JP4784908B2 - 自動水栓 - Google Patents

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本発明は、自動水栓に係り、特に、手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓に関する。
従来から、洗面台等に設けられ、手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓が知られている。この自動水栓の例が、特許文献1に示されている。この特許文献1に示された自動水栓においては、スパウト部が、その底面が洗面器に固定され、底面から前方上斜めに立ち上がった後、先端が前方下斜めに向くような曲線(アーチ形状)を描くような形状を有している。また、使用者の手の有無を検出するセンサーがスパウト部の前面の基部(下方部)内に配置されている。さらに、このセンサー前方には、透光板部が設けられ、この透光板部の背面である平坦面とセンサーの投受光面とが当接して配置されている。
特開2001-107407
上述した従来の自動水栓においては、使用者が手洗い動作する洗面台のボール部との位置関係の都合上、センサーの投受光方向をスパウト部の前方斜め下方に指向させる必要があるため、上述したように、スパウト部の基部自体を斜め上方に傾斜させ、透光板部の垂線方向とセンサーの投受光方向とを一致させていた。
しかしながら、このような構造の自動水栓では、スパウト部の基部が使用者に向かって傾くことになり、手洗い空間が圧迫されて広く取れないといった問題がある。
手洗い空間を圧迫しないように、スパウト部の基部は鉛直方向に延びるような構造とし、センサーをスパウト部の先端の吐水口の近傍に設けた従来例(自動水栓)も知られているが、このような構造のものは、スパウト部の内部の基部から先端に亘ってセンサーコードを引き回す必要があり、組立作業は複雑なものとなっていた。
そこで、本発明は、従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、手洗い空間を広くとることができる自動水栓を提供することを目的としている。
また、本発明は、組立作業を簡単にすることができる自動水栓を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓であって、鉛直方向に延びる基部とこの基部の上端から前方に延び先端に吐水口を備えた延出部からなりそれらの内部に吐水流路が形成されているスパウト部と、このスパウト部の基部内に取り付けられ使用者の手を検知する手検知部と、この手検知部が使用者の手を検知したとき吐水口から吐水する吐水手段と、を有し、手検知部は、スパウト部の基部の前面に取り付けられた透光板と、この透光板に対向し且つ投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置された投光素子及び受光素子を備えた光電センサーと、透光板と光電センサーの投受光面との間に設けられ、その前面が透光板と当接すると共にその後面が光電センサーの投受光面と当接し且つ投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を備えており、
手検出部は、更に、光電センサーを収納するホルダー部を備え、このホルダー部に収納された光電センサーの投受光面が遮光部の後面に当接するようにホルダー部と遮光部をアセンブリし、この後、このアセンブリされた遮光部がその前面が投光板と当接するようにスパウト部の基部の内面に取り付けられており、
ホルダー部は、光電センサーの投受光面が遮光部の後面と当接するように光電センサーを付勢する付勢手段を備えており、
ホルダー部の付勢手段は、光電センサーの後端面を付勢する板バネを有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、光電センサーの投光素子及び受光素子の投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置されていても、透光板と光電センサーの投受光面との間に、その前面が透光板と当接すると共にその後面が光電センサーの投受光面と当接し且つ投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を設けたので、光電センサーの投受光面と透光板との間の空間において投光と受光を遮断することができ、それにより、投光素子からの光線が透光板により受光素子側に反射して誤感知することを防止することができる。その結果、スパウト部の基部を鉛直に形成することができ、手洗いの空間を広く取ることができる。さらに、スパウト部の基部に手検出部を配置するようにしたため、組立て作業が簡単となる。また、ホルダー部と遮光部をアセンブリし、この後、このアセンブリされた遮光部がその前面が投光板と当接するようにスパウト部の基部の内面に取り付けられるので、遮光部の貫通孔を投光板に対し正確に位置決めすることができる。また、付勢手段により、光電センサーが、光電センサーの投受光面が遮光部の後面と当接するように付勢されるので、光電センサーの投受光面と遮光部の後面の間に隙間が発生することを防止でき、その結果、その隙間で生じるよごれや水滴による悪影響が解消されるので、光電センサーによる検知精度を向上させることができる。また、板バネにより、光電センサーの後端面を付勢しているので、光電センサーの投受光面と遮光部の後面の間に隙間が発生することをより効果的に防止することができる。
本発明において、好ましくは、手検出部は、更に、スパウト部の基部に対して着脱可能な前面板を備え、この前面板に透光板及びホルダー部又は遮光部がそれぞれ取り付けられている。
このように構成された本発明においては、手検知部が一体的にスパウト部の基部に着脱可能となり、組立て作業が簡単になると共にメンテナンスも行ない易くなる。
本発明において、好ましくは、前面板は、スパウト部の基部の前面にパッキンを介して固定部材により固定される内蓋と、この内蓋に固定部材を隠すように嵌め込まれる外蓋とから構成されている。
このように構成された本発明においては、前面板を内蓋と外蓋から構成し、内蓋をスパウト部の基部の前面にパッキンを介して固定部材により固定するようにしているので、外部からスパウト部内への水(水滴)の浸入を防止することができ、さらに、外蓋が固定部材を隠すように内蓋に嵌め込まれているので、見栄えが向上する。
本発明において、好ましくは、自動水栓は、更に、光電センサーに信号線を介して接続された吐水を制御するコントロールユニットと、前面板に固定され信号線を光電センサーの近傍で保持するコードクランプ手段とを備えている。
このように構成された本発明においては、光電センサーをコントロールユニットに接続する信号線がコードクランプ手段により前面板に固定されているので、スパウト部の基部内に手検知部を取り付ける際に、作業者により信号線が引っ張られても、コードクランプ手段により光電センサーには力が作用しないので、光電センサーと遮光板との間に隙間が発生する等の不具合の発生を防止することができる。
上記の目的を達成するために、本発明は、手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓であって、鉛直方向に延びる基部とこの基部の上端から前方に延び先端に吐水口を備えた延出部からなりそれらの内部に吐水流路が形成されているスパウト部と、このスパウト部の基部内に取り付けられ使用者の手を検知する手検知部と、この手検知部が使用者の手を検知したとき吐水口から吐水する吐水手段と、を有し、手検知部は、スパウト部の基部の前面に取り付けられた透光板と、この透光板に対向し且つ投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置された投光素子及び受光素子を備えた光電センサーと、透光板と光電センサーの投受光面との間に設けられ、その前面が透光板と当接すると共にその後面が光電センサーの投受光面と当接し且つ投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を備えており、
手検出部は、更に、スパウト部の基部に対して着脱可能な前面板を備え、この前面板に透光板及びホルダー部又は遮光部がそれぞれ取り付けられており、
前面板は、スパウト部の基部の前面にパッキンを介して固定部材により固定される内蓋と、この内蓋に固定部材を隠すように嵌め込まれる外蓋とから構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、光電センサーの投光素子及び受光素子の投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置されていても、透光板と光電センサーの投受光面との間に、その前面が透光板と当接すると共にその後面が光電センサーの投受光面と当接し且つ投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を設けたので、光電センサーの投受光面と透光板との間の空間において投光と受光を遮断することができ、それにより、投光素子からの光線が透光板により受光素子側に反射して誤感知することを防止することができる。その結果、スパウト部の基部を鉛直に形成することができ、手洗いの空間を広く取ることができる。さらに、スパウト部の基部に手検出部を配置するようにしたため、組立て作業が簡単となる。また、手検知部が一体的にスパウト部の基部に着脱可能となり、組立て作業が簡単になると共にメンテナンスも行ない易くなる。また、前面板を内蓋と外蓋から構成し、内蓋をスパウト部の基部の前面にパッキンを介して固定部材により固定するようにしているので、外部からスパウト部内への水(水滴)の浸入を防止することができ、さらに、外蓋が固定部材を隠すように内蓋に嵌め込まれているので、見栄えが向上する。
上記の目的を達成するために、本発明は、手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓であって、鉛直方向に延びる基部とこの基部の上端から前方に延び先端に吐水口を備えた延出部からなりそれらの内部に吐水流路が形成されているスパウト部と、このスパウト部の基部内に取り付けられ使用者の手を検知する手検知部と、この手検知部が使用者の手を検知したとき吐水口から吐水する吐水手段と、を有し、手検知部は、スパウト部の基部の前面に取り付けられた透光板と、この透光板に対向し且つ投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置された投光素子及び受光素子を備えた光電センサーと、透光板と光電センサーの投受光面との間に設けられ、その前面が透光板と当接すると共にその後面が光電センサーの投受光面と当接し且つ投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を備えており、
手検出部は、更に、スパウト部の基部に対して着脱可能な前面板を備え、この前面板に透光板及びホルダー部又は遮光部がそれぞれ取り付けられており、自動水栓は、更に、光電センサーに信号線を介して接続された吐水を制御するコントロールユニットと、前面板に固定され信号線を光電センサーの近傍で保持するコードクランプ手段とを備えていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、光電センサーの投光素子及び受光素子の投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置されていても、透光板と光電センサーの投受光面との間に、その前面が透光板と当接すると共にその後面が光電センサーの投受光面と当接し且つ投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を設けたので、光電センサーの投受光面と透光板との間の空間において投光と受光を遮断することができ、それにより、投光素子からの光線が透光板により受光素子側に反射して誤感知することを防止することができる。その結果、スパウト部の基部を鉛直に形成することができ、手洗いの空間を広く取ることができる。さらに、スパウト部の基部に手検出部を配置するようにしたため、組立て作業が簡単となる。また、手検知部が一体的にスパウト部の基部に着脱可能となり、組立て作業が簡単になると共にメンテナンスも行ない易くなる。また、光電センサーをコントロールユニットに接続する信号線がコードクランプ手段により前面板に固定されているので、スパウト部の基部内に手検知部を取り付ける際に、作業者により信号線が引っ張られても、コードクランプ手段により光電センサーには力が作用しないので、光電センサーと遮光板との間に隙間が発生する等の不具合の発生を防止することができる。
上記の目的を達成するために、本発明は、手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓であって、鉛直方向に延びる基部とこの基部の上端から前方に延び先端に吐水口を備えた延出部からなりそれらの内部に吐水流路が形成されているスパウト部と、このスパウト部の基部内に取り付けられ使用者の手を検知する手検知部と、この手検知部が使用者の手を検知したとき吐水口から吐水する吐水手段と、を有し、手検知部は、スパウト部の基部の前面に取り付けられた透光板と、この透光板に対向し且つ投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置された投光素子及び受光素子を備えた光電センサーと、透光板と光電センサーの投受光面との間に設けられ、その前面が透光板と当接すると共にその後面が光電センサーの投受光面と当接し且つ投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を備えており、手検出部は、更に、光電センサーの投受光面が遮光部の後面に当接した状態で光電センサー及び遮光部を収納するホルダー部を備え、このホルダー部がスパウト部の基部の内面に取り付けられており、遮光部とホルダー部は一体的に形成されており、手検出部は、更に、スパウト部の基部に対して着脱可能な前面板を備え、この前面板に透光板及びホルダー部又は遮光部がそれぞれ取り付けられており、
前面板は、スパウト部の基部の前面にパッキンを介して固定部材により固定される内蓋と、この内蓋に固定部材を隠すように嵌め込まれる外蓋とから構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、光電センサーの投光素子及び受光素子の投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置されていても、透光板と光電センサーの投受光面との間に、その前面が透光板と当接すると共にその後面が光電センサーの投受光面と当接し且つ投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を設けたので、光電センサーの投受光面と透光板との間の空間において投光と受光を遮断することができ、それにより、投光素子からの光線が透光板により受光素子側に反射して誤感知することを防止することができる。その結果、スパウト部の基部を鉛直に形成することができ、手洗いの空間を広く取ることができる。さらに、スパウト部の基部に手検出部を配置するようにしたため、組立て作業が簡単となる。また、ホルダー部により、遮光部が光電センサーに対して位置決めされるので、光電センサーの投光素子と受光素子をそれぞれの貫通孔に対し正確に位置決めすることができる。また、光部とホルダー部は一体的に単一の部材で形成されているので、その分、組立て作業が簡単になる。また、遮光部を光電センサーに対してより正確に位置決めすることができるので、光電センサーの投光素子と受光素子をそれぞれの貫通孔に対し正確に位置決めすることができる。また、手検知部が一体的にスパウト部の基部に着脱可能となり、組立て作業が簡単になると共にメンテナンスも行ない易くなる。また、光電センサーをコントロールユニットに接続する信号線がコードクランプ手段により前面板に固定されているので、スパウト部の基部内に手検知部を取り付ける際に、作業者により信号線が引っ張られても、コードクランプ手段により光電センサーには力が作用しないので、光電センサーと遮光板との間に隙間が発生する等の不具合の発生を防止することができる。
本発明において、好ましくは、スパウト部の吐水流路は、スパウト部の内面により形成され、手検出部は、スパウト部の基部内の吐水流路とは別の空間内に配置されている。
このように構成された本発明においては、スパウト部の吐水流路がその内面により形成されているので、部品点数が減少し、組立て作業も簡単になる。さらに、手検出部がスパウト部の基部内の吐水流路とは別の空間内に配置されているので、手検知手段が水に晒されることがないので、信頼性が向上する。
本発明において、好ましくは、スパウト部の延出部は、水平方向に延び且つ吐水流路が幅広の扁平流路に形成されている。
このように構成された本発明においては、スパウト部の延長部の下方空間が広くなり、手洗い空間をより広くすることができる。
本発明の自動水栓によれば、手洗い空間を広くとることができ、さらに、組立作業を簡単にすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の自動水栓の実施形態を説明する。先ず、図1乃至図6により、本発明の第1実施形態による自動水栓を説明する。
図1は本発明の第1実施形態による自動水栓を示す全体斜視図であり、図2は図1に示す自動水栓の正面図であり、図3は図2のIII−III線に沿って見た断面図であり、図4は本発明の第1実施形態による自動水栓の部品を展開して示す部品展開図であり、図5は本発明の第1実施形態における吐水流路を示す自動水栓の斜視図であり、図6は図5の吐水流路を抜き出して示す斜視図である。
先ず、図1及び図2に示すように、符号1は、本発明の第1実施形態による自動水栓を示し、この自動水栓1は、スパウト部2を有し、このスパウト部2は、鉛直方向に延びる基部2aとこの基部2aの上端から前方に水平方向に延びる延出部2bから構成されており、延出部2bの先端には吐水口4が形成されている。
自動水栓1のスパウト部2の基部2aの前面の内部空間には、手洗い空間S内の使用者の手の有無を検知するためのセンサー装置6が配置されている。
さらに、自動水栓1のスパウト部2の基部2aの底面には、吐水用の吐水チューブ8が取り付けられ、また、この吐水チューブ8には、吐水のON/OFFを行うための電磁弁を備えた駆動ユニット10が設けられている。この駆動ユニット10には、コントロールユニット12が接続されており、このコントロールユニット12には、上述したセンサー装置6からの手の有無を検知した信号が信号線14を経由して入力されるようになっている。
なお、スパウト部2の基部2aの底面には、信号線14やセンサー装置6へ電気を供給する電源線のための電源信号線用チューブ16が取り付けられ、さらに、この電源信号線用チューブ16の一部には、自動水栓1を洗面台等に固定するための固定用金具18が取り付けられている。また、信号線14やセンサー装置6へ電気を供給する電源線については、電源信号線用チューブ16を通して取出す構造に代えて、スパウト部2の基部2aに専用の取出し穴を設け、そこから取出すようにすることも良い。この場合は、電源信号専用チューブ16に代えて、中実の棒体を用い、この中実の棒体に固定用金具18を取り付けるようにしてもよい。
次に、図3及び図4により、センサー装置6の構造を説明する。センサー装置6は、スパウト部2の基部2aの前面に取り付けられた前面板20と、この前面板20の上部に形成された孔に取り付けられる透光板22と、この透光板22の背部に空間を介して設けられた光電センサー24と、これらの透光板22と光電センサー24との間に設けられた遮光板26と、この遮光板26と光電センサ24を一体的に保持し上述した前面板20に固定されるホルダー28と、このホルダー28を前面板20に取り付けるためのネジ29とから構成されている。先ず、これらの部品20,22,24,26,28,29を組み立てて一体とし、前面板20をネジ30により、スパウト部2の基部2aの底面下方から固定することにより、センサー装置6がスパウト部2に取り付けられるようになっている。
このように、前面板20がスパウト部2の基部2aに対して着脱可能となっており、その結果、センサー装置6全体が一体的に、スパウト部2に着脱可能となる。
センサー装置6をより詳細に説明すると、光電センサー24は、赤外線を投光する投光素子24a及び手に当たり反射された赤外線を受光する受光素子24bを備え、これらの投光素子24a及び受光素子24bは、透光板22に対向し且つそれらの投受光面24cの垂線24dが斜め下方に向くように配置されている。
また、遮光板26は、その前面26dが透光板22と当接すると共にその後面26cが光電センサ−24の投受光面24cと当接し、さらに、投光素子24aと受光素子24bからの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔26a,26bが形成されている。
また、ホルダー28は、光電センサー24の投受光面24cが遮光板26の後面26cに当接した状態で光電センサー24及び遮光板26を収納して保持し、この状態で、前面板20にネジ29により取り付けられている。
次に、図3、図5及び図6により、自動水栓1の吐水流路を説明する。先ず、図3に示すように、吐水流路34は、スパウト部2の基部2aの内部に形成された第1吐水流路36と、延出部2bの内部に形成された第2吐水流路38とから構成されている。ここで、これらの吐水流路36,38は、いずれも、スパウト部2の内面により形成されている。
また、第2吐水流路38は、幅広の扁平流路に形成されている。
一方、スパウト部2の基部2aの内部の正面から見て中央部分には、光電センサー装置6を収納するための収納空間40が形成されている。
第1吐水流路36は、スパウト部2の基部2aの自動水栓1を正面から見て左側側面に、収納空間40とは隔離されて形成されている。この第1吐出流路36は、図5及び図6に示すように、吐水チューブ8の上端部8aに連結され正面から見て横方向に延びる連結路36aと、この連結路36aと連通し正面から見て左側側面に沿って上方に延びる側面路36bから構成されている。さらに、この第1吐出流路36は、スパウト部2の延出部2bの内部に形成された第2吐出流路38に連通している。
次に、このように構成された本発明の第1実施形態による自動水栓1の作用を説明する。
先ず、手洗い空間S内に使用者の手がない場合には、センサー装置6は、コントロールユニット12に何らの信号も送信しないので、駆動ユニット10の電磁弁は閉状態となっており、スパウト部2の吐水口4から吐水されない通常の状態となっている。
一方、センサー装置6が手洗い空間S内に使用者の手があることを検知した場合には、その信号が信号線14を経由して、コントロールユニット12に送信され、コントロールユニット12は、駆動ユニット10の電磁弁を開状態とし、吐水を行なう。
具体的に言えば、光電センサー24の投光素子24aから投光された赤外線が使用者の手に当たって反射し、この反射光を受光素子24bが受光し、コントロールユニット12は、反射光の量がしきい値を越えた場合に、使用者の手があると判定するようになっている。
次に、本発明の第1実施形態による自動水栓1により奏される効果を説明する。仮に、透光板22と光電センサー24との間の空間に、上述した遮光板26を設けない場合には、光電センサー24の投光素子24a及び受光素子24bの投光方向及び受光方向(投受光面24cの垂線24dの方向)が、斜め下方に向いているので、投光素子24aから投光した赤外線の一部が透光板22で反射し、この反射光を受光素子24bが受光することになる。この反射量が多ければ、その分、感度が低下し、センサー装置6が誤感知してしまう場合がある。
さらに、透光板22の前面に水滴が付く場合があり、この場合にも、投光した赤外線の一部が透光板22に付着した水滴により、受光素子24bの方向に反射し、センサー装置6が誤感知する場合がある。
しかしながら、本発明の第1実施形態による自動水栓1においては、透光板22と光電センサー24の間に遮光板26を設けたので、上述したようなセンサー装置6が誤感知を確実に防止することができる。即ち、遮光板26には、上述したように、その前面26dが透光板22と当接すると共にその後面26cが光電センサ−24の投受光面24cと当接し、さらに、投光素子24aと受光素子24bからの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔26a,26bが形成されているので、投光される赤外線は、貫通孔26aを通過し、一方、受光される反射光は、貫通孔26bを通過するので、投光と受光は遮断され、それにより光の指向性が向上し、透光板22で反射した反射光が受光素子24aに到達することはない。透光板22に水滴が付着した場合も同様である。
この結果、本実施形態によれば、センサー装置6が配置されたスパウト部2を鉛直方向に延びるように形成することができ、手洗いの空間Sを広くとることができる。また、スパウト部2の基部2aにセンサー装置6を配置するため、スパウト部2の先端にセンサー装置を配置した場合よりも、組立作業が簡単になる。
また、本実施形態によれば、ホルダー28が光電センサー24の投受光面24cが遮光板26の後面26cに当接した状態で光電センサー24及び遮光板26を収納し、この状態で、ホルダー28をネジ29により、前面板20に取り付けるようにしているので、遮光板26が光電センサー24に対して位置決めされ、それにより、光電センサー24の投光素子24aと受光素子24bをそれぞれの貫通孔26a,26bに対し正確に位置決めすることができる。
また、本実施形態によれば、センサー装置6全体が、前面板20により、スパウト部2の基部2aに対して着脱可能となっているので、組立て作業が簡単になると共にメンテナンスも行ない易くなる。
また、本実施形態によれば、スパウト部2の吐水流路34は、スパウト部2の内面により形成されているので、部品点数が減少し、組立て作業が簡単となる。
また、センサー装置6が、スパウト部2の基部2a内の第1吐水流路36とは別の空間である収納空間40内に配置されているので、センサー装置6は水に晒されることがなく、信頼性が向上する。
さらに、本実施形態によれば、スパウト部2の延出部2bが、水平方向に延び且つ第2吐水流路38が幅広の扁平流路に形成されているので、スパウト部2の延長部2bの下方空間が広くなり、手洗い空間をより広くすることができる。
次に、図7及び図8により、上述した本発明の第1実施形態による自動水栓の変形例を説明する。図7は本発明の第1実施形態による自動水栓の変形例を示す断面図であり、図8は本発明の第1実施形態による自動水栓の変形例の部品を展開して示す部品展開図である。
ここで、上述した第1の実施形態においては、図4に示すように、ホルダー28が光電センサー24の投受光面24cが遮光板26の後面26cに当接した状態で光電センサー24及び遮光板26を収納し、この状態で、ホルダー28をネジ29により、前面板20に取り付けるようにしている。
しかしながら、この変形例においては、先ず、ホルダー44が光電センサー24を収納し、次に、このホルダー44に収納された光電センサー24の投受光面24cが遮光板42の後面42cに当接するように、ホルダー44を遮光板42に対してネジ46により取り付けることにより、ホルダー44と遮光板42とをアセンブリし、その後、このアセンブリされた遮光板42の前面が透光板22と当接するように、遮光板42のネジ孔42eにネジ48をねじ込み、このアセンブリされた遮光板42を前面板20に取り付けるようにしている。従って、この変形例によれば,上述した第1の実施形態に比べて、遮光板42の貫通孔42a、42bの透光板22に対する鉛直方向における位置を、正確に位置決めすることができる。
次に、図9及び図10により、本発明の第2実施形態による自動水栓を説明する。この第2実施形態による自動水栓51は、第1実施形態の自動水栓1と、遮光板とホルダーを一体的に単一の部材である遮光板兼ホルダー52で形成した構成が異なっているのみであり、他の構成は同じである。
この第2実施形態においては、遮光部とホルダー部は一体的に単一の部材である遮光板兼ホルダー52で形成されているので、その分、組立て作業が簡単になる。また、遮光部を光電センサー24に対してより正確に位置決めすることができるので、光電センサー24の投光素子24aと受光素子24bをそれぞれの貫通孔26a,26bに対し正確に位置決めすることができる。
次に、図11乃至図13により、本発明の第3実施形態による自動水栓を説明する。この第3実施形態による自動水栓において、第1実施形態(図1乃至図6参照)及び第1実施形態の変形例(図7及び図8参照)と同一構成には同一符号を付し、それらの説明は省略し、異なる部分を説明する。図11は本発明の第3実施形態による自動水栓を示す断面図であり、図12は本発明の第3実施形態による自動水栓の部品を展開して示す部品展開図であり、図13は、本発明の第3実施形態による自動水栓のコードクランプを示す図11のP方向から見た図である。
図11及び図12に示すように、この第3実施形態による自動水栓61においては、先ず、ホルダー62が光電センサー24を収納し、次に、このホルダー62に収納された光電センサー24の投受光面24cが遮光板42の後面42cに当接するように、ホルダー62を遮光板42に対してネジ46により取り付けることにより、ホルダー62と遮光板42とをアセンブリし、その後、このアセンブリされた遮光板42の前面が透光板22と当接するように、遮光板42のネジ孔42eにネジ48をねじ込み、このアセンブリされた遮光板42を前面板20に取り付けるようにしている。従って、この第3実施形態によれば,上述した第1の実施形態に比べて、第1実施形態の変形例と同様に、遮光板42の貫通孔42a、42bの透光板22に対する鉛直方向における位置を、正確に位置決めすることができる。
さらに、図11及び図12に示すように、この第3実施形態による自動水栓61において、ホルダー62が、付勢手段である板バネ62aを備えている。このホルダー62の板バネ62aにより、光電センサー24の後端面が前方に付勢され、光電センサー24の投光素子24aの投受光面24cが遮光板42の後面42cと当接するようになっている。
次に、第3実施形態による自動水栓61は、前面板20が、内蓋20aと外蓋20bから構成されている。内蓋20aには、外蓋20bを嵌め込むための開口孔20cが形成され、内蓋20aは、スパウト部2の基部2aの前面に、パッキン64を介して、ネジ66により固定されている。ここで、パッキン64は、内蓋20aの後面の外周の全域に沿って設けられている。また、ネジ66は、内蓋20aの正面(前面)側からほぼ等間隔に3箇所固定するようになっている。また、これらのネジ66の頭部にも、パッキン65がそれぞれ取り付けられている。
外蓋20bは、内蓋20aの開口孔20cに対応する位置に挿入突起20dが形成され、外蓋20bは、内蓋20aの開口孔20cに挿入突起20dがOリング68を介して嵌め込まれるようになっている。このとき、外蓋20bにより、内蓋20bの固定のためのネジ66は外観上の見栄えを良くするために隠れるようになっている。
更に、第3実施形態による自動水栓61は、光電センサー24とコントロールユニット12とを接続する信号線14を保持するためのコードクランプ70を備えている。このコードクランプ70は、図11〜図13に示すように、コードクランプ本体70aを備え、このコードクランプ本体70aの端に信号線14をクランプするためのクランプ部70bが形成され、光電センサー24の近傍の位置で、コードクランプ本体70aが前面板10の内蓋20aの裏面にネジ72により固定されるようになっている。また、コードクランプ70は、万一、センサー装置6の施工時や取付時に、信号線14が作業者により誤って引っ張られて回転することがあっても、スパウト部2の基部2aの内部の壁(図示せず)に当接して、その回転が阻止されるようになっている。
次に、上述した本発明の第3実施形態による自動水栓61の作用及び効果を説明する。
本発明の第3実施形態の自動水栓61においては、ホルダー62の板バネ62aにより、光電センサー24の後端面が前方に付勢され、光電センサー24の投光素子24aの投受光面24cが遮光板26の後面26cと当接するようになっているので、光電センサー24の投光素子24aの投受光面24cは遮光板26の後面26cと常時当接し、それらの間に隙間が生じることがない。仮に、隙間が生じれば、その隙間で生じる汚れや水滴に影響で光電センサー24の検知精度が低下するが、本実施形態によれば、そのような隙間が生じないので、光電センサー24の検知精度の低下を防止できる。
また、本発明の第3実施形態の自動水栓61においては、前面板20が、内蓋20aと外蓋20bとから構成され、内蓋20aをスパウト部2の基部2aの前面にパッキン64
を介してネジ66により前面(正面)側から固定するようにしているので、外部からスパウト部2内への水(水滴)の進入を防止することができる。さらに、外蓋20bがネジ66を隠すように内蓋20aに嵌め込まれているので、見栄えが向上する。
更に、本発明の第3実施形態の自動水栓61においては、光電センサー24をコントロールユニット12に接続する信号線1がコードクランプ70により前面板20の内蓋20aに固定されているので、スパウト部2の基部2a内にセンサー装置6を取り付ける際に、作業者により信号線14が引っ張られても、コードクランプ70により光電センサー24には力が作用しないので、光電センサー24と遮光板42との間に隙間が発生する等の不具合の発生を防止することができる。
本発明の第1実施形態による自動水栓を示す全体斜視図である。 図1に示す自動水栓の正面図である。 図2のIII−III線に沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態による自動水栓の部品を展開して示す部品展開図である。 本発明の第1実施形態における吐水流路を示す自動水栓の斜視図である。 図5の吐水流路を抜き出して示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による自動水栓の変形例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による自動水栓の変形例の部品を展開して示す部品展開図である。 本発明の第2実施形態による自動水栓を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による自動水栓の部品を展開して示す部品展開図である。 本発明の第3実施形態による自動水栓を示す断面図である。 本発明の第3実施形態による自動水栓の部品を展開して示す部品展開図である。 本発明の第3実施形態による自動水栓のコードクランプを示す図11のP方向から見た図である。
符号の説明
1,51,61 自動水栓
2 スパウト部
2a スパウト部の基部
2b スパウト部の延出部
4 吐水口
6 センサー装置
8 吐水チューブ
10 駆動ユニット
12 コントロールユニット
14 信号線
20 前面板
20a 内蓋
20b 外蓋20c 開口孔
20d 挿入突起
22 透光板
24 光電センサー
26,42 遮光板
28,44,62 ホルダー
30 ネジ
34 吐水流路
36 第1吐水流路
38 第2吐水流路
40 収納空間
52 遮光板兼ホルダー
62a 板バネ
64,65 パッキン
66 ネジ
68 Oリング
70 コードクランプ

Claims (9)

  1. 手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓であって、
    鉛直方向に延びる基部とこの基部の上端から前方に延び先端に吐水口を備えた延出部からなりそれらの内部に吐水流路が形成されているスパウト部と、
    このスパウト部の基部内に取り付けられ使用者の手を検知する手検知部と、
    この手検知部が使用者の手を検知したとき上記吐水口から吐水する吐水手段と、を有し、
    上記手検知部は、上記スパウト部の基部の前面に取り付けられた透光板と、この透光板に対向し且つ投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置された投光素子及び受光素子を備えた光電センサーと、上記透光板と上記光電センサーの投受光面との間に設けられ、その前面が上記透光板と当接すると共にその後面が上記光電センサーの投受光面と当接し且つ上記投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を備えており、
    上記手検出部は、更に、光電センサーを収納するホルダー部を備え、このホルダー部に収納された光電センサーの投受光面が上記遮光部の後面に当接するようにホルダー部と遮光部をアセンブリし、この後、このアセンブリされた遮光部が、その前面が上記投光板と当接するように、上記スパウト部の基部の内面に取り付けられており、
    上記ホルダー部は、上記光電センサーの投受光面が上記遮光部の後面と当接するように上記光電センサーを付勢する付勢手段を備えており、
    上記ホルダー部の付勢手段は、上記光電センサーの後端面を付勢する板バネを有することを特徴とする自動水栓。
  2. 手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓であって、
    鉛直方向に延びる基部とこの基部の上端から前方に延び先端に吐水口を備えた延出部からなりそれらの内部に吐水流路が形成されているスパウト部と、
    このスパウト部の基部内に取り付けられ使用者の手を検知する手検知部と、
    この手検知部が使用者の手を検知したとき上記吐水口から吐水する吐水手段と、を有し、
    上記手検知部は、上記スパウト部の基部の前面に取り付けられた透光板と、この透光板に対向し且つ投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置された投光素子及び受光素子を備えた光電センサーと、上記透光板と上記光電センサーの投受光面との間に設けられ、その前面が上記透光板と当接すると共にその後面が上記光電センサーの投受光面と当接し且つ上記投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を備えており、
    上記手検出部は、更に、上記スパウト部の基部に対して着脱可能な前面板を備え、この前面板に上記透光板及び上記ホルダー部又は遮光部がそれぞれ取り付けられており、
    上記前面板は、上記スパウト部の基部の前面にパッキンを介して固定部材により固定される内蓋と、この内蓋に上記固定部材を隠すように嵌め込まれる外蓋とから構成されていることを特徴とする自動水栓。
  3. 手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓であって、
    鉛直方向に延びる基部とこの基部の上端から前方に延び先端に吐水口を備えた延出部からなりそれらの内部に吐水流路が形成されているスパウト部と、
    このスパウト部の基部内に取り付けられ使用者の手を検知する手検知部と、
    この手検知部が使用者の手を検知したとき上記吐水口から吐水する吐水手段と、を有し、
    上記手検知部は、上記スパウト部の基部の前面に取り付けられた透光板と、この透光板に対向し且つ投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置された投光素子及び受光素子を備えた光電センサーと、上記透光板と上記光電センサーの投受光面との間に設けられ、その前面が上記透光板と当接すると共にその後面が上記光電センサーの投受光面と当接し且つ上記投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を備えており、
    上記手検出部は、更に、上記スパウト部の基部に対して着脱可能な前面板を備え、この前面板に上記透光板及び上記ホルダー部又は遮光部がそれぞれ取り付けられており、
    上記自動水栓は、更に、上記光電センサーに信号線を介して接続された吐水を制御するコントロールユニットと、上記前面板に固定され上記信号線を上記光電センサーの近傍で保持するコードクランプ手段とを備えている事を特徴とする自動水栓。
  4. 手洗い空間内の使用者の手の有無を検知し手がある場合には自動的に吐水する自動水栓であって、
    鉛直方向に延びる基部とこの基部の上端から前方に延び先端に吐水口を備えた延出部からなりそれらの内部に吐水流路が形成されているスパウト部と、
    このスパウト部の基部内に取り付けられ使用者の手を検知する手検知部と、
    この手検知部が使用者の手を検知したとき上記吐水口から吐水する吐水手段と、を有し、
    上記手検知部は、上記スパウト部の基部の前面に取り付けられた透光板と、この透光板に対向し且つ投受光面の垂線が斜め下方に向くように配置された投光素子及び受光素子を備えた光電センサーと、上記透光板と上記光電センサーの投受光面との間に設けられ、その前面が上記透光板と当接すると共にその後面が上記光電センサーの投受光面と当接し且つ上記投光素子と受光素子からの投受光がそれぞれ通過可能な貫通孔が形成された遮光部を備えており、
    上記手検出部は、更に、上記光電センサーの投受光面が上記遮光部の後面に当接した状態で光電センサー及び遮光部を収納するホルダー部を備え、このホルダー部が上記スパウト部の基部の内面に取り付けられており、
    上記遮光部とホルダー部は一体的に形成されており、
    上記手検出部は、更に、上記スパウト部の基部に対して着脱可能な前面板を備え、この前面板に上記透光板及び上記ホルダー部又は遮光部がそれぞれ取り付けられており、
    上記前面板は、上記スパウト部の基部の前面にパッキンを介して固定部材により固定される内蓋と、この内蓋に上記固定部材を隠すように嵌め込まれる外蓋とから構成されていることを特徴とする自動水栓。
  5. 上記手検出部は、更に、上記スパウト部の基部に対して着脱可能な前面板を備え、この前面板に上記透光板及び上記ホルダー部又は遮光部がそれぞれ取り付けられている請求項1記載の自動水栓。
  6. 上記前面板は、上記スパウト部の基部の前面にパッキンを介して固定部材により固定される内蓋と、この内蓋に上記固定部材を隠すように嵌め込まれる外蓋とから構成されている請求項5記載の自動水栓。
  7. 上記自動水栓は、更に、上記光電センサーに信号線を介して接続された吐水を制御するコントロールユニットと、上記前面板に固定され上記信号線を上記光電センサーの近傍で保持するコードクランプ手段とを備えている請求項5記載の自動水栓。
  8. 上記スパウト部の吐水流路は、スパウト部の内面により形成され、上記手検出部は、上記スパウト部の基部内の吐水流路とは別の空間内に配置されている請求項1乃至7の何れか1項記載の自動水栓。
  9. 上記スパウト部の延出部は、水平方向に延び且つ上記吐水流路が幅広の扁平流路に形成されている請求項1乃至8の何れか1項記載の自動水栓。
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