点検するた
    めの点検用開口を備えている水洗便器のフラッシュバル
    ブ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの水
    洗便器のフラッシュバルブ装置において、 上記壁固定枠体は、樹脂により形成されている水洗便器
    のフラッシュバルブ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれかの水
    洗便器のフラッシュバルブ装置において、 上記壁固定枠体は、金属により形成されている水洗便器
    のフラッシュバルブ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかの水
    洗便器のフラッシュバルブ装置において、 上記カバーパネルは、壁固定枠体に磁力により装着され
    ている水洗便器のフラッシュバルブ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかの水
    洗便器のフラッシュバルブ装置において、 上記手動操作装置は、押圧操作される操作ボタンの操作
    面を備え、該操作面は、指に倣った凹状の湾曲面に形成
    されている水洗便器のフラッシュバルブ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかの水
    洗便器のフラッシュバルブ装置において上記伝達手段の
    全体又は一部は、湾屈曲可能でありかつ湾曲した状態に
    て操作力を伝達可能なワイヤにより構成したフラッシュ
    バルブ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の水洗便器のフラッシュバル
    ブ装置において、 上記ワイヤは、金属から形成されている水洗便器のフラ
    ッシュバルブ装置。
  11. 【請求項11】 請求項10の水洗便器のフラッシュバ
    ルブ装置において、 上記ワイヤは、ワイヤを摺動可能に支持する被覆体によ
    り被覆されている水洗便器のフラッシュバルブ装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の水洗便器のフラッシュバ
    ルブ装置において、 水洗便器の中央からほぼ直角位置に操作ボタンとフラッ
    シュバルブ本体を配置し、上記ワイヤは、上記操作ボタ
    ンとフラッシュバルブ本体とを連結するようにほぼ直角
    方向に曲げて配置された水洗便器のフラッシュバルブ装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項8のいずれかの
    水洗便器のフラッシュバルブ装置において、 上記バルブ起動装置は、ボタン装置の押圧操作により流
    体圧を高めてフラッシュバルブ本体を起動する流体圧機
    構である水洗便器のフラッシュバルブ装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項8のいずれかの
    水洗便器のフラッシュバルブ装置において、 上記バルブ起動装置は、ボタン装置の押圧操作により電
    気信号を発生してフラッシュバルブ本体を駆動する電気
    駆動機構である水洗便器のフラッシュバルブ装置。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし請求項14のいずれか
    の水洗便器のフラッシュバルブ装置において、 上記バルブ起動装置は、人体をセンサにより検知してフ
    ラッシュバルブ本体を駆動する自動通水機構を備えてい
    る水洗便器のフラッシュバルブ装置。
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DE202016103242U1 (de) * 2016-06-20 2017-09-21 Viega Technology Gmbh & Co. Kg Betätigungsvorrichtung für einen Unterputzspülkasten

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