JP7329172B2 - 吐水装置 - Google Patents

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本発明は、吐水装置に係り、特に、供給された水を吐水する吐水装置に関する。
従来、特許文献1に示すように、光電センサが設けられた吐水装置が知られている。このような光電センサは、投光素子により投光された検出光の反射光を、受光素子が受光することにより対象物を検知する。このような光電センサの投光素子及び受光素子には、いわゆる砲弾タイプの投光素子及び受光素子が用いられ、これらの砲弾タイプの投光素子等でははんだ付けする部分のみが基板にのっており、発光部が基板から基板の横方向に飛び出すように配置されていた。
このような従来の光電センサにおいては、投光素子から投光された検出光が内部反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、誤検知が発生することを防ぐために砲弾タイプの受光素子の外周に円筒の筒体を取付けて遮光を行っていた。
特開2017-203348号公報
特許文献1に示すような光電センサを、さまざまなタイプの吐水装置に適用しようとするため、及び吐水装置のデザイン性を向上させようとするために、光電センサの小型化が求められている。
しかしながら、光電センサを小型化しようとするために、砲弾タイプの投光素子及び受光素子をいわゆるチップタイプ又はこれに類するタイプの基板面上に載せられるものに変更しようとする場合、従来のような筒体を受光素子又は投光素子のいずれにも取付けることができず、遮光が不十分となるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、光電センサを小型化できるように、センサ基板が投光素子を基板面上に載せるように配置する場合であっても、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、誤検知が発生することを抑制することができる吐水装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、供給された水を吐水する吐水装置であって、水を吐水口から吐水する吐水部と、上記吐水部内に配置されると共に、投光した検出光の反射光を受光することにより、上記反射光の受光に対応した受信信号を出力する光電センサと、を備え、上記光電センサは、上記検出光を投光する投光素子と、上記反射光を受光する受光素子と、電子回路が形成されたセンサ基板であって、上記センサ基板は、上記投光素子を基板面上に載せるように配置する上記センサ基板と、上記検出光を遮光する第1遮光壁とを備え、上記第1遮光壁は、上記投光素子と上記受光素子との間に配置されると共に、上記基板面上に載せられた上記投光素子の前端位置から後端位置まで前後方向に延びることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、光電センサを小型化できるように、センサ基板が投光素子を基板面上に載せる場合であっても、遮光壁は、上記投光素子と上記受光素子との間に配置されると共に、基板面上に載せられた投光素子の前端位置から後端位置まで前後方向に延びる。これにより、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、受光素子の誤検知が発生することを抑制できる。
本発明において、好ましくは、上記投光素子の発光部が、上記センサ基板の上記基板面上に配置される。
このように構成された本発明においては、投光素子の発光部が、センサ基板の基板面上に配置され、センサ基板の基板面より前方側に突出して配置されていないので、遮光壁の前端をセンサ基板の前端に合わせることができ、光電センサの前方の長さを抑制して、光電センサをより小型化できる。
本発明において、好ましくは、上記投光素子は、表面実装タイプの投光素子である。
このように構成された本発明においては、投光素子は、表面実装タイプの投光素子であるので、光電センサの上下方向の長さ(高さ)を比較的小さくでき、光電センサをより小型化することができる。
本発明において、好ましくは、上記第1遮光壁は、上記投光素子の上端位置から上記投光素子が配置された上記基板面より下方側の位置まで上下方向に延びる。
このように構成された本発明においては、遮光壁が、投光素子の上端位置から投光素子が配置された基板面より下方側の位置まで上下方向に延びるので、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、受光素子の誤検知が発生することをより抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記センサ基板は、上記受光素子が配置される第1センサ基板と、上記第1センサ基板の側方に配置され、上記投光素子が配置される第2センサ基板と、上記第1センサ基板と上記第2センサ基板との間に配置され、上記第1センサ基板と上記第2センサ基板との間を電気的に接続する接続基板と、を備え、上記接続基板は、上記第2センサ基板上の上記投光素子の上記後端位置よりも後方に配置され、上記第1遮光壁は、上記投光素子の上記前端位置から、上記後端位置よりも後方且つ上記接続基板の前方の位置まで前後方向に延びる。
このように構成された本発明においては、遮光壁は、上記投光素子の上記前端位置から、上記後端位置よりも後方且つ上記接続基板の前方の位置まで延びる。これにより、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、受光素子の誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記第1遮光壁の少なくとも一部は、上記接続基板の上方側の位置まで前後方向に延びる。
このように構成された本発明においては、上記遮光壁の少なくとも一部は、上記投光素子の上記前端位置から上記接続基板の上方側の位置まで形成される。これにより、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、受光素子の誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記センサ基板の上記第1センサ基板及び上記第2センサ基板は、リジッドタイプの基板により形成され、上記センサ基板の上記接続基板は、フレキシブルタイプの基板により形成される。
このように構成された本発明においては、第1センサ基板と上記第2センサ基板との間に配置される接続基板をフレキシブルタイプの基板により形成する。フレキシブルタイプの基板はリジッドタイプの基板よりも厚さが薄い。これにより、遮光壁の上記接続基板より上方側の部分の下端は、接続基板をリジッドタイプの基板により形成した場合と比べて、第1センサ基板(第2センサ基板)の基板面に近い高さ又はこの基板面より下方側に形成される。これにより、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、受光素子の誤検知が発生することをさらに抑制できる。
本発明において、好ましくは、上記受光素子が受光した上記反射光の信号を、電磁ノイズに比較的強い信号形態に変換する前までの受光信号回路は、上記第1センサ基板内に配置される。
仮に受光信号回路がフレキシブルタイプの基板にも配置される場合には、フレキシブルタイプの基板に電磁ノイズの影響を低減するシールドケースを設けることが比較的難しいため、光電センサが電磁ノイズの影響を受けやすくなる恐れがある。仮にフレキシブルタイプの基板全体を囲うようなシールドケースを形成すると光電センサが大型化してしまう問題がある。
このように構成された本発明においては、上記受光素子が受光した上記反射光の信号を、電磁ノイズに比較的強い信号形態に変換する前までの受光信号回路は、上記第1センサ基板内に配置される。これにより、電磁ノイズに比較的弱い信号を伝達する受光信号回路は、第1センサ基板内に配置され、例えば第1センサ基板に設けられる比較的簡易なシールドにより、受光信号回路が電磁ノイズの影響を受けることを抑制でき、光電センサ24が電磁ノイズの影響を受けることを抑制できる。
本発明において、好ましくは、上記吐水装置は、自動水栓装置であり、上記吐水部は、金属製の外郭部材の内側に上記吐水口を配置するように形成され、上記吐水部の上記吐水口を上記吐水口の前方から見た状態で、上記光電センサは、上記吐水口と並んで上記外郭部材の内側に配置され、上記光電センサは、上記前方から見た状態で、さらに、上記投光素子と上記吐水口との間に配置される第2遮光壁と、上記投光素子と上記外郭部材との間に配置される第3遮光壁とを備え、上記第1遮光壁の一端側が上記第2遮光壁と接続され、上記第1遮光壁の他端側が上記第3遮光壁と接続される。
このように構成された本発明においては、例えば自動水栓等において吐水部が金属製の外郭部材の内側に上記吐水口を配置し、上記吐水部の上記吐水口を上記吐水口の前方から見た状態で、光電センサは、上記吐水口と並んで配置されている。上記光電センサは、上記前方から見た状態で、さらに、上記投光素子と上記吐水口との間に配置される第2遮光壁と、上記投光素子と上記外郭部材との間に配置される第3遮光壁とを備え、上記第1遮光壁の一端側が上記第2遮光壁と接続され、上記第1遮光壁の他端側が上記第3遮光壁と接続される。よって、金属製内面の外郭部材により投光素子から投光される検出光が内部反射されやすい場合であっても、投光素子から投光される検出光が、第1遮光壁、第2遮光壁及び第3遮光壁により少なくとも3方向を遮光される。さらに、検出光が第1遮光壁、第2遮光壁及び第3遮光壁が形成されていない領域(受光素子と反対側の方向の領域)から外郭部材に到達したとしても、この到達した検出光は外郭部材から受光素子に到達しにくくできる。本発明によれば、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、受光素子の誤検知が発生することをさらに抑制できる。
本発明の吐水装置によれば、光電センサを小型化できるように、センサ基板が投光素子を基板面上に載せるように配置する場合であっても、投光素子から投光された検出光が光電センサ内部における反射等により受光素子に到達して受光素子により検知され、誤検知が発生することを抑制することができる。
本発明の一実施形態による吐水装置を備えた吐水システムを概略的に示す概略構成図である。 図1の吐水装置の光電センサの分解斜視図である。 図1の吐水装置の光電センサのセンサケース、遮光ケース及びシールドケースの天井部分を除いた状態で上面から見た上面図である。 図3のIV-IV線に沿って見た断面図である。 図3のV-V線に沿って見た断面図である。 図3のVI-VI線に沿って見た断面図である。 図1の吐水装置の吐水部の吐水口を、センサケースの前面及び遮光ケースの前面を省略して示すと共に吐水口の前方側(正面側)から見た状態を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態による吐水装置を備えた吐水システムについて説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による吐水装置を備えた吐水システムを概略的に示す概略構成図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態による吐水装置1を備えた吐水システム2は、洗面台用の吐水システムである。吐水装置1は使用者の手指等及び/又は対象物を検知して自動的に吐水する自動水栓タイプの吐水装置(自動水栓装置)である。自動水栓タイプの吐水装置(自動水栓装置)は、使用者の手指等を検知して制御部の判断により自動的に吐水を行う吐水装置である。
吐水システム2は、供給された水を吐水する吐水装置1と、吐水装置1から吐水された水を受けるボウル部4と、ボウル部4で受けた水を排水する排水路6とを備えている。
吐水システム2の吐水装置1は、台所用の吐水システムの吐水装置、小便器用の吐水システムの吐水装置、手洗い器用の吐水システムの吐水装置等の水を吐水する必要がある部分に設けることができる。
吐水装置1は、給水源(図示せず)から供給される水を吐水する吐水装置であり、カウンター8等に設置されている。
吐水装置1は、カウンター8に固定される水栓本体10と、給水源から延びる給水路12と、給水路12を開閉する電磁弁14と、電磁弁14を制御する制御部16とを備えている。
電磁弁14は、後述する制御部16と電気的に接続され、後述する制御部16により制御されるようになっている。
水栓本体10は、ボウル部4側の上方に延びる吐水部18と、給水源から供給された水を吐水口20に導く吐水流路22と、吐水部18内に配置される光電センサ24とを備えている。
水栓本体10の中空の四角柱状の外郭部材10aの内側に吐水流路22及び光電センサ24等が配置される。外郭部材10aは金属製である。外郭部材10aは、金属製に限られず一部に樹脂を使用しているものであってもよく、樹脂表面に金属メッキ加工、金属蒸着等による金属のような表面仕上げを施したものであってもよい。外郭部材10aは筒状であってもよい。
吐水部18は、水を吐水口20から吐水するように形成される。吐水部18の外形は、水栓本体10の外郭部材10aにより形成されている。吐水部18は、外郭部材10aの開口部の内側において水を吐水する吐水口20を配置するように形成されている。吐水口20は吐水流路22の下流端に形成されている。吐水流路22は、水を通水する流路を形成し、吐水装置1の使用時には水が満たされた状態となる。なお、本実施形態における水には、いわゆる水道水及び井戸水等に限られず、温度調節機器(図示せず)により温度調節された湯水、いわゆる改質された機能水(酸性、アルカリ性、除菌効果を有する水等の機能水)、水石けん等も含まれる。
制御部16は、吐水装置1を制御する制御部である。制御部16は、電磁弁14及び光電センサ24等の各機能部と電気的に接続され、電気信号を相互に送受信することができ、各機能部を電気的に操作できるようになっている。例えば、制御部16は、電磁弁14の開閉操作、光電センサ24の検知動作等を制御する機能を有する。制御部16は、光電センサ24の受信信号(検知信号)を受けて、予め記憶されたプログラム等に従って電磁弁14の制御を行う。制御部16は、各機器を制御できるようなメモリ等の記憶装置(図示せず)及び演算装置(図示せず)を備えている。制御部16は、各機器の制御により例えば光電センサ24による使用者の検知に基づいて吐水部18からの水の吐水を制御する機能を有する。
光電センサ24は、吐水部18内に配置されると共に、投光した検出光Aの反射光Bを受光することにより、反射光Bの受光に対応した受信信号(検知信号)を制御部16に出力する。光電センサ24は、例えば赤外線センサである。光電センサ24は、吐水部18において外郭部材10aの内側に収納され、外郭部材10aの内部において下向きに配置されている。また、吐水部18の吐水口20を吐水口20の前方から見た状態で、光電センサ24は、吐水口20と並んで外郭部材10aの内側に配置されている。
なお、図1において、光電センサ24が検出光を投光する方向を前方側とし、前方側と反対側を後方側とし、光電センサ24の前後方向を矢印Xにより示している。吐水部18の吐水口20の吐水方向を吐水口20の前方側とし、吐水口20の吐水流路22側を吐水口20の後方側とする。吐水口20の前方向と光電センサ24の前方向とは概ね一致しており、吐水口20の後方向と光電センサ24の後方向とは概ね一致している。光電センサ24の吐水流路22側を下方側とし、下方側と反対側を上方側とし、光電センサ24の上下方向を矢印Yにより示している。なお、光電センサ24を前方側から見た右手方向を右側とし、右側と反対側を左側とし、光電センサ24の左右方向を矢印Z(図3参照)により示している。
光電センサ24は、吐水方向に向けて(ボウル部4に向けて)配置されている。光電センサ24を小型化することにより、光電センサ24の配置の向きに応じて、吐水部18の高さ、幅、長さ、又は外径等の要素のうち少なくともいずれかをより小さくすることができる。よって、吐水部18及び吐水装置1が小型化できる。
次に、図2乃至図4に示すように、光電センサ24について説明する。
図2は図1の吐水装置の光電センサの分解斜視図であり、図3は図1の吐水装置の光電センサのセンサケースの天井部分、遮光ケースの天井部分及びシールドケースの天井部分を除いた状態で上面から見た上面図であり、図4は図3のIV-IV線に沿って見た断面図であり、図5は図3のV-V線に沿って見た断面図であり、図6は図3のVI-VI線に沿って見た断面図である。
光電センサ24は、中空の箱状に形成されたセンサケース26と、センサケース26の内部と外部とを連通する後方開口部26a(図3参照)を覆うように形成されるバックプレート28と、電子回路が形成された回路基板32と、回路基板32と電気的に接続されたハーネス34と、検出光Aを投光する投光素子36と、反射光Bを受光する受光素子38と、電磁波、外来ノイズ、信号等の電磁ノイズ発生要因をシールドするシールドケース39と、投光素子36の外側に形成される遮光ケース48とを備えている。
図2に示すように、センサケース26は、回路基板32を内部に収容するようになっている。センサケース26は、回路基板32、投光素子36及び受光素子38等を覆うように形成され、防水ケースを形成している。センサケース26は、バックプレート28及びハーネス34を取付ける後方開口部26aと、検出光Aを透過する部材である検出光窓26bと、検出光Aが使用者の手指等で反射した反射光Bを透過する部材である反射光窓26cとを備えている。
図4に示すように、バックプレート28は、バックプレート28がセンサケース26内部に嵌合された状態で、回路基板32をセンサケース26内に固定する。
バックプレート28は、立壁状部分28bにおいてハーネス34を通すハーネス孔28a(図4参照)を形成する。ハーネス孔28aは、ハーネス34を通すことができるように、ハーネス34の径よりもわずかに大きな大きさの高さの開口を形成している。センサケース26の後方開口部26aに取付けられたバックプレート28の外側を覆うように樹脂層(図示せず)が形成されている。この樹脂層は、ポッティングにより樹脂を硬化させて形成され、水が光電センサ24の外部から内部の回路基板32側に侵入することを抑制する防水性を有する。
ハーネス34は、回路基板32と制御部16とを電気的に接続するワイヤーハーネスである。ハーネス34は、カバー内の電線34aをハーネス基板42にはんだ付けすることにより、ハーネス基板42と電気的に接続される。ハーネス34は、本体基板40の電子回路のデジタル信号回路に接続される。
投光素子36は、後述するように本体基板40の第2面40b上に配置される。投光素子36は、表面実装タイプ(例えばチップタイプ)の投光素子である。投光素子36は、例えばLEDである。さらに、投光素子36の発光部36eが、本体基板40の第2面40b上に配置される。投光素子36の発光部36eは赤外線を投光するように構成される。表面実装タイプの投光素子36は、従来のいわゆる砲弾タイプの投光素子よりも高さが抑制される。従来の砲弾タイプの発光部は、発光部が円筒形を形成し、発光部が前方向きの場合に発光部の直径(高さ)が高さとなる。従来砲弾タイプの発光部は、基板の側方に飛び出すように配置される。仮に砲弾タイプの発光部を基板上に載せようとすれば発光部の高さが比較的高くなる可能性がある。
次に、図2乃至図6により、光電センサ24の回路基板32についてより詳細に説明する。
回路基板32は、投光素子36及び受光素子38が配置されるセンサ基板である本体基板40と、ハーネス34がはんだ付けされるハーネス基板42と、本体基板40とハーネス基板42とを接続する可撓性の第1フレキシブル基板44とを備えている。
本体基板40は、薄板状に形成されると共に、吐水流路22側の第1面40aと、第1面40aと反対側の第2面40bとを備えている。本体基板40は、光電センサの24の前後方向に延び、その下面側の第1面40aが吐水流路22に向けられている。本体基板40は、基板面である第2面40b上に投光素子36及び受光素子38を載せるように配置している。本体基板40はリジッドタイプのプリント基板により形成される。
図2及び図3に示すように、本体基板40は、さらに、受光素子38が載せられるように配置される第1センサ基板58と、第1センサ基板58の側方に配置され、投光素子36が配置される第2センサ基板60と、第1センサ基板58と第2センサ基板60との間に配置され、第1センサ基板58と第2センサ基板60との間を電気的に接続する接続基板である第2フレキシブル基板62とを備える。
図3に示すように、第1センサ基板58は、リジッドタイプのプリント基板により形成される。受光素子38はいわゆるサイドビュータイプと呼ばれるものであり、受光素子38は、受光素子38の受光方向が第1センサ基板58とほぼ平行になるように第1センサ基板58に実装される。受光素子38が受光した反射光Bのアナログ信号(電磁ノイズに比較的弱い)を、電磁ノイズに比較的強いデジタル信号形態に変換する前のアナログ信号用の受光信号回路64は、第1センサ基板58内に配置される。すなわち、第1センサ基板58は、受光素子38が受光した反射光Bのアナログ信号を、電磁ノイズに比較的強いデジタル信号形態に変換処理する信号処理部66を第1センサ基板58上に備えている。第1センサ基板58は、信号処理部66において処理された後のデジタル信号を伝達するデジタル信号回路69も第1センサ基板58上に備えている。受光信号回路64は、電磁ノイズに比較的弱いアナログ信号を伝達する。受光信号回路64が、リジッドタイプであり且つ比較的シンプルな四角形状の第1センサ基板58内に配置される。これにより、比較的簡易な箱状のシールドケースにより、受光信号回路64が電磁ノイズの影響を受けることを抑制することができ、光電センサ24が電磁ノイズの影響を受けることを抑制することができる。受光信号回路64は受光素子38と信号処理部66とを電気的に接続し、デジタル信号回路69が信号処理部66とハーネス34とを電気的に接続するように形成されている。デジタル信号回路69は後述するように、第2フレキシブル基板62及び第2センサ基板60を通って形成されている。
図3に示すように、第2センサ基板60は、リジッドタイプのプリント基板により形成される。第2センサ基板60は、第1センサ基板58と平行又は面一に並んで配置されている。投光素子36はいわゆるサイドビュータイプと呼ばれるものであり、投光素子36は、投光素子36の投光方向が第2センサ基板60とほぼ平行になるように第2センサ基板60に実装される。第2センサ基板60は、デジタル信号を伝達するデジタル信号用のデジタル信号回路68を第2センサ基板60の上に備えている。従って、第2センサ基板60は、デジタル信号を伝達するので、第2センサ基板60は、シールドケース39により覆われていない状態でも電磁ノイズの影響を受けにくい。デジタル信号回路68は、ハーネス34と投光素子36とを電気的に接続するように形成されている。
第2フレキシブル基板62は、薄板状に形成され、可撓性を有している。第2フレキシブル基板62は、フレキシブルタイプのプリント基板により形成される。第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58及び第2センサ基板60の中間部分の層を延伸するような位置及び形状に形成されている。例えば、第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)等のリジッドタイプの基板の表面層を除くことにより内部層が露出され、この内部層により形成される。よって、例えば、第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58及び第2センサ基板60を接続した状態のリジッドタイプの基板の表面層を除くことにより形成されてもよい。よって、第2フレキシブル基板62の高さ方向(上下方向)の厚みは、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)の高さ方向(上下方向)の厚みよりも小さい。また、第2フレキシブル基板62の上面の高さ(上下方向の高さ)は、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)の上面の高さ(上下方向の高さ)よりも低い。
第2フレキシブル基板62は、第2センサ基板60上の投光素子36の後端位置36bよりも後方に配置される。第2フレキシブル基板62は、デジタル信号を伝達するデジタル信号用のデジタル信号回路68を第2フレキシブル基板62上に備えている。従って、第2フレキシブル基板62は、デジタル信号を伝達するので、第2フレキシブル基板62は、シールドケースにより覆われていない状態でも電磁ノイズの影響を受けにくい。
ハーネス基板42は、本体基板40に対して垂直な立壁状に配置された状態で固定される。ハーネス基板42の上下方向の高さはその左右方向の幅よりも小さい。ハーネス基板42の高さ、すなわち光電センサ24の上下方向の高さ(長さ)は、ハーネス34の径よりもわずかに大きい大きさに対応する高さ(長さ)に形成されている。ハーネス基板42はリジッドタイプのプリント基板により形成される。
ハーネス基板42には、小穴42a(図4参照)が形成され、小穴42aには、ハーネス34の信号線が挿入され、挿入された状態で、ハーネス34の電線とハーネス基板42の小穴42aとがはんだ付けされる。ハーネス34の電線と小穴42aとがはんだ付けされることにより、両者が電気的に接続される。
第1フレキシブル基板44は、薄板状に形成される。第1フレキシブル基板44は、前後方向(X方向)に延びる本体基板40と、上下方向(Y方向)に延びるハーネス基板42との間で約90度折り曲がった状態で配置される。第1フレキシブル基板44は、本体基板40とハーネス基板42とを電気的に接続する。第1フレキシブル基板44は、フレキシブルタイプのプリント基板により形成される。なお、回路基板32は、第1フレキシブル基板44の配置部分が曲がるように形成されているリジッドフレキシブル基板により形成されてもよい。
シールドケース39は直方体形状の箱状に形成されている。シールドケース39は受光素子38等の配置された第1センサ基板58を内部に収納できるようになっている。シールドケース39は、遮光ケース48の内側に取付けられる。シールドケース39は、遮光ケース48よりわずかに小さい。シールドケース39は、少なくとも第1センサ基板58の第2面40b側を覆うように形成されている。シールドケース39には第2フレキシブル基板62に対応する位置にスリットが形成され、シールドケース39が前方から第1センサ基板58を覆うように挿入されて取付けられる。
図2乃至図7により、遮光ケース48についてより詳細に説明する。
図7は図1の吐水装置の吐水部の吐水口を、吐水口20の前方側(正面側)から見た状態でセンサケースの前面、遮光ケースの前面及びシールドケースの前面を省略して示す図である。
図7に示すように、遮光ケース48は、センサケース26の前面、遮光ケース48の前面(第5遮光壁57)及びシールドケース39の前面を省略して示すと共に吐水部18の吐水口20を吐水口20の前方側(正面側)から見た状態で、投光素子36と受光素子38との間に配置される第1遮光壁50と、投光素子36と吐水口20(又は吐水流路22)との間に配置される第2遮光壁52と、第1遮光壁50に接続されると共に投光素子36と外郭部材10aとの間に配置される第3遮光壁54と、第2遮光壁52及び第3遮光壁54に接続されると共に投光素子36と外郭部材10aとの間に配置される第4遮光壁56と、前方側に形成される第5遮光壁57(図2及び図3参照)とを備えている。
図3及び図5に示すように、第1遮光壁50は、検出光を遮光する。第1遮光壁50は、前後方向において、本体基板40の前端より前方側から本体基板40の後端より後方側まで形成されている。第1遮光壁50の前端はセンサケース26の前面部の内側近傍まで延びており、その後端はハーネス基板42の近傍まで延びており、第2センサ基板60側の遮光ケース48から前後方向に出る光が第1センサ基板58側に到達しにくくなっている。よって、図3に示すように、第1遮光壁50は、前後方向において、少なくとも本体基板40上に載せられた投光素子36の前端位置36aから後端位置36bまで延びている。また、図5に示すように、第1遮光壁50の上下方向の全体が、前後方向において、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の前方の位置まで延びている。このうち、第1遮光壁50の第2フレキシブル基板62と並ぶ高さ部分(上下方向の高さ部分)は、前後方向において、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の前方の位置まで延びる。
図5に示すように、第1遮光壁50の第2フレキシブル基板62より上方側の少なくとも一部は、前後方向において、投光素子36の前端位置36aから、第2フレキシブル基板62の上方側の位置まで形成される。より具体的には、第1遮光壁50の第2フレキシブル基板62より上方側の高さの部分は、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の上方側の位置を通り第2フレキシブル基板62の後方まで形成される。
図5に示すように、第1遮光壁50は、上下方向において、センサケース26の内側の天井面近傍から底面近傍まで形成されている。第1遮光壁50は、上下方向において、少なくとも本体基板40上に配置された投光素子36の上端位置36cから下端位置36dまで延びる。第1遮光壁50は、上下方向において、投光素子36の上端位置36cから投光素子36が配置された第2面40bより下方側の位置まで延びる。
第1遮光壁50は、第2フレキシブル基板62の上方側の部分の下端において第2フレキシブル基板62と向かい合う下向面50aを形成している。下向面50aは、第2面40bより下方側の位置に位置し、第2面40bの高さ位置と第2フレキシブル基板62との間に配置される。下向面50aは、第2フレキシブル基板62の前端近傍からハーネス基板42近傍まで形成されている。
図7に示すように、第1遮光壁50の一端側が第2遮光壁52と接続され、第1遮光壁50の他端側が第3遮光壁54と接続される。第4遮光壁56は、第1遮光壁50を中心として受光素子38と反対側の方向の領域内に配置される。よって、少なくとも第1遮光壁50、第2遮光壁52及び第3遮光壁54が、吐水部の左右方向の断面において、コの字形状の断面を形成する。これにより、仮に第4遮光壁56が省略され、検出光がこの省略された領域(受光素子と反対側の方向の領域)から外郭部材10aに到達し、外郭部材10a、例えば外郭部材10aの内面が光を反射しやすい金属製であったとしても、この到達した検出光は外郭部材10aから光電センサ24の反対側の受光素子38まで到達しにくくなっている。
なお、遮光ケース48の外側にセンサケース26が配置されている。センサケース26も遮光に一定の効果を有しているものの、センサケース26は遮光用の部材ではないため、光がセンサケース26から外側に漏れ外郭部材10aから受光素子38に到達する可能性がある。よって、センサケース26が配置されている場合であっても、本実施形態のように少なくとも第1遮光壁50、第2遮光壁52及び第3遮光壁54が配置されることにより、受光素子の誤検知の抑制に効果を有する。
また、第1遮光壁50、第2遮光壁52、第3遮光壁54及び第4遮光壁56が、箱状の遮光ケース48を形成し、左右方向の断面において、四角形の枠状の断面を形成する。これにより、外郭部材10a、例えば外郭部材10aの内面が金属製であったとしても、投光素子36から投光された検出光が反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
さらに、第5遮光壁57は、投光素子36の前方側において左右方向に延びる壁面を形成している。第5遮光壁57は、投光素子36の前方正面において透過性を有する部材からなる投光窓48aを形成している。よって、第5遮光壁57は、遮光ケース48から出る検出光Aを投光窓48aから前方に直進する光としやすくでき、検出光Aが遮光ケース48から前方側以外の方向に漏えいすることを抑制する。これにより、外郭部材10a、例えば外郭部材10aの内面が金属製であったとしても、投光素子36から投光された検出光が反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
上述した本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、光電センサ24を小型化できるように、本体基板40が投光素子36を第2面40b上に載せる場合であっても、第1遮光壁50は、投光素子36と受光素子38との間に配置されると共に、第2面40b上に載せられた投光素子36の前端位置36aから後端位置36bまで前後方向に延びる。これにより、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することを抑制できる。
また、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、投光素子36の発光部36eが、本体基板40の第2面40b上に配置され、本体基板40の第2面40bより前方側に突出して配置されていないので、第1遮光壁50の前端を本体基板40の前端に合わせることができ、光電センサ24の前方の長さを抑制して、光電センサ24をより小型化できる。
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、投光素子36は、表面実装タイプの投光素子36であるので、光電センサ24の上下方向の長さ(高さ)を比較的小さくでき、光電センサ24をより小型化することができる。
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、第1遮光壁50が、投光素子36の上端位置36cから投光素子36が配置された第2面40bより下方側の位置まで上下方向に延びるので、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをより抑制することができる。
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、第1遮光壁50は、投光素子36の前端位置36aから、後端位置36bよりも後方且つ第2フレキシブル基板62の前方の位置まで延びる。これにより、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、第1遮光壁50の少なくとも一部は、投光素子36の前端位置36aから第2フレキシブル基板62の上方側の位置まで形成される。これにより、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをさらに抑制することができる。
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、第1センサ基板58と第2センサ基板60との間に配置される第2フレキシブル基板62をフレキシブルタイプの基板により形成する。フレキシブルタイプの基板はリジッドタイプの基板よりも厚さが薄い。これにより、第1遮光壁50の第2フレキシブル基板62より上方側の部分の下端は、第2フレキシブル基板62をリジッドタイプの基板により形成した場合と比べて、第1センサ基板58(第2センサ基板60)の第2面40bに近い高さ又はこの第2面40bより下方側に形成される。これにより、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをさらに抑制できる。
仮に受光信号回路64がフレキシブルタイプの基板にも配置される場合には、フレキシブルタイプの基板に電磁ノイズの影響を低減するシールドケース39を設けることが比較的難しいため、光電センサ24が電磁ノイズの影響を受けやすくなる恐れがある。仮にフレキシブルタイプの基板全体を囲うようなシールドケース39を形成すると光電センサ24が大型化してしまう問題がある。
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、受光素子38が受光した反射光の信号を、電磁ノイズに比較的強い信号形態に変換する前までの受光信号回路64は、第1センサ基板58内に配置される。これにより、電磁ノイズに比較的弱い信号を伝達する受光信号回路64は、第1センサ基板58内に配置され、例えば第1センサ基板58に設けられる比較的簡易なシールドにより、受光信号回路64が電磁ノイズの影響を受けることを抑制でき、光電センサ24が電磁ノイズの影響を受けることを抑制できる。
さらに、本発明の一実施形態による吐水装置1によれば、例えば自動水栓等において吐水部18が金属製の外郭部材10aの内側に吐水口20を配置し、吐水部18の吐水口20を吐水口20の前方から見た状態で、光電センサ24は、吐水口20と並んで配置されている。光電センサ24は、上記前方から見た状態で、さらに、投光素子36と吐水口20との間に配置される第2遮光壁52と、投光素子36と外郭部材10aとの間に配置される第3遮光壁54とを備え、第1遮光壁50の一端側が第2遮光壁52と接続され、第1遮光壁50の他端側が第3遮光壁54と接続される。よって、金属製内面の外郭部材10aにより投光素子36から投光される検出光が内部反射されやすい場合であっても、投光素子36から投光される検出光が、第1遮光壁50、第2遮光壁52及び第3遮光壁54により少なくとも3方向を遮光される。さらに、検出光が第1遮光壁50、第2遮光壁52及び第3遮光壁54が形成されていない領域(受光素子38と反対側の方向の領域)から外郭部材10aに到達したとしても、この到達した検出光は外郭部材10aから受光素子38に到達しにくくできる。よって、本発明によれば、投光素子36から投光された検出光が光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して受光素子38により検知され、受光素子38の誤検知が発生することをさらに抑制できる。
1 吐水装置
10 水栓本体
10a 外郭部材
18 吐水部
20 吐水口
24 光電センサ
32 回路基板
34 ハーネス
36 投光素子
36a 前端位置
36b 後端位置
36c 上端位置
36e 発光部
38 受光素子
40 本体基板
42 ハーネス基板
50 第1遮光壁
52 第2遮光壁
54 第3遮光壁
58 第1センサ基板
60 第2センサ基板
62 第2フレキシブル基板
64 受光信号回路
66 信号処理部
68 デジタル信号回路
A 検出光
B 反射光

Claims (8)

  1. 供給された水を吐水する吐水装置であって、
    水を吐水口から吐水する吐水部と、
    上記吐水部内に配置されると共に、投光した検出光の反射光を受光することにより、上記反射光の受光に対応した受信信号を出力する光電センサと、を備え、
    上記光電センサは、
    上記検出光を投光する投光素子と、
    上記反射光を受光する受光素子と、
    電子回路が形成されたセンサ基板であって、上記センサ基板は、上記投光素子を基板面上に載せるように配置する上記センサ基板と、
    上記検出光を遮光する第1遮光壁とを備え、
    上記第1遮光壁は、上記投光素子と上記受光素子との間に配置されると共に、上記基板面上に載せられた上記投光素子の前端位置から後端位置まで前後方向に延び、
    上記センサ基板は、
    上記受光素子が配置される第1センサ基板と、
    上記第1センサ基板の側方に配置され、上記投光素子が配置される第2センサ基板と、
    上記第1センサ基板と上記第2センサ基板との間に配置され、上記第1センサ基板と上記第2センサ基板との間を電気的に接続する接続基板と、を備え、
    上記接続基板は、上記第2センサ基板上の上記投光素子の上記後端位置よりも後方に配置され、
    上記第1遮光壁は、上記投光素子の上記前端位置から、上記後端位置よりも後方且つ上記接続基板の前方の位置まで前後方向に延びることを特徴とする吐水装置。
  2. 供給された水を吐水する吐水装置であって、
    水を吐水口から吐水する吐水部と、
    上記吐水部内に配置されると共に、投光した検出光の反射光を受光することにより、上記反射光の受光に対応した受信信号を出力する光電センサと、を備え、
    上記光電センサは、
    上記検出光を投光する投光素子と、
    上記反射光を受光する受光素子と、
    電子回路が形成されたセンサ基板であって、上記センサ基板は、上記投光素子を基板面上に載せるように配置する上記センサ基板と、
    上記検出光を遮光する第1遮光壁とを備え、
    上記第1遮光壁は、上記投光素子と上記受光素子との間に配置されると共に、上記基板面上に載せられた上記投光素子の前端位置から後端位置まで前後方向に延び、
    上記吐水装置は、自動水栓装置であり、
    上記吐水部は、金属製の外郭部材の内側に上記吐水口を配置するように形成され、
    上記吐水部の上記吐水口を上記吐水口の前方から見た状態で、上記光電センサは、上記吐水口と並んで上記外郭部材の内側に配置され、上記光電センサは、上記前方から見た状態で、さらに、上記投光素子と上記吐水口との間に配置される第2遮光壁と、
    上記投光素子と上記外郭部材との間に配置される第3遮光壁とを備え、
    上記第1遮光壁の一端側が上記第2遮光壁と接続され、上記第1遮光壁の他端側が上記第3遮光壁と接続されることを特徴とする吐水装置。
  3. 上記投光素子の発光部が、上記センサ基板の上記基板面上に配置される、請求項1又は2に記載の吐水装置。
  4. 上記投光素子は、表面実装タイプの投光素子である、請求項3に記載の吐水装置。
  5. 上記第1遮光壁は、上記投光素子の上端位置から上記投光素子が配置された上記基板面より下方側の位置まで上下方向に延びる、請求項1に記載の吐水装置。
  6. 上記第1遮光壁の少なくとも一部は、上記接続基板の上方側の位置まで前後方向に延びる、請求項5に記載の吐水装置。
  7. 上記センサ基板の上記第1センサ基板及び上記第2センサ基板は、リジッドタイプの基板により形成され、
    上記センサ基板の上記接続基板は、フレキシブルタイプの基板により形成される、請求項6に記載の吐水装置。
  8. 上記受光素子が受光した上記反射光の信号を、電磁ノイズに比較的強い信号形態に変換する前までの受光信号回路は、上記第1センサ基板内に配置される、請求項7に記載の吐水装置。
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